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2013-08-20
「比謝川の太陽」勇者を熱演 (沖縄)
「比謝川の太陽」平和な村築く勇者を熱演

村内の児童・生徒が熱演した「比謝川の太陽」
=読谷村文化センター鳳ホール
【読谷】村創作子どもミュージカル「比謝川の太陽・チャンミーと6人の勇者」(主催・村教育委員会)が17日、村文化センター鳳ホールで上演された。村内の小学4年生から中学3年生までの子どもたちの熱演に、観客はくぎ付けになった。
物語は、琉球王府の元士族で、大正から昭和にかけて読谷村の比謝矼(ばし)に居を構え、生涯を空手に生きた実在の空手家で「チャンミー」の愛称で親しまれた喜屋武朝徳氏と、6人の子どもたちの勇気と冒険のファンタジー。
村人たちが「耳切り坊主」に魔法をかけられ、怠け者になる中、子どもたちがチャンミーから空手を習い、いたわりと優しさに気付き、平和な村を仲良く築く大切さを誓い合うというストーリー。2011年に続き、2度目の公演。
村内の小中学生を対象とした事業で、2年に1度舞台公演を行っている。今回は5月から、演技指導や村内空手道場での形の指導を受け、本番に挑んだ。90分の熱演に、観客からは大きな拍手が送られた。
耳切り坊主を演じた読谷中3年の知花杏樹さん(14)は、小学4年生から参加。今回が最後の出演となった。「自分の出番が来るまで緊張したけど、知人の顔が観客席に見えて緊張も解けた。この場所に立てて良かった」と涙ぐんだ。
6人の子どもの内の1人を演じた古堅中3年の山本華江さん(14)は「年齢も違うみんなで、一つのことに向けて努力し、やり遂げられることが学べた」と満足げに語った。チャンミー役の古堅小4年の伊狩吉尚朗君(9)は「最初は嫌だったけど、先輩たちとコミュニケーションを取って頑張れた。先輩たちのように演じられるよう、また参加したい」と笑顔で話した。
沖縄タイムス

村内の児童・生徒が熱演した「比謝川の太陽」
=読谷村文化センター鳳ホール
【読谷】村創作子どもミュージカル「比謝川の太陽・チャンミーと6人の勇者」(主催・村教育委員会)が17日、村文化センター鳳ホールで上演された。村内の小学4年生から中学3年生までの子どもたちの熱演に、観客はくぎ付けになった。
物語は、琉球王府の元士族で、大正から昭和にかけて読谷村の比謝矼(ばし)に居を構え、生涯を空手に生きた実在の空手家で「チャンミー」の愛称で親しまれた喜屋武朝徳氏と、6人の子どもたちの勇気と冒険のファンタジー。
村人たちが「耳切り坊主」に魔法をかけられ、怠け者になる中、子どもたちがチャンミーから空手を習い、いたわりと優しさに気付き、平和な村を仲良く築く大切さを誓い合うというストーリー。2011年に続き、2度目の公演。
村内の小中学生を対象とした事業で、2年に1度舞台公演を行っている。今回は5月から、演技指導や村内空手道場での形の指導を受け、本番に挑んだ。90分の熱演に、観客からは大きな拍手が送られた。
耳切り坊主を演じた読谷中3年の知花杏樹さん(14)は、小学4年生から参加。今回が最後の出演となった。「自分の出番が来るまで緊張したけど、知人の顔が観客席に見えて緊張も解けた。この場所に立てて良かった」と涙ぐんだ。
6人の子どもの内の1人を演じた古堅中3年の山本華江さん(14)は「年齢も違うみんなで、一つのことに向けて努力し、やり遂げられることが学べた」と満足げに語った。チャンミー役の古堅小4年の伊狩吉尚朗君(9)は「最初は嫌だったけど、先輩たちとコミュニケーションを取って頑張れた。先輩たちのように演じられるよう、また参加したい」と笑顔で話した。
沖縄タイムス
丸の内 泡盛に酔う 大イベント(okinawa )
丸の内 泡盛に酔う 県外出荷拡大へイベント

