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2013-08-12
耐熱琉球ガラス、用途拡大 (本部町・沖縄)
耐熱琉球ガラス、用途拡大 本部町発、需要も増

耐熱型の琉球ガラスを開発したやんばるガラス工芸館
の山田徹さん(左)と新垣恵正社長=本部町
熱に弱くひびが入りやすいとされていた琉球ガラスに、
耐熱用としての用途が広がっている。
本部町のやんばるガラス工芸館(新垣恵正社長)が県内で初めて開発と販売を手掛け、近年はホテルでの利用も増える。
こだわり商品に県内のファンも増加傾向で、利用者の要望に応える形で毎年、2~3種類の新商品の開発に取り組む。
泡盛のお湯割りや料理に使えるだけでなく、食洗機の使用も可能で実用的なため、県特産品としてさらなる販路拡大に期待がかかる。
「大好きな熱いコーヒーを琉球ガラスで飲みたい」。その思いで取り組んだのは、やんばるガラス工芸館の従業員で開発担当の山田徹さん(57)。1980年代後半から40種類以上あるガラス原料の配合の研究を重ね、約10年を要して耐熱用ガラス原料を開発した。
耐熱ガラスの材質は、通常よりも固まる時間が早いため製作を手掛ける職人には迅速な作業が求められた。開発当初、ガラス職人から「こんなのは作れない」との声も飛んだという。県工業技術センターの協力と、開発者と職人の工夫が重なり2001年に完成し販売を始めた。
耐熱琉球ガラスは100度まで対応し、電子レンジで加熱してもひびは入らない。現在、同社の300種類ある琉球ガラス製品のうち、耐熱製品は50種類ほど。ホテルや飲食店からの需要は多く、名護市のザ・ブセナテラスのメーンダイニング「ファヌアン」でも約40点取り扱う。フランス人の元総料理長の意向で、デザインを工房と共同開発した。レストラン利用客からの問い合わせも多く、ホテル内でも販売している。
新垣社長は「地元のホテルなどを中心に、実用的に使ってもらえたらうれしい」と話す。現在販売している色は青・緑・ピンク系統のみで、赤・黄色のガラスは現在、研究中だ。「どんな色でも作れるようにしたい」と話す山田さんは、10年かけた思いを初心として胸に秘めながら、今後も研究を重ね看板商品として確立させていく。
(阪口彩子)
琉球新報

耐熱型の琉球ガラスを開発したやんばるガラス工芸館
の山田徹さん(左)と新垣恵正社長=本部町
熱に弱くひびが入りやすいとされていた琉球ガラスに、
耐熱用としての用途が広がっている。
本部町のやんばるガラス工芸館(新垣恵正社長)が県内で初めて開発と販売を手掛け、近年はホテルでの利用も増える。
こだわり商品に県内のファンも増加傾向で、利用者の要望に応える形で毎年、2~3種類の新商品の開発に取り組む。
泡盛のお湯割りや料理に使えるだけでなく、食洗機の使用も可能で実用的なため、県特産品としてさらなる販路拡大に期待がかかる。
「大好きな熱いコーヒーを琉球ガラスで飲みたい」。その思いで取り組んだのは、やんばるガラス工芸館の従業員で開発担当の山田徹さん(57)。1980年代後半から40種類以上あるガラス原料の配合の研究を重ね、約10年を要して耐熱用ガラス原料を開発した。
耐熱ガラスの材質は、通常よりも固まる時間が早いため製作を手掛ける職人には迅速な作業が求められた。開発当初、ガラス職人から「こんなのは作れない」との声も飛んだという。県工業技術センターの協力と、開発者と職人の工夫が重なり2001年に完成し販売を始めた。
耐熱琉球ガラスは100度まで対応し、電子レンジで加熱してもひびは入らない。現在、同社の300種類ある琉球ガラス製品のうち、耐熱製品は50種類ほど。ホテルや飲食店からの需要は多く、名護市のザ・ブセナテラスのメーンダイニング「ファヌアン」でも約40点取り扱う。フランス人の元総料理長の意向で、デザインを工房と共同開発した。レストラン利用客からの問い合わせも多く、ホテル内でも販売している。
新垣社長は「地元のホテルなどを中心に、実用的に使ってもらえたらうれしい」と話す。現在販売している色は青・緑・ピンク系統のみで、赤・黄色のガラスは現在、研究中だ。「どんな色でも作れるようにしたい」と話す山田さんは、10年かけた思いを初心として胸に秘めながら、今後も研究を重ね看板商品として確立させていく。
(阪口彩子)
琉球新報
「まちまーい」伸び悩み ガイド足りず、(沖縄)
「まちまーい」伸び悩み ガイド足りず、周知も不足

