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2013-11-30
多良間島にぶらり旅(宮古島・沖縄)
迷鳥 多良間島にぶらり旅
枝の上で羽を休めるハイイロオウチョウ
(羽地邦雄さん撮影)
まれに県内に飛来する迷鳥ハイイロオウチュウ1羽が29日、多良間村内の雑木林で確認された。同村の羽地邦雄さんが撮影に成功した。
顔や目の周りが白っぽく見えるのが特徴の一つ。中国などに分布する。
県内では石垣島、西表島、与那国島、宮古島、沖縄本島などで観察記録がある。昨年は浦添市内の公園で2羽が越冬し、話題になった。
羽地さんは「なかなか出会うことのない野鳥と聞き、喜んでいる」と話した。
沖縄タイムス

枝の上で羽を休めるハイイロオウチョウ
(羽地邦雄さん撮影)
まれに県内に飛来する迷鳥ハイイロオウチュウ1羽が29日、多良間村内の雑木林で確認された。同村の羽地邦雄さんが撮影に成功した。
顔や目の周りが白っぽく見えるのが特徴の一つ。中国などに分布する。
県内では石垣島、西表島、与那国島、宮古島、沖縄本島などで観察記録がある。昨年は浦添市内の公園で2羽が越冬し、話題になった。
羽地さんは「なかなか出会うことのない野鳥と聞き、喜んでいる」と話した。
沖縄タイムス
聴覚の壁、美が破る 12月大阪でショー(沖縄)
聴覚の壁、美が破る 12月大阪でショー
企画・モデルとも聴覚障がい者のファッションショーの
総指揮に向けて、抱負を語る大城早貴さん
=那覇空港
【豊見城】
企画からモデルまで、すべて聴覚障がい者という参加型のファッションショーが12月7日、大阪市で開かれる。
舞台に上がるのは全国から集まる約50人。同じく聴覚障がい者で、タレント・モデル業の大城早貴さん(26)=豊見城市=がその総指揮・総合プロデュースを務める。
大城さんは「健常者と同じように社会に出て行けるということをアピールしたい」と話している。
(内間健)
沖縄タイムス

企画・モデルとも聴覚障がい者のファッションショーの
総指揮に向けて、抱負を語る大城早貴さん
=那覇空港
【豊見城】
企画からモデルまで、すべて聴覚障がい者という参加型のファッションショーが12月7日、大阪市で開かれる。
舞台に上がるのは全国から集まる約50人。同じく聴覚障がい者で、タレント・モデル業の大城早貴さん(26)=豊見城市=がその総指揮・総合プロデュースを務める。
大城さんは「健常者と同じように社会に出て行けるということをアピールしたい」と話している。
(内間健)
沖縄タイムス
與那城美和さん初CD「宮古島を唄う」発売 (沖縄)
與那城美和さん初CD「宮古島を唄う」発売

琉球舞踊の地謡や宮古民謡の歌い手として活動する宮古島市平良西仲宗根出身の與那城美和さん (47) がこのほど、 CD 「宮古島を唄う~かなすあーぐ」 (定価1500円) =写真=を発売した。 12月7日に響和楽器ホールで発売記念ライブを予定しているが、 すでにチケットは完売した。
與那城さんは小学4年生ごろから 「工工四」 を覚え、 三線を引き始めた。 琉球古典民謡の野村流伝統音楽協会の与那覇寛仁氏に師事し、 琉球古典芸能コンクール (琉球新報社主催) で新人賞、 優秀賞、 最高賞を獲得。 2009年に同協会教師。 このほか、 久田流家元久田多嘉子舞踊研究所の教師免許を取得した。
09年、 宮古島市総合博物館の講演会の初めて古謡を唄ったことをきっかけに、 現在は宮古の民謡や古謡の研鑽に努めている。 CD収録曲は 「大世栄」 をはじめ、 ▽崎田川▽與那武岳金兄小▽なりやまあやぐ▽伊良部とうがに▽池間の主▽狩俣のイサミガ▽東里真中│の全8曲。 また、 幻の名歌といわれる古謡 「白鳥ぬアーグ」 も収録した。
CD 「宮古島を唄う」 の販売は、 TSUTAYA沖縄宮古島店、 響和楽器。 12月中旬には沖縄本島でも発売予定。
宮古新報

琉球舞踊の地謡や宮古民謡の歌い手として活動する宮古島市平良西仲宗根出身の與那城美和さん (47) がこのほど、 CD 「宮古島を唄う~かなすあーぐ」 (定価1500円) =写真=を発売した。 12月7日に響和楽器ホールで発売記念ライブを予定しているが、 すでにチケットは完売した。
與那城さんは小学4年生ごろから 「工工四」 を覚え、 三線を引き始めた。 琉球古典民謡の野村流伝統音楽協会の与那覇寛仁氏に師事し、 琉球古典芸能コンクール (琉球新報社主催) で新人賞、 優秀賞、 最高賞を獲得。 2009年に同協会教師。 このほか、 久田流家元久田多嘉子舞踊研究所の教師免許を取得した。
09年、 宮古島市総合博物館の講演会の初めて古謡を唄ったことをきっかけに、 現在は宮古の民謡や古謡の研鑽に努めている。 CD収録曲は 「大世栄」 をはじめ、 ▽崎田川▽與那武岳金兄小▽なりやまあやぐ▽伊良部とうがに▽池間の主▽狩俣のイサミガ▽東里真中│の全8曲。 また、 幻の名歌といわれる古謡 「白鳥ぬアーグ」 も収録した。
CD 「宮古島を唄う」 の販売は、 TSUTAYA沖縄宮古島店、 響和楽器。 12月中旬には沖縄本島でも発売予定。
宮古新報
多良間PRキャラ、「たらぴん」に決定 (宮古島・沖縄)
多良間PRキャラ、「たらぴん」に決定

イメージキャラクターの 「たらぴん」
【多良間】
多良間村制施行100周年記念事業の一環として公募した多良間島をアピールするキャラクターに、 宮古島市城辺在住の松本美紀子さんがデザインした 「たらぴん (仮称)」 が選ばれた。 またモニュメントデザインも松本さんの 「海亀の見える夢 (仮称)」 が採用された。 正式なデザインや名称は今後、 松本さんと調整しながら仕上げていくという。
「たらぴん」 は多良間村が特産品化に向けて取り組むヤギ (たらまピンダ) が伝統行事 「八月踊り」 の衣装を付け、 手にはサトウキビを持っている。

モニュメントデザイン 「海亀の見える夢」
「海亀の見える夢」 は多良間島の海浜で産卵をするウミガメや 「八月踊り」 の登場人物などをデザインしている。
デザインは村制100周年記念事業実行委員会の投票で決定。 応募総数はキャラクターが41件、 モニュメントは3件が寄せられた。
宮古新報

イメージキャラクターの 「たらぴん」
【多良間】
多良間村制施行100周年記念事業の一環として公募した多良間島をアピールするキャラクターに、 宮古島市城辺在住の松本美紀子さんがデザインした 「たらぴん (仮称)」 が選ばれた。 またモニュメントデザインも松本さんの 「海亀の見える夢 (仮称)」 が採用された。 正式なデザインや名称は今後、 松本さんと調整しながら仕上げていくという。
「たらぴん」 は多良間村が特産品化に向けて取り組むヤギ (たらまピンダ) が伝統行事 「八月踊り」 の衣装を付け、 手にはサトウキビを持っている。

モニュメントデザイン 「海亀の見える夢」
「海亀の見える夢」 は多良間島の海浜で産卵をするウミガメや 「八月踊り」 の登場人物などをデザインしている。
デザインは村制100周年記念事業実行委員会の投票で決定。 応募総数はキャラクターが41件、 モニュメントは3件が寄せられた。
宮古新報
2013-11-29
国場氏に反発、那覇の自民市議が役員辞任(沖縄)
国場氏に反発、那覇の自民市議が役員辞任
自民党1区支部の役員辞任を表明する副支部長の
金城徹那覇市議(右から2人目)と安慶田光男議長(右)ら
=27日午後、那覇市旭町・自治会館
自民系那覇市議のうち、衆院沖縄1区支部の役員を務める14人が27日、那覇市内で記者会見し、1区支部長の国場幸之助衆院議員による辺野古移設容認への方針転換に抗議し、支部役員を辞任すると発表した。
辞任の意向を示したのは、安慶田光男議長、自民党新風会9人、自由民主党4人の計14人。自民・無所属・改革の会の3人は、会派内の意見の相違などを理由に、出席を見送った。
会見で、市議を代表して金城徹氏は、議会で5回にわたり県外・国外移設を求める意見書を可決したと強調。「支部長の容認の立場と私たち市議団の議決してきた県外・国外との整合性がとれない。7月の市議選で、普天間飛行場の県外・国外移設を公約に掲げた責任は重い」と述べた。
沖縄タイムス

自民党1区支部の役員辞任を表明する副支部長の
金城徹那覇市議(右から2人目)と安慶田光男議長(右)ら
=27日午後、那覇市旭町・自治会館
自民系那覇市議のうち、衆院沖縄1区支部の役員を務める14人が27日、那覇市内で記者会見し、1区支部長の国場幸之助衆院議員による辺野古移設容認への方針転換に抗議し、支部役員を辞任すると発表した。
辞任の意向を示したのは、安慶田光男議長、自民党新風会9人、自由民主党4人の計14人。自民・無所属・改革の会の3人は、会派内の意見の相違などを理由に、出席を見送った。
会見で、市議を代表して金城徹氏は、議会で5回にわたり県外・国外移設を求める意見書を可決したと強調。「支部長の容認の立場と私たち市議団の議決してきた県外・国外との整合性がとれない。7月の市議選で、普天間飛行場の県外・国外移設を公約に掲げた責任は重い」と述べた。
沖縄タイムス
聞こえない世界発信 ラジオDJ挑戦(沖縄)
聞こえない世界発信 ラジオDJ挑戦
聴覚障がいのある沖縄国際大学1年の富島健太さん(18)が29日、ラジオのDJに挑戦する。
同大の学生らが富島さんの耳や口となり、「聞こえない世界」を電波に乗せて発信する。番組は同大の福祉・ボランティア支援室と学生が企画し、FMよみたんとの協働で実現した。
富島さんは「聴覚障がいのことを多くの人に伝えたい」と意気込んでいる。放送は午後3時から4時。
(與那覇里子)
沖縄タイムス
聴覚障がいのある沖縄国際大学1年の富島健太さん(18)が29日、ラジオのDJに挑戦する。
同大の学生らが富島さんの耳や口となり、「聞こえない世界」を電波に乗せて発信する。番組は同大の福祉・ボランティア支援室と学生が企画し、FMよみたんとの協働で実現した。
富島さんは「聴覚障がいのことを多くの人に伝えたい」と意気込んでいる。放送は午後3時から4時。
(與那覇里子)
沖縄タイムス
2013-11-28
ナイトカヌー満喫 屋部川祭り盛況 (名護・沖縄)
ナイトカヌー満喫 屋部川祭り盛況、3000人

初めて開かれたナイトカヌーとイルミネーションを楽しむ参加者ら=23日、名護市の東屋部川
【名護】
名護市の市街地などを通る屋部川を活用し、屋部地域住民の親睦と地域活性化を図ることを目的に、第3回屋部川七色にじ祭り(同実行委員会主催)が23、24の両日、名護市屋部支所裏広場で催された。2日で3千人が訪れ、ナイトカヌーや集落の魅力を再発見する地域散策を楽しんだ。
今回は初の試みとなるナイトカヌーや夜間の川のイルミネーション、花火の打ち上げがあった。地図を片手に屋部のフクギ並木を歩き、クイズ形式で集落の魅力を散策しながら再発見するウオークラリーゲームも開催。
名護市文化財保存調査委員長の岸本林さんをガイドに、フクギ並木を中心とした渡波屋(とわや)、久護家、屋部寺などの集落内の文化財、史跡を訪ねた。
23日の開会式では、名護市消防本部による七色の放水があった。名護桜太鼓の演奏、各保育園や小中学校の演技のほか、各区のど自慢大会も行われた。出店コーナーではそれぞれの地域の特徴を生かした商品が並んだ。
岸本洋平実行委員長は「地域には夢を形にしようという情熱と行動力がある。この祭りを継続し、屋部地域の振興に向けた取り組みを推進したい」と意欲を語った。(宮城良勝通信員)
琉球新報

初めて開かれたナイトカヌーとイルミネーションを楽しむ参加者ら=23日、名護市の東屋部川
【名護】
名護市の市街地などを通る屋部川を活用し、屋部地域住民の親睦と地域活性化を図ることを目的に、第3回屋部川七色にじ祭り(同実行委員会主催)が23、24の両日、名護市屋部支所裏広場で催された。2日で3千人が訪れ、ナイトカヌーや集落の魅力を再発見する地域散策を楽しんだ。
今回は初の試みとなるナイトカヌーや夜間の川のイルミネーション、花火の打ち上げがあった。地図を片手に屋部のフクギ並木を歩き、クイズ形式で集落の魅力を散策しながら再発見するウオークラリーゲームも開催。
名護市文化財保存調査委員長の岸本林さんをガイドに、フクギ並木を中心とした渡波屋(とわや)、久護家、屋部寺などの集落内の文化財、史跡を訪ねた。
23日の開会式では、名護市消防本部による七色の放水があった。名護桜太鼓の演奏、各保育園や小中学校の演技のほか、各区のど自慢大会も行われた。出店コーナーではそれぞれの地域の特徴を生かした商品が並んだ。
岸本洋平実行委員長は「地域には夢を形にしようという情熱と行動力がある。この祭りを継続し、屋部地域の振興に向けた取り組みを推進したい」と意欲を語った。(宮城良勝通信員)
琉球新報
来年1月、宮古島で脱出ゲーム (沖縄)
来年1月、宮古島で脱出ゲーム 謎解き、体験型

宮古島市イメージキャラクター「みーや」とリアル脱出ゲーム×
宮古島をPRするお笑い芸人ら
=21日、渋谷区のよしもとホール
【東京】
宮古島全域を舞台にした「リアル脱出ゲーム×宮古島 封印された島からの脱出」が来年1月18日から10日間、開催される。
よしもとラフ&ピースなどでつくる実行委員会が21日、渋谷区のヨシモトホールで発表した。
出席者は「スケールの大きい体験型の娯楽を通じて、宮古島の観光資源、島の文化、歴史、暮らしの魅力を体感してほしい」と訴えた。
オフィシャルサポーターに任命されたレイザーラモンHGさんらお笑いの“一発芸人”も登場し、「宮古島でのリアル脱出ゲームをきっかけに、この現状から脱出したい。
フォー!」と叫び、宮古島市イメージキャラクターの「みーや」と共に参加を呼び掛けた。
チケットは21日から発売中。2千円。
問い合わせは脱出ゲーム×宮古島JTBツアーセンター
(電話)03(5909)8073。
流j球新報

宮古島市イメージキャラクター「みーや」とリアル脱出ゲーム×
宮古島をPRするお笑い芸人ら
=21日、渋谷区のよしもとホール
【東京】
宮古島全域を舞台にした「リアル脱出ゲーム×宮古島 封印された島からの脱出」が来年1月18日から10日間、開催される。
よしもとラフ&ピースなどでつくる実行委員会が21日、渋谷区のヨシモトホールで発表した。
出席者は「スケールの大きい体験型の娯楽を通じて、宮古島の観光資源、島の文化、歴史、暮らしの魅力を体感してほしい」と訴えた。
オフィシャルサポーターに任命されたレイザーラモンHGさんらお笑いの“一発芸人”も登場し、「宮古島でのリアル脱出ゲームをきっかけに、この現状から脱出したい。
フォー!」と叫び、宮古島市イメージキャラクターの「みーや」と共に参加を呼び掛けた。
チケットは21日から発売中。2千円。
問い合わせは脱出ゲーム×宮古島JTBツアーセンター
(電話)03(5909)8073。
流j球新報
那覇・奥武山公園で天然ガス試掘 (沖縄)
那覇・奥武山公園で天然ガス試掘
天然ガスの有効活用を探る試掘調査の現場
=27日、那覇市・奥武山公園内
天然ガス資源の有効活用に向けた県の試掘調査事業で、県内で3カ所目となる試掘現場の開坑式が27日、那覇市の奥武山公園内であった。来年2月までに地下1300メートルまで掘り下げ、地質構造を調べたり水溶性天然ガスの量や性質を分析したりする。
開坑式では県や那覇市、沖縄総合事務局の関係者らが神事で工事の安全を祈願。掘削開始式では県商工労働部の小嶺淳部長や那覇市の翁長雄志市長らがスタートボタンを一斉に押して工事の開始を祝った。
小嶺部長はあいさつで「水溶性天然ガス資源が分散型電源や都市ガスとしてホテルやスポーツ施設、リハビリ施設などで温泉などとして活用され、新たな産業振興につながるよう那覇市としっかり連携していきたい」などと述べた。
沖縄タイムス

天然ガスの有効活用を探る試掘調査の現場
=27日、那覇市・奥武山公園内
天然ガス資源の有効活用に向けた県の試掘調査事業で、県内で3カ所目となる試掘現場の開坑式が27日、那覇市の奥武山公園内であった。来年2月までに地下1300メートルまで掘り下げ、地質構造を調べたり水溶性天然ガスの量や性質を分析したりする。
開坑式では県や那覇市、沖縄総合事務局の関係者らが神事で工事の安全を祈願。掘削開始式では県商工労働部の小嶺淳部長や那覇市の翁長雄志市長らがスタートボタンを一斉に押して工事の開始を祝った。
小嶺部長はあいさつで「水溶性天然ガス資源が分散型電源や都市ガスとしてホテルやスポーツ施設、リハビリ施設などで温泉などとして活用され、新たな産業振興につながるよう那覇市としっかり連携していきたい」などと述べた。
沖縄タイムス
赤いキジムナーと青いキジムナー(沖縄)
組踊取り入れ音楽劇 赤いキジムナーと青いキジムナー
「赤いキジムナーと青いキジムナー」を演じる(左から)知花小百合、與那嶺理香、高宮城実人=15日、浦添市の国立劇場おきなわ
琉球芸能大使館制作の音楽劇「赤いキジムナーと青いキジムナー」(富田めぐみ脚本・演出)が15日、浦添市の国立劇場おきなわで上演された。浜田廣介の「泣いた赤鬼」を沖縄版に翻案。與那嶺理香のバイオリンを軸に組踊や琉舞を取り入れ、子どもから大人まで楽しめる作品にした。県伝統芸能公演の一環。
人間と仲良くなりたい赤いキジムナー(知花小百合)のために、友達の青いキジムナー(高宮城実人)が悪役を買って出る粗筋。冒頭と終盤で、2人がバイオリンに乗せてテーマ曲「ららら節」を歌う。優しい旋律が心地よい。
時折、やまとぐちのせりふを組踊の唱えに乗せてユーモラスな雰囲気を出した。唱えの魅力にあらためて気付かされる。やまとぐち中心のせりふは子どもにも分かりやすいだろう。ただ音楽に力があるので、もっとしまくとぅばを使ってもいいのではないか。
「松羽目」を「ガジュマル羽目」にした舞台幕も目を引いた。幕と幕の間に入り、木の後ろに隠れるような使い方ができる。
第1部は花岡尚子(しょうこ)らが琉舞を踊った。知花による「なぎなた」では、照明を前から当てて壁に大きな影を映し、勇壮さが際立った。
(伊佐尚記)
琉球新報

「赤いキジムナーと青いキジムナー」を演じる(左から)知花小百合、與那嶺理香、高宮城実人=15日、浦添市の国立劇場おきなわ
琉球芸能大使館制作の音楽劇「赤いキジムナーと青いキジムナー」(富田めぐみ脚本・演出)が15日、浦添市の国立劇場おきなわで上演された。浜田廣介の「泣いた赤鬼」を沖縄版に翻案。與那嶺理香のバイオリンを軸に組踊や琉舞を取り入れ、子どもから大人まで楽しめる作品にした。県伝統芸能公演の一環。
人間と仲良くなりたい赤いキジムナー(知花小百合)のために、友達の青いキジムナー(高宮城実人)が悪役を買って出る粗筋。冒頭と終盤で、2人がバイオリンに乗せてテーマ曲「ららら節」を歌う。優しい旋律が心地よい。
時折、やまとぐちのせりふを組踊の唱えに乗せてユーモラスな雰囲気を出した。唱えの魅力にあらためて気付かされる。やまとぐち中心のせりふは子どもにも分かりやすいだろう。ただ音楽に力があるので、もっとしまくとぅばを使ってもいいのではないか。
「松羽目」を「ガジュマル羽目」にした舞台幕も目を引いた。幕と幕の間に入り、木の後ろに隠れるような使い方ができる。
第1部は花岡尚子(しょうこ)らが琉舞を踊った。知花による「なぎなた」では、照明を前から当てて壁に大きな影を映し、勇壮さが際立った。
(伊佐尚記)
琉球新報
イペー鮮やか (沖縄市胡屋)
イペー鮮やか 沖縄市胡屋の宮城さん宅

沖縄市胡屋の宮城幸清さん(72)宅で、桃紫色のイペーの花が咲き、近所や道行く人の目を楽しませている。
宮城さんは、高校生になる孫の一平(いっぺい)さん(17)が生まれた年に記念にイペーを植えた。近所から分けてもらった15センチほどの苗木は庭ですくすく成長し、毎年、この時期にたくさんの花を咲かせている。
青空が広がった26日、枝いっぱいについた花が、風に揺れていた。植物が大好きという妻のヒデさん(71)は「満開の時は、ミツバチやいろいろな鳥もやってきてにぎやかですよ」と話していた。
琉球新報

沖縄市胡屋の宮城幸清さん(72)宅で、桃紫色のイペーの花が咲き、近所や道行く人の目を楽しませている。
宮城さんは、高校生になる孫の一平(いっぺい)さん(17)が生まれた年に記念にイペーを植えた。近所から分けてもらった15センチほどの苗木は庭ですくすく成長し、毎年、この時期にたくさんの花を咲かせている。
青空が広がった26日、枝いっぱいについた花が、風に揺れていた。植物が大好きという妻のヒデさん(71)は「満開の時は、ミツバチやいろいろな鳥もやってきてにぎやかですよ」と話していた。
琉球新報
2013-11-27
芸継承へ 那覇で与座姉弟まつり(沖縄)
朝惟の子ら芸継承へ 那覇で与座姉弟まつり

「戻りかご」を演じる(右から)与座朝奎、正恵、幸賢
=10日、那覇市のパレット市民劇場
「第6回与座姉弟まつり」が10日、那覇市のパレット市民劇場で開催された。劇団与座の与座朝惟・ともつね兄弟の芸を継承しようと、朝惟の子である朝奎と正恵、孫の幸賢、若手座員の新垣勝夫らが出演した。
朝惟とともつねのおはこである舞踊劇「戻りかご」「棒しばり」や喜歌劇「不孝戒め」(伊良波尹吉作)などを披露。民謡も歌う正恵、幸賢の高い歌唱力が印象に残った。
「戻りかご」はかごかき役の朝奎と幸賢が、かごに乗せた美女(正恵)をめぐりコミカルに争った。
「棒しばり」は主人(嘉陽田朝裕)の留守中、酒を飲まないよう縛られた下男たち(朝奎、幸賢)が、何とか酒を飲もうとする。帰って来た主人が怒る結末ではなく、一緒に酒を飲んで踊るのがおおらかで面白い。
朝惟とともつねは指導に徹したが、一部の演目は出演した方が往年のファンはうれしいかもしれない。
琉球新報

「戻りかご」を演じる(右から)与座朝奎、正恵、幸賢
=10日、那覇市のパレット市民劇場
「第6回与座姉弟まつり」が10日、那覇市のパレット市民劇場で開催された。劇団与座の与座朝惟・ともつね兄弟の芸を継承しようと、朝惟の子である朝奎と正恵、孫の幸賢、若手座員の新垣勝夫らが出演した。
朝惟とともつねのおはこである舞踊劇「戻りかご」「棒しばり」や喜歌劇「不孝戒め」(伊良波尹吉作)などを披露。民謡も歌う正恵、幸賢の高い歌唱力が印象に残った。
「戻りかご」はかごかき役の朝奎と幸賢が、かごに乗せた美女(正恵)をめぐりコミカルに争った。
「棒しばり」は主人(嘉陽田朝裕)の留守中、酒を飲まないよう縛られた下男たち(朝奎、幸賢)が、何とか酒を飲もうとする。帰って来た主人が怒る結末ではなく、一緒に酒を飲んで踊るのがおおらかで面白い。
朝惟とともつねは指導に徹したが、一部の演目は出演した方が往年のファンはうれしいかもしれない。
琉球新報
翻訳、WiFi拡充を OCVBが業者に呼び掛け(OKINAWA)
翻訳、WiFi拡充を OCVBが業者に呼び掛け

沖縄観光コンベンションビューローが支援した
ワイファイサービス設置場所を示すマーク
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)は外国人観光客の受け入れ体制の底上げに向け、県内民間事業者らに対し、翻訳や公衆無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」の拡充を強く求めている。
「事業者翻訳支援」「民間施設ワイファイ支援」の2事業の本年度の予算執行率は26日現在、20~30%程度。
OCVBは「外国語への対応力やインターネット接続の必要性は早急に解決しなければならない課題。事業のさらなる活用が必要だ」としている。
翻訳支援とワイファイ支援の2事業は2012年度から実施した。初年度の実績は、観光施設や飲食店などパンフレットやメニューの翻訳64件、ワイファイ設置154件だった。
翻訳支援を受けた沖縄テクノクリエイト(那覇市)は「これまで外国人客に食材の説明はだいぶ苦労した。
現在、利用客が自分でメニューを理解し、注文もスムーズになった」と効果を強調する。
本年度も外国人観光客の満足度向上を図るために支援事業を継続。翻訳支援については1言語1件、上限10万円で、1事業者3件までを助成している。ワイファイ設置は1施設上限30万円を助成する。しかし 現在、翻訳支援事業の申請件数は45件、ワイファイ設置は32件にとどまっている。
県が12年度に実施した「外国人観光客満足度調査報告書」によると、「外国語対応」への満足度が最も低く、「ワイファイ」の必要性についても多くの意見が寄せられた。OCVBは事業成果の事例なども踏まえ、観光振興を目指し事業実施の積極的な申請を呼び掛けている。
助成期間は来年2月28日まで。
問い合わせはOCVB海外事業部
(電話)098(859)6130。(呉俐君)
琉球新報

沖縄観光コンベンションビューローが支援した
ワイファイサービス設置場所を示すマーク
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)は外国人観光客の受け入れ体制の底上げに向け、県内民間事業者らに対し、翻訳や公衆無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」の拡充を強く求めている。
「事業者翻訳支援」「民間施設ワイファイ支援」の2事業の本年度の予算執行率は26日現在、20~30%程度。
OCVBは「外国語への対応力やインターネット接続の必要性は早急に解決しなければならない課題。事業のさらなる活用が必要だ」としている。
翻訳支援とワイファイ支援の2事業は2012年度から実施した。初年度の実績は、観光施設や飲食店などパンフレットやメニューの翻訳64件、ワイファイ設置154件だった。
翻訳支援を受けた沖縄テクノクリエイト(那覇市)は「これまで外国人客に食材の説明はだいぶ苦労した。
現在、利用客が自分でメニューを理解し、注文もスムーズになった」と効果を強調する。
本年度も外国人観光客の満足度向上を図るために支援事業を継続。翻訳支援については1言語1件、上限10万円で、1事業者3件までを助成している。ワイファイ設置は1施設上限30万円を助成する。しかし 現在、翻訳支援事業の申請件数は45件、ワイファイ設置は32件にとどまっている。
県が12年度に実施した「外国人観光客満足度調査報告書」によると、「外国語対応」への満足度が最も低く、「ワイファイ」の必要性についても多くの意見が寄せられた。OCVBは事業成果の事例なども踏まえ、観光振興を目指し事業実施の積極的な申請を呼び掛けている。
助成期間は来年2月28日まで。
問い合わせはOCVB海外事業部
(電話)098(859)6130。(呉俐君)
琉球新報
語られていない沖縄発信 宮平貴子(OKINAWA)
語られていない沖縄発信 宮平貴子

映画「カラカラ」について「沖縄にはまだ語られていないものがたくさんあることを証明した」と語る宮平貴子
=那覇市のククルビジョン
第36回モントリオール世界映画祭で2冠に輝き、今年1月から全国の劇場で20週間のロングラン上映された映画「カラカラ」(クロード・ガニオン監督)が12月11日、DVDとして発売される。
プロデューサーの宮平貴子は「劇場で見た人も自宅で『カラカラ』を楽しんでほしい。英語字幕もあるので外国人の友人も誘って」と呼び掛ける。
宮平は同作品を「主人公の純子と年齢は違うが、今後の人生を長い目で見る契機になった」と語る。「ククルビジョンの設立1作目で海外で評価を得ることができた。沖縄にはまだ語られていない、世界が注目する要素がたくさんあることを証明する作品になった。今後も沖縄から世界に発信したい」と展望した。
DVDは本編104分に加え、ガニオン監督のインタビューなどで構成する「メイキング・オブ・カラカラ」(約12分)も収録。
2980円。初回分はアートカレンダー(撮影・井上達男)が付く。県内レコード店やTSUTAYAなどで予約受け付け中。
問い合わせはククルビジョン
(電話)098(866)7867。
琉球新報

映画「カラカラ」について「沖縄にはまだ語られていないものがたくさんあることを証明した」と語る宮平貴子
=那覇市のククルビジョン
第36回モントリオール世界映画祭で2冠に輝き、今年1月から全国の劇場で20週間のロングラン上映された映画「カラカラ」(クロード・ガニオン監督)が12月11日、DVDとして発売される。
プロデューサーの宮平貴子は「劇場で見た人も自宅で『カラカラ』を楽しんでほしい。英語字幕もあるので外国人の友人も誘って」と呼び掛ける。
宮平は同作品を「主人公の純子と年齢は違うが、今後の人生を長い目で見る契機になった」と語る。「ククルビジョンの設立1作目で海外で評価を得ることができた。沖縄にはまだ語られていない、世界が注目する要素がたくさんあることを証明する作品になった。今後も沖縄から世界に発信したい」と展望した。
DVDは本編104分に加え、ガニオン監督のインタビューなどで構成する「メイキング・オブ・カラカラ」(約12分)も収録。
2980円。初回分はアートカレンダー(撮影・井上達男)が付く。県内レコード店やTSUTAYAなどで予約受け付け中。
問い合わせはククルビジョン
(電話)098(866)7867。
琉球新報
「子供の遊び場少ない」/ロシア観光視察団(宮古島;沖縄)
「子供の遊び場少ない」/ロシア観光視察団指摘
観光関係者と意見交換

ロシア観光視察団は積極的に意見を述べた
=26日、宮古島東急リゾート
社団法人レジャー・スポーツダイビング産業協会(東京都、河野洋平会長)の招待で滞在中のロシア観光視察団5人は26日、下地のホテルで宮古島観光協会などの関係者らと意見を交換した。視察団からは「子供の遊び場が少ない」「宮古までの航空運賃や宿泊費は安くできないか」「ロシア人にはゴルフや野球は人気がない」などと指摘し「食べ物はおいしくて問題はない」「ダイビングポイントは素晴らしい」と高く評価した。
司会は同協会理事の渡真利将博さん(ニイ・ヨン・ノース代表)が務めた。視察団のロシア沿海州政府の経済政策及び立法委員長のメドヴェーヂェフ・ゲンナーヂーさんは、今回の招待に感謝し、今後の沖縄・宮古観光の実現に向け、意欲を示した。
視察団には旅行会社の商品企画責任者の女性4人が参加。コドレフ・マルガリータさんは「宮古島の観光を考えた場合、ロシアから家族で訪れても子供の遊び場が少ない。子供の遊びは大事で増やした方が良い。ロシアでも人気のあるサイパンやグアムには、子供の遊び場が多い」と説明した。
シェホフツォワ・ユリアさんとナウムキナ・ヴァレンチーナさんは「宮古にはホテルの外で遊ぶ楽しいことが少ない。宮古の海とビーチは、とてもきれい。日本は他の外国と違って航空運賃や宿泊費が高い」と指摘した。
マスリョーハ・マリーナさんは「ロシアの人は歳を過ぎるとあまり何処にも行かない」と実情を説明した上で「帰ったら沖縄ツアーの旅行商品を考えたい」と前向きに取り組んでいく姿勢を示した。
また視察団は「台湾旅行ツアーは10日間で日本円にして20万円。安いから人気がある」と情報提供した。
同協会は、県の国内外観光向けエンターテイメント創出・観光メニュー開発支援事業の支援を受け、視察団を招待した。意見交換後、視察団は26日午後、那覇へ向かった。
.宮古毎日新聞
観光関係者と意見交換

ロシア観光視察団は積極的に意見を述べた
=26日、宮古島東急リゾート
社団法人レジャー・スポーツダイビング産業協会(東京都、河野洋平会長)の招待で滞在中のロシア観光視察団5人は26日、下地のホテルで宮古島観光協会などの関係者らと意見を交換した。視察団からは「子供の遊び場が少ない」「宮古までの航空運賃や宿泊費は安くできないか」「ロシア人にはゴルフや野球は人気がない」などと指摘し「食べ物はおいしくて問題はない」「ダイビングポイントは素晴らしい」と高く評価した。
司会は同協会理事の渡真利将博さん(ニイ・ヨン・ノース代表)が務めた。視察団のロシア沿海州政府の経済政策及び立法委員長のメドヴェーヂェフ・ゲンナーヂーさんは、今回の招待に感謝し、今後の沖縄・宮古観光の実現に向け、意欲を示した。
視察団には旅行会社の商品企画責任者の女性4人が参加。コドレフ・マルガリータさんは「宮古島の観光を考えた場合、ロシアから家族で訪れても子供の遊び場が少ない。子供の遊びは大事で増やした方が良い。ロシアでも人気のあるサイパンやグアムには、子供の遊び場が多い」と説明した。
シェホフツォワ・ユリアさんとナウムキナ・ヴァレンチーナさんは「宮古にはホテルの外で遊ぶ楽しいことが少ない。宮古の海とビーチは、とてもきれい。日本は他の外国と違って航空運賃や宿泊費が高い」と指摘した。
マスリョーハ・マリーナさんは「ロシアの人は歳を過ぎるとあまり何処にも行かない」と実情を説明した上で「帰ったら沖縄ツアーの旅行商品を考えたい」と前向きに取り組んでいく姿勢を示した。
また視察団は「台湾旅行ツアーは10日間で日本円にして20万円。安いから人気がある」と情報提供した。
同協会は、県の国内外観光向けエンターテイメント創出・観光メニュー開発支援事業の支援を受け、視察団を招待した。意見交換後、視察団は26日午後、那覇へ向かった。
.宮古毎日新聞
早稲田、東京大学で体験学習 (八重山・沖縄)
早稲田、東京大学で体験学習