沖縄の音楽を聴きながら、泡盛の魅力を満喫する参加者ら
=19日、東京都千代田区の新丸ビル
【東京】
県は、泡盛の魅力を発信する「TOKYO泡盛WEEKS」を東京・千代田区の新丸ビルで開催している。
2013年度泡盛域外出荷拡大支援事業の一環。
15~28日までの期間中、同ビル7階の「丸の内ハウス」にある和食、洋食、中華、イタリアンの飲食店9店舗が限定メニューとして、泡盛のオリジナルカクテルと、ゴーヤーやマンゴーなど県産食材を使ったカクテルに合う料理を提供する。さまざまなイベントを通し、泡盛の市場拡大を図る。
19日夜はオープニングパーティーが開催され、東京メトロ発行のフリーペーパー「メトロミニッツ」の読者の中から公募で選ばれた主に25~35歳までの男女約90人が参加。
泡盛を使用したカクテル6種類や水割り、料理が振る舞われた。参加者らは沖縄民踊や眼下に広がる夜景を楽しみながら、泡盛を堪能していた。
友人6人と参加した都内在住の荒井久予さん(37)は「沖縄料理店で泡盛はよく飲むけれど、カクテルで飲むのは初めて。
癖がなくて飲みやすい」と笑顔で語った。
琉球新報

沖縄の音楽を聴きながら、泡盛の魅力を満喫する参加者ら
=19日、東京都千代田区の新丸ビル
【東京】
県は、泡盛の魅力を発信する「TOKYO泡盛WEEKS」を東京・千代田区の新丸ビルで開催している。
2013年度泡盛域外出荷拡大支援事業の一環。
15~28日までの期間中、同ビル7階の「丸の内ハウス」にある和食、洋食、中華、イタリアンの飲食店9店舗が限定メニューとして、泡盛のオリジナルカクテルと、ゴーヤーやマンゴーなど県産食材を使ったカクテルに合う料理を提供する。さまざまなイベントを通し、泡盛の市場拡大を図る。
19日夜はオープニングパーティーが開催され、東京メトロ発行のフリーペーパー「メトロミニッツ」の読者の中から公募で選ばれた主に25~35歳までの男女約90人が参加。
泡盛を使用したカクテル6種類や水割り、料理が振る舞われた。参加者らは沖縄民踊や眼下に広がる夜景を楽しみながら、泡盛を堪能していた。
友人6人と参加した都内在住の荒井久予さん(37)は「沖縄料理店で泡盛はよく飲むけれど、カクテルで飲むのは初めて。
癖がなくて飲みやすい」と笑顔で語った。
琉球新報
シンガポール旅行博で 沖縄観光売り込め(OKINAWA)
シンガポール旅行博で70人超購入 沖縄観光売り込め

沖縄観光について説明を熱心に聞くシンガポール人客ら(左側)=17日、シンガポールエキスポ
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)と県内旅行関連会社は16~18日まで、シンガポールで開かれた「シンガポール旅行博NATASフェア」に出展した。
沖縄ツーリストやホテルJALシティ那覇、ダイビングショップのシーサーなど7社1団体が参加。2013年と14年に予定される那覇―シンガポールチャーター便や台湾の台北経由を中心とした既存の沖縄旅行商品を販売し、70人以上が購入した。
シンガポール市場は、東日本大震災の影響で訪日客数が減少したが、13年度は震災前の水準に回復しつつあるという。12年度の訪沖観光客数は前年度比1・6倍の1600人に増えた。
琉球新報

沖縄観光について説明を熱心に聞くシンガポール人客ら(左側)=17日、シンガポールエキスポ
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)と県内旅行関連会社は16~18日まで、シンガポールで開かれた「シンガポール旅行博NATASフェア」に出展した。
沖縄ツーリストやホテルJALシティ那覇、ダイビングショップのシーサーなど7社1団体が参加。2013年と14年に予定される那覇―シンガポールチャーター便や台湾の台北経由を中心とした既存の沖縄旅行商品を販売し、70人以上が購入した。
シンガポール市場は、東日本大震災の影響で訪日客数が減少したが、13年度は震災前の水準に回復しつつあるという。12年度の訪沖観光客数は前年度比1・6倍の1600人に増えた。
琉球新報
リゾート挙式強みに LCC追い風 (OKINAWA)
リゾート挙式強みに LCC追い風 秋冬の需要喚起

