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2013-11-25
【ペルー】「会員融和」掲げ35年 ペルー沖縄婦人会(OKINAWA)
【ペルー】「会員融和」掲げ35年 ペルー沖縄婦人会

35周年記念のケーキを前に会の発展と、なお一層の結束を誓い合うペルー沖縄婦人会メンバー
=ペルーのリマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホール
ことしで創立35年を迎えたペルー沖縄婦人会(嘉手納トミ会長)はこのほど、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールで、来賓はじめ多くの会員が出席して、盛大に節目の年を祝った。
1978年、上原松子氏を初代会長に「会員相互の融和」「婦人の地位向上」「社会奉仕」を目的に掲げ活動の輪を広げてきた。
毎年、敬老会や夏季清遊会、料理講習会、養老院への生活必需品の寄贈、サンテイシモ孤児院へのクリスマスプレゼントなど福祉・援護活動に重点を置いて活動してきた。
また、文化面では琉球舞踊道場の「傘の会」の師匠、宮城春子先生の指導の下、毎週、クラスが開かれている。
県人会とは車の両輪のごとく共に活動を続け、これまで婦人会長を務められたフランシスカ知念氏、エレーナ喜屋武氏、エレーナ崎原氏らは、県人会役員の中で会計や幹事長など重要なポストを担ってきた。これからも活動の輪が広がり、なお一層の活躍が期待されている。
(赤嶺光弘通信員)
琉球新報

35周年記念のケーキを前に会の発展と、なお一層の結束を誓い合うペルー沖縄婦人会メンバー
=ペルーのリマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホール
ことしで創立35年を迎えたペルー沖縄婦人会(嘉手納トミ会長)はこのほど、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールで、来賓はじめ多くの会員が出席して、盛大に節目の年を祝った。
1978年、上原松子氏を初代会長に「会員相互の融和」「婦人の地位向上」「社会奉仕」を目的に掲げ活動の輪を広げてきた。
毎年、敬老会や夏季清遊会、料理講習会、養老院への生活必需品の寄贈、サンテイシモ孤児院へのクリスマスプレゼントなど福祉・援護活動に重点を置いて活動してきた。
また、文化面では琉球舞踊道場の「傘の会」の師匠、宮城春子先生の指導の下、毎週、クラスが開かれている。
県人会とは車の両輪のごとく共に活動を続け、これまで婦人会長を務められたフランシスカ知念氏、エレーナ喜屋武氏、エレーナ崎原氏らは、県人会役員の中で会計や幹事長など重要なポストを担ってきた。これからも活動の輪が広がり、なお一層の活躍が期待されている。
(赤嶺光弘通信員)
琉球新報
「宮 古の祭祀」現状や課題テーマに討論 (宮古島・沖縄)
「宮 古の祭祀」現状や課題テーマに討論

「宮古の祭祀の現状と課題」 のテーマで行われたシンポジウム=狩俣集落センター
宮古伝承文化研究センター (佐渡山安公所長) の第8回講演・シンポジウムが23日、 狩俣集落センターで行われた。
「宮古の祭祀の現状と課題」 をテーマにしたシンポジウムでは狩俣、 池間島、 西原、 佐良浜の祭祀を担うツカサの減少、 担い手がいないことにより途絶えている現状の報告があり、 今後どのように復活させていくかについては 「伝統文化を守るという観点からツカサだけでなく、 自治会全体で継承する方法を考えるべきだ」 などの意見があった。 会場には多くの人が詰めかけ、 熱心に耳を傾けた。
シンポジウムは佐渡山さん、 狩俣恵一さん (沖縄国際大学教授) の司会で、 居駒永幸さん (明治大学教授)、 岡谷公二さん (跡見学園女子大学名誉教授)、 島村恭則さん (関西学院大学教授)、 須藤義人さん (沖縄大学講師)、 渡久山安子さん (西原の元アーグスンマ)、 久貝則子さん (狩俣の現役アブンマ) がパネラーを務めた。
佐渡山さんは 「祭祀を担うツカサが誕生せず途絶えているところがある。 どのようにすれば復活させていくことができるか。 豊作祈願で続けてきたものを省く、 あるいはまとめてやっていくことはできるのか」 と問いかけた。 これに渡久山さんは 「一つにまとめてやった方がいいと思うが、 神事だから難しいのではないか」 と述べた。
島村さんは、 アブンマとなった久貝さんに対して 「なぜツカサになろうと思ったのかを聞きたい。 意識的に決断したことは貴重な存在であり、 一つのモデルになるかもしれない」 と質問した。 久貝さんは、 2年前に入った経緯を説明したあと 「やってみて大変であり、 これ以上の事を先輩たちはやってきたのかとしみじみ思っている。 若い人が入ってくることを願っている」 と話した。
狩俣さんは 「沖縄の他地区では男性の公民館長がほとんどの段取りを行っており、 女性のツカサはニガイをするだけ。 先祖伝来の伝統文化に敬意を示して行っている」 と紹介した。
島村さんは 「本土では高度経済成長で中断し消滅した祭祀もある。 21世紀になっての中断だが、 これまで人々は決まった役割をやってきて、 その価値を振り返る必要がなかった。 ここに来て人々は何のためにやっているのかを考えるようになった。 中断だが賢い生活の中で再生を果たすことが出来るのではないか」 と期待を込めた。
シンポジウムの前には、 居駒さんが 「宮古の祭祀と継承」 の演題で講演した。 また 「宮古の祭祀の現状」 のビデオ報告、 狩俣や西原、 佐良浜の神歌の披露もあり、 厳かな中の歌が参加者の胸を打っていた。
宮古新報

