2013-01-05



浜中廃校後も交流 (浜区と比嘉区・沖縄)

浜中廃校後も交流 うるま市、浜区と比嘉区 null
浜と比嘉両区の住民が交流するスポーツ大会
=2日、うるま市浜比嘉島の浜中学校グラウンド

 【浜比嘉島=うるま】
浜比嘉島の浜区と比嘉区は2日、閉校になった浜中学校で初めて「新春・浜・比嘉合同スポーツ大会」を開いた。両区合同の大会は初めて。子どもからお年寄りまで、約70人がグラウンドゴルフや餅つき、バドミントンを楽しんだ。

 比嘉区にあった比嘉小学校と浜区にあった浜中学校は昨年3月の統廃合で廃校になった。これまで両校の運動会などで両区民が交流してきたが、閉校後も親睦を深める機会を持とうと開催した。

 浜区の新里義輝区長(61)は「合同でやることで、浜と比嘉が交流できる。今後もできることは一緒にしよう」と呼び掛けた。

 比嘉区の新門剛区長(51)は「天気にも恵まれた。1年の初めにみんなで楽しもう」と話した。

 グラウンドゴルフでホールインワンを出し、小学生の部で優勝した西浜夏南海(かなめ)君(10)は「初めてやったけど、取れるとは思っていなかった。うれしい」と笑った。
一般の部で優勝した新里一文さん(43)は「合同でやるのはいいと思う。運動会もやりたいね」と話した。


  琉球新報
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category地域情報  time12:56

アギバーリー 集落練り歩く (浦添・沖縄)

アギバーリー 勇壮に 繁栄を願って集落練り歩く2013年1月5日 Tweet null
雨が降る中、住民の無病息災と繁栄を願い区内を練り歩く小湾自治会、小湾郷友会の「祈願アギバーリー」=3日、浦添市宮城

 【浦添】
住民の健康と繁栄を願う浦添市小湾の伝統行事「アギバーリー道ジュネー」(主催・小湾自治会、小湾郷友会)が3日、同市宮城の小湾自治会館周辺で行われた。
雨が降りしきる中、男性らがどらや掛け声、歌声を響かせながら、ハーリー舟をかたどった山車に乗り込み、集落内の約1キロを練り歩いた。

 小湾のアギバーリーは、1915年の大正天皇即位祝賀行事の際、那覇市泊の「地バーリー」を倣って始められ、創意工夫を加え小湾独自の行事として伝承されてきた。途絶えた時期もあったが、昭和50年代に復活、新年行事として1月3日に開催され、今回で7回目を迎えた。

 参加者は小湾出身者の共同墓園内の拝所で祈りをささげた後、こぎ手やかね打ち、旗振りらに分かれて山車に乗り込み「サーヒヤ」の掛け声に続き「アギバーリーの歌」を歌い、かいをこぐ勇壮な姿を見せながら、大宮公園までを引き歩いた。

 公園では伊祖旗頭とのガーエーや「グーヤーマチ」の演舞などもあった。道ジュネーを見守った儀保宜誠さん(81)は「アギバーリーで新年を迎えたという気がする。
若者が頑張っている姿はうれしい。ずっと続けてほしい」
とお神酒を片手に笑顔を見せた。


  琉球新報

「初日の出」(東平安名崎・宮古島)

「初日の出」に大歓声─東平安名崎ほか
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 2013年元旦早朝、 東平安名崎や比嘉ロードパークなどには初日の出を見ようと多くの市民や観光客が訪れた。
早朝から冷たい風が吹く中、 今か今かと待ちわびていた市民らは太陽が顔を出すと一斉に歓声を上げ、 1年の願いや抱負を祈願するとともに、 写真に収めるなど思い思いの時間を過ごしていた。

 この日は快晴の天気に恵まれ、 東平安名崎には午前6時ごろから多くの市民が詰め掛けた。 太陽は午前7時26分ごろに水平線に顔を出した。 訪れた市民たちは初日の出に歓声を上げ、 友達や家族とともに記念撮影するなど新年の始まりを喜んでいた。

