2013-06-22



若者の視点で伝える戦跡ガイド (沖国大生)

若者の視点で伝える 沖国大生が戦跡ガイドnull
生徒たちに健児之塔について説明する大学生ガイド
=21日午前、糸満市摩文仁

 県外の修学旅行生を中心に沖縄戦などについてガイドしている沖縄国際大学の平和学習サークル「スマイライフ」のメンバーが21日、うるま市の具志川中学校3年生約280人の平和学習でガイドを務め、沖縄戦の状況や平和の尊さを訴えた。
同サークルが県内の学生を対象にガイドをするのは珍しいという。

 同中学校では23日の「慰霊の日」に合わせ、毎年この時期に平和学習を実施。3年生は県内の戦跡を訪ねている。
以前は先生らが説明をしていたが、「同世代の大学生の言葉と視点で教えてほしい」と、3年ほど前からスマイライフに呼び掛け、メンバーがガイドをしている。

 この日は、糸満市摩文仁の沖縄師範健児之塔南城市玉城糸数の糸数壕などを巡った。健児之塔ではガイドが「皆さんや私たちと同世代の人が戦争で亡くなったことを知ってほしい」と説明。生徒たちは熱心にメモを取っていた。

 同中3年の安谷屋愛梨さん(15)は「当時の人たちの大変さが分かった。戦争は起こしてはいけないと思った」。
ガイドを務めた友井裕斗さん(20)は「沖縄出身者なのに、大学で勉強するまで沖縄戦や基地問題で知らないことも多かった。
これからも勉強したことを県内外の人たちと共有し、伝えていきたい」と話していた。

 (村上和陽)


   琉球新報

残土譲渡 ドラム缶発見現場 (OKINAWA)

沖縄市 残土、北谷町へ譲渡 ドラム缶発見工事現場

 【沖縄】
沖縄市教育委員会は21日、ベトナム戦時の枯れ葉剤製造最大手企業の社名が記載されたドラム缶が沖縄市サッカー場建設現場の地中から発見された問題について、工事残土の一部を北谷町の土地造成事業で活用するため譲渡したことを明らかにした。同日、沖縄市議会内で開かれた基地に関する調査特別委員会で説明した。同造成地からサンプルを採取し、土壌調査を実施する考えを示した。

 残土は、今月初旬までに採取した深さ30センチ程度の表面土など約1~2千トン程度とみられる。ドラム缶が発見された13日以降の残土は、現場内で保管している。


  琉球新報

亡き友に思い寄せ「資料展」 白梅同窓会、(沖縄)

亡き友に思い寄せ 白梅同窓会、
学徒隊「資料展」を見学
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資料展を訪れた白梅同窓会と「白梅協力会」のメンバー
=13日、八重瀬町具志頭歴史民俗資料館

 【八重瀬】沖縄戦に従軍した県立第二高等女学校の元女子学徒らでつくる「白梅同窓会」(中山きく会長)と、同会を支援する「白梅之塔慰霊祭協力会」が13日、八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館で開催している資料展「白梅学徒隊の沖縄戦」を訪れた。
資料を見学した元学徒らは、無念のうちに亡くなった同級生へ思いを寄せ、今後も悲惨な戦争体験を語り継ぐ決意を新たにした。

 同町は、学徒隊が補助看護婦として勤務した壕が点在するため、元学徒らにとって思い入れのある地。

 武村豊さん(84)=那覇市=は「みんな希望を持って入学したが、醜い戦争に巻き込まれ、(学友)22人が亡くなった。もう二度と、惨めでむごい戦争を起こしてはならない」と力を込めた。

 県立第二高等女学校の校舎は1944年の10・10空襲で焼けたため、残っている資料は少ないという。中山会長は「当時の資料は、少なくて貴重だ。学徒隊の歩みを伝えたいので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けた。資料展は8月18日まで。


  琉球新報

慰霊の日知って 学生ら創作劇 (OKINAWA)

慰霊の日知って 岡山・美作大学、県出身学生ら創作劇null
「慰霊の日」に開く催しに向けて稽古に励む美作大学の県出身学生ら=19日夜、岡山県津山市

 県外の人々にも沖縄戦について知ってもらおうと、岡山県津山市の私立大学・美作(みまさか)大学に通う県出身学生らは23日の「慰霊の日」に、「命どぅ宝」をテーマにした催しを同大体育館で開く。創作ダンスや演劇、エイサーを披露し、来場者と共に68年前に思いをはせながら沖縄戦を紹介し、平和の祈りを誓い合う。
学生たちは2日後の本番の成功に向け、稽古に熱が入っている。

 慰霊の日に際し、県出身学生たちは数年前から県人会単位で集会を開き、沖縄戦の映像を鑑賞するなどしてきた。しかし、県外で慰霊の日の意味を知る人々がほとんどいないことから多くの人々に知ってもらおうと、県人会の有志でことし2月に実行委員会を結成。県外の学生も含めた約60人で4月から準備を進めた。

 催しに向けて、実行委ではダンスと演劇を創作した。特に演劇は、糸満市の平和の礎を訪れた女性が孫に沖縄戦について語り掛ける設定で、ひめゆり学徒隊や「集団自決」(強制集団死)などを挙げながら、住民を巻き込んだ地上戦という沖縄戦の特徴を分かりやすく伝える。

 本番を目前にし、学生たちは昼休みや講義終了後の空いている時間を利用して稽古を繰り返していた。実行委の上江洲美奈さん(20)=うるま市出身=は「岡山に来て、沖縄戦のことがあまり知られていないことにショックを受けた。これをきっかけに沖縄のことを知ってもらい、平和の大切さを一緒に考えたい」と意欲を語った。

 実行委員長の新城愛さん(21)=嘉手納町出身=は「岡山の人々に沖縄戦を伝えるとともに、自分たちも戦争の悲惨さや平和の尊さを再確認する場にしたい」と催しの成功を誓った。

 琉球新報