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2013-01-11
「歌い舞い始め」に願い込め (与那原町・沖縄)
初日の出 願い込め 与那原町「歌い舞い始め」に50人
初日の出に向かって「かぎやで風」などの琉舞を踊る町文化協会会員と子どもたち
=1日、与那原町与那古浜公園
【与那原】
琉球王朝時代、国王が「神の島・久高島」(南城市知念)へ参詣のため船出したという与那原町の与那古浜公園で1日、町民の健康と繁栄を祈願して初日の出歌い始め舞い始めが開催された。
町文化協会(座波朝正会長)主催。3回目を数える今年の元日は天気に恵まれ、久高島周辺を金色に染めながら昇る朝日に参加者は感動した。
午前6時すぎ、古典音楽六流派の師匠らが奏でる三線の音色に乗せて、古典芸能部の山内小夜部長ら会員50人余が「かぎやで風」「恩納節」などを舞った。踊ってしばらくすると朝日が顔をのぞかせ、薄暗かった空が金色に輝き、会員らの顔を浮かび上がらせた。
4年前に同町に移り住んだ福岡県出身の片岡栄一さん(44)は家族4人で参加。
娘たちと踊りに加わり「沖縄の文化をもっと知りたくて三線も習っている。日の出を拝みながら三線に合わせて踊れるのは最高」とすがすがしい表情を見せた。
座波会長は「3年前から取り組んできた初日の出歌い始め舞い始め行事。朝日を拝むことができたのは今回が初めて」と参加者全員と喜んだ。
琉球新報

初日の出に向かって「かぎやで風」などの琉舞を踊る町文化協会会員と子どもたち
=1日、与那原町与那古浜公園
【与那原】
琉球王朝時代、国王が「神の島・久高島」(南城市知念)へ参詣のため船出したという与那原町の与那古浜公園で1日、町民の健康と繁栄を祈願して初日の出歌い始め舞い始めが開催された。
町文化協会(座波朝正会長)主催。3回目を数える今年の元日は天気に恵まれ、久高島周辺を金色に染めながら昇る朝日に参加者は感動した。
午前6時すぎ、古典音楽六流派の師匠らが奏でる三線の音色に乗せて、古典芸能部の山内小夜部長ら会員50人余が「かぎやで風」「恩納節」などを舞った。踊ってしばらくすると朝日が顔をのぞかせ、薄暗かった空が金色に輝き、会員らの顔を浮かび上がらせた。
4年前に同町に移り住んだ福岡県出身の片岡栄一さん(44)は家族4人で参加。
娘たちと踊りに加わり「沖縄の文化をもっと知りたくて三線も習っている。日の出を拝みながら三線に合わせて踊れるのは最高」とすがすがしい表情を見せた。
座波会長は「3年前から取り組んできた初日の出歌い始め舞い始め行事。朝日を拝むことができたのは今回が初めて」と参加者全員と喜んだ。
琉球新報
尖閣は共存共生の場 緊急声明 (OKINAWA)
尖閣は共存共生の場 県内学識者が緊急声明
緊急アピールを発表する県内の学識経験者ら
=10日、県庁記者クラブ
比屋根照夫琉大名誉教授や石原昌家沖国大名誉教授らが10日、県庁記者クラブで会見し、尖閣問題について、日中の軍事的緊張の火種にせず、日本、中国、台湾の共存・共生の生活の場にするよう求める緊急アピールを発表した。
尖閣問題を含む沖縄問題について、県内の学識経験者らが政策提言していく会を今年前半に発足させる方針も表明した。
会への参加は100人規模を目指す。
声明の提言者はほかに、上里賢一琉大名誉教授、高良鉄美同大教授、新城郁夫同大教授、仲地博沖大教授、我部聖同大講師、照屋寛之沖国大教授。
アピールでは「近代国民国家の成立以前は、尖閣諸島は先島や台湾の漁民の生活領域で争いはなかった」と指摘。
尖閣周辺での中国監視船などの活動が周辺の緊張を高め、
沖縄へのオスプレイ配備や先島への自衛隊配備の理由にされているとし、住民にとって容認できないと強調。
中国に対し挑発的な行動の中止、日本政府には尖閣防衛を口実にした先島への自衛隊強化を自制すべきだと求めた。
提言として
(1)尖閣を非武装化し日本、中国、台湾の共存・共生の生活の場、友好のシンボルとする
(2)「歴史認識」問題をめぐる日本、中国、台湾三者間の学術的討議