 母、 妹とともに東平安名崎を訪れていた沖縄尚学高校付属中学校3年の上原航平くんは 「初日の出を見て成績が良くなるようにお願いした。 受験生なので、 ことしは勉強をがんばりたい」 と抱負を述べた。


  宮古新報

島挙げて新成人祝う(多良間村 ・沖縄)

島挙げて18人の新成人祝う─多良間村
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【多良間】
多良間村 (下地昌明村長) の2013年成人式が4日、 同村中央公民館で行われた。 ことしは男子10人、 女子8人の計18人が大人の仲間入りを果たした。 祝賀会では盛大に若者たちの新しい門出を祝っていた。

 式辞で下地村長は 「20歳を迎えた皆さんの姿に頼もしく明るい未来を感じている」 と祝福。
「成人になるということは法的に権利と義務が与えられると同時に、 これまで以上に責任ある行動が求められる。 親や地域に保護されてきた未成年時代を終え、 自分自身をしっかりと見つめ大人として自立することが大事。 今後は大人として自覚をしっかりと持って自身の精進に努めながら、 地域社会に役立つ人材となってほしい」 と激励した。

 新成人を代表して安里太志さんが 「この多良間島を羽ばたき、 それぞれの目標に向かって努力を重ね、 より一層の成長を遂げる姿を温かい目で見守ってほしい」 と決意を述べた。



宮古新報
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categoryお知らせ  time12:09

「ガンバレ宮古」 (沖縄)

駒場に「ガンバレ宮古」 300人がエール
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 ガンバレ宮古―。 大きな声援が広い浦和駒場スタジアムのフィールドに響いた。
先月31日、 全国高校サッカー選手権大会1回戦宮古―前橋育英のスタンドには宮古島だけでなく、 関東に住む郷友をはじめ長年交流をしてきた北浦和サッカー少年団など約300人が集い、宮古高校イレブンを応援した。強豪相手に厳しい試合展開となったが、ボールを追って懸命に走る選手たちの心を奮い立たせるように熱いエールを送り続けた。

 父母会や同校教職員、 宮古サッカー協会に加えて在関東郷友会、 南秀会OB、 北浦和サッカー少年団とその呼びかけた応じた人たち約300人がチームカラー青の応援グッズを手にバックスタンド西側に陣取り 「アララガマ」 「勝利のゴールをねらえ」 などと書かれた横断幕も張られた。
会場の隣県群馬・前橋育英のブラスバンドやチアリーダーを揃えた応援団にも負けない応援団となった。

 試合は相手ペースで攻め込まれるシーンが目立ったが、 宮古が良い形で攻撃に入ると声援が沸き起こった。
どんなに点差が開き劣勢になろうとも選手の背中を押し続け、 後半78分に得点が入るとスタンドは大歓声に包まれた。
試合後のあいさつに来た前橋育英の選手にも宮古と同様に拍手を送り、 前橋側からは 「宮古コール」 が送られていた。

 同校父母会の徳嶺薫会長 (50) は 「試合は押されて点差は開いたが感動した。 予想以上の人が来てくれた。 人と人をつなげる宮古のパワーを感じた。
温かい応援をしてくれた人たちの気持ちを汲んで選手がよくがんばった。 自分たちの課題も見つかったと思うので、 もう1度チャレンジしてほしい」 と話した。

 先発出場した善平和くんらを指導した平良第一FC監督の豊見山徹さん (38) は、 全国大会でプレーする教え子に 「すごく嬉しい。 こうした姿を見られて良かった」 と感極まった様子。
「相手はパスの精度やスピードのレベルが高かった。 小さい頃からもっと指導しなければ」 と指導者としても気を引き締めた。

 同校サッカー部創設メンバーで県シニアサッカー連盟副会長の宮城正男さん (61) は 「最初は11人のみで翌年3月に初めて試合をした。 県大会は緊張して1回戦で負けていた」 と当時を振り返り 「宮古のレベルも上がった。 底上げの歴史を感じる」 と母校の成長に目を細めていた。