国会議事堂など東京都内を周遊視察した石垣市内の中学生ら=22日午後、東京都内 市内の中学生30人が初
【東京】
石垣市教育委員会(高木健委員長)の「石垣市中学生体験学習」が、20~23日の日程で東京都内で行われた。市内の中学生30人が東京大学や早稲田大学を訪れ最高峰の学問に触れたほか、スカイツリーや国会議事堂、江戸東京博物館、日本科学未来館など東京を象徴する箇所を周遊見学した。
20日に東京到着後、浅草やスカイツリーを視察した中学生らは21日、東京大学を訪問。同大大学院の大月敏雄准教授の案内で研究室や図書館などを見学。伝統的な半円形コロシアム型の講堂で院生に混じり講義を受け、院生と交流した。また、学内にある㈱ユーグレナを訪問。同社のミドリムシ研究や事業について説明を受けた。
交流会では、中学生らが石垣島を紹介し「まみどーま」を披露。「赤瓦屋根の景観を壊さないための赤いソーラーパネルは可能か?」など、石垣島の自然や歴史、文化、また新石垣空港ができて活気づく八重山の観光に付随する問題点を示し、克服するためのアイデアや質問を院生らに投げかけた。
22日は早稲田大学を訪れ、鎌田薫総長を表敬訪問。鎌田総長は石垣市出身で同大総長を務めた故・大浜信泉氏に触れ「私たちにとっても石垣は特別。皆さんも頑張って早稲田に入学してほしい」とエールを送った。
表敬後は現役学生らが授業やサークル活動など、実際の「大学生の1日」を紹介しながら学内を案内。午後は国会議事堂の伝統ある参議院本会議場や、江戸東京博物館を見学。最終日の23日午前は日本科学未来館を見学した。
市教委の玉津博克教育長は「大学が島にない八重山の子どもたちにとって貴重な時間。最先端の場に少しでも触れさせたい。人的ネットワークを生かして来年も実施できれば」と継続の可能性も語った。
中学生らは「大学は勉強ばかりしているイメージだったけど、サークルとかもあり受けてみたいと思った」「江戸東京博物館と科学未来館がおもしろかった」などと感想を話していた。
(黒島安央東京通信員)
八重山毎日新聞

国会議事堂など東京都内を周遊視察した石垣市内の中学生ら=22日午後、東京都内 市内の中学生30人が初
【東京】
石垣市教育委員会(高木健委員長)の「石垣市中学生体験学習」が、20~23日の日程で東京都内で行われた。市内の中学生30人が東京大学や早稲田大学を訪れ最高峰の学問に触れたほか、スカイツリーや国会議事堂、江戸東京博物館、日本科学未来館など東京を象徴する箇所を周遊見学した。
20日に東京到着後、浅草やスカイツリーを視察した中学生らは21日、東京大学を訪問。同大大学院の大月敏雄准教授の案内で研究室や図書館などを見学。伝統的な半円形コロシアム型の講堂で院生に混じり講義を受け、院生と交流した。また、学内にある㈱ユーグレナを訪問。同社のミドリムシ研究や事業について説明を受けた。
交流会では、中学生らが石垣島を紹介し「まみどーま」を披露。「赤瓦屋根の景観を壊さないための赤いソーラーパネルは可能か?」など、石垣島の自然や歴史、文化、また新石垣空港ができて活気づく八重山の観光に付随する問題点を示し、克服するためのアイデアや質問を院生らに投げかけた。
22日は早稲田大学を訪れ、鎌田薫総長を表敬訪問。鎌田総長は石垣市出身で同大総長を務めた故・大浜信泉氏に触れ「私たちにとっても石垣は特別。皆さんも頑張って早稲田に入学してほしい」とエールを送った。
表敬後は現役学生らが授業やサークル活動など、実際の「大学生の1日」を紹介しながら学内を案内。午後は国会議事堂の伝統ある参議院本会議場や、江戸東京博物館を見学。最終日の23日午前は日本科学未来館を見学した。
市教委の玉津博克教育長は「大学が島にない八重山の子どもたちにとって貴重な時間。最先端の場に少しでも触れさせたい。人的ネットワークを生かして来年も実施できれば」と継続の可能性も語った。
中学生らは「大学は勉強ばかりしているイメージだったけど、サークルとかもあり受けてみたいと思った」「江戸東京博物館と科学未来館がおもしろかった」などと感想を話していた。
(黒島安央東京通信員)
八重山毎日新聞
12月に中型機投入 ANA(沖縄)
12月に中型機投入 ANA

12月11日から10日間、3路線に投入されるANAの中型機
=11月7日 那覇石垣など3路線
全日本空輸(ANA)は12月11日から20日までの間、南ぬ島石垣空港発着3路線で運航する機材を、ボーイング737―800型機から中型の767―300型機(270席)に変更する=写真。
中型機の投入で提供座席数は現行の2031席から3240席に増える。同社によると、多くの利用客が見込めるため、機材の大型化で利便性向上を図るとしている。
中型機が投入されるのは関西発石垣行き、石垣発中部行き、石垣発那覇行きの3路線で、期間中は12便の運航を計画する。
八重山毎日新聞

12月11日から10日間、3路線に投入されるANAの中型機
=11月7日 那覇石垣など3路線
全日本空輸(ANA)は12月11日から20日までの間、南ぬ島石垣空港発着3路線で運航する機材を、ボーイング737―800型機から中型の767―300型機(270席)に変更する=写真。
中型機の投入で提供座席数は現行の2031席から3240席に増える。同社によると、多くの利用客が見込めるため、機材の大型化で利便性向上を図るとしている。
中型機が投入されるのは関西発石垣行き、石垣発中部行き、石垣発那覇行きの3路線で、期間中は12便の運航を計画する。
八重山毎日新聞
2013-11-26
29年ぶり大運動会で結束・「伊計島」沖縄
29年ぶり大運動会で「伊計島」結束
伝統のカンカラエイサーを演じる伊計島大運動会
=うるま市与那城伊計・旧伊計小中学校
【うるま】伊計島大運動会(主催・伊計自治会、同実行委員会)が24日、旧伊計小中学校運動場であった。島の運動会は29年ぶり。島を活性化しようと島民や島出身者、島内で働く人たち約400人が一堂に会し、交流を深めた。
1984年に大運動会を開いて以降、伊計小中学校の運動会で島関係者が集まるため、途絶えていたが、2012年3月に同校が宮城、平安座、浜比嘉3島の6校とともに市与那城平安座の彩橋小中学校へ統合。伊計島への関心が低くなることを心配した自治会などが島の発展を目指し、運動会を復活させた。
当日は好天に恵まれ、保育園児からお年寄りまで幅広い世代が各種目に挑戦。戦後、島に伝わるカンカラエイサーでは、島外の人もパーランクー代わりに空き缶を抱えて参加し、島ゆかりの伊計離(いちはなり)節や伊計音頭も踊られた。
同期生や職域、小中高生の対抗リレーでは声援で沸き、校歌ダンスや綱引きでは島の絆を確認した。
彩橋小3年の上田美貴さん(8)は伊計小中の閉校時、唯一の小学1年生。「リレーで5回走った。彩橋での運動会も伊計での運動会もどっちも好き」と楽しそうだった。
伊計小中同窓会長の玉城清さん(72)は「島に生まれて非常にうれしい。どこにも負けない島の結束力。団結力を実感した」と笑顔。玉城正則自治会長は「来年は5年に1回の豊年祭。今日の盛り上がりを次につなげたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス

伝統のカンカラエイサーを演じる伊計島大運動会
=うるま市与那城伊計・旧伊計小中学校
【うるま】伊計島大運動会(主催・伊計自治会、同実行委員会)が24日、旧伊計小中学校運動場であった。島の運動会は29年ぶり。島を活性化しようと島民や島出身者、島内で働く人たち約400人が一堂に会し、交流を深めた。
1984年に大運動会を開いて以降、伊計小中学校の運動会で島関係者が集まるため、途絶えていたが、2012年3月に同校が宮城、平安座、浜比嘉3島の6校とともに市与那城平安座の彩橋小中学校へ統合。伊計島への関心が低くなることを心配した自治会などが島の発展を目指し、運動会を復活させた。
当日は好天に恵まれ、保育園児からお年寄りまで幅広い世代が各種目に挑戦。戦後、島に伝わるカンカラエイサーでは、島外の人もパーランクー代わりに空き缶を抱えて参加し、島ゆかりの伊計離(いちはなり)節や伊計音頭も踊られた。
同期生や職域、小中高生の対抗リレーでは声援で沸き、校歌ダンスや綱引きでは島の絆を確認した。
彩橋小3年の上田美貴さん(8)は伊計小中の閉校時、唯一の小学1年生。「リレーで5回走った。彩橋での運動会も伊計での運動会もどっちも好き」と楽しそうだった。
伊計小中同窓会長の玉城清さん(72)は「島に生まれて非常にうれしい。どこにも負けない島の結束力。団結力を実感した」と笑顔。玉城正則自治会長は「来年は5年に1回の豊年祭。今日の盛り上がりを次につなげたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス
オリオン「沖縄厳選!うまいむん」・沖縄
オリオン「沖縄厳選!うまいむん」キャンペーン

オリオンビールは季節限定商品「いちばん桜」の26日の発売に合わせ、「沖縄厳選うまいむんキャンペーン」を実施する=写真。
「ドラフト」350ミリリットル缶・500ミリリットル缶と「いちばん桜」350ミリリットル缶に付いているシール24枚を集めて応募すると、抽選で海の恵みコース(天然カノコイセエビ約3キロ相当)と山の恵みコース(もとぶ牛4キロ相当)が各10人に当たる。
ダブルチャンスで久米島産クルマエビやもとぶ牛バラカルビが各100人に当たる。さらにトリプルチャンスとして千人にオリジナルビアグラス1個とドラフト2缶といちばん桜1缶のセットが当たる。締め切りは2014年1月31日当日消印有効。
琉球新報

オリオンビールは季節限定商品「いちばん桜」の26日の発売に合わせ、「沖縄厳選うまいむんキャンペーン」を実施する=写真。
「ドラフト」350ミリリットル缶・500ミリリットル缶と「いちばん桜」350ミリリットル缶に付いているシール24枚を集めて応募すると、抽選で海の恵みコース(天然カノコイセエビ約3キロ相当)と山の恵みコース(もとぶ牛4キロ相当)が各10人に当たる。
ダブルチャンスで久米島産クルマエビやもとぶ牛バラカルビが各100人に当たる。さらにトリプルチャンスとして千人にオリジナルビアグラス1個とドラフト2缶といちばん桜1缶のセットが当たる。締め切りは2014年1月31日当日消印有効。
琉球新報
万国津梁大異業種交流会、台湾も出展(OKINAWA)
万国津梁大異業種交流会、台湾25社含む139社出展
台湾を含め139社が出展し、ビジネス連携を模索した第4回オキナワベンチャーマーケット「万国津梁大異業種交流会」
=25日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇
第4回オキナワベンチャーマーケット「万国津梁大異業種交流会」(同運営事務局主催)が25日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開催された。
プロ投資家向け新興市場への上場を支援する沖縄ジェイ・アドバイザー(名護市、知念栄治社長)が運営事務局を担当した。
台湾企業25社を含め技術系企業を中心に県内外から139社が出展した。全社が特設ステージで自社商品をプレゼンテーションし、各ブースでは商談会を実施。新たな技術開発や事業展開について意見を交わした。
イベントは企業間のビジネス連携のきっかけづくりが狙い。県内各中小企業からは「出展社同士足りない面で共通点もある。改善へのヒントになった」「付加価値創造に向けた連携に可能性を見た」などの声があった。
微生物検査や食品品質検査を手掛けるクロックワーク(那覇市)は、県内約350社の食品検査を手掛けている。ブースでは微生物検査報告書を展示し、食品品質管理をPRした。
伊志嶺哉(ちかし)社長は「食品品質検査を請け負うことで、県内外への展開を手助けしたい」と話した。今年4月には北海道に支社を開設、沖縄と北海道で積極的に連携していく。
沖縄関連本を電子書籍化する近代美術(南風原町)は、新システムを導入し電子版や絶版を1部から書籍化する事業を試験運用している。マーケティング本部ウェブチームの榎本伸司氏は「文字への根強いニーズもある。出版業者や公立図書館などとビジネスパートナーづくりを構築したい」と述べた。
琉球工学研究ユニット(沖縄市)は、琉球大工学部が技術協力して県産の発光ダイオード(LED)蛍光灯を製造する。
LEDを活用した水耕栽培計画の新事業では、狭いスペースでのレタスなどの葉野菜栽培を企画。名嘉政史統括マネジャーは「シャッター街や公民館などに棚を設置することで、地域コミュニティーの向上に貢献したい。収穫した野菜の売り上げを地域クーポン券として展開できれば、一層の地域振興につながる」とし、食品系業者との連携を望んだ。
台湾から参加した天明製薬は漢方薬やサプリメント(栄養補助食品)を製造販売する。「46年間の製薬経験がある。国際基準のGMP(適正製造規範)に基づいて製造している」とPRし「沖縄県内の企業と代理店契約を結び、新たな展開をしたい」と話した。
琉球新報

台湾を含め139社が出展し、ビジネス連携を模索した第4回オキナワベンチャーマーケット「万国津梁大異業種交流会」
=25日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇
第4回オキナワベンチャーマーケット「万国津梁大異業種交流会」(同運営事務局主催)が25日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開催された。
プロ投資家向け新興市場への上場を支援する沖縄ジェイ・アドバイザー(名護市、知念栄治社長)が運営事務局を担当した。
台湾企業25社を含め技術系企業を中心に県内外から139社が出展した。全社が特設ステージで自社商品をプレゼンテーションし、各ブースでは商談会を実施。新たな技術開発や事業展開について意見を交わした。
イベントは企業間のビジネス連携のきっかけづくりが狙い。県内各中小企業からは「出展社同士足りない面で共通点もある。改善へのヒントになった」「付加価値創造に向けた連携に可能性を見た」などの声があった。
微生物検査や食品品質検査を手掛けるクロックワーク(那覇市)は、県内約350社の食品検査を手掛けている。ブースでは微生物検査報告書を展示し、食品品質管理をPRした。
伊志嶺哉(ちかし)社長は「食品品質検査を請け負うことで、県内外への展開を手助けしたい」と話した。今年4月には北海道に支社を開設、沖縄と北海道で積極的に連携していく。
沖縄関連本を電子書籍化する近代美術(南風原町)は、新システムを導入し電子版や絶版を1部から書籍化する事業を試験運用している。マーケティング本部ウェブチームの榎本伸司氏は「文字への根強いニーズもある。出版業者や公立図書館などとビジネスパートナーづくりを構築したい」と述べた。
琉球工学研究ユニット(沖縄市)は、琉球大工学部が技術協力して県産の発光ダイオード(LED)蛍光灯を製造する。
LEDを活用した水耕栽培計画の新事業では、狭いスペースでのレタスなどの葉野菜栽培を企画。名嘉政史統括マネジャーは「シャッター街や公民館などに棚を設置することで、地域コミュニティーの向上に貢献したい。収穫した野菜の売り上げを地域クーポン券として展開できれば、一層の地域振興につながる」とし、食品系業者との連携を望んだ。
台湾から参加した天明製薬は漢方薬やサプリメント(栄養補助食品)を製造販売する。「46年間の製薬経験がある。国際基準のGMP(適正製造規範)に基づいて製造している」とPRし「沖縄県内の企業と代理店契約を結び、新たな展開をしたい」と話した。
琉球新報
2013-11-25
【ペルー】「会員融和」掲げ35年 ペルー沖縄婦人会(OKINAWA)
【ペルー】「会員融和」掲げ35年 ペルー沖縄婦人会

35周年記念のケーキを前に会の発展と、なお一層の結束を誓い合うペルー沖縄婦人会メンバー
=ペルーのリマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホール
ことしで創立35年を迎えたペルー沖縄婦人会(嘉手納トミ会長)はこのほど、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールで、来賓はじめ多くの会員が出席して、盛大に節目の年を祝った。
1978年、上原松子氏を初代会長に「会員相互の融和」「婦人の地位向上」「社会奉仕」を目的に掲げ活動の輪を広げてきた。
毎年、敬老会や夏季清遊会、料理講習会、養老院への生活必需品の寄贈、サンテイシモ孤児院へのクリスマスプレゼントなど福祉・援護活動に重点を置いて活動してきた。
また、文化面では琉球舞踊道場の「傘の会」の師匠、宮城春子先生の指導の下、毎週、クラスが開かれている。
県人会とは車の両輪のごとく共に活動を続け、これまで婦人会長を務められたフランシスカ知念氏、エレーナ喜屋武氏、エレーナ崎原氏らは、県人会役員の中で会計や幹事長など重要なポストを担ってきた。これからも活動の輪が広がり、なお一層の活躍が期待されている。
(赤嶺光弘通信員)
琉球新報

35周年記念のケーキを前に会の発展と、なお一層の結束を誓い合うペルー沖縄婦人会メンバー
=ペルーのリマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホール
ことしで創立35年を迎えたペルー沖縄婦人会(嘉手納トミ会長)はこのほど、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールで、来賓はじめ多くの会員が出席して、盛大に節目の年を祝った。
1978年、上原松子氏を初代会長に「会員相互の融和」「婦人の地位向上」「社会奉仕」を目的に掲げ活動の輪を広げてきた。
毎年、敬老会や夏季清遊会、料理講習会、養老院への生活必需品の寄贈、サンテイシモ孤児院へのクリスマスプレゼントなど福祉・援護活動に重点を置いて活動してきた。
また、文化面では琉球舞踊道場の「傘の会」の師匠、宮城春子先生の指導の下、毎週、クラスが開かれている。
県人会とは車の両輪のごとく共に活動を続け、これまで婦人会長を務められたフランシスカ知念氏、エレーナ喜屋武氏、エレーナ崎原氏らは、県人会役員の中で会計や幹事長など重要なポストを担ってきた。これからも活動の輪が広がり、なお一層の活躍が期待されている。
(赤嶺光弘通信員)
琉球新報
「宮 古の祭祀」現状や課題テーマに討論 (宮古島・沖縄)
「宮 古の祭祀」現状や課題テーマに討論

「宮古の祭祀の現状と課題」 のテーマで行われたシンポジウム=狩俣集落センター
宮古伝承文化研究センター (佐渡山安公所長) の第8回講演・シンポジウムが23日、 狩俣集落センターで行われた。
「宮古の祭祀の現状と課題」 をテーマにしたシンポジウムでは狩俣、 池間島、 西原、 佐良浜の祭祀を担うツカサの減少、 担い手がいないことにより途絶えている現状の報告があり、 今後どのように復活させていくかについては 「伝統文化を守るという観点からツカサだけでなく、 自治会全体で継承する方法を考えるべきだ」 などの意見があった。 会場には多くの人が詰めかけ、 熱心に耳を傾けた。
シンポジウムは佐渡山さん、 狩俣恵一さん (沖縄国際大学教授) の司会で、 居駒永幸さん (明治大学教授)、 岡谷公二さん (跡見学園女子大学名誉教授)、 島村恭則さん (関西学院大学教授)、 須藤義人さん (沖縄大学講師)、 渡久山安子さん (西原の元アーグスンマ)、 久貝則子さん (狩俣の現役アブンマ) がパネラーを務めた。
佐渡山さんは 「祭祀を担うツカサが誕生せず途絶えているところがある。 どのようにすれば復活させていくことができるか。 豊作祈願で続けてきたものを省く、 あるいはまとめてやっていくことはできるのか」 と問いかけた。 これに渡久山さんは 「一つにまとめてやった方がいいと思うが、 神事だから難しいのではないか」 と述べた。
島村さんは、 アブンマとなった久貝さんに対して 「なぜツカサになろうと思ったのかを聞きたい。 意識的に決断したことは貴重な存在であり、 一つのモデルになるかもしれない」 と質問した。 久貝さんは、 2年前に入った経緯を説明したあと 「やってみて大変であり、 これ以上の事を先輩たちはやってきたのかとしみじみ思っている。 若い人が入ってくることを願っている」 と話した。
狩俣さんは 「沖縄の他地区では男性の公民館長がほとんどの段取りを行っており、 女性のツカサはニガイをするだけ。 先祖伝来の伝統文化に敬意を示して行っている」 と紹介した。
島村さんは 「本土では高度経済成長で中断し消滅した祭祀もある。 21世紀になっての中断だが、 これまで人々は決まった役割をやってきて、 その価値を振り返る必要がなかった。 ここに来て人々は何のためにやっているのかを考えるようになった。 中断だが賢い生活の中で再生を果たすことが出来るのではないか」 と期待を込めた。
シンポジウムの前には、 居駒さんが 「宮古の祭祀と継承」 の演題で講演した。 また 「宮古の祭祀の現状」 のビデオ報告、 狩俣や西原、 佐良浜の神歌の披露もあり、 厳かな中の歌が参加者の胸を打っていた。
宮古新報

「宮古の祭祀の現状と課題」 のテーマで行われたシンポジウム=狩俣集落センター
宮古伝承文化研究センター (佐渡山安公所長) の第8回講演・シンポジウムが23日、 狩俣集落センターで行われた。
「宮古の祭祀の現状と課題」 をテーマにしたシンポジウムでは狩俣、 池間島、 西原、 佐良浜の祭祀を担うツカサの減少、 担い手がいないことにより途絶えている現状の報告があり、 今後どのように復活させていくかについては 「伝統文化を守るという観点からツカサだけでなく、 自治会全体で継承する方法を考えるべきだ」 などの意見があった。 会場には多くの人が詰めかけ、 熱心に耳を傾けた。
シンポジウムは佐渡山さん、 狩俣恵一さん (沖縄国際大学教授) の司会で、 居駒永幸さん (明治大学教授)、 岡谷公二さん (跡見学園女子大学名誉教授)、 島村恭則さん (関西学院大学教授)、 須藤義人さん (沖縄大学講師)、 渡久山安子さん (西原の元アーグスンマ)、 久貝則子さん (狩俣の現役アブンマ) がパネラーを務めた。
佐渡山さんは 「祭祀を担うツカサが誕生せず途絶えているところがある。 どのようにすれば復活させていくことができるか。 豊作祈願で続けてきたものを省く、 あるいはまとめてやっていくことはできるのか」 と問いかけた。 これに渡久山さんは 「一つにまとめてやった方がいいと思うが、 神事だから難しいのではないか」 と述べた。
島村さんは、 アブンマとなった久貝さんに対して 「なぜツカサになろうと思ったのかを聞きたい。 意識的に決断したことは貴重な存在であり、 一つのモデルになるかもしれない」 と質問した。 久貝さんは、 2年前に入った経緯を説明したあと 「やってみて大変であり、 これ以上の事を先輩たちはやってきたのかとしみじみ思っている。 若い人が入ってくることを願っている」 と話した。
狩俣さんは 「沖縄の他地区では男性の公民館長がほとんどの段取りを行っており、 女性のツカサはニガイをするだけ。 先祖伝来の伝統文化に敬意を示して行っている」 と紹介した。
島村さんは 「本土では高度経済成長で中断し消滅した祭祀もある。 21世紀になっての中断だが、 これまで人々は決まった役割をやってきて、 その価値を振り返る必要がなかった。 ここに来て人々は何のためにやっているのかを考えるようになった。 中断だが賢い生活の中で再生を果たすことが出来るのではないか」 と期待を込めた。
シンポジウムの前には、 居駒さんが 「宮古の祭祀と継承」 の演題で講演した。 また 「宮古の祭祀の現状」 のビデオ報告、 狩俣や西原、 佐良浜の神歌の披露もあり、 厳かな中の歌が参加者の胸を打っていた。
宮古新報
幼鳥カンムリワシ 1カ月ぶり野生復帰
幼鳥カンムリワシ 1カ月ぶり野生復帰

放鳥されたカンムリワシ「ソウミ」と名付け親の柳澤さん
石垣市川平の農園で10月、衰弱しているところを市民に保護された幼鳥のカンムリワシが23日午前、川平の県道79号線沿いで放鳥され、元気な姿で自然へと戻った。
保護された後、石垣やいま村(県疾病野生鳥獣保護飼育ボランティア)でリハビリ。450㌘だった体重は800㌘に増えるなど順調に回復した。
このカンムリワシには「ソウミ」という名前がついている。名付け親は、保護期間中に環境省石垣自然保護官事務所を職場体験で訪れた平久保小学校6年の堀井草太君と野底小学校5年の柳澤福見さん。

放鳥された後、木にとまるカンムリワシ(上)。
別個体が威嚇とみられる行動をしていた 名付け親の
児童ら見守る=23日午前、市内川平
放鳥を見守った柳澤さんは「他のカンムリワシに負けないよう、強く育ち、住んでいる野底に来てほしい。事故の被害は聞いているので私も気をつけたい」と話した。
放鳥前には別の幼鳥も姿を現した。
同事務所によると、石垣島でのカンムリワシが被害に遭う交通事故は今年に入って6件発生。うち5件が事故直後、1件は治療中に死んだ。石垣島と西表島に生息するカンムリワシは約200羽とみられている。
八重山毎日新聞

放鳥されたカンムリワシ「ソウミ」と名付け親の柳澤さん
石垣市川平の農園で10月、衰弱しているところを市民に保護された幼鳥のカンムリワシが23日午前、川平の県道79号線沿いで放鳥され、元気な姿で自然へと戻った。
保護された後、石垣やいま村(県疾病野生鳥獣保護飼育ボランティア)でリハビリ。450㌘だった体重は800㌘に増えるなど順調に回復した。
このカンムリワシには「ソウミ」という名前がついている。名付け親は、保護期間中に環境省石垣自然保護官事務所を職場体験で訪れた平久保小学校6年の堀井草太君と野底小学校5年の柳澤福見さん。

放鳥された後、木にとまるカンムリワシ(上)。
別個体が威嚇とみられる行動をしていた 名付け親の
児童ら見守る=23日午前、市内川平
放鳥を見守った柳澤さんは「他のカンムリワシに負けないよう、強く育ち、住んでいる野底に来てほしい。事故の被害は聞いているので私も気をつけたい」と話した。
放鳥前には別の幼鳥も姿を現した。
同事務所によると、石垣島でのカンムリワシが被害に遭う交通事故は今年に入って6件発生。うち5件が事故直後、1件は治療中に死んだ。石垣島と西表島に生息するカンムリワシは約200羽とみられている。
八重山毎日新聞
2013-11-23
自分らしく素直に撮る、(来間小中・宮古島・沖縄)
自分らしく素直に撮る、比嘉さん来間小中で写真講座

児童に撮影をアドバイスする比嘉さん=来間島
名護出身でニューヨーク在住の写真家・比嘉良治さんによる写真スキルアップ講座が22日、 市立来間小中学校 (知念安則校長) で行われた。 比嘉さんの写真講座は4回目を数え、 今回はデジタルカメラをプレゼント。 児童生徒たちはさっそくカメラで自分たちの身のまわりにある自然や風景、 生活などを写真に収め、 互いの作品を発表していた。 比嘉さんは 「自分を素直に出して撮りたいものを撮ってほしい」 などとアドバイスした。
同講座は比嘉さんと来間小中との写真を通した交流、 また児童生徒の素直な目で見た 「来間島の日常」 をデジタルカメラに収め、 島の歴史として保存することなどを目的に行われている。 今回は比嘉さんの他に写真家の田中昭史さん、 藤原パウラさん、 北義昭さんらも講師として来島した。
撮影会は午後2時から、 島内で2グループに分かれて行われた。 児童生徒たちは集落内を散策しながら興味の赴くままに島の人や牛、 馬、 御嶽、 農作物、 草花、 チョウ、 上空を通過する旅客機などにレンズを向けていた。 比嘉さんは子どもたちに自由に撮影させ、 一緒に島の風景を楽しんでいた。 撮影後は学校で互いに写真を発表した。
伊礼二千花さん (小6) は 「一番驚いたのは、 私はただ撮るだけで何も考えていなかったけど、 写真の先生たちがきれいに撮るのを見て勉強になった」 と感想。 砂川進一くん (中3) は 「カメラのことを色々と学べて良かった。 プロから教えてもらいとても良い経験になった。 もらったカメラで来間の色々な風景を撮りたい」 と話した。
比嘉さんは 「皆さんの写真は来るたびに上手になる。 自分を素直に出して自分の撮りたいものを撮っている。 人が何を言おうと気にせず、 自分の好きなものを撮ってほしい。 うまく行かないときは連絡してほしい」 と述べた。
写真講座について知念校長は 「色々な人と接することで子どもたちの心に色んなことが芽生えていく」 と期待していた。
宮古新報

児童に撮影をアドバイスする比嘉さん=来間島
名護出身でニューヨーク在住の写真家・比嘉良治さんによる写真スキルアップ講座が22日、 市立来間小中学校 (知念安則校長) で行われた。 比嘉さんの写真講座は4回目を数え、 今回はデジタルカメラをプレゼント。 児童生徒たちはさっそくカメラで自分たちの身のまわりにある自然や風景、 生活などを写真に収め、 互いの作品を発表していた。 比嘉さんは 「自分を素直に出して撮りたいものを撮ってほしい」 などとアドバイスした。
同講座は比嘉さんと来間小中との写真を通した交流、 また児童生徒の素直な目で見た 「来間島の日常」 をデジタルカメラに収め、 島の歴史として保存することなどを目的に行われている。 今回は比嘉さんの他に写真家の田中昭史さん、 藤原パウラさん、 北義昭さんらも講師として来島した。
撮影会は午後2時から、 島内で2グループに分かれて行われた。 児童生徒たちは集落内を散策しながら興味の赴くままに島の人や牛、 馬、 御嶽、 農作物、 草花、 チョウ、 上空を通過する旅客機などにレンズを向けていた。 比嘉さんは子どもたちに自由に撮影させ、 一緒に島の風景を楽しんでいた。 撮影後は学校で互いに写真を発表した。
伊礼二千花さん (小6) は 「一番驚いたのは、 私はただ撮るだけで何も考えていなかったけど、 写真の先生たちがきれいに撮るのを見て勉強になった」 と感想。 砂川進一くん (中3) は 「カメラのことを色々と学べて良かった。 プロから教えてもらいとても良い経験になった。 もらったカメラで来間の色々な風景を撮りたい」 と話した。
比嘉さんは 「皆さんの写真は来るたびに上手になる。 自分を素直に出して自分の撮りたいものを撮っている。 人が何を言おうと気にせず、 自分の好きなものを撮ってほしい。 うまく行かないときは連絡してほしい」 と述べた。
写真講座について知念校長は 「色々な人と接することで子どもたちの心に色んなことが芽生えていく」 と期待していた。
宮古新報
「将来は宇宙飛行士」 ワイコフさん(八重山・沖縄)
「将来は宇宙飛行士」 ワイコフさん、英検準1級合格

英検に合格した伊原間中の生徒。前列中はワイコフ・シュリンさん、その右は久松南さん=21日午後、同校校長室 伊原間中
公益財団法人日本英語検定が主催する英検の合格発表が19日行われ、伊原間中学校(大濵民江校長)からワイコフ・シュリンさん(3年)が準1級、久松南さん(3年)が準2級に合格した。二人は「英語を活かし、宇宙飛行士を目指したい」(シュリンさん)、「海外で仕事をしてみたい」(久松さん)と夢を語った。
同校ではほかに3年生4人が3級、2年生1人が4級に合格した。
大学卒業程度に当たる難関の準1級に合格したシュリンさんは、両親が米国人。自身の英語力を試そうと6月に受験したが不合格に終わり、悔しい思いをしたという。「普段使わない単語が出てきたので難しかった。次は1級を目指したい」と意気込んだ。
高校中級程度の準2級に合格した久松さんは「参考書で勉強し、シュリンさんに教えてもらいながら勉強した。3学期に2級を受験し、合格したい」と目標を見据えた。
英語の下地和美教諭は「二人は教師と英語でのやりとりが行えるまでに成長した。日々の勉強が実を結んだ」とねぎらった。大濵校長は「日ごろから楽しそうに授業に向き合っていたのでうれしい。生徒と先生の努力に感謝したい」と話した。
合格者は次の通り。 ▽準1級=ワイコフ・シュリン(3年)
▽準2級=久松南(3年)▽3級=根間桜、小泉誠奈、
砂川貴美、金城能(以上3年)▽4級=柳澤鉄郎(2年)
八重山毎日新聞

英検に合格した伊原間中の生徒。前列中はワイコフ・シュリンさん、その右は久松南さん=21日午後、同校校長室 伊原間中
公益財団法人日本英語検定が主催する英検の合格発表が19日行われ、伊原間中学校(大濵民江校長)からワイコフ・シュリンさん(3年)が準1級、久松南さん(3年)が準2級に合格した。二人は「英語を活かし、宇宙飛行士を目指したい」(シュリンさん)、「海外で仕事をしてみたい」(久松さん)と夢を語った。
同校ではほかに3年生4人が3級、2年生1人が4級に合格した。
大学卒業程度に当たる難関の準1級に合格したシュリンさんは、両親が米国人。自身の英語力を試そうと6月に受験したが不合格に終わり、悔しい思いをしたという。「普段使わない単語が出てきたので難しかった。次は1級を目指したい」と意気込んだ。
高校中級程度の準2級に合格した久松さんは「参考書で勉強し、シュリンさんに教えてもらいながら勉強した。3学期に2級を受験し、合格したい」と目標を見据えた。
英語の下地和美教諭は「二人は教師と英語でのやりとりが行えるまでに成長した。日々の勉強が実を結んだ」とねぎらった。大濵校長は「日ごろから楽しそうに授業に向き合っていたのでうれしい。生徒と先生の努力に感謝したい」と話した。
合格者は次の通り。 ▽準1級=ワイコフ・シュリン(3年)
▽準2級=久松南(3年)▽3級=根間桜、小泉誠奈、
砂川貴美、金城能(以上3年)▽4級=柳澤鉄郎(2年)
八重山毎日新聞
2013-11-22
バーガーフェスタ 13店舗結集(宜野座・沖縄)
24日、宜野座でバーガーフェスタ 県内13店舗結集

初のバーガーフェスタの成功に向けて意気込む
出展店舗関係者ら=15日、宜野座村
【宜野座】
県内各地の独創性あふれるバーガーショップが集う「第1回バーガーフェスタINぎのざ」(同実行委員会主催、宜野座村観光推進協議会、琉球新報社共催)が24日、村松田区内の旧国道を歩行者天国にして開かれる。県内ではB級グルメやAランチなどを取り上げた食のイベントが注目を集める中、同フェスタはバーガーに注目した県内初イベントだ。名護市から南風原町までの13店舗が地域の食材を使い、趣向を凝らしたバーガーで競う。
同フェスタは宜野座村観光推進協議会の職員らが、観光客などを引きつける「何か」を創造しようと企画した。アイデアの種は「宜野座バーガー」だ。
村はプロ野球・阪神タイガースの春季キャンプを受け入れているが、訪れた猛虎ファンがコンビニ弁当を食べる姿が目立っていた。同協議会は、「せっかくなら地元食材を食べてもらおう」と村内店舗の協力を得て開発した。
第1回のフェスタは、県内のバーガー店舗と連携し、地元活性化の種を成長させる狙いがある。業者間で味付けやセンスを間近に見られる機会でもあり、賛同した店舗関係者は「他の店舗からたくさん学びたい」と意気込んでいる。
同フェスタで1位に選ばれた店舗は、鳥取県で開催される「とっとりバーガーフェスタ2013 全国ご当地バーガーグランプリ!」に派遣することも検討中だ。
同協議会の仲間赴人事務局長は「訪れて、食べてもらうことで地域資源を知り、地元に対する誇りを感じてほしい」と多くの来場を呼び掛けた。
琉球新報