(3)尖閣海域での突発的事件を防止するため三者間の協議機関設置―などを挙げている。
アピール文は国内の中国、台湾関係の組織や在沖米国総領事館などに送付する。
年内にも発足させる会では、学術討論会や講演会開催を計画する。3月に解散する「1フィート運動の会」の精神を引き継ぐ活動も視野に入れている。
会見で、比屋根氏は「日本政府の尖閣国有化が、日中双方の激しい領土ナショナリズムを呼び覚ましている。沖縄戦を体験したわれわれとして、沖縄戦のような事態になりかねないという危機意識がある」と述べた。
琉球新報

緊急アピールを発表する県内の学識経験者ら
=10日、県庁記者クラブ
比屋根照夫琉大名誉教授や石原昌家沖国大名誉教授らが10日、県庁記者クラブで会見し、尖閣問題について、日中の軍事的緊張の火種にせず、日本、中国、台湾の共存・共生の生活の場にするよう求める緊急アピールを発表した。
尖閣問題を含む沖縄問題について、県内の学識経験者らが政策提言していく会を今年前半に発足させる方針も表明した。
会への参加は100人規模を目指す。
声明の提言者はほかに、上里賢一琉大名誉教授、高良鉄美同大教授、新城郁夫同大教授、仲地博沖大教授、我部聖同大講師、照屋寛之沖国大教授。
アピールでは「近代国民国家の成立以前は、尖閣諸島は先島や台湾の漁民の生活領域で争いはなかった」と指摘。
尖閣周辺での中国監視船などの活動が周辺の緊張を高め、
沖縄へのオスプレイ配備や先島への自衛隊配備の理由にされているとし、住民にとって容認できないと強調。
中国に対し挑発的な行動の中止、日本政府には尖閣防衛を口実にした先島への自衛隊強化を自制すべきだと求めた。
提言として
(1)尖閣を非武装化し日本、中国、台湾の共存・共生の生活の場、友好のシンボルとする
(2)「歴史認識」問題をめぐる日本、中国、台湾三者間の学術的討議
(3)尖閣海域での突発的事件を防止するため三者間の協議機関設置―などを挙げている。
アピール文は国内の中国、台湾関係の組織や在沖米国総領事館などに送付する。
年内にも発足させる会では、学術討論会や講演会開催を計画する。3月に解散する「1フィート運動の会」の精神を引き継ぐ活動も視野に入れている。
会見で、比屋根氏は「日本政府の尖閣国有化が、日中双方の激しい領土ナショナリズムを呼び覚ましている。沖縄戦を体験したわれわれとして、沖縄戦のような事態になりかねないという危機意識がある」と述べた。
琉球新報
又吉公室長「辺野古不可能と伝える」(OKINAWA)
又吉公室長「辺野古不可能と伝える」
【ワシントン共同】
沖縄県で米軍基地問題を担当する又吉進知事公室長が10日、米首都ワシントンに到着した。空港で一部記者団に、米軍普天間飛行場移設問題について「名護市辺野古への移設案は事実上不可能という立場は、政権交代後も変わっていないと伝える」と述べ、県外移設を求める姿勢を強調した。
国務省や国防総省当局者らと会談し、県の立場を直接伝達する方針。又吉氏は、日米の政府間の話し合いがあることは承知しているとした上で、地方自治体の役割として「私は沖縄県民で県職員でもあるので、沖縄の正確な状況を私の口からきちっと伝えることに意味がある」と指摘した。
沖縄タイムス
【ワシントン共同】
沖縄県で米軍基地問題を担当する又吉進知事公室長が10日、米首都ワシントンに到着した。空港で一部記者団に、米軍普天間飛行場移設問題について「名護市辺野古への移設案は事実上不可能という立場は、政権交代後も変わっていないと伝える」と述べ、県外移設を求める姿勢を強調した。
国務省や国防総省当局者らと会談し、県の立場を直接伝達する方針。又吉氏は、日米の政府間の話し合いがあることは承知しているとした上で、地方自治体の役割として「私は沖縄県民で県職員でもあるので、沖縄の正確な状況を私の口からきちっと伝えることに意味がある」と指摘した。
沖縄タイムス
名護市民ら「いつまで植民地扱い」(OKINAWA)
名護市民ら「いつまで植民地扱い」
