2013-02-28



 カジマヤー祝う【アルゼンチン】OKINAWA

【アルゼンチン】稲福、前当、佐久川3氏 カジマヤー祝う null
左から前当ヨシさん、佐久川忠助さん、稲福清子さん、屋宜宣順県人会長=在亜沖縄県人連合会会館

 97歳を迎えた稲福清子さん(北中城村)、前当ヨシさん(うるま市)、佐久川忠助さん(今帰仁村)の主賓3人のカジマヤー祝いがこのほど、アルゼンチンの在亜沖縄県人連合会会館であった。

 佐久川さんは今帰仁村謝名に生まれ、1940年に来亜し、男子2人の子がいる。県人会の発展に長年にわたって貢献し、90年に叙勲を受けた。前当さんは故前当秀忠氏の妻で、旧勝連村字平安名で生まれ、38年に来亜した。男子3人、女子2人の子、孫11人、ひ孫7人の家族に恵まれた。稲福清子さんは39年にブラジルから転住。現在週2回、ゲートボールに通っている。

 満員になった会場のお祝いは、和食とアルゼンチンのアサード(炭焼肉)に移り、野村流音楽協会、筝曲興陽会両亜国支部による合奏が披露された。

 (大城リカルド通信員)


   琉球新報

ロンドンで旧正月祝う [イギリス]OKINAWA

[イギリス]ロンドンで旧正月祝う
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旧正月を祝う会で、日ごろの練習の成果を披露する
ロンドン沖縄三線会のメンバー=イギリス・ロンドン

 【ミラーメリア通信員】
旧暦1月1日に当たる2月10日、ロンドン沖縄三線会とイギリス沖縄県人会合同の旧正月を祝う会がロンドン市内で開催された。

 みぞれが降る真冬の凍えるような天候の中、多くの会員たちが一品料理を持参しパーティー会場に集った。

 旧正月を祝うにふさわしく、ロンドン沖縄三線会の「かぎやで風節」の演奏で、パーティーは開幕。ゆったりとした「てぃんさぐぬ花」や「童神」から、アップテンポの「ハイサイおじさん」、「与那国のまやー小」の演奏で会場の雰囲気を盛り上げていた。

 ロンドン沖縄三線会をとりまとめている関戸芳二さん(東京都出身)は、2013年の抱負として、「ことしも『おきなわデー』を例年通りに開催する方向で準備を進めている。
昨年と同様の規模になるが、子供エイサーなどをもっと充実させて、老若男女、家族みんなで楽しめるようなおきなわデーにしていきたい」と語った。

 ことしの「おきなわデー」のキッズエイサー連絡役に抜てきされた県人会の麗奈ウォードさん(那覇市出身)は、「沖縄の血が流れているわが娘に、郷土から遠く離れたイギリスでも沖縄の行事に参加してもらうのは、彼女自身が自分のルーツを知るという意味でとても貴重な体験になると思う」と話した。

 さらに「私自身、イギリスでエイサーに触れることができるのは感無量。エイサーを通して沖縄の素晴らしい伝統を多くの人々に知ってもらい、どこにいても沖縄の大切な文化を忘れずにいたい」と述べた。

 昨年から続々と新規メンバーの加入が続いているロンドン沖縄三線会。在英の日本人のみならず、他国籍の人が沖縄文化に興味を持ち、三線やエイサーを楽しんでいるという。2013年も沖縄文化が英国で楽しめそうだ。

  琉球新報
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categoryフォトログ  time09:09

春色多彩 心満開に (東村つつじ祭り・沖縄)

春色多彩 心満開に 東村つつじ祭り1日開幕
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青空の下、色鮮やかな花を咲かせるツツジ
=25日午後、東村村民の森つつじ園
 (諸見里真利撮影)

 3月1日の第31回東村つつじ祭り開幕を前に、東村村民の森つつじ園では早くも、赤やピンク、白色のツツジの花が園内を彩っている。

 園内には約5万本のツツジが植えられ、現在四分咲き。新芽を刈り取る作業をしていた宮城安秀さん(51)は「3月中旬ごろに見頃を迎える。多くの人に来園してほしい」と呼び掛けた。

 祭りは3月1~20日までで、期間中は多彩なイベントが催される。花見期間は3月いっぱい。


   琉球新報

日馬富士関笑顔が囲む (豊見城・沖縄)

日馬富士関笑顔が囲む 豊見城の老人施設
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横綱日馬富士関と交流する高齢者ら
=豊見城市高嶺・桜山荘

 【豊見城】大相撲の横綱日馬富士関ら伊勢ケ浜部屋の力士たちが21日、市高嶺の介護老人保健施設・桜山荘を訪れた。日馬富士関は握手や色紙へのサインを求める高齢者らに笑顔で応じ、交流を深めた。

 大きな拍手で歓迎された日馬富士関は「皆さんとお会いするのを楽しみにしていた。大阪場所も応援よろしく」とあいさつ。利用者の西里松子さん(81)は「横綱は大きくてびっくりした。これからも頑張ってほしい」と述べた。

 日馬富士関らは23日には、豊見城署(島憲和署長)を訪れた。伊勢ケ浜親方は「治安維持のためこれからも仕事を頑張って」と激励。日馬富士関は「飲酒運転根絶」と書いたサイン色紙を贈った。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time08:50

2013-02-27

最優秀 学生ビジネスアイデア (北部農林高・沖縄)

北部農林高が最優秀 学生ビジネスアイデアnull
シークヮーサーの活用で最優秀賞に選ばれた
北部農林高の生徒=19日、名護市産業支援センター

 【名護】高校・大学生の知恵を地域活性化に生かそうと「やんばるの学生のビジネスアイデアコンテスト」(名護市グッジョブ連携協議会主催)が19日、名護市産業支援センターで開かれた。搾ったシークヮーサーの残りかすを活用した商品開発を提案した北部農林高校食品科学科(代表・山城南希(なつき)さん=2年)が最優秀賞に選ばれた。

 北部農林高はシークヮーサー活用の研究を続けている。
今回発表したプロジェクトは2012年度に生徒が行ったクッキー開発などの研究を継続した1年生5人と2年生3人が発表。
残りかすを粉末化する過程はこれまで市外で行っていたが、名護市が機材を購入したことで「名護市で商品を作ることができ、経済活性化につながる」(山城さん)とアピールした。

 市職員や製造業者、大学教授ら8人が審査に当たり、研究の完成度の高さが評価された。グループ副リーダーの並里崚輝(りょうき)君(1年)は「苦みと風味のバランスがほどよい商品開発を考えたい」と新たな目標を掲げた。

 コンテストには国立沖縄工業高等専門学校の2グループからも応募があり、特別賞として「可能性が大きいで賞」がそれぞれ贈られた。

 コンテストは実践型アリア教育の一環として、地域活性化だけではなく、学生時代に学んだことを将来の職業選択にも生かす目的で開かれた。


   琉球新報

 ホエールウオッチ最盛期 (座間味・OKINAWA)

おかえり命の海へ ホエールウオッチ最盛期 座間
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豪快なブリーチを見せるザトウクジラ
=26日午後、座間味島近海(金良孝矢撮影)

 体長約13メートル、体重30~40トンの巨体が宙を舞い、大きな水しぶきが上がる。そのたびにカメラや双眼鏡を構えた観客が歓声を上げ、船上の興奮は最高潮に達した。

 ザトウクジラのホエールウオッチングがシーズン真っ盛りの座間味村は26日、クジラの姿を一目見ようと県内外からやって来た見物客でにぎわった。クジラは毎年、子育て、出産、交尾のため沖縄の海にやって来る。

 埼玉県から初めて座間味村に来た垣沼芳一さん(47)は「クジラのジャンプ(ブリーチ)はとても豪快。見れて良かった」と満面の笑顔で話した。ホエールウオッチングのシーズンは4月上旬まで。


  琉球新報
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category沖縄観光  time14:57

コスモスの花が満開 (宮古来間島;沖縄)

来間島でコスモスの花が満開
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ほ場いっぱいに白や淡いピンクなどの花を咲かせたコスモス=来間島東地区
 来間島でコスモスの花が満開―。
来間島地域ふるさと活性化推進協議会 (大浦邦夫会長) が1月10日、 来間島東地区のほ場に種をまいたコスモスが成長して美しい花を咲かせた。
白や淡いピンクなど満開の花は、 ほ場いっぱいに広がっており、 通りがかった地域住民や観光客らの目を楽しませている。

 コスモスの種まき事業は、 2012年度沖縄県ふるさと農村活性化基金事業を活用して行われ、 会員のほか来間小中学校の児童たちも参加した。
児童たちの 「きれいな花を咲かせて」 との願いを込めた種まきから1カ月半、 ほ場には色鮮やかな花が満開となっている。


宮古新報 



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category沖縄観光  time14:47

紫イモ商品/けーきはうす宮古産 (OKINAWA)

紫イモの商品を開発/けーきはうす
宮古産PR ケーキとスイートポテト

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下地市長(右)に宮古島産紫イモを使った商品の説明をする長濱勝さん(左から2人目)と恵美子さん(左)。左から3人目は市農政課の赤嶺淳幸補佐=26日、市長室

 「けーきはうす」(市平良西里)を営む長濱勝さんと恵美子さんが26日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、宮古島産紫イモを使った商品を二つ開発し、販売を開始したことを報告した。試食した下地市長は「とてもおいしい。良い商品を作ってもらいありがとう」と話した。

 長濱さんが今回、開発したのは「宮古島まもる君の紫いもケーキ」と「宮古島ちゅら恋紅芋スイートポテト」。

 「宮古島の土産は地元産食材を使いたい」とのこだわりから、いずれも宮古島産紫イモを加工したペーストを使用し、約1年を掛けて作り上げた。

 今月20日から市内ホテル売店や空港内土産品店などで販売。売れ行きが好調で、追加注文に対応するため休日返上で生産しているという。

 長濱さんは、卵を使用することで変色してしまうケーキで、添加物を使わず紫イモの色を出す難しさや、スイートポテトの甘さ加減に試行錯誤したことなど商品化に至るまでの苦労話などを紹介した。

