2013-01-29



かりゆし38万枚 (OKINAWA・沖縄)

かりゆし生産、最多38万枚9.3%増
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かりゆしウエアの生産枚数

 県衣類縫製品工業組合によると、2012年のかりゆしウエアの生産枚数は前年比9・3%増の38万5965枚となり、過去最高となった。
節電対策の「スーパークールビズ」で知名度が広がり、県外百貨店での取り扱いが増えたのが大きな要因。「ビジネス用」だけでなく、休日の「カジュアル用」の販売も増えつつあり、ウエア着用のシーンが徐々に広がっているという。
ただ、アロハシャツやポロシャツとの競合も出てきており、各社は観光客への浸透や、独自の色柄による商品の差別化に力を入れる方針だ。

(仲田佳史、榮門琴音)

 日進商会(糸満市、大城英幸社長)は、県内出荷は前年並みだったが、県外向けが5300枚に倍増。
スーパークールビズを追い風に、県外百貨店での販売が好調で、百貨店での取り扱いが11年の4店舗から11店舗へと拡大した。

 同社の担当者は「アロハシャツの延長で着こなす人も増えており、県外販売はまだまだ伸びる」とみる。
今夏は県内、県外向けともに1万枚を増産予定で、県外百貨店への営業に力を入れている。

 ジュネ(豊見城市、吉田康秀社長)も県外向けが3割増えた。福岡や大阪などの百貨店5店舗で新規取り扱いが生まれたほか、企業からのネット注文が好調だった。
吉田社長は「この先はプロモーションを高めることが重要」と述べ、ネット販売の強化などに力を入れるとした。

 パイプニット(うるま市、大坪愼治代表)は県内、県外ともに伸びた。県外向けは愛媛や新潟など地方都市の百貨店からも注文がきており、首都圏に限らず広範囲での需要が出てきているという。ただ、大坪代表は「スーパークールビズも長くは続かないのでは。ビジネスだけでなくカジュアルでも選ばれるようデザインを強化したい」と力を込めた。

 同組合の伊良波勲事務局長は「節電対策で新たな衣類市場が生まれ、この先シェア争いは激化する。アロハシャツなどの競合商品との差別化をいかに図れるかが県内企業生き残りの鍵になる」と述べ、各社が「戦略的な目標を設定することが重要だ」と強調した。

  

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time18:15

全国紙扱い分かれる (東京要請・OKINAWA)

全国紙扱い分かれる オスプレイ東京要請
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オスプレイ配備撤回の東京集会を伝える28日付の在京紙

 【東京】米軍輸送機オスプレイの配備撤回を求める県内41市町村の代表らによる27日の東京集会やデモ行進の様子を在京紙は28日付朝刊で報じたが、扱いは大きく分かれた。

 朝日新聞は1面に銀座デモ行進の2段写真を紹介し、第2社会面で「オスプレイ異議可決5県/沖縄の痛み届かず」という3段見出しの記事を載せた。
東京新聞は1面に3段の集会写真を掲載、社会面で「沖縄の痛み 日本全体で考えて」という記事を行進の写真と合わせて紹介した。

 毎日新聞、日本経済新聞は社会面などで、それぞれ2段相当見出しの写真付き記事を掲載。読売新聞は1段見出し11行の短い記事にとどまるなど、判断が分かれた。


    琉球新報

「かわいい」と大人気 (沖縄)

「かわいい」と大人気 ヤギの赤ちゃん2匹誕生
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大石公園ヒージャー愛好会の世話する雌ヤギが
出産した2匹の赤ちゃんヤギ
=24日、那覇市の大石公園

 那覇市の大石公園ヒージャー愛好会(大城永一会長)が飼育する雌ヤギが23日、赤ちゃん2匹を出産した。
小さな赤ちゃんのあまりの愛らしさに、ヤギ22匹が飼育されている公園の一角には毎日ひっきりなしに近所の老若男女が訪れ、赤ちゃんのいる小屋をのぞき込んでいる。

 母は2歳のカマドゥーで、雄雌1匹ずつを出産した。
2匹は母のそばでじっとしており、時折乳をねだって甘えている。

 同市立識名幼稚園から24日の昼に訪れた子どもたちは、赤ちゃんのいる小屋ばかりか、周りで跳びはねる遊び盛りの子ヤギにも興味津々。
當間莉杏(りあん)ちゃん(6)は「顔がちっちゃいのがかわいい」とうれしそうに話した。