政府が安倍晋三首相訪米の「手土産」として、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て申請を検討していることが10日、明らかになった。「どこまで米国にこびるのか」。オスプレイ配備容認に続く対米従属に、県民の怒りは臨界点を超える。
【名護】地元名護市では移設に反対する住民らから、反発の声が上がった。
名護市辺野古・豊原・久志の移設に反対する住民でつくる「命を守る会」の西川征夫代表は「想定内、やっぱり、という思いはある」と冷静に受け止める。
一方で、「どれだけ反対しても駄目なのか。政府は県民をばかにしている。憤りを通り越し、感情が爆発しかねない。いつまで植民地扱いするのか」と声を荒らげた。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「辺野古に固執する安倍政権が、訪米の土産として普天間(移設)を進めるというアピールで、県民の民意を伝える気はさらさらない。
どのような手続きでやってこようとも、体を張って止める」と憤る。「辺野古に造らせないとする稲嶺進名護市長を支えながら、仲井真知事に対して申請を承認しないよう呼び掛けていきたい」と話した。
条件付きで移設を容認する辺野古区代替施設安全協議会の許田正武代表理事は「環境影響評価の手続きは終わっており、埋め立て申請を出すのは当然の流れだ。
首相は県民の怒りを理解した上で、説得し、納得させなければならない」と指摘。
今後の対応については「オスプレイ配備のように、国は強引にでも移設を進める。
無条件で受け入れるわけにはいかず、こちら側の条件を伝えていかなければならない」と話した。
「強行なら関係崩壊」
県民大会共同代表
2010年の県民大会で普天間飛行場の国外・県外移設を求めた共同代表たちは、民意を無視し続ける政府に怒りの声を上げた。
当時、県婦人連合会長だった大城節子さん(79)は一報を聞き、「胸がどきどきする。なぜ沖縄はこんなにいじめられるのか。混乱している」。今は顧問に引いたが、那覇市の自宅玄関にはオスプレイ配備に抗議する赤いリボンが翻る。
「今も全国の会合に行くたびに、温度差を訴えている。
県民は絶対諦めては駄目だ」と力を込めた。
県議会議長だった県議の高嶺善伸さん(62)は「安倍政権は県関係の自民党国会議員も含め、沖縄を丸ごと切り捨てて移設を強行しようとしている」と指摘した。
10年県民大会の壇上で仲井真弘多知事が使った「差別」という表現を引き、「埋め立て申請の暴挙に出れば、政府と沖縄の関係は崩壊する」と警告した。
沖縄タイムス
政府が安倍晋三首相訪米の「手土産」として、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て申請を検討していることが10日、明らかになった。「どこまで米国にこびるのか」。オスプレイ配備容認に続く対米従属に、県民の怒りは臨界点を超える。
【名護】地元名護市では移設に反対する住民らから、反発の声が上がった。
名護市辺野古・豊原・久志の移設に反対する住民でつくる「命を守る会」の西川征夫代表は「想定内、やっぱり、という思いはある」と冷静に受け止める。
一方で、「どれだけ反対しても駄目なのか。政府は県民をばかにしている。憤りを通り越し、感情が爆発しかねない。いつまで植民地扱いするのか」と声を荒らげた。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「辺野古に固執する安倍政権が、訪米の土産として普天間(移設)を進めるというアピールで、県民の民意を伝える気はさらさらない。
どのような手続きでやってこようとも、体を張って止める」と憤る。「辺野古に造らせないとする稲嶺進名護市長を支えながら、仲井真知事に対して申請を承認しないよう呼び掛けていきたい」と話した。
条件付きで移設を容認する辺野古区代替施設安全協議会の許田正武代表理事は「環境影響評価の手続きは終わっており、埋め立て申請を出すのは当然の流れだ。
首相は県民の怒りを理解した上で、説得し、納得させなければならない」と指摘。