 紫イモケーキは840円、スイートポテトは735円。商品に関する問い合わせは同店(電話73・0315)まで。

.宮古毎日新聞
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categoryグルメ  time14:31

旧十六日祭に歌声披露/宮古島久松・沖縄

旧十六日祭に歌声披露
/青年会主催久松でのど自慢大会

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息の合った歌と踊りを披露する「ちびっ子」の部出場者
=25日、久松地区公民館横ゲートボール場

 「旧十六日祭久松のど自慢大会」(主催・久松青年会)が25日、久松地区公民館横ゲートボール場で開かれた。「ちびっ子」の部に3組、一般の部に11人が出場し、多くの地域住民の前で自慢ののどを披露した。

 旧十六日祭の恒例行事。一時、途絶えたこともあったが、地域活性化に役立てようと7年前から同青年会が再開させた。松川昌司会長は「みんなで大いに盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。

 「のど自慢大会」では、子どもたちがこの日のために練習した歌と踊りを発表したり、一般の部では大人たちが得意な曲を熱唱した。

 審査の結果、一般の部大賞が池間真悟君(久松中2年)、公民館長賞は中澤未来さんに贈られた。

 大会後半には、久松出身の歌手・下地勇さんによるスペシャルライブも行われ、会を大いに盛り上げた。

.宮古毎日新聞
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category沖縄観光  time14:24

各地でジュウルクニチー (八重山・沖縄)

各地でジュウルクニチー 好天、墓前に大勢の人出
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 旧暦1月16日の25日、「後生の正月」とも呼ばれる「十六日祭(ジュウルクニチー)」が郡内各地で行われ、家族や親類が墓前に料理や酒、菓子などを供えて先祖を供養する姿が見られた。

 十六日祭は、八重山や宮古などで毎年盛大に行われる祖先供養の行事で、旧盆と並ぶ年中行事。

 この日は朝から天候に恵まれ、多くの人が墓前にござやブルーシートを広げて集まり、手を合わせ供養していた。

 石垣市登野城の墓地では、「子どもたちが学校終わるのを待って一緒に来た。みんな集まると楽しい。子どもたちも楽しみにしていたよ」といった声が聞かれ、各家族が墓前でリラックスした表情を見せていた。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time13:53

海越え消火 (嘉弥真島・八重山)

海越え消火「想定外」 嘉弥真、島の4分の1焼く
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 26日午後2時53分ごろ、小浜島の北東約1キロ沖合の嘉弥真島で火災が発生。
連絡を受けた竹富町消防団小浜分団が船で出動し、同日午後6時ごろに鎮火した。家屋・人的被害はなかったものの、島の面積約44ヘクタールのうち、10ヘクタールほどを焼いた。

 消防分団が島を越えて消火作業に当たるのは異例で、出動した同分団の通事哲三副分団長は「このような消火作業を想定したこともなく、水もないので燃え広がるのを押さえるしかできない」と話した。

 町消防係によると、地域住民から石垣市消防に通報があり、同係を通して小浜分団に連絡。分団員10人が船で嘉弥真島に駆けつけた。

 嘉弥真島は住所上、小浜3401番地で観光ビーチと休憩所しかないために消火施設は整備されておらず、同分団では燃え広がるのを防ぐために草木を切り倒し、午後6時ごろには鎮火を確認した。

 通事副分団長は「島内はほとんどススキの山なので燃え広がるのも速い。防火槽もないので歩道を基準に鎌とのこぎりで燃える物を切り倒して防火線を敷き、ようやく鎮火した」と話した。

 出火原因は不明で町防災係では27日以降、原因究明に向けて現場を視察する。

 竹富町がホームページで公表している町地区別人口動態表によると、嘉弥真島には1月末現在、2人が住民登録している。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time13:49

手作りデイゴで「おかえり」 (八重山・沖縄)

デイゴで「おかえり」 女性がコサージュを手作りnull
やいまぴとぅ大会へ300個

 「ふるさとに帰ってくる郷友たちを温かく迎えたい」ー。
3月8、9の2日間を中心に開催される2013全国のやいまぴとぅ大会(同実行委主催)に向けて、市内の婦人ら十数人が同大会参加記念に郷友らに手渡すデイゴのコサージュづくりを行っている。

 ボランティアでコサージュづくりを行っているのは1949年生まれの石垣小学校同窓生を中心にした婦人グループ。市内新川の古見和江さん宅(真乙姥御嶽西側)で26日から作り始めた。

 大会を盛り上げようと実行委事務局の八重山広域市町村圏事務組合が発案。手芸用の布など原材料を提供し、古見さんらが一つ一つ、デイゴを模したコサージュに仕上げている。

 古見さんは「やいまぴとぅ大会に向けて、八重山に帰ってくる郷友をみんなで温かく迎えようと市職員の女性グループも有志で作ってくれている。デイゴの時期でもあり、温かい気持ちを一つ一つの花にこめたい」と話し、同窓生らとの会話を楽しみながら3月5日までに300個のコサージュを準備する。

  八重山毎日新聞

2013-02-26

小谷、ランカー入り ボクシング(OKINAWA)

小谷、ランカー入り ボクシング日本・東洋太平洋前哨戦 null
スーパーフェザー級8回戦 7回、リー・ナムジュンの顔面に右ストレートをヒットさせる小谷将寿(琉球ジム、右)
=24日、中城村民体育館
 (花城太撮影)

 プロボクシングの中城村青少年育成チャリティー試合「日本・東洋太平洋世界前哨戦」が24日、中城村民体育館で行われ、スーパーフェザー級8回戦で、小谷将寿(琉球ジム)が韓国フェザー級王者で東洋太平洋11位のリー・ナムジュンに判定勝ちし、東洋ランカー入りを果たした。
スーパーフライ級8回戦は、日本同級2位で東洋太平洋11位の翁長吾央(大橋ジム)が、タイのティエンチャイ・ソーカニットソーンにKO勝ち。
スーパーバンタム級8回戦は宮本達矢(平仲ジム)がタイのペッチジョントン・ソータナピニヨーにTKO勝ちした。
同級西部新人王予選は、伊集優裕(琉球ジム)が判定勝ちで準決勝(5月、福岡)出場を決めた。

タイトルへ道開く/小谷、再起戦飾る 
KO率9割を誇るスーパーフェザー級小谷将寿のファンにとっては、判定は意外な勝ち方だったかもしれない。だが小谷は、7カ月ぶりの再起戦でこれまでにはない我慢を重ねたボクシングに徹し、タイトルを目指すための道を開いた。

 韓国フェザー級王者で、東洋太平洋11位リー・ナムジュンを相手に、小谷は初回からボディーを有効に当て、優位に試合を進めた。5回からはカウンターを狙ってきた相手に苦戦したが、焦ることなくいったん距離を取りジャブで応酬。その後も、相手の距離にならないよう注意を重ねた。

 「これまでなら、打てるものなら打ってみろと前に出ていた。
でも前回のKO負けで学ばされた。パンチ力だけに頼らない試合運びができた」と小谷。「単発になった」ことを反省したものの、セコンドを務めた與那城信一トレーナーは「我慢を重ねて落ち着いてできていた」と評価した。

 再起に懸ける思いは強かった。週7回のスパーリングに加えて1日最低10キロを走り込み、試合前日までに16キロ減量。当日は母美津子さんから贈られたシューズで挑み、目の前でランカー入りを果たしてみせた。

 「見ている人たちには、退屈な試合だったかと思う。でも次はきれいにKOできるよう練習する」。トランクスに記された「倒し屋」の異名を取る小谷が、強く宣言した。
 (新垣梨沙)

伊集判定勝ち 準決勝に進出/西部新人王予選 
西部新人王予選に挑んだスーパーバンタム級の伊集優裕(琉球ジム)。左ストレートからの返しの右フックで優位に試合を進め、3―0の判定勝ちで準決勝(5月、福岡)進出を決めた。

 身長の高い相手との距離感に苦しんだが「待ちすぎず積極的に向かう」(伊集)ことで手数を出し、返しのパンチで有効打を奪った。前日の計量で1発クリアとならず、体重管理に課題を残したと反省する伊集。「新人王にエントリーしたからには、試合までの過程を大事にしたい」となお一層の精進を誓った。

翁長、鮮やかKO 
試合を決めたのは、強烈な左クロスだった。日本スーパーフライ級2位の翁長吾央(大橋ジム)は2回、タイ国のティエンチャイ・ソーカニットソーンの顔面に左ストレートをヒットさせると、右を打ってからの左のツーで、相手をキャンバスに沈めた。

 初回は、身長が高い相手の距離感に苦戦。相手のストレートに合わせようと放った右が1テンポ遅れ気味になった。どう切り込むか迷いが出たというが、セコンドの指示を受け「ツーで行こうと切り替えた」。それが早速、2回で生きた。

 翁長は「最後にいいのが当たった」と笑う。仲井眞重春トレーナーは「左のタイミングさえ合えば、どんな相手でもひっくり返せるのが彼の魅力」と話す。闘病を続ける父博三さんが、前日に一時退院したことも大きな励みになった。

 WBC世界フライ級タイトルマッチに挑む八重樫東(大橋)のスパーリング相手となるため、一度横浜へ戻る。同じ所属で「ライバル」と話す八重樫の拳を受けることで奮起し、沖縄から日本タイトル、そして世界を目指す。
 (新垣梨沙)

宮本はTKO勝ち
 日本スーパーバンタム級の宮本達矢(平仲ジム)は、タイ国ボクサーに3回TKO勝ち。ボディーを中心に上下に打ち分けて、相手から2度のダウンを奪い「狙っていたパンチで倒せて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 試合前は、小谷将寿(琉球ジム)や翁長吾央(大橋ジム)とスパーリングを行い「これまでにないぐらいの仕上がり」と自信を持ったという。それだけに、序盤で気負い「振りが大きくなった」点を反省する。

