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2013-03-11
2世・3世も新年祝賀会[カナダ]OKINAWA
[カナダ]2世・3世も心躍る新年祝賀会

幕開けのかぎやで風を踊る花城正美さん(右)と
辻本幸子さん=カナダ・バンクーバー

新年会に参加した沖縄からの留学生の(右から)
与那城千晃さん、前川愛梨さん、大宜味真紀さん、
新垣美桜さん
【宮城盛功通信員】
バンクーバー沖縄県友愛会(奥間トーマス会長)恒例の新年祝賀会が9日、バンクーバー市内の日系プレイスで催された。
偶然にも旧正月と重なる新年会には約300人の会員のほか、沖縄からの留学生やアメリカ・シアトル県人会長の佐久間トーマスさんらも駆け付け、夜遅くまでにぎわった。
ことしから新しい試みとして若い世代の2、3世の会員が役員会を担った。
司会を務めた仲泊ケンさん(2世・琉球大学県費留学出身)は、全て英語での進行。奥間会長の年頭のあいさつに続き、新屋敷和博氏(旧与那城町=現うるま市=出身)が乾杯の音頭を取り、余興に移った。
余興は前会長の花城正美さんと役員の辻本幸子さんによる「かぎやで風」で幕開け。多彩な琉舞のほか2、3世たちによるパーランクーや琉球太鼓グループの大太鼓の勇壮な演舞が続き、琉球古武道哲心館長のシャープランド一家が空手と棒術を披露し、会を盛り上げた。
生まれたばかりの孫を抱いての参加というほほ笑ましい光景もあった。うたげの最後を飾ったカチャーシーではお年寄りや2世、3世が次々と舞台に上って三線のリズムに合わせて踊り、余韻を残しながら幕を閉じた。
沖縄に誇り/ユンタク楽しい
留学4人娘、新年会に感激
新年会に参加した沖縄からの留学生に(1)留学の動機(2)カナダの印象(3)新年会の感想-を聞いた。
与那城千晃さん(沖縄キリスト教短期大学) (1)英語が好きで、また自分の視野を広めるため(2)人がとても優しく、住みやすい(3)久しぶりにサーターアンダギーを食べ、沖縄を思い出した。
前川愛梨さん(沖縄キリスト教短期大学) (1)異文化に触れ、思いきり英語を勉強したい(2)カナダで学生生活をして、沖縄の家族や友人の大切さにも気付くことができた(3)沖縄県人会の人たちのチムグクル、料理、伝統、あらためて沖縄に誇りを感じた。
大宜味真紀さん(コザ高校) (1)英語がうまく話せるようになり、文化に触れてみたい(2)広い。日本の23倍。自然が広くて、人々が優しい(3)カナダで三線が聴けて料理が食べられるとは思わなかった。
新垣美桜さん(沖縄キリスト教学院大学) (1)自分の視野を広めるため(2)想像以上に多民族国家であることに驚いた。
住みよい国で安心している(3)久しぶりにオジー、オバーとユンタクしながら沖縄料理を食べて楽しかった。温かいソーキ汁も食べた。ウチナンチュ最高、ばんざーい。
沖縄タイムス