宮古サッカー協会顧問の松川英世さん (62) は 「関東の強豪校と対戦できたことは次へのプラス。 この悔しさをバネにさらに飛躍してほしい。 この1点は来年に向けて大きな1点になる。 子どもたちは胸を張って帰って来てほしい」 と全国大会での収穫に次回への期待を込めた。


  宮古新報
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category沖縄観光  time12:05

宮古高、初戦突破ならず(沖縄)

宮高、初戦突破ならず全国高校サッカー
前橋育英(群馬)に1-5
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全国大会の前橋育英戦で前線にパスを出す宮高の下地和也(右から2人目)=12月31日、浦和駒場スタジアム

 12月30日に開幕した高校サッカーの第91回全国選手権大会は31日、1回戦15試合を行い、県代表で出場した宮古高校は群馬代表の前橋育英に1-5で敗れ、初戦突破はならなかった。大会は3日までに3回戦を終え、島根の立正大淞南、宮崎の鵬翔、石川の星陵などが8強に進出している。

 宮高は埼玉県の浦和駒場スタジアムで前橋育英と対戦した。基本システムは宮高の4-4-2に対して前橋育英4-2-3-1の布陣。宮高は開始早々から前橋育英に攻め込まれると8分と23分に失点、2点のビハインドで前半を終えた。

 後半も前橋育英に押し込まれた。宮高は高い位置からプレスをかけてゴールを狙ったが不発。得意のカウンターも得点にはつなげられなかった。逆に前橋育英は効果的に加点し、3点を奪い試合を決めた。

 宮高は終盤に1点をもぎ取ったが大量失点が響いて1回戦で敗退。目標の初戦突破はならなかった。

 上間良哉監督は「相手は速さも強さもありすごいチームだった」と脱帽。「相手を崩す場面もあったが連続して出せなかったことが大きい。最後は力負けの部分が多く見られた」と敗戦を振り返った。

 洲鎌勝汰主将は「相手が強かった。1、2年生にはまだ時間があるので、さらに質を上げることを大事にして頑張ってほしい」と後輩たちに夢を託した。

 前橋育英の柳沢拓希主将は「宮高はカウンターが速くて怖さがあった。後半に失点したが最小限に抑えられて良かった」と話した。

 大会は5日に準々決勝を行い、12日に準決勝、14日に決勝を行う。

.宮古毎日新聞

宮古本島、8日から製糖操業(沖縄)

農家手取り2万1164円/12-13年産キビ価格
前期比338円の減/宮古本島、8日から製糖操業
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製糖工場の操業を控えサトウキビを収穫する農家
=4日、平良久松

 2012-13年産サトウキビの価格が4日までに決まった。
1㌧当たりの標準的(糖度13・8度)な農家手取り額は2万1164円で、前期に比べて338円(1・6%)減となった。
砂糖の国際相場に応じて変動する原料代金の減少が要因。
国の交付金は1㌧当たり1万6000円(基準糖度帯内の原料に限る)で、前期と同じ金額に据え置かれる。宮古本島内製糖2工場の操業は8日にスタートする。一部の農家は年明け早々から収穫作業に汗を流している。

 農家の手取り額となるサトウキビ価格は、国の交付金と製糖工場が農家に直接支払う原料代金の合算で構成される。基準糖度帯(13・2~14・4度)内の原料(サトウキビ)に支払われる交付金は1㌧当たり1万6000円に固定されるが、工場が支払う原料代金は基準糖度帯であっても0・1度ごとに変動、加減される。このため13・2度と14・4度の原料代金では449円の差額が生じる。

 原料代金は砂糖の国際相場に応じて決まるが、今年は供給過剰などが要因で相場が下落。このため原料代金も前年に比べると低い価格設定となった。

 基準糖度帯以外の原料になると、国の交付金も加減され、糖度が0・1度上下するごとに100円ずつ加減される仕組みだ。仮に15度と13度の原料では1㌧当たり748円もの差額が生じるため、品質が所得に与える影響は大きい。