「那覇まちまーい」に参加する県内観光関係者ら
=6月27日、那覇市首里
観光ガイドと一緒に県内各地の街並みを散策する着地型観光商品「まち巡り(まちまーい)」が県内各地で実施されているが、那覇市を除けば、周知不足などで参加者数が伸び悩んでいる。
県内18市町村の観光協会でつくる沖縄まちまーい協議会(佐久本武会長)は、那覇市や沖縄市など9市町村の36コースを選択し、ことし4月からJTB沖縄を通して委託販売している。
だが、7月までの約4カ月間の参加人数は40組277人にとどまっている。
同協議会によると、現在県内ではまちまーいコースが100以上ある。
2010年から「那覇まちまーい」をスタートした那覇市観光協会は現在、毎日23コースを実施し、毎月の平均参加者数は約650人。
しかし、那覇市以外は認知度が低く、ガイドも足りないため、提供数が3~5コースに限られて参加者数も少ないという。
同協議会の担当者は「今後、行政に支援を働き掛けるほか、いろんな旅行関係社にも販売の協力を求めたい。さらに、各地域の人気コースなどを紹介する共通パンフレットやホームページを作成しPRしていきたい」と述べた。
琉球新報

「那覇まちまーい」に参加する県内観光関係者ら
=6月27日、那覇市首里
観光ガイドと一緒に県内各地の街並みを散策する着地型観光商品「まち巡り(まちまーい)」が県内各地で実施されているが、那覇市を除けば、周知不足などで参加者数が伸び悩んでいる。
県内18市町村の観光協会でつくる沖縄まちまーい協議会(佐久本武会長)は、那覇市や沖縄市など9市町村の36コースを選択し、ことし4月からJTB沖縄を通して委託販売している。
だが、7月までの約4カ月間の参加人数は40組277人にとどまっている。
同協議会によると、現在県内ではまちまーいコースが100以上ある。
2010年から「那覇まちまーい」をスタートした那覇市観光協会は現在、毎日23コースを実施し、毎月の平均参加者数は約650人。
しかし、那覇市以外は認知度が低く、ガイドも足りないため、提供数が3~5コースに限られて参加者数も少ないという。
同協議会の担当者は「今後、行政に支援を働き掛けるほか、いろんな旅行関係社にも販売の協力を求めたい。さらに、各地域の人気コースなどを紹介する共通パンフレットやホームページを作成しPRしていきたい」と述べた。
琉球新報
歴史文化ロード「綾道(あやんつ)」冊子に (宮古島・沖縄)
歴史文化ロード「綾道(あやんつ)」冊子に

「友利元島遺跡」、「上比屋山遺跡」がある方向を
示す案内版=城辺友利
宮古島市教育委員会生涯学習部文化財係は、 歴史文化ロード整備事業で砂川・友利コースの 「綾道 (あやんつ)」 の冊子を作った。 友利元島遺跡や上比屋山遺跡などが写真、 イラストを入れながら分かりやすく編集。 またコース沿いには遺跡の案内版を設置し、 住民や観光客らがスムーズに行けるようにしている。