沖縄専用ブースを設置し、リゾートウエディングをPRした「サマーウエディングフェスタ2013」=18日、大阪市の太閤園
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)は18日、大阪市の太閤園で開かれた大型ブライダルイベント「サマーウエディングフェスタ2013」(レイウエディング主催)に初出展し、沖縄のリゾートウエディング(リゾ婚)をPRした。
会場では沖縄専用ブースを設置し、県内リゾ婚の施設情報や県内ウエディング関連会社のパンフレットなどを配布した。
来場者からは「離島でオリジナリティーあふれる挙式がしたい」などの声が上がった。
OCVBの担当者は「格安航空会社(LCC)の就航などで関西国際空港からの入域者が増加している。秋から冬場にかけての需要を喚起したい」と話した。
琉球新報

沖縄専用ブースを設置し、リゾートウエディングをPRした「サマーウエディングフェスタ2013」=18日、大阪市の太閤園
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)は18日、大阪市の太閤園で開かれた大型ブライダルイベント「サマーウエディングフェスタ2013」(レイウエディング主催)に初出展し、沖縄のリゾートウエディング(リゾ婚)をPRした。
会場では沖縄専用ブースを設置し、県内リゾ婚の施設情報や県内ウエディング関連会社のパンフレットなどを配布した。
来場者からは「離島でオリジナリティーあふれる挙式がしたい」などの声が上がった。
OCVBの担当者は「格安航空会社(LCC)の就航などで関西国際空港からの入域者が増加している。秋から冬場にかけての需要を喚起したい」と話した。
琉球新報
踊りで笑顔プレゼント コザ高ダンス (OKINAWA)
踊りで笑顔プレゼント コザ高ダンス、老人施設慰問

老人施設を慰問し、ダンスを披露したコザ高校ダンス部
=9日、社会福祉法人麗峰会いえしま施設内
【伊江】県立コザ高校(奥間有校長)ダンス部2年生15人は9日、社会福祉法人麗峰会いえしまを慰問し、ダンスを披露した。約20分間で全10曲を踊り、アップテンポの曲に合わせてお年寄りもリズムを取りながら、始終笑顔だった。
村出身で同校ダンス部所属の知念めぐみさん(17)の家族が、デイサービスセンターを利用していることが慰問のきっかけ。今年の春休みに帰島した際、知人を通して慰問が実現した。
約3カ月前からダンス部のメンバーと共に具体的な準備を始め、費用面も含めて全て自分たちで企画した。約1カ月前から本格的な振り付けや練習に取り組み、オリジナルの振り付けも考案。この日初披露した。
終了後、ダンス部のメンバーがお年寄りと握手を交わし、別れを惜しんだ。知念さんは「会場の歓声と応援を受けて楽しく踊れた。大成功だったと思う」と話した。
同施設利用者の知念初恵さんは「少し会わない間に大きくなった。ダンスはすごい。これからも頑張ってほしい」と感想を述べた。
(中川廣江通信員)
琉球新報

老人施設を慰問し、ダンスを披露したコザ高校ダンス部
=9日、社会福祉法人麗峰会いえしま施設内
【伊江】県立コザ高校(奥間有校長)ダンス部2年生15人は9日、社会福祉法人麗峰会いえしまを慰問し、ダンスを披露した。約20分間で全10曲を踊り、アップテンポの曲に合わせてお年寄りもリズムを取りながら、始終笑顔だった。
村出身で同校ダンス部所属の知念めぐみさん(17)の家族が、デイサービスセンターを利用していることが慰問のきっかけ。今年の春休みに帰島した際、知人を通して慰問が実現した。
約3カ月前からダンス部のメンバーと共に具体的な準備を始め、費用面も含めて全て自分たちで企画した。約1カ月前から本格的な振り付けや練習に取り組み、オリジナルの振り付けも考案。この日初披露した。
終了後、ダンス部のメンバーがお年寄りと握手を交わし、別れを惜しんだ。知念さんは「会場の歓声と応援を受けて楽しく踊れた。大成功だったと思う」と話した。
同施設利用者の知念初恵さんは「少し会わない間に大きくなった。ダンスはすごい。これからも頑張ってほしい」と感想を述べた。
(中川廣江通信員)
琉球新報
「ンカイ」で御霊迎える (宮古島・沖縄)
旧盆「ンカイ」で先祖の御霊迎える