幕開けのかぎやで風を踊る花城正美さん(右)と
辻本幸子さん=カナダ・バンクーバー

新年会に参加した沖縄からの留学生の(右から)
与那城千晃さん、前川愛梨さん、大宜味真紀さん、
新垣美桜さん
【宮城盛功通信員】
バンクーバー沖縄県友愛会(奥間トーマス会長)恒例の新年祝賀会が9日、バンクーバー市内の日系プレイスで催された。
偶然にも旧正月と重なる新年会には約300人の会員のほか、沖縄からの留学生やアメリカ・シアトル県人会長の佐久間トーマスさんらも駆け付け、夜遅くまでにぎわった。
ことしから新しい試みとして若い世代の2、3世の会員が役員会を担った。
司会を務めた仲泊ケンさん(2世・琉球大学県費留学出身)は、全て英語での進行。奥間会長の年頭のあいさつに続き、新屋敷和博氏(旧与那城町=現うるま市=出身)が乾杯の音頭を取り、余興に移った。
余興は前会長の花城正美さんと役員の辻本幸子さんによる「かぎやで風」で幕開け。多彩な琉舞のほか2、3世たちによるパーランクーや琉球太鼓グループの大太鼓の勇壮な演舞が続き、琉球古武道哲心館長のシャープランド一家が空手と棒術を披露し、会を盛り上げた。
生まれたばかりの孫を抱いての参加というほほ笑ましい光景もあった。うたげの最後を飾ったカチャーシーではお年寄りや2世、3世が次々と舞台に上って三線のリズムに合わせて踊り、余韻を残しながら幕を閉じた。
沖縄に誇り/ユンタク楽しい
留学4人娘、新年会に感激
新年会に参加した沖縄からの留学生に(1)留学の動機(2)カナダの印象(3)新年会の感想-を聞いた。
与那城千晃さん(沖縄キリスト教短期大学) (1)英語が好きで、また自分の視野を広めるため(2)人がとても優しく、住みやすい(3)久しぶりにサーターアンダギーを食べ、沖縄を思い出した。
前川愛梨さん(沖縄キリスト教短期大学) (1)異文化に触れ、思いきり英語を勉強したい(2)カナダで学生生活をして、沖縄の家族や友人の大切さにも気付くことができた(3)沖縄県人会の人たちのチムグクル、料理、伝統、あらためて沖縄に誇りを感じた。
大宜味真紀さん(コザ高校) (1)英語がうまく話せるようになり、文化に触れてみたい(2)広い。日本の23倍。自然が広くて、人々が優しい(3)カナダで三線が聴けて料理が食べられるとは思わなかった。
新垣美桜さん(沖縄キリスト教学院大学) (1)自分の視野を広めるため(2)想像以上に多民族国家であることに驚いた。
住みよい国で安心している(3)久しぶりにオジー、オバーとユンタクしながら沖縄料理を食べて楽しかった。温かいソーキ汁も食べた。ウチナンチュ最高、ばんざーい。
沖縄タイムス
新春Gボール 熱戦 第2移住地 [ボリビア OKINAWA
[ボリビア]新春Gボール 9チーム熱戦 第2移住

和気あいあいとした雰囲気の中で進められたゲートボール大会=ボリビア・第2移住地
【山城博明通信員】
オキナワ日本ボリビア協会(中村侑史会長)の助成で開催されるゲートボール大会が1月20日、第2移住地のゲートボール場で行われた。大会は「正月ゲートボール大会」「協会からのお年玉大会」とも呼ばれる、この時期の楽しみの一つである。
当日は第1、第2、第3移住地のゲートボール愛好者たちがゲームを楽しんだ。最近は健康問題などで高齢者の参加者が減っていて、今回は9チームの参加となった。
選手たちは互いの技量を知り尽くしているので、監督もあの手この手の作戦を駆使してゲームを進める。大会といっても身内同士の試合のようなもので、和気あいあいとした雰囲気で進められ、会場はウチナーグチでの会話が交わされ、参加者もリラックスしたムードで試合に臨んでいた。
沖縄タイムス

和気あいあいとした雰囲気の中で進められたゲートボール大会=ボリビア・第2移住地
【山城博明通信員】
オキナワ日本ボリビア協会(中村侑史会長)の助成で開催されるゲートボール大会が1月20日、第2移住地のゲートボール場で行われた。大会は「正月ゲートボール大会」「協会からのお年玉大会」とも呼ばれる、この時期の楽しみの一つである。
当日は第1、第2、第3移住地のゲートボール愛好者たちがゲームを楽しんだ。最近は健康問題などで高齢者の参加者が減っていて、今回は9チームの参加となった。
選手たちは互いの技量を知り尽くしているので、監督もあの手この手の作戦を駆使してゲームを進める。大会といっても身内同士の試合のようなもので、和気あいあいとした雰囲気で進められ、会場はウチナーグチでの会話が交わされ、参加者もリラックスしたムードで試合に臨んでいた。
沖縄タイムス
笑顔で旅立ち (OKINAWA)
中学卒業式:美優さん 笑顔で旅立ち