今後の対応については「オスプレイ配備のように、国は強引にでも移設を進める。
無条件で受け入れるわけにはいかず、こちら側の条件を伝えていかなければならない」と話した。
「強行なら関係崩壊」
県民大会共同代表
2010年の県民大会で普天間飛行場の国外・県外移設を求めた共同代表たちは、民意を無視し続ける政府に怒りの声を上げた。
当時、県婦人連合会長だった大城節子さん(79)は一報を聞き、「胸がどきどきする。なぜ沖縄はこんなにいじめられるのか。混乱している」。今は顧問に引いたが、那覇市の自宅玄関にはオスプレイ配備に抗議する赤いリボンが翻る。
「今も全国の会合に行くたびに、温度差を訴えている。
県民は絶対諦めては駄目だ」と力を込めた。
県議会議長だった県議の高嶺善伸さん(62)は「安倍政権は県関係の自民党国会議員も含め、沖縄を丸ごと切り捨てて移設を強行しようとしている」と指摘した。
10年県民大会の壇上で仲井真弘多知事が使った「差別」という表現を引き、「埋め立て申請の暴挙に出れば、政府と沖縄の関係は崩壊する」と警告した。
沖縄タイムス
来月にも辺野古埋め立て申請 (OKINAWA)
政府、来月にも辺野古埋め立て申請Tweet
政府が、2月で調整する安倍晋三首相の米国訪問に先立ち、同月中にも米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた公有水面埋め立て承認を仲井真弘多知事に申請する方向で検討していることが10日、分かった。
政府関係者が明らかにした。首相は普天間問題の停滞を民主党政権による外交失政と批判しており、移設手続きを進めることで問題解決への取り組み姿勢をオバマ米政権にアピールしたい考え。
ただ、仲井真知事は県外移設の姿勢を崩しておらず、稲嶺進名護市長も受け入れに反対している。
衆院選で県外を主張する4人を当選させた自民党県連と辺野古を堅持する同党本部との「ねじれ」の解消に向けた協議はスタートもしていない。
さらに、普天間への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの強行配備や米兵による事件・事故で日米両政府への批判が高まる中、辺野古移設の理解を得られないまま申請に踏み切れば、さらに反発を招くのは必至。
普天間問題がよりこじれ、沖縄と両政府の溝が決定的になる
可能性もある。
政府側は首相に先立ち、岸田文雄外相が今月18日から訪米しクリントン国務長官と会談する。
首相は岸田氏の帰国後、米側の意向を踏まえ申請時期を最終判断する方針だ。
仮に申請された後は、公有水面埋立法に基づき、埋め立て許可権限を持つ仲井真知事が埋め立ての可否を判断する。
仲井真知事は申請から1年以内をめどに、事業計画、環境影響評価(アセスメント)をチェック・評価し承認するかどうかの結論を出す意向で、地元の名護市長の意見も参考とする考えも示している。
一方で、政府側は沖縄振興策の充実などで地元の理解を得たい考え。
官邸主導で普天間移設を推進するため、沖縄側との窓口役の
責任者を菅義偉官房長官とする方針を決めた。
防衛省は昨年12月、辺野古移設に向けたアセスメントの補正評価書を県に提出し、同月27日から公告・縦覧に入ったことでアセス手続きは事実上終了。政府による埋め立て申請時期が焦点となっている。
副知事「あり得ない」
与世田兼稔副知事の話 県としては基本的に普天間飛行場の移設は県外の方が早いし、望ましいと考えている。
県外移設を訴えて当選した自民党国会議員や自民党県連ときちんと調整するという手順を踏まないまま、政府が米国へのお土産という形で、埋め立てを申請することはあり得ない。
沖縄タイムス
政府が、2月で調整する安倍晋三首相の米国訪問に先立ち、同月中にも米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた公有水面埋め立て承認を仲井真弘多知事に申請する方向で検討していることが10日、分かった。
