2013-06-28



壕で地域活性化 八重瀬町・具志頭区 OKINAWA

壕で地域活性化 八重瀬町と具志頭区 管理協定
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クラシンウジョウガマの入壕管理をめぐり、協定書を締結する(左から)久保正雄具志頭区長、比屋根方次八重瀬町長、NPO法人自然体験学校の若林伸一理事長=19日、同町役場

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旧日本軍の陣地壕「クラシンウジョウガマ」

 【八重瀬】
八重瀬町具志頭にある旧日本軍の陣地壕「クラシンウジョウガマ」の管理をめぐり、町と具志頭区などはこのほど、入壕管理を目的とした協定書を締結した。
同壕には、年間約4万人以上が平和学習で利用するが、事故が起きた際の責任体制のあいまいさや、訪れた人々が集落を素通りして地域振興に寄与していない―などといった点を問題視する声が地権者や地元住民から上がっていた。
今秋までに、入壕前の連絡の徹底や入壕料の徴収などを実施し、持続的な平和学習の推進を目指す。

 全長約150メートルのクラシンウジョウガマは、壕内に銃眼や炊事場などが残る貴重な戦争遺跡。このため毎年多数の修学旅行生が訪れ、地域住民から「地域内に排ガスとごみをまき散らし、トイレの水を使っているだけ」と問題視する声が上がっている。

 19日、同町役場で記者会見を開いた比屋根方次町長は「クラシンウジョウガマは、地域の宝。利用に当たっては、地域との合意形成が避けては通れない」と話した。字具志頭の久保正雄区長は「締結は、ゴールでなく、出発点だと思う。ガマが南部観光振興の一助となればいい」と期待を込めた。

 町は、壕の管理をNPO法人自然体験学校(若林伸一理事長)に委託。今秋から、保険料込みの入壕料、1人当たり300円を徴収。このうち、20円を「協力費」として具志頭区に納付する。
さらに、入壕の際は、ヘルメット着用を義務付けるほか、壕使用マニュアルの作成、地元具志頭区在住のガイド育成を進める。


  琉球新報

漁業活性 宮古島漁協が初出店 (おきなわ)

相乗効果で漁業活性 宮古島漁協が初出店
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宮古島漁協直売店と粟国組合長=島の駅みやこ

 「島の駅みやこ」 には宮古島漁業協同組合 (粟国雅博組合長) の直売店もテナントとして入り、 鮮魚をはじめ魚介類の料理や加工食品を販売する。 同漁協では荷川取漁港内に直売店を出してきたが、 幹線道路から離れているため集客が困難だった。 伊良部大橋開通を控えたバイパス沿いに加えて島の駅との相乗効果が期待され、 同漁協では水産物の地元消費拡大に意欲を見せる。

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特大マグロカツバーガー(左)

 宮古のファーマーズ方式の直売店で漁協が進出するのは初めて。 粟国組合長は 「これまでの直売店は場所が奥まっていて交通アクセスが良くなかった。 『島の駅』 では年間30万人の来客を予定しており、 我々も協力して3倍の売上を目標にしたい」 と話す。 漁港前の直売店でもイベントを開けばわずか1時間足らずで完売するときもあり、 地元水産物へのニーズは十分にあると見ている。

 新直売店には調理施設もあり、 その日水揚げされた鮮魚を使った海鮮丼や魚汁などの日替わり定食、 天ぷらを販売。
地元の色々な魚種を使った刺身の合い盛りも考えている。
目玉は通常の3~4倍、 直径15㌢の特大マグロカツバーガーを1日限定20食用意している。

 水産業を取り巻く環境は魚価低迷や輸入品の増加などで厳しく、 消費者の 「魚離れ」 も進んでいる。 粟国組合長は 「島外出荷は輸送コストなど不利もある。 地産地消と地元の消費拡大を進めたい」 と直売店の役割に期待していた。


  宮古新報

宮古物産、発信拠点に・ 島の駅みやこ

宮古物産、発信拠点に 島の駅みやこオープン
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オープニングに訪れた多くの人で賑う 「島の駅みやこ」
=平良久貝の同店内