 同会は病院などを訪問する動物セラピーや近隣の子どもたちとの駆けっこ大会など、ヤギと人との触れ合い活動を行う。
大城会長は「昔飼っていた人も多く、高齢者にも喜んでもらっている」と話し、ヤギを見詰めた。
2月16、17日に開かれる那覇市中央公民館祭りにも
参加するという。


  琉球新報
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category地域情報  time18:01

“龍”に熱い視線 (OKINAWA)

沖縄の“龍”に熱い視線

 高橋哲也さんがテレビで紹介したのをきっかけに、全国的に注目されている沖縄の太刀魚。メーターオーバーの太刀魚はドラゴンと呼ばれ、本土ではめったに釣れない。本部の善海丸が実績ナンバーワンだが、那覇北マリーナの寄宮3号も太刀魚釣りの乗り合いを始めた。

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1月20日、嘉手納沖でドラゴンを釣り上げた
みっちーさん(左)とふくだあかりさん

 1月20日、テレビの取材で乗船した釣りガールの、みっちーさんとふくだあかりさん。嘉手納沖でジグを使って太刀魚釣りに挑戦。水深200メートルからリールを巻き上げて、棚を探っていると、ガツンとしたアタリがあり、2人見事にドラゴンをゲット。そのほかにも3.2キロのムラサキイカやトビイチャー、エチオピアやナワキリなどを釣り上げ、沖縄の釣りを満喫した。


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1月26日、喜屋武沖の流し釣りで138センチ、33.5キロ
のアーラミーバイを釣ったオリエント圧接工業の下門末廣さん
(真中)、金城聡さん(右)、宮里篤さん(左)

 太刀魚乗り合いは1人8000円で5人から出船。
問い合わせ先は090(9380)2671、林船長。



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1月26日、那覇一文字で43.5センチ、1.29キロ
と38センチ、1.04キロのガラサーを釣った金城善彦さん

 1月27日、屋我地ビーチを会場に第10回スーパーバトルカップチヌ2013が開催された。今年は条件に恵まれて、参加者の3割強が検量サイズを釣り上げ、型も例年に比べ大型が目立った。上位10人は2月10日、西崎で行われる決戦大会に出場できる。

1位=安仁屋浩貴(3匹、3.322キロ)

▽2位=與那嶺俊二(2匹、2.652キロ)

▽3位=石嶺晃(3匹、2.398キロ)

▽4位=志喜屋悠太(3匹、2.320キロ)

▽5位=川端清一(3匹、2.066キロ)

▽6位=津波正幸(3匹、1.954キロ)

▽7位=玉木翔吾(2匹、1.930キロ)

▽8位=宮平聖士 (3匹、1.764キロ)

▽9位=大城拓也(3匹、1.680キロ)

▽10位、宮城守(3匹、1.518キロ)

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1月21日、津堅島で43.0センチ、0.95キ
ロの尾長グレを釣った桑江良忠さん

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1月27日、スーパーバトルカップチヌ2013沖縄大会予選
に参加した皆さん

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1月19日、辺戸岬で44.5センチ、1.09キロ
と42.5センチ、0.99キロの尾長グレを釣った
神谷真治さん

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1月24日、マリンタウンで52.1センチ、2.25キロ
のチヌを釣った金城圭さん

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1月16日、美作で43.5センチ、1.1キロ
の尾長グレを釣った比嘉秀史さん

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1月20日、読谷海岸で3.95キロと2.32キロ
のアオリイカを釣った西江栄徳さん



琉球新報
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categoryスポーツ  time17:54

漲水学園女子バスケV3 (宮古島・沖縄)

児童福祉施設スポーツ大会で漲水学園女子バスケV3
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第25回県児童福祉施設等スポーツ大会 (主催・県社会福祉協議会ほか) が26日、 中城村民体育館などで行われ、 バスケットボールに出場した漲水学園女子 (佐藤隆監督) が優勝。
大会2連覇を達成した。

27日、 帰島した選手たちを関係者が温かく出迎え。
仲間貞教園長は 「相手は高校生もいる中、 小中学生だけの少ないメンバーで団結してがんばっていて、 安心して見ていられた。 監督の采配も良く、 練習したことを出してくれた。 この機会を成長につなげてほしい」 と活躍をたたえた。