「卒業生の歌」を歌った後、笑顔を見せる要美優さん
=10日、浦添市・神森中学校
県内のほとんどの公立中学校で10日、卒業式が行われた。9~13日の間に、142校で1万5713人が学びやを後にする。
米国で心臓移植手術を受け、一昨年11月から学校に復帰した神森中学校3年の要美優(かなめ・みゆ)さん(15)も卒業を迎え、「高校に入ったらみんなに勉強が追いつけるよう、がんばりたい」と笑顔で話した。
美優さんは中学入学後間もない2010年「拘束型心筋症」と診断され、11年4月に米国で手術を受け、11月に同校に戻った。1年半近くのブランクがあり、当初は不安もあったが、友人や教諭らの温かい支援を受けすぐに学校生活にとけ込んだ。毎月1回、大阪で定期健診を受けているが、日常生活には問題ないという。
卒業式後の会見で、中学での1番の思い出に、復帰後すぐに参加した修学旅行を挙げた美優さん。「友達がいっぱいできたから」と振り返った。
父俊明さん(48)は「今日の日を迎えられて、ほっとしている。支援してくださった県民の皆さまや、ドナーの方に心から感謝しています」と感慨深げに話した。
美優さんを応援する県民からの寄付は、最終的に2億7千万円に上った。「美優ちゃんを救う会」は、美優さんの容体が安定するまでの3年間は余剰金を凍結し、必要がなかった場合は、同じ境遇にある子どもたちの支援に充てる考えだ。
沖縄タイムス

「卒業生の歌」を歌った後、笑顔を見せる要美優さん
=10日、浦添市・神森中学校
県内のほとんどの公立中学校で10日、卒業式が行われた。9~13日の間に、142校で1万5713人が学びやを後にする。
米国で心臓移植手術を受け、一昨年11月から学校に復帰した神森中学校3年の要美優(かなめ・みゆ)さん(15)も卒業を迎え、「高校に入ったらみんなに勉強が追いつけるよう、がんばりたい」と笑顔で話した。
美優さんは中学入学後間もない2010年「拘束型心筋症」と診断され、11年4月に米国で手術を受け、11月に同校に戻った。1年半近くのブランクがあり、当初は不安もあったが、友人や教諭らの温かい支援を受けすぐに学校生活にとけ込んだ。毎月1回、大阪で定期健診を受けているが、日常生活には問題ないという。
卒業式後の会見で、中学での1番の思い出に、復帰後すぐに参加した修学旅行を挙げた美優さん。「友達がいっぱいできたから」と振り返った。
父俊明さん(48)は「今日の日を迎えられて、ほっとしている。支援してくださった県民の皆さまや、ドナーの方に心から感謝しています」と感慨深げに話した。
美優さんを応援する県民からの寄付は、最終的に2億7千万円に上った。「美優ちゃんを救う会」は、美優さんの容体が安定するまでの3年間は余剰金を凍結し、必要がなかった場合は、同じ境遇にある子どもたちの支援に充てる考えだ。
沖縄タイムス
春の風物詩 ヒジキ漁 (沖縄)
春の風物詩 ヒジキ漁が始まる

磯の岩場に生えたヒジキを刈り取る漁協関係者
=10日午前、与那原町当添漁協近くの海岸
【与那原】
海辺に春の訪れを告げるヒジキ漁が10日午前、町当添漁協近くの海岸で始まった。与那原・西原町漁協組合員ら約20人が、干潮に合わせ磯へ繰り出し、波打ち際に生えたヒジキを刈りとっていた。6月ごろまで続く。
当真聡同組合長は「天気に恵まれたこと、シケが少なかったことがヒジキの成長に好条件だった。昨年より10トン多い60トンの収穫量を見込んでいる」と話した。
収穫されたヒジキは、加工場で水洗いした「生ヒジキ」と、釜でゆでた「煮ヒジキ」として出荷される。同地区のヒジキは、肉厚で歯応えがあると人気が高い。ほとんどが県内で消費されるという。
沖縄タイムス

磯の岩場に生えたヒジキを刈り取る漁協関係者
=10日午前、与那原町当添漁協近くの海岸
【与那原】
海辺に春の訪れを告げるヒジキ漁が10日午前、町当添漁協近くの海岸で始まった。与那原・西原町漁協組合員ら約20人が、干潮に合わせ磯へ繰り出し、波打ち際に生えたヒジキを刈りとっていた。6月ごろまで続く。
当真聡同組合長は「天気に恵まれたこと、シケが少なかったことがヒジキの成長に好条件だった。昨年より10トン多い60トンの収穫量を見込んでいる」と話した。
収穫されたヒジキは、加工場で水洗いした「生ヒジキ」と、釜でゆでた「煮ヒジキ」として出荷される。同地区のヒジキは、肉厚で歯応えがあると人気が高い。ほとんどが県内で消費されるという。
沖縄タイムス
巣立つ 卒業式 (沖縄)
思い出胸に巣立つ 県内113中学で卒業式