初のバーガーフェスタの成功に向けて意気込む
出展店舗関係者ら=15日、宜野座村
【宜野座】
県内各地の独創性あふれるバーガーショップが集う「第1回バーガーフェスタINぎのざ」(同実行委員会主催、宜野座村観光推進協議会、琉球新報社共催)が24日、村松田区内の旧国道を歩行者天国にして開かれる。県内ではB級グルメやAランチなどを取り上げた食のイベントが注目を集める中、同フェスタはバーガーに注目した県内初イベントだ。名護市から南風原町までの13店舗が地域の食材を使い、趣向を凝らしたバーガーで競う。
同フェスタは宜野座村観光推進協議会の職員らが、観光客などを引きつける「何か」を創造しようと企画した。アイデアの種は「宜野座バーガー」だ。
村はプロ野球・阪神タイガースの春季キャンプを受け入れているが、訪れた猛虎ファンがコンビニ弁当を食べる姿が目立っていた。同協議会は、「せっかくなら地元食材を食べてもらおう」と村内店舗の協力を得て開発した。
第1回のフェスタは、県内のバーガー店舗と連携し、地元活性化の種を成長させる狙いがある。業者間で味付けやセンスを間近に見られる機会でもあり、賛同した店舗関係者は「他の店舗からたくさん学びたい」と意気込んでいる。
同フェスタで1位に選ばれた店舗は、鳥取県で開催される「とっとりバーガーフェスタ2013 全国ご当地バーガーグランプリ!」に派遣することも検討中だ。
同協議会の仲間赴人事務局長は「訪れて、食べてもらうことで地域資源を知り、地元に対する誇りを感じてほしい」と多くの来場を呼び掛けた。
琉球新報
豊作祈り奉納 竹富で種子取祭
豊作祈り奉納 竹富で種子取祭

馬に乗るしぐさを表現する「ウマヌシャー」
=20日、竹富町竹富島の世持御嶽
【竹富島=竹富】
600年以上の歴史があり、国の重要無形文化財に指定されている竹富島の種子取祭の奉納芸能が20日、世持(ゆーむち)御嶽で始まった。島外から訪れた多くの観光客が会場を埋め尽くし、次々と披露される伝統の踊りや狂言を堪能した。奉納芸能は21日も行われる。
種子取祭は畑にまいた種子が無事に育ち、豊作をもたらすことを祈願する竹富島最大の行事で、10日間行われる。
20日は御嶽前の広場を会場に「庭の芸能」で始まり、勇壮な棒術、馬に乗るしぐさを表現した「ウマヌシャー」などが行われた。舞台芸能は、狂言「鍛治工」や古式ゆかしい「世(ゆー)曳き」などが披露された。
琉球新報

馬に乗るしぐさを表現する「ウマヌシャー」
=20日、竹富町竹富島の世持御嶽
【竹富島=竹富】
600年以上の歴史があり、国の重要無形文化財に指定されている竹富島の種子取祭の奉納芸能が20日、世持(ゆーむち)御嶽で始まった。島外から訪れた多くの観光客が会場を埋め尽くし、次々と披露される伝統の踊りや狂言を堪能した。奉納芸能は21日も行われる。
種子取祭は畑にまいた種子が無事に育ち、豊作をもたらすことを祈願する竹富島最大の行事で、10日間行われる。
20日は御嶽前の広場を会場に「庭の芸能」で始まり、勇壮な棒術、馬に乗るしぐさを表現した「ウマヌシャー」などが行われた。舞台芸能は、狂言「鍛治工」や古式ゆかしい「世(ゆー)曳き」などが披露された。
琉球新報
県内最古、8000年前の土器発見 (南城・沖縄)
県内最古、8000年前の土器発見 南城
発掘された約8000年前の土器の破片。押引文と
呼ばれる文様が確認できる

【南城】
県立博物館・美術館(安里進館長)は21日、ことし9月からの発掘調査で南城市玉城前川のサキタリ洞遺跡から沖縄最古の土器が発見されたと発表した。同館によると、「押引文(おしびきもん)土器」と呼ばれるもので、放射性炭素年代測定法による分析の結果、約8千年前(縄文時代早期相当)と判明した。
沖縄で土器が未確認だった空白の時期を埋める成果で、安里館長は「港川人と縄文人との間が確実に一歩、つながってきた」と述べ、今後の調査でさらに古い土器が出土する可能性に期待を込めた。
これまでの発掘調査で年代が確認できた県内最古の土器は7千~6千年前だった。県外ではさらに古い土器があるが、沖縄での土器使用が千年さかのぼることになる。土器が見つかった地点より下層も調査中だ。
同館によると、土器は5千年前の土器が見つかった地層の下層から、イノシシの骨などと一緒にまとまって出土。1個分の胴部の破片が約20点見つかった。復元すると直径約30センチの鉢になるという。表面には強弱をつけながら棒状の道具を引いて施したような「押引文」という文様がある。
年代測定は、土器と同じ地層から見つかったカタツムリの殻2点で実施。それぞれ別の研究機関で分析し、同様に8千年前という結果が出た。
2009年に始まったサキタリ洞遺跡の発掘調査では、12年に1万2千年前(旧石器時代)の人骨と石器が出土したことが判明し、同一遺跡からの発見として国内最古の事例となった。
サキタリ洞遺跡は1万8千年前の人骨(港川人)が見つかった港川フィッシャー遺跡から1キロ余の距離。
沖縄タイムス

発掘された約8000年前の土器の破片。押引文と
呼ばれる文様が確認できる

【南城】
県立博物館・美術館(安里進館長)は21日、ことし9月からの発掘調査で南城市玉城前川のサキタリ洞遺跡から沖縄最古の土器が発見されたと発表した。同館によると、「押引文(おしびきもん)土器」と呼ばれるもので、放射性炭素年代測定法による分析の結果、約8千年前(縄文時代早期相当)と判明した。
沖縄で土器が未確認だった空白の時期を埋める成果で、安里館長は「港川人と縄文人との間が確実に一歩、つながってきた」と述べ、今後の調査でさらに古い土器が出土する可能性に期待を込めた。
これまでの発掘調査で年代が確認できた県内最古の土器は7千~6千年前だった。県外ではさらに古い土器があるが、沖縄での土器使用が千年さかのぼることになる。土器が見つかった地点より下層も調査中だ。
同館によると、土器は5千年前の土器が見つかった地層の下層から、イノシシの骨などと一緒にまとまって出土。1個分の胴部の破片が約20点見つかった。復元すると直径約30センチの鉢になるという。表面には強弱をつけながら棒状の道具を引いて施したような「押引文」という文様がある。
年代測定は、土器と同じ地層から見つかったカタツムリの殻2点で実施。それぞれ別の研究機関で分析し、同様に8千年前という結果が出た。
2009年に始まったサキタリ洞遺跡の発掘調査では、12年に1万2千年前(旧石器時代)の人骨と石器が出土したことが判明し、同一遺跡からの発見として国内最古の事例となった。
サキタリ洞遺跡は1万8千年前の人骨(港川人)が見つかった港川フィッシャー遺跡から1キロ余の距離。
沖縄タイムス
国指定重文・種子取祭 竹富島(沖縄)
国指定重文・種子取祭 竹富島

祝種子取を踊る石垣竹富郷友会の婦人
=20日午後、世持御嶽 奉納芸能始まる
郷友や観光客ら堪能
【竹富】国指定の重要無形民俗文化財・竹富島の「種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が20日から世持御嶽で始まり、島は祭り一色に包まれた。
奉納芸能は「庭の芸能」と「舞台の芸能」に分けて行われ、初日の舞台は玻座間村が演じ、狂言や舞踊など32演目が繰り広げられた。会場には平日にもかかわらず郷友、観光客など島内外から大勢の観客が詰めかけ、終日演じられる奉納芸能を堪能した。
農作物の豊穣(ほうじょう)と島民の無病息災を祈願する種子取祭は、1977年に国の重要無形民俗文化財に指定され、約600年の歴史を持つ。この日は早朝から神司や公民館役員らが同御嶽で神事を行った後、午前9時半すぎに道歌を歌いながら世持御嶽に集い、庭の芸能が始まった。
奉納芸能は勇壮な棒術でスタート。竹富小中学校の児童生徒や教職員による太鼓、各支会によるマミドー、ジッチュ、マサカイ、石垣竹富郷友会の祝種子取をはじめ、婦人による腕棒(うでぃぼう)、馬乗者(うまぬしゃ)が次々と披露された。
舞台芸能では、43年ぶりに代替わりした玻座間ホンジャーが五穀豊穣を願い、大勢の子どもたちを引き連れたミルクが登場。
鍛冶工狂言や組踊「伏山敵討」などの狂言をはじめ、舞踊「しきた盆」などが夕方まで繰り広げられた。
奉納芸能が終わると、「世乞い(ユークイ)」が行われ、島は夜遅くまで祭り一色に染まった。
2日目は仲筋村が庭と舞台芸能を奉納する。
八重山毎日新聞

祝種子取を踊る石垣竹富郷友会の婦人
=20日午後、世持御嶽 奉納芸能始まる
郷友や観光客ら堪能
【竹富】国指定の重要無形民俗文化財・竹富島の「種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が20日から世持御嶽で始まり、島は祭り一色に包まれた。
奉納芸能は「庭の芸能」と「舞台の芸能」に分けて行われ、初日の舞台は玻座間村が演じ、狂言や舞踊など32演目が繰り広げられた。会場には平日にもかかわらず郷友、観光客など島内外から大勢の観客が詰めかけ、終日演じられる奉納芸能を堪能した。
農作物の豊穣(ほうじょう)と島民の無病息災を祈願する種子取祭は、1977年に国の重要無形民俗文化財に指定され、約600年の歴史を持つ。この日は早朝から神司や公民館役員らが同御嶽で神事を行った後、午前9時半すぎに道歌を歌いながら世持御嶽に集い、庭の芸能が始まった。
奉納芸能は勇壮な棒術でスタート。竹富小中学校の児童生徒や教職員による太鼓、各支会によるマミドー、ジッチュ、マサカイ、石垣竹富郷友会の祝種子取をはじめ、婦人による腕棒(うでぃぼう)、馬乗者(うまぬしゃ)が次々と披露された。
舞台芸能では、43年ぶりに代替わりした玻座間ホンジャーが五穀豊穣を願い、大勢の子どもたちを引き連れたミルクが登場。
鍛冶工狂言や組踊「伏山敵討」などの狂言をはじめ、舞踊「しきた盆」などが夕方まで繰り広げられた。
奉納芸能が終わると、「世乞い(ユークイ)」が行われ、島は夜遅くまで祭り一色に染まった。
2日目は仲筋村が庭と舞台芸能を奉納する。
八重山毎日新聞
2013-11-21
沖尚、県勢初の優勝 日本文理に9-8 (沖縄)
沖尚、県勢初の優勝 日本文理に9-8
明治神宮野球
第44回明治神宮野球大会最終日は20日、神宮球場で大学、高校の各決勝が行われ、高校の部は沖縄尚学(九州地区)が日本文理(新潟・北信越地区)に9―8で逆転勝ちし、沖縄県勢初優勝を飾った。

大逆転で県勢初優勝を果たし、歓喜の沖尚ナイン
=20日、神宮(大城周子撮影)
沖尚の優勝により、九州地区は来春の選抜大会の「神宮大会枠」を9年ぶりに獲得した。大学の部は亜大(東都)が明大(東京六大学)に2―1で競り勝ち、7年ぶり4度目の優勝を果たした。沖尚は日本文理に1試合チーム最多記録の5本塁打を浴びるなどして8点のリードを許したが、七回に3点を返すと、八回には打者一巡の猛攻で6点を挙げて試合をひっくり返した。亜大は嶺井博希(沖尚高出)のソロ本塁打と適時打で2点を挙げ、継投で逃げ切った。
◆冷静「最後開き直る」/県勢初の歴史刻む
沖尚が終盤の2イニングで、8点差をひっくり返した。見ている誰もが身震いするような、気迫の大逆転劇だった。
七回に3点を返し、迎えた八回。先頭の久保柊人と西平大樹の連打で1点を奪う。続く安里健の初球はファウルゾーンへの飛球だったが、相手守備が落球。「流れが来ている。この流れに乗ってやろう」。フルスイングした2球目は左中間席に飛び込む2ランでその差は2点に迫る。
さらに2安打などで1点を加えた。最後は2死満塁から久保柊人がフルカウントから右前にはじき返し、緊張と高揚を繰り返した逆転劇を完結させた。
中盤までは完全な相手ペース。
投手陣が5本塁打を浴び、焦りから打線も沈黙した。
比嘉公也監督がナインを鼓舞しようと引き合いに出したのは
2009年夏の甲子園決勝戦だ。準優勝だった日本文理は6点を追う九回2死走者なしから5点を奪う驚異的な粘りを見せた。
「あれを俺らもやろうや」。安里は「冷静になれた」と振り返り、
西平は「最後は開き直ってやるしかないと思った」と言う。
高校野球は何が起こるか分からない―。

日本文理―沖尚 8回沖尚2死満塁、久保柊人
の右前2点適時打で逆転の生還を果たす砂川修
=20日、神宮
(金良孝矢撮影)
ベンチで何度も確認し合った言葉を胸に最後まで諦めず、県勢初優勝という歴史を刻んだ。
「大会前から気持ちでは負けないでやろうと言っていた」と主将の赤嶺謙は胸を張る。青く澄み切った神宮の秋空。誇らしげな沖尚ナインの歓声が高く、高く響いた。
(大城周子)
◆久保 誕生日に殊勲打

日本文理―沖尚 8回沖尚2死満塁、逆転の
決勝打を放つ久保柊人
「勝ちたい気持ちでいっぱいだった」。八回に右前打で猛攻の口火を切り、2死満塁で再び回ってきた打席ではフルカウントから逆転打を放った久保は振り返る。
この日は誕生日。「最高の一日にしたいと思っていた。こんなチャンスは一生ないと思う」と照れくさそうに笑った。
公式戦初登板だった1回戦に続いて準々決勝でも好救援を見せ一躍注目を浴びたが、この日は五回からマウンドに上がって2回5失点とチームの劣勢を招いた。
「流れを変えるために登板したのに逆に点を取られて『やってしまった』と思った」。だからこそ、最後のチャンスで重圧に負けるわけにいかなかった。八回の2打席で打った球種は覚えていない。逆転の一打も「みんながつないでくれた。無駄にしたくない」と執念のみだった。
初戦敗退した昨年の神宮は三塁手として出場した。「あの敗北の悔しさがあったから、今日の優勝という結果が得られたと思う」と言い、こう続けた。「先輩たちと比べて個の力はない。でも今のチームは、集結したときに粘りが出てつながりが生まれる」
来春の甲子園への意気込みを聞かれて「上ばかり見ると足下をすくわれる。まずは1勝。流れに乗って優勝という結果を残せたらベスト」と返した。神宮で酸いも甘いも経験した男に緩みはなかった。
(大城周子)
琉球新報
明治神宮野球
第44回明治神宮野球大会最終日は20日、神宮球場で大学、高校の各決勝が行われ、高校の部は沖縄尚学(九州地区)が日本文理(新潟・北信越地区)に9―8で逆転勝ちし、沖縄県勢初優勝を飾った。

大逆転で県勢初優勝を果たし、歓喜の沖尚ナイン
=20日、神宮(大城周子撮影)
沖尚の優勝により、九州地区は来春の選抜大会の「神宮大会枠」を9年ぶりに獲得した。大学の部は亜大(東都)が明大(東京六大学)に2―1で競り勝ち、7年ぶり4度目の優勝を果たした。沖尚は日本文理に1試合チーム最多記録の5本塁打を浴びるなどして8点のリードを許したが、七回に3点を返すと、八回には打者一巡の猛攻で6点を挙げて試合をひっくり返した。亜大は嶺井博希(沖尚高出)のソロ本塁打と適時打で2点を挙げ、継投で逃げ切った。
◆冷静「最後開き直る」/県勢初の歴史刻む
沖尚が終盤の2イニングで、8点差をひっくり返した。見ている誰もが身震いするような、気迫の大逆転劇だった。
七回に3点を返し、迎えた八回。先頭の久保柊人と西平大樹の連打で1点を奪う。続く安里健の初球はファウルゾーンへの飛球だったが、相手守備が落球。「流れが来ている。この流れに乗ってやろう」。フルスイングした2球目は左中間席に飛び込む2ランでその差は2点に迫る。
さらに2安打などで1点を加えた。最後は2死満塁から久保柊人がフルカウントから右前にはじき返し、緊張と高揚を繰り返した逆転劇を完結させた。
中盤までは完全な相手ペース。
投手陣が5本塁打を浴び、焦りから打線も沈黙した。
比嘉公也監督がナインを鼓舞しようと引き合いに出したのは
2009年夏の甲子園決勝戦だ。準優勝だった日本文理は6点を追う九回2死走者なしから5点を奪う驚異的な粘りを見せた。
「あれを俺らもやろうや」。安里は「冷静になれた」と振り返り、
西平は「最後は開き直ってやるしかないと思った」と言う。
高校野球は何が起こるか分からない―。

日本文理―沖尚 8回沖尚2死満塁、久保柊人
の右前2点適時打で逆転の生還を果たす砂川修
=20日、神宮
(金良孝矢撮影)
ベンチで何度も確認し合った言葉を胸に最後まで諦めず、県勢初優勝という歴史を刻んだ。
「大会前から気持ちでは負けないでやろうと言っていた」と主将の赤嶺謙は胸を張る。青く澄み切った神宮の秋空。誇らしげな沖尚ナインの歓声が高く、高く響いた。
(大城周子)
◆久保 誕生日に殊勲打

日本文理―沖尚 8回沖尚2死満塁、逆転の
決勝打を放つ久保柊人
「勝ちたい気持ちでいっぱいだった」。八回に右前打で猛攻の口火を切り、2死満塁で再び回ってきた打席ではフルカウントから逆転打を放った久保は振り返る。
この日は誕生日。「最高の一日にしたいと思っていた。こんなチャンスは一生ないと思う」と照れくさそうに笑った。
公式戦初登板だった1回戦に続いて準々決勝でも好救援を見せ一躍注目を浴びたが、この日は五回からマウンドに上がって2回5失点とチームの劣勢を招いた。
「流れを変えるために登板したのに逆に点を取られて『やってしまった』と思った」。だからこそ、最後のチャンスで重圧に負けるわけにいかなかった。八回の2打席で打った球種は覚えていない。逆転の一打も「みんながつないでくれた。無駄にしたくない」と執念のみだった。
初戦敗退した昨年の神宮は三塁手として出場した。「あの敗北の悔しさがあったから、今日の優勝という結果が得られたと思う」と言い、こう続けた。「先輩たちと比べて個の力はない。でも今のチームは、集結したときに粘りが出てつながりが生まれる」
来春の甲子園への意気込みを聞かれて「上ばかり見ると足下をすくわれる。まずは1勝。流れに乗って優勝という結果を残せたらベスト」と返した。神宮で酸いも甘いも経験した男に緩みはなかった。
(大城周子)
琉球新報
種子取祭 歌と踊りが島包む(竹富島・八重山・沖縄)
竹富島で種子取祭 歌と踊りが島包む

農作業に励んだ功績で琉球国王に表彰された農民の喜びを
表現した「ジッチュ」を踊る女性たち
=竹富島、世持御嶽前
【竹富】
国が特に重要な民俗芸能と指定した重要無形民俗文化財「竹富島の種子取祭」の奉納芸能が20日、世持御嶽で始まった。
10日間続く祭りの中でも20、21日の奉納芸能は朝から
夕方まで島民や郷友会の人々が踊りや狂言を披露。夜になると、作物が豊かに実るよう祈る歌で各家々を回る「世乞い」も行われ、小さな島は一日中、歌と踊りに包まれた。
「庭の芸能」では、農具を手にした女性が元気な稲穂に
育つよう歌う「マミドー」や、馬の飾りを着けた男性が力強く
踊る「馬乗者」などを披露。「舞台芸能」では、あの世から
豊作を運ぶ神「弥勒」が多くの子どもたちを連れて来場。
来場者は狂言「鍛冶工」など独特の芸能に見入っていた。
沖縄タイムス

農作業に励んだ功績で琉球国王に表彰された農民の喜びを
表現した「ジッチュ」を踊る女性たち
=竹富島、世持御嶽前
【竹富】
国が特に重要な民俗芸能と指定した重要無形民俗文化財「竹富島の種子取祭」の奉納芸能が20日、世持御嶽で始まった。
10日間続く祭りの中でも20、21日の奉納芸能は朝から
夕方まで島民や郷友会の人々が踊りや狂言を披露。夜になると、作物が豊かに実るよう祈る歌で各家々を回る「世乞い」も行われ、小さな島は一日中、歌と踊りに包まれた。
「庭の芸能」では、農具を手にした女性が元気な稲穂に
育つよう歌う「マミドー」や、馬の飾りを着けた男性が力強く
踊る「馬乗者」などを披露。「舞台芸能」では、あの世から
豊作を運ぶ神「弥勒」が多くの子どもたちを連れて来場。
来場者は狂言「鍛冶工」など独特の芸能に見入っていた。
沖縄タイムス
魚の鮮度向上を伝授/活け締め講習会(池間島・宮古島)
魚の鮮度向上を伝授/池間島で活け締め講習会

生魚を使って活け締めを披露する上田さん
=20日、池間漁協前
魚の鮮度を保つために生きているうちに急所に手かぎを打ち込み気絶させるなどの処理方法を指導する「活ジメ・鮮度管理講習会」(主催・池間漁業集落、宮古農林水産振興センター)が20日、池間漁協前で行われた。講師に水産庁研究指導課情報技術企画官の上田勝彦さんが招かれ実技を指導した。
漁師らは、今後活け締めした魚類の品質・魚価向上、市場開拓などに向け取り組んでいく方針。同講習会は初めての試み。
宮古近海で取れる魚の漁獲から流通までの鮮度管理の向上および魚価の安定を図るのが目的。上田さんらは講習会に使う魚を確保するため、地元の漁船で沖釣りを展開した。
この日の午後4時すぎから、同漁協前で活け締めが行われた。上田さんは、生魚のアカジンやアオマチ、タマンなどで活け締めの手順を詳しく指導した。
同集落代表の勝連見治さんは「活け締めで魚の鮮度が一段と向上し、おいしい魚になった。これから漁師らと相談しながら鮮度が最良の魚を販売していく」と意欲を見せる。
.宮古毎日新聞

生魚を使って活け締めを披露する上田さん
=20日、池間漁協前
魚の鮮度を保つために生きているうちに急所に手かぎを打ち込み気絶させるなどの処理方法を指導する「活ジメ・鮮度管理講習会」(主催・池間漁業集落、宮古農林水産振興センター)が20日、池間漁協前で行われた。講師に水産庁研究指導課情報技術企画官の上田勝彦さんが招かれ実技を指導した。
漁師らは、今後活け締めした魚類の品質・魚価向上、市場開拓などに向け取り組んでいく方針。同講習会は初めての試み。
宮古近海で取れる魚の漁獲から流通までの鮮度管理の向上および魚価の安定を図るのが目的。上田さんらは講習会に使う魚を確保するため、地元の漁船で沖釣りを展開した。
この日の午後4時すぎから、同漁協前で活け締めが行われた。上田さんは、生魚のアカジンやアオマチ、タマンなどで活け締めの手順を詳しく指導した。
同集落代表の勝連見治さんは「活け締めで魚の鮮度が一段と向上し、おいしい魚になった。これから漁師らと相談しながら鮮度が最良の魚を販売していく」と意欲を見せる。
.宮古毎日新聞
宮古空港で13・7度、サトウキビが出穂 (沖縄)
宮古空港で13・7度、サトウキビが出穂

晴れた青空に銀色の穂を出したサトウキビ
=市内下地のほ場
気象台によると宮古島地方は20日明け方から早朝にかけて、 放射冷却などの影響で気温が低下し、 この冬一番の冷え込みとなった。 宮古空港では最低気温13・7度 (午前5時23分) と真冬の寒さを観測。 平良でも16・4度、 下地島空港で15・1度、 多良間空港で15・6度といずれも1月並の最低気温となった。
この冷え込みもあってか市内各地のサトウキビ畑では出穂 (しゅっすい) が始まっている。 晴れた青空に銀色の穂が揺れている風景が少しずつ見られる。 サトウキビは出穂とともに登熟も頂点に達していく。 すでにボイラーの試運転を開始している製糖工場もあり、 来月にも製糖期に入る地域も出てくる。
地面の熱が大気中に奪われて気温が低下する放射冷却は、 晴れて風の無い夜に起こりやすいという。 向こう1週間の最低気温は前半が20~21度だが、 後半は17~18度と肌寒くなる日もあるようだ。 天気は後半に雨の降る日もあるもよう。
沖縄タイムス

晴れた青空に銀色の穂を出したサトウキビ
=市内下地のほ場
気象台によると宮古島地方は20日明け方から早朝にかけて、 放射冷却などの影響で気温が低下し、 この冬一番の冷え込みとなった。 宮古空港では最低気温13・7度 (午前5時23分) と真冬の寒さを観測。 平良でも16・4度、 下地島空港で15・1度、 多良間空港で15・6度といずれも1月並の最低気温となった。
この冷え込みもあってか市内各地のサトウキビ畑では出穂 (しゅっすい) が始まっている。 晴れた青空に銀色の穂が揺れている風景が少しずつ見られる。 サトウキビは出穂とともに登熟も頂点に達していく。 すでにボイラーの試運転を開始している製糖工場もあり、 来月にも製糖期に入る地域も出てくる。
地面の熱が大気中に奪われて気温が低下する放射冷却は、 晴れて風の無い夜に起こりやすいという。 向こう1週間の最低気温は前半が20~21度だが、 後半は17~18度と肌寒くなる日もあるようだ。 天気は後半に雨の降る日もあるもよう。
沖縄タイムス
2013-11-20
[ボリビア]オキナワ村で豊年祭 地域の和確認(沖縄)
[ボリビア]オキナワ村で豊年祭 地域の和確認

沖縄の踊りを披露するデイサービス参加者たち
=ボリビア・オキナワ移住地
【山城博明通信員】
オキナワ移住地入植59周年を記念してオキナワ第1移住地の地域(諸見謝幸孝地域長)、オキナワ村(ディオニシオ・コンドリ村長)共催の第17回豊年祭が8月10日午後、地域公民館前の広場で開かれた。
諸見謝地域長は開会式で「天気はあいにく急に寒くなってしまったが、皆さんの熱気で寒さを吹き飛ばしてほしいと」とあいさつ。ディオニシオ村長は、招待席最前列の1世の方々に「楽しみましょう」と日本語で呼び掛け、「オキナワ村はオキナワ移住地あっての村」と日系人が担う役割を強調した。
演目はオキナワ第一日ボ校の生徒たちが、ボリビア北部、ベニ県の踊を皮切りにボリビア各地の踊りを発表。日系人側は三線愛好会、婦人会デイサービス参加者の踊りなどを披露した。
今年初めて出演したデイサービス参加者による沖縄の踊りは、会場のボリビア人にとって新鮮。最後は琉球國祭り太鼓ボリビア支部メンバーがエイサーを披露し、カチャーシーでボリビア人、日系人が入り交じりフィナーレーを飾った。豊年祭は当初、地域の一行事だったが、回を重ねるごとに普及。県内各地から多くの人が来場するようになっている。村議会は豊年祭を村条令で村文化財に指定した。
沖縄タイムス

沖縄の踊りを披露するデイサービス参加者たち
=ボリビア・オキナワ移住地
【山城博明通信員】
オキナワ移住地入植59周年を記念してオキナワ第1移住地の地域(諸見謝幸孝地域長)、オキナワ村(ディオニシオ・コンドリ村長)共催の第17回豊年祭が8月10日午後、地域公民館前の広場で開かれた。
諸見謝地域長は開会式で「天気はあいにく急に寒くなってしまったが、皆さんの熱気で寒さを吹き飛ばしてほしいと」とあいさつ。ディオニシオ村長は、招待席最前列の1世の方々に「楽しみましょう」と日本語で呼び掛け、「オキナワ村はオキナワ移住地あっての村」と日系人が担う役割を強調した。
演目はオキナワ第一日ボ校の生徒たちが、ボリビア北部、ベニ県の踊を皮切りにボリビア各地の踊りを発表。日系人側は三線愛好会、婦人会デイサービス参加者の踊りなどを披露した。
今年初めて出演したデイサービス参加者による沖縄の踊りは、会場のボリビア人にとって新鮮。最後は琉球國祭り太鼓ボリビア支部メンバーがエイサーを披露し、カチャーシーでボリビア人、日系人が入り交じりフィナーレーを飾った。豊年祭は当初、地域の一行事だったが、回を重ねるごとに普及。県内各地から多くの人が来場するようになっている。村議会は豊年祭を村条令で村文化財に指定した。
沖縄タイムス
座喜味城で結婚式 當山さん夫妻(読谷・沖縄)
思い出の座喜味城で結婚式 當山さん夫妻

2人が出会った思い出の地で結婚式を挙げた
當山元進さん(右)と万紀子さん(中央)
=読谷村座喜味・座喜味城跡
【読谷】
世界遺産の座喜味城跡を舞台にした結婚式が17日あり、琉装に身を包んだ地元区民の當山元進(げんしん)さん(37)と万紀子さん(31)は2人が出会った思い出の地で永遠の愛を誓った。家族や友人、座喜味区、観光客の祝福を受け、区内を道ジュネーした。
元進さんは座喜味区生まれで村役場に勤務。2011年8月、東京出身の万紀子さんが休暇で村内に住む友人を訪れた際、座喜味城通りふれあい祭りの実行委員会に参加し、実行委員の元進さんと知り合い、交際を始めた。
祭りが終わって万紀子さんは一度帰京したが、元進さんと座喜味の魅力にひかれ、県内での就職も決めて沖縄移住。昨年6月に婚姻届を出し、今年の元旦に長男元翔(げんしょう)ちゃんが誕生した。
比嘉光雄・座喜味区長から2人が出会った座喜味城跡で挙式を勧められたこともあり、城跡を管理する村教育委員会が立ち会って式が実現。比嘉区長もカシラ役として琉装姿で出席、城跡の拝所で結婚をうちなーぐちで報告して家族3人の幸せを祈った。
万紀子さんは「大好きな座喜味城跡で式を挙げられて幸せです」と満面の笑み。
元進さんは「思っていた以上に雰囲気がいい。ここで式を挙げて良かった」と目を細めた。
比嘉区長も「なかなかない機会に立ち会えて光栄だ」と喜んだ。
沖縄タイムス

2人が出会った思い出の地で結婚式を挙げた
當山元進さん(右)と万紀子さん(中央)
=読谷村座喜味・座喜味城跡
【読谷】
世界遺産の座喜味城跡を舞台にした結婚式が17日あり、琉装に身を包んだ地元区民の當山元進(げんしん)さん(37)と万紀子さん(31)は2人が出会った思い出の地で永遠の愛を誓った。家族や友人、座喜味区、観光客の祝福を受け、区内を道ジュネーした。
元進さんは座喜味区生まれで村役場に勤務。2011年8月、東京出身の万紀子さんが休暇で村内に住む友人を訪れた際、座喜味城通りふれあい祭りの実行委員会に参加し、実行委員の元進さんと知り合い、交際を始めた。
祭りが終わって万紀子さんは一度帰京したが、元進さんと座喜味の魅力にひかれ、県内での就職も決めて沖縄移住。昨年6月に婚姻届を出し、今年の元旦に長男元翔(げんしょう)ちゃんが誕生した。
比嘉光雄・座喜味区長から2人が出会った座喜味城跡で挙式を勧められたこともあり、城跡を管理する村教育委員会が立ち会って式が実現。比嘉区長もカシラ役として琉装姿で出席、城跡の拝所で結婚をうちなーぐちで報告して家族3人の幸せを祈った。
万紀子さんは「大好きな座喜味城跡で式を挙げられて幸せです」と満面の笑み。
元進さんは「思っていた以上に雰囲気がいい。ここで式を挙げて良かった」と目を細めた。
比嘉区長も「なかなかない機会に立ち会えて光栄だ」と喜んだ。
沖縄タイムス
子牛平均51万円、過去最高を更新 (宮古島・沖縄)
子牛平均51万円、過去最高を更新 11月期肉牛セリ

子牛平均価格が50万円を超えた肉用牛セリ市
=JA宮古家畜セリ市場
JAおきなわ宮古地区本部 (新城武一郎部長) の11月期肉用牛セリ市が19日、 市内平良山中の同農協家畜セリ市場で行われ、 月齢12カ月以内の子牛1頭当たりの平均価格は過去最高の51万35円に達した。
前年同月に比べて10万4838円高、 前月比では2万3121円高となった。 子牛平均価格が50万円を突破するのは初めて。 年末年始にかけてさらに上昇も予想される。 しかし上場頭数は365頭で依然として低い状況が続いている。
成牛を含めた総販売額は2億642万円。 このうち子牛平均価格は去勢が過去最高の53万3994円で前年同月比10万214円高、 前月比2万4074円高、 雌も47万6837円で前年同月比11万2473円高、 前月比2万736円高。 1頭当たりの最高価格は去勢の65万6250円。 また成牛1頭当たりの平均価格は32万6872円で前月比5万1022円高と数年前の子牛並みにまで値上がりている。
今月は県内他セリ市場でも高値取引となっている。
子牛平均価格は八重山50万4574円(13万8326円高)、黒島50万2643円(16万7030円高)、伊江村49万4786円(10万4970円高)、今帰仁村51万2194円(11万9452円高)、南部49万7064円(11万310円高)、久米島49万5692円(11万2047円高)といずれも前年同月を大きく上回っている。
県平均(宮古・多良間除く)は50万1823円で前年同月比12万5021円高。
宮古新報

子牛平均価格が50万円を超えた肉用牛セリ市
=JA宮古家畜セリ市場
JAおきなわ宮古地区本部 (新城武一郎部長) の11月期肉用牛セリ市が19日、 市内平良山中の同農協家畜セリ市場で行われ、 月齢12カ月以内の子牛1頭当たりの平均価格は過去最高の51万35円に達した。
前年同月に比べて10万4838円高、 前月比では2万3121円高となった。 子牛平均価格が50万円を突破するのは初めて。 年末年始にかけてさらに上昇も予想される。 しかし上場頭数は365頭で依然として低い状況が続いている。
成牛を含めた総販売額は2億642万円。 このうち子牛平均価格は去勢が過去最高の53万3994円で前年同月比10万214円高、 前月比2万4074円高、 雌も47万6837円で前年同月比11万2473円高、 前月比2万736円高。 1頭当たりの最高価格は去勢の65万6250円。 また成牛1頭当たりの平均価格は32万6872円で前月比5万1022円高と数年前の子牛並みにまで値上がりている。
今月は県内他セリ市場でも高値取引となっている。
子牛平均価格は八重山50万4574円(13万8326円高)、黒島50万2643円(16万7030円高)、伊江村49万4786円(10万4970円高)、今帰仁村51万2194円(11万9452円高)、南部49万7064円(11万310円高)、久米島49万5692円(11万2047円高)といずれも前年同月を大きく上回っている。
県平均(宮古・多良間除く)は50万1823円で前年同月比12万5021円高。
宮古新報
音楽フェス 新空港開港1周年記念(八重山・沖縄)
来年3月に音楽フェス 新空港開港1周年記念
BEGIN 夏川りみ かりゆし58 ビギンや夏川りみら出演
BEGIN
中山義隆石垣市長は19日午後、市役所庁議室で会見し、南ぬ島石垣空港開港1周年を記念して来年3月8日に音楽イベントの「TsunDAMI野外フェス2014」(同実行委員会主催)をサッカーパークあかんま特設会場(予定)で開催すると発表した。