 同大会は、 県内児童福祉施設及び関係団体の入園児童の体力向上と人格形成に資するとともに、 児童間の交流を図ることを目的として開かれているもの。
今回は7チームが参加し、 漲水女子は、 1回戦で愛隣園に38─20で快勝すると準決勝で石嶺児童園との接戦を7─6で制し、 続く決勝戦では美里児童園に36─20で勝ち、 優勝を決めた。

 佐藤監督は 「チームワークが抜群で、 昨年初出場で優勝してプレッシャーもあったと思うが、 はねのけて自分たちの力を信じてがんばった。
準決勝は接戦で、 緊張したけれど一番楽しかったと話している。 自分も手に汗握って声をかけていた」 と説明。
「来年もぜひ参加し、 3連覇を目指したい」 と意気込みを語った。


宮古新報




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category地域情報  time17:34

女子初優勝、総合3位 (宮古島・沖縄)

沖縄一周駅伝大会で
宮古島市女子初優勝、総合3位

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【那覇支局】
県知事杯第36回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会 (主催・沖縄陸上競技協会) 最終日は27日、 国頭村役場から奥武山陸上競技場までの14区間130・1㌔のコースで行われた。
宮古島市は2日間の合計タイムが16時間56分48秒で、 総合3位に入った。 女子の部 (5区間) では、 1時間24分26秒の記録で同市が初めての栄冠に輝いた。

 初日3位の宮古島市は2日目前半、 10位でたすきを受けた18区の香村大貴 (宮高)が猛追し、続く19区の瑞慶覧伸哉(同)が区間新の走りでトップに躍り出た。 20区の黒島昌樹 (宮古特別支援学校) は先頭を維持したが、 21区では3位となった。

 後半22~26区までの女子区間では、 6位でたすきを受けた最終26区・仲間千華 (愛知電機) が区間新の力走で5人抜き。
再び首位に浮上した。
宮古島市は29区を終えた時点で1位だったが、 最終30区で4位に後退。 総合で3位入賞を果たした。

 圧巻の走りで女子優勝に導いた仲間は 「みんなが良い位置でたすきを持ってきてくれたので、 前だけを見て走った。
自分の役割を果たせたことは良かったが、 (総合) 3位という結果は去年より順位が下がっている。 来年は優勝を目指して頑張りたい」 と意気込みを語った。

 本村邦彦監督は 「2日間を通じて、 高校生の若い力が活躍した。 女子の優勝は狙い通り。 これまでは一般の長い区間を走る選手が足りなかったが、 来年は高校を卒業する選手たちが一般で出場し、 優勝できると期待している」 と話した。

 総合優勝は八重山郡。 3年ぶり2度目の頂点となり、 2日間を通じた記録は16時間45分2秒だった。 2位には16時間45分23秒の国頭郡が入った。


宮古新報
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categoryスポーツ  time17:29

「オール沖縄」 正念場 (OKINAWA)

「オール沖縄」どう構築 行動継続へ正念場 

県内41市町村すべてが参加した今回の東京行動は、米軍基地問題をめぐり、日米両政府や日本国民全体に働き掛ける上で、建白書に込められた思いが県民の幅広いコンセンサス(合意)だと確認できたことに価値がある。
オスプレイ反対県民大会の実行委員会の解散後、「オール沖縄」で息の長い政治的な取り組み主体を、新たにどう構築するかが課題となる。

(政経部・西江昭吾)

 実行委共同代表の翁長雄志那覇市長は要請後の記者会見で「各政党のいろんな考え方があり、どうするのかはこれからの議論だ」と述べ、最大公約数の民意をくみ取り、行動する枠組みづくりに期待感を示した。

 10万人規模の県民大会、全首長による東京行動を終え、沖縄側が見据える取り組みの方向性も焦点になるが、翁長氏は「本土マスコミは『沖縄はどこまでやるのか』と聞くが、一体どこまでしたらいいのか皆さんに聞きたい。
沖縄の問題は日本全体の問題のはずだ」と指摘する。常に、基地問題をめぐる一部始終を沖縄に依存する本土側の姿勢に強い疑問を投げ掛けたものといえる。

 1時間を超えた会見では、翁長氏や同じく共同代表の照屋義実県商工会連合会会長が、基地を取り巻く歴史の説明に時間を割いた。
異例の東京行動にまで至った沖縄の憤りの本質を本土側に伝えるには、歴史に対する理解が欠かせないと考えたからだ。