宮城調仁校長から卒業証書を受け取る
豊見城中学校の卒業生=10日、豊見城市の同校
県内公立中学校全157校のうち約7割に当たる113校で10日、卒業式が開かれた。
豊見城市立豊見城中学校(宮城調仁校長)では229人の生徒が保護者や後輩、恩師らに見守られながら、3年間の思い出を胸に、新たな人生のスタートを切った。
卒業生を代表して金城知慧(ともえ)さんが「私たちはそれぞれの思い描く未来へと新たな一歩を踏み出す。10年、20年後の未来に成長した姿を先生方、家族、仲間に見せられるよう励んでいきたい」と抱負を述べた。
宮城校長は「これから、困難や新しいことに挑む際には校歌の『明日の世紀を双肩に』の部分を思い出し、大きな夢を実現してほしい」とエールを送った。
県内では卒業生のいない水納中、野甫中、慶留間中、崎枝中、西表中、休校中の舟浮中を除く38校で13日までに卒業式が行われ、約1万5千人が、慣れ親しんだ学びやを巣立つ。
琉球新報

宮城調仁校長から卒業証書を受け取る
豊見城中学校の卒業生=10日、豊見城市の同校
県内公立中学校全157校のうち約7割に当たる113校で10日、卒業式が開かれた。
豊見城市立豊見城中学校(宮城調仁校長)では229人の生徒が保護者や後輩、恩師らに見守られながら、3年間の思い出を胸に、新たな人生のスタートを切った。
卒業生を代表して金城知慧(ともえ)さんが「私たちはそれぞれの思い描く未来へと新たな一歩を踏み出す。10年、20年後の未来に成長した姿を先生方、家族、仲間に見せられるよう励んでいきたい」と抱負を述べた。
宮城校長は「これから、困難や新しいことに挑む際には校歌の『明日の世紀を双肩に』の部分を思い出し、大きな夢を実現してほしい」とエールを送った。
県内では卒業生のいない水納中、野甫中、慶留間中、崎枝中、西表中、休校中の舟浮中を除く38校で13日までに卒業式が行われ、約1万5千人が、慣れ親しんだ学びやを巣立つ。
琉球新報
被災地ライブ 魂と歌 モンパチ、OKINAWA
ファンの魂と歌いたい モンパチ、被災地ライブへ

MONGOL800の(左から)上江洌清作さん、高里悟さん、
儀間崇さん=4日、那覇市曙のスタジオ
県出身ロックバンドMONGOL800(通称・モンパチ)が27日から東日本大震災の被災地でライブをする。
モンパチは被災地にライブハウスを建設する「東北ライブハウス大作戦」に協力しており、岩手、宮城両県では同活動で建設されたライブハウス3カ所で演奏する。2月に発売した新アルバムを携えたツアー公演の一環。
「―大作戦」は音楽で被災地に活気を取り戻そうと、音楽関係者が支援を呼び掛けた。全国からの支援で岩手県の宮古市、大船渡市、宮城県石巻市にライブハウスが建った。
ボーカルの上江洌清作さん(32)は「音楽を直接届け、地元の人々と交流したい。被災地支援というより普通のこととして東北にライブに行くようになれたらいい」と継続的な取り組みの必要性を強調した。
上江洌さんは「見えないお金の流れもある中で、全国のバンドマンやスタッフが機材を送り、2年間で目に見える形で復興が進んだ。いろんなバンドが訪れ、ライブを見た若い人が音楽を始めるなど、震災当時は想像もできなかったいいサイクルが生まれていくと思う」と期待感を表す。
ギターの儀間崇さん(32)は「亡くなった人の中にモンパチのファンもいたと思う。その魂を感じながら何年たっても忘れないという思いで演奏したい」と言葉に力を込めた。
(宮城隆尋)
琉球新報