政府関係者が明らかにした。首相は普天間問題の停滞を民主党政権による外交失政と批判しており、移設手続きを進めることで問題解決への取り組み姿勢をオバマ米政権にアピールしたい考え。
ただ、仲井真知事は県外移設の姿勢を崩しておらず、稲嶺進名護市長も受け入れに反対している。
衆院選で県外を主張する4人を当選させた自民党県連と辺野古を堅持する同党本部との「ねじれ」の解消に向けた協議はスタートもしていない。
さらに、普天間への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの強行配備や米兵による事件・事故で日米両政府への批判が高まる中、辺野古移設の理解を得られないまま申請に踏み切れば、さらに反発を招くのは必至。
普天間問題がよりこじれ、沖縄と両政府の溝が決定的になる
可能性もある。
政府側は首相に先立ち、岸田文雄外相が今月18日から訪米しクリントン国務長官と会談する。
首相は岸田氏の帰国後、米側の意向を踏まえ申請時期を最終判断する方針だ。
仮に申請された後は、公有水面埋立法に基づき、埋め立て許可権限を持つ仲井真知事が埋め立ての可否を判断する。
仲井真知事は申請から1年以内をめどに、事業計画、環境影響評価(アセスメント)をチェック・評価し承認するかどうかの結論を出す意向で、地元の名護市長の意見も参考とする考えも示している。
一方で、政府側は沖縄振興策の充実などで地元の理解を得たい考え。
官邸主導で普天間移設を推進するため、沖縄側との窓口役の
責任者を菅義偉官房長官とする方針を決めた。
防衛省は昨年12月、辺野古移設に向けたアセスメントの補正評価書を県に提出し、同月27日から公告・縦覧に入ったことでアセス手続きは事実上終了。政府による埋め立て申請時期が焦点となっている。
副知事「あり得ない」
与世田兼稔副知事の話 県としては基本的に普天間飛行場の移設は県外の方が早いし、望ましいと考えている。
県外移設を訴えて当選した自民党国会議員や自民党県連ときちんと調整するという手順を踏まないまま、政府が米国へのお土産という形で、埋め立てを申請することはあり得ない。
沖縄タイムス
宮古空港利用、16・4%伸び (宮古島・沖縄)
12年の宮古空港利用127万人、前年比16・4%伸び

年間利用者が大幅に増加した宮古空港の到着ロビー
=資料
宮古島市空港管理事務所によると、 2012年の旅客利用実績は127万2774人で前年に比べて17万9104人、 16・4%の大幅増加となった。
東日本大震災からの回復に加え、 引き続き那覇─宮古への新規参入効果から需要を喚起しており、 同路線だけで利用者100万人を突破している。
一方、 12年度入域観光客数も12月末現在で30万人を超えており、 冬場団体ツアーの動向によっては40万人の大台が見えてきた。
月別で見ると、 1月は9万1883人で12・2%増、 2月は9万9865人で20・6%増、 前年は東日本大震災の発生で減少した3月は11万7972人で36・4%増、 4月は10万1638人で36・6%増、 5月は9万5945人で32・0%増、 6月は10万2680人で38・4%増、 7月は12万260人と年間通して最も多く22・6%増となった。
台風で欠航が相次いだ8月は10万5857人で6・8%増に止まった。
前年は新規参入で伸びた9月は11万2444人で0・2%増、 10月は11万3269人で4・3%減と唯一下回った。 県民体育大会などが開催された11月は11万1559人で14・7%増、 12月も9万9402人で3・4%の増加となった。
路線別では那覇─宮古が109万2831人で19・5%増、 着陸回数も6545回で18・3%増えており、 3社就航による人数増加や運賃低下が利用を押し上げている。
石垣─宮古は5万6490人で6・3%減、 宮古─多良間は3万2900人で0・9%増、 羽田─宮古は7万6201人で1・6%減。 またチャーター便等は6438人で19%増となった。
一方、 12年4月~12月の入域観光客累計は30万1779人で前年同期に比べて18・0%増加しており、 年間40万人を突破した10年度の同時期30万6222人の水準に迫っている。