 沖縄での支えや声援の多さに感謝するデビュー6年目の25歳。夢は「いつか古里で試合をすること」だ。出身地大分県での凱旋(がいせん)試合を目標に、ひたすら技を磨く。


  琉球新報
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categoryスポーツ  time19:03

初挑戦で4キロソージガーラ (OKINAWA)

初挑戦で4キロソージガーラ2013年2月26日

 2月16日、沖縄出身で大坂在住の出村良信さんは、大坂で知り合った知人の3人を沖釣りに案内することになった。当日は北のち北東の風が強く、波も3メートルと高いため、金武町浜田漁港のこなみ丸(宮城守船長)で近場の天秤(てんびん)釣りに挑戦した。

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2月16日、釣り初体験で4キロのソージガーラを釣った江口哲平さん(前列中央)と案内役の出村良信さん(同左)と他の皆さん

 北風に強い金武湾だが、この日は早い時間に北東に風が回るとの予報だったので、港から数分のポイントで釣りを開始。港から数分の近場ながらガーラやナンバー、ヨナバルマジクなどが釣れると聞いて、メンバーの期待も高まる。

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2月18日、那覇一文字て40.5センチ、1.3キロ
のオキナメジナを釣った新垣享栄さん

 その中の1人の江口哲平さんは釣りは初体験。船長の指導で頑張ったが、なかなか魚がヒットしない。予測通り、風が北東に回るとうねりが高くなり、船酔いで気分が悪くなった。それでも竿の横で頑張っていると、竿が突然海中へ突き刺さった。

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2月17日、ジギングでアカジン4.6キロ、ウムナガー7.5キロ他を釣った金城一さん、新垣博之さん、赤嶺健治さん、
国吉真次さん、宮里浩さん(翔海丸)

 無我夢中でリールを巻き上げると、今まで見たことのない大きな魚が釣れて大興奮。初の大物は4キロのソージガーラで、一生忘れられない思い出となった。

 こなみ丸=(電話)090(8838)5612。

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2月21日、南部海岸で4.04キロのアオリイカ
を釣った翁長良治さん

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2月17日、那覇一文字のカゴ釣りで65センチ、4.26キロ
のタマンを釣った石沢充晴さん

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2月18日、恩納海岸で3.6キロのアオリイカ
を釣った伊波雄一さん

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2月17日、GFG親睦チヌ釣り大会に参加した皆さん

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2月12日、宜名真で45.0センチ、1.2キロ
の尾長グレを釣った水野晃さん(名釣会)

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2月3日、宇嘉で52センチのイラブチャー
を釣った大城まいさん(10)2月17日、

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慶良間で71.4センチ、3.63キロのオーマチ
を釣った宮城英生さん

 GFG親睦チヌ釣り大会
2月17日、糸満西崎一文字を会場にGFG親睦チヌ釣り大会
(GFG琉球支部主催)が開催された。主な結果は次の通り。

▽1位=謝花誠

▽2位=照屋健雄

▽3位=佐久川紀彦

▽4位=崎山泰三

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)


   琉球新報
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categoryスポーツ  time18:55

 “ママ友”4人友情のたすき(古宇利島駅伝・沖縄)

古宇利島駅伝 “ママ友”4人友情のたすき null
沖縄を離れる高島順子さん(左から2人目)を元気に送り出そうと、駅伝に参加した稲嶺彩子さん(左端)、与那覇千恵さん(同3人目)、漢那真美さん=23日、今帰仁村の古宇利島ふれあい広場

 【今帰仁】
「バイバイよりこ」―。沖縄を離れる友人を元気よく送り出そうと“ママ友達”4人組が23日開かれた「第1回古宇利島プレミアEKIDEN」に出場した。
福岡県に引っ越すことになった高島順子(よりこ)さん(37)と、友人の稲嶺彩子さん(36)、与那覇千恵さん(35)、漢那真美さん(37)=いずれも那覇市=だ。4区間21・6キロでたすきをつなぎ、笑顔で送り出した。

 山形県生まれの高島さんは2002年、夫の転勤に伴い沖縄にやって来た。8年前、子育てサークルで県外出身の稲嶺さん、漢那さんと出会い、意気投合。慣れない土地で互いの存在が大きな支えだった。

 5年前からマラソンを始め、駅伝は今大会が初挑戦。稲嶺さんの友人、与那覇さんも助っ人に加わった。チーム名は「バイバイよりこ」。手作りの4人の人形をシャツに着けた。

 この日、高島さんは古宇利大橋を往復する最後の4区を担当。沿道に並んだ人々の声援が背中を押した。折り返すと、きれいな夕日が目に飛び込み、思わず涙がこぼれそうに。
涙をこらえて走り続けると、橋のたもとで帰りを待つ3人の姿が見えた。
3人は涙をこらえきれない高島さんと手をつなぎ、並んでゴールした。「きつかったけど、みんな頑張ってるから歩けなかった。駅伝って楽しい」と声を弾ませる4人。稲嶺さんは「マラソンを口実にいつでも帰って来てほしい」とほほ笑んだ。


   琉球新報
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categoryスポーツ  time18:29

歴史語る 歌、踊りに磨き (琉球オペラ)

歴史語る 歌、踊りに磨き 琉球オペラ・アオリヤエnull
浦添ようどれで手を取り合う尚寧王とアオリヤエ。死後100年を経てアオリヤエが浦添に移され、2人は共に眠ることになった
=24日、浦添市てだこ大ホール

 劇団アオリヤエなどによる「琉球オペラ・アオリヤエ―ようどれに眠る愛」が23、24の両日、浦添市てだこホールで上演された。尚寧王を田里直樹(テノール)、アオリヤエを宮城美幸(ソプラノ)、マグラ親方を前川佳央(バリトン)が演じ、長崎真湖(バレエ)が特別出演。
3年前から公演を磨き上げてきた地元の子どもや青年たちが、県内外でプロとして活動する中堅・若手の出演者を迎え、世替わりに翻弄された王妃アオリヤエの悲劇的な物語に来場者を引き込んだ。総合演出と作曲は新垣雄、脚本と演出は嘉手納良智が務めた。

 アオリヤエは浦添尚家から尚寧を迎え、結婚。しかし国造りに没頭する尚寧と共に過ごす時間は少なく、2人の心は擦れ違う。民と共に道路建設に打ち込む尚寧らの威勢のいい踊りと、散歩中に彼らと鉢合わせしたアオリヤエや女官たちの流れるような踊り。初めは衝突し合い、いつの間にか調和していく。けんかのように見えて互いを求めている心境が投影される。

 月夜の浜で互いを思う気持ちを打ち明け、歌声を調和させる2人に会場の拍手が湧く。
薩摩軍の侵攻で琉球が戦火に包まれる場面は、三司官役の低音の声楽家たち(前川、具志史郎、仲本博貴)の畳み掛ける響き合いが緊迫感を表現する。

 首里城を後にする尚寧を止めるアオリヤエ。
離れ離れになる2人が歌声を調和させると、背後から照明を浴びた2人のシルエットが舞台と客席の間に降りた紗幕で重なる。
引き裂かれた2人の心が常に寄り添っていることを印象付ける。

 尚寧のいない間、アオリヤエが国を治め、長い年月を経て2人は再会するが、すぐに尚寧は倒れる。
一人残されたアオリヤエは「私の願いはただ一つ」と、尚寧と共に生きたいという叶わぬ願いを歌に込める。
血筋の違う者を迎え入れてはならないとする玉陵の碑文にのっとり、2人は死後、別の場所に埋葬される。

 起伏に富んだ物語を表情豊かに彩ったオーケストラをはじめ、琉星太鼓とN・Sバレエ団の舞踊も流れるように調和。
細部まで練られた演出、子どもたちの合唱も会場の涙を誘った。新垣雄が「3年間の集大成」と表現するとおり、公演を重ねて質を高めた劇団とプロの技が溶け合い、沖縄の歴史に根差したオペラという、可能性に満ちた花を舞台に開かせた。


 (宮城隆尋)


  琉球新報

奥武山、 陸上競技場 サッカー専用に(沖縄)

奥武山、サッカー専用に 陸上競技場建て替え null
サッカー専用スタジアム(左下)のイメージ図(那覇市提供)

 翁長雄志那覇市長は25日の市議会2月定例会で、奥武山公園陸上競技場をJリーグ1部(J1)公式試合ができるサッカー専用スタジアムとして建て替える方針を表明した。
収容人数は2万人規模で2019年度の供用開始を目指す。翁長市長は「子どもや若者に夢と希望を与える。スタジアムを活用した新たな街づくりを進めることも可能になる」と決意を語った。

 渡久地政作氏(自民新風会)の代表質問に答えた。

 新サッカー場は現在の奥武山陸上競技場を概算で130億円かけ建て替える。14年度、15年度に設計を行い、16年度の工事着手を目指す。新サッカー場の整備に当たっては防衛省の補助事業の活用や、同様にサッカー場整備の意向を示している県との連携も目指す。

 那覇市はこれまで、陸上競技場兼サッカー場としての整備を検討していた。

 有識者でつくる検討委員会による議論の結果、兼用で整備した場合、競技用レーン設備に幅を取り、J1開催スタジアムの基準となる1万5千人以上の観客を収容するだけの広さの確保が難しいと判断し、サッカー専用とすることを決めた。サッカー専用になることで、競技のフィールドに客席を接近させられるため、臨場感のあるプレーを観戦できるメリットもある。

 市民が日常的な健康づくりの拠点として活用することや、トップアスリートが身体づくりを行うことを狙い、ジムやフィットネススタジオを整備することも検討する。

 一方で那覇市は市内に陸上競技場がなくなることの対策として、近隣市町村との広域的な連携を進めている。同市の翁長市長と南風原町の城間俊安町長は、同町の黄金森公園陸上競技場と、那覇市が整備する新サッカー場を、両市町の住民が相互利用できるようにすることで合意した。

 現在、奥武山陸上競技場をゴール地点としているNAHAマラソンについては、新サッカー場の活用による実施を検討する。


  琉球新報
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categoryスポーツ  time11:33

