2013-01-25



那覇LCC、バリアフリー進めて (沖縄)

那覇LCC、バリアフリー進めて 障がい者支援団体要望
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多目的トイレ前のスロープを確認する大久保健一さん(右端)ら=24日午後、那覇空港LCCターミナル

 障がい者の自立を支援しているNPO法人「メインストリーム協会」(兵庫県)の大久保健一さん(36)が24日、那覇空港LCC(格安航空会社)ターミナルを訪れた。
施設を運営する全日本空輸(ANA)の担当者と会い、飛行機の乗り降りや、ビル内のトイレでの不便さをなくし、バリアフリー(障壁がないこと)を進めてほしいと求めた。

 協会のメンバーが同ターミナルを利用したときに車いすの人を飛行機に乗せるリフト(昇降機)が安全性の高いコンテナ型ではなかったため、不安な思いをしたという。
大久保さんらは、航空会社が協力してリフトを臨機応変に使えるようにすることや、ビル内の設備をもっと使いやすくしてほしいと要望した。

 地元のNPO法人県自立生活センター・イルカ(宜野湾市)の
メンバーも同行し、多目的トイレの状況などを確認した。
自身も生まれつき脳性まひで、電動車いすを使う大久保さんは「バリアフリーが進めば、日本中どこにでも行けるようになる」と話した。


  琉球新報
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category沖縄観光  time18:18

「刺さった記憶」基地被害伝え(OKINAWA)

「刺さった記憶」東京展始まる 基地被害伝え

 【東京】
オスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会の東京行動に合わせ、戦後沖縄の米軍機事故被害を伝える「刺さった記憶」展(主催・沖縄タイムス社、協賛・朝日新聞社)が25日、東京の有楽町朝日ギャラリーで始まった。27日まで。

 1959年の石川・宮森ジェット機墜落や68年のB52戦略爆撃機爆発炎上など生々しい現場の様子を写真と紙面の計約100点のパネルで紹介。今に続く基地被害を訴えている。

 2004年の沖国大ヘリ墜落事故で大学が撮影した未公開写真、過去の事故被害を掘り起こした本紙連載も展示している。

 同展は午前11時~午後7時(最終日は午後5時)まで、入場無料。

 沖縄タイムス

ベルリン映画祭に沖縄紹介ブース

ベルリン映画祭に沖縄紹介ブース

 県と沖縄観光コンベンションビューローは2月7日からドイツで始まる「ベルリン国際映画祭」のフィルムマーケットに沖縄のロケ地や観光、芸能文化を紹介するブースを初めて出展する。
沖縄を舞台にした映画「カラカラ」が同映画祭で上映されることを受けて、県の受け入れ態勢や実績をアピールする。
ドキュメンタリー映画「よみがえる琉球芸能 江戸上り」の上映もあり、世界の映画関係者に沖縄のロケ地や文化コンテンツの魅力を発信する。

 ベルリン国際映画祭はカンヌ、ベネチアと並ぶ三大国際映画祭で、100カ国から約8千人が来場。マーケットには57カ国から400業者が出展、作品の買い付けやロケ地情報を求めて65カ国から映画製作関係者ら約1700人が訪れる。

 県はブースでロケ地や過去に沖縄で撮影された映画・ドラマを紹介するほか、会場周辺のカフェレストランを1日貸し切って、三線の演奏や県産アクションヒーロードラマ「ハルサーエイカー」のショーなどを披露する「沖縄イベント」も企画。
ヨーロッパ精鋭の映画プロデューサーが所属する団体ACE(エース)にターゲットを絞って招待状を送り、沖縄の認知度向上とロケ誘致を狙う。

 映画「よみがえる琉球芸能 江戸上り」をプロデュースしたシネマ沖縄の末吉真也代表は「琉球の伝統芸能や文化を世界に紹介する貴重な機会になる。
映画祭を基点に沖縄の文化が世界に広がるきっかけになることを期待したい」と話した。

   沖縄タイムス

「なぜ政府は動かないのですか」(OKINAWA)