特に下半期は10月が4万1755人で23・5%増となったほか、 11月が2万9958人で34・2%増、 12月が3万749人で47%増となった。
震災影響からの回復や那覇─宮古の3社体制、 修学旅行の増加などが主な要因に挙げられる。
1月以降の団体ツアー客数にもよるが、 3月には初のMТV野外フェスや日本弦楽器協会全国大会などのイベントがあり、 関係者は40万人達成に期待を寄せている。
宮古新報

年間利用者が大幅に増加した宮古空港の到着ロビー
=資料
宮古島市空港管理事務所によると、 2012年の旅客利用実績は127万2774人で前年に比べて17万9104人、 16・4%の大幅増加となった。
東日本大震災からの回復に加え、 引き続き那覇─宮古への新規参入効果から需要を喚起しており、 同路線だけで利用者100万人を突破している。
一方、 12年度入域観光客数も12月末現在で30万人を超えており、 冬場団体ツアーの動向によっては40万人の大台が見えてきた。
月別で見ると、 1月は9万1883人で12・2%増、 2月は9万9865人で20・6%増、 前年は東日本大震災の発生で減少した3月は11万7972人で36・4%増、 4月は10万1638人で36・6%増、 5月は9万5945人で32・0%増、 6月は10万2680人で38・4%増、 7月は12万260人と年間通して最も多く22・6%増となった。
台風で欠航が相次いだ8月は10万5857人で6・8%増に止まった。
前年は新規参入で伸びた9月は11万2444人で0・2%増、 10月は11万3269人で4・3%減と唯一下回った。 県民体育大会などが開催された11月は11万1559人で14・7%増、 12月も9万9402人で3・4%の増加となった。
路線別では那覇─宮古が109万2831人で19・5%増、 着陸回数も6545回で18・3%増えており、 3社就航による人数増加や運賃低下が利用を押し上げている。
石垣─宮古は5万6490人で6・3%減、 宮古─多良間は3万2900人で0・9%増、 羽田─宮古は7万6201人で1・6%減。 またチャーター便等は6438人で19%増となった。
一方、 12年4月~12月の入域観光客累計は30万1779人で前年同期に比べて18・0%増加しており、 年間40万人を突破した10年度の同時期30万6222人の水準に迫っている。
特に下半期は10月が4万1755人で23・5%増となったほか、 11月が2万9958人で34・2%増、 12月が3万749人で47%増となった。
震災影響からの回復や那覇─宮古の3社体制、 修学旅行の増加などが主な要因に挙げられる。
1月以降の団体ツアー客数にもよるが、 3月には初のMТV野外フェスや日本弦楽器協会全国大会などのイベントがあり、 関係者は40万人達成に期待を寄せている。
宮古新報
花いっぱいの島に (来間島 ・宮古島)
花いっぱいの島に コスモスの種撒く─来間島

大浦会長 (左) とともにコスモスの種を播く児童たち
=来間島にある大浦会長のほ場
来間島地域ふるさと活性化推進協議会 (大浦邦夫会長) は10日、 市立来間小中学校の児童たちと共同して来間島東地区にあるほ場にコスモスの種をまいた。 コスモスは3月中旬ごろにかけて見ごろとなる。
この種まきは同協議会が県の 「ふるさと農村活性化基金」 を活用して行っているもので、 ことしで3年目の取り組み。 昨年はコスモスだけでなく、 ほ場境界にはツバキも植樹した。
開会式で大浦会長は 「たくさんのきれいな花を咲かせるよう願って播こう」 と児童たちに呼びかけた。 この日は数日前からの降雨の影響でほ場のコンディションが良くなかったため、 児童たちは沿道側から一列に並び、 「きれいな花を咲かせて」 と願いながら種を播いていった。
国仲翔太くん (6年) は 「きれいな花がたくさん咲くよう願って
播いた。 住民や島を訪れる観光客が楽しめる来間島にしたい」 と話していた。