後生の正月「十六日祭」(沖縄)

後生の正月「十六日祭」県内各地で
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遠く離れた墓に向かって手を合わせ、祖先の供養と親族の健康を願って手を合わせる離島出身者ら
=25日正午前、那覇市西の三重城

 25日は旧暦1月16日に当たる「ジュウルクニチー(十六日祭)」で、後生(グソー)の正月といわれる。宮古、八重山地域を中心に県内各地で祖先を供養する家族の姿が見られた。

 那覇市西の三重城では、離島出身らがごちそうや線香を供えてウチカビ(紙銭)を焼き、故郷の方角に向けて手を合わせていた。

 宮古島市城辺出身の勝連光良(63)さんは「宮古に帰れないときは、必ず訪れて祖先に感謝の気持ちを込めてお祈りしています」。

 【宮古・八重山】後生(グソー)の正月といわれる十六日祭(ジュウルクニチー)が25日、県内各地であり、墓前にごちそうを供え先祖の霊に手を合わせた。旧暦1月16日の行事で宮古、八重山では毎年盛大に実施、公立小中学校は午前中のみの授業となった。

 宮古島市平良の袖山墓地公園には昼すぎから料理を手にした親族が続々と到着。ぽかぽか陽気の中、周辺を清掃、供え物を並べたて墓前に向かった。

 毎年十六日祭で墓前に出向く市平良の松原昌吉さん(64)は「今年も家族一同健康で過ごせるようにお願いした。1年に1度。しっかりカリーを付けたい」と祈った。

 石垣市白保の墓地では正午前から墓前に菓子などを供え、祖先に家族の近況を報告。
石垣宗憲さん(73)、道子さん(71)一家は子や孫ら約15人が集まり、にぎやかに午後のひとときを過ごした。
宗憲さんは「みんなが末永く健康で商売がうまくいくようにお願いした」。前日から野菜の煮しめやいなりずしなどを手作りした道子さんは「こういう機会に子や孫に食べてもらうのが楽しみ」とほほ笑んだ。

  沖縄タイムス

善意まとい舞う マースヤー (粟国島・沖縄)

善意まとい伝統舞う 粟国の行事マースヤー2013年2月25日 null
寄贈された着物をまとう住民=9日、粟国村伊久保原

 【粟国】
粟国村の旧暦大みそかの伝統行事「マースヤー(塩売り)」が9日夜から旧正月元日の10日にかけて、村内各集落で行われた。同村の集落11小字の一つ伊久保原(イイクブ)集落では、住民がインターネットの交流サイト、フェイスブックの呼び掛けで各地から集まった色鮮やかな着物を身にまとい、感謝の気持ちで踊りを舞った。

 伊久保原では30年以上使用していた着物が古くなっていたため、「伝統行事のためにも着物を集めたい」という思いから、「フェイスブック」へ着物の提供を呼び掛けた。
呼び掛けは「いいね」や「シェアする」など、情報を拡散するコンテンツを介して、同村出身者をはじめ、県内外の多くの人に発信された。

 今回は神奈川県や南城市から約30着の着物の寄贈があった。

 フェイスブック上では、投稿者への温かい励ましの言葉や伝統行事継続へのエールなどのコメントもあった。

 着物の提供を呼び掛けた男性は「子どもたちも喜んでいる。着物の提供、情報発信に協力していただいた全ての方に感謝したい」と話した。

 フェイスブック上でつながった人たちとは今も同サイトを通して交流を行っている。

 (波平雄翔通信員)


  琉球新報

笑顔つなげよう 久茂地小地域 (沖縄)

笑顔つなげよう 久茂地小地域第1回運動会null
大城教頭の歌に合わせ連なって楽しんだ久茂地小の
第1回地域運動会=24日、那覇市の同小

 2014年3月末に統廃合が決定している久茂地小学校で第1回地域運動会が24日、開催された。200人余の同小児童と保護者、地域の人たちが参加し、リレーやスリッパ飛ばし、玉入れなどで汗を流した。参加者からは「学校が統廃合になっても続けたい」との声が上がった。

 地域運動会は同小児童の父親が組織する「おやじの会」が発案。校区内の久茂地、牧志、松尾の3地域に分かれて対抗戦を行った。整理体操は大城武教頭自作の歌「モノレールにはもう乗れ~る」に合わせて、参加者全員が体をほぐした。閉会式で東恩納誠実行委員長(39)は「これが始まりです。皆さんの協力で2回、3回とやっていきたい」とあいさつした。

 同小5年の高松朱里さん(11)は「みんなが一つになって楽しんでいて、やってよかった」と笑顔で話した。久茂地小学校区自治会の前上門博会長(76)は「地域みんなで結束を取り戻そうという思いだ。統廃合はしないでほしいが、そうなったとしても運動会は続けていきたい」と語った。


   琉球新報
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category地域情報  time10:10

リハビリ器具を製作贈呈 名護商工(沖縄)

リハビリ器具を製作 名護商工が老健施設に贈呈null
贈呈されたリハビリ器具と製作した生徒ら
=8日、名護市の「桃源の郷」

 【名護】
県立名護商工高校電建システム科建築技術コースの3年生7人が、課題研究として介護老人保健施設「桃源の郷」(名護市)の依頼を受け、リハビリ器具などを製作した。
8日に生徒らが桃源の郷を訪れ、贈呈式が催された。

 製作したのは、歩行リハビリ運動器具と肋木(ろくぼく)(体操器具)、ラティス(格子)の3種類。
施設のベンチの修復もした。

 生徒を代表して、玉城匠喜(なるき)君は「とてもいい経験になった。皆さんに使ってほしい」とあいさつ。小禄健夫校長は「心を込めて作ったのでぜひ活用してほしい。リハビリにお力添えできればうれしい」と話した。

 桃源の郷の比嘉富士雄事務長は「高度な技術に驚いた。大いに活用したい」と感謝。利用者の東江良盛さん(73)は早速、歩行器具を使い「みんな喜ぶと思う。また歩けるよう頑張りたい」とほほ笑んだ。


   琉球新報
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category地域情報  time10:04

2013-02-25

尖閣を海洋保護区に 世界へ(石垣島・OKINAWA)

尖閣を海洋保護区に 石垣から世界に発信へ
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沿岸域の開発と保全を  
各大学や公的機関など連携して環境問題を研究している大学共同利用機関法人、人間文化研究機構総合地球環境学研究所のプロジェクト(石川智士准教授)で、石垣島をモデルに沿岸域の開発と保全を両立させる研究が始まった。
2012年度から5石垣からとして世界に発信したい」と意欲を示している。

 スタートの段階から地元と連携しようと同プロジェクト石垣班が24日、「八重山の海の利用を考える」をテーマにした意見交換会を市内で開催した。
山田吉彦東海大教授が「尖閣諸島の海洋保護区設定」を提唱、地元からはサンゴ礁海域を地方交付税算定区域への編入を求める声が上がった。

 竹富町と石垣市の海洋基本計画策定に関わった山田教授が基調講演で「世界中の研究者に調査してもらい、条約の締約国会議で海洋保護区の設定を提唱して宣言する。
海洋保護区になれば、中国は尖閣に軍事拠点をつくれない。尖閣諸島を世界の目で管理する。そうすることで環境も平和も維持できる。日本にとっては、これが有利だ」と提起した。

 「地元としてどう動けばよいか」との質問に山田教授は「八重山の文化と自然が一体となった保護区として、地元から発信できる体制を模索してもらいたい」と要望した。

 同プロジェクトは、東南アジア沿岸域を対象とした生態系の健全性保持と住民の生活向上を両立させるための調査手法などを研究する内容。国内では石垣島で実施される。さまざまな分野を担当する研究者7人が石垣班のメンバーとなっている。

  八重山毎日新聞

与那国 ドゥナンスンカニ大会 (八重山・沖縄)

最優秀に堺屋さん(石垣市) ドゥナンスンカニ大会2013年2月25日 null
6人が情感込めて歌う

 【与那国】
与那国の情けを謡う第13回ドゥナンスンカニ大会(与那国町主催)の歌唱の部審査が24日夜、与那国中学校体育館で行われ、島内外から出場した6人が情感を込めてドゥナンスンカニを競った。審査の結果、堺屋ヨシ子さん(65)=石垣市=が最優秀賞に輝いた。

 優秀賞には長濱房子さん(82)=与那国町=、努力賞には与那覇桂子さん(28)=同=がそれぞれ選ばれた。

 同大会は与那国の情けを謡い、与那国を代表する民謡として広く愛唱されている「ドゥナンスンカニ」の正しい継承・発展を目的に毎年、開かれている。

 今年の大会は、大勢の町民が詰めかけるなか、体育館内に設けられた特設ステージで、出場者が情感たっぷりにドゥナンスンカニを歌い上げた。

 最優秀賞に選ばれた堺屋さんは「とてもうれしい。元々は宮古民謡をやっていたが、石垣在与那国郷友会員の紹介でドゥナンスンカニ大会を知って練習を始めた。まさか最優秀賞に選ばれるとは思っていなかったので、夢のようだ」と喜びを語った。

 また、19日に決まった歌詞の部の表彰もあり、最優秀賞の与那覇有羽さん(26)=与那国町=と優秀賞の田本佳信さん(64)=八重瀬町=、長谷川俊子さん(78)=与那国町=が表彰された。

 (与那国通信員)


  八重山毎日新聞

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category沖縄観光  time19:07

牛の島で牛づくし満喫、 (八重山黒島・沖縄)

牛の島で牛づくし満喫、過去最高3500人余が来場 
黒島牛まつり
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夢の妊娠牛、高山さん(西表)射止める
 【黒島】
「小さな島から見いだす大きな可能性」をテーマに第21回黒島牛まつり(同実行委員会主催)が24日、黒島多目的広場で開かれた。好天にも恵まれ、人口208人(1月末現在)の島に過去最高となる3500人以上(主催者発表)の観客が来場。夢の牛「妊娠牛」が当たる抽選会や、恒例の牧草ロール転がしなどの多彩なイベントを満喫、味のコーナーでは牛汁や牛そばなど牛づくしの料理を堪能した。