=写真右=
歴史文化ロード整備事業は一括交付金を活用し、 2012年度は3800万円の予算で砂川(うるか)・友利コース「綾道」の冊子=写真右=を1万2000部作ったほか、 案内版を設置した。
また市指定「四島の主の墓」の修復工事が行われた。
13年度は平良北コース、下地来間コースの冊子を作る予定だという。
全長約5㌔で、 所要時間3時間から4時間かかる砂川・友利コースの 「綾道」 には 「友利元島遺跡」 (埋蔵文化財)、 「城辺町の友利のあま井」 (県指定有形民俗文化財)、 「金志川豊見親屋敷跡遺跡」 (埋蔵文化財)、 「上比屋山遺跡」 (県指定史跡)、 「ウイピャームトゥの祭場」 (県指定有形民俗文化財)、 先島諸島火番盛 「砂川遠見」 (国指定史跡)、 「うるかのクイチャー」 (市指定無形民俗文化財)、 「友利のクイチャー」 (同) などが編集されている。
友利元島遺跡については、 「13世紀から18世紀後半にかけての集落遺跡。
1995年に行われた発掘調査で、 1771年の大津波が運んだ砂や小石が近世の生活の跡を覆った状態で発見されており、 津波によって当時の集落が大きな被害を受けたことが分かっている。 その後集落は海岸線近くから現在の位置に移動した」 と説明し、 12年度の発掘調査報告では発見された人骨、 シャコ貝を素材とした斧などを紹介している。
友利のあま井 (ガー) では、 上からみた図や 「洞窟井泉 (降り井)」 はどうやってできたのかについてもイラスト入りで説明。 金志川豊見親の屋敷跡から150㍍ほど西側にある洞泉の金志川泉 (きんすきゃーがー) に出てくる 「雍正日記 (1227年)」 は、 宮古島で最も古いと言われている文献 「宮古旧記類」 の一つと説明している。
文化財の体系図は、 従来の文字の説明に加えてイラスト入りで子どもたちにも分かりやすく紹介している。
宮古新報

「友利元島遺跡」、「上比屋山遺跡」がある方向を
示す案内版=城辺友利
宮古島市教育委員会生涯学習部文化財係は、 歴史文化ロード整備事業で砂川・友利コースの 「綾道 (あやんつ)」 の冊子を作った。 友利元島遺跡や上比屋山遺跡などが写真、 イラストを入れながら分かりやすく編集。 またコース沿いには遺跡の案内版を設置し、 住民や観光客らがスムーズに行けるようにしている。

=写真右=
歴史文化ロード整備事業は一括交付金を活用し、 2012年度は3800万円の予算で砂川(うるか)・友利コース「綾道」の冊子=写真右=を1万2000部作ったほか、 案内版を設置した。
また市指定「四島の主の墓」の修復工事が行われた。
13年度は平良北コース、下地来間コースの冊子を作る予定だという。
全長約5㌔で、 所要時間3時間から4時間かかる砂川・友利コースの 「綾道」 には 「友利元島遺跡」 (埋蔵文化財)、 「城辺町の友利のあま井」 (県指定有形民俗文化財)、 「金志川豊見親屋敷跡遺跡」 (埋蔵文化財)、 「上比屋山遺跡」 (県指定史跡)、 「ウイピャームトゥの祭場」 (県指定有形民俗文化財)、 先島諸島火番盛 「砂川遠見」 (国指定史跡)、 「うるかのクイチャー」 (市指定無形民俗文化財)、 「友利のクイチャー」 (同) などが編集されている。
友利元島遺跡については、 「13世紀から18世紀後半にかけての集落遺跡。
1995年に行われた発掘調査で、 1771年の大津波が運んだ砂や小石が近世の生活の跡を覆った状態で発見されており、 津波によって当時の集落が大きな被害を受けたことが分かっている。 その後集落は海岸線近くから現在の位置に移動した」 と説明し、 12年度の発掘調査報告では発見された人骨、 シャコ貝を素材とした斧などを紹介している。
友利のあま井 (ガー) では、 上からみた図や 「洞窟井泉 (降り井)」 はどうやってできたのかについてもイラスト入りで説明。 金志川豊見親の屋敷跡から150㍍ほど西側にある洞泉の金志川泉 (きんすきゃーがー) に出てくる 「雍正日記 (1227年)」 は、 宮古島で最も古いと言われている文献 「宮古旧記類」 の一つと説明している。
文化財の体系図は、 従来の文字の説明に加えてイラスト入りで子どもたちにも分かりやすく紹介している。
宮古新報
「まもる君・まる子ちゃん」設置/撮影用パネル(宮古島・沖縄)
「まもる君・まる子ちゃん」設置/東平安名崎入口写真撮影用パネル 第1号は伊藤さん家族