夏川りみ
BEGINや夏川りみ、かりゆし58など県内アーティストに加え、東京スカパラダイスオーケストラも出演。動員数は約1万人を見込んでいる。中山市長は「空港開港後の好調さを維持し、フェスで石垣島を全国にPRしたい」と期待した。

かりゆし58
三線を調律する際に用いられる「つんだみ」にかけ、自然の中で音楽を楽しんで心と体をチューニングしてもらおうというコンセプトで企画。文化と観光を融合した新しいコンテンツの発信を目的に、一括交付金を活用して3年間継続する方針だ。
同施設の天然芝コートへの影響や輸送態勢ついて中山市長は「(芝には)問題ない。今後、実行委員会でバス、タクシーでの輸送態勢を構築する」と述べた。観光客を対象にしたパッケージツアーも検討するという。
入場料は今後、設定する。当日は雨天決行。
八重山毎日新聞
BEGIN 夏川りみ かりゆし58 ビギンや夏川りみら出演

BEGIN
中山義隆石垣市長は19日午後、市役所庁議室で会見し、南ぬ島石垣空港開港1周年を記念して来年3月8日に音楽イベントの「TsunDAMI野外フェス2014」(同実行委員会主催)をサッカーパークあかんま特設会場(予定)で開催すると発表した。

夏川りみ
BEGINや夏川りみ、かりゆし58など県内アーティストに加え、東京スカパラダイスオーケストラも出演。動員数は約1万人を見込んでいる。中山市長は「空港開港後の好調さを維持し、フェスで石垣島を全国にPRしたい」と期待した。

かりゆし58
三線を調律する際に用いられる「つんだみ」にかけ、自然の中で音楽を楽しんで心と体をチューニングしてもらおうというコンセプトで企画。文化と観光を融合した新しいコンテンツの発信を目的に、一括交付金を活用して3年間継続する方針だ。
同施設の天然芝コートへの影響や輸送態勢ついて中山市長は「(芝には)問題ない。今後、実行委員会でバス、タクシーでの輸送態勢を構築する」と述べた。観光客を対象にしたパッケージツアーも検討するという。
入場料は今後、設定する。当日は雨天決行。
八重山毎日新聞
2013-11-19
新種アリに琉大教授の名(OKINAWA)
新種アリに琉大教授の名「業績に敬意」

アリの生態などを研究するOIST准教授の
エヴァン・エコノモさん=OIST
【恩納】
沖縄科学技術大学院大学(OIST)准教授のエヴァン・エコノモさんがフィジーで発見した新種のアミメアリに、同アリの研究を長く続ける琉球大学教授の辻瑞樹さんの名前をとって「Pristomyrmex tsujii(プリストマーマックス ツジアイ)」と名付けた。
辻さんはエコノモさんを日本の学会に招待するなど交流があり、「長く研究してきたということで名付けていただきありがたい」と喜び、エコノモさんらとアリを通じて沖縄の生物多様性やゲノム研究など共同研究したいと考えている。
新種のアリは10月4日付の学術誌「Zookeys」で発表した。OISTで生物の多様性や複雑性を研究するエコノモさんと、研究員のイライ・サーナットさんが2004~09年のアリ採集で見つけ、調べた結果、体長約2ミリのアミメアリ属の新種と分かった。
胸部と腹部の間にある腹柄節が二つに分かれている点や体の表面がツルツルした質感が特徴。フィジーの固有種と考えられ、土中や腐った木などに巣を作って生息する。
辻さんは進化生態学の専門家で、エコノモさんは「辻教授のとてもすばらしい研究と信条に敬意を表して、命名した」という。
沖縄タイムス

アリの生態などを研究するOIST准教授の
エヴァン・エコノモさん=OIST
【恩納】
沖縄科学技術大学院大学(OIST)准教授のエヴァン・エコノモさんがフィジーで発見した新種のアミメアリに、同アリの研究を長く続ける琉球大学教授の辻瑞樹さんの名前をとって「Pristomyrmex tsujii(プリストマーマックス ツジアイ)」と名付けた。
辻さんはエコノモさんを日本の学会に招待するなど交流があり、「長く研究してきたということで名付けていただきありがたい」と喜び、エコノモさんらとアリを通じて沖縄の生物多様性やゲノム研究など共同研究したいと考えている。
新種のアリは10月4日付の学術誌「Zookeys」で発表した。OISTで生物の多様性や複雑性を研究するエコノモさんと、研究員のイライ・サーナットさんが2004~09年のアリ採集で見つけ、調べた結果、体長約2ミリのアミメアリ属の新種と分かった。
胸部と腹部の間にある腹柄節が二つに分かれている点や体の表面がツルツルした質感が特徴。フィジーの固有種と考えられ、土中や腐った木などに巣を作って生息する。
辻さんは進化生態学の専門家で、エコノモさんは「辻教授のとてもすばらしい研究と信条に敬意を表して、命名した」という。
沖縄タイムス
シラコバト、べニヒワ…石垣に「珍鳥」続々(沖縄)
シラコバト、べニヒワ…石垣に「珍鳥」続々

リュウキュウキジバトと並んで餌を探すシラコバト(手前)
=13日、石垣市内
(小林雅裕さん撮影)
【石垣】石垣市内で「珍鳥」の飛来が相次いでいる。石垣島フィールドガイド「SeaBeans」の小林雅裕さん(38)が13日にシラコバト、14日にベニヒワ、コミミズクの撮影に成功した。いずれも県内での観察例は少ない。

市街地の電線で羽を休めるベニヒワ
=14日、石垣市内
(小林雅裕さん撮影)
シラコバトは石垣島と宮古島で1例ずつ観察があり、県内では今回が3例目。ユーラシア大陸や北アフリカに分布し、国内には江戸時代にタカ狩りの餌などで移入され、主に埼玉県で野生化した。生息範囲が同県越谷一帯に狭められ、1956年に国の天然記念物に指定された。埼玉県の県鳥。石垣市では9日に旅行中の愛鳥家が発見したほか、小林さんは稲刈りを終えた田んぼで数百羽のリュウキュウキジバトの中から、シラコバト1羽を見つけた。

草むらから顔をのぞかせるコミミズク
=14日、石垣市内
(小林雅裕さん撮影)
ベニヒワは過去に西表島や沖縄本島で観察記録はあるが、石垣島では初めてとみられる。北国の野鳥で、県内への飛来は非常に珍しい。コミミズクは春と秋にまれに飛来する。小林さんは「非常に珍しい野鳥と会うことができ、観察を楽しんでいる」と喜んでいる。
沖縄タイムス

リュウキュウキジバトと並んで餌を探すシラコバト(手前)
=13日、石垣市内
(小林雅裕さん撮影)
【石垣】石垣市内で「珍鳥」の飛来が相次いでいる。石垣島フィールドガイド「SeaBeans」の小林雅裕さん(38)が13日にシラコバト、14日にベニヒワ、コミミズクの撮影に成功した。いずれも県内での観察例は少ない。

市街地の電線で羽を休めるベニヒワ
=14日、石垣市内
(小林雅裕さん撮影)
シラコバトは石垣島と宮古島で1例ずつ観察があり、県内では今回が3例目。ユーラシア大陸や北アフリカに分布し、国内には江戸時代にタカ狩りの餌などで移入され、主に埼玉県で野生化した。生息範囲が同県越谷一帯に狭められ、1956年に国の天然記念物に指定された。埼玉県の県鳥。石垣市では9日に旅行中の愛鳥家が発見したほか、小林さんは稲刈りを終えた田んぼで数百羽のリュウキュウキジバトの中から、シラコバト1羽を見つけた。

草むらから顔をのぞかせるコミミズク
=14日、石垣市内
(小林雅裕さん撮影)
ベニヒワは過去に西表島や沖縄本島で観察記録はあるが、石垣島では初めてとみられる。北国の野鳥で、県内への飛来は非常に珍しい。コミミズクは春と秋にまれに飛来する。小林さんは「非常に珍しい野鳥と会うことができ、観察を楽しんでいる」と喜んでいる。
沖縄タイムス
沖尚、決勝進出 岩国に11―1(沖縄)
明治神宮野球:沖尚、決勝進出 岩国に11―1

岩国―沖尚 4回裏沖尚2死一、二塁、適時打を放った砂川修が挟まれる間に、一走・山城大智がコールドを決める11点目の生還=神宮球場
(磯野直撮影)
【明治神宮大会取材班】
第44回明治神宮野球大会は19日、神宮球場で準決勝が行われ、沖縄尚学高(九州)は11―1で岩国高(山口・中国)を五回コールドで破って、決勝進出を決めた。県勢の決勝進出は1997年に準優勝した沖縄水産以来、16年ぶり。
沖尚は猛打が爆発。四回までに11安打を放って11得点した。初回に4番安里健の適時打などで2点を先制すると、二、三回もそれぞれ1点を追加。四回には打者一巡で一挙7点を奪った。
投げては、今大会初先発の神里廣之介(1年)が2回1失点。後を継いだエース山城大智が無失点で締めた。
沖尚は20日の決勝で、日本文理大(新潟・北信越)と対戦し、県勢初優勝を懸ける。
沖縄タイムス

岩国―沖尚 4回裏沖尚2死一、二塁、適時打を放った砂川修が挟まれる間に、一走・山城大智がコールドを決める11点目の生還=神宮球場
(磯野直撮影)
【明治神宮大会取材班】
第44回明治神宮野球大会は19日、神宮球場で準決勝が行われ、沖縄尚学高(九州)は11―1で岩国高(山口・中国)を五回コールドで破って、決勝進出を決めた。県勢の決勝進出は1997年に準優勝した沖縄水産以来、16年ぶり。
沖尚は猛打が爆発。四回までに11安打を放って11得点した。初回に4番安里健の適時打などで2点を先制すると、二、三回もそれぞれ1点を追加。四回には打者一巡で一挙7点を奪った。
投げては、今大会初先発の神里廣之介(1年)が2回1失点。後を継いだエース山城大智が無失点で締めた。
沖尚は20日の決勝で、日本文理大(新潟・北信越)と対戦し、県勢初優勝を懸ける。
沖縄タイムス
古謡を歌う (東京やいまうた会)沖縄
古謡をメドレーで歌う 東京やいまうた会

大勢の観客でにぎわった東京やいまうた会の10周年記念ライブ=9日、都内 10周年ライブにぎわう 会場は厳かな雰囲気
【東京】
東京やいまうた会(岩井信幸代表)の10周年記念ライブが9日、都内で行われた。「ミシャグパーシィ(大神酒)」や「船ぬ親じらば」といった古謡のメドレーなどで八重山の歌の世界が持つ独特の雰囲気を演出し、客席からははやしや指笛が飛んだ。
同会は八重山出身の民謡歌手、大工哲弘さんが全国で展開する「八重山うた会」の関東支部として2003年に発足。
現在約30人の会員はすべて他府県の出身者で、民謡の背景を学ぶなど研さんを積んでいる。大工さんや郷友会などのステージに参加することもあるが、単独での公演は創立以来2度目。
ステージは竹富島の「霧下りアヨー」で厳かに幕開けし、西表の「揚古見ぬ浦節」や与那国の「来夏世節」など島々の歌を網羅する構成。
川平の「こーねまーぬあっぱー」と宮良の「こーねまーぬ主」という2曲の「こーねま(子守唄)」を歌い分けるなど、趣向を凝らした舞台となった。
会場は大勢の観客であふれ、岩井代表は「こんなに多くの人々が詰めかけるとは」と感嘆の声をもらしていた。
八重山毎日新聞

大勢の観客でにぎわった東京やいまうた会の10周年記念ライブ=9日、都内 10周年ライブにぎわう 会場は厳かな雰囲気
【東京】
東京やいまうた会(岩井信幸代表)の10周年記念ライブが9日、都内で行われた。「ミシャグパーシィ(大神酒)」や「船ぬ親じらば」といった古謡のメドレーなどで八重山の歌の世界が持つ独特の雰囲気を演出し、客席からははやしや指笛が飛んだ。
同会は八重山出身の民謡歌手、大工哲弘さんが全国で展開する「八重山うた会」の関東支部として2003年に発足。
現在約30人の会員はすべて他府県の出身者で、民謡の背景を学ぶなど研さんを積んでいる。大工さんや郷友会などのステージに参加することもあるが、単独での公演は創立以来2度目。
ステージは竹富島の「霧下りアヨー」で厳かに幕開けし、西表の「揚古見ぬ浦節」や与那国の「来夏世節」など島々の歌を網羅する構成。
川平の「こーねまーぬあっぱー」と宮良の「こーねまーぬ主」という2曲の「こーねま(子守唄)」を歌い分けるなど、趣向を凝らした舞台となった。
会場は大勢の観客であふれ、岩井代表は「こんなに多くの人々が詰めかけるとは」と感嘆の声をもらしていた。
八重山毎日新聞
大川婦人会が85周年 (八重山・沖縄)
大川婦人会が85周年 歴代会長らに感謝状

感謝状を受ける喜友名喜代さんら1971年以降の歴代会長
=17日午前10時半ごろ、ホテル日航八重山
大川婦人会(玉代勢光子会長)は17日、85周年記念式典と祝賀会を市内のホテルで開き、生年祝いに当たる節目を盛大に祝った。歴代会長らに感謝状を贈り、今後の飛躍を誓った。
同会は1929(昭和4)年に大浜政さんを初代会長に発足。
この間、各種検診の呼びかけやごみの出し方の指導など地域活動に取り組んできた。
会長は62代を数える。故・浦本成子さん(97―98年会長)が提唱した「平和の和、対話の話、団結の輪」の三つの「わ」をモットーに、活動を展開している。
式典では物故者に黙とうをささげた後、玉代勢会長が婦人会活動に尽力した会員に感謝しつつ、「これからも励まし合い、結いの精神で地域の行事に協力し、美化運動、地域福祉ネットワークを強化し、やる気、根気、元気の婦人会であることを誇りに思い、頑張っていきたい」と決意を語った。
感謝状を贈られた歴代会長を代表し、島村ヤス子さんが「感謝状は私たちにとって名誉なこと。一生の宝物として額に掲げ、今後の生きがいとして大事にしたい」と感謝、「公民館建設に向け、婦人会を中心に募金活動や演劇会を開催したのを懐かしく思う」と振り返った。
会場には、71年から2年間会長を務めた喜友名喜代さん(94)も元気な姿をみせ、「私は平得出身で大川に嫁いできた。会長が務まるかどうか不安だったが、みんなが支えてくれた」と話した。
式典では中山義隆市長や慶田城用武字会長が祝辞を述べた。
感謝状を受けたのは次の皆さん。
▽歴代会長=喜友名喜代(41代)、石堂敏(46代)、野原シズ(49代)、宮良利(50代)、島村ヤス子(51代)、知念タケ子(52代)、大盛キヨ(53代)、新垣タケ(55代)、三木邑子(56代)、島仲玲子(57代)、上原順子(58代)、後盛和子(59代)、玉城みち子(60代)、神谷悦子(61代)▽文化部門=本盛秀、大盛和子
八重山毎日新聞

感謝状を受ける喜友名喜代さんら1971年以降の歴代会長
=17日午前10時半ごろ、ホテル日航八重山
大川婦人会(玉代勢光子会長)は17日、85周年記念式典と祝賀会を市内のホテルで開き、生年祝いに当たる節目を盛大に祝った。歴代会長らに感謝状を贈り、今後の飛躍を誓った。
同会は1929(昭和4)年に大浜政さんを初代会長に発足。
この間、各種検診の呼びかけやごみの出し方の指導など地域活動に取り組んできた。
会長は62代を数える。故・浦本成子さん(97―98年会長)が提唱した「平和の和、対話の話、団結の輪」の三つの「わ」をモットーに、活動を展開している。
式典では物故者に黙とうをささげた後、玉代勢会長が婦人会活動に尽力した会員に感謝しつつ、「これからも励まし合い、結いの精神で地域の行事に協力し、美化運動、地域福祉ネットワークを強化し、やる気、根気、元気の婦人会であることを誇りに思い、頑張っていきたい」と決意を語った。
感謝状を贈られた歴代会長を代表し、島村ヤス子さんが「感謝状は私たちにとって名誉なこと。一生の宝物として額に掲げ、今後の生きがいとして大事にしたい」と感謝、「公民館建設に向け、婦人会を中心に募金活動や演劇会を開催したのを懐かしく思う」と振り返った。
会場には、71年から2年間会長を務めた喜友名喜代さん(94)も元気な姿をみせ、「私は平得出身で大川に嫁いできた。会長が務まるかどうか不安だったが、みんなが支えてくれた」と話した。
式典では中山義隆市長や慶田城用武字会長が祝辞を述べた。
感謝状を受けたのは次の皆さん。
▽歴代会長=喜友名喜代(41代)、石堂敏(46代)、野原シズ(49代)、宮良利(50代)、島村ヤス子(51代)、知念タケ子(52代)、大盛キヨ(53代)、新垣タケ(55代)、三木邑子(56代)、島仲玲子(57代)、上原順子(58代)、後盛和子(59代)、玉城みち子(60代)、神谷悦子(61代)▽文化部門=本盛秀、大盛和子
八重山毎日新聞
ベトナムの味楽しむ 親子料理教室(伊原間中・沖縄)
ベトナムの味楽しむ 伊原間中で親子料理教室

ベトナム料理に挑戦した参加者ら
=17日午前、伊原間中家庭科室

親子で作ったベトナムの家庭料理「ブンチャー」
=17日午後、伊原間中家庭科室
伊原間中学校PTA学習部(柳澤優子部長)の「親子で作ろう
世界の料理教室!」が17日、同校家庭科室であり、親子約30人がベトナムの家庭料理「ブンチャー」作りに挑戦した。
ブンチャーは焼いた肉と野菜、ビーフンを一緒に混ぜ、つけ汁で食べる料理。
同校2年の小菅志温さんの母親で、ベトナム出身のフォンさん(35)が講師を務めた。
ひき肉にシイタケやキクラゲを混ぜたハンバーグやナンプラーなど、普段とは異なる調理法、珍しい調味料に参加者も興味津々。
ハスのお茶も独特な味わいで、参加者はベトナムの食卓を楽しんだ。
フォンさんは「故郷に帰ると、家族でよく食べたので懐かしい。みんなにも喜んでもらってよかった」と話した。
自分たちで調理したベトナム料理を食べた竹原大地君(1年)は「普段とは違った料理で、貴重な体験となった」、志田穂花さん(1年)は「少しすっぱくて変わった味だけどおいしい」とそれぞれ感想を述べた。
八重山毎日新聞

ベトナム料理に挑戦した参加者ら
=17日午前、伊原間中家庭科室

親子で作ったベトナムの家庭料理「ブンチャー」
=17日午後、伊原間中家庭科室
伊原間中学校PTA学習部(柳澤優子部長)の「親子で作ろう
世界の料理教室!」が17日、同校家庭科室であり、親子約30人がベトナムの家庭料理「ブンチャー」作りに挑戦した。
ブンチャーは焼いた肉と野菜、ビーフンを一緒に混ぜ、つけ汁で食べる料理。
同校2年の小菅志温さんの母親で、ベトナム出身のフォンさん(35)が講師を務めた。
ひき肉にシイタケやキクラゲを混ぜたハンバーグやナンプラーなど、普段とは異なる調理法、珍しい調味料に参加者も興味津々。
ハスのお茶も独特な味わいで、参加者はベトナムの食卓を楽しんだ。
フォンさんは「故郷に帰ると、家族でよく食べたので懐かしい。みんなにも喜んでもらってよかった」と話した。
自分たちで調理したベトナム料理を食べた竹原大地君(1年)は「普段とは違った料理で、貴重な体験となった」、志田穂花さん(1年)は「少しすっぱくて変わった味だけどおいしい」とそれぞれ感想を述べた。
八重山毎日新聞
2013-11-18
観光と農業融合…まいぱり果樹園 (宮古島・沖縄)
観光と農業融合目指す…まいぱり果樹園がオープン

トロピカルガイドツアーのカートに試乗する下地市長ら
=下地与那覇、 まいぱり宮古島熱帯果樹園
宮古島東急リゾートなどを経営する東急電鉄が下地与那覇に建設した 「まいぱり宮古島熱帯果樹園」 がきょうオープンする。 16日には開園式が行われ、 出席した関係者が施設の完成を祝うとともに、 農業を融合させた魅力ある観光拠点となることに期待を寄せた。 東急ではリゾートホテルとゴルフ場、 グリーンツーリズムが一体となったエリアによる付加価値形成を目指していく。
同果樹園は前浜港の東側に位置し、 約6㌶の敷地には60種類の熱帯果樹や約250本のバナナ、 パイナップル畑があり、 ガイド付きカートで周遊するコースを整備。 ビジターセンターでは熱帯果樹を使ったアイスクリームやジュース、 また地元物産などを販売。 宮古馬の体験乗馬も行う。 隣接する生産農場では野菜や果樹を栽培し、 全国展開する東急グループの販売網へ出荷していく。
開園式ではオープンを祝って同リゾートの太鼓隊が獅子舞やエイサーを披露。 下地敏彦宮古島市長や座喜味一幸県議、 豊見山健児宮古島観光協会長らによるテープカットが行われた。 カートツアーの試乗会では来賓を乗せて園内を紹介していた。
同果樹園を運営する宮古観光開発の鈴木雄二社長は 「台風被害もあったが、 この日を迎えられて嬉しい。 宮古島観光の魅力の一つとなり、 また宮古に来たくなるような施設にしたい。 ただ見るだけでなくガイドが客と接しながら解説する。 地元農家の農産物も東急グループの流通で出荷できれば」 と話した。
宮古新報

トロピカルガイドツアーのカートに試乗する下地市長ら
=下地与那覇、 まいぱり宮古島熱帯果樹園
宮古島東急リゾートなどを経営する東急電鉄が下地与那覇に建設した 「まいぱり宮古島熱帯果樹園」 がきょうオープンする。 16日には開園式が行われ、 出席した関係者が施設の完成を祝うとともに、 農業を融合させた魅力ある観光拠点となることに期待を寄せた。 東急ではリゾートホテルとゴルフ場、 グリーンツーリズムが一体となったエリアによる付加価値形成を目指していく。
同果樹園は前浜港の東側に位置し、 約6㌶の敷地には60種類の熱帯果樹や約250本のバナナ、 パイナップル畑があり、 ガイド付きカートで周遊するコースを整備。 ビジターセンターでは熱帯果樹を使ったアイスクリームやジュース、 また地元物産などを販売。 宮古馬の体験乗馬も行う。 隣接する生産農場では野菜や果樹を栽培し、 全国展開する東急グループの販売網へ出荷していく。
開園式ではオープンを祝って同リゾートの太鼓隊が獅子舞やエイサーを披露。 下地敏彦宮古島市長や座喜味一幸県議、 豊見山健児宮古島観光協会長らによるテープカットが行われた。 カートツアーの試乗会では来賓を乗せて園内を紹介していた。
同果樹園を運営する宮古観光開発の鈴木雄二社長は 「台風被害もあったが、 この日を迎えられて嬉しい。 宮古島観光の魅力の一つとなり、 また宮古に来たくなるような施設にしたい。 ただ見るだけでなくガイドが客と接しながら解説する。 地元農家の農産物も東急グループの流通で出荷できれば」 と話した。
宮古新報
大浜中男子が逆転優勝 (沖縄)
大浜中男子が逆転優勝 県中学駅伝

県中学駅伝八重山勢初優勝のゴールテープを切る
大浜中アンカーの島袋太佑(2年)
=今帰仁村陸上競技場(琉球新報提供)
八重山勢初の快挙 全国大会出場へ
第37回男子・第26回女子沖縄県中学校駅伝競走大会(県中学校体育連盟主催)が16日、今帰仁村陸上競技場を発着点とする国頭地区中体連駅伝コースで開催され、八重山勢は男子の大浜が、最終6区で豊見城を逆転し、1時間5分23秒で初優勝。八重山勢初の全国大会出場を決めた。女子は石垣の7位が最高だった。全国大会は12月15日に山口県、九州大会は今月30日に鹿児島県で開かれる。
大会は男子が6区間20㌔、女子は5区間12㌔で行われ、男女とも25校が出場した。
男子の大浜は、スタートで10位と出遅れたものの、2区以降着実に順位を上げ、2位でタスキを受けた最終区のアンカー島袋太佑(2年)が同競技場直前でトップの豊見城を抜き、逆転優勝に輝いた。
女子は、石垣が1区の落合瑞歩(3年)、2区の新城志保(2年)の2人が区間賞と区間新の走りでスタートダッシュをみせたが3区以降、順位を下げ、7位に終わった。
八重山から男子は大浜、石垣、石垣第二、船浦。
女子は石垣中、船浦、石垣第二、白保が出場した。
八重山勢の結果は次の通り。
【男子】
①大浜(1時間5分23秒)⑲石垣第二(1時間9分18秒23石垣)(1時間13分12秒24)船浦(1時間13分29秒)
【女子】
⑦石垣(44分09秒)21船浦(47分28秒)23石垣第二(47分49秒)25白保(50分20秒)
八重山毎日新聞

県中学駅伝八重山勢初優勝のゴールテープを切る
大浜中アンカーの島袋太佑(2年)
=今帰仁村陸上競技場(琉球新報提供)
八重山勢初の快挙 全国大会出場へ
第37回男子・第26回女子沖縄県中学校駅伝競走大会(県中学校体育連盟主催)が16日、今帰仁村陸上競技場を発着点とする国頭地区中体連駅伝コースで開催され、八重山勢は男子の大浜が、最終6区で豊見城を逆転し、1時間5分23秒で初優勝。八重山勢初の全国大会出場を決めた。女子は石垣の7位が最高だった。全国大会は12月15日に山口県、九州大会は今月30日に鹿児島県で開かれる。
大会は男子が6区間20㌔、女子は5区間12㌔で行われ、男女とも25校が出場した。
男子の大浜は、スタートで10位と出遅れたものの、2区以降着実に順位を上げ、2位でタスキを受けた最終区のアンカー島袋太佑(2年)が同競技場直前でトップの豊見城を抜き、逆転優勝に輝いた。
女子は、石垣が1区の落合瑞歩(3年)、2区の新城志保(2年)の2人が区間賞と区間新の走りでスタートダッシュをみせたが3区以降、順位を下げ、7位に終わった。
八重山から男子は大浜、石垣、石垣第二、船浦。
女子は石垣中、船浦、石垣第二、白保が出場した。
八重山勢の結果は次の通り。
【男子】
①大浜(1時間5分23秒)⑲石垣第二(1時間9分18秒23石垣)(1時間13分12秒24)船浦(1時間13分29秒)
【女子】
⑦石垣(44分09秒)21船浦(47分28秒)23石垣第二(47分49秒)25白保(50分20秒)
八重山毎日新聞
第6回西表島人文化祭 (八重山・沖縄)
継承しよう!島の伝統文化 第6回西表島人文化祭

島内手工芸作家の作品が並んだ第6回西表島人文化祭
=16日午前、中野わいわいホール 大勢の住民が文化祭満喫 手工芸品の展示即売 アダン葉玩具づくり体験も
【西表】
「伝統・継承・創造~島に生きる 島を生かす~」をテーマに「第6回西表島人(しまぴとぅ)文化祭」(主催・西表文化祭実行委員会、西表島エコツーリズム協会)が16日、中野わいわいホールで開かれた。会場では展示・即売コーナーや体験コーナー、飲食ブースなどが設置され、大勢の地域住民や観光客が詰めかけて文化祭を楽しんだ。同日夜は舞台の部もあり、地元の子どもたちや婦人の踊り、ライブなどで盛り上がりをみせた。
文化祭は文化庁の2013年度文化遺産を生かした地域活性化事業の一環として2年に1度開かれており、展示・舞台の部などプログラムも盛りだくさん。
展示・販売コーナーでは島内の工芸作家による手工芸作品が展示・即売され、焼き物や木細工、手作りせっけんなどが並び、大勢の観光客や子ども連れがお目当ての地場産品を買い求めていた。
体験コーナーでは、アダンを使った玩具作りや伝統たこあげ、リラックスヨガなどが行われ、大勢の家族連れが参加、島内で作られた飲食物のバザーは昼食時には列ができるほど大盛況となった。
実行委員長の石垣昭子西表島エコツーリズム協会長は「地域文化の定着を一つの目標に掲げて2年に1度開いており、だんだんと地域に根付いてきた。民具や玩具など昔ながらの物作りも少しずつ広まっており、文化祭を通して子どもたちに西表島の文化を継承していけたらと思う」と抱負を話した。
また、「世界自然遺産を考える~屋久島の事例から」をテーマに環境省エコツーリズム推進アドバイザーの松本毅氏が講演したほか、「私の好きな西表島絵画コンクール」授賞式では、鈴木虹さん(西表小3年)に最優秀賞、永井一ノ輔君(上原小1年)、河島飛鳥さん(白浜小3年)に優秀賞が贈られた。
八重山毎日新聞

島内手工芸作家の作品が並んだ第6回西表島人文化祭
=16日午前、中野わいわいホール 大勢の住民が文化祭満喫 手工芸品の展示即売 アダン葉玩具づくり体験も
【西表】
「伝統・継承・創造~島に生きる 島を生かす~」をテーマに「第6回西表島人(しまぴとぅ)文化祭」(主催・西表文化祭実行委員会、西表島エコツーリズム協会)が16日、中野わいわいホールで開かれた。会場では展示・即売コーナーや体験コーナー、飲食ブースなどが設置され、大勢の地域住民や観光客が詰めかけて文化祭を楽しんだ。同日夜は舞台の部もあり、地元の子どもたちや婦人の踊り、ライブなどで盛り上がりをみせた。
文化祭は文化庁の2013年度文化遺産を生かした地域活性化事業の一環として2年に1度開かれており、展示・舞台の部などプログラムも盛りだくさん。
展示・販売コーナーでは島内の工芸作家による手工芸作品が展示・即売され、焼き物や木細工、手作りせっけんなどが並び、大勢の観光客や子ども連れがお目当ての地場産品を買い求めていた。
体験コーナーでは、アダンを使った玩具作りや伝統たこあげ、リラックスヨガなどが行われ、大勢の家族連れが参加、島内で作られた飲食物のバザーは昼食時には列ができるほど大盛況となった。
実行委員長の石垣昭子西表島エコツーリズム協会長は「地域文化の定着を一つの目標に掲げて2年に1度開いており、だんだんと地域に根付いてきた。民具や玩具など昔ながらの物作りも少しずつ広まっており、文化祭を通して子どもたちに西表島の文化を継承していけたらと思う」と抱負を話した。
また、「世界自然遺産を考える~屋久島の事例から」をテーマに環境省エコツーリズム推進アドバイザーの松本毅氏が講演したほか、「私の好きな西表島絵画コンクール」授賞式では、鈴木虹さん(西表小3年)に最優秀賞、永井一ノ輔君(上原小1年)、河島飛鳥さん(白浜小3年)に優秀賞が贈られた。
八重山毎日新聞
2013-11-15
山原屏風水墨画で 国頭村安田の菊田一朗さん
山原屏風水墨画で 国頭村安田の菊田一朗さん

手すき和紙に墨で描かれた「山原屏風」と菊田一朗さん
=8日、国頭村のウフギー自然館
【国頭】
手すき和紙でできたびょうぶに墨の濃淡で描かれたやんばるの自然や動物たち―。
国頭村に住む菊田一朗さんは、安田のアトリエで「山原屏風」を制作している。
8日、国頭村のウフギー自然館(環境省やんばる野生生物保護センター内)で菊田さんの講演会が開かれ、菊田さんは「表面的な美ではなく有機的な循環の中で、やんばるの自然を表現したい」と作品に込めた思いを語った。
山原屏風は、和紙から全て手作り。裏側もシダの葉が写し出され、絵には墨のほかにニカワやベニサンゴを使うなど、自然の素材にこだわって作られている。
福島県出身の菊田さんが安田に来たのは8年前。
やんばるアートプロジェクトに参加するために安田を訪れ、「ここで制作したい」と移住を決めた。
菊田さんは「山原には子どものころにあった素朴な自然の姿が残っていた。懐かしい写真を見つけたような感覚だった」と話す。
当初、西洋絵画も手掛けていた菊田さん。客観的な視点で描く西洋絵画より、主体的な視点で描く東洋絵画にひかれて水墨画にたどり着いた。菊田さんは「自然の中に自分自身が溶け込む。時空を超えた自然観がある」と東洋絵画の魅力を語る。
菊田さんは「穏やかな気持ちを持って見えてくる物がある」と話し、自然を新たな視点で見つめ直す大切さを説いた。
琉球新報

手すき和紙に墨で描かれた「山原屏風」と菊田一朗さん
=8日、国頭村のウフギー自然館
【国頭】
手すき和紙でできたびょうぶに墨の濃淡で描かれたやんばるの自然や動物たち―。
国頭村に住む菊田一朗さんは、安田のアトリエで「山原屏風」を制作している。
8日、国頭村のウフギー自然館(環境省やんばる野生生物保護センター内)で菊田さんの講演会が開かれ、菊田さんは「表面的な美ではなく有機的な循環の中で、やんばるの自然を表現したい」と作品に込めた思いを語った。
山原屏風は、和紙から全て手作り。裏側もシダの葉が写し出され、絵には墨のほかにニカワやベニサンゴを使うなど、自然の素材にこだわって作られている。
福島県出身の菊田さんが安田に来たのは8年前。
やんばるアートプロジェクトに参加するために安田を訪れ、「ここで制作したい」と移住を決めた。
菊田さんは「山原には子どものころにあった素朴な自然の姿が残っていた。懐かしい写真を見つけたような感覚だった」と話す。
当初、西洋絵画も手掛けていた菊田さん。客観的な視点で描く西洋絵画より、主体的な視点で描く東洋絵画にひかれて水墨画にたどり着いた。菊田さんは「自然の中に自分自身が溶け込む。時空を超えた自然観がある」と東洋絵画の魅力を語る。
菊田さんは「穏やかな気持ちを持って見えてくる物がある」と話し、自然を新たな視点で見つめ直す大切さを説いた。
琉球新報
ハワイで沖縄芝居 、観客から高評価(OKINAWA)
ハワイで沖縄芝居 うない初公演、観客から高評価