MONGOL800の(左から)上江洌清作さん、高里悟さん、
儀間崇さん=4日、那覇市曙のスタジオ
県出身ロックバンドMONGOL800(通称・モンパチ)が27日から東日本大震災の被災地でライブをする。
モンパチは被災地にライブハウスを建設する「東北ライブハウス大作戦」に協力しており、岩手、宮城両県では同活動で建設されたライブハウス3カ所で演奏する。2月に発売した新アルバムを携えたツアー公演の一環。
「―大作戦」は音楽で被災地に活気を取り戻そうと、音楽関係者が支援を呼び掛けた。全国からの支援で岩手県の宮古市、大船渡市、宮城県石巻市にライブハウスが建った。
ボーカルの上江洌清作さん(32)は「音楽を直接届け、地元の人々と交流したい。被災地支援というより普通のこととして東北にライブに行くようになれたらいい」と継続的な取り組みの必要性を強調した。
上江洌さんは「見えないお金の流れもある中で、全国のバンドマンやスタッフが機材を送り、2年間で目に見える形で復興が進んだ。いろんなバンドが訪れ、ライブを見た若い人が音楽を始めるなど、震災当時は想像もできなかったいいサイクルが生まれていくと思う」と期待感を表す。
ギターの儀間崇さん(32)は「亡くなった人の中にモンパチのファンもいたと思う。その魂を感じながら何年たっても忘れないという思いで演奏したい」と言葉に力を込めた。
(宮城隆尋)
琉球新報
ンマハラセー 観衆感嘆の声 (沖縄)
ンマハラセー 観衆感嘆の声

70年ぶりに復活した沖縄の伝統競馬・ンマハラセー大会で
優勝した馬の「どぅなん」
=10日午後、沖縄市の沖縄こどもの国
【沖縄】70年前に途絶えた琉球競馬を復活する「ンマハラセー大会」(沖縄こどもの国主催、琉球新報社共催)が10日、沖縄こどもの国で開催された。
琉球在来種や西洋種、中間種など24頭が出場し、こどもの国が飼育するヨナグニウマのどぅなんが優勝を果たした。
大会は、走りの速さだけでなく足並みやリズムの美しさを競う琉球競馬独特の試合展開となった。
準決勝に残った4頭のうち、3頭を体格が小さな沖縄在来種が占めた。詰め掛けた家族連れらは「かわいいー」や「ちゅらさぬやー」と感嘆の声を上げ、馬の走りに見入っていた。
大会は2日に続く計2日間の日程で開催。
復活に取り組んできたこどもの国の比嘉源和園長は「手探りの状態だったが、馬主、騎手の熱意で大会を成功させてもらった。早速来年の大会に向けて準備を進め、真の復活を目指したい」と話した。
琉球新報

70年ぶりに復活した沖縄の伝統競馬・ンマハラセー大会で
優勝した馬の「どぅなん」
=10日午後、沖縄市の沖縄こどもの国
【沖縄】70年前に途絶えた琉球競馬を復活する「ンマハラセー大会」(沖縄こどもの国主催、琉球新報社共催)が10日、沖縄こどもの国で開催された。
琉球在来種や西洋種、中間種など24頭が出場し、こどもの国が飼育するヨナグニウマのどぅなんが優勝を果たした。
大会は、走りの速さだけでなく足並みやリズムの美しさを競う琉球競馬独特の試合展開となった。
準決勝に残った4頭のうち、3頭を体格が小さな沖縄在来種が占めた。詰め掛けた家族連れらは「かわいいー」や「ちゅらさぬやー」と感嘆の声を上げ、馬の走りに見入っていた。
大会は2日に続く計2日間の日程で開催。
復活に取り組んできたこどもの国の比嘉源和園長は「手探りの状態だったが、馬主、騎手の熱意で大会を成功させてもらった。早速来年の大会に向けて準備を進め、真の復活を目指したい」と話した。
琉球新報
品質、量ともに高水準/宮古本島/OKINAWA
品質、量ともに高水準/宮古本島製糖2工場糖度は14度台で推移/操業開始から2カ月

操業2カ月で9万974㌧のサトウキビを搬入した宮糖城辺工場=9日、城辺砂川
宮古本島内製糖2工場の2012-13年産サトウキビ製糖操業は、開始から2カ月が経過した。両工場とも品質、量ともに順調に推移しており、8日現在の平均糖度は宮古製糖城辺工場が14・08度、沖縄製糖宮古工場は14・75度。これに伴い生産農家の手取額も高水準を維持している。豊作を裏付ける成績で、一層の品質向上が期待される。
宮糖城辺は8日までに9万974㌧のサトウキビを搬入した。計画通りの搬入で、最終的には11万5000㌧を見込んでいる。