宜野座の中学生「なぜ政府は動かないのですか」

 【宜野座】
「家の真上を飛んでいるのに、なぜ政府は動かないんですか」-。オスプレイ配備後、飛行訓練の激しさが増す宜野座村で松田区に住む宜野座中3年の比嘉太志君(15)が、オスプレイ配備反対の声を首相官邸に送った。
訓練の騒音禍にさらされ、新聞記事を読んで
問題意識を高めたのがきっかけだ。

 比嘉君の自宅はキャンプ・ハンセンから約700メートルの距離にあり、実弾射撃訓練や離着陸帯(ヘリパッド)でのヘリ訓練の音が日々響く地域だ。オスプレイ配備後は、自宅上空を同機が低空飛行、「網戸がガタガタ揺れるぐらいの騒音」に、比嘉君や家族は不安を募らせている。

 比嘉君は、LINE(ライン)と呼ばれるスマートフォン(多機能携帯電話)の無料通話の仕組みを使って今月15日、首相官邸にメッセージを送った。
同村での訓練が報じられた新聞記事を読んだその日で「家の上空すれすれを飛んでいるのに、なんで政府は動かないんですか。この鉄の塊を早く撤退させてほしい」との内容。

 いまだに返信はないが「県民だし、訓練を一番身近に感じているから、書かずにはいられなかった」という。

 以前はオスプレイの配備に賛成の立場。
米軍基地がある市町村に金が入るように、オスプレイの配備でも地域が潤うと考えていた。
しかし「実際に上空を飛ぶとうるさい。『墜落』という言葉がすぐに浮かぶ。やっぱり怖いと思った」と考え直した。

 学校の社会科でもオスプレイが取り上げられ、新聞にも連日掲載される状況に比嘉君は、一日も早い配備撤回を訴え、「最終的には基地が全部どこかにいってほしい」とも考え始めた。

 若い世代も、ただ見て感じているだけでは駄目だと思い、「感じたことを声に出して、みんなで動けば何か変わる」と信じている。

(湧田ちひろ)


沖縄タイムス


「太もも広告」中止 (沖縄)

「太もも広告」中止 県・OCVB、批判受け

 学生の卒業旅行を誘致する広告宣伝の一環として、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)と県が採用を決めていた「絶対領域広告」について、県とOCVBは24日、「女性の太ももに広告シールを貼る宣伝手法が、沖縄観光のブランドイメージにあっていない」(県観光振興課)などとして中止を決めた。

 絶対領域広告は、ミニスカートやショートパンツの女性が太ももにステッカーを貼り、街中を歩いて宣伝する新たな広告手法。24日付の本紙報道を受け、同日、県とOCVBに「品格がない」「税金を使った事業として不適切」などの意見が電話で数件、寄せられ、事業の受託会社に別な手法を検討するよう指示した。

 県観光振興課は中止を決めた理由について「若者向けに訴求力と即効性があると考えたが、沖縄という地域を売る上でデメリットが大きい」と説明。OCVB国内事業部は「国の予算を使っており、疑問の声を押し切ってまでやるべきではないと判断した。真摯(しんし)に批判を受け止めたい」などと話した。

 OCVBが県から受託して実施する一括交付金を活用した春の誘客事業の一環。公募で採用した広告会社からの企画の一部に「絶対領域広告」の提案があった。県とOCVBの幹部ら4人による審査会では、これまでにどのような企業が採用したかなどについて質問が出たが、実施の是非については議論にならなかったという。

   沖縄タイムス
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category沖縄観光  time17:38

沖尚、センバツ (OKINAWA)

沖尚、センバツ決定 5年ぶり5度目
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 第85回選抜高校野球大会(3月22日から13日間・阪神甲子園球場)の出場校36校を決める選考委員会が25日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれ、沖縄尚学の5年ぶり5度目(前身の沖縄高時代を含む)の出場が決まった。
沖尚は1999年、08年大会で全国制覇している。県勢の出場は優勝した興南と、嘉手納の両校が出場した10年以来、3年ぶり。

 沖尚は、昨秋の県大会で逆転勝ちや追いつかれても引き離す勝負強い野球で準優勝。
県2位で出場した九州大会では、決勝までの全4試合で先制点を奪って主導権を握る安定した戦いぶりで、九州の頂点に立ち、選抜大会への出場が確実視されていた。

 組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。

 沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time17:31