喜劇「貞女小」を演じる劇団うないの役者たち
=10月27日、米国ハワイ州のハワイ沖縄センター
(同劇団提供)
劇団うない(中曽根律子代表)が10月27日、米ハワイ州のハワイ沖縄センターで公演した。うないのハワイ公演は初めて。
ハワイは琉舞芸能が盛んだが沖縄芝居の上演は珍しい。
観客へのアンケートでは回答した170人中152人が「とても満足」と答えた。同月25日にはハワイ大学でワークショップも開いた。
2011年の第5回世界のウチナーンチュ大会で、うない後援会がハワイ沖縄連合会に公演を提案したのがきっかけ。国際交流基金の助成を受け、出演者とスタッフ計23人が渡った。
27日の演目は舞踊「芭蕉布」(間好子作舞)や歌劇「今帰仁祝女殿内」(上間昌成作)など。特に「芭蕉布」は郷愁を誘ったという。
25日のワークショップは舞踊や喜劇を披露したほか、琉球大大学院博士後期課程の与那覇晶子氏と京都産業大の鈴木雅恵教授が、うないの歴史や幻想歌劇などについて紹介した。
大道具は持参できなかったため、ハワイ沖縄連合会が手作りした。木は本物の鉢植えで再現した。琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会ハワイ支部は字幕製作などで、柳清本流柳光会は小道具を貸して協力した。収益はハワイでの経費を除いて同連合会に寄付した。
中曽根代表は「初めてスタンディングオベーションをもらった。多くの人の協力で成功することができ感謝感激だ。また芝居を見せに行きたい」と話した。
琉球新報

喜劇「貞女小」を演じる劇団うないの役者たち
=10月27日、米国ハワイ州のハワイ沖縄センター
(同劇団提供)
劇団うない(中曽根律子代表)が10月27日、米ハワイ州のハワイ沖縄センターで公演した。うないのハワイ公演は初めて。
ハワイは琉舞芸能が盛んだが沖縄芝居の上演は珍しい。
観客へのアンケートでは回答した170人中152人が「とても満足」と答えた。同月25日にはハワイ大学でワークショップも開いた。
2011年の第5回世界のウチナーンチュ大会で、うない後援会がハワイ沖縄連合会に公演を提案したのがきっかけ。国際交流基金の助成を受け、出演者とスタッフ計23人が渡った。
27日の演目は舞踊「芭蕉布」(間好子作舞)や歌劇「今帰仁祝女殿内」(上間昌成作)など。特に「芭蕉布」は郷愁を誘ったという。
25日のワークショップは舞踊や喜劇を披露したほか、琉球大大学院博士後期課程の与那覇晶子氏と京都産業大の鈴木雅恵教授が、うないの歴史や幻想歌劇などについて紹介した。
大道具は持参できなかったため、ハワイ沖縄連合会が手作りした。木は本物の鉢植えで再現した。琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会ハワイ支部は字幕製作などで、柳清本流柳光会は小道具を貸して協力した。収益はハワイでの経費を除いて同連合会に寄付した。
中曽根代表は「初めてスタンディングオベーションをもらった。多くの人の協力で成功することができ感謝感激だ。また芝居を見せに行きたい」と話した。
琉球新報
離島フェア始まる (沖縄)
離島フェア始まる 沖縄セルラーパーク那覇

買い物客でにぎわう離島フェア2013の会場
=15日午前、那覇市奥武山町の沖縄セルラーパーク那覇
県内18離島市町村と鹿児島県奄美市の特産品を一堂にそろえた「離島フェア2013」(同実行委員会主催)が15日、那覇市奥武山公園の沖縄セルラーパーク那覇で始まった。
17日まで。
119社・団体が1011品目を展示販売する。
9市村が11の離島食堂を出店し、各地の郷土料理も味わえる。開催時間は午前10時から午後7時。
【琉球新報電子版】
琉球新報

買い物客でにぎわう離島フェア2013の会場
=15日午前、那覇市奥武山町の沖縄セルラーパーク那覇
県内18離島市町村と鹿児島県奄美市の特産品を一堂にそろえた「離島フェア2013」(同実行委員会主催)が15日、那覇市奥武山公園の沖縄セルラーパーク那覇で始まった。
17日まで。
119社・団体が1011品目を展示販売する。
9市村が11の離島食堂を出店し、各地の郷土料理も味わえる。開催時間は午前10時から午後7時。
【琉球新報電子版】
琉球新報
来夏から6隻体制へ 琉球海運(沖縄)
来夏から6隻体制へ 琉球海運

琉球海運の所有船の6隻体制後も補修して継続使用されることになった貨物船「にらいかない」 「にらいかない」は継続使用 家畜輸送に不可欠
琉球海運㈱(山城博美社長、本社那覇市)は、来年5月の台湾航路開設に伴い、9000㌧クラスの新造貨物船を導入し、所有船を従来の5隻体制から6隻体制に拡充。台湾航路開設で見込まれる貨物量の増加に対応するほか、余裕を持った配船で、台風など悪天時に欠航が多い先島航路などで安定運航を確保する。
また、石垣を含め、県内から牛や豚など生きた家畜の九州への輸送に対応するため、新造船導入に伴い当初、更新が予定されていた「にらいかない」(5613㌧)を継続使用する。
同社の宮城茂専務によると、通常、新造船を導入する場合は所有する古い船を売却し、所有船数を増やさないようにするが、同船は、同社の所有船で唯一甲板に屋根が付いていない構造で、生きた家畜を運ぶのに適した造りとなっている。石垣港からは、毎月のセリで落札された800頭~1000頭の子牛などを専用コンテナや牛輸送専用トレーラーに積み、九州まで輸送している。
現在、石垣航路には3隻が使用されているが、来年5月以降は新造船を含めた4隻が就航することになり、「セリの日程に合わせた配船も可能になる」(同社)としている。
また、同船はプレジャーボートなど小型船の輸送にも活用されている。
同社では、所有船の6隻体制に向け、船齢が17年と古い同船の代替船も検討したが、船型や速度、荷役スタイルなどで県内向け貨物に対応できる船がなく、用船料も高いことから同船を補修し、継続使用することにした。
八重山毎日新聞

琉球海運の所有船の6隻体制後も補修して継続使用されることになった貨物船「にらいかない」 「にらいかない」は継続使用 家畜輸送に不可欠
琉球海運㈱(山城博美社長、本社那覇市)は、来年5月の台湾航路開設に伴い、9000㌧クラスの新造貨物船を導入し、所有船を従来の5隻体制から6隻体制に拡充。台湾航路開設で見込まれる貨物量の増加に対応するほか、余裕を持った配船で、台風など悪天時に欠航が多い先島航路などで安定運航を確保する。
また、石垣を含め、県内から牛や豚など生きた家畜の九州への輸送に対応するため、新造船導入に伴い当初、更新が予定されていた「にらいかない」(5613㌧)を継続使用する。
同社の宮城茂専務によると、通常、新造船を導入する場合は所有する古い船を売却し、所有船数を増やさないようにするが、同船は、同社の所有船で唯一甲板に屋根が付いていない構造で、生きた家畜を運ぶのに適した造りとなっている。石垣港からは、毎月のセリで落札された800頭~1000頭の子牛などを専用コンテナや牛輸送専用トレーラーに積み、九州まで輸送している。
現在、石垣航路には3隻が使用されているが、来年5月以降は新造船を含めた4隻が就航することになり、「セリの日程に合わせた配船も可能になる」(同社)としている。
また、同船はプレジャーボートなど小型船の輸送にも活用されている。
同社では、所有船の6隻体制に向け、船齢が17年と古い同船の代替船も検討したが、船型や速度、荷役スタイルなどで県内向け貨物に対応できる船がなく、用船料も高いことから同船を補修し、継続使用することにした。
八重山毎日新聞
豊かなむらづくり全国表彰・小浜島・沖縄
小浜島に農水大臣賞 豊かなむらづくり全国表彰

豊かなむらづくり全国表彰で農林水産大臣賞を受賞した
小浜島の関係者ら(前列)
=14日午後、沖縄総合事務局 農業や伝統文化の継承を評価
【那覇】
農林水産省と日本農林漁業振興会の表彰事業「2013年度豊かなむらづくり全国表彰伝達式」が14日午後、那覇市の沖縄総合事務局で行われ、竹富町の小浜島が農林水産大臣賞を受賞した。八重山からの受賞は03年の黒島以来10年ぶり。小浜島は、サトウキビ生産や伝統文化の継承、観光リゾートと共存した村づくりへの取り組みなどが評価された。
式には、島を代表して小浜公民館の宮里彦一館長らが出席し、受賞を喜んだ。
同事業は農林漁業と農山漁村の発展に資する目的で1979年から農林水産祭の中で行われている。沖縄県と北海道が一つのブロックとして毎年交互に推薦する形を取っており、今年は沖縄県が小浜島を村づくりの優良事例として推薦した。
小浜島は全7部門のうち、むらづくり部門で受賞。「果報ぬ島の伝統文化とさとうきびでシマおこし」として、サトウキビや小浜大豆の生産、畜産、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統行事の継承発展、リゾート施設と連携した地域おこしなどが評価された。
宮里館長は「きょういただいた賞は、公民館活動を進めるうえでも大きなものになる。受賞に恥じない村づくりに励みたい」と喜びを語った。
同席した川満栄長竹富町長も「権威ある賞で、竹富町の誇り。町全体に取り組みを広げていけるよう心がけたい」と述べた。
八重山毎日新聞

豊かなむらづくり全国表彰で農林水産大臣賞を受賞した
小浜島の関係者ら(前列)
=14日午後、沖縄総合事務局 農業や伝統文化の継承を評価
【那覇】
農林水産省と日本農林漁業振興会の表彰事業「2013年度豊かなむらづくり全国表彰伝達式」が14日午後、那覇市の沖縄総合事務局で行われ、竹富町の小浜島が農林水産大臣賞を受賞した。八重山からの受賞は03年の黒島以来10年ぶり。小浜島は、サトウキビ生産や伝統文化の継承、観光リゾートと共存した村づくりへの取り組みなどが評価された。
式には、島を代表して小浜公民館の宮里彦一館長らが出席し、受賞を喜んだ。
同事業は農林漁業と農山漁村の発展に資する目的で1979年から農林水産祭の中で行われている。沖縄県と北海道が一つのブロックとして毎年交互に推薦する形を取っており、今年は沖縄県が小浜島を村づくりの優良事例として推薦した。
小浜島は全7部門のうち、むらづくり部門で受賞。「果報ぬ島の伝統文化とさとうきびでシマおこし」として、サトウキビや小浜大豆の生産、畜産、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統行事の継承発展、リゾート施設と連携した地域おこしなどが評価された。
宮里館長は「きょういただいた賞は、公民館活動を進めるうえでも大きなものになる。受賞に恥じない村づくりに励みたい」と喜びを語った。
同席した川満栄長竹富町長も「権威ある賞で、竹富町の誇り。町全体に取り組みを広げていけるよう心がけたい」と述べた。
八重山毎日新聞
2013-11-14
おもちゃ作り リサイクルまつり開催
木片でおもちゃ作り リサイクルまつり開催

木材を再利用し、おもちゃを作る親子
=10日、浦添市伊奈武瀬の浦添市リサイクルプラザ
【浦添】
資源の再利用方法や環境保全に対する意識啓発を目的とした「第10回わくわくリサイクルまつり」が10日、浦添市伊奈武瀬の浦添市リサイクルプラザで開かれた。古布を使ったコサージュ作りや不要になった木材の端を利用したおもちゃ作りなどの体験ブースが設けられ、多くの親子連れらが身近にできるエコ活動を楽しんだ。
リサイクルプラザを運営するNPO法人「くるりんの会」の平賀ミネ子代表は「さまざまなものが再利用できることを多くの人に知ってもらいたい。楽しみながらできる循環型社会を目指したい」と話した。
木材を利用したおもちゃ作りに取り組んでいた渡久地ほのかさん(9)は「初めてのこぎりを使った。オランウータンや犬を作れたので、とても楽しかった」と笑顔を見せた。
琉球新報

木材を再利用し、おもちゃを作る親子
=10日、浦添市伊奈武瀬の浦添市リサイクルプラザ
【浦添】
資源の再利用方法や環境保全に対する意識啓発を目的とした「第10回わくわくリサイクルまつり」が10日、浦添市伊奈武瀬の浦添市リサイクルプラザで開かれた。古布を使ったコサージュ作りや不要になった木材の端を利用したおもちゃ作りなどの体験ブースが設けられ、多くの親子連れらが身近にできるエコ活動を楽しんだ。
リサイクルプラザを運営するNPO法人「くるりんの会」の平賀ミネ子代表は「さまざまなものが再利用できることを多くの人に知ってもらいたい。楽しみながらできる循環型社会を目指したい」と話した。
木材を利用したおもちゃ作りに取り組んでいた渡久地ほのかさん(9)は「初めてのこぎりを使った。オランウータンや犬を作れたので、とても楽しかった」と笑顔を見せた。
琉球新報
コザAランチ選手権(OKINAWA)
サンドイッチシャープ(北中城)V コザAランチ選手権

「コザAランチ選手権」に出店した11店舗の味を吟味する
ために集まったたくさんの美食家ら
=10日、沖縄こどもの国

グランプリを獲得したサンドイッチシャープの「アメリカンAランチ」
【沖縄】
県内の食堂やレストランで長年親しまれてきた「Aランチ」の味を競う「コザAランチ選手権」が9、10の両日、沖縄こどもの国であった。大勢の食通が訪れ、出店した11店舗のランチを楽しんだ。投票の結果、優勝に該当するAグランプリにはサンドイッチシャープ(北中城村)の「アメリカンAランチ」が優勝した。
「コザAランチ選手権」はことしで3回目。沖縄独特の食文化である「Aランチ」を地域活性化につなげるため、沖縄市料理飲食業組合などでつくる実行委員会が取り組んでいる。
サンドイッチシャープの町田信店長(37)は「スペアリブを売りにボリュームで勝負した。客の反応も良く、大盛況だった」と語った。
その他の結果は次の通り。
▽2位(Bグランプリ)・居酒屋ARIGATO
▽3位(Cグランプリ)・ビストロまぁる
▽沖縄市長賞・ビアレストランケニーズ
▽沖縄市議会議長賞・スパイス王国
▽沖縄市教育長賞・海族工房
琉球新報

「コザAランチ選手権」に出店した11店舗の味を吟味する
ために集まったたくさんの美食家ら
=10日、沖縄こどもの国

グランプリを獲得したサンドイッチシャープの「アメリカンAランチ」
【沖縄】
県内の食堂やレストランで長年親しまれてきた「Aランチ」の味を競う「コザAランチ選手権」が9、10の両日、沖縄こどもの国であった。大勢の食通が訪れ、出店した11店舗のランチを楽しんだ。投票の結果、優勝に該当するAグランプリにはサンドイッチシャープ(北中城村)の「アメリカンAランチ」が優勝した。
「コザAランチ選手権」はことしで3回目。沖縄独特の食文化である「Aランチ」を地域活性化につなげるため、沖縄市料理飲食業組合などでつくる実行委員会が取り組んでいる。
サンドイッチシャープの町田信店長(37)は「スペアリブを売りにボリュームで勝負した。客の反応も良く、大盛況だった」と語った。
その他の結果は次の通り。
▽2位(Bグランプリ)・居酒屋ARIGATO
▽3位(Cグランプリ)・ビストロまぁる
▽沖縄市長賞・ビアレストランケニーズ
▽沖縄市議会議長賞・スパイス王国
▽沖縄市教育長賞・海族工房
琉球新報
伝説のニューヒーロー(南風原町・沖縄)
南風原町に伝説のニューヒーロー

児童にあいさつする(左から)ビレア姫、飛勇人、アダンマー
らキャラクターたち=南風原町・翔南小学校
【南風原】町内の伝説を基にしたニューヒーロー、南風原新伝説「飛勇人(ヒュート)」がこのほど誕生、6日に初めて町内の小学校を訪れ、地域の児童と触れ合った。
地域文化を学ぶ町立翔南小学校(友利恵良校長)の「伝統文化週間」に合わせたもので、1、2年生を対象に飛勇人とビレア姫、アダンマーの3キャラクターが、うちなーぐち教室を開いた。
飛勇人は、2009年まで活躍した地域のヒーロー「かぼっちゃマン」に続き、地域性があり、教育的なキャラクターを作ろうと、町が一括交付金を使って制作。町の偉人「飛び安里」や宮城に伝わる羽衣伝説をモチーフにしたヒロインなど、南風原の伝説を基にしているのが特徴だ。
キャラクターは他に南風原を見守る神・ユクツナ様と、アダンマーの手下、サメノリとサメ太を加えて計6キャラクター。町内のイベントで活用する考えだ。
この日は、飛勇人、ビレア姫、アダンマーによる劇の後、しまくとぅばであいさつの仕方や野菜の名前などを紹介した。
ヒーローたちと直接会話ができるため、児童らは「どこに住んでるの?」「何歳?」「好きな昔遊びは?」と質問攻め。児童らがサイン色紙のお礼に、うちなーぐち数え歌を披露したほか、ヒーローたちが「いつまでも夢を大切に」と声を掛けて握手した。
新ヒーローを初めて見たという2年の高江洲こなつさんは「ビレア姫がかわいかったし、飛勇人はかっこよかった。アダンマーに言われた通り、ちゃんとしようと思った」と楽しんでいた。
(平田美智子通信員)
沖縄タイムス

児童にあいさつする(左から)ビレア姫、飛勇人、アダンマー
らキャラクターたち=南風原町・翔南小学校
【南風原】町内の伝説を基にしたニューヒーロー、南風原新伝説「飛勇人(ヒュート)」がこのほど誕生、6日に初めて町内の小学校を訪れ、地域の児童と触れ合った。
地域文化を学ぶ町立翔南小学校(友利恵良校長)の「伝統文化週間」に合わせたもので、1、2年生を対象に飛勇人とビレア姫、アダンマーの3キャラクターが、うちなーぐち教室を開いた。
飛勇人は、2009年まで活躍した地域のヒーロー「かぼっちゃマン」に続き、地域性があり、教育的なキャラクターを作ろうと、町が一括交付金を使って制作。町の偉人「飛び安里」や宮城に伝わる羽衣伝説をモチーフにしたヒロインなど、南風原の伝説を基にしているのが特徴だ。
キャラクターは他に南風原を見守る神・ユクツナ様と、アダンマーの手下、サメノリとサメ太を加えて計6キャラクター。町内のイベントで活用する考えだ。
この日は、飛勇人、ビレア姫、アダンマーによる劇の後、しまくとぅばであいさつの仕方や野菜の名前などを紹介した。
ヒーローたちと直接会話ができるため、児童らは「どこに住んでるの?」「何歳?」「好きな昔遊びは?」と質問攻め。児童らがサイン色紙のお礼に、うちなーぐち数え歌を披露したほか、ヒーローたちが「いつまでも夢を大切に」と声を掛けて握手した。
新ヒーローを初めて見たという2年の高江洲こなつさんは「ビレア姫がかわいかったし、飛勇人はかっこよかった。アダンマーに言われた通り、ちゃんとしようと思った」と楽しんでいた。
(平田美智子通信員)
沖縄タイムス
2014年版「笑顔カレンダー」完成、宮古島・沖縄
2014年版「笑顔カレンダー」完成、15日から販売

完成した14年版笑顔カレンダーをPRする (右から)
藤井会長、 前里さん、 川上さん
=市役所平良庁舎
東日本大震災で被災した福島県復興支援プロジェクトに取り組んでいる、 うむい宮古島 (藤井一郎代表) が福島の子どもたちを宮古島に招待する保養プロジェクト等の資金づくりのため昨年から製作販売している 「笑顔カレンダー宮古島」 の2014年版がこのほど完成した。 初版分は4000部。 価格は1部500円。 15日からブックスきょうはん宮古南店、 TSUTAYA沖縄宮古島店で販売開始する。 ホームページでも購入可。
保養プロジェクトは、 原発事故の影響で安心して外出できない福島の子どもたちと家族を宮古島に招待し、 島の自然の中で楽しく過ごしてもらおうと取り組まれている。 昨年はカレンダーの収益金120万円と復興支援ライブなどで集まった浄財で8家族34人を5泊6日の日程で宮古島に招待し、 島民との交流機会を設けるなど、 短期間ながら楽しいひと時を提供した。
14年版カレンダーの製作は7月から取り掛かり、 市内のスーパー駐車場などで協力を呼びかけたところ、 延べ365組の島民が笑顔で撮影に応じてくれたという。 藤井会長は 「昨年よりもはるかに反応が良く、 早いうちに365日分の写真が集まった」 と話し、 福島に元気を届ける支援の輪が広がっていることを喜んでいた。
ことしは 「カッティングシール」、 「笑顔島ぞうり」 も販売するほか、 カレンダーに広告スペース (貼付) を設け、 企業向け販売も行う。 広告を載せても価格は1部500円だが、 企業向けは50部単位で販売する。
藤井会長、 理事の川上敦さん、 前里芳人さんは14日、 市役所平良庁舎を訪れ、 下地敏彦市長に新しいカレンダーが完成したことを報告し、 「来年は紫外線の弱い時期に福島の子どもたちを招待したい」 と意欲満々。 下地市長もこの取り組みを大いに喜び、 市としても協力していく考えを示した。
カレンダーに関する問い合わせは、
うむい宮古島 (有限会社プカラス内、 79・7071)。
宮古新報

完成した14年版笑顔カレンダーをPRする (右から)
藤井会長、 前里さん、 川上さん
=市役所平良庁舎
東日本大震災で被災した福島県復興支援プロジェクトに取り組んでいる、 うむい宮古島 (藤井一郎代表) が福島の子どもたちを宮古島に招待する保養プロジェクト等の資金づくりのため昨年から製作販売している 「笑顔カレンダー宮古島」 の2014年版がこのほど完成した。 初版分は4000部。 価格は1部500円。 15日からブックスきょうはん宮古南店、 TSUTAYA沖縄宮古島店で販売開始する。 ホームページでも購入可。
保養プロジェクトは、 原発事故の影響で安心して外出できない福島の子どもたちと家族を宮古島に招待し、 島の自然の中で楽しく過ごしてもらおうと取り組まれている。 昨年はカレンダーの収益金120万円と復興支援ライブなどで集まった浄財で8家族34人を5泊6日の日程で宮古島に招待し、 島民との交流機会を設けるなど、 短期間ながら楽しいひと時を提供した。
14年版カレンダーの製作は7月から取り掛かり、 市内のスーパー駐車場などで協力を呼びかけたところ、 延べ365組の島民が笑顔で撮影に応じてくれたという。 藤井会長は 「昨年よりもはるかに反応が良く、 早いうちに365日分の写真が集まった」 と話し、 福島に元気を届ける支援の輪が広がっていることを喜んでいた。
ことしは 「カッティングシール」、 「笑顔島ぞうり」 も販売するほか、 カレンダーに広告スペース (貼付) を設け、 企業向け販売も行う。 広告を載せても価格は1部500円だが、 企業向けは50部単位で販売する。
藤井会長、 理事の川上敦さん、 前里芳人さんは14日、 市役所平良庁舎を訪れ、 下地敏彦市長に新しいカレンダーが完成したことを報告し、 「来年は紫外線の弱い時期に福島の子どもたちを招待したい」 と意欲満々。 下地市長もこの取り組みを大いに喜び、 市としても協力していく考えを示した。
カレンダーに関する問い合わせは、
うむい宮古島 (有限会社プカラス内、 79・7071)。
宮古新報
2013-11-13
第19回中学校総合文化祭(八重山・沖縄)
郷土芸能やダンス熱演 第19回中学校総合文化祭

第19回八重山地区中学校総合文化祭の舞台の部で、
息のあった演舞をみせた川平中学校の生徒たち
=10日午前、市民会館大ホール
「光る個性 あふれる感動 伝える伝わる 僕らの伝統」(西銘壮士郎君〈名蔵中2年〉作)をテーマにした第19回八重山地区中学校総合文化祭(八重山地区中学校文化連盟主催)が10日、石垣市民会館で開かれた。今年は1日のみの開催となり、中学校18校と八重山特別支援学校中学部の生徒らの展示、舞台発表が行われ、大勢の人でにぎわった。

第19回八重山地区中学校総合文化祭の展示の部で、
中学生の力作に見入る人たち
=10日午前、市民会館中ホール 書道や絵画なども展示
同文化祭は、豊かな情操と創造性を培い、郷土文化の継承発展に寄与するのが目的。
オープニングセレモニーでは同連盟の伊志嶺哲男会長が「自分自身と仲間の成長を実感しながら、努力を積み重ねて発表できた結果を確かめ、感動を味わってほしい」、生徒代表の眞謝航太朗君(西表中2年)が「各校の代表による舞台や展示されている中学生の頑張りに多くの声援をよろしくお願いします」とあいさつ。八重山教育事務所の黒島一哉所長も激励した。
展示の部では、生徒たちの書道や絵画、理科の自由研究、絵本、木工作品、バッグ、詩、俳句など1213点を展示。会場には保護者や学校関係者など大勢が訪れ、生徒らの力作に見入っていた。
舞台の部は、午前10時から市民会館大ホールで開かれ、各学校選抜41人による「鷲ぬ鳥節」「でんさー節」で幕開け。リコーダーアンサンブルや郷土芸能、創作ダンスなど各校の多彩な演目が次々に繰り広げられた。
川平中学校は「川平村・庭の芸能~棒・太鼓・獅子~」のテーマで、棒術や太鼓を勇壮に披露。途中、太鼓で獅子の形を作るなど、23人全員が息のあった演舞でみせ、喝采を浴びた。
波照間中学校は約60年ほど前までムシャーマの舞台で前部落の人々が演じていたとされる「一番狂言」を堂々と発表。方言や踊りを表現豊かに披露し、会場から盛んな拍手が送られた。
八重山毎日新聞

第19回八重山地区中学校総合文化祭の舞台の部で、
息のあった演舞をみせた川平中学校の生徒たち
=10日午前、市民会館大ホール
「光る個性 あふれる感動 伝える伝わる 僕らの伝統」(西銘壮士郎君〈名蔵中2年〉作)をテーマにした第19回八重山地区中学校総合文化祭(八重山地区中学校文化連盟主催)が10日、石垣市民会館で開かれた。今年は1日のみの開催となり、中学校18校と八重山特別支援学校中学部の生徒らの展示、舞台発表が行われ、大勢の人でにぎわった。

第19回八重山地区中学校総合文化祭の展示の部で、
中学生の力作に見入る人たち
=10日午前、市民会館中ホール 書道や絵画なども展示
同文化祭は、豊かな情操と創造性を培い、郷土文化の継承発展に寄与するのが目的。
オープニングセレモニーでは同連盟の伊志嶺哲男会長が「自分自身と仲間の成長を実感しながら、努力を積み重ねて発表できた結果を確かめ、感動を味わってほしい」、生徒代表の眞謝航太朗君(西表中2年)が「各校の代表による舞台や展示されている中学生の頑張りに多くの声援をよろしくお願いします」とあいさつ。八重山教育事務所の黒島一哉所長も激励した。
展示の部では、生徒たちの書道や絵画、理科の自由研究、絵本、木工作品、バッグ、詩、俳句など1213点を展示。会場には保護者や学校関係者など大勢が訪れ、生徒らの力作に見入っていた。
舞台の部は、午前10時から市民会館大ホールで開かれ、各学校選抜41人による「鷲ぬ鳥節」「でんさー節」で幕開け。リコーダーアンサンブルや郷土芸能、創作ダンスなど各校の多彩な演目が次々に繰り広げられた。
川平中学校は「川平村・庭の芸能~棒・太鼓・獅子~」のテーマで、棒術や太鼓を勇壮に披露。途中、太鼓で獅子の形を作るなど、23人全員が息のあった演舞でみせ、喝采を浴びた。
波照間中学校は約60年ほど前までムシャーマの舞台で前部落の人々が演じていたとされる「一番狂言」を堂々と発表。方言や踊りを表現豊かに披露し、会場から盛んな拍手が送られた。
八重山毎日新聞
第2回デンサ節大会 (八重山・沖縄)
仲宗根さん(登野城出身)が優勝 第2回デンサ節大会

第2回八重山デンサ節大会で優勝した仲宗根恵弥利さん
=10日夜、県立博物館美術館中庭 23人が感情豊かに熱唱
【那覇】
「第2回八重山デンサ節大会」(八重農沖縄みずほ会主催)が10日夜、那覇市の県立博物館・美術館中庭で開かれた。
予選を通過した23人が感情豊かにデンサ節を歌い、審査の結果、登野城出身で那覇市在住の仲宗根恵弥利さん(22)が優勝した。
舞台前に陣取った多くの聴衆は、出演者一人一人の歌声に聴き入りながら八重山を代表する教訓歌に思いをはせていた。
親子や兄弟の在り方、人の生業、道徳観などを示すデンサ節を継承しようと2011年に初開催された。今年は10月末に予選が開かれ小学生から91歳のお年寄りまで23人が参加した。
出演者は、全17番ある歌詞の中から思い思いの歌詞を選んで舞台に臨み、審査委員長で八重山古典民謡保存会師範の比屋根孝子さん、審査副委員長で県指定無形文化財八重山古典民謡技能保持者の大工哲弘さんらも味のある歌声を響かせた。
優勝した仲宗根さんは八重農71期生で同校郷土芸能部地謡の経験もあり「緊張したが思い切り歌えた」と述べ、「歌を教えてくれた多くの先輩がおり、ありがたい気持ちでいっぱい。これからも、その時その時の気持ちを大切に歌っていきたい」と涙ながらに喜んだ。
結果は次の通り。
▽優勝=仲宗根恵弥利(石垣市)
▽準優勝=冝間泰昭(竹富町)
▽3位=上里夕子(石垣市)
▽奨励賞=山城美帆(糸満市)、玉城万夕(同)、屋冝青佳 (那覇市)▽特別賞=島袋フミ(石垣市)
八重山毎日新聞

第2回八重山デンサ節大会で優勝した仲宗根恵弥利さん
=10日夜、県立博物館美術館中庭 23人が感情豊かに熱唱
【那覇】
「第2回八重山デンサ節大会」(八重農沖縄みずほ会主催)が10日夜、那覇市の県立博物館・美術館中庭で開かれた。
予選を通過した23人が感情豊かにデンサ節を歌い、審査の結果、登野城出身で那覇市在住の仲宗根恵弥利さん(22)が優勝した。
舞台前に陣取った多くの聴衆は、出演者一人一人の歌声に聴き入りながら八重山を代表する教訓歌に思いをはせていた。
親子や兄弟の在り方、人の生業、道徳観などを示すデンサ節を継承しようと2011年に初開催された。今年は10月末に予選が開かれ小学生から91歳のお年寄りまで23人が参加した。
出演者は、全17番ある歌詞の中から思い思いの歌詞を選んで舞台に臨み、審査委員長で八重山古典民謡保存会師範の比屋根孝子さん、審査副委員長で県指定無形文化財八重山古典民謡技能保持者の大工哲弘さんらも味のある歌声を響かせた。
優勝した仲宗根さんは八重農71期生で同校郷土芸能部地謡の経験もあり「緊張したが思い切り歌えた」と述べ、「歌を教えてくれた多くの先輩がおり、ありがたい気持ちでいっぱい。これからも、その時その時の気持ちを大切に歌っていきたい」と涙ながらに喜んだ。
結果は次の通り。
▽優勝=仲宗根恵弥利(石垣市)
▽準優勝=冝間泰昭(竹富町)
▽3位=上里夕子(石垣市)
▽奨励賞=山城美帆(糸満市)、玉城万夕(同)、屋冝青佳 (那覇市)▽特別賞=島袋フミ(石垣市)
八重山毎日新聞
2013-11-12
沖縄から伝わった民謡、大笠利の住民が披露(奄美)
沖縄から伝わった民謡、大笠利の住民が披露

大笠利の女性たちが「越来間切」を披露した
=10日、奄美市笠利の奄美パーク
奄美群島の復帰60周年を記念し10日、奄美パークで「民謡日本一唄者の共演」が開かれ、奄美市大笠利地区に沖縄から伝わったという民謡「ぐぃくまぎり(越来間切)」が演じられた。奄美を代表する唄者、築地俊造さん(79)の歌三線に合わせ、大笠利地区の住民が小皿を四つ竹のように打ち鳴らしながら、カチャーシーのような舞を披露した。
築地さんによると、伝わった経緯は不明だが、越来間切(今の沖縄市)での毛遊びの様子を歌っている。奄美群島の中でも大島の大笠利地区でしか見られないという。宴会で場が盛り上がった時に登場し、「皿踊り」とも呼ばれている。
奄美独特の三線の音に、沖縄風のリズムが加わり、観客は手拍子をして楽しんだ。ライブは築地さんと、民謡民舞少年少女全国大会で日本一になった楠田莉子さん(15)が、裏声を使った豊かな歌声を響かせた。
(城間有)
沖縄タイムス

大笠利の女性たちが「越来間切」を披露した
=10日、奄美市笠利の奄美パーク
奄美群島の復帰60周年を記念し10日、奄美パークで「民謡日本一唄者の共演」が開かれ、奄美市大笠利地区に沖縄から伝わったという民謡「ぐぃくまぎり(越来間切)」が演じられた。奄美を代表する唄者、築地俊造さん(79)の歌三線に合わせ、大笠利地区の住民が小皿を四つ竹のように打ち鳴らしながら、カチャーシーのような舞を披露した。
築地さんによると、伝わった経緯は不明だが、越来間切(今の沖縄市)での毛遊びの様子を歌っている。奄美群島の中でも大島の大笠利地区でしか見られないという。宴会で場が盛り上がった時に登場し、「皿踊り」とも呼ばれている。
奄美独特の三線の音に、沖縄風のリズムが加わり、観客は手拍子をして楽しんだ。ライブは築地さんと、民謡民舞少年少女全国大会で日本一になった楠田莉子さん(15)が、裏声を使った豊かな歌声を響かせた。
(城間有)
沖縄タイムス
サンドイッチシャープ優勝 Aランチ選手権(OKINAWA)
サンドイッチシャープ優勝 Aランチ選手権

優勝を喜ぶサンドイッチシャープのメンバー
=10日、沖縄市胡屋・沖縄こどもの国
【沖縄】
第3回コザAランチ選手権で最終日の10日、北中城村のサンドイッチシャープが出品したAランチが来場者の支持を獲得、初出場で初優勝を果たした。参加は11店舗。
優勝ランチは、巨大なスペアリブが特長。ハンバーグなども付き総重量も1キロとボリュームも満点で来場者の心と胃袋をつかんだ。
店長の町田信さん(37)は「絶対優勝しようと話していたので安心した。チームで取った優勝」と喜んだ。
準優勝は「居酒屋ARIGATO」(沖縄市)、3位は「ビストロまぁる」(同)だった。
沖縄タイムス

優勝を喜ぶサンドイッチシャープのメンバー
=10日、沖縄市胡屋・沖縄こどもの国
【沖縄】
第3回コザAランチ選手権で最終日の10日、北中城村のサンドイッチシャープが出品したAランチが来場者の支持を獲得、初出場で初優勝を果たした。参加は11店舗。
優勝ランチは、巨大なスペアリブが特長。ハンバーグなども付き総重量も1キロとボリュームも満点で来場者の心と胃袋をつかんだ。
店長の町田信さん(37)は「絶対優勝しようと話していたので安心した。チームで取った優勝」と喜んだ。
準優勝は「居酒屋ARIGATO」(沖縄市)、3位は「ビストロまぁる」(同)だった。
沖縄タイムス
2013-11-11
秋の全島闘牛:古堅モータース初防衛(沖縄)
秋の全島闘牛:古堅モータース初防衛
第100回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が10日、うるま市石川多目的ドームで行われた。