 今期のサトウキビは豊作型で、多良間を含む生産量は宮古全体で31万6800㌧を見込む。地区別の生産量は▽平良7万9500㌧▽城辺9万700㌧▽下地3万9000㌧▽上野3万㌧▽伊良部5万6100㌧-が見込まれている。

 製糖操業は宮古製糖伊良部工場が先月25日にスタートしており、同多良間工場はあす6日、同城辺工場と沖縄製糖宮古工場は8日から開始する。

 操業開始を前に、宮古本島でも一部農家は収穫作業を行っている。平良久松で収穫をしていた農家の男性は「株出しだけど、夏植え並みの反収(10㌃当たりの収量)7㌧は取れそうだ」と笑顔で話し、キビ刈り作業に精を出していた。

.宮古毎日新聞

初セリで活気 (八重山漁協・沖縄)

初セリで活気「巳年」で見通し期待 八重山漁協 null
 八重山漁協(上原亀一組合長)は4日午前、2013年の初セリを行った。今年はマグロ類(791.5キロ)、アカマチやイラブチャーなどの近海魚(255.8キロ)が地元セリにかけられ、総額89万8910円(1047.3キロ)の販売実績を挙げた。

 今年最初のセリ市場は、セリ人と仲買人が威勢良くかけ声をかけ、活気にあふれた。

 アカマチには2600円、メバチマグロには1600円の値が付き、202キロのメカジキはキロ単価560円の価格となった。

 漁協の担当者は「きょうは成人式なので、祝いで食べる刺し身用の魚がまあまあの値が付いている。煮付け用の魚も平年より高い値が付けられた」と話していた。

 上原組合長は「昨年は相次ぐ台風接近で漁に出られない日も多く、あまりいい年ではなかったが、今年は『巳(み)年』で見通しがつくことを期待し、航海の安全と豊漁、皆さんの商売繁盛を願いたい」とあいさつ、全員で冨崎観音堂に向かってかしわ手を打って一礼した。


  八重山毎日新聞

新成人の門出を祝福 石垣市主催成人式

新成人の門出を祝福 石垣市主催成人式
郡内735人が大人の仲間入り若者たち再会喜ぶ
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 成人を迎えた若者を祝福する石垣市主催の成人式が、4日午後1時から石垣市民会館大ホールで開かれた。
今年の新成人は郡内で735人。群内外から集った新成人たちは男性は羽織はかまやスーツ、女性は色鮮やかな振り袖や琉装など華やかな衣装に身を包み、友人たちとの再会を喜び合う姿が見られた。これまで成長を支えてきた父母らも大勢来場、一緒に晴れの門出を祝った。

 郡内の新成人は石垣市671人(男346人、女325人)、与那国町19人(男15人、女4人)、竹富町45人(男23人、女22人)の計735人。与那国町は2日、竹富町は各離島で2、3日に成人式が催された。

 式では、中山義隆市長が「いつどこであろうと島の豊かな自然や伝統文化、家族のことを忘れることなく市民としての誇りを持ち、未来へ大きく羽ばたいてほしい」と激励。

 新成人を代表して高屋英俊さんが「支えてくれた多くの方々に感謝したい。きょうからは大人としての自覚を持ち、人との絆を大切にしながらこれからの人生を歩んでいきたい」、青田蘭さんが「親元を離れ、両親のサポートのありがたさを身にしみて感じている。これからは私が両親を支える番。親孝行したい」とそれぞれ抱負を語った。

 続いて新成人のアトラクションもあり、上地洋輔さんと仲村光貴さんの司会で、八重山3高校郷土芸能部OBの「鷲ぬ鳥節」で幕開け。

 坂口捷さんら7人のダンスグループ「我強(ガージュー)」の軽快なダンスや、宮良出身の前花雄介さんらによるミニライブなどが次々と繰り広げられ、新成人たちを祝福した。

 式典前のオープニングでは、20年のあゆみのスライドショーや、いしがき少年少女合唱団の合唱も披露された。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time11:33