 この日は絶好の祭り日和で、石垣島地方の最高気温も22.8度(午後2時59分)と3月上旬の暖かさとなり、会場は高速フェリーが到着するたび大勢の人であふれかえった。

 まつりは黒島、大浜中学校のコラボ演奏で幕開け。
八重山高校郷土芸能部の舞踊や与那国祖納青年会の棒術、
恒例のクロちゃんシマちゃんショーが次々と披露された。

 まつりの名物にもなっている重さ約400キロの牧草ロールを6人1チームで転がす「牧草ロール転がし」や、男女で3つの牧草ロールを超え、一輪車にペアを乗せて早さを競う「ジャンプDEラブロール」も繰り広げられ会場を盛り上げた。

 このほか、舞台では「吉濱みほ&モーモーズライブ」、秋田民謡歌手の湯川こずえさん、島出身の島仲久さんや大浜安則さんが民謡ライブで観客を楽しませた。
 
フィナーレの夢の「妊娠牛」が当たる抽選会では高山知子さん(31)=西表船浦=が幸運を射止めた。

 町内の小学生対象の「牛まつり図画コンクール」では、119点の応募の中から、小学校低学年で石垣朱湖さん(小浜1年)、中学年で島仲美好さん(黒島3年)、高学年で島村伊織さん(白浜6年)が最優秀賞で表彰された。

 優秀賞、入選は次の通り。
【小学校低学年優秀賞】吉本輝星(小浜2年)
【入選】平林澄央子(白浜2年)、平田みほし(黒島2年)、平田良美(小浜1年)、松本蒼生(小浜1年)、仲嶺采那(上原2年)

【同中学年優秀賞】吉澤月愛(竹富4年)
【入選】大久心琉(小浜4年)、狩俣莉子(竹富3年)、西表悠太(白浜4年)

【同高学年優秀賞】宮澤のどか(黒島6年)
【入選】三浦良太(竹富5年)、大石江梨菜(小浜5年)、平田真由美(同)

  八重山毎日新聞

狩俣小で子ヤギ生まれる (宮古島・沖縄)

狩俣小で子ヤギ生まれる
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 市立狩俣小学校 (野原敏之校長) で22日、 飼育しているヤギの赤ちゃんが誕生した=写真=。
3年連続の誕生だが、 産まれたのが午前8時半頃だったことから全児童が産まれる瞬間を見ることができて、 「がんばれ、 がんばれ」 と応援するなど 「命の大切さ」 を実感した。

 同校ではグラウンドそばにある飼育小屋でヤギを育てている。 オス1匹、 メス2匹だったが、 赤ちゃんの誕生により計4匹となった。 1年の児童たちは 「とてもかわいい」 「産まれたばかりなのに立とうとがんばっていた」 などと感動した様子を話した。

 普段は小屋で育てているが、 天気の良い日は小屋のそばにある木の周辺に移動させている。 休み時間になると児童たちは草のエサを与えるなどして大切に育てている。 また地域の人たちや小さい子どもたちも訪れてエサを与えているということで学校と地域が一緒になって成長を見守っている。


  宮古新報



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category地域情報  time10:14

躍動、マティダライブ5(宮古島・沖縄)

若いパワーが躍動、マティダライブ5盛況
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オープニングを飾った出演者全員によるパフォーマンス
「夢は叶う」 =マティダ市民劇場

 地元高校生が主体となって創り上げるパフォーマンスの祭典 「マティダライブ5」 (主催・同実行委員会) が24日、 マティダ市民劇場で行われた。
ダンスユニットやロックバンドなど13組・65人が出演し、 若いパワーと躍動感あふれる舞台を披露して詰めかけた大勢の観客を沸かせた。

 このイベントは、 夢や情熱を持ち、 音楽やダンスパフォーマンスなどに真剣に取り組んでいる地元の学生たちに発表の場を提供し、 若年層の劇場利用の活性化を図ることが目的。
また実行委員会 (長田克広委員長、 高3) のメンバー全員を高校生で構成し、 「創造する喜び、 達成感、 連帯感」 を育むことも目的としている。

 今回は華ガールズ、 J─feat、 BerryBоrry、 SоundCоntоrоl、 BlооdHоund、 犬人間、 futti、 LIVELY、 ダンス同好会、 K・Girls、 Shake、 RAD☆ОNE、 たろーずばんどの13組が次々に舞台に登場。 ロック調の曲や歌、 ダンス、 書道パフォーマンスなど多彩な出し物を披露した。

 オープニングでは出演者全員による歌とダンスのパフォーマンス 「夢は叶う」 を繰り広げ、 出だしから会場の雰囲気を大いに盛り上げた。


 宮古新報
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category音楽  time10:10

ロマン海道駆ける…(伊良部島マラソン ・沖縄)

829人がロマン海道駆ける…伊良部島マラソン
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スタートの合図で一斉に駆けだすB~Dコースの参加者たち
=B&G体育館前の道路

 「第14回ロマン海道・伊良部島マラソン」 (主催・いらぶ観光協会) が24日、 行われた。 Aコース (20・8㌔) など4コースに829人が出場。 伊良部島の雄大な自然の中でマラソンを楽しむとともに、 それぞれのペースでゴールを目指しさわやかな汗を流した。 Aコースでは瑞慶覧伸哉 (宮古高校3年) が1時間4分04秒で2大会ぶりに優勝を果たした。 4コースとも完走率は100%だった。

 同マラソンは、 風光明媚な伊良部の自然の醍醐味を満喫しながら楽しく走ることにより、 健康の増進を図り、 地域活性化の促進に寄与することを目的に開催されている。 ことしはAコースに253人、 Bコース (14・6㌔) に146人、 Cコース(7㌔)に283人、 ファミリーコース (2・3㌔) に48組147人が出場し、 雄大な自然を満喫するとともに、 家族や仲間たちとマラソンを楽しんでいた。

 この日の宮古島地方は高気圧に覆われ晴れ、 少し汗ばむ天気となった。 出場者たちはそれぞれのペースでゴールを目指し、 下地島空港でタッチアンドゴーする訓練機や美しい海岸線などの景色を楽しみながらマラソンを満喫していた。

 午前9時半から行われた開会式でいらぶ観光協会の長嶺吉和会長は 「雄大な自然の醍醐味を満喫しながら自らのペースでレースを展開し、 全員が完走できるよう期待している。 島の良さと参加者それぞれのロマンを再発見し、 思い出深いイベントにしていただくよう希望する」 とあいさつした。

 また下地敏彦市長は 「自分のペースで最後まであきらめず、 またファミリーコースに出場する家族には、 楽しい思い出に残る一日になることを祈念する。 南国の海に咲くさわやかな風を味わいながら、 日ごろの成果を発揮してほしい」 と激励した。

 午前10時の号砲とともに出場者が一斉にスタート。 Aコースは佐良浜中学校、 その他の3コースはB&G体育館前を発着するコースでマラソンを楽しんだ。 ゴール後には完走証、 メダルなどが贈られ、 友人や家族と互いの健闘をたたえ合う姿が見られた。



  宮古毎日新聞

カンムリワシの事故多発  (八重山・沖縄)

カンムリワシの事故多発 保護件数今年すでに10件
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運転者に注意喚起

 2013年に入ってから交通事故などでカンムリワシの死亡・保護件数が急増しているため、環境省那覇自然環境事務所(植田明浩署長)では運転者に注意を呼びかけている。
同事務所によると、交通事故や衰弱による死亡・保護件数は22日までに石垣島で6件、西表島で4件の計10件発生しており、2012年の12件(石垣島6件・西表島6件)に迫っている。

 石垣島で死亡・保護された6羽のうち、5羽が死亡。1羽は骨折していたために沖縄本島の動物病院で治療を受けいる。
過去5年間で最も死亡・保護件数の多かった2010年同時期の9羽に迫る勢いとなっている。

 交通事故は、4羽で石垣自然保護官事務所ではカンムリワシの交通事故が多い石垣島北西部地区の2カ所に注意喚起を呼びかける看板を設置し、ドライバーに注意を呼びかけている。

 西表島の死亡・保護件数は4羽で例年より多く、1羽が死亡、2羽が治療後に放鳥された。1羽は西表野生生物保護センターで治療中で、4件のうち2件は交通事故によるもの。

 カンムリワシ・リサーチの佐野清貴代表は「山と水田が近い場所にはカンムリワシが生息しており、生息地付近でひかれているケースが多いと考えられる。ロードキルによるカエルなどの小動物を食べに路上に出てきてひかれることも多く、運転者にはカンムリワシの生息地の中を走っているということを気にかけてもらうことで事故防止につなげてほしい」と話す。

 なお、石垣自然保護官事務所では、事故を起こした場合でも、故意でない限り罪に問われることはなく、事故防止対策を考える上でも事故当事者の意見は重要となり、迅速な救護で個体が助かる可能性も高まるため、カンムリワシをひいた場合には早急な連絡を求めている。

 連絡は同事務所(82-4768)、市教育委員会文化課(83-7269)、西表野生生物保護センター(85-5581)。

 過去5年間のカンムリワシ事故発生件数は2008年に石垣島4件、西表島2件。09年に石垣島6件、西表島5件。10年に石垣島14件、西表島4件、11年に石垣島9件、西表島5件、12年に石垣島6件、西表島6件となっている。

  八重山毎日新聞

上方修正/キビ生産見込み、(宮古島・沖縄)

32万6000㌧に上方修正/キビ生産見込み量株出増え、当初比9000㌧増
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原料搬入見込み量が上方修正された沖縄製糖宮古工場

 宮古地区4工場(沖糖、宮糖城辺、同伊良部、同多良間)管内の2012―13年期産サトウキビの生産見込み量は32万6170㌧と当初見込みの31万7120㌧と比べ約9000㌧増えた。
日本分蜜糖工業会によると、県内工場の多くが下方修正した
中で沖糖、宮糖城辺は上方修正した。