全島一王座を防衛した古堅モータース☆若力と牛主の
佐久川政秀さん(左から4人目)
=うるま市石川多目的ドーム
詰め掛けた5千人の観客が見詰める中、次々に13組の対戦が繰り広げられた。勝負が付く場面では、敗走する牛が勢い余って観客席に飛び込まんばかりの大迫力。そのたびに大歓声が起き、観客は延々3時間半にわたって闘牛の醍(だい)醐味(ごみ)を堪能した。注目を集めた三つのタイトルマッチ(全島一、中量級、軽量級)は全階級ともチャンピオンが防衛した。

中量級全島一優勝旗争奪戦で、土煙を上げ、大激戦を
繰り広げる闘将ハヤテ(右)と蜂男トガイー来夢
最強牛を決める全島一優勝旗争奪戦(王座古堅モータース☆若力と大屋若大将)は、対戦開始と同時に力のこもった激しい押し合い。攻勢を取ったのは若力。左、右と相手の首をねじりながらじりじりと押して出た。
闘牛界随一を誇る巨漢(1150キロ)の圧力はすさまじく、2分すぎから若大将が体をくの字に曲げる場面が再三。必死の防戦で若大将のスタミナはみるみる消失し、対戦開始3分40秒でたまらず敗走した。若力は初防衛。
中量級タイトルマッチは観客の肩が右、左と揺れる大激戦に。一進一退の攻防で勝敗の行方が混沌(こんとん)としたが、最後に力を振り絞ったのはチャンピオンのハヤテだった。
トガイーが舌を出すなど完全に疲れ、一瞬ひるんだ隙にハヤテが飛び込むような腹取りを決めて勝利をもぎとった。ハヤテは9戦全勝で4回目の防衛。

軽量級全島一優勝旗争奪戦で、龍天龍鬼丸(右)に
猛攻を浴びせる謝名親方

軽量級も手に汗握る激戦で会場を沸かせた。チャンピオン琉仁謝名親方が水平に湾曲した角で龍天龍鬼丸を攻めまくった。時折、鬼丸も反撃のカケ押しで対抗したが、親方の攻勢はやまず、対戦開始5分57秒で鬼丸を敗走させた。親方は初防衛。次回は24日午後1時からうるま市石川多目的ドームで伊波闘牛大会。
(又吉利一通信員)
沖縄タイムス
第100回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が10日、うるま市石川多目的ドームで行われた。

全島一王座を防衛した古堅モータース☆若力と牛主の
佐久川政秀さん(左から4人目)
=うるま市石川多目的ドーム
詰め掛けた5千人の観客が見詰める中、次々に13組の対戦が繰り広げられた。勝負が付く場面では、敗走する牛が勢い余って観客席に飛び込まんばかりの大迫力。そのたびに大歓声が起き、観客は延々3時間半にわたって闘牛の醍(だい)醐味(ごみ)を堪能した。注目を集めた三つのタイトルマッチ(全島一、中量級、軽量級)は全階級ともチャンピオンが防衛した。

中量級全島一優勝旗争奪戦で、土煙を上げ、大激戦を
繰り広げる闘将ハヤテ(右)と蜂男トガイー来夢
最強牛を決める全島一優勝旗争奪戦(王座古堅モータース☆若力と大屋若大将)は、対戦開始と同時に力のこもった激しい押し合い。攻勢を取ったのは若力。左、右と相手の首をねじりながらじりじりと押して出た。
闘牛界随一を誇る巨漢(1150キロ)の圧力はすさまじく、2分すぎから若大将が体をくの字に曲げる場面が再三。必死の防戦で若大将のスタミナはみるみる消失し、対戦開始3分40秒でたまらず敗走した。若力は初防衛。
中量級タイトルマッチは観客の肩が右、左と揺れる大激戦に。一進一退の攻防で勝敗の行方が混沌(こんとん)としたが、最後に力を振り絞ったのはチャンピオンのハヤテだった。
トガイーが舌を出すなど完全に疲れ、一瞬ひるんだ隙にハヤテが飛び込むような腹取りを決めて勝利をもぎとった。ハヤテは9戦全勝で4回目の防衛。

軽量級全島一優勝旗争奪戦で、龍天龍鬼丸(右)に
猛攻を浴びせる謝名親方

軽量級も手に汗握る激戦で会場を沸かせた。チャンピオン琉仁謝名親方が水平に湾曲した角で龍天龍鬼丸を攻めまくった。時折、鬼丸も反撃のカケ押しで対抗したが、親方の攻勢はやまず、対戦開始5分57秒で鬼丸を敗走させた。親方は初防衛。次回は24日午後1時からうるま市石川多目的ドームで伊波闘牛大会。
(又吉利一通信員)
沖縄タイムス
ツール・ド・おきなわ:OKINAWA
ツール・ド・おきなわ:初山初V 普久原6位

やんばるの山並みを背にアップダウンが続く山道を駆け上がる選手たち=10日、国頭村・普久川ダム
(勝浦大輔撮影)
【ツール・ド・おきなわ取材班】
自転車競技の祭典「ツール・ド・おきなわ2013」最終日は10日、名護市21世紀の森体育館周辺を発着点に各種ロードレースを行った。
国際自転車競技連盟(UCI)公認・男子チャンピオンレース210キロは、初山翔(ブリヂストンアンカー)がゴール前の激しい接戦を制し、5時間22分46秒で初の頂点。
日本人として2年ぶりに王座を奪還した。また唯一の県勢、普久原奨(宇都宮ブリッツェン)が6位に食い込む健闘を見せた。女子国際レース100キロは、招待選手のファン・ドン・ヤン(中国)が優勝した。
ジュニア国際レース140キロは劉廣(ラオ・ワン=香港)に栄冠。市民レース210キロは清宮洋幸(千葉県)が初優勝を飾った。
県内各地からボランティアが駆け付け、大会を支えた。今回は第25回の節目の大会となった。
主催はNPO法人ツール・ド・おきなわ協会、北部広域市町村圏事務組合、日本自転車競技連盟、共催は県、特別協力は沖縄タイムス社、琉球放送、NHK沖縄放送局。
協力お礼
「ツール・ド・おきなわ2013」は10日、沿道の皆さまのご協力で、無事終了いたしました。各警察署、救護関係者、ドライバーの方々、ボランティアの皆さま、ご協力をいただいた企業各社にお礼を申し上げます。
NPO法人ツール・ド・おきなわ協会
沖縄タイムス

やんばるの山並みを背にアップダウンが続く山道を駆け上がる選手たち=10日、国頭村・普久川ダム
(勝浦大輔撮影)
【ツール・ド・おきなわ取材班】
自転車競技の祭典「ツール・ド・おきなわ2013」最終日は10日、名護市21世紀の森体育館周辺を発着点に各種ロードレースを行った。
国際自転車競技連盟(UCI)公認・男子チャンピオンレース210キロは、初山翔(ブリヂストンアンカー)がゴール前の激しい接戦を制し、5時間22分46秒で初の頂点。
日本人として2年ぶりに王座を奪還した。また唯一の県勢、普久原奨(宇都宮ブリッツェン)が6位に食い込む健闘を見せた。女子国際レース100キロは、招待選手のファン・ドン・ヤン(中国)が優勝した。
ジュニア国際レース140キロは劉廣(ラオ・ワン=香港)に栄冠。市民レース210キロは清宮洋幸(千葉県)が初優勝を飾った。
県内各地からボランティアが駆け付け、大会を支えた。今回は第25回の節目の大会となった。
主催はNPO法人ツール・ド・おきなわ協会、北部広域市町村圏事務組合、日本自転車競技連盟、共催は県、特別協力は沖縄タイムス社、琉球放送、NHK沖縄放送局。
協力お礼
「ツール・ド・おきなわ2013」は10日、沿道の皆さまのご協力で、無事終了いたしました。各警察署、救護関係者、ドライバーの方々、ボランティアの皆さま、ご協力をいただいた企業各社にお礼を申し上げます。
NPO法人ツール・ド・おきなわ協会
沖縄タイムス
集落挙げイベント 北中城村できょうから(沖縄)
集落挙げイベント 北中城村できょうから

「スージグヮー美術館」に向け、空き家を花で彩る準備を
進める関西大学の学生ら=北中城村大城
【北中城】
集落全体を美術館に見立てた北中城村大城の恒例イベント「スージグヮー美術館」が9、10日の両日、同区で開催される。隣接する荻道区でも「荻道ひまわりの郷まつり」が開かれる。

「荻道ひまわりの郷まつり」で飾り付けするヒマワリや配布する苗を手入れする区民=北中城村荻道
「スージグヮー美術館」では路地にずらりと並ぶ陶芸家によるやちむん市や区民の作品展、自慢の庭を開放したオープンガーデンなどがある。
関西大学都市設計研究室の学生がことしも参加。
集落内に設置されたQRコードを携帯電話で読み込むと大城区のかつての風景などが表示される「まちかどギャラリー」などを計画している。
ヒマワリに囲まれた地域づくりに取り組む荻道区では、作品の総合展示や黒糖体験などを開く。ヒマワリの苗も無料で配布する(1日200本)。
琉球新報

「スージグヮー美術館」に向け、空き家を花で彩る準備を
進める関西大学の学生ら=北中城村大城
【北中城】
集落全体を美術館に見立てた北中城村大城の恒例イベント「スージグヮー美術館」が9、10日の両日、同区で開催される。隣接する荻道区でも「荻道ひまわりの郷まつり」が開かれる。

「荻道ひまわりの郷まつり」で飾り付けするヒマワリや配布する苗を手入れする区民=北中城村荻道
「スージグヮー美術館」では路地にずらりと並ぶ陶芸家によるやちむん市や区民の作品展、自慢の庭を開放したオープンガーデンなどがある。
関西大学都市設計研究室の学生がことしも参加。
集落内に設置されたQRコードを携帯電話で読み込むと大城区のかつての風景などが表示される「まちかどギャラリー」などを計画している。
ヒマワリに囲まれた地域づくりに取り組む荻道区では、作品の総合展示や黒糖体験などを開く。ヒマワリの苗も無料で配布する(1日200本)。
琉球新報
中国初の豪華クルーズ船 那覇、石垣に来年初寄港(沖縄)
中国初の豪華クルーズ船 那覇、石垣に来年初寄港
クルーズ運営などを手掛ける中国の海航グループ傘下の海航旅業郵輪游艇管理(北京、張浩社長)は、2014年4~10月にかけて上海発着で那覇港と石垣港に寄港するクルーズを検討している。回数はそれぞれ15回。張社長らは5日、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)に上原良幸会長を訪ね、計画を明らかにした。
クルーズ船「海娜号」は約5万トンで、定員1965人。中国初の豪華クルーズという。これまでベトナムや韓国などに寄港し、14年に初めて長崎や沖縄への寄港を計画している。
上原会長は「より多くのクルーズ誘致に向け、インフラ整備や受け入れ体制強化を図っていきたい。世界有数の沖縄の海を中国人観光客の皆さんにも楽しんでほしい」と話した。
琉球新報
クルーズ運営などを手掛ける中国の海航グループ傘下の海航旅業郵輪游艇管理(北京、張浩社長)は、2014年4~10月にかけて上海発着で那覇港と石垣港に寄港するクルーズを検討している。回数はそれぞれ15回。張社長らは5日、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)に上原良幸会長を訪ね、計画を明らかにした。
クルーズ船「海娜号」は約5万トンで、定員1965人。中国初の豪華クルーズという。これまでベトナムや韓国などに寄港し、14年に初めて長崎や沖縄への寄港を計画している。
上原会長は「より多くのクルーズ誘致に向け、インフラ整備や受け入れ体制強化を図っていきたい。世界有数の沖縄の海を中国人観光客の皆さんにも楽しんでほしい」と話した。
琉球新報
奄美復帰60年 発展誓う 大島で式典(沖縄)
奄美復帰60年 発展誓う 大島で式典

自分の住む島の良さを語り、将来の発展を誓った子どもたち
=9日、奄美市の奄美振興会館
【奄美市で城間有】
戦後、沖縄とともに米施政権下に置かれた奄美群島の日本復帰60周年記念式典(主催・奄美群島日本復帰60周年記念事業実行委員会)が9日、奄美大島の奄美市で開かれた。全国から約1300人が出席し、復帰運動を闘った先人に感謝し、今後の発展を誓った。
奄美群島(喜界島から与論島まで12市町村)では1951年に奄美大島日本復帰協議会が結成され、53年12月25日に鹿児島県に“復帰”するまで、出身者も含め群島全体で大規模な復帰運動が展開された。
奄美振興会館で開かれた式典で実行委員長の朝山毅奄美市長は「荒廃と窮乏の時代と今の反映を比較すると、復帰(したこと)に感謝の念を抱く」とした。
その上で「経済格差や人口流出など解決するべき課題が多く残されている。住民の主体的、自発的な取り組みが必要」とし、来年3月に期限を迎える奄美群島振興開発特別措置法の期限延長を求めた。太田昭宏国土交通相は「県や地元市町村と連携し、法を確実に延長させたい」と答えた。
高校生が復帰当時の映像を紹介。各島代表の子どもたちが復帰を実現した先人に感謝し、それぞれの島のよさを守っていく決意を述べた。沖縄からも関係市町村の代表や沖縄奄美会の関係者が出席した。
復帰から丸60年となる12月25日には、奄美市による式典も開かれる。
沖縄と絆 若い世代も 関係者ら式典出席
【奄美市で城間有】奄美群島日本復帰60周年記念式典には、沖縄奄美連合会や、奄美と交流事業を行っている北部市町村の関係者も出席した。沖縄奄美連合会の森重成会長は「私たち1世は沖縄の方が長いが、奄美に来るとやはり故郷だと感じる」と喜んだ。「若い世代の交流がないのが残念。1世の力で絆を強めていきたい」と話した。
同会の奥田末吉幹事長は「交流することで、互いに良いところを吸収できる。奄美は行政や交通の便の関係で北を向いているが、沖縄にも目を向けてほしい」と話した。
記念行事を通して、鹿児島県や国とのつながりの強さが前面に出る中、沖縄との関係が垣間見られる場面もあった。
奄美の復帰運動で活躍した楠田豊春さん(90)は、沖縄タイムスの取材に「奄美は年々本土との距離が短くなっているが、沖縄は同じ琉球だった仲間。子どもたちに復帰運動のことを話す時には、奄美よりも長く沖縄が異民族支配に置かれたことを知ってほしいと言っている」と思いを寄せた。
アトラクションでは合唱団ラ・メールが、海勢頭豊さん作曲の合唱曲を披露。祝賀会では奄美特産の黒糖焼酎とともにオリオンビールが振る舞われた。
沖縄タイムス

自分の住む島の良さを語り、将来の発展を誓った子どもたち
=9日、奄美市の奄美振興会館
【奄美市で城間有】
戦後、沖縄とともに米施政権下に置かれた奄美群島の日本復帰60周年記念式典(主催・奄美群島日本復帰60周年記念事業実行委員会)が9日、奄美大島の奄美市で開かれた。全国から約1300人が出席し、復帰運動を闘った先人に感謝し、今後の発展を誓った。
奄美群島(喜界島から与論島まで12市町村)では1951年に奄美大島日本復帰協議会が結成され、53年12月25日に鹿児島県に“復帰”するまで、出身者も含め群島全体で大規模な復帰運動が展開された。
奄美振興会館で開かれた式典で実行委員長の朝山毅奄美市長は「荒廃と窮乏の時代と今の反映を比較すると、復帰(したこと)に感謝の念を抱く」とした。
その上で「経済格差や人口流出など解決するべき課題が多く残されている。住民の主体的、自発的な取り組みが必要」とし、来年3月に期限を迎える奄美群島振興開発特別措置法の期限延長を求めた。太田昭宏国土交通相は「県や地元市町村と連携し、法を確実に延長させたい」と答えた。
高校生が復帰当時の映像を紹介。各島代表の子どもたちが復帰を実現した先人に感謝し、それぞれの島のよさを守っていく決意を述べた。沖縄からも関係市町村の代表や沖縄奄美会の関係者が出席した。
復帰から丸60年となる12月25日には、奄美市による式典も開かれる。
沖縄と絆 若い世代も 関係者ら式典出席
【奄美市で城間有】奄美群島日本復帰60周年記念式典には、沖縄奄美連合会や、奄美と交流事業を行っている北部市町村の関係者も出席した。沖縄奄美連合会の森重成会長は「私たち1世は沖縄の方が長いが、奄美に来るとやはり故郷だと感じる」と喜んだ。「若い世代の交流がないのが残念。1世の力で絆を強めていきたい」と話した。
同会の奥田末吉幹事長は「交流することで、互いに良いところを吸収できる。奄美は行政や交通の便の関係で北を向いているが、沖縄にも目を向けてほしい」と話した。
記念行事を通して、鹿児島県や国とのつながりの強さが前面に出る中、沖縄との関係が垣間見られる場面もあった。
奄美の復帰運動で活躍した楠田豊春さん(90)は、沖縄タイムスの取材に「奄美は年々本土との距離が短くなっているが、沖縄は同じ琉球だった仲間。子どもたちに復帰運動のことを話す時には、奄美よりも長く沖縄が異民族支配に置かれたことを知ってほしいと言っている」と思いを寄せた。
アトラクションでは合唱団ラ・メールが、海勢頭豊さん作曲の合唱曲を披露。祝賀会では奄美特産の黒糖焼酎とともにオリオンビールが振る舞われた。
沖縄タイムス
特別賞受賞者たたえる (宮古島;沖縄)
特別賞受賞者たたえる県畜産共進会褒章授与式

県畜産共進会の褒賞授与式に出席した優秀賞の砂川さん(左)と内間さん=9日、糸満市の南部家畜市場
【那覇支社】
2013年度県畜産共進会(主催・同協議会)の褒賞授与式が9日、糸満市の南部家畜市場特設ステージで行われ、家畜・枝肉部門に18の特別賞が贈られた。農林水産大臣賞に肉用牛の安慶名米昭さん(うるま市)ら3人、肉用牛の団体賞は糸満市が受賞した。宮古地区代表で出品した肉用牛8頭のうち、優秀賞の砂川健治さん(下地字入江)と内間次子さん(平良字下里)も出席した。
10月4日開催(南城市・県食肉センター)の枝肉部門で優秀賞(4席)のJA宮古肥育センターや砂川さん、内間さんら優秀賞の受賞者への賞状は後日改めて本人に郵送される。
優秀賞の砂川さんは「生き物なので飼料管理は時間通り守っている。昨年は優秀賞で県家畜改良協会長賞の特別賞をもらったので、来年こそは上位の賞を目指したい」、内間さんは「初めての出品で、家族みんなが頑張った結果なので、とてもうれしい。今は親牛14頭と子牛8頭を育てている。次はこの中から上を狙いたい」と、それぞれ受賞の喜びと抱負を語った。
.宮古毎日新聞

県畜産共進会の褒賞授与式に出席した優秀賞の砂川さん(左)と内間さん=9日、糸満市の南部家畜市場
【那覇支社】
2013年度県畜産共進会(主催・同協議会)の褒賞授与式が9日、糸満市の南部家畜市場特設ステージで行われ、家畜・枝肉部門に18の特別賞が贈られた。農林水産大臣賞に肉用牛の安慶名米昭さん(うるま市)ら3人、肉用牛の団体賞は糸満市が受賞した。宮古地区代表で出品した肉用牛8頭のうち、優秀賞の砂川健治さん(下地字入江)と内間次子さん(平良字下里)も出席した。
10月4日開催(南城市・県食肉センター)の枝肉部門で優秀賞(4席)のJA宮古肥育センターや砂川さん、内間さんら優秀賞の受賞者への賞状は後日改めて本人に郵送される。
優秀賞の砂川さんは「生き物なので飼料管理は時間通り守っている。昨年は優秀賞で県家畜改良協会長賞の特別賞をもらったので、来年こそは上位の賞を目指したい」、内間さんは「初めての出品で、家族みんなが頑張った結果なので、とてもうれしい。今は親牛14頭と子牛8頭を育てている。次はこの中から上を狙いたい」と、それぞれ受賞の喜びと抱負を語った。
.宮古毎日新聞
たらま島マラソン (宮古島・沖縄)
たらま島マラソン、仲間正彦(ハーフ)が初優勝

たらま島1周マラソン大会ハーフ24.3㌔のスタートを切る
出場者たち=多良間村役場前
【多良間】
第16回たらま島1周マラソン大会 (主催・同村) が9日、 同村役場前スタート・ゴールで開催された。
村制施行100周年を記念した今大会には過去最多の400人を超える申し込みがあり、 島外からの多くの参加者が秋の多良間路を走りながら地元住民とスポーツを通して交流を深めた。
島を1周する24・3㌔のハーフマラソン男子は仲間正彦 (29・宮古島市)、 女子は塚本恭子 (37・東京都) がそれぞれ初優勝した。 参加者たちは競技後のふれあいパーティーも楽しんでいた。
晴天に恵まれて多くの出場者を乗せた特別ダイヤの 「フェリーたらまゆう」 も到着。 午前11時から多良間小グラウンドで開会式が行われ、 大会長の伊良皆光夫村長が 「選手の皆さん遠路はるばる多良間島に来てもらい感謝している。 今回は村制施行100周年の意義ある大会。 エントリー数も過去最高となり、 記念大会にふさわしい盛り上がりを期待したい。 選手の皆さんは自分との挑戦。 また体調に合わせて笑顔でゴールすることも忘れないように。 感動と友情の輪を広げてほしい」 とあいさつ。 前回優勝の染谷久美子さんが選手宣誓を行った。
正午に24・3㌔のAコースがスタート。 島内外から95人が出場し、 島を 「反時計回り」 で1周する沿岸の道路を走った。 日中の最高気温28・7度の暑さに加え、 風も強くランナーたちには厳しいレースとなり、 各地に設置されたエイドステーションでは水を頭からかぶってクールダウンさせる姿も目立った。 完走は86人で完走率は90%となった。
このほかBコース10㌔、 Cコース3㌔、 Dコース5㌔には地元の住民や児童生徒を中心に大勢が出場。 沿道では家族をはじめ祖父母たちが声援を送り、 子や孫の元気な走りを後押ししていた。 競技後は名物にもなっているヤギ汁や牛汁のソバ、 ぜんざいでお腹を満たしていた。
以前、 観光で多良間島を訪れ、 今回初めてマラソン大会に出場した大西典子さん (東京都) は 「去年から健康づくりのためジョギングを始め、 初めてのマラソン大会は絶対に多良間島にしようと思っていた。 完走できて少し自信がついた。 多良間の海はすごくきれいでビーチを独り占めできた。 沖縄の離島めぐりを始めるきっかけにもなった。 次は 『八月踊り』 を見てみたい」 と話していた。
今大会は村制施行100周年記念のためインターネットの応募窓口を増やすなど取り組みを強化した結果、 申し込み数は初めて400人を超えて過去最高となった。 最終的なエントリーは385人で完走率は95%となった。
宮古新報

たらま島1周マラソン大会ハーフ24.3㌔のスタートを切る
出場者たち=多良間村役場前
【多良間】
第16回たらま島1周マラソン大会 (主催・同村) が9日、 同村役場前スタート・ゴールで開催された。
村制施行100周年を記念した今大会には過去最多の400人を超える申し込みがあり、 島外からの多くの参加者が秋の多良間路を走りながら地元住民とスポーツを通して交流を深めた。
島を1周する24・3㌔のハーフマラソン男子は仲間正彦 (29・宮古島市)、 女子は塚本恭子 (37・東京都) がそれぞれ初優勝した。 参加者たちは競技後のふれあいパーティーも楽しんでいた。
晴天に恵まれて多くの出場者を乗せた特別ダイヤの 「フェリーたらまゆう」 も到着。 午前11時から多良間小グラウンドで開会式が行われ、 大会長の伊良皆光夫村長が 「選手の皆さん遠路はるばる多良間島に来てもらい感謝している。 今回は村制施行100周年の意義ある大会。 エントリー数も過去最高となり、 記念大会にふさわしい盛り上がりを期待したい。 選手の皆さんは自分との挑戦。 また体調に合わせて笑顔でゴールすることも忘れないように。 感動と友情の輪を広げてほしい」 とあいさつ。 前回優勝の染谷久美子さんが選手宣誓を行った。
正午に24・3㌔のAコースがスタート。 島内外から95人が出場し、 島を 「反時計回り」 で1周する沿岸の道路を走った。 日中の最高気温28・7度の暑さに加え、 風も強くランナーたちには厳しいレースとなり、 各地に設置されたエイドステーションでは水を頭からかぶってクールダウンさせる姿も目立った。 完走は86人で完走率は90%となった。
このほかBコース10㌔、 Cコース3㌔、 Dコース5㌔には地元の住民や児童生徒を中心に大勢が出場。 沿道では家族をはじめ祖父母たちが声援を送り、 子や孫の元気な走りを後押ししていた。 競技後は名物にもなっているヤギ汁や牛汁のソバ、 ぜんざいでお腹を満たしていた。
以前、 観光で多良間島を訪れ、 今回初めてマラソン大会に出場した大西典子さん (東京都) は 「去年から健康づくりのためジョギングを始め、 初めてのマラソン大会は絶対に多良間島にしようと思っていた。 完走できて少し自信がついた。 多良間の海はすごくきれいでビーチを独り占めできた。 沖縄の離島めぐりを始めるきっかけにもなった。 次は 『八月踊り』 を見てみたい」 と話していた。
今大会は村制施行100周年記念のためインターネットの応募窓口を増やすなど取り組みを強化した結果、 申し込み数は初めて400人を超えて過去最高となった。 最終的なエントリーは385人で完走率は95%となった。
宮古新報
2013-11-08
渡り鳥にぎわう 与根「三角池」(沖縄)
渡り鳥にぎわう 与根「三角池」

餌を探すクロツラヘラサギ(奥)と、ピンク色の細長い足が特徴のセイタカシギ(手前)
=7日午後2時すぎ、豊見城市与根
(桑原晶子撮影)
野鳥の渡りが本格化し、県内各地の水辺がにぎわっている。豊見城市与根の通称・三角池では7日、環境省レッドデータブックで絶滅危惧種に分類されているクロツラヘラサギのほか、セイタカシギ、カモなどが餌をついばんだり、羽を繕う光景が見られた。
観察を続けている南部自然を守る会の橋本幸三さん(62)によると、10月に三角池へのクロツラヘラサギの飛来を確認した。この日に観察した5羽は、11月上旬に新たに飛来したという。これからさらに飛来は増える。
橋本さんは、「台風などで池にごみが増えている。無事に鳥たちを迎えるために、きれいな環境をみんなで整えていかなければならない」と話した。
琉球新報

餌を探すクロツラヘラサギ(奥)と、ピンク色の細長い足が特徴のセイタカシギ(手前)
=7日午後2時すぎ、豊見城市与根
(桑原晶子撮影)
野鳥の渡りが本格化し、県内各地の水辺がにぎわっている。豊見城市与根の通称・三角池では7日、環境省レッドデータブックで絶滅危惧種に分類されているクロツラヘラサギのほか、セイタカシギ、カモなどが餌をついばんだり、羽を繕う光景が見られた。
観察を続けている南部自然を守る会の橋本幸三さん(62)によると、10月に三角池へのクロツラヘラサギの飛来を確認した。この日に観察した5羽は、11月上旬に新たに飛来したという。これからさらに飛来は増える。
橋本さんは、「台風などで池にごみが増えている。無事に鳥たちを迎えるために、きれいな環境をみんなで整えていかなければならない」と話した。
琉球新報
長寿復活へ連携 健康支援 (東村と名桜大・沖縄)
東村と名桜大、長寿復活へ連携 健康支援で協定締結

長寿復活へ協定を結ぶ伊集盛久村長(左)
と瀬名波栄喜学長=5日、名桜大
【北部】
名桜大学(瀬名波栄喜学長)と東村(伊集盛久村長)は5日、同大で「健康支援活動提携協定」を締結した。東村では住民の肥満や生活習慣病を要因とする医療費増大が大きな課題となっており、大学の研究成果を活用して長寿村の復活に取り組む。
締結式には瀬名波学長と伊集村長はじめ、双方の関係者が出席した。東村では既に名桜大が学生を派遣して中高年対象の運動講習会を開いている。今後は協定に基づき、大学と役場が協力して(1)村健康増進計画策定を加速(2)運動に取り組みやすい環境づくり(3)村民の健康意識向上―を柱に事業を進める。
式で瀬名波学長は「長寿村を復活させるきっかけとなることを願う」と期待を寄せた。
伊集村長も「医療費増大などの改善が急務だ。介護に頼らない健康な長寿社会をつくりたい」と抱負を述べた。
東村によると、医療費のうち生活習慣病を原因とするものが78・7%を占め、住民健診で肥満と判定された人が41・5%に上る。同村は高齢化も進んでおり、長寿復活へ予防策などが課題になっている。
琉球新報

長寿復活へ協定を結ぶ伊集盛久村長(左)
と瀬名波栄喜学長=5日、名桜大
【北部】
名桜大学(瀬名波栄喜学長)と東村(伊集盛久村長)は5日、同大で「健康支援活動提携協定」を締結した。東村では住民の肥満や生活習慣病を要因とする医療費増大が大きな課題となっており、大学の研究成果を活用して長寿村の復活に取り組む。
締結式には瀬名波学長と伊集村長はじめ、双方の関係者が出席した。東村では既に名桜大が学生を派遣して中高年対象の運動講習会を開いている。今後は協定に基づき、大学と役場が協力して(1)村健康増進計画策定を加速(2)運動に取り組みやすい環境づくり(3)村民の健康意識向上―を柱に事業を進める。
式で瀬名波学長は「長寿村を復活させるきっかけとなることを願う」と期待を寄せた。
伊集村長も「医療費増大などの改善が急務だ。介護に頼らない健康な長寿社会をつくりたい」と抱負を述べた。
東村によると、医療費のうち生活習慣病を原因とするものが78・7%を占め、住民健診で肥満と判定された人が41・5%に上る。同村は高齢化も進んでおり、長寿復活へ予防策などが課題になっている。
琉球新報
嘉手納小児童、宮古の生活文化体験 (沖縄)
嘉手納小児童、民泊通し宮古の生活文化体験

入村式で民泊する農家と対面する嘉手納小の5年生たち
=城辺公民館駐車場
県の離島体験交流促進事業で町立嘉手納小学校の5年生113人が7日に来島。 ぐすくべグリーンツーリズムさるかの会 (根間克則代表社員) に民泊し、 2泊3日の日程で農家での生活体験や地下ダムなどを学習する。 同日には砂川小との交流会も行われた。
午後12時半から城辺公民館駐車場で入村式が行われ、 嘉手納小団長で同校の金城勇一教頭が 「きょうから2泊3日お世話になる。 温かく見守ってほしい。 少しでも悪さをしたらしかってほしい。 家庭にはそれぞれルールがあると教えてある」 とあいさつ。 児童たちも 「宮古島の自然や文化を体験したい。 家事を積極的に手伝いたい」 と述べた。 受入れ農家を代表して仲間寛安さんが 「宮古の小学校との交流会もある。 宮古で良い思い出を作ってほしい」 と歓迎した。
嘉手納町の小学校が同事業で宮古島を訪れるのは初めて。 2日目は民泊先での家業体験やゆし豆腐づくり、 地下ダムやファームポンドの見学を行う。 また夕方からは城辺公民館で 「家族運動会」 と題した交流会が行われ、 レクリエーションを通して 「ワーガニマワシ」 など昔の遊びを教えるという。
宮古新報

入村式で民泊する農家と対面する嘉手納小の5年生たち
=城辺公民館駐車場
県の離島体験交流促進事業で町立嘉手納小学校の5年生113人が7日に来島。 ぐすくべグリーンツーリズムさるかの会 (根間克則代表社員) に民泊し、 2泊3日の日程で農家での生活体験や地下ダムなどを学習する。 同日には砂川小との交流会も行われた。
午後12時半から城辺公民館駐車場で入村式が行われ、 嘉手納小団長で同校の金城勇一教頭が 「きょうから2泊3日お世話になる。 温かく見守ってほしい。 少しでも悪さをしたらしかってほしい。 家庭にはそれぞれルールがあると教えてある」 とあいさつ。 児童たちも 「宮古島の自然や文化を体験したい。 家事を積極的に手伝いたい」 と述べた。 受入れ農家を代表して仲間寛安さんが 「宮古の小学校との交流会もある。 宮古で良い思い出を作ってほしい」 と歓迎した。
嘉手納町の小学校が同事業で宮古島を訪れるのは初めて。 2日目は民泊先での家業体験やゆし豆腐づくり、 地下ダムやファームポンドの見学を行う。 また夕方からは城辺公民館で 「家族運動会」 と題した交流会が行われ、 レクリエーションを通して 「ワーガニマワシ」 など昔の遊びを教えるという。
宮古新報
2013-11-07
桐りんごさん 文学賞(沖縄)
桐りんごさん大賞 坊ちゃん文学賞

桐りんごさん
新しい青春文学の創造を呼び掛ける「第13回坊ちゃん文学賞」(主催・松山市、同文学賞実行委員会)の最終審査会と表彰式が5日、愛媛県の松山市役所で行われ、全国応募1060点の中から、糸満市出身の桐(きり)りんごさん(32)=本名非公開=の「キラキラハシル」が大賞を受賞した。
初の文学賞への応募で大賞を射止めた桐さんは「小説の執筆はことしに入って始めたばかりで、名前を呼ばれても信じられず体が震えた。読んだ後に爽快感や心が温まる作品を書くという目標を曲げることなく、創作に専念していきたい」と喜びを語った。
「キラキラハシル」は、自然に囲まれた緑が丘小学校を舞台に、女子400メートルリレーで全国大会出場を目指す小6女子4人の物語。それぞれの胸の内に不満や悩みを抱えながら、陸上部の監督や校長先生の支えとともに困難を乗り越え、大会当日を迎える。
小学生のときに陸上部で全国大会に出場したという桐さん自身の体験を重ねた。審査委員長の椎名誠さん(作家)は「舞台が『沖縄』ということもあり明るい作品。子どもたちの真剣さは『小学生がここまでやるか』と議論になる作品でもあった」と講評した。
大賞賞金200万円。受賞作は1月発売の雑誌「クウネル」3月号(マガジンハウス)に掲載される。過去の受賞作には「がんばっていきまっしょい」(敷村良子)など映像化された作品も多く、メディアの注目を集める文学賞となっている。
琉球新報

桐りんごさん
新しい青春文学の創造を呼び掛ける「第13回坊ちゃん文学賞」(主催・松山市、同文学賞実行委員会)の最終審査会と表彰式が5日、愛媛県の松山市役所で行われ、全国応募1060点の中から、糸満市出身の桐(きり)りんごさん(32)=本名非公開=の「キラキラハシル」が大賞を受賞した。
初の文学賞への応募で大賞を射止めた桐さんは「小説の執筆はことしに入って始めたばかりで、名前を呼ばれても信じられず体が震えた。読んだ後に爽快感や心が温まる作品を書くという目標を曲げることなく、創作に専念していきたい」と喜びを語った。
「キラキラハシル」は、自然に囲まれた緑が丘小学校を舞台に、女子400メートルリレーで全国大会出場を目指す小6女子4人の物語。それぞれの胸の内に不満や悩みを抱えながら、陸上部の監督や校長先生の支えとともに困難を乗り越え、大会当日を迎える。
小学生のときに陸上部で全国大会に出場したという桐さん自身の体験を重ねた。審査委員長の椎名誠さん(作家)は「舞台が『沖縄』ということもあり明るい作品。子どもたちの真剣さは『小学生がここまでやるか』と議論になる作品でもあった」と講評した。
大賞賞金200万円。受賞作は1月発売の雑誌「クウネル」3月号(マガジンハウス)に掲載される。過去の受賞作には「がんばっていきまっしょい」(敷村良子)など映像化された作品も多く、メディアの注目を集める文学賞となっている。
琉球新報
自衛隊 宮古島にミサイル陸揚げ離島防衛訓練で初/上野分屯基地に搬入

