2013-07-11



「謡やびら踊やびら」盛大に 北米県人会【アメリカ】 OKINAW

【アメリカ】「謡やびら踊やびら」盛大に 北米県人会
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「謡やびら踊やびら」の舞台で歌や踊りを披露する北米沖縄県人会芸能部のメンバーら=米ロサンゼルス市の隣接都市トーランスのアームストロング劇場

 北米沖縄県人会の芸能部設立は1987年、琉球芸能の普及、発展、継承を目的に発足し、26年がたった。その間、芸能部に所属する各芸能教室の普段の練習をステージで表現し、多くの人に見てほしいと願い「謡やびら踊やびら」と銘打って公演するようになり、ことしも18回目の公演をこのほど開いた。
ロサンゼルス市の隣接都市トーランスにある500人収容のアームストロング劇場はほぼ満席だった。

 南カリフォルニアにある琉球芸能20研究所の教師と門下生による演奏曲目は、舞踊・民謡ともに、古典あり、現代物あり、合奏など四十数曲に上り、延べ100人以上の出演者でにぎわった。ことしの芸能部長は名護出身の新城義道さん。

 芸能部長は2年の任期が終えるとさらに情熱を燃やし、芸能部の顧問となり、部員同士の絆を強めているようだ。

 県人会に所属する25の琉球芸能研究所の教師と門下生の多くは県人会員となり、各研究所の発展と同時に県人会の発展に寄与している。琉球芸能は3世、4世の若い世代へと継承され、北米沖縄県人会が南カリフォルニアの他県の県人会よりはるかに大きな組織となっている理由の一つだろう。

 国吉信義北米沖縄県人会会長は「北米沖縄県人会は芸能部、婦人部、青壮年部が3本柱となり発展してきた。
私が常々言っていることだが、県人会は単なる親睦団体ではなく、沖縄文化の継承・普及と地域社会への貢献を目的としている。沖縄芸能はわれわれの文化遺産であり、県人会は芸能とともに成長してきた。2年後の2015年にもぜひ『謡やびら踊やびら』を見に来てください」とウチナーグチと英語で祝辞を述べた。


(当銘貞夫通信員)


  琉球新報



盛大に敬老会開催 沖縄婦人会【ペルー】OKINAWA

【ペルー】盛大に敬老会開催 沖縄婦人会
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長寿を祝って瑞慶覧長亀さんに記念品と花束を贈る嘉手納トミ
沖縄婦人会長
=6月1日、ペルー沖縄県人会館・西銘順治大ホール

 ペルー沖縄婦人会(嘉手納トミ会長)恒例の敬老会がこのほど、県人会館・西銘順治大ホールで開かれた。75歳以上の高齢者をはじめ、在ペルー日本大使館から飯田茂領事夫妻、ホルへ・アキラ山城日系人協会会長、金城香代子日系婦人会会長ら600人が参加し、共に高齢者の長寿を祝った。

 ルース伊芸幹事長の開会宣言で始まり、会歌斉唱の後、主催者を代表し嘉手納ペルー沖縄婦人会長があいさつ。続いて来賓のルイス嵩原ペルー沖縄県人会長、金城香代子日系婦人会長、ホルへ・アキラ山城日系人協会長が、感謝と長寿を祝う言葉を述べた。 

 高齢者を代表して、玉城正一さん(78)=伊是名村出身=から主催者への感謝のあいさつがあった。その後、100歳以上の高齢者に記念品と花束が贈られると会場からは大きな祝福の拍手が湧き起こった。

 最後は飯田領事が乾杯の音頭を取り、締めくくった。

 この後は余興に移り、佐久田菊子舞踊道場、宮城春子舞踊道場、与那嶺エリカ舞踊道場、小覇津和江舞踊道場による琉球舞踊のほか、元研修生グループによる歌・三線、カラオケなど多彩な芸を披露。和やかな雰囲気の中、3時間にわたる敬老会はカチャシーで幕を閉じた。100歳以上の高齢者は次の通り。

 仲程善樽さん(105)=うるま市出身、瑞慶覧長亀さん(104)  =南城市出身、
当山つよさん(102)=沖縄市出身、
玉城善孝さん(101)=本部町出身、
当山秀子さん(100)=西原町出身、
稲福次郎さん(100)=同町出身。

 (赤嶺光弘通信員)