先祖の御霊を迎え、 手を合わせる姿が見られた
=平良西里の祥雲寺
旧盆 「ンカイ」 の19日、 各家の前や墓前などでは線香を焚き、 先祖の御霊を迎え入れる光景が広がった。
本家 (ヤームトゥ) や仏壇を持つ家庭では料理や果物、 和菓子などを供えて先祖を迎え入れた。 平良西里の祥雲寺では本尊の檀家らが訪れ、 霊前に手を合わせる姿が見られた。
旧盆は、 旧暦7月13日から15日に行われ、 先祖の霊を迎えて三日間過ごす。 仏壇には豪華な料理、 さとうきび、 和菓子、 バナナなどを供えてもてなす。
きょう20日は 「ナカビ」 (中日) で朝、 昼、 夜の三度の食事を供え、 親戚の家を訪問して線香をあげる。 最終日の 「ウッフィユー」 (送り日) は、 あの世のお金とされる紙銭を焼いて先祖を後世 (グソー) に送り出す。
先祖の霊を迎えて供養する年中行事の旧盆には、 島外からも 「親族とともに過ごそう」 と大勢が故郷に帰る。 先祖に想いを馳せながら近況を報告し、 親族の絆を確かめる三日間でもある。
宮古新報

先祖の御霊を迎え、 手を合わせる姿が見られた
=平良西里の祥雲寺
旧盆 「ンカイ」 の19日、 各家の前や墓前などでは線香を焚き、 先祖の御霊を迎え入れる光景が広がった。
本家 (ヤームトゥ) や仏壇を持つ家庭では料理や果物、 和菓子などを供えて先祖を迎え入れた。 平良西里の祥雲寺では本尊の檀家らが訪れ、 霊前に手を合わせる姿が見られた。
旧盆は、 旧暦7月13日から15日に行われ、 先祖の霊を迎えて三日間過ごす。 仏壇には豪華な料理、 さとうきび、 和菓子、 バナナなどを供えてもてなす。
きょう20日は 「ナカビ」 (中日) で朝、 昼、 夜の三度の食事を供え、 親戚の家を訪問して線香をあげる。 最終日の 「ウッフィユー」 (送り日) は、 あの世のお金とされる紙銭を焼いて先祖を後世 (グソー) に送り出す。
先祖の霊を迎えて供養する年中行事の旧盆には、 島外からも 「親族とともに過ごそう」 と大勢が故郷に帰る。 先祖に想いを馳せながら近況を報告し、 親族の絆を確かめる三日間でもある。
宮古新報
「四島の主の墓」 (宮古島・沖縄)
「四島の主の墓」修復

一括交付金を活用して修復が行われた 「四島の主の墓」
=平良狩俣
宮古島市教育委員会は、 国の一括交付金を活用して平良狩俣の 「四島の主の墓 (ゆすまのしゅうのはか)」 の修復を行った。
入口両サイドや周囲の石積みを取り外したあと、 石積みを圧迫しているアコウなど木を伐採し、 再び石を元の場所に戻した。
同委員会文化財係によると一部修復はあるが、 市文化財の石積み全体を解体して修復するのは初めてだという。
狩俣の 「四島の主の墓」 は4カ所あると言われる。 その一つの墓は県道保良西里線 (狩俣線) の島尻集落へ抜ける場所から狩俣中学校に向け約200㍍付近の島尻、 大神、 狩俣、 池間が見渡せる丘陵地にある。
同委員会文化財係によると、 墓は木々に覆われ、 アコウの木などで石積みが押され、 石が抜け落ちている箇所もあったことから、 「このままでは台風などで石積みが崩れる」 と判断し、
924万円の予算が投じられ解体しての修復が決まった。
修復は沖縄本島内の専門業者が担い、 5カ月間で取り外してから測量、 周辺の整備などをして再び石積みが行われた。
同委員会が発刊した 「文化財」 では、 「構造はツガ墓に似ており、 周囲には石積みの外郭が二重にめぐらされ、 南南西に向かって一枚岩を載せたアーチ門が築かれている。
墓室は一室で墓口が2つ設けられており、 近年まで 『四島の主』 の子孫により代々使用されてきたと伝えられている」 とある。
四島の主とは狩俣、 島尻、 大神、 池間村の支配者の俗称で、 「雍正日記」 には 「昔、 狩俣四島の親童名百佐盛と申す人は狩俣、 島尻、 大神、 池間合わせて四カ村壱人にてあつかい候に付き、 四島之親と偽申由候」 と記されている。
また 「四島の主あやぐ」 には 「何からが如何からが親なたよ、 墨からど筆からど親なたよ」 と歌われており、 文筆に優れていたことが伺える。
また仲宗根豊見親の支配下で仁政を施し、 業績としては狩俣・島尻を結ぶ 「渡地橋」 築造のほか農道の改修、 狩俣・平良間の休憩所設置及び井戸の掘削などが伝えられている。
宮古新報