 総農家手取額(見込み)はトン当たり基準額の2万1164円で試算すると、約69億円となる。

 沖糖は残量調査を今月10日に行い、当初の生産見込量13万㌧を同比4000㌧増の13万4000㌧に上方修正した。
株出面積が440㌶と前期の220㌶と比べて倍増し、押し上げた。全体の収穫面積は1882㌶と1990―91年期以来22年ぶりに、1800㌶台を回復した。

 13万㌧台は、10―11年期以来2年ぶりとなった。砂川玄悠専務は、13万㌧台を確保できた要因に、春植、株出栽培推進に伴う収穫面積の増加を挙げた。その上で「収穫後の畑の株出を早期に管理して栽培面積を今期以上に増やし、来期の増産につなげてほしい」と呼び掛けた。

 同工場管内の株出面積は10―11年173㌶、11―12年223㌶、12―13年440㌶と急増傾向にある。

 宮糖城辺工場は今月上旬に原料の残量調査を行い、当初の生産見込み量10万9000を同比5000㌧増の11万4000㌧に上方修正していた。

 伊良部工場の現時点における生産見込み量は、当初と同じ
5万6150㌧、多良間工場も同じく2万1770㌧を見込んでいる。

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time08:53

2013-02-24

旧正にお節弁当 高齢者へ贈る(恩納村商工会女性部・沖縄)

旧正にお節弁当 恩納村商工会女性部、高齢者へ贈るnull
愛情を込めたお節弁当を作った婦人ら
=9日、恩納村の恩納村婦人の家

 【恩納】
恩納村商工会女性部(當山美津部長)の22人が旧暦の大みそかに当たる9日、恩納区の恩納村婦人の家でお節弁当を作り、80歳以上の一人暮らしのお年寄り133人の家に届けた。

 仕込みから配達まで2日間かけ、ほぼ全員で取り組んだ活動はことしで19回目。
お節弁当を楽しみにしているお年寄りのため、会員それぞれの持ち味を生かし、料理に愛情を込めた。ピンク色ののしには「あら玉の年に 炭と昆布かざて 心からすがた 若くなゆさ」と琉歌を添えた。

 恩納区の池原方盛さん(97)は「毎年おいしいごちそうをありがとう」と元気な声でお礼を述べた。おんなの駅「なかゆくい市場」からは恩納村産の大根、キャベツ、インゲンなどの提供があった。


 (小山猛三郎通信員)


  琉球新報
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categoryフォトログ  time16:35

伊江言葉で五十音表 (沖縄)

伊江言葉で五十音表 全児童生徒に配布へ null
「いーじまぐち五十音表」

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「いーじまぐち五十音表」の完成を喜ぶ(左から)
名城政英教育長、新城晃さん、島袋満英さん、生塩睦子名誉教授、知念シゲさん=6日、伊江村教育委員会

 【伊江】
伊江村教育委員会(名城政英教育長)はこのほど、島の誇れる文化「イージマグチ」(伊江島言葉)を正しく保存、継承することを目的に「いーじまぐち五十音表」を完成させた。
五十音表は、長年イージマグチを調査研究している広島経済大学の生塩睦子名誉教授が監修。
方言調査協力員の島袋満英さん、新城晃さん、知念シゲさんと一緒に単語を選定した。挿絵は村出身の画家・知念登治さんが描いた。

 伊江小学校の玉城洋之校長の協力で、「あ」は「アタディカ(カエル)」、「い」は「いちゅでぃ(イチゴ)」など、児童の視点で単語の見直しや改良を加え完成させた。

 名城教育長は「昨年はイージマグチかるたが完成し、今回は五十音表の完成にうれしく思う。小さいころからイージマグチに親しむ良い教材になった」と喜んだ。

 生塩名誉教授は「学校や保育所などで、五十音表を有効に活用してほしい。港や公民館など公共施設にも掲示し、多くの村民に広くイージマグチを知ってもらいたい」と語った。

 生塩名誉教授はこれまで「沖縄伊江島方言辞典」などを発刊し、今後も「伊江島のことわざ」や「伊江島の民話」「イージマグチかるた(続)」(仮称)の刊行に取り組む。

 五十音表は4月の入学式に合わせ、新入生や全児童生徒に配布される予定。

 (金城幸人通信員)


  琉球新報
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categoryフォトログ  time16:30

2013-02-22

リュウキュウアユ 初産卵(OKINAWA)

リュウキュウアユ 人工水路で初産卵null
 リュウキュウアユアユの産卵が確認された人工水路

 沖縄総合事務局は21日、福地ダム下流の人工水路でリュウキュウアユの産卵を確認したと発表した。
リュウキュウアユの人工水路での放流、産卵は全国で初めて。リュウキュウアユは、1978年に沖縄本島から絶滅。
復活に向けて92年以降、奄美産のリュウキュウアユを県北部のダム湖や河川に放流している。
人工水路での産卵が確認されたことで、川と海を行き来する本来の生態に近づき、リュウキュウアユの定着、復活が期待できるという。

 総合事務局によると、リュウキュウアユは全長15~18センチ。本土産のアユに比べて小さく、ずんぐりした形をしている。
サケなどと同じく、ふ化後に川を下り海に出て、春に川に戻ってくる「両側回遊魚」だ。

 これまでのダム湖での放流、産卵では、ダムの外に出られないため、川と海の行き来ができなかった。
しかし、福地川や海とつながる人工水路での産卵で可能になり、アユ本来のサイクルを取り戻すことができるという。

 2012年11月21日と13年1月11日の2回に分けて100個体を人工水路に放流。1月16日、17日に稚魚が確認された。約2千個体がふ化したとみられる。

 人工水路は、福地ダム下流右岸脇で全長116メートル。川幅と深さは自然の川のように変化をつけている。一般の人が川に親しみ、自然学習をすることを目的に、総合事務局が12年度整備した。

 総合事務局は今後、追跡調査で、福地川などの河川での定着可能性を確認。かつてリュウキュウアユが多数生息していた本島西海岸の羽地ダムなどでも実施し、復活を目指すとしている。


  琉球新報

旧暦の1年締める 「マースヤー」 粟国島、沖縄

旧暦の1年締める 粟国、伝統行事「マースヤー」null
家々で踊りが披露される様子
=9日、粟国村の首里福原(シュリブク)

 【粟国】粟国村の旧暦大みそかの伝統行事「マースヤー」(塩売り)が9日夜から、旧正月元日の10日にかけて、村内各集落で行われ、県内外から島出身者や観光客が多く詰め掛けた。

 マースヤーでは、村内各所の家々で太鼓や三線の音に乗せて、子どもたちが色とりどりの着物姿で舞い、旧暦の1年を締めくくり新年の訪れを祝った。踊りが終わると家々から、心尽くしのごちそうや駄菓子、お酒が振る舞われた。
同村では、マースヤーで旧年の1年を締めくくり、新年三が日の「畑興し(ハルウクシー)」まで年始回りや船興し(フナウクシー)など各小字ごとの伝統行事で新年をことほぐ。

 今年のマースヤーでは、粟国村観光協会主催による「粟国島マースヤーガイドツアー」が初めて実施された。
ツアー参加者らは、住民と一緒に踊ったり、家々にあるごちそうに舌鼓を打ったりと、粟国島の伝統行事マースヤーの素朴で独特の美しさに魅了されていた。
東京から訪れたツアー参加者は「粟国島にしかない伝統行事に参加できてよかった。今度は全ての小字の踊りを見たい」と話した。

 (波平雄翔通信員)


   琉球新報
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category沖縄観光  time18:36

「与那覇前浜」国内1位 ベストビーチ(OKINAWA)

「与那覇前浜」国内1位 口コミサイトベストビーチnull
国内1位となった宮古島の与那覇前浜ビーチ

 世界最大の旅行口コミサイト「Trip Advisor」の日本法人トリップアドバイザー(東京)は21日、同サイトに投稿された口コミ評価を基にした「世界のベストビーチ2013」を発表した。
国内1位は宮古島の与那覇前浜ビーチで、トップ10に県内から八つのビーチが選ばれた。

 与那覇前浜ビーチは「癒やされる」「ポストカードのような美しさ」「ファミリーには最高なビーチ」などの評価があった。
沖縄観光コンベンションビューローの安里繁信会長は「沖縄には個性的なビーチが数多くあり、それぞれの良さがある。今後も選ばれるよう、環境保全や整備に努力していきたい」と述べた。

 2位が久米島のはての浜、3位が渡嘉敷島の阿波連ビーチ、4位が読谷村のニライビーチ、5位が竹富島のコンドイビーチ、6位が宮古島の砂山ビーチ、7位が水納島の水納ビーチ、8位が国頭村の奥間ビーチだった。


  琉球新報
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category沖縄観光  time18:30

県産本 電子書籍化で全国、海外展開(OKINAWA)

県産本 電子書籍化で新事業 
全国、海外展開を支援


 情報サービス業のNansei(那覇市)、印刷全般の近代美術(南風原町)、通訳・翻訳業などのアンテナ(那覇市)の3社は提携し、個人や出版社などの電子書籍化を支援する新たな事業を始める。電子書籍を配信する専用のプラットホーム「ブックトースター」を立ち上げ、3月中旬にもサービスを開始。県産本の全国や海外への発信を後押しし、さらに県内の出版業界の新たなビジネスモデルを支援していく。

 県産業振興公社の「2012年度中小企業課題解決・地域連携プロジェクト推進事業」で採択された取り組み。
プラットホームの企画、翻訳、外国語書籍の販売などを3社が
役割分担し運営していく。

 ブックトースターは多機能携帯電話(スマートフォン)のiPhone(アイフォーン)や多機能端末iPad(アイパッド)、アマゾンのキンドル、パソコンなどほとんどの端末での購入、閲覧が可能。
電子書籍の販売だけなら初期費用は無料。自社書店サイトや自社書店アプリを作る際にも、迅速化を図り業界最安値でのサービス提供を目指す。