   琉球新報

カジマヤークラブ 若者大会支援を【アメリカ】OKINAWA

【アメリカ】カジマヤークラブ 若者大会支援を
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カジマヤークラブの意義と若者大会への支援について語る国吉信義北米沖縄県人会長=県人会館ヤマウチ・ビル

 北米沖縄県人会の年間恒例行事「カジマヤークラブの集い」が5月27日、70人余が参加し同県人会館ヤマウチ・ビルで開かれた。県人会婦人部の仲村米子部長はじめメンバーが精魂込めて作ったトーガンスープや弁当を食べながらビンゴゲームなどに興じた。

 クラブは、97歳を分岐点として若さを保っていこうと2002年当時の比嘉朝儀県人会長が設立し、ことしで11年目を迎えた。

 国吉信義県人会長からはあいさつと報告があった。国吉会長は5月中旬、県知事はじめ県議会議長、那覇市長らと面会。県庁で沖縄の若者代表と共同記者会見に同席し、第2回若者大会がロサンゼルスで7月中旬に行われるので県民に協力してほしい旨を伝えた。

 この大会には、県系若者が集まり共通のビジョンを語り、ネットワークを広げ、次世代のリーダーになろうと呼び掛ける。国吉会長は将来を考えると、県人会を若者たちにアピールする良い機会でもあると意義を強調。県人会員にも支援を呼び掛けた。

  (当銘貞夫通信員)


  琉球新報

ゆいに“ゆるキャラ”名前募集 (OKINAWA)

ゆいレールに“ゆるキャラ”名前募集
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ゆいレールイメージキャラクター。
沖縄都市モノレールが名前を募集している。

 ゆいレールを運営する沖縄都市モノレールは、イメージキャラクターの名前を募集している。ゆいレールをモチーフにした“ゆるキャラ”で、太陽をイメージした目、チムグクルを表したハート形の口が特徴。募集は31日まで。8月10日の開業10周年イベントで発表する。

 「沖縄の象徴になる」「乗客を深く思う心を大事にしたい」との社員の思いを込めキャラクターを制作した。応募は各駅に設置している専用用紙に記入し、郵送か駅窓口に投函(とうかん)する。

 名前が採用されると5千円分のゆいカードとTシャツなどのグッズセットをプレゼント。応募者の中から抽選で10人に千円分のゆいカードをプレゼントする。

  問い合わせは同社、電話098(859)2689。

   沖縄タイムス

スカイマーク、那覇─石垣最安3900円 (OKINAWA)

スカイマーク、那覇─石垣最安3900円
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ゲートの読み取り機にチケットを添え、搭乗する乗客
=石垣市、南の島石垣空港

 【石垣】スカイマーク(西久保愼一社長)は10日、石垣市の南ぬ島石垣空港と那覇、成田、神戸をそれぞれ結ぶ3路線を就航させた。

 那覇-石垣線の運賃は3900~5千円に設定。南ぬ島空港での会見で西久保社長は「少なくとも2年間はこの額でいきたい」と述べた。同社が1日で3路線を就航させるのは初めて。

 同路線は毎日4往復8便。成田、神戸の両路線は毎日1往復2便。成田線の運賃は1万2800~1万8800円、神戸線は1万2800~1万7800円に設定した。

 使用機体はボーイング737-800型機で、座席数は177席。同社の参入により、既存の各航空会社も那覇-石垣線の前日までの購入を最安5千円前後に設定している。

 出発式典で西久保社長は「島の人も那覇や東京、関西に行くのに気軽に利用してほしい」と呼び掛けた。

 那覇の姉に会いに石垣発の初便に搭乗した仲筋敏子さん(72)は「今後は姉に会いやすくなるので喜んでいる。この値段をずっと続けてほしい」と期待を込めていた。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time11:05

マンゴー専用便を運航/市長が電話要請/宮古島

マンゴー専用臨時便を運航/JTA市長が異例の電話要請/台風前に4・6㌧運ぶ
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臨時の貨物便にマンゴーが次々と積み込まれた
=11日、宮古空港

 日本トランスオーシャン航空(JTA、佐藤学社長)は10日夕、台風7号の接近に伴い宮古-那覇間にマンゴー専用の貨物臨時便を運航させた。下地敏彦市長の異例の電話要請に応えた。同機は、4・6㌧を運んだ。臨時便は、きょう11日も1便運航予定。