パネルの穴に顔を埋め記念撮影第1号となった
伊藤純平君(右)と姉の桃香さん=10日、城辺東平安名崎入
宮古島署(宮城英眞署長)と宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)は10日、城辺東平安名崎入口に「宮古島まもる君・まる子ちゃん」写真撮影用パネルを初めて設置した。
セレモニーで、宮城署長と宮里会長がパネルの穴に顔を埋め、飲酒運転根絶と交通事故ゼロを訴えた。同じく顔を埋め記念撮影第一号となったのは、東京都から観光で訪れていた伊藤要さん(41)と妻、小学5年で娘の桃香さん(10)、同3年で息子の純平君(8)の4人だった。
観光客や地域住民から警察官に扮した人形「宮古島まもる君・まる子ちゃん」兄妹の記念撮影を求める要望が多いことから、その要望に応えて同パネルを設置した。パネル(高さ183㌢、幅136㌢)は鉄筋コンクリートの基礎に固定されている。同パネルは、近代PR、共和産業、昭和建設工業、地域交通安全活動推進員が寄贈したもの。
パネルの中央には「私たち兄妹の思いを心に刻み、『交通安全』を宮古島からのお土産としてお持ち帰り下さい」と文字が書かれている。
セレモニーで、宮里会長は「宮古島まもる君・まる子ちゃんは全国的に知名度があり、飲酒運転根絶と交通事故防止には効果がある」と語り、同パネルの活用を呼び掛けた。
宮城署長は、寄贈者に感謝の意を表した上で「全国的にはDJポリスがクローズアップされているが、それ以前から宮古島まもる君・まる子ちゃんは全国的に有名。まもる君・まる子ちゃんは雨の日も風の日も立ち番勤務に勤め、黙って飲酒運転根絶や交通事故防止に使命を発揮しており、パネル設置の意義は大きい。宮古では交通死亡事故は1年5カ月ゼロが続いており、さらに更新を続けたい」と決意を新たにした。
伊藤さんは「記念撮影第1号は光栄。子どもたちがパネルに顔を埋めた記念撮影ができて、良かった」と喜んでいた。
.宮古毎日新聞

パネルの穴に顔を埋め記念撮影第1号となった
伊藤純平君(右)と姉の桃香さん=10日、城辺東平安名崎入
宮古島署(宮城英眞署長)と宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)は10日、城辺東平安名崎入口に「宮古島まもる君・まる子ちゃん」写真撮影用パネルを初めて設置した。
セレモニーで、宮城署長と宮里会長がパネルの穴に顔を埋め、飲酒運転根絶と交通事故ゼロを訴えた。同じく顔を埋め記念撮影第一号となったのは、東京都から観光で訪れていた伊藤要さん(41)と妻、小学5年で娘の桃香さん(10)、同3年で息子の純平君(8)の4人だった。
観光客や地域住民から警察官に扮した人形「宮古島まもる君・まる子ちゃん」兄妹の記念撮影を求める要望が多いことから、その要望に応えて同パネルを設置した。パネル(高さ183㌢、幅136㌢)は鉄筋コンクリートの基礎に固定されている。同パネルは、近代PR、共和産業、昭和建設工業、地域交通安全活動推進員が寄贈したもの。
パネルの中央には「私たち兄妹の思いを心に刻み、『交通安全』を宮古島からのお土産としてお持ち帰り下さい」と文字が書かれている。
セレモニーで、宮里会長は「宮古島まもる君・まる子ちゃんは全国的に知名度があり、飲酒運転根絶と交通事故防止には効果がある」と語り、同パネルの活用を呼び掛けた。
宮城署長は、寄贈者に感謝の意を表した上で「全国的にはDJポリスがクローズアップされているが、それ以前から宮古島まもる君・まる子ちゃんは全国的に有名。まもる君・まる子ちゃんは雨の日も風の日も立ち番勤務に勤め、黙って飲酒運転根絶や交通事故防止に使命を発揮しており、パネル設置の意義は大きい。宮古では交通死亡事故は1年5カ月ゼロが続いており、さらに更新を続けたい」と決意を新たにした。
伊藤さんは「記念撮影第1号は光栄。子どもたちがパネルに顔を埋めた記念撮影ができて、良かった」と喜んでいた。
.宮古毎日新聞
地域文化賞に輝く (八重山・沖縄)
サントリー地域文化賞に輝く 郡内初