 同事業ではこれまでに、ハワイなど海外の県人会などを対象に電子書籍の需要に関するアンケートを実施した。沖縄の文化や伝統に特化した書籍を望む声が多かった。
県産業振興公社は「沖縄の歴史書の海外の市場性は高い。
魅力的な県産本の電子書籍化が進み、新たな雇用も生み出す効果にも期待している」と話した。

 ブックトースターの問い合わせは

  同運営委員会(電話)098(867)1300。


 琉球新報

「中城御殿」復元 (中城・沖縄)

「中城御殿」一足お先に復元
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細部にこだわった中城御殿の模型を制作した
(右から)比嘉さん、奥本さん、鍬野さん、與古田さん
=21日、沖縄市・沖縄職業能力開発大学校

 沖縄職業能力開発大学校(沖縄市)の生徒4人がこのほど、
沖縄戦で焼失し、県が復元計画を進める「中城御殿」の模型制作に挑み、100分の1サイズの模型を完成させた。
資料が不足する中、米軍の航空写真や同時代の建物を参考に試行錯誤を重ねること10カ月。
赤瓦が複雑に連なる建物群を再現させた。
4人は「徹夜続きの作業だったが、予想以上の出来。達成感でいっぱい」と喜んでいる。
(新崎哲史)

 中城御殿は、首里城の龍潭向かい、旧県立博物館跡にあった木造建築物で、琉球国王の世継ぎが居住していた。2001年以降、復元に必要な資料が相次いで見つかったことから県は15年度着工、21年度完成の復元計画を進めている。

 模型制作に挑んだのは、いずれも20歳で、住居環境科の與古田正悟さん、鍬野樺蓮(かれん)さん、比嘉聖さん、奥本和希さん。首里城公園管理センターなどから航空写真や図面、御殿の写真のデータをもらい、「平面」と「立面」、瓦屋根の形状を図面化した「屋根伏」の各図面を製作した。

 しかし、当時の図面と航空写真のデータを合わせると、瓦屋根の寸法のズレが多発。詳しく調べると、二十数棟に上る御殿の建物の多くで、当時主流だった屋根の傾きと違った建築がされていたことが分かった。

 手作業で屋根の角度修正を繰り返し、高さや形が異なる赤瓦群を再現。建物の窓などは0・3ミリの細かいカットで、伝統建築の細部を徹底的に表現した。

 模型は今月6日に完成。チームをまとめた與古田さんは「壁を乗り越えるたびに知識を得られた。みんなに感謝」、屋根を担当した鍬野さんは「資料不足を乗り越える判断力、分析力がついた」と振り返った。

 4人は4月、建築現場監督を目指し、同大学校応用課程に進学する。模型について「苦労して作ったので、多くの人に見てほしい」と展示先を探している。

  沖縄タイムス

嘉手納基地に無人偵察機 (OKINAWA)

嘉手納基地に無人偵察機 海域の監視強化
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嘉手納基地に2016年頃に配備予定の海軍の最新鋭無人偵察機「MQー4Cトライトン」(ノースロップ・グラマン社提供)

 【平安名純代・米国特約記者】
米海軍の広域海上監視(BAMS)最新鋭無人偵察機「MQ-4Cトライトン」が2016年にも在日米軍基地では初めて、嘉手納空軍基地に配備されることが20日までに分かった。
北朝鮮の核の脅威と中国の軍事拡大を受け、アジア太平洋地域の監視体制を強化するのが狙い。同機の製造元のノースロップ・グラマン社(本社カリフォルニア州)幹部が本紙の取材に対して明らかにした。

 トライトンは、空軍の大型無人偵察機「グローバルホーク」をベースに開発した小型版で、全長15メートル、幅40メートル。特殊センサーや高性能カメラを搭載しており、有人の航空機の高度を大幅に上回る1万8千メートル上空から、海上のゴルフボールほどの大きさの物体の識別が可能。

 米海軍当局者によると、同機の配備拠点は米本土2カ所、米本土以外3カ所の計5カ所で合計40機。
15年に初期運用を開始し、16年秋にグアムのアンダーセン空軍基地から順次配備する。グアムでは、すでに配備されている空軍の無人偵察機3機に海軍の偵察機を加えることで、アジア太平洋地域における監視体制をより強化する。

 嘉手納で収集した情報は海上自衛隊との相互共有も視野に入れているという。

 ノースロップ・グラマン社で同機の開発に関わる幹部は、「国防費の大幅削減で米国の市場が縮小していくのに対し、無人機の需要は中東やアジアで拡大傾向にある」と指摘。「今後10年で約820億ドル(7兆6660億円)規模の市場へ成長する予想もある」と述べ、日本への売り込みにも期待を示した。

  沖縄タイムス

尖閣漁業権 台湾に譲歩案 (沖縄県漁協)

尖閣漁業権 台湾に譲歩案 県漁協、配慮要請
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尖閣諸島周辺海域の状況

 尖閣諸島周辺海域の漁業権をめぐって、28日に予定されている日本と台湾の漁業協議の予備協議で台湾側に有利な条件が提示される可能性が強まり、県漁業協同組合長会(古波蔵廣会長)は20日、那覇市の水産会館で臨時集会を開き、県内漁業者の利益に配慮するよう外務省や水産庁などに要請する方針を固めた。
関係漁協の組合長を中心とした要請団をつくり、県や県漁業協同組合連合会と3者で25日に上京する。

 日台漁業協議は2009年2月以来中断していたが、
昨年11月に本協議再開に向けた予備協議が始まった。
28日の予備協議で、外務省が漁業権問題で台湾に譲歩する案を示す可能性があるとして、組合長会は
(1)交渉では沖縄の漁業者の意向を十分に尊重すること
(2)日本側が主張する排他的経済水域(EEZ)の地理的中間線を基本として協議する-ことなどを求める方針。

 複数の県内漁業関係者によると、外務省から北緯27度以南の漁場を条件付きで台湾側に認める案が示される可能性があるという。

 臨時集会で組合長らは、尖閣諸島と先島諸島の間で台湾漁船の操業を認めれば、「手も足も出ない」と懸念。
「漁業者が不利益を被らないよう、要請行動でくさびを刺す必要がある」と指摘する声が上がった。

 県内漁業者は現在、台湾漁船とのトラブルを恐れ、尖閣諸島周辺を含む先島諸島北側のマグロ漁場での操業を自粛しているという。マチ類の資源管理のため、禁漁している保護区でも台湾漁船の違法操業が後を絶たないため、これまでにも安全操業できるよう政府に要請してきた経緯がある。

  沖縄タイムス

本田技研・東芝・小型EV実験 (宮古島市、沖縄)

本田技研・東芝・宮古島市、小型EV実験で協定締結
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 宮古島市 (下地敏彦市長) は21日、 本田技術研究所 (山本芳春社長) 東芝 (佐々木則夫社長) と小型電動モビリティ及び電力供給装置の活用に係る社会実験の実施に向けた検討及び協議に着手する協定を締結した。

午後1時半から市役所平良庁舎で調印式が行われ、 下地市長は 「EVの島を県内外にアピールできれば」 と期待を寄せた。

 協定締結の席で下地市長は 「宮古は運輸部門での二酸化炭素削減が大きな課題。 市民の自家用車として小型電気自動車 (EV) の導入を現実のものとしたい」 と話した。
年内に社会実験に着手することを目標に情報収集をしながら協議を重ねていく。

実験実施を目指す小型EVは、 国土交通省の認定制度に基づき①長さ、 幅・高さが軽自動車の規格内
②乗車定員2人以下 (2個の年少者要補助乗車装置を取り付けたものは3人以下)
③定格出力8㌔㍗以下 (内燃機関は125cc以下)
④高速道路等を運行せず、 地方公共団体等によって交通の安全と円滑を図るための措置を講じた場所に置いて運行するもの―が対象となっている。

 今回の協定では、 社会実験の実施に向けて
▽宮古島内の交通・生活に関する情報収集
▽社会実験モビリティの導入、 活用及び運用管理とそれに関する情報収集▽電力供給装置の導入、 活用及び運用管理とそれらに関する情報収集―について検討・協議していく。

 調印式で、 本田技研の幸村秀生常務は 「ホンダの車両開発を一手に引き受ける子会社。
豊かで持続可能な社会の実現と自由な移動の喜びとの両立を目指していきたい。
宮古島のエコアイランド構想の中でわれわれの技術や実証実験の車両などでお役に立ちたい。 より良いモビリティの開発を推進していきたい」 と意欲を見せた。

 東芝社会インフラシステム社の榮元安信副社長・自動車システム統括部長は 「インフラの充電設備で関わる。
充電というシーンでどれだけ上手く活用いただけるのか実際の生活の中で検証し、 EVの普及に活用できれば」 などと取り組みへの抱負を語った。

.宮古新報

11人合格の快挙/宮総実国家免許 (宮古島・沖縄)

11人合格の快挙/宮総実国家免許の
一級小型船舶操縦士

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一級小型船舶操縦士などに合格して喜ぶ生徒たち
=20日、宮古総合実業高校

 一級小型船舶操縦士第一種教習所が設置されている宮古総合実業高校(下地盛雄校長)でこのほど、海洋科学科の3年生11人が国家免許試験の同操縦士に合格し、このうち2人は同試験の潜水士にも合格した。
20日、同校で報告会があり、下地校長らは「1度に11人の合格者が出たのは、宮総実校前身の翔南高校以来の快挙」と喜んでいる。

 同操縦士免許試験に合格したのは、海技コースの大浜拓磨君、勝連拓海君、仲間朝紀君、西村晃一朗君、根間拓哉君、宮平飛翔君、機関コースの下地率貴君、根間玄一朗君、土木コースの上原海人君、羽地飛龍君、本村南海君。羽地君と本村君は潜水士免許試験にも合格した。