民間フェリーから陸揚げされた地対艦ミサイル発射機
=6日午前7時15分すぎ、平良港下崎埠頭
宮古島市上野野原の自衛隊宮古分屯基地で対艦戦闘訓練を実施する陸上自衛隊の地対艦ミサイルが6日午前、平良港下崎埠頭に初めて陸揚げされた。
同日午前には同基地に搬入された。防衛省によると訓練は早ければ7日昼から、18日まで行われる。港の出入口では市民団体などが「アジアの緊張を高める訓練をやめろ」と抗議した。
訓練は離島防衛能力向上のため、自衛隊が1日から行っている大規模演習の一環。中国海軍が沖縄近海を通過し、東シナ海から太平洋に進出するケースが増加しており、けん制する狙いがあるとみられているが、防衛省は「特定の国を想定しての訓練ではない」としている。
この日、宮古島に入ったのは第3地対艦ミサイル連隊(北海道上富良野町)などの約50人で、1日に民間フェリーで北海道の苫小牧港を出港。6日午前7時半ごろから発射機を含む車両22台を下崎埠頭に陸揚げした。防衛省によると搭載されているのは模擬弾で、実際には発射しない。
ミサイルの発射機などを積んだ車両は午前9時30分ごろには港を出発。平良荷川取の臨港道路-国道390号(通称・バイパス通り)-宮古空港-平良宮国線をそれぞれ通り、同10時すぎには上野野原の分屯基地に搬入された。
予定では同8時30分ごろに港を出発する予定だったが、市民団体などの抗議団が港出入口に座り込みしたため約1時間遅れた。
自衛隊がチャーターした民間フェリーの船体には、動物などのイラストが描かれており、抗議団からは「市民の目を惑わす偽装行為だ」との声が上がった。同フェリーは同日午前、平良港を出港した。
尖閣諸島から約150㌔離れた石垣島にも初めてミサイル部隊の通信機材を持ち込んで訓練する。
一連の演習には、陸海空自の各隊員約3万4000人が参加している。
.都毎日新聞

民間フェリーから陸揚げされた地対艦ミサイル発射機
=6日午前7時15分すぎ、平良港下崎埠頭
宮古島市上野野原の自衛隊宮古分屯基地で対艦戦闘訓練を実施する陸上自衛隊の地対艦ミサイルが6日午前、平良港下崎埠頭に初めて陸揚げされた。
同日午前には同基地に搬入された。防衛省によると訓練は早ければ7日昼から、18日まで行われる。港の出入口では市民団体などが「アジアの緊張を高める訓練をやめろ」と抗議した。
訓練は離島防衛能力向上のため、自衛隊が1日から行っている大規模演習の一環。中国海軍が沖縄近海を通過し、東シナ海から太平洋に進出するケースが増加しており、けん制する狙いがあるとみられているが、防衛省は「特定の国を想定しての訓練ではない」としている。
この日、宮古島に入ったのは第3地対艦ミサイル連隊(北海道上富良野町)などの約50人で、1日に民間フェリーで北海道の苫小牧港を出港。6日午前7時半ごろから発射機を含む車両22台を下崎埠頭に陸揚げした。防衛省によると搭載されているのは模擬弾で、実際には発射しない。
ミサイルの発射機などを積んだ車両は午前9時30分ごろには港を出発。平良荷川取の臨港道路-国道390号(通称・バイパス通り)-宮古空港-平良宮国線をそれぞれ通り、同10時すぎには上野野原の分屯基地に搬入された。
予定では同8時30分ごろに港を出発する予定だったが、市民団体などの抗議団が港出入口に座り込みしたため約1時間遅れた。
自衛隊がチャーターした民間フェリーの船体には、動物などのイラストが描かれており、抗議団からは「市民の目を惑わす偽装行為だ」との声が上がった。同フェリーは同日午前、平良港を出港した。
尖閣諸島から約150㌔離れた石垣島にも初めてミサイル部隊の通信機材を持ち込んで訓練する。
一連の演習には、陸海空自の各隊員約3万4000人が参加している。
.都毎日新聞
「夢は努力で叶う」 いっこく堂が講演会(名蔵小中・八重山)
「夢は努力で叶う」 名蔵小中でいっこく堂が講演会

「サトル」(鳥)とカルロスの人形を使い腹話術を披露する
いっこく堂=5日午前、名蔵小中学校体育館

いっこく堂の講演会を笑顔で聞く名蔵小中学校の児童生徒ら
=5日午前、同校体育館 腹話術の妙技も披露
沖縄県出身で世界で活躍する腹話術師いっこく堂(本名・玉城一石)の「講演会~夢を叶えるキーワード~」(社団法人県教職員共済会、公益財団法人日本教育公務員弘済会沖縄支部主催)が5日午前、名蔵小中学校体育館で開かれ、同校と川原小の児童生徒、幼稚園児ら合わせて80人と保護者が参加した。
同共済会の公益文化事業の一環として行われた。講演でいっこく堂は、中学時代のいじめ体験や上京し、演劇の役者を目指した青春時代、入団した劇団との演劇の違いから中学時代に憧れた腹話術師を目指したエピソードなどを紹介。
さらに、腹話術で出来ないとされていた特定の発音を独学でクリアし、今日に至ったことを話し、「諦めずに努力することが大事」と話した。
また「目の前にあることを一生懸命やる」「1日1回継続できるものを持つこと」とアドバイスした。
腹話術では、「師匠」「サトル」(鳥)、「カルロス」の人形3体を使い、消費税引き上げ分を値切るのをテーマに肉屋さん、魚屋さんの店主と客のやりとりなどを腹話術で披露。児童や保護者らを楽しませた。
また、口を動かした後に言葉を発する「昔の衛星中継」の腹話術に全員で取り組んだ。
名蔵中3年の高宮みのりさんは「中学の時にいじめを受けながら、腹話術で世界で頑張っている姿がかっこ良かった」。川原小4年の上原風雅君は「人形を使い、口を動かさずに話をするところがすごかった」と話した。
八重山毎日新聞

「サトル」(鳥)とカルロスの人形を使い腹話術を披露する
いっこく堂=5日午前、名蔵小中学校体育館

いっこく堂の講演会を笑顔で聞く名蔵小中学校の児童生徒ら
=5日午前、同校体育館 腹話術の妙技も披露
沖縄県出身で世界で活躍する腹話術師いっこく堂(本名・玉城一石)の「講演会~夢を叶えるキーワード~」(社団法人県教職員共済会、公益財団法人日本教育公務員弘済会沖縄支部主催)が5日午前、名蔵小中学校体育館で開かれ、同校と川原小の児童生徒、幼稚園児ら合わせて80人と保護者が参加した。
同共済会の公益文化事業の一環として行われた。講演でいっこく堂は、中学時代のいじめ体験や上京し、演劇の役者を目指した青春時代、入団した劇団との演劇の違いから中学時代に憧れた腹話術師を目指したエピソードなどを紹介。
さらに、腹話術で出来ないとされていた特定の発音を独学でクリアし、今日に至ったことを話し、「諦めずに努力することが大事」と話した。
また「目の前にあることを一生懸命やる」「1日1回継続できるものを持つこと」とアドバイスした。
腹話術では、「師匠」「サトル」(鳥)、「カルロス」の人形3体を使い、消費税引き上げ分を値切るのをテーマに肉屋さん、魚屋さんの店主と客のやりとりなどを腹話術で披露。児童や保護者らを楽しませた。
また、口を動かした後に言葉を発する「昔の衛星中継」の腹話術に全員で取り組んだ。
名蔵中3年の高宮みのりさんは「中学の時にいじめを受けながら、腹話術で世界で頑張っている姿がかっこ良かった」。川原小4年の上原風雅君は「人形を使い、口を動かさずに話をするところがすごかった」と話した。
八重山毎日新聞
体は鮮やかな緑色 アオミオカタニシ(八重山・沖縄)
準絶滅危惧種アオミオカタニシ 体は鮮やかな緑色

鮮やかな緑色をしたアオミオカタニシ=5日午前7時、
渡慶次寛さん宅 石垣市の渡慶次さん見つける
透き通るような鮮やかな緑色をしたカタツムリ「アオミオカタニシ」(ヤマタニシ科)が3日午後、石垣市開南の農道東側にある山田橋の下で発見された。平得に住む渡慶次寛さん(65)=農業=が畑で草刈り中に木の葉の裏にいたところを見つけ、採取した。
アオミオカタニシは南西諸島や台湾、パプアニューギニアの各地に分布。環境省石垣自然保護官事務所によると、県内各地で生息するが、奄美群島では絶滅したとみられ、2007年の環境省レッドデータブックに準絶滅危惧種に指定されている。
殻の大きさは15㍉ほど。体が緑色をしており、殻が白色の半透明なため体色が透けて見える。また、フタを持つのが他のカタツムリとの大きな違い。主に石灰岩の多い地域や森林内に生息するが、公園や人が生活する場所近くでも確認することができる。月桃の葉やクワイズモなどに潜みし、樹皮につくコケを餌にしている。
見つけた渡慶次さんは「緑色で珍しいカタツムリだと思った。新しい発見ができてうれしい。急いで元の場所に戻したい」と話した。
八重山毎日新聞

鮮やかな緑色をしたアオミオカタニシ=5日午前7時、
渡慶次寛さん宅 石垣市の渡慶次さん見つける
透き通るような鮮やかな緑色をしたカタツムリ「アオミオカタニシ」(ヤマタニシ科)が3日午後、石垣市開南の農道東側にある山田橋の下で発見された。平得に住む渡慶次寛さん(65)=農業=が畑で草刈り中に木の葉の裏にいたところを見つけ、採取した。
アオミオカタニシは南西諸島や台湾、パプアニューギニアの各地に分布。環境省石垣自然保護官事務所によると、県内各地で生息するが、奄美群島では絶滅したとみられ、2007年の環境省レッドデータブックに準絶滅危惧種に指定されている。
殻の大きさは15㍉ほど。体が緑色をしており、殻が白色の半透明なため体色が透けて見える。また、フタを持つのが他のカタツムリとの大きな違い。主に石灰岩の多い地域や森林内に生息するが、公園や人が生活する場所近くでも確認することができる。月桃の葉やクワイズモなどに潜みし、樹皮につくコケを餌にしている。
見つけた渡慶次さんは「緑色で珍しいカタツムリだと思った。新しい発見ができてうれしい。急いで元の場所に戻したい」と話した。
八重山毎日新聞
2013-11-06
琉球村の酒器に特別賞 おみやげアカデミー(沖縄)
琉球村の酒器に特別賞 おみやげアカデミー

「ゆしびん」の受賞を喜ぶ上地栄一社長(中央)ら
=5日、恩納村の琉球村
【恩納】
琉球村(上地栄一社長)が製造販売する酒器「ゆしびん」が、第7回日本おみやげアカデミーグランプリ(同実行委員会主催)で審査員特別賞を受賞した。
同グランプリは、JTBと契約する土産店の加盟組織が事務局となり、加盟店舗から出品された土産品の中からグランプリなどを選ぶ。今年は238点の応募があった。
ウチナーグチでめでたいという「かりゆし」と同じ意味合いを持つ「ゆしびん」は、19世紀ごろの琉球王朝時代、慶事の際の贈答品で、中に詰めた泡盛だけを移し替える風習などもあった。しかし、戦後は一般的に見られなくなったという。
「伝えたい むかし沖縄」をコンセプトにする琉球村は開村30周年事業として、ゆしびんの復活に取り組み、波動陶器の瓶に那覇市の咲元酒造の泡盛を詰めて完成させた。同グランプリでは、歴史に埋もれかけた伝統を広める取り組みが高く評価されたという。
上地社長は「多くの人に使っていただき、昔の文化を広めていきたい」と語った。
同社のゆしびんは2合、4合、1升、1升2合のサイズを販売。琉球村など沖縄うえちグループの店舗で取り扱う。
問い合わせは琉球村(電話)098(965)1234。
琉球新報

「ゆしびん」の受賞を喜ぶ上地栄一社長(中央)ら
=5日、恩納村の琉球村
【恩納】
琉球村(上地栄一社長)が製造販売する酒器「ゆしびん」が、第7回日本おみやげアカデミーグランプリ(同実行委員会主催)で審査員特別賞を受賞した。
同グランプリは、JTBと契約する土産店の加盟組織が事務局となり、加盟店舗から出品された土産品の中からグランプリなどを選ぶ。今年は238点の応募があった。
ウチナーグチでめでたいという「かりゆし」と同じ意味合いを持つ「ゆしびん」は、19世紀ごろの琉球王朝時代、慶事の際の贈答品で、中に詰めた泡盛だけを移し替える風習などもあった。しかし、戦後は一般的に見られなくなったという。
「伝えたい むかし沖縄」をコンセプトにする琉球村は開村30周年事業として、ゆしびんの復活に取り組み、波動陶器の瓶に那覇市の咲元酒造の泡盛を詰めて完成させた。同グランプリでは、歴史に埋もれかけた伝統を広める取り組みが高く評価されたという。
上地社長は「多くの人に使っていただき、昔の文化を広めていきたい」と語った。
同社のゆしびんは2合、4合、1升、1升2合のサイズを販売。琉球村など沖縄うえちグループの店舗で取り扱う。
問い合わせは琉球村(電話)098(965)1234。
琉球新報
速度は八重商工 宙返りは那覇工 (沖縄)
速度は八重商工優勝 宙返りは那覇工
外燃エンジンラリー県大会

宙返りを含むコースにスターリングエンジンの
模型車を走らせる高校生=名護商工高校
【名護】
第6回スターリングテクノラリー県大会(主催・県工業教育研究会、県高校文化連盟)がこのほど、名護商工高校で開かれ、上位入賞した八重山商工と那覇工業の各2チームが全国大会の出場権を得た。
「外燃機関」のスターリングエンジンを載せた模型車で速度や宙返りを含むコースの周回回数を競う2部門があった。
速度部門は八重山商工機械電気科「薄杉」(渡嘉敷椋、宜間仁、垣迫舷太)、
宙返り部門は那覇工業電気科「右京」(池田創、我那覇生也、佐和田裕哉)が優勝した。
全国大会には速度2位の八重山商工電気機械科「パクチー」(薄杉と同メンバー)、宙返り2位の那覇工業定時制機械科「CROWN」(末吉真、高良有紀)も出場する。
琉球新報
外燃エンジンラリー県大会

宙返りを含むコースにスターリングエンジンの
模型車を走らせる高校生=名護商工高校
【名護】
第6回スターリングテクノラリー県大会(主催・県工業教育研究会、県高校文化連盟)がこのほど、名護商工高校で開かれ、上位入賞した八重山商工と那覇工業の各2チームが全国大会の出場権を得た。
「外燃機関」のスターリングエンジンを載せた模型車で速度や宙返りを含むコースの周回回数を競う2部門があった。
速度部門は八重山商工機械電気科「薄杉」(渡嘉敷椋、宜間仁、垣迫舷太)、
宙返り部門は那覇工業電気科「右京」(池田創、我那覇生也、佐和田裕哉)が優勝した。
全国大会には速度2位の八重山商工電気機械科「パクチー」(薄杉と同メンバー)、宙返り2位の那覇工業定時制機械科「CROWN」(末吉真、高良有紀)も出場する。
琉球新報
琉球国之図と完全復元 県立武道館で開幕(沖縄)
琉球国之図と完全復元伊能図フロア展 県立武道館で開幕
開幕した「琉球国之図と完全復元伊能図フロア展」
=6日、那覇市の県立武道館
「琉球国之図と完全復元伊能図フロア展」(主催・琉球新報社、共催・完全復元伊能図全国巡回フロア展中央実行委員会ほか、特別協力・尚財団、協賛・沖縄インターマップ、尚学院、学校法人尚学学園)が6日、那覇市の県立武道館で開幕した。47都道府県の古地図がそろう全国初の展示会となっている。
首里王府が1796年に編集した「琉球国之図」を一般初公開する。伊能忠敬が全国の測量を17年の歳月をかけて行い、当時の測量技術の水準では極めて精度の高い日本地図「伊能図」も公開している。「伊能大図」は1枚が畳約1畳の大きさで、214枚が武道館アリーナいっぱいに敷き詰められ、来場者を圧倒した。来場者は地図の上を歩くことができる。
同展は11日まで。期間中の9、10の両日、県立博物館・美術館の安里進館長が「琉球国之図」、星埜(ほしの)由尚同実行委員会会長(元国土地理院長)が「伊能忠敬」について講演する。
問い合わせは琉球新報社事業局、
電話098(865)5253。
【琉球新報電子版】

開幕した「琉球国之図と完全復元伊能図フロア展」
=6日、那覇市の県立武道館
「琉球国之図と完全復元伊能図フロア展」(主催・琉球新報社、共催・完全復元伊能図全国巡回フロア展中央実行委員会ほか、特別協力・尚財団、協賛・沖縄インターマップ、尚学院、学校法人尚学学園)が6日、那覇市の県立武道館で開幕した。47都道府県の古地図がそろう全国初の展示会となっている。
首里王府が1796年に編集した「琉球国之図」を一般初公開する。伊能忠敬が全国の測量を17年の歳月をかけて行い、当時の測量技術の水準では極めて精度の高い日本地図「伊能図」も公開している。「伊能大図」は1枚が畳約1畳の大きさで、214枚が武道館アリーナいっぱいに敷き詰められ、来場者を圧倒した。来場者は地図の上を歩くことができる。
同展は11日まで。期間中の9、10の両日、県立博物館・美術館の安里進館長が「琉球国之図」、星埜(ほしの)由尚同実行委員会会長(元国土地理院長)が「伊能忠敬」について講演する。
問い合わせは琉球新報社事業局、
電話098(865)5253。
【琉球新報電子版】
秋の全島闘牛大会 10日正午激突(沖縄)
秋の全島闘牛大会 10日正午激突

結びの一番に行われる全島一優勝旗争奪戦は最強牛を決める戦い。これまで67頭のチャンピオンが誕生している。写真は今年5月12日うるま市石川多目的ドームで行われた古堅モータース☆若力と東山優武勝の激戦。優武勝のハネ上げで一瞬宙に浮く若力
第100回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が10日正午からうるま市石川多目的ドームで開かれる。
1962年にスタートした全島闘牛大会(年2回開催)は今回節目となる100回目。闘牛は筋書きのない真剣勝負で、その最大の魅力は迫力場面といわれる。会場に沸き上がる大歓声や地響きのようなどよめきがそのインパクトの強さを示しているが、沖縄の伝統的娯楽として延々50年以上にわたって変わらぬ人気を集めている理由だろう。
さて、今大会はどんなドラマが出現するのだろうか。大会を前に闘牛ファンの期待は最高潮に達しつつある。県内各地に200頭以上いる猛牛の中から選抜された精鋭牛26頭が出場する。13取組が予定され、闘牛ファン待望のゴールデンカードがめじろ押しだ。
目玉は最後の3取組。各階級(無差別、中量級、軽量級)の優勝旗を懸けたタイトルマッチが連続で行われる。
入場料は大人3000円(女性2000円)、中高生1000円、
小学生以下は無料。
(又吉利一通信員)
沖縄タイムス

結びの一番に行われる全島一優勝旗争奪戦は最強牛を決める戦い。これまで67頭のチャンピオンが誕生している。写真は今年5月12日うるま市石川多目的ドームで行われた古堅モータース☆若力と東山優武勝の激戦。優武勝のハネ上げで一瞬宙に浮く若力
第100回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が10日正午からうるま市石川多目的ドームで開かれる。
1962年にスタートした全島闘牛大会(年2回開催)は今回節目となる100回目。闘牛は筋書きのない真剣勝負で、その最大の魅力は迫力場面といわれる。会場に沸き上がる大歓声や地響きのようなどよめきがそのインパクトの強さを示しているが、沖縄の伝統的娯楽として延々50年以上にわたって変わらぬ人気を集めている理由だろう。
さて、今大会はどんなドラマが出現するのだろうか。大会を前に闘牛ファンの期待は最高潮に達しつつある。県内各地に200頭以上いる猛牛の中から選抜された精鋭牛26頭が出場する。13取組が予定され、闘牛ファン待望のゴールデンカードがめじろ押しだ。
目玉は最後の3取組。各階級(無差別、中量級、軽量級)の優勝旗を懸けたタイトルマッチが連続で行われる。
入場料は大人3000円(女性2000円)、中高生1000円、
小学生以下は無料。
(又吉利一通信員)
沖縄タイムス
健康祝い 敬老会催す(洲鎌部落会・宮古島)
106人の健康祝う 洲鎌部落会、賑やかに敬老会催す 
地域のお年寄りたちの健康長寿を祝った敬老会
=3日、 棚根コミュニティーセンター
洲鎌部落会 (仲里成幸会長) は3日、 棚根コミュニティーセンター (公民館) で敬老会を催し、 地域のお年寄りたちの健康と長寿を祝った。
この日の敬老会に招かれたのは70歳以上のお年寄り106人 (男性39人、 女性67人)。 最高齢は仲里文子さん (106) で、 今年は下里ミツエさん (70) が新たに加わった。
主催者あいさつで仲里会長は、 地域を支えてきたお年寄りたちを労いながら、 これからますますの健康を願った。 このほか前年度会長の仲里實さんに感謝状を贈呈した。
舞台では下地スポーツクラブの子どもたちや地域住民らが余興を賑やかに披露し、 お年寄りたちを楽しませた。
宮古新報

地域のお年寄りたちの健康長寿を祝った敬老会
=3日、 棚根コミュニティーセンター
洲鎌部落会 (仲里成幸会長) は3日、 棚根コミュニティーセンター (公民館) で敬老会を催し、 地域のお年寄りたちの健康と長寿を祝った。
この日の敬老会に招かれたのは70歳以上のお年寄り106人 (男性39人、 女性67人)。 最高齢は仲里文子さん (106) で、 今年は下里ミツエさん (70) が新たに加わった。
主催者あいさつで仲里会長は、 地域を支えてきたお年寄りたちを労いながら、 これからますますの健康を願った。 このほか前年度会長の仲里實さんに感謝状を贈呈した。
舞台では下地スポーツクラブの子どもたちや地域住民らが余興を賑やかに披露し、 お年寄りたちを楽しませた。
宮古新報
初の学区対抗自転車競技大会(宮古島;沖縄 )
西城学区が1位 初の学区対抗自転車競技大会開催

タイムトライアルに挑む競技者たち
=3日、 城辺総合運動公園前
宮古島自転車競技協会 (下地盛雄会長) は3日、 第1回宮古島学区対抗自転車競技大会を開催し、 参加者たちが城辺総合運動公園から比嘉ロードパークまでの特設コース往復7・8㌔でタイムを競った。
大会には北、 西辺、 久松、 鏡原、 西城、 上野、 平一、 南、 東の9学区から24人が参加。 タイムトライアル形式で行い、 チームの平均タイムで順位を競った。 この結果、 西城学区が12分11秒で1位になった。
結果は次の通り。
1位=西城・12分11秒▽2位=久松・12分20秒▽3位=北・12分27秒▽4位=西辺・12分31秒▽5位=鏡原・12分48秒▽6位=南・12分58秒▽7位=東・13分16秒▽8位=上野・13分46秒▽9位=平一・13分50秒
宮古新報

タイムトライアルに挑む競技者たち
=3日、 城辺総合運動公園前
宮古島自転車競技協会 (下地盛雄会長) は3日、 第1回宮古島学区対抗自転車競技大会を開催し、 参加者たちが城辺総合運動公園から比嘉ロードパークまでの特設コース往復7・8㌔でタイムを競った。
大会には北、 西辺、 久松、 鏡原、 西城、 上野、 平一、 南、 東の9学区から24人が参加。 タイムトライアル形式で行い、 チームの平均タイムで順位を競った。 この結果、 西城学区が12分11秒で1位になった。
結果は次の通り。
1位=西城・12分11秒▽2位=久松・12分20秒▽3位=北・12分27秒▽4位=西辺・12分31秒▽5位=鏡原・12分48秒▽6位=南・12分58秒▽7位=東・13分16秒▽8位=上野・13分46秒▽9位=平一・13分50秒
宮古新報
初の街コン ぷりるコンに意欲 (宮古島・沖縄)
初の街コン200人参加 ぷりるコン、継続開催に意欲

ラリーdeモール実行委員・ぷりるコン実行委員会 (玉元徳子委員長) 主催の 「ぷりるコン」 =写真=が4日、 市平良の協力店舗で行われた。 「ぷりる」 は宮古方言で 「惚れる」 を意味し、 独身の男女に出会いの場を提供する 「街コン」 として今回初めて取り組まれた。 男女計200人が参加し、 参加者からも好評を博した。
参加者は1店舗につき各30分間滞在でき、 制限時間が来ると次の店へ移動して相性の良い異性との出会いを求めるシステム。 参加費を払えば制限時間内に協力店舗を自由に行き来できる。 今回は7店舗が協力し、 男女の出会いの場を提供した。
街コンに参加した30代男性は 「すごく楽しい。 毎日仕事で忙しく出会いの場が作れないでいた。 いろんな人と出会うきっかけになれば嬉しい。 次回もぜひやってほしい」 と満足した様子で話していた。
5日午後、 市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ねた玉元委員長は 「直前まで悩んでいた人もいたせいか、 当初定員に達していなかった。 最終的に200人が参加した。 男女比率も6:4と理想に近かった」 と報告。 また 「みんな積極的に話しかけ、 電話番号を交換し合うなど盛り上がった」 と話し、 来年以降、 「年代別で開催してほしいという参加者の要望も汲みながら継続していきたい」 と意欲を見せた。
宮古新報

ラリーdeモール実行委員・ぷりるコン実行委員会 (玉元徳子委員長) 主催の 「ぷりるコン」 =写真=が4日、 市平良の協力店舗で行われた。 「ぷりる」 は宮古方言で 「惚れる」 を意味し、 独身の男女に出会いの場を提供する 「街コン」 として今回初めて取り組まれた。 男女計200人が参加し、 参加者からも好評を博した。
参加者は1店舗につき各30分間滞在でき、 制限時間が来ると次の店へ移動して相性の良い異性との出会いを求めるシステム。 参加費を払えば制限時間内に協力店舗を自由に行き来できる。 今回は7店舗が協力し、 男女の出会いの場を提供した。
街コンに参加した30代男性は 「すごく楽しい。 毎日仕事で忙しく出会いの場が作れないでいた。 いろんな人と出会うきっかけになれば嬉しい。 次回もぜひやってほしい」 と満足した様子で話していた。
5日午後、 市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ねた玉元委員長は 「直前まで悩んでいた人もいたせいか、 当初定員に達していなかった。 最終的に200人が参加した。 男女比率も6:4と理想に近かった」 と報告。 また 「みんな積極的に話しかけ、 電話番号を交換し合うなど盛り上がった」 と話し、 来年以降、 「年代別で開催してほしいという参加者の要望も汲みながら継続していきたい」 と意欲を見せた。
宮古新報
2013-11-05
ノロ祭事道具保存へ (今帰仁・沖縄)
ノロ祭事道具保存へ 文化財指定向け調査

中城ノロ家の祭事道具の勾玉(まがたま)を確認する
仲原弘哲館長(左)ら=今帰仁村諸志
【今帰仁】
文化財について調査、審議する今帰仁村文化財保存調査委員会と今帰仁村歴史文化センターはこのほど、村内の文化財指定に向けたフィールドワークを実施した。ノロの祭事道具などを指定に向け、諸志や今泊で調査した。
フィールドワークに先立ち、同センターで村教育委員会担当者が昨年度の事業を報告、本年度の計画を審議した。
現地見学で諸志にある中城ノロ家と、今泊にある今帰仁ノロの祭事道具一式やオーレーウドゥンの位牌(いはい)工芸品、津屋口墓(アカン墓)、墓碑の建造物などを視察した。
視察時はセンターの仲原弘哲館長が解説し、現所有者らと同委員会のメンバーが活発に議論した。
同委員会の大城茂樹会長は「歴史的価値のある物ばかりで、継承すべき文化財は指定に向けて早急に保存しなければならない」と話した。
(新城孝博通信員)
琉球新報

中城ノロ家の祭事道具の勾玉(まがたま)を確認する
仲原弘哲館長(左)ら=今帰仁村諸志
【今帰仁】
文化財について調査、審議する今帰仁村文化財保存調査委員会と今帰仁村歴史文化センターはこのほど、村内の文化財指定に向けたフィールドワークを実施した。ノロの祭事道具などを指定に向け、諸志や今泊で調査した。
フィールドワークに先立ち、同センターで村教育委員会担当者が昨年度の事業を報告、本年度の計画を審議した。
現地見学で諸志にある中城ノロ家と、今泊にある今帰仁ノロの祭事道具一式やオーレーウドゥンの位牌(いはい)工芸品、津屋口墓(アカン墓)、墓碑の建造物などを視察した。
視察時はセンターの仲原弘哲館長が解説し、現所有者らと同委員会のメンバーが活発に議論した。
同委員会の大城茂樹会長は「歴史的価値のある物ばかりで、継承すべき文化財は指定に向けて早急に保存しなければならない」と話した。
(新城孝博通信員)
琉球新報
楽天、初の日本一 キャンプ地も熱狂(久米島・沖縄)
楽天、初の日本一 キャンプ地、久米島も熱狂

東北楽天ゴールデンイーグルス初の日本一を祝福するキャンプ地・久米島の町民=3日、久米島町のリゾートホテル久米アイランド(盛長容子通信員撮影)
【久米島】
東北楽天ゴールデンイーグルスが初の日本一に輝いた3日夜、キャンプ地・久米島町は島全体が歓喜に沸いた。球団初の日本シリーズ制覇を見守ろうと、大型スクリーンが設置されたリゾートホテル久米アイランドには町民約70人が集まった。
最終回、田中将大投手の登板が告げられると、会場の熱気は最高潮に。優勝の瞬間には、体をぶつけ合い、もみくちゃになって喜びを表した。
同球団は創設以来、久米島でキャンプを開いており、町民の思い入れも強い。町民自ら球拾いを手伝うなど、島を挙げて球団の飛躍を応援している。
一方、宮城県人会「沖縄萩の会」の戸袋勝行会長は「沖縄県内には約60人の被災者が避難しており、いつ帰れるか分からない状況だが、楽天の優勝が勇気を与えてくれた」と声を震わせた。
(盛長容子通信員)
琉球新報

東北楽天ゴールデンイーグルス初の日本一を祝福するキャンプ地・久米島の町民=3日、久米島町のリゾートホテル久米アイランド(盛長容子通信員撮影)
【久米島】
東北楽天ゴールデンイーグルスが初の日本一に輝いた3日夜、キャンプ地・久米島町は島全体が歓喜に沸いた。球団初の日本シリーズ制覇を見守ろうと、大型スクリーンが設置されたリゾートホテル久米アイランドには町民約70人が集まった。
最終回、田中将大投手の登板が告げられると、会場の熱気は最高潮に。優勝の瞬間には、体をぶつけ合い、もみくちゃになって喜びを表した。
同球団は創設以来、久米島でキャンプを開いており、町民の思い入れも強い。町民自ら球拾いを手伝うなど、島を挙げて球団の飛躍を応援している。
一方、宮城県人会「沖縄萩の会」の戸袋勝行会長は「沖縄県内には約60人の被災者が避難しており、いつ帰れるか分からない状況だが、楽天の優勝が勇気を与えてくれた」と声を震わせた。
(盛長容子通信員)
琉球新報
沖縄闘牛 増える女性観客(OKINAWA)
沖縄闘牛 増える女性観客

闘牛場には女性や家族連れの姿も多く見られた
=うるま市石川多目的ドーム
沖縄の娯楽として長い歴史を持つ闘牛(ウシオーラセー)。10日には100回の節目を迎える秋の全島闘牛大会が開催される。男性の娯楽というイメージが強いが、近年、女性の観客も増えている。9月にうるま市石川多目的ドームで開かれた闘牛大会。そこには闘牛の迫力に魅せられた女性たちがいた。(伊集竜太郎)
■ドーム効果
開始前から最前列に陣取る20代の女性たち。その一人で、友人と観戦に訪れた中石エリナさん=うるま市=は、2年前からドームでの大会は必ず見ているという。友人の山内梨沙さん=読谷村=は、最前列では柵付近の攻防で土ぼこりを浴びることもあるというが、「より迫力を体感できる。牛同士がぶつかり合う姿に圧倒される」と魅力を語る。
県闘牛組合連合会の山城長徳事務局長は県内初のドーム型闘牛場の誕生で、「天候に左右されず快適に見られる環境が整ったことで、女性だけでなく、家族連れや外国人の観客が増えている」と話す。2007年に完成した同闘牛場では、古かったトイレも新しく洋式に変えるなど気を配った。
■女性の視点
会場では、女性らが勝利した牛に歓声や大きな拍手を送るなど、闘牛を満喫していた。
そんな中、60代の写真愛好家、新垣フミ子さん=南風原町=が最前列でカメラを構えていた。友人の誘いで趣味で写真を始めた新垣さんは、うるま市与那城屋慶名出身。地元で開催される闘牛大会をよく見ていたことから、「せっかく撮るなら幼いころから見ていたものを」と闘牛場に足を運ぶようになった。今では本島各地のほとんどの大会を熱心に訪ねる。写真集「沖縄闘牛とあまくま」を出版し、個展を開催するなど闘牛への思いは尽きない。
「利口な牛は、勝って会場を一周するときや会場を出るときも、ずっと牛主の顔を見ている。気持ちの通じ合う両者を見ていると涙が出るほど感動する」。新垣さんは、何度も撮影するうちに牛主と牛との結びつきの強さを感じるようになったという。「私がそんなところに気づいたのは、おなかを痛めて子どもを産んだ経験がある女性だからこそだと思う」と頬を緩めた。
沖縄タイムス

闘牛場には女性や家族連れの姿も多く見られた
=うるま市石川多目的ドーム
沖縄の娯楽として長い歴史を持つ闘牛(ウシオーラセー)。10日には100回の節目を迎える秋の全島闘牛大会が開催される。男性の娯楽というイメージが強いが、近年、女性の観客も増えている。9月にうるま市石川多目的ドームで開かれた闘牛大会。そこには闘牛の迫力に魅せられた女性たちがいた。(伊集竜太郎)
■ドーム効果
開始前から最前列に陣取る20代の女性たち。その一人で、友人と観戦に訪れた中石エリナさん=うるま市=は、2年前からドームでの大会は必ず見ているという。友人の山内梨沙さん=読谷村=は、最前列では柵付近の攻防で土ぼこりを浴びることもあるというが、「より迫力を体感できる。牛同士がぶつかり合う姿に圧倒される」と魅力を語る。
県闘牛組合連合会の山城長徳事務局長は県内初のドーム型闘牛場の誕生で、「天候に左右されず快適に見られる環境が整ったことで、女性だけでなく、家族連れや外国人の観客が増えている」と話す。2007年に完成した同闘牛場では、古かったトイレも新しく洋式に変えるなど気を配った。
■女性の視点
会場では、女性らが勝利した牛に歓声や大きな拍手を送るなど、闘牛を満喫していた。
そんな中、60代の写真愛好家、新垣フミ子さん=南風原町=が最前列でカメラを構えていた。友人の誘いで趣味で写真を始めた新垣さんは、うるま市与那城屋慶名出身。地元で開催される闘牛大会をよく見ていたことから、「せっかく撮るなら幼いころから見ていたものを」と闘牛場に足を運ぶようになった。今では本島各地のほとんどの大会を熱心に訪ねる。写真集「沖縄闘牛とあまくま」を出版し、個展を開催するなど闘牛への思いは尽きない。
「利口な牛は、勝って会場を一周するときや会場を出るときも、ずっと牛主の顔を見ている。気持ちの通じ合う両者を見ていると涙が出るほど感動する」。新垣さんは、何度も撮影するうちに牛主と牛との結びつきの強さを感じるようになったという。「私がそんなところに気づいたのは、おなかを痛めて子どもを産んだ経験がある女性だからこそだと思う」と頬を緩めた。
沖縄タイムス
2013-11-04
真剣勝負に応援にも熱 大運動会(宮古島・沖縄)
真剣勝負に応援にも熱市老人ク
平良支部が大運動会

600㍍リレーでは、参加選手たちの年齢を感じさせない力強い走りに応援もヒートアップした=3日、鏡原中グラウンド
市老人クラブ連合会平良支部主催の第8回大運動会が3日、鏡原中学校グラウンドで行われた。晴れ渡った秋空の下、各学区代表が輪回しリレー、ボール蹴りリレー、ボール投げなどの競技で交流を深めるとともに、出場選手たちには大きな応援が送られた。
運動会は、会員がスポーツを通して健康の保持と生きがいと社会参加を推進し、スポーツへの関心を高めるのことなどを目的に開催している。
開会式では、前泊達雄大会長があいさつを行い、参加者たちの健闘に期待を込めた。
ラジオ体操で体をほぐした後、学区の代表が各競技で熱戦を展開。各学区とも熱のこもった応援で選手たちを後押しした。
午前の部最後の競技となった600㍍リレーでは、「とばせー」「負けるなよー」「ぬかせー」などの声援が選手にかけられ、運動会を盛り上げた。
.宮古毎日新聞
平良支部が大運動会

600㍍リレーでは、参加選手たちの年齢を感じさせない力強い走りに応援もヒートアップした=3日、鏡原中グラウンド
市老人クラブ連合会平良支部主催の第8回大運動会が3日、鏡原中学校グラウンドで行われた。晴れ渡った秋空の下、各学区代表が輪回しリレー、ボール蹴りリレー、ボール投げなどの競技で交流を深めるとともに、出場選手たちには大きな応援が送られた。
運動会は、会員がスポーツを通して健康の保持と生きがいと社会参加を推進し、スポーツへの関心を高めるのことなどを目的に開催している。
開会式では、前泊達雄大会長があいさつを行い、参加者たちの健闘に期待を込めた。
ラジオ体操で体をほぐした後、学区の代表が各競技で熱戦を展開。各学区とも熱のこもった応援で選手たちを後押しした。
午前の部最後の競技となった600㍍リレーでは、「とばせー」「負けるなよー」「ぬかせー」などの声援が選手にかけられ、運動会を盛り上げた。
.宮古毎日新聞
声合わせ、大地踏みしめ/第12回クイチャーフェス(宮古島・沖縄)
声合わせ、大地踏みしめ/第12回クイチャーフェス
地域の踊り誇らしげに/伝統、創作などに35団体出演

35団体1500人が出演しクイチャーの魅力を内外にアピールした第12回クイチャーフェスティバル(写真は友利のクイチャー)
=3日、カママ嶺公園多目的広場
第12回クイチャーフェスティバル2013(主催・同実行委員会)が3日、カママ嶺公園多目的広場で開催された。「伝統」「創作」「その他の芸能」の各部に35団体1500人が出演。子どもからお年寄りまでが地域に伝わるクイチャーを誇らしげに踊り、その魅力をアピールした。
「ぷからす(喜びと感謝の)とぅーふたーつ(12回、一巡)」がテーマ。午後2時から始まったフェスティバルは、参加者を交えての「クイチャー大共演」を含めて午後8時ごろまでの約6時間にわたり繰り広げられた。
「伝統の部」「創作の部」にそれぞれ12団体、「その他芸能の部」などに11団体が出演した。
常連組や初出場など、それぞれの地域に伝わるクイチャーのほか、子どもたちや若者らがクイチャーの基本踊りを演舞に取り入れて踊る「創作クイチャー」などを披露し、地元客や観光客の手拍子を誘った。
プログラムの中盤と最後には出演者と観客が一緒になっての「クイチャー大共演」を実施。クイチャーの持つ歴史に思いをはせながら、五穀豊穣を願い全員で大地を踏みしめた。
大会長の下地敏彦市長は「先人たちが築き踊り継いできた貴重な文化は人と人を結びつけ、心と心を繋ぎ、地域に根差した絆として守り継がれていくことと思っている」とあいさつした。
県宮古事務所の安里肇所長はフェスティバルが回を迎え、今回のテーマ「とぅーふたーつ」に使用されたことに触れ「干支が一巡したことに鑑みて、初心に立ち返りまい進しようとの意味が込められていると聞いた。今後とも継続して開催され、発展するよう期待する」と祝辞を述べた。
京都出身で宮古在住16年になるという羽路立清さん(45)は「最初見たときは単調な踊りで理解できなかったが、何度も見るうちに素朴な踊りや歌が胸にじわりと染み込んできた。これが伝統の持つ重みだと感じた」と話した。
.宮古毎日新聞
地域の踊り誇らしげに/伝統、創作などに35団体出演

35団体1500人が出演しクイチャーの魅力を内外にアピールした第12回クイチャーフェスティバル(写真は友利のクイチャー)
=3日、カママ嶺公園多目的広場
第12回クイチャーフェスティバル2013(主催・同実行委員会)が3日、カママ嶺公園多目的広場で開催された。「伝統」「創作」「その他の芸能」の各部に35団体1500人が出演。子どもからお年寄りまでが地域に伝わるクイチャーを誇らしげに踊り、その魅力をアピールした。
「ぷからす(喜びと感謝の)とぅーふたーつ(12回、一巡)」がテーマ。午後2時から始まったフェスティバルは、参加者を交えての「クイチャー大共演」を含めて午後8時ごろまでの約6時間にわたり繰り広げられた。
「伝統の部」「創作の部」にそれぞれ12団体、「その他芸能の部」などに11団体が出演した。
常連組や初出場など、それぞれの地域に伝わるクイチャーのほか、子どもたちや若者らがクイチャーの基本踊りを演舞に取り入れて踊る「創作クイチャー」などを披露し、地元客や観光客の手拍子を誘った。
プログラムの中盤と最後には出演者と観客が一緒になっての「クイチャー大共演」を実施。クイチャーの持つ歴史に思いをはせながら、五穀豊穣を願い全員で大地を踏みしめた。
大会長の下地敏彦市長は「先人たちが築き踊り継いできた貴重な文化は人と人を結びつけ、心と心を繋ぎ、地域に根差した絆として守り継がれていくことと思っている」とあいさつした。
県宮古事務所の安里肇所長はフェスティバルが回を迎え、今回のテーマ「とぅーふたーつ」に使用されたことに触れ「干支が一巡したことに鑑みて、初心に立ち返りまい進しようとの意味が込められていると聞いた。今後とも継続して開催され、発展するよう期待する」と祝辞を述べた。
京都出身で宮古在住16年になるという羽路立清さん(45)は「最初見たときは単調な踊りで理解できなかったが、何度も見るうちに素朴な踊りや歌が胸にじわりと染み込んできた。これが伝統の持つ重みだと感じた」と話した。
.宮古毎日新聞
平良大浦などで史跡めぐり─宮古島・沖縄
平良大浦などで史跡めぐり─市立図書館北分館

史跡巡りで、 下地さんの説明を聞く参加者たち
=平良大浦
宮古島市立平良図書館北分館の郷土史講座 「史跡巡り」 が2日に行われ、 同講座受講者や一般市民ら約40人が参加した。 宮古郷土史研究会の下地和宏さんの案内で平良大浦のトーガー (唐井)、 島尻遠見跡、 狩俣の石門など史跡を回り説明を受けた。
午後1時半から行われた史跡巡りは、 最初にトーガーを訪れた。 大浦集落入口のフギンミ (フグ峰) の裾野と畑地が接する場所にあるトーガーついて、 「古老たちによると、 この付近に漂着したと伝わる中国人 (唐の人) との関わりで、 後にトーガーと呼ぶようになった」 などと説明していた。 島尻では島尻元島や島尻ンマリガー、 狩俣では四島の主の墓、 狩俣の石門、 狩俣遠見跡、 狩俣の四元 (ユームトゥ)、 イスゥツ御嶽などを巡った。
参加者たちは説明に熱心に耳を傾けメモを取りながら、 積極的に質問する人もいた。
宮古新報

史跡巡りで、 下地さんの説明を聞く参加者たち
=平良大浦
宮古島市立平良図書館北分館の郷土史講座 「史跡巡り」 が2日に行われ、 同講座受講者や一般市民ら約40人が参加した。 宮古郷土史研究会の下地和宏さんの案内で平良大浦のトーガー (唐井)、 島尻遠見跡、 狩俣の石門など史跡を回り説明を受けた。
午後1時半から行われた史跡巡りは、 最初にトーガーを訪れた。 大浦集落入口のフギンミ (フグ峰) の裾野と畑地が接する場所にあるトーガーついて、 「古老たちによると、 この付近に漂着したと伝わる中国人 (唐の人) との関わりで、 後にトーガーと呼ぶようになった」 などと説明していた。 島尻では島尻元島や島尻ンマリガー、 狩俣では四島の主の墓、 狩俣の石門、 狩俣遠見跡、 狩俣の四元 (ユームトゥ)、 イスゥツ御嶽などを巡った。
参加者たちは説明に熱心に耳を傾けメモを取りながら、 積極的に質問する人もいた。
宮古新報
2013-11-02
ばあちゃん合唱団に喝采 小浜島でちゅらさん祭(沖縄)
ばあちゃん合唱団に喝采 小浜島でちゅらさん祭

元気な歌声を披露する「ばあちゃん合唱団」
=10月26日、竹富町小浜島のちゅらさん広場
【小浜島=竹富】
第11回かふぬ島ちゅらさん祭(同実行委員会主催)が10月26日、竹富町小浜島のちゅらさん広場で開催された。島内外から約1600人が訪れ、小浜島の音楽や食を楽しんだ。
ステージはサントリー地域文化賞を受賞した「ばあちゃん合唱団」が民謡や懐かしの歌謡曲を元気に披露し、喝采を浴びた。ミヤギマモルさんらプロミュージシャンのほか、小浜島の子どもたちによる空手の演武などもあり、出演者、観客が一体となって盛り上がった。
伝統の横笛作りや島産イグサを使ったウームス(ゴザ)作りが体験できる物作りコーナーも人気を集めた。「ばあちゃん合唱団」でステージに上がった花城キミさん(88)は「一人一人が楽しめたので良かった」と話した。
琉球新報

元気な歌声を披露する「ばあちゃん合唱団」
=10月26日、竹富町小浜島のちゅらさん広場
【小浜島=竹富】
第11回かふぬ島ちゅらさん祭(同実行委員会主催)が10月26日、竹富町小浜島のちゅらさん広場で開催された。島内外から約1600人が訪れ、小浜島の音楽や食を楽しんだ。
ステージはサントリー地域文化賞を受賞した「ばあちゃん合唱団」が民謡や懐かしの歌謡曲を元気に披露し、喝采を浴びた。ミヤギマモルさんらプロミュージシャンのほか、小浜島の子どもたちによる空手の演武などもあり、出演者、観客が一体となって盛り上がった。
伝統の横笛作りや島産イグサを使ったウームス(ゴザ)作りが体験できる物作りコーナーも人気を集めた。「ばあちゃん合唱団」でステージに上がった花城キミさん(88)は「一人一人が楽しめたので良かった」と話した。
琉球新報
京都清水寺展開幕 県博で12月8日まで(沖縄)
京都清水寺展開幕 県博で12月8日まで

清水寺から持ち込まれた仏像に見入る来場者ら
=2日午前、那覇市おもろまち・県立博物館・美術館
県内初の大規模な仏教美術展「京都 清水寺展」が2日午前、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で開幕した(主催・文化の杜共同企業体、県立博物館・美術館)。
「清水型千手観音」とも呼ばれる本堂十一面千手観世音菩薩立像(御本尊御前立)をはじめ、本堂や奥の院の仏像や屏風、書画などの貴重な寺宝55点を展示。
名刹(めいさつ)清水寺の寺宝を一目見ようと、午前9時30分の開場とともに、大勢の来場者が訪れた。
同展は12月8日まで。
沖縄タイムス

清水寺から持ち込まれた仏像に見入る来場者ら
=2日午前、那覇市おもろまち・県立博物館・美術館
県内初の大規模な仏教美術展「京都 清水寺展」が2日午前、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で開幕した(主催・文化の杜共同企業体、県立博物館・美術館)。
「清水型千手観音」とも呼ばれる本堂十一面千手観世音菩薩立像(御本尊御前立)をはじめ、本堂や奥の院の仏像や屏風、書画などの貴重な寺宝55点を展示。
名刹(めいさつ)清水寺の寺宝を一目見ようと、午前9時30分の開場とともに、大勢の来場者が訪れた。
同展は12月8日まで。
沖縄タイムス
【集落(スマ)を歩く】⑩ 平良狩俣(上) (宮古島・沖縄)
【集落(スマ)を歩く】⑩ 平良狩俣(上)

祭祀 「ナツブー」 ではアブンマ (右) がニガイ、 神歌
など神事を行った=7月28日、 狩俣のウプグフムトゥ
15年ぶりの神女誕生
宮古島市平良の狩俣集落で、 7月28日から4日間にわたり 「ナツブー」 の祭祀が行われた。 この祭祀は、 粟の収穫と向こう1年間の五穀豊穣を祖先の神に感謝する農耕儀礼の一つ。
ウプグフムトゥ (大城元) では、 祭祀の中心となる神女・アブンマが15年ぶりに誕生したことから 「ナツブー」 が復活した。 期間中には 「ファーマー」 と呼ばれる子孫らがウプグフムトゥを訪れ、 神に祈りを捧げる姿が見られた。
平良市史第9巻資料編 (御嶽編) には、 「狩俣には祭祀儀礼集団としてムトゥの組織がある。 ムトゥと呼ばれている所は9カ所あり、 その中でウプグフムトゥ、 ナーマムトゥ (中間元)、 シダディムトゥ (志立元)、 ナーンミムトゥ (仲嶺元) のユームトゥ (四元) が主な祭場となる。 さらに全体の最高位に位置し、 全ての祭事の中心となるのがウプグフムトゥであり、 村落全体の神女組織で最高位にあるアブンマ (大母) もウプグフムトゥにいる」 とある。
そのウプグフムトゥで、 祭祀を中心として執り行っていたアブンマが1997年に引退した。 98年以降、 アブンマを引き受ける担い手が出なかったことから祭祀行事は行われなくなった。
長い歴史で引き継がれたアブンマら神女の不在について、 住民たちは 「神を敬い強いつながりを持つ共同体の崩壊にもつながりかねない」 と危機感を抱く。 宮古島の神と森を考える会が2011年11月に開催した 「狩俣の神・人・自然」 をテーマにしたシンポジウムでは、 元神女から 「神くじで神役に選ばれても引き受けない」 などと嘆く声があった。
先が見えない状況の中で、 今年に入ってから明るい兆しが見えてきた。 神くじにより選ばれた久貝則子さんがアブンマの大役を引き受けた。
アブンマの誕生により、 復活した 「ナツブー」 の祭祀行事。
久貝さんは、 先輩のオバー (神女経験者) たちから神事の段取りを教えてもらいながらニガイ、 神歌などを行った。 初日を終えた取材では 「神事は難しいと思っていたが、 考えていた以上に難しい。 ムトゥの祭祀は重要であり、 先輩たちがやってきたことを引き継いでいくことは大事なこと。 少しずつ覚えながら前向きにやっていきたい」 と意欲を見せていた。
狩俣のムトゥはナーンムトゥのほかは集落後方の丘陵に沿ってある。 地元では、 丘陵部について 「カンヌヤマ (神の山)」 又は 「カンヌゴウ (神の郷)」 と呼ばれる聖地で、 みだりに足を入れてはならない神域とされている。
(文・写真 伊佐次郎 毎月第1・3木曜日掲載)
宮古新報

祭祀 「ナツブー」 ではアブンマ (右) がニガイ、 神歌
など神事を行った=7月28日、 狩俣のウプグフムトゥ
15年ぶりの神女誕生
宮古島市平良の狩俣集落で、 7月28日から4日間にわたり 「ナツブー」 の祭祀が行われた。 この祭祀は、 粟の収穫と向こう1年間の五穀豊穣を祖先の神に感謝する農耕儀礼の一つ。
ウプグフムトゥ (大城元) では、 祭祀の中心となる神女・アブンマが15年ぶりに誕生したことから 「ナツブー」 が復活した。 期間中には 「ファーマー」 と呼ばれる子孫らがウプグフムトゥを訪れ、 神に祈りを捧げる姿が見られた。
平良市史第9巻資料編 (御嶽編) には、 「狩俣には祭祀儀礼集団としてムトゥの組織がある。 ムトゥと呼ばれている所は9カ所あり、 その中でウプグフムトゥ、 ナーマムトゥ (中間元)、 シダディムトゥ (志立元)、 ナーンミムトゥ (仲嶺元) のユームトゥ (四元) が主な祭場となる。 さらに全体の最高位に位置し、 全ての祭事の中心となるのがウプグフムトゥであり、 村落全体の神女組織で最高位にあるアブンマ (大母) もウプグフムトゥにいる」 とある。
そのウプグフムトゥで、 祭祀を中心として執り行っていたアブンマが1997年に引退した。 98年以降、 アブンマを引き受ける担い手が出なかったことから祭祀行事は行われなくなった。
長い歴史で引き継がれたアブンマら神女の不在について、 住民たちは 「神を敬い強いつながりを持つ共同体の崩壊にもつながりかねない」 と危機感を抱く。 宮古島の神と森を考える会が2011年11月に開催した 「狩俣の神・人・自然」 をテーマにしたシンポジウムでは、 元神女から 「神くじで神役に選ばれても引き受けない」 などと嘆く声があった。
先が見えない状況の中で、 今年に入ってから明るい兆しが見えてきた。 神くじにより選ばれた久貝則子さんがアブンマの大役を引き受けた。
アブンマの誕生により、 復活した 「ナツブー」 の祭祀行事。
久貝さんは、 先輩のオバー (神女経験者) たちから神事の段取りを教えてもらいながらニガイ、 神歌などを行った。 初日を終えた取材では 「神事は難しいと思っていたが、 考えていた以上に難しい。 ムトゥの祭祀は重要であり、 先輩たちがやってきたことを引き継いでいくことは大事なこと。 少しずつ覚えながら前向きにやっていきたい」 と意欲を見せていた。
狩俣のムトゥはナーンムトゥのほかは集落後方の丘陵に沿ってある。 地元では、 丘陵部について 「カンヌヤマ (神の山)」 又は 「カンヌゴウ (神の郷)」 と呼ばれる聖地で、 みだりに足を入れてはならない神域とされている。
(文・写真 伊佐次郎 毎月第1・3木曜日掲載)
宮古新報
「すしの日」で特別支援学校に寿司振る舞う(宮古島・沖縄)
割烹・浅草、「すしの日」で特別支援学校に寿司振る舞う
平良西里の鮨割烹 「浅草」 (平良光正代表) が1日、 県立宮古特別支援学校 (平良智枝子校長) を訪れ、 幼稚部、 小学部、 中学部計39人分のにぎり寿司を振る舞った=写真=。
平良さんは毎年、 11月1日の 「全国すしの日」 にちなみ、 福祉施設の利用者ににぎり寿司を味わってもらうボランティアを実施しており、 ことしで22年目。 同校では初めての実施となった。
平良さんはこれまで、 対象人数に合わせて同店への招待や出前を実施。 この日は、 従業員の下地大安さんとともに魚の切り身などネタを入れるガラスケース、 まな板などをランチルームに持ち込み、 次々とマグロやサーモン、 エビ、 タマゴを握り、 子どもたちが平良さんたちの職人芸に見入っていた。
食事は幼・小学部、 中学部の順で行い、 児童たちは代表者が 「おいしいお寿司いただきます。 ありがとうございます」 とあいさつしたあと、 握りたての寿司をほおばり、 「全部おいしい」 などと笑顔を見せていた。
この中で、 平良校長は 「お寿司のプレゼントはとても嬉しい。 みんな楽しみにしていた。 目の前で握ってもらって、 子どもたちも良い勉強になったと思う」 などと感謝した。 平良さんは 「ここはまだ一度も来ていなかったが、 知り合いがいたので調整して実現できた。 みんなが寿司を食べ、 喜んでもらえるようにと思いを込めて握った。 楽しんでもらえたら良い」 と話した。
宮古新報

平良西里の鮨割烹 「浅草」 (平良光正代表) が1日、 県立宮古特別支援学校 (平良智枝子校長) を訪れ、 幼稚部、 小学部、 中学部計39人分のにぎり寿司を振る舞った=写真=。
平良さんは毎年、 11月1日の 「全国すしの日」 にちなみ、 福祉施設の利用者ににぎり寿司を味わってもらうボランティアを実施しており、 ことしで22年目。 同校では初めての実施となった。
平良さんはこれまで、 対象人数に合わせて同店への招待や出前を実施。 この日は、 従業員の下地大安さんとともに魚の切り身などネタを入れるガラスケース、 まな板などをランチルームに持ち込み、 次々とマグロやサーモン、 エビ、 タマゴを握り、 子どもたちが平良さんたちの職人芸に見入っていた。
食事は幼・小学部、 中学部の順で行い、 児童たちは代表者が 「おいしいお寿司いただきます。 ありがとうございます」 とあいさつしたあと、 握りたての寿司をほおばり、 「全部おいしい」 などと笑顔を見せていた。
この中で、 平良校長は 「お寿司のプレゼントはとても嬉しい。 みんな楽しみにしていた。 目の前で握ってもらって、 子どもたちも良い勉強になったと思う」 などと感謝した。 平良さんは 「ここはまだ一度も来ていなかったが、 知り合いがいたので調整して実現できた。 みんなが寿司を食べ、 喜んでもらえるようにと思いを込めて握った。 楽しんでもらえたら良い」 と話した。
宮古新報
「貴重な体験に感謝」…池間島での活動終える (宮古島・沖縄)
「貴重な体験に感謝」…屋部小児童ら
池間島での活動終える

受け入れた民泊の住民に感謝の色紙を贈った屋部小
の児童たち=池間離島振興総合センター
池間島で 「民泊・暮らし体験」 をした名護市立屋部小学校5年の児童たちが3日間の活動を終え、 1日に島を離れた。 同日午前10時から池間離島振興総合センターで離島式があり、 児童たちは楽しかったことなどを話したほか、 受け入れたNPO法人いけま福祉支援センター (前泊博美理事長) のメンバー、 民泊の住民らに感謝の気持ちを伝えた。
児童を代表し、 大城夢夏さんが 「快適に過ごすことが出来たのは地域の皆さんのお陰であり、 自分の子どものように受け入れてくれてありがとう。 貴重な体験が出来たことは幸せであり、 この経験は一生忘れません」 と話した。
多賀ひとみ教頭は 「民泊の皆さんが我が子のように接して楽しませてくれた。 サバニ漕ぎや魚さばきなどは貴重な体験であり、 交流会のクイチャーも楽しかった。 子どもたちはこの経験を宝物としてこれからに生かしていく」 と述べた。
民泊を受け入れた家族を代表し、 前泊貞一さんが 「早いもので、 きょうでお別れとなる。 皆さんが楽しんだことが一番うれしい。 今度はお父さん、 お母さんを連れて来てほしい」 と呼びかけた。
会場では、 児童たちがお世話になった17の民泊の住民にそれぞれ感謝の言葉を書いた色紙を贈った。 最後は全員で記念撮影し、 別れを惜しんでいた。
宮古新報
池間島での活動終える

受け入れた民泊の住民に感謝の色紙を贈った屋部小
の児童たち=池間離島振興総合センター
池間島で 「民泊・暮らし体験」 をした名護市立屋部小学校5年の児童たちが3日間の活動を終え、 1日に島を離れた。 同日午前10時から池間離島振興総合センターで離島式があり、 児童たちは楽しかったことなどを話したほか、 受け入れたNPO法人いけま福祉支援センター (前泊博美理事長) のメンバー、 民泊の住民らに感謝の気持ちを伝えた。
児童を代表し、 大城夢夏さんが 「快適に過ごすことが出来たのは地域の皆さんのお陰であり、 自分の子どものように受け入れてくれてありがとう。 貴重な体験が出来たことは幸せであり、 この経験は一生忘れません」 と話した。
多賀ひとみ教頭は 「民泊の皆さんが我が子のように接して楽しませてくれた。 サバニ漕ぎや魚さばきなどは貴重な体験であり、 交流会のクイチャーも楽しかった。 子どもたちはこの経験を宝物としてこれからに生かしていく」 と述べた。
民泊を受け入れた家族を代表し、 前泊貞一さんが 「早いもので、 きょうでお別れとなる。 皆さんが楽しんだことが一番うれしい。 今度はお父さん、 お母さんを連れて来てほしい」 と呼びかけた。
会場では、 児童たちがお世話になった17の民泊の住民にそれぞれ感謝の言葉を書いた色紙を贈った。 最後は全員で記念撮影し、 別れを惜しんでいた。
宮古新報
2013-11-01
沖尚が九州連覇 美里工に4-3、秋季高校野球

高校野球の秋季九州大会(第133回九州大会)最終日は31日、沖縄セルラースタジアム那覇で大会史上初となる沖縄県勢同士の決勝を行い、4-3で沖尚が美里工との接戦を制し連覇した。
初回に先制された沖尚だったが、赤嶺謙主将を中心とした抜け目ない守備で何度もピンチをしのぐと、四回裏、2死一、二塁に伊良部渉太の三塁打などで2得点し逆転に成功した。五回表に同点に追い付かれ、六回にも失点して再度リードを許したが、八回に金城太希の適時打で2点を返し、再逆転に成功した沖尚は、エースの山城大智が最終回を無失点に抑え、シーソーゲームを制した。
優勝した沖尚は11月16日に神宮球場で開幕する明治神宮大会に出場する。
【琉球新報電子版】

高校野球の秋季九州大会(第133回九州大会)最終日は31日、沖縄セルラースタジアム那覇で大会史上初となる沖縄県勢同士の決勝を行い、4-3で沖尚が美里工との接戦を制し連覇した。
初回に先制された沖尚だったが、赤嶺謙主将を中心とした抜け目ない守備で何度もピンチをしのぐと、四回裏、2死一、二塁に伊良部渉太の三塁打などで2得点し逆転に成功した。五回表に同点に追い付かれ、六回にも失点して再度リードを許したが、八回に金城太希の適時打で2点を返し、再逆転に成功した沖尚は、エースの山城大智が最終回を無失点に抑え、シーソーゲームを制した。
優勝した沖尚は11月16日に神宮球場で開幕する明治神宮大会に出場する。
【琉球新報電子版】
わが町の組踊熱演25年ぶり(南風原・沖縄)
わが町の組踊熱演「忠臣身替の巻」25年ぶり

組踊「忠臣身替の巻-八重瀬」第一場を演じる按司役
の大城康彦さん(右)ら=南風原町・津嘉山公民館
【南風原】
津嘉山区(金城計邦区長)の芸能行事「村あしび」が19日、津嘉山公民館であり、組踊「忠臣身替の巻-八重瀬」第一場の抜粋や二才踊「湊くり節」など4演目が四半世紀を超えて復活、上演された。子どもから高齢者まで区民ら約150人が19演目に出演。観客200人が大きな拍手を送った。
組踊「忠臣身替の巻-八重瀬」は25年ぶりに復活。来年10月に全編復活を予定しており、今回は第一場のみを上演した。
玉村按司を滅ぼした八重瀬按司が捕り逃した玉村の若按司の隠れ家を知り、家臣らに戦の準備を指示させる第一場。
八重瀬の按司役を「仁風会」金武良章琉球芸能研究所・組踊伝継師の大城康彦さん(65)が務め、情感たっぷりのせりふで観客を引き込んだ。来年は指導側に回るため、「組踊に残されたしまくとぅばを若い人に継承してもらいたい」と期待した。
津嘉山民俗芸能保存会の仲本貞夫会長は「若い区民を中心に舞台に上げて、後継者を育成したい。組踊の掘り起こしをやり遂げたい」と舞台の成功を誓った。
このほか二才踊「湊くり節」は31年ぶり、狂言「後ヌ屋のマジルー」、女踊「かしかけ」も25~27年ぶりに上演され、注目を集めた。金城区長は「津嘉山の伝統民俗芸能は先人が残した重要な文化遺産」とし、毎年上演することで継承発展する考えだ。
保育園児のダンスや小学生によるうちなーぐちの発表などもあり、舞台を盛り上げた。
沖縄タイムス

組踊「忠臣身替の巻-八重瀬」第一場を演じる按司役
の大城康彦さん(右)ら=南風原町・津嘉山公民館
【南風原】
津嘉山区(金城計邦区長)の芸能行事「村あしび」が19日、津嘉山公民館であり、組踊「忠臣身替の巻-八重瀬」第一場の抜粋や二才踊「湊くり節」など4演目が四半世紀を超えて復活、上演された。子どもから高齢者まで区民ら約150人が19演目に出演。観客200人が大きな拍手を送った。
組踊「忠臣身替の巻-八重瀬」は25年ぶりに復活。来年10月に全編復活を予定しており、今回は第一場のみを上演した。
玉村按司を滅ぼした八重瀬按司が捕り逃した玉村の若按司の隠れ家を知り、家臣らに戦の準備を指示させる第一場。
八重瀬の按司役を「仁風会」金武良章琉球芸能研究所・組踊伝継師の大城康彦さん(65)が務め、情感たっぷりのせりふで観客を引き込んだ。来年は指導側に回るため、「組踊に残されたしまくとぅばを若い人に継承してもらいたい」と期待した。
津嘉山民俗芸能保存会の仲本貞夫会長は「若い区民を中心に舞台に上げて、後継者を育成したい。組踊の掘り起こしをやり遂げたい」と舞台の成功を誓った。
このほか二才踊「湊くり節」は31年ぶり、狂言「後ヌ屋のマジルー」、女踊「かしかけ」も25~27年ぶりに上演され、注目を集めた。金城区長は「津嘉山の伝統民俗芸能は先人が残した重要な文化遺産」とし、毎年上演することで継承発展する考えだ。
保育園児のダンスや小学生によるうちなーぐちの発表などもあり、舞台を盛り上げた。
沖縄タイムス
ミヤコヒキガエル繁殖期 (宮古島・沖縄)
きょうから11月、ミヤコヒキガエル繁殖期

メスに 「抱接」 するミヤコヒキガエルのオス (上)。
細長いひも状の卵も生まれている=市内平良の溜め池
○…きょうから11月。 31日は日中の気温が25度を下回って肌寒さを感じる一日となった。 台風29号の影響できょう1日も曇りや雨の天気となるが、 最高気温は28度まで上がるもよう。 週末は気圧の谷や湿った気流の影響で天気の悪い日が続きそうだ。
○…秋も深まりミヤコヒキガエルは繁殖シーズンを迎えている。 陸棲だがこの時期には貯水池など水辺に集まってくる。
オスはメスの背後から脇を抱える 「抱接」 で産卵を促す。 メスが細長いゼリー状のひもに包まれた1万2000~4000個の卵を産むと、 オスは放精して受精させる。 繁殖期は9月頃から3月まで続く。
宮古諸島固有種、 宮古島市の保全主で環境省レッドデータブックでも準絶滅危惧種に指定されている。
○…台風29号は31日、 フィリピンの東を西に進みバシー海峡に向かい南シナ海に達すると見られている。 向こう1週間の宮古島地方は前半やや天気が悪いものの、 後半は高気圧に覆われて概ね晴れるもよう。 気温は前半平年並か高く、 後半は平年並となる見込み。
宮古新報

メスに 「抱接」 するミヤコヒキガエルのオス (上)。
細長いひも状の卵も生まれている=市内平良の溜め池
○…きょうから11月。 31日は日中の気温が25度を下回って肌寒さを感じる一日となった。 台風29号の影響できょう1日も曇りや雨の天気となるが、 最高気温は28度まで上がるもよう。 週末は気圧の谷や湿った気流の影響で天気の悪い日が続きそうだ。
○…秋も深まりミヤコヒキガエルは繁殖シーズンを迎えている。 陸棲だがこの時期には貯水池など水辺に集まってくる。
オスはメスの背後から脇を抱える 「抱接」 で産卵を促す。 メスが細長いゼリー状のひもに包まれた1万2000~4000個の卵を産むと、 オスは放精して受精させる。 繁殖期は9月頃から3月まで続く。
宮古諸島固有種、 宮古島市の保全主で環境省レッドデータブックでも準絶滅危惧種に指定されている。
○…台風29号は31日、 フィリピンの東を西に進みバシー海峡に向かい南シナ海に達すると見られている。 向こう1週間の宮古島地方は前半やや天気が悪いものの、 後半は高気圧に覆われて概ね晴れるもよう。 気温は前半平年並か高く、 後半は平年並となる見込み。
宮古新報
紅葉の季節 ハゼノキ山々に彩り(八重山・沖縄)
八重山も紅葉の季節 ハゼノキ山々に彩り

秋の深まりとともに、紅葉を迎えたハゼノキ
=30日午後、石垣市川平
本土から紅葉の便りが聞こえるが、沖縄ではこの季節に唯一、紅葉するハゼノキが真っ赤な葉で山々を彩っている。
ハゼノキは落葉性高木。9月から10月にかけ灰黄褐色の実をつけ、秋が深まるにつれ、葉が鮮やかな赤に染まる。
名蔵や川平方面に向かう県道沿いの山々ではいま、紅葉したハゼノキが青々とした他の樹木の中で、ひときわ目を引いている。
木の下を通っただけで、かぶれてかゆみを訴える人もいることから、石垣島では「ハチャーギ」と呼んでいる。
八重山毎日新聞

秋の深まりとともに、紅葉を迎えたハゼノキ
=30日午後、石垣市川平
本土から紅葉の便りが聞こえるが、沖縄ではこの季節に唯一、紅葉するハゼノキが真っ赤な葉で山々を彩っている。
ハゼノキは落葉性高木。9月から10月にかけ灰黄褐色の実をつけ、秋が深まるにつれ、葉が鮮やかな赤に染まる。
名蔵や川平方面に向かう県道沿いの山々ではいま、紅葉したハゼノキが青々とした他の樹木の中で、ひときわ目を引いている。
木の下を通っただけで、かぶれてかゆみを訴える人もいることから、石垣島では「ハチャーギ」と呼んでいる。
八重山毎日新聞