サントリー地域文化賞を受賞した「うふだき会と
小浜島ばあちゃん合唱団」
=サントリー文化財団提供 小浜島ばあちゃん合唱団
サントリー文化財団(鳥井信吾理事長)は9日、竹富町の「うふだき会と小浜島ばあちゃん合唱団」(花城キミ代表)を含む全国5団体を第35回サントリー地域文化賞に選出したことを発表した。郡内で初めての受賞で贈呈式は9月19日に都内で行われる。
同財団では1979年から音楽、演劇、美術、歴史、伝統継承、国際交流、コミュニティー活動などを対象に表彰しており、29件の推薦の中から5件が選ばれた。
9日午後、石垣港離島ターミナル会議室で会見した同財団の今井渉専務は「山間の集落や離島の活動が選出されており、独特の精神文化を生かした活動、活力にあふれている点が評価されたと思う」と述べ、受賞団体を発表した。
ばあちゃん合唱団の花城代表は「島の文化を継承しようと楽しんでいたが、素晴らしい賞を受けて島にいる会員も含めて全員が喜んでいる。いつまでも健康で合唱団を続けていきたい」と喜んだ。
2013年08月10日芸能・文化 サントリー地域文化賞を受賞した「うふだき会と小浜島ばあちゃん合唱団」=サントリー文化財団提供 小浜島ばあちゃん合唱団
サントリー文化財団(鳥井信吾理事長)は9日、竹富町の「うふだき会と小浜島ばあちゃん合唱団」(花城キミ代表)を含む全国5団体を第35回サントリー地域文化賞に選出したことを発表した。郡内で初めての受賞で贈呈式は9月19日に都内で行われる。
同財団では1979年から音楽、演劇、美術、歴史、伝統継承、国際交流、コミュニティー活動などを対象に表彰しており、29件の推薦の中から5件が選ばれた。
9日午後、石垣港離島ターミナル会議室で会見した同財団の今井渉専務は「山間の集落や離島の活動が選出されており、独特の精神文化を生かした活動、活力にあふれている点が評価されたと思う」と述べ、受賞団体を発表した。
ばあちゃん合唱団の花城代表は「島の文化を継承しようと楽しんでいたが、素晴らしい賞を受けて島にいる会員も含めて全員が喜んでいる。いつまでも健康で合唱団を続けていきたい」と喜んだ。
八重山毎日新聞