宮古新報

大浦会長 (左) とともにコスモスの種を播く児童たち
=来間島にある大浦会長のほ場
来間島地域ふるさと活性化推進協議会 (大浦邦夫会長) は10日、 市立来間小中学校の児童たちと共同して来間島東地区にあるほ場にコスモスの種をまいた。 コスモスは3月中旬ごろにかけて見ごろとなる。
この種まきは同協議会が県の 「ふるさと農村活性化基金」 を活用して行っているもので、 ことしで3年目の取り組み。 昨年はコスモスだけでなく、 ほ場境界にはツバキも植樹した。
開会式で大浦会長は 「たくさんのきれいな花を咲かせるよう願って播こう」 と児童たちに呼びかけた。 この日は数日前からの降雨の影響でほ場のコンディションが良くなかったため、 児童たちは沿道側から一列に並び、 「きれいな花を咲かせて」 と願いながら種を播いていった。
国仲翔太くん (6年) は 「きれいな花がたくさん咲くよう願って
播いた。 住民や島を訪れる観光客が楽しめる来間島にしたい」 と話していた。
宮古新報
伝統祭祀「カエルガマ」(池間島・宮古島・沖縄)
集落練り歩き無病息災祈願
/伝統祭祀「カエルガマ」池間島
凶暴な山賊と悪霊を追い出す神女役の女性たち
=10日、池間島
伝統の祭祀「カエルガマ」が10日、池間島で執り行われた。
別名スマフサラ。植物で身を着飾った神女役の司たちが「ヤマグ・イダシバ、ヘイヘイ」と唱えながら集落内を練り歩いて払い清めた。住民らは、向こう1年間の平穏無事や無病息災を願った。
カエルガマのカエルは「帰る」、ガマは接尾語で「小さい」の意味。住民の中にはカエルガマではなく、カウルガマと発音し、カウルは石で作った香炉の意味で「小さい香炉」と解釈している人もいる。
ヤマグ・イダシバのヤマグは、凶暴の山賊と悪霊の意味。
イダシバは、隠れている山賊と悪霊を表に出して追い払うと解されている。
スマフサラは「島腐ら」とも当て字される。
左縄で豚の骨を結び、集落の入口の道路の上に架け、
外部からの山賊や悪霊の侵入を防いだ。
この日の女性たちは、島の最高聖地であるウハルズ御嶽で祈願の後、ワーニトゥガイ(豚煮岬)に移動した。
女性たちは、池間自治会の奥原正美会長ら住民の男性が作った豚料理を供え、海に向かって祈願。次いで女性たちは、由緒ある旧池間村のヤマグス(山越)など5カ所で石作り香炉に線香をいて祈りを捧げた。
この後、女性たちは、グンバイヒルガオの草冠と帯を身に付け、ダンチク(イネ科)の茎を手に集落内を回った。道中「ヤマグ・イダシバ、ヘイヘイ」と唱え、山賊と悪霊を追い出した。
.宮古毎日新聞
/伝統祭祀「カエルガマ」池間島

凶暴な山賊と悪霊を追い出す神女役の女性たち
=10日、池間島
伝統の祭祀「カエルガマ」が10日、池間島で執り行われた。
別名スマフサラ。植物で身を着飾った神女役の司たちが「ヤマグ・イダシバ、ヘイヘイ」と唱えながら集落内を練り歩いて払い清めた。住民らは、向こう1年間の平穏無事や無病息災を願った。
カエルガマのカエルは「帰る」、ガマは接尾語で「小さい」の意味。住民の中にはカエルガマではなく、カウルガマと発音し、カウルは石で作った香炉の意味で「小さい香炉」と解釈している人もいる。
ヤマグ・イダシバのヤマグは、凶暴の山賊と悪霊の意味。
イダシバは、隠れている山賊と悪霊を表に出して追い払うと解されている。
スマフサラは「島腐ら」とも当て字される。
左縄で豚の骨を結び、集落の入口の道路の上に架け、
外部からの山賊や悪霊の侵入を防いだ。
この日の女性たちは、島の最高聖地であるウハルズ御嶽で祈願の後、ワーニトゥガイ(豚煮岬)に移動した。
女性たちは、池間自治会の奥原正美会長ら住民の男性が作った豚料理を供え、海に向かって祈願。次いで女性たちは、由緒ある旧池間村のヤマグス(山越)など5カ所で石作り香炉に線香をいて祈りを捧げた。
この後、女性たちは、グンバイヒルガオの草冠と帯を身に付け、ダンチク(イネ科)の茎を手に集落内を回った。道中「ヤマグ・イダシバ、ヘイヘイ」と唱え、山賊と悪霊を追い出した。
.宮古毎日新聞