沖糖は10万4765㌧を搬入した=9日、下地上地
品質面は、これまでの最高糖度が18・2度。日計の平均糖度は2月4日から14度台が続いており、今も上昇傾向にある。
糖度の内訳は、基準糖度帯(13・2~14・4度)のサトウキビが最も多く全体の47・46%を占めた。基準以上は35・53%あり、基準以下は17・01%となった。
1㌧当たりの農家平均手取額は2万1417円。
沖糖の8日現在の搬入量は10万4765㌧で、最終搬入量は13万4000㌧を見込む。宮糖同様、順調な操業を続けている。
品質は右肩上がりで上昇しており、これまでの最高糖度は19・10度。基準糖度帯以上のサトウキビが全体の61・42%を占め、基準糖度帯内は31・39%、基準以下は7・19%だった。
1㌧当たりの農家平均手取額は2万2101円。
両工場は天候に恵まれて操業開始の日からフル回転で操業を行っている。懸念材料は機械刈りが急増していることに伴う手刈りサトウキビの刈り置き。長期の刈り置きは品質の劣化を招くため、両工場では「刈り急がないように注意してほしい」と、計画通りの収穫を呼び掛けている。
今期宮古地区全体のサトウキビ生産量は32万6000㌧が見込まれ、豊作が確実となっている。
低温や日照不足の影響を受けたものの梅雨時期の適度な降雨で回復し、その後の生育も良好だった。9月下旬に直撃した台風17号の強風で葉の裂傷や塩害が発生したが、大きな打撃には至らず、品質、生産量ともに豊作型となった。
.宮古毎日新聞

操業2カ月で9万974㌧のサトウキビを搬入した宮糖城辺工場=9日、城辺砂川
宮古本島内製糖2工場の2012-13年産サトウキビ製糖操業は、開始から2カ月が経過した。両工場とも品質、量ともに順調に推移しており、8日現在の平均糖度は宮古製糖城辺工場が14・08度、沖縄製糖宮古工場は14・75度。これに伴い生産農家の手取額も高水準を維持している。豊作を裏付ける成績で、一層の品質向上が期待される。
宮糖城辺は8日までに9万974㌧のサトウキビを搬入した。計画通りの搬入で、最終的には11万5000㌧を見込んでいる。

沖糖は10万4765㌧を搬入した=9日、下地上地
品質面は、これまでの最高糖度が18・2度。日計の平均糖度は2月4日から14度台が続いており、今も上昇傾向にある。
糖度の内訳は、基準糖度帯(13・2~14・4度)のサトウキビが最も多く全体の47・46%を占めた。基準以上は35・53%あり、基準以下は17・01%となった。
1㌧当たりの農家平均手取額は2万1417円。
沖糖の8日現在の搬入量は10万4765㌧で、最終搬入量は13万4000㌧を見込む。宮糖同様、順調な操業を続けている。
品質は右肩上がりで上昇しており、これまでの最高糖度は19・10度。基準糖度帯以上のサトウキビが全体の61・42%を占め、基準糖度帯内は31・39%、基準以下は7・19%だった。
1㌧当たりの農家平均手取額は2万2101円。
両工場は天候に恵まれて操業開始の日からフル回転で操業を行っている。懸念材料は機械刈りが急増していることに伴う手刈りサトウキビの刈り置き。長期の刈り置きは品質の劣化を招くため、両工場では「刈り急がないように注意してほしい」と、計画通りの収穫を呼び掛けている。
今期宮古地区全体のサトウキビ生産量は32万6000㌧が見込まれ、豊作が確実となっている。
低温や日照不足の影響を受けたものの梅雨時期の適度な降雨で回復し、その後の生育も良好だった。9月下旬に直撃した台風17号の強風で葉の裂傷や塩害が発生したが、大きな打撃には至らず、品質、生産量ともに豊作型となった。
.宮古毎日新聞
SWALジェット 宮古に就航20年ぶり(OKINAWA)
SWALジェット 宮古に就航20年ぶりにお目見え/JTA