 同臨時便は、収穫のピークを迎えているマンゴーを台風が接近する前に、少しでも多く輸送し島内での滞貨を減らす目的で就航させた。

 下地市長は午後2時ごろ、市長室から佐藤社長に直接電話を入れ、臨時便を要請した。

 JTAは要請を受け、担当者で調整に入り10、11日に臨時便を1便ずつ運航させることを決めた。マンゴー専用の臨時便は、数年前に1回あっただけでまれなケースという。

 同臨時便は乗客を乗せないで那覇空港を午後6時55分に出発し、同7時40分宮古空港に到着。マンゴーを積み込み、午後8時15分宮古空港を出発した。

 きょう11日も午後8時15分、宮古発でマンゴーを運ぶ。

.宮古毎日新聞
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categoryグルメ  time10:59

アフリカから研修員、母子保健事業学ぶ (宮古島・沖縄)

アフリカから研修員、宮古の母子保健事業学ぶ
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母子保健事業の研修に参加しているメンバーと
下地市長 (中央) =9日、 市役所平良庁舎

 2013年度地域別研修 「公衆衛生活動による母子保健強化 (アフリカ地域) コース」 に参加している研修員12人が、 9日から宮古島市の母子保健事業等に関する研修を開始した。 12日まで滞在予定。 9日午前には市役所平良庁舎で下地敏彦市長と面談し、 「温かい歓迎に感謝する。 期間中、 私たちにとって有益なことをたくさん学んでいきたい」 と意気込んだ。

 同研修は、 アフリカ地域の国・地方政府の保健部局の母子保健看護管理者を対象に実施。 日本国内における国・地方自治体の役割や母子保健及び医療従事者の人材育成、 地域ボランティアの育成、 関係機関等との連携体制等の仕組みや機能を理解し、 自国・地域の母子保健活動の推進に生かしてもらうことを目的としている。

 研修には、 アフリカの11カ国・地域 (アンゴラ、 エチオピア、 ガーナ、 ケニア、 リベリア、 マラウイ、 ナイジェリア、 シェラレオーネ、 スーダン、 ザンビア、 ジンバブエ) から計12人が参加している。

 研修員一行を温かく迎えた下地市長は、 「 (宮古とアフリカは) 暑いという点で気候もよく似ており、 暑さ対策など参考になることも多いと思う。 私たちの母子保健事業プログラムを参考にして頂くと嬉しい。 疑問に思ったことは市の保健師に何でも聴いてほしい。 皆さんの来島を心から歓迎する」 とあいさつ。

 研修員のアマンダ・クリスピンさん (ザンビア、 看護師) は 「期間中、 必ずや有益なことを多く学べると思う。 温かい歓迎を受け、 自国にいるような気分で研修に臨める」 と喜び、 この日からスタートする研修を楽しみにしていた。


  宮古新報

生徒たちがマングローブ特徴学ぶ (狩俣中・宮古島)

狩俣中生徒たちがマングローブ特徴学ぶ
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出前授業で、 春川さん (右) の説明を受けながら
観察する狩俣中の生徒たち=島尻マングローブ林

 市立狩俣中学校 (池村敏弘校長) で10日、 沖縄サイエンスキャラバン出前授業 (主催・県公衆衛生協会など) が行われた。 全校生徒21人がNPO法人宮古島海と環境のネットワークの春川京子さんらを講師に、 マングローブや周辺の生態系への認識を深めた。

 この授業は、 県受託事業 「沖縄サイエンスキャラバン構築事業 (離島・遠隔地等科学コミュニケーション推進プロジェクト)」 の一環で、 地元産業界の技術者を利用して子どもたちが学校で学ぶ理科と実社会を結びつけ、 生きた理科授業を実施することをねらいとして行われているもの。

 午後2時から行われた授業では、 はじめにランチルームで植物の特徴などを確認したあと、 島尻マングローブ林に移動して観察。 学校に戻ってまとめ作業を行った。 この中で春川さんはヤエヤマヒルギ、 メヒルギ、 ヒルギダマシなどのマングローブの植物をはじめ、 シオマネキやミナミトビハゼなど周囲の生き物について説明し、 生徒たちは興味津々で聞き入っていた。

 川田美琴さん (3年) は 「良い勉強になった。 地元なので何度か来ているが、 マングローブにもいろんな種類があることを知ることができて良かった」 などと感想を話していた。


  宮古新報


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category沖縄観光  time10:45