 同操縦士は、20㌧未満の船を操縦する免許で、海域は国内をはじめ無制限とされている。

 下地校長は「将来は、若い力で宮古の水産業を引っ張ってほしい。潜水士の資格では、インストラクターもできる。今後も海洋科学科の目標の一つとして、国家免許資格を取らせたい」と述べた。

 沖縄水産高校専攻科に進学予定の勝連君は「先生方の優しい指導で合格できた。今後も海技士の資格を取り、海運業の発展に役立ちたい」と抱負を語った。

 本村君は「短い期間の勉強で、合格できてうれしい。将来は資格を生かした海の仕事をしたい」と決意を新たにした。

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time09:06

黒米から化粧品を開発 (八重山・沖縄)

黒米から化粧品を開発 化粧品会社とコラボ null
店頭販売は市内2カ所だけ

 石垣市商工会(我喜屋隆会長)と(株)レキオボーテ(本社那覇市、真田孝範社長)は石垣島の黒米を使った化粧品「canann(カナン)」を開発し、公設市場2階の市特産品販売センターと石垣港離島ターミナル内の市経済公社で島内限定販売を行っている。

 ミネラルの多い石垣島の黒米、沖縄本島産のクミスクチン(ハーブ)、久米島の海洋深層水、海底に堆積(たいせき)した泥「クチャ」を使用し、メーク落としと洗顔料、化粧水、保湿乳液、保湿クリーム、シャンプー、トリートメントの7種を販売。パッケージには紅型のデザインを採用した。
 販売は昨年9月にインターネット限定でスタートしていた。日本トランスオーシャン航空機内誌でも近く紹介される。

 1988年から黒米を栽培している仲新城精米店の仲新城淳代表は「普通に米を作る感覚では黒米は作れない。育成方法を試行錯誤してきた。無農薬栽培が適していると分かり、土壌の改良で現在は5.8ヘクタールの水田で栽培している」と話す。
 同社の金田勲取締役は「店頭販売は石垣島のみ。長命草やモチキビも化粧品に使えないか研究している。石垣発の化粧品メーカーになっていければと考えている」と石垣発の商品開発をアピール。
 我喜屋会長は「素晴らしい黒米を使い、商工会とコラボで開発した商品を市民にも使ってほしい」と述べた。
 メーク落としと洗顔料、化粧水、保湿乳液のトライアルセットもある。1500円。

  八重山毎日新聞
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category徒然日記  time09:00

長寿祝う カジマヤー (八重山・沖縄)

ヒデ子さんの長寿祝う カジマヤーでパレード2013年2月21日null
地域挙げ盛大に石垣市大浜

 数え97歳のカジマヤーを迎えた次呂久ヒデ子さんの長寿を祝うパレードが20日午前、大浜集落で行われた。
小雨の中、沿道には多くの地域住民が詰めかけ、次呂久さんのカジマヤーを祝福した。
大浜地区には次呂久さんのほか、珍寿の112歳を迎えた依光年恵さんやカジマヤーの石垣芳子さん、長田静さんがおり、3人はパレードに参加を予定していたが、事情により欠席した。

 次呂久さんは1917(大正6)年10月10日生まれ。大浜出身の大浜育ち。農業一筋で子ども5人を育て上げ、現在は孫8人、ひ孫11人に恵まれている。

 海に散歩に出かけ、景色を楽しんだり知人とユンタク話をするのが趣味。「世界や地域で何が起きているか知りたい」と新聞に毎日目を通すといい、かくしゃくとしている。
きょうの気持ちを「皆さんのおかげでこの年まで生きて来られた。うれしい気持ちでいっぱい」と笑顔で語った。

 パレードは午前9時20分ごろに大浜公民館を出発、横断幕を掲げながら集落内を練り歩いた。
JAおきなわ八重山地区営農振興センターで行われたセレモニーでは、前津英次館長が「地域の繁栄は先輩たちが努力を尽くしてきたたまもの」とあいさつ。漢那政弘副市長も祝辞を述べた。婦人会役員らによる祝いの舞では、次呂久さんも一緒にモーヤーを踊り、喜びをかみしめた。

 最後は老人会の廣田辰雄会長の掛け声で万歳三唱をして締めくくった。

   八重山毎日新聞
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category地域情報  time08:56

2013-02-21

甕から人骨、装飾品 「義本王の墓」か (国頭村辺戸・沖縄)

甕から人骨、装飾品 「義本王の墓」裏付けか
 国頭村辺戸
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「義本王の墓」内で見つかった甕に入った人骨
=20日、国頭村辺戸

 【国頭】
国頭村教育委員会(小橋川春武教育長)は20日、同村辺戸にある舜天王統第3代義本王(1206年生)が葬られたと伝わる墓の室内から甕(かめ)に入った人骨5~6柱と装飾品などが見つかったことを明らかにした。
県内複数カ所に義本王のものとされる墓があるが、発掘品の分析が進めば、辺戸に葬られたことが裏付けられる可能性が高まる。同委員会は同日、墓室内を初公開した。

 義本王は1249年、琉球のグスク時代の王に即位。
翌年から、飢饉(ききん)や疫病に相次いで見舞われ、国民の
半数近くが死亡したことから、英祖を摂政にし、国政を代行させ、
11年後に英祖に王位を譲った。国の荒廃や王統が変わったことなどから身を隠したとされ、同村や北中城村など複数カ所に義本のものと伝えられている墓が存在する。

 見つかった人骨は直径約1メートルの甕に入っていた。
甕は墓の入り口より大きいため完成前に墓内に入れられたとみられる。調査を進める同教委の赤嶺信哉学芸員によると、墓を開けた際に甕は側面が割れており、人骨が露出。その近くから玉などが見つかったという。

 現存する辺戸の墓は明治初期に尚家が改修したとされる。
琉球石灰岩が積まれ、墓の外側は幅、奥行きともに約3メートル。

 英祖の墓とされる「浦添ようどれ」の調査にも携わった土肥直美琉球大学非常勤講師(人類学)は「ようどれでも骨が30体くらい見つかった。義本王のものとは断定できないが、興味深いのは顔つきがグスク時代の特徴を持っている。義本王の可能性はある」と語る。

 今後、人骨や甕は年代測定など分析を進める。墓は本年度中に修復し村が観光資源化を図る。


   琉球新報

防衛局長、沖縄大使  参考人招致を拒否(OKINAWA) 

参考人招致を拒否 防衛局長、沖縄大使
ファクスで回答


 米兵事件の再発防止策について、県議会米軍基地関係特別委員会(新垣清涼委員長)が武田博史沖縄防衛局長と竹内春久外務省沖縄大使に参考人招致を要請している件で、両氏は20日までに要請を断った。同委員会は22日に委員会を開き、今後の対応を協議する。

 米軍が深夜外出制限や飲酒制限の再発防止策を講じているが、実効性は乏しく、防衛局長、沖縄大使が参考人招致を断ったことで、同委員会を中心に強い批判が出そうだ。

 県議会事務局によると、武田氏、竹内氏は、米軍が勤務時間外行動を規定する「リバティー制度」を検証し新たな指針を発表したことや、日本政府や米軍、県などが参加する「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チーム」(CWT)で再発防止策について協議していることを挙げ、19日にファクスで招致を断った。同委員会が事前に両氏に提出した、招致での質問に対する回答の文書も送られてきたという。

 新垣委員長は「その程度の誠意しかない。残念だ」と両氏の対応を批判した上で、「再発防止策の取り組みをしっかり聞きたくて招致を求めてきた。文書での回答は不十分だ。今後、要請などで接触する機会に出席をあらためて求めたい」と述べた。

 同委員会は4日に武田、竹内両氏を参考人として招致することを正式に決定。県議会事務局によると、同委員会として防衛局長、沖縄大使の参考人招致は初めてで、要請に対する両氏の対応や招致の場での発言が注目されていた。

   琉球新報

沖縄発が好調 (ジェットランテクノロジ・沖縄)

言語解析、沖縄発が好調 
ジェットランテクノロジ
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 ソフトウエア研究開発のジェットランテクノロジ(東京、野武浩社長)は、那覇市にある沖縄支店を中心に開発している言語解析システムの需要開拓で成果を上げ、全国に普及する大手のサービスに沖縄発の技術の活用が進んでいる。
昨年11月にドコモの人気サービス「しゃべってコンシェルン」に提供を開始し、今年2月にはカーナビへの応用が決定。
業績も伸長だ。ジェットラン社は事業拡大に伴い沖縄と東京の両本社制を検討。今後人員増を図り、2014年度の売上高20億円を目指す。

言語解析システムは文章を単語や熟語に分割、分析し有用な情報を抽出する「テキストマイニング」という技術。
同社は数千万語の語彙(ごい)を約1900部門に分類した独自の多機能辞書を基に、新語や流行語も解析。音声の解釈性能を向上させることにも成功した。複数の意味を持つ単語や通称、略称などの言葉の揺れを含む発話を的確に捉え、使用者の感情を分析する機能も整備した。

 話し手の意図を解釈し、適した解答を導き出す「しゃべってコンシェルン」では、不適切な言葉の露出制限機能を盛り込み、高速で高機能な点がサービスの基盤として評価された。

 ジェットラン社は06年に開発拠点として沖縄支店を開設。
現在約40人体制でシステムの研究開設を手掛ける。本社も合わせ8割は県内で採用し、開発のほとんどを沖縄の技術者が担当。沖縄は次年度には60人まで増員する計画。
野武社長は「解析精度を上げるため沖縄の技術者が研究開発に力を入れている」と説明。スマートフォン(多機能携帯電話)が急速に普及する中、関連アプリケーションなどのサービス基盤としてさらに販路拡大を図る。

 (謝花史哲)


  琉球新報
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category地域情報  time11:29

沖縄戦実相 県平和祈念資料館[米・ハワイ]OKINAWA

[米・ハワイ]沖縄戦実相訴え 県平和祈念資料館が展示
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 県平和祈念資料館が主催する「児童・生徒の平和メッセージ展」の米国ハワイ移動展が1月16日から22日まで、ハワイ沖縄センターで開かれた
=