 パラダイスプラン (西里長治代表) の 「島の駅みやこ」 が27日、 平良久貝の国道390号バイパス沿いにオープンした。
ファーマーズマーケット方式で地元産の農水産物加工食品を中心に野菜や果物、 軽食などを販売する。
宮古島漁業協同組合 (粟国雅博組合長) の直売店もテナントとして入り、 宮古のファーマーズでは初めて本格的に水産物を取り扱う。 同社では地元加工食品を島内外また海外へ発信する拠点として位置づけており、 漁協は地産地消による水産物の消費拡大とピーアールに期待を寄せている。

 店舗内には同社の雪塩関連商品や養鶏の直営店をはじめ漁協やベーカリー、 惣菜店のテナントが入っており、 商品の約3分の2が地元事業者による農水産物加工食品や精肉、 泡盛で占められ、 他にも旬のマンゴーや野菜など様々な商品を販売している。
また、 屋外では宮古そばやスイーツ、 漁協直売店で買ったものを座って食べられるスペースを設けている。 初年度は年間来客数30万人、 売上高3億円を目標としている。

 午前11時からオープニングセレモニーが行われ、 西里代表が 「これまでパラダイスプランで培ってきたものづくりや販路拡大のノウハウで、 宮古島のため何ができるか考えて作った施設。 宮古を元気にするものづくり、 宝島のように素晴らしい物を掘り起こせる島ということを発信する。 漁協や生産者、 事業所の協力でぶじオープンできた。 これを機に島の経済発展に貢献できれば」 とあいさつした。

 来賓の下地敏彦市長が 「こうした施設ができるのは本当にありがたいこと。 農水産物加工品などの宮古の産物すべてがそろっている。 宮古を発信する大きな基地になると期待している。
伊良部大橋が架かれば宮古の幹線道路になっていく。 ぜひ関係する企業と協力して賑いの拠点としてほしい」 と激励し、 関係者によるテープカットでオープンを祝った。

 同施設は製造業者や農水産業者が結集して島の材料を組織的に販売、 発信する場として設置。 西里代表は 「素材の提供だけでなく加工によって付加価値を与えた商品で離島経済を活性化させ、 雇用につなげていきたい。
島のものづくりを押し上げていきたい」 と目的を説明。 「人口5万人の消費だけでなく島内外、 海外まで販路を広げていきたい。 生産者にはこの施設を商品発信のプラットホームとして利用してほしい」 と呼びかけた。



  宮古新報
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category地域情報  time16:59

4世代 手を合わせ 平和の礎に(OKINAWA)

4世代 手を合わせ 津嘉山さん、ひ孫らと平和の礎にnull
いすに座りながら手を合わせる津嘉山静子さんと家族
=23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園

 【糸満】
北谷町の津嘉山静子さん(87)は23日、ひ孫までの4世代10人で糸満市摩文仁の平和の礎を訪れた。防衛隊に招集され摩文仁で命を落とした弟の庫盛(こうせい)さん=当時(18)=や、嫁ぎ先の津嘉山家4人の刻まれた名前に向けて手を合わせた。沖縄戦では米軍上陸後に沖縄本島北部に避難し、現在のうるま市前原で終戦を迎えた。

 家族が準備した簡易いすに座りながら「弟はとても祖母思いの子で、カーギ(顔)も良かったよ。戦争のない、基地のない沖縄になってほしい」と刻銘された名前を見詰めた。
故郷の北谷町大村の大部分は、今も米軍基地に土地を接収されたままだ。

 ひ孫の大湾綾太君(14)=北谷中3年=と、雅斗君(13)=興南中2年=は礎を前に「こんなに多くの人が亡くなったと考えると、戦争はおそろしい。本島中部では米軍機の騒音がいつもうるさい。戦争から歴史が続いているんだと感じる」と語った。