「宮古の祭祀の現状と課題」 のテーマで行われたシンポジウム=狩俣集落センター
宮古伝承文化研究センター (佐渡山安公所長) の第8回講演・シンポジウムが23日、 狩俣集落センターで行われた。
「宮古の祭祀の現状と課題」 をテーマにしたシンポジウムでは狩俣、 池間島、 西原、 佐良浜の祭祀を担うツカサの減少、 担い手がいないことにより途絶えている現状の報告があり、 今後どのように復活させていくかについては 「伝統文化を守るという観点からツカサだけでなく、 自治会全体で継承する方法を考えるべきだ」 などの意見があった。 会場には多くの人が詰めかけ、 熱心に耳を傾けた。
シンポジウムは佐渡山さん、 狩俣恵一さん (沖縄国際大学教授) の司会で、 居駒永幸さん (明治大学教授)、 岡谷公二さん (跡見学園女子大学名誉教授)、 島村恭則さん (関西学院大学教授)、 須藤義人さん (沖縄大学講師)、 渡久山安子さん (西原の元アーグスンマ)、 久貝則子さん (狩俣の現役アブンマ) がパネラーを務めた。
佐渡山さんは 「祭祀を担うツカサが誕生せず途絶えているところがある。 どのようにすれば復活させていくことができるか。 豊作祈願で続けてきたものを省く、 あるいはまとめてやっていくことはできるのか」 と問いかけた。 これに渡久山さんは 「一つにまとめてやった方がいいと思うが、 神事だから難しいのではないか」 と述べた。
島村さんは、 アブンマとなった久貝さんに対して 「なぜツカサになろうと思ったのかを聞きたい。 意識的に決断したことは貴重な存在であり、 一つのモデルになるかもしれない」 と質問した。 久貝さんは、 2年前に入った経緯を説明したあと 「やってみて大変であり、 これ以上の事を先輩たちはやってきたのかとしみじみ思っている。 若い人が入ってくることを願っている」 と話した。
狩俣さんは 「沖縄の他地区では男性の公民館長がほとんどの段取りを行っており、 女性のツカサはニガイをするだけ。 先祖伝来の伝統文化に敬意を示して行っている」 と紹介した。
島村さんは 「本土では高度経済成長で中断し消滅した祭祀もある。 21世紀になっての中断だが、 これまで人々は決まった役割をやってきて、 その価値を振り返る必要がなかった。 ここに来て人々は何のためにやっているのかを考えるようになった。 中断だが賢い生活の中で再生を果たすことが出来るのではないか」 と期待を込めた。
シンポジウムの前には、 居駒さんが 「宮古の祭祀と継承」 の演題で講演した。 また 「宮古の祭祀の現状」 のビデオ報告、 狩俣や西原、 佐良浜の神歌の披露もあり、 厳かな中の歌が参加者の胸を打っていた。
宮古新報
幼鳥カンムリワシ 1カ月ぶり野生復帰
幼鳥カンムリワシ 1カ月ぶり野生復帰

放鳥されたカンムリワシ「ソウミ」と名付け親の柳澤さん
石垣市川平の農園で10月、衰弱しているところを市民に保護された幼鳥のカンムリワシが23日午前、川平の県道79号線沿いで放鳥され、元気な姿で自然へと戻った。
保護された後、石垣やいま村(県疾病野生鳥獣保護飼育ボランティア)でリハビリ。450㌘だった体重は800㌘に増えるなど順調に回復した。
このカンムリワシには「ソウミ」という名前がついている。名付け親は、保護期間中に環境省石垣自然保護官事務所を職場体験で訪れた平久保小学校6年の堀井草太君と野底小学校5年の柳澤福見さん。

放鳥された後、木にとまるカンムリワシ(上)。
別個体が威嚇とみられる行動をしていた 名付け親の
児童ら見守る=23日午前、市内川平
放鳥を見守った柳澤さんは「他のカンムリワシに負けないよう、強く育ち、住んでいる野底に来てほしい。事故の被害は聞いているので私も気をつけたい」と話した。
放鳥前には別の幼鳥も姿を現した。
同事務所によると、石垣島でのカンムリワシが被害に遭う交通事故は今年に入って6件発生。うち5件が事故直後、1件は治療中に死んだ。石垣島と西表島に生息するカンムリワシは約200羽とみられている。
八重山毎日新聞

放鳥されたカンムリワシ「ソウミ」と名付け親の柳澤さん
石垣市川平の農園で10月、衰弱しているところを市民に保護された幼鳥のカンムリワシが23日午前、川平の県道79号線沿いで放鳥され、元気な姿で自然へと戻った。
保護された後、石垣やいま村(県疾病野生鳥獣保護飼育ボランティア)でリハビリ。450㌘だった体重は800㌘に増えるなど順調に回復した。
このカンムリワシには「ソウミ」という名前がついている。名付け親は、保護期間中に環境省石垣自然保護官事務所を職場体験で訪れた平久保小学校6年の堀井草太君と野底小学校5年の柳澤福見さん。

放鳥された後、木にとまるカンムリワシ(上)。
別個体が威嚇とみられる行動をしていた 名付け親の
児童ら見守る=23日午前、市内川平
放鳥を見守った柳澤さんは「他のカンムリワシに負けないよう、強く育ち、住んでいる野底に来てほしい。事故の被害は聞いているので私も気をつけたい」と話した。
放鳥前には別の幼鳥も姿を現した。
同事務所によると、石垣島でのカンムリワシが被害に遭う交通事故は今年に入って6件発生。うち5件が事故直後、1件は治療中に死んだ。石垣島と西表島に生息するカンムリワシは約200羽とみられている。
八重山毎日新聞