一括交付金を活用して修復が行われた 「四島の主の墓」
=平良狩俣
宮古島市教育委員会は、 国の一括交付金を活用して平良狩俣の 「四島の主の墓 (ゆすまのしゅうのはか)」 の修復を行った。
入口両サイドや周囲の石積みを取り外したあと、 石積みを圧迫しているアコウなど木を伐採し、 再び石を元の場所に戻した。
同委員会文化財係によると一部修復はあるが、 市文化財の石積み全体を解体して修復するのは初めてだという。
狩俣の 「四島の主の墓」 は4カ所あると言われる。 その一つの墓は県道保良西里線 (狩俣線) の島尻集落へ抜ける場所から狩俣中学校に向け約200㍍付近の島尻、 大神、 狩俣、 池間が見渡せる丘陵地にある。
同委員会文化財係によると、 墓は木々に覆われ、 アコウの木などで石積みが押され、 石が抜け落ちている箇所もあったことから、 「このままでは台風などで石積みが崩れる」 と判断し、
924万円の予算が投じられ解体しての修復が決まった。
修復は沖縄本島内の専門業者が担い、 5カ月間で取り外してから測量、 周辺の整備などをして再び石積みが行われた。
同委員会が発刊した 「文化財」 では、 「構造はツガ墓に似ており、 周囲には石積みの外郭が二重にめぐらされ、 南南西に向かって一枚岩を載せたアーチ門が築かれている。
墓室は一室で墓口が2つ設けられており、 近年まで 『四島の主』 の子孫により代々使用されてきたと伝えられている」 とある。
四島の主とは狩俣、 島尻、 大神、 池間村の支配者の俗称で、 「雍正日記」 には 「昔、 狩俣四島の親童名百佐盛と申す人は狩俣、 島尻、 大神、 池間合わせて四カ村壱人にてあつかい候に付き、 四島之親と偽申由候」 と記されている。
また 「四島の主あやぐ」 には 「何からが如何からが親なたよ、 墨からど筆からど親なたよ」 と歌われており、 文筆に優れていたことが伺える。
また仲宗根豊見親の支配下で仁政を施し、 業績としては狩俣・島尻を結ぶ 「渡地橋」 築造のほか農道の改修、 狩俣・平良間の休憩所設置及び井戸の掘削などが伝えられている。
宮古新報
ソーロン、伝統のアンガマ行列…(八重山・沖縄)
ソーロン(旧盆)入りし、伝統のアンガマ行列…
ソーロン(旧盆)入りし、伝統のアンガマ行列が各家庭を訪問しているが、見どころは言うまでもなくウシュマイ(翁)・ンミー(媼)と、観客の問答
▼ファーマー(子や孫)をひき連れる両者はただ者でない。
あの世からの使者だけに知識と見識、機転の良さが前提条件となる。面をかぶる役者はリーダーシップと芸にたけ、日常的に青年会をけん引している人が多い
▼一般的に青年会の卒業年齢は40歳である。しかし50歳を超えてもウシュマイを演じた人を2人知っている。いずれも字は別で故人となったが、この2人のオヤジが困る場面を見たことがなかった。問答で笑いを取るのではなく、観客を「ほぉ~」と感心させていた▼普段はおとなしく真面目な人。それが旧盆になると、スーパーマンのように変身する。観客の質問を軽くかわし、または抑え込む。面の裏側では、きっと「どや顔」していたのに違いない
▼方言をうまく話せない青年会にとって、このようなオヤジは超えられない存在。依存度が大きかっただけに引退後の引き継ぎはかなり苦労しただろう▼方言を十分に話せない青年会員らには、行事継承にハンディがある。親も方言を話せない世代だ。
里帰りした観客の質問をごまかしてもいい。行事を守り続けているうちに必ずスーパーマンが復活する。頑張れ。
(黒島安隆)
八重山毎日新聞
ソーロン(旧盆)入りし、伝統のアンガマ行列が各家庭を訪問しているが、見どころは言うまでもなくウシュマイ(翁)・ンミー(媼)と、観客の問答
▼ファーマー(子や孫)をひき連れる両者はただ者でない。
あの世からの使者だけに知識と見識、機転の良さが前提条件となる。面をかぶる役者はリーダーシップと芸にたけ、日常的に青年会をけん引している人が多い
▼一般的に青年会の卒業年齢は40歳である。しかし50歳を超えてもウシュマイを演じた人を2人知っている。いずれも字は別で故人となったが、この2人のオヤジが困る場面を見たことがなかった。問答で笑いを取るのではなく、観客を「ほぉ~」と感心させていた▼普段はおとなしく真面目な人。それが旧盆になると、スーパーマンのように変身する。観客の質問を軽くかわし、または抑え込む。面の裏側では、きっと「どや顔」していたのに違いない
▼方言をうまく話せない青年会にとって、このようなオヤジは超えられない存在。依存度が大きかっただけに引退後の引き継ぎはかなり苦労しただろう▼方言を十分に話せない青年会員らには、行事継承にハンディがある。親も方言を話せない世代だ。
里帰りした観客の質問をごまかしてもいい。行事を守り続けているうちに必ずスーパーマンが復活する。頑張れ。
(黒島安隆)
八重山毎日新聞
アンガマ 珍問答で観客の笑い誘う(八重山・沖縄)
各地でアンガマ始まる 珍問答で観客の笑い誘う