 翁長氏は、1950年代の土地闘争を紹介。基地の固定化を狙った米軍による軍用地の一括買い上げに激しく抵抗した住民運動を引き合いに出し「当時、自治権もない沖縄が結束して土地を売らなかった。(今は)私たち責任世代が頑張る」という覚悟を披露してみせた。

 今回の東京行動に参加した首長や議員らは「行政コストの3割を基地にとられる」といわれるほど、多大な労力を費やされる。
その首長たちが、さらなる行政コストを投じてでも「オール沖縄」の取り組みを深めようという信念を、日米両政府は深く認識すべきだ。

「素晴らしいこと」首相に直訴 知事が評価 

県民大会実行委員会が安倍晋三首相に普天間飛行場のオスプレイ配備撤回と普天間の県内移設断念などを記した「建白書」を手渡し直訴したことについて、仲井真弘多知事は28日、「忙しい日程の中、総理にお願いできたことは、素晴らしいことだ」と述べた。

 日比谷野外音楽堂での集会や銀座でのパレードなど一連の東京行動について「この寒い時季に昨日、今日と参加された皆さんは偉いです」と参加者に敬意を表した。

「辺野古を着実に」官房長官は現行を堅持

 【東京】菅義偉官房長官は28日の記者会見で、沖縄からの要請を踏まえたオスプレイの配備撤回や米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設見直しの可能性について「一つ一つ着実に進めていくというふうに考えている」と述べ、辺野古移設を進めたい考えを示した。

 菅氏は要請団について「沖縄の皆さんに大変なご心配があることは認識していた。陳情の中で重く受け止めている」と述べ「沖縄にはさまざまな問題があるので、誠意を持って取り組んでいきたい」と真摯(しんし)に対応していく姿勢を説明。
一方、辺野古の埋め立て承認申請の提出について「政府の考えも申し上げながら一つ一つ着実に進めていきたいのが率直な見解」と、あらためて現行の方針を堅持する考えを示した。

  沖縄タイムス

 来月2、3日「花と食フェスタ」(OKINAWA)

新鮮、安全 味わって 来月2、3日「花と食フェスタ」
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フェスティバルへの来場を呼び掛ける砂川博紀推進本部長
(中央)ら=28日、那覇市のJA会館

 「てぃだサンサン 食べたらがんじゅう 沖縄産!」をキャッチフレーズに、「おきなわ花と食のフェスティバル2013」(同推進本部主催)が2月2、3の両日、那覇市の奥武山総合運動公園で開かれる。

 県産農林水産物の消費拡大に向け、試食や直売、体験コーナーなど多彩な催しがある。

 28日、那覇市のJA会館で会見を開いた同本部長の砂川博紀JAおきなわ理事長は「新鮮で安全な県産物や加工品が出展される。見て触れて味わって、食文化の創造、再発見を体感してほしい」と来場を呼び掛けた。

 フェスティバルのテーマは「地産地消」。

 8回目の開催となる今回は、過去最高の150団体が出展し、2日間の来場者数は15万人を目標にしている。

 今回新たに植物工場で生産された野菜の試食や、県の6次産業化支援事業の紹介コーナー、県産野菜を使ったスイーツの試食、レシピ紹介もある。

 那覇軍港西側に特設駐車場を設置する。同駐車場―モノレール奥武山公園駅前バス停―奥武山武道館裏臨時バス停を巡回するシャトルバスも午前9時から午後7時まで15~20分間隔で運行する。


  琉球新報
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categoryグルメ  time10:37

県勢ビーチサッカーアジア準優勝 (OKINAWA) 

ビーチサッカーアジア準優勝 県勢5人が帰沖null
W杯出場を決めたビーチサッカー日本代表の(後列左から)當間正人、河原塚毅、中村律臣、鈴木俊多、照喜名辰吾
=27日午後10時すぎ、那覇空港

 ビーチサッカーのワールドカップ(W杯)アジア予選(カタール・ドーハ)に、県内のチームから日本代表として出場した河原塚毅、當間正人、鈴木俊多、照喜名辰吾(以上ソーマプライア)、中村律臣(FCうるま)が27日帰国し、同日夜、那覇空港に到着した。9月にタヒチで行われるW杯への出場権獲得に貢献した5人は、家族やチーム関係者の大きな拍手で迎えられた。