サントリー地域文化賞を受賞した「うふだき会と
小浜島ばあちゃん合唱団」
=サントリー文化財団提供 小浜島ばあちゃん合唱団
サントリー文化財団(鳥井信吾理事長)は9日、竹富町の「うふだき会と小浜島ばあちゃん合唱団」(花城キミ代表)を含む全国5団体を第35回サントリー地域文化賞に選出したことを発表した。郡内で初めての受賞で贈呈式は9月19日に都内で行われる。
同財団では1979年から音楽、演劇、美術、歴史、伝統継承、国際交流、コミュニティー活動などを対象に表彰しており、29件の推薦の中から5件が選ばれた。
9日午後、石垣港離島ターミナル会議室で会見した同財団の今井渉専務は「山間の集落や離島の活動が選出されており、独特の精神文化を生かした活動、活力にあふれている点が評価されたと思う」と述べ、受賞団体を発表した。
ばあちゃん合唱団の花城代表は「島の文化を継承しようと楽しんでいたが、素晴らしい賞を受けて島にいる会員も含めて全員が喜んでいる。いつまでも健康で合唱団を続けていきたい」と喜んだ。
2013年08月10日芸能・文化 サントリー地域文化賞を受賞した「うふだき会と小浜島ばあちゃん合唱団」=サントリー文化財団提供 小浜島ばあちゃん合唱団
サントリー文化財団(鳥井信吾理事長)は9日、竹富町の「うふだき会と小浜島ばあちゃん合唱団」(花城キミ代表)を含む全国5団体を第35回サントリー地域文化賞に選出したことを発表した。郡内で初めての受賞で贈呈式は9月19日に都内で行われる。
同財団では1979年から音楽、演劇、美術、歴史、伝統継承、国際交流、コミュニティー活動などを対象に表彰しており、29件の推薦の中から5件が選ばれた。
9日午後、石垣港離島ターミナル会議室で会見した同財団の今井渉専務は「山間の集落や離島の活動が選出されており、独特の精神文化を生かした活動、活力にあふれている点が評価されたと思う」と述べ、受賞団体を発表した。
ばあちゃん合唱団の花城代表は「島の文化を継承しようと楽しんでいたが、素晴らしい賞を受けて島にいる会員も含めて全員が喜んでいる。いつまでも健康で合唱団を続けていきたい」と喜んだ。
八重山毎日新聞
海水面最高2・7㍍上昇 (西表島・沖縄)
海水面最高2・7㍍上昇 西表島北岸

西表島北岸の洞窟内に付着しているカキの化石
(小菅丈治氏提供) 海食洞のカキ殻分析で判明
西表島北岸の洞窟(海食洞)の内壁に付着していたカキの殻(半化石)を分析した結果、海水面が現在より約2・7㍍から1・3㍍ほど高かったことが分かった。
9日午後、カキを発見した県立石垣青少年の家の小菅丈治事務長(49)が市役所記者クラブ室で発表した。同様の手法を使って過去の海水面の高さを推定した研究は日本では初めて。
小菅事務長は2009年5月、洞窟内でヒヅメガキとクロヘリガキの殻が多数付着しているのを発見。
ヒヅメガキが現在の海面と比べて約2・7㍍から1・3㍍、クロヘリガキが約1・3㍍と高い位置にあり、現生のカキではないことを確認したという。
小菅事務長はフィリピンで海水面の高さの研究を行っている兵庫県立大学環境科学研究所の前田保夫客員教授と、東京大学大気海洋研究所の横山祐典准教授に共同研究を呼びかけ、同年11月に調査が実現した。
人骨の年代鑑定にも活用される放射性炭素年代法で殻を分析した結果、ヒヅメガキの三つの試料はそれぞれ約3500年前、約2000年前、約1000~1500年前、クロヘリガキは約1000~1500年前と判明。
カキが満潮時に海中の懸濁物をこし取って食べる特性があることからも、過去の海水面が現在よりも約2・7㍍から1・3㍍程度高かったことが証明された。
小菅事務長は「もともとカキが生息し、風化から守られる環境だったからこそ、残っていたと思う」と振り返り、「地球温暖化による海水面上昇などについて、関連した情報を充実させる上で意義がある」と述べた。
また、化石資料は採取すると減ってしまうことを懸念し「今後天然記念物に指定するなどして保全していく必要性があると思う」と述べた。研究成果は来年にも地質関係の学術雑誌に論文として発表される予定。
八重山毎日新聞