   琉球新報

埋め立て申請の告示・縦覧開始 辺野古移設・OKINAWA

埋め立て申請の告示・縦覧開始 普天間の辺野古移設null
公開された名護市辺野古の埋め立て申請書を縦覧する市民ら=28日午前10時すぎ、県行政情報センター

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた国の埋め立て承認申請願書について、県は28日午前、告示・縦覧を開始した。午前8時30分から県庁2階の行政情報センターや名護市役所、同市役所の各支所など8カ所で一般公開している。
 
 告示・縦覧に伴い、県は埋め立てによって損害などを被る可能性のある利害関係者の意見も受け付ける。3週間の告示・縦覧手続きを経て、移設先となる名護市長の意見などを求めていく見通し。同願書は同日、県のホームページでも公開を開始した。


 【琉球新報電子版】


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categoryフォトログ  time13:59

平和希求の生涯 中村文子さん死去(OKINAWA)

平和希求の生涯 中村文子さん死去

 沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会事務局長を長年務めた中村文子さんの訃報を受け、自宅で27日夜に営まれた仮通夜には、同会関係者らが弔問に訪れた。
沖縄の平和運動の“母”として戦争のない社会を渇望し、平等を求めて女性の権利向上にも努めた生涯。関係者は中村さんの死を悼み、築いた成果と教えを次代に継承することを誓った。

 1フィート運動の提唱者でもある沖縄国際平和研究所理事長の大田昌秀さん(元県知事)は「教え子を戦場に送ったという後悔の念を絶えず持っていて、戦時中の責任を取るという思いで1フィート運動に全力を傾けてくれた。
沖縄の平和運動にとって欠かすことのできない大切な人物だった」と振り返った。
「中村さんがともした火を受け継いでいくことが、長い間運動を守り育ててくれたことに感謝を示すことだ。願わくば若い人たちが後に続いてほしい」と語った。

 1フィート運動の会の事務局長に中村さんを推すなど親交のあった沖国大名誉教授の石原昌家さんは「長年、1フィート運動と共に歩まれていた先生の訃報は、まるで3月に解散した会を追うかのように旅立たれたように聞こえた。90歳を過ぎても平和活動の最前線に立たれていた姿は、将来の世代を鼓舞し続けていた」としのんだ。

 元副代表で1フィートの会30周年記念誌「未来への道標」の編集委員長を務めた石川元平さん(元沖教組委員長)は、沖縄の日本復帰で、自治法の一部改正に伴って慰霊の日が廃止されようとした事態を振り返りながら、「中村事務局長が先頭となり平和・市民団体を動かし、市民、県民の支持を得て慰霊の日の存続を勝ち取ることができた。私たちは遺志を継ぎ、『平和を希求する心と、戦争に反対する行動力』を沖縄の未来を担う子どもたちに伝えていきたい」と語った。

 自身の戦争体験を30年以上語り続ける安里要江さんは、中村さんが副会長を務めた当時に県婦人連合会で共に活動した思い出に触れ「社会にどのような貢献ができるか語り合った。中村先生の導きがあって、語り部を続けられている」と、感謝の気持ちを語った。

 県婦人連合会の平良菊会長は「細い体で柔らかな物腰にもかかわらず、強い意志を持って平和運動に取り組んでいた人だった」と語る。「平和運動だけでなく、タクシー料金値上げなど生活に直結する問題にも、(当時の)宮里悦会長と共に精力的に取り組んだ。その姿勢を今も引き継いでいる」と、同連合会副会長時に残した功績をたたえた。

◆「優しさと強さの人」 涙ぐむ弔問客ら 

27日に死去した中村文子さんの自宅には同日夜、弔問客が相次いだ。中村さんが眠る部屋の床の間には、長年掛けられているという、戦争放棄をうたった憲法9条の掛け軸がそのまま飾られ、平和を強く願い続けた故人の生きざまを印象付けた。

 家族によると、中村さんは先月14日に体の変調を訴え、那覇市の病院に入院。今月に入り体調が悪化し、十二指腸に穿孔が認められ、八重瀬町の病院で手術を受けた。一時「大丈夫だよ」と返答もできていたが、27日になり容体が急変した。