ユーモアたっぷりに珍問答を展開し、見学客の笑いを誘った
大川青年会のアンガマ
=19日午後9時半ごろ、石垣市大川の慶田城用武さん宅
旧盆(ソーロン)入りの19日、グソー(あの世)からきたとされるウシュマイ(翁)とンミー(媼)が大勢のファーマー(子や孫)を引き連れ、招かれた家々を回る伝統行事「アンガマ」が市内各地で始まった。
アンガマは各地区の青年会が旧盆中に祖先を供養し、子孫繁栄を願う伝統行事。念仏踊りや裏声による珍問答を繰り広げる。
このうち石垣市大川の慶田城用武さん(70)宅には午後9時すぎに大川青年会(親泊怜弥会長)のアンガマ一行約40人が訪問。
ウシュマイとンミーが仏壇に手を合わせた後、ファーマーが次々に踊りを披露した。曲間にはウシュマイとンミーが観客と方言で珍問答を展開し、見物人の笑いを誘った。
慶田城さんは「アンガマは61年前に招いて以来2回目。雨が降る中、青年会のメンバーたちの心意気を感じる」と感慨深げに語った。
市内では21日のウクイピー(精霊送り)まで大川のほか登野城、いしゃなぎら、新川、平得、真栄里、大浜の各青年会がアンガマを行うほか、双葉青年会や琉球國祭り太鼓八重山支部などがエイサーを披露する。白保では白保獅子保存会が家々を回り、獅子舞が行われる。
八重山毎日新聞

ユーモアたっぷりに珍問答を展開し、見学客の笑いを誘った
大川青年会のアンガマ
=19日午後9時半ごろ、石垣市大川の慶田城用武さん宅
旧盆(ソーロン)入りの19日、グソー(あの世)からきたとされるウシュマイ(翁)とンミー(媼)が大勢のファーマー(子や孫)を引き連れ、招かれた家々を回る伝統行事「アンガマ」が市内各地で始まった。
アンガマは各地区の青年会が旧盆中に祖先を供養し、子孫繁栄を願う伝統行事。念仏踊りや裏声による珍問答を繰り広げる。
このうち石垣市大川の慶田城用武さん(70)宅には午後9時すぎに大川青年会(親泊怜弥会長)のアンガマ一行約40人が訪問。
ウシュマイとンミーが仏壇に手を合わせた後、ファーマーが次々に踊りを披露した。曲間にはウシュマイとンミーが観客と方言で珍問答を展開し、見物人の笑いを誘った。
慶田城さんは「アンガマは61年前に招いて以来2回目。雨が降る中、青年会のメンバーたちの心意気を感じる」と感慨深げに語った。
市内では21日のウクイピー(精霊送り)まで大川のほか登野城、いしゃなぎら、新川、平得、真栄里、大浜の各青年会がアンガマを行うほか、双葉青年会や琉球國祭り太鼓八重山支部などがエイサーを披露する。白保では白保獅子保存会が家々を回り、獅子舞が行われる。
八重山毎日新聞