西表島北岸の洞窟内に付着しているカキの化石
(小菅丈治氏提供) 海食洞のカキ殻分析で判明
西表島北岸の洞窟(海食洞)の内壁に付着していたカキの殻(半化石)を分析した結果、海水面が現在より約2・7㍍から1・3㍍ほど高かったことが分かった。
9日午後、カキを発見した県立石垣青少年の家の小菅丈治事務長(49)が市役所記者クラブ室で発表した。同様の手法を使って過去の海水面の高さを推定した研究は日本では初めて。
小菅事務長は2009年5月、洞窟内でヒヅメガキとクロヘリガキの殻が多数付着しているのを発見。
ヒヅメガキが現在の海面と比べて約2・7㍍から1・3㍍、クロヘリガキが約1・3㍍と高い位置にあり、現生のカキではないことを確認したという。
小菅事務長はフィリピンで海水面の高さの研究を行っている兵庫県立大学環境科学研究所の前田保夫客員教授と、東京大学大気海洋研究所の横山祐典准教授に共同研究を呼びかけ、同年11月に調査が実現した。
人骨の年代鑑定にも活用される放射性炭素年代法で殻を分析した結果、ヒヅメガキの三つの試料はそれぞれ約3500年前、約2000年前、約1000~1500年前、クロヘリガキは約1000~1500年前と判明。
カキが満潮時に海中の懸濁物をこし取って食べる特性があることからも、過去の海水面が現在よりも約2・7㍍から1・3㍍程度高かったことが証明された。
小菅事務長は「もともとカキが生息し、風化から守られる環境だったからこそ、残っていたと思う」と振り返り、「地球温暖化による海水面上昇などについて、関連した情報を充実させる上で意義がある」と述べた。
また、化石資料は採取すると減ってしまうことを懸念し「今後天然記念物に指定するなどして保全していく必要性があると思う」と述べた。研究成果は来年にも地質関係の学術雑誌に論文として発表される予定。
八重山毎日新聞
「おかえり、ポストさん」南三陸へ“帰郷” 西表・沖縄
「おかえり、ポストさん」 西表→南三陸へ“帰郷”

宮城県南三陸町歌津から西表島北東部の
海岸に漂着したポスト
=2012年12月28日午後5時ごろ
11日に被災地でイベント
東日本大震災で宮城県南三陸町から流され、2012年12月に西表島に漂着しているのが見付かった郵便ポストの“帰郷”を祝うイベントが11日、同町で開かれる。
この郵便ポストは同町歌津のコンビニエンスストア「セブンイレブン宮城歌津店」に設置されていたもの。東日本大震災の発生から1年9カ月後に、直線距離で約2400㌔西表島北東部のユチン川河口付近の海岸で地元住民が見付けた。
11日のイベントは「結まーる あげぇポストのたびまつり」(同実行委主催)と銘打ったもので、八重山からは石垣市観光大使のBEGINやミス八重山、ピカリャ~、ぱいーぐる、関係団体の職員など10人が「チーム八重山」として参加し、パインアップルや八重山そばなどを振る舞ってイベントを盛り上げる計画。
10日には仙台で、BEGINが出演する「宮城うたの日コンサート」も行われる。
八重山毎日新聞

宮城県南三陸町歌津から西表島北東部の
海岸に漂着したポスト
=2012年12月28日午後5時ごろ
11日に被災地でイベント
東日本大震災で宮城県南三陸町から流され、2012年12月に西表島に漂着しているのが見付かった郵便ポストの“帰郷”を祝うイベントが11日、同町で開かれる。
この郵便ポストは同町歌津のコンビニエンスストア「セブンイレブン宮城歌津店」に設置されていたもの。東日本大震災の発生から1年9カ月後に、直線距離で約2400㌔西表島北東部のユチン川河口付近の海岸で地元住民が見付けた。
11日のイベントは「結まーる あげぇポストのたびまつり」(同実行委主催)と銘打ったもので、八重山からは石垣市観光大使のBEGINやミス八重山、ピカリャ~、ぱいーぐる、関係団体の職員など10人が「チーム八重山」として参加し、パインアップルや八重山そばなどを振る舞ってイベントを盛り上げる計画。
10日には仙台で、BEGINが出演する「宮城うたの日コンサート」も行われる。
八重山毎日新聞