 日本はアジア3連覇はならず、準優勝だった。代表主将を務めた河原塚は「優勝とはいかなかったが、皆さんの応援のおかげでW杯の出場権を取ることができた」とあいさつした。

 河原塚は「初戦のタイ戦はあまり良くなかったが、2戦目のレバノン戦を勝ちリズムに乗れた」と振り返り「決勝のイラン戦ではフィジカルの強さの違いも感じた。
そこをもう少し強化したい」と本選を見据え課題を挙げた。W杯の目標は「ベスト4以上。メダルを取り、ビーチサッカーを知ってもらいたい」と意気込みを語った。


   琉球新報
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categoryスポーツ  time10:33

中農オクラ麺、給食共に (あげな中・沖縄)

中農オクラ麺、完食 あげな中で給食共にnull
オクラ麺を食べながら交流する中部農林高校と
あげな中学校の生徒=24日、うるま市立あげな中学校

 【うるま】県立中部農林高校食品科学科の生徒が考案したオクラ麺が24日、給食の献立としてうるま市内4中学校で2700食提供された。
同科の生徒やオクラ生産農家らは同日、あげな中学校(比嘉良治校長)を訪れ、生徒と一緒に給食を味わった。

 オクラ麺は、うるま市が拠点産地であるオクラをアピールしようと同科の生徒が考案。市の特産品にすることを目指し、市商工会が中心となり商品化に取り組んでいる。今回は、まるいし製麺(市州崎)が製造し、提供した。

 オクラ麺のほか、宮城島で製造されたぬちまーす付きゆで卵やンスナバースーネー(フダン草のみそあえ)など、市内で採れた原材料にこだわった献立が振る舞われた。

 教室では、両校生徒と農家らが野菜やオクラ麺の作り方、高校生活などについて、会話を弾ませながら給食を食べた。

 オクラ麺を完食した島袋希一君(13)は「うるま市がオクラの拠点産地と知らなかった。初めて食べたけどおいしい」と笑顔。
同科の松本惟希(いつき)さん(18)は「オクラ麺を給食で提供したいというチームみんなの夢が卒業前にかないうれしい。給食の定番メニューになってほしい」と話した。

 勝連総合生産部会の仲直輝さん(48)は「自分たちの生産したものが商品化され、子どもたちがおいしそうに食べているのを見ると、生産意欲が湧く。中部農林の生徒が農家が元気になるきっかけをつくってくれた」と目を細めた。

 (銘苅つばき)


  琉球新報
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category地域情報  time10:29

 普天間かおりさんが作詞作曲 (中城村・沖縄)

新設・中城南小校歌 普天間かおりさんが作詞作曲
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レコーディングで中城南小の校歌「風は南から」を歌う普天間かおりさん
=21日、沖縄市与儀のパワーステーション

 【中城】中城村出身のシンガー・ソングライター普天間かおりさんが、4月に同村に開校する村立中城南小学校の校歌「風は南から」を作詞作曲した。
普天間さんが同校を訪れ抱いたイメージや中城村の風景、子どもたちに古里への誇りを持たせたいとの思いを歌詞にちりばめ、ゆったりしたメロディーの曲に仕上げた。初めて手掛けた校歌に普天間さんは「愛情を込めて制作した。近い将来、ぜひ子どもたちとも歌いたい」と語った。

 21日には沖縄市内のスタジオで校歌のレコーディングがあった。普天間さんは「マイクの向こうに、子どもたちが元気いっぱいにこの歌を歌ってる姿を想像しながら歌った」と振り返った。

 「穏やかな海があり、青い空があって、そこから吹く風がとても気持ちよかった」―。
昨年12月に同小に足を運んだ際、学校が建つ高台から一望できる村の景色が強く印象に残った。
校舎を吹き抜ける風を受けながら、子どもたちがすくすく育ち、新しい時代をつくる風になってほしいとの願いを込め、校歌に「風は南から」というタイトルを付けた。

 普天間さんにとって中城村は「世界で一つだけの古里」。
自身が通った中城小の校歌は今でも歌えるという。生まれ故郷への思い入れは「護佐丸の城のもと 誇りと勇気を胸に」などの歌詞からも感じ取れる。普天間さんは「郷土への誇り、命の尊さ、平和であること、子どもたちにそういったものが少しずつ伝わるといいなと思う」と目を細めた。

(当山幸都)


  琉球新報
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category地域情報  time10:19