着陸後、ゆっくりとターミナルに向け移動するSWALジェット
=9日、宮古空港
日本トランスオーシャン航空(JTA)は9日、オレンジ色が懐かしい南西航空塗装の「SWALジェット」を宮古空港に初めて就航させた。
澄んだ青空に鮮やかに映えるオレンジ色の機体は午前8時すぎに着陸。同8時40分すぎには那覇に向け離陸した。搭乗通路の窓越しにカメラでSWALジェットを写真に収める乗客らの姿も見られた。
塗装機材は145人乗りのボーイング737-400型1機。この機材が就航している全路線で使用される。
就航期間は5年間を予定。今回は20年ぶりに当時のデザインを復活させた。
オレンジ色の流線型ストライプの入ったデザインで、1978年12月に南西航空初のジェット旅客機ボーイング737-200型機就航と同時に導入され、93年に社名が変更されるまで長く県民に親しまれてきた。
SWALジェットの復活は、「うちなーの翼」であり続けたいという思いと、宮古島を含む離島の翼、ひいては県の地域発展に貢献したいとの思いで就航させた。
同社は「南西航空時代を知る世代には懐かしさを、知らない世代には新鮮さを感じるSWALジェットで快適な沖縄の空の旅を楽しんでほしい」としている。
なお、10日付、本紙面の運航表ではジンベイザメをデザインした機体は「★」SWALジェットは「●」の印でそれぞれ示されている。
.宮古毎日新聞

着陸後、ゆっくりとターミナルに向け移動するSWALジェット
=9日、宮古空港
日本トランスオーシャン航空(JTA)は9日、オレンジ色が懐かしい南西航空塗装の「SWALジェット」を宮古空港に初めて就航させた。
澄んだ青空に鮮やかに映えるオレンジ色の機体は午前8時すぎに着陸。同8時40分すぎには那覇に向け離陸した。搭乗通路の窓越しにカメラでSWALジェットを写真に収める乗客らの姿も見られた。
塗装機材は145人乗りのボーイング737-400型1機。この機材が就航している全路線で使用される。
就航期間は5年間を予定。今回は20年ぶりに当時のデザインを復活させた。
オレンジ色の流線型ストライプの入ったデザインで、1978年12月に南西航空初のジェット旅客機ボーイング737-200型機就航と同時に導入され、93年に社名が変更されるまで長く県民に親しまれてきた。
SWALジェットの復活は、「うちなーの翼」であり続けたいという思いと、宮古島を含む離島の翼、ひいては県の地域発展に貢献したいとの思いで就航させた。
同社は「南西航空時代を知る世代には懐かしさを、知らない世代には新鮮さを感じるSWALジェットで快適な沖縄の空の旅を楽しんでほしい」としている。
なお、10日付、本紙面の運航表ではジンベイザメをデザインした機体は「★」SWALジェットは「●」の印でそれぞれ示されている。
.宮古毎日新聞
アロエベラの花にミツバチ集う (宮古島 ・沖縄)
晴天「夏日」続く、アロエベラの花にミツバチ集う

9日、 宮古島地方は高気圧に覆われて晴れ、 各地で最高気温25度以上の「夏日」 となった。 気象台によると、 10日も引き続き晴れとなって最高気温は26度と予想されている。 週明けはやや曇るものの気温の高い日は続きそうだ。
晴れ渡る青空に4月中旬並の気候となり、 市内下地では黄色い花が満開となったアロエベラ畑も見られた。
有用成分が豊富に含まれるとされ健康食品などの材料として栽培されるが、 花にも蜜が多いのかたくさんのミツバチが集まっていた。 観賞用植物にもなるだけあって房のように鈴なりに咲く花も美しい。
9日の最高気温は平良で25・3度、 宮古空港で25・2度、 下地島空港で25・5度、 多良間空港で25・9度を観測。
向こう1週間ははじめ高気圧に覆われて概ね晴れるが、 その後は気圧の谷や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、 中頃には雨の日もあるもよう。 気温は中頃まで高く、 後半は平年並が見込まれる。
宮古毎日新聞

9日、 宮古島地方は高気圧に覆われて晴れ、 各地で最高気温25度以上の「夏日」 となった。 気象台によると、 10日も引き続き晴れとなって最高気温は26度と予想されている。 週明けはやや曇るものの気温の高い日は続きそうだ。
晴れ渡る青空に4月中旬並の気候となり、 市内下地では黄色い花が満開となったアロエベラ畑も見られた。
有用成分が豊富に含まれるとされ健康食品などの材料として栽培されるが、 花にも蜜が多いのかたくさんのミツバチが集まっていた。 観賞用植物にもなるだけあって房のように鈴なりに咲く花も美しい。
9日の最高気温は平良で25・3度、 宮古空港で25・2度、 下地島空港で25・5度、 多良間空港で25・9度を観測。
向こう1週間ははじめ高気圧に覆われて概ね晴れるが、 その後は気圧の谷や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、 中頃には雨の日もあるもよう。 気温は中頃まで高く、 後半は平年並が見込まれる。
宮古毎日新聞