 死去の知らせを受け、自宅に駆け付けた1フィート運動の会元理事の宮城孝子さん(50)=豊見城市=は「カジマヤー(数え97歳の祝い)のときに花束を渡したら、頬ずりされ、耳元で『私は長生きするから、みんな頑張りなさい』と言われた。まだまだ元気でおられると思った」と涙ぐんだ。
「平和運動一筋というと固い印象があるが、普段は川柳が好きでちゃめっ気もあった。優しくて、その裏に強さがあった」と語った。

 中村さんと25年以上の付き合いがある同会元理事の真栄里泰山さん(68)=那覇市=は「中村さんは、基地のない沖縄にしないと死ねないと言っていた。遺志を継ぎ、頑張らないといけない」と語った。


  琉球新報

特産一堂に 市内に販売施設(宮古島・おきなわ)

宮古の特産一堂に 市内に販売施設
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オープン初日、多くの来店者で賑わう
「島の駅みやこ」の店内
=27日、宮古島市平良久貝

 【宮古島】
宮古圏域の特産品、加工品の新たな販売施設「島の駅みやこ」が27日、市平良久貝にオープンし、大勢の関係者が新店舗の門出を祝った。
製塩や製菓事業を手掛ける「パラダイスプラン」(西里長治代表、宮古島市上野)が建設。宮古島漁業協同組合など計6テナントが入居し、食肉や魚、野菜、卵など生鮮食品のほか、加工品、ベーカリー、総菜などを販売する。

 1階平屋の店舗で、総事業費は約2億円。敷地面積は約3千平方メートル、建物面積は約500平方メートル。テラス席やキッズスペース、46台の駐車場を完備。約30人を新規雇用し、初年度は地元客、観光客など計約30万人の来客を見込んでいる。

 セレモニーで西里代表は「宮古のものづくりの情報発信地としての施設。掘り出し物がたくさんある宮古島の商品の販路を拡大し島の経済発展に貢献したい」とあいさつ。

 店内に商品を卸しているイモ生産農家の本永虎久さん(63)=市平良=は「今まで道路沿いの露天で販売していたが、新しいお店に商品を並べられてうれしい。多くのお客さんに買ってほしい」と期待を込めた。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time13:48

イリオモテヤマネコ事故死 沖縄

イリオモテヤマネコ事故死 今年3件目
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ゲージから森に飛び出すヤンバルクイナ
=27日、国頭村

 環境省那覇自然環境事務所は26日、国の天然記念物イリオモテヤマネコのオスの幼獣が交通事故で死亡した、と発表した。交通事故死は今年3件目で、昨年の2件を超えた。

 同事務所によると、26日午後11時17分、職員が西表島古見美原の県道路上に横たわるヤマネコの死骸を発見した。顔面の骨折などから交通事故死と判断した。ヤマネコの交通事故死は、記録が残っている1978年以降で58件目。

 同事務所は「初夏から夏にかけての時期は子ネコが道路に出没するとともに、母ネコも子育てで注意散漫になっている。運転には気をつけて」と呼び掛けた。

 事故の多発を受け、環境省は「イリオモテヤマネコ夏の交通事故防止キャンペーン」を例年より前倒しして7月13日から実施し、注意を呼び掛ける。

負傷クイナ放鳥 国頭

 【国頭】環境省やんばる野生生物保護センターは27日、交通事故で負傷し治療を受けていたヤンバルクイナを、国頭村の県道2号沿いの森に放鳥した=写真。

 放鳥された個体は雌の成鳥。18日に自動車と接触し、左足のかかとのかすり傷と内出血の疑いで、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄(うるま市)で治療を受けていた。

 クイナと接触した運転者が同センターに通報したという。山本以智人自然保護官は「放置していたら衰弱してカラスに襲われていた可能性が高い。迅速な対応で助かった。事故に遭ったクイナを見たらすぐに連絡してほしい」と話した。

 保護したヤンバルクイナの放鳥はことし4例目。事故発生は20件でうち16件は死亡した。山本自然保護官は「法定速度を守って野生生物に気を付けて走行してほしい」と呼び掛けた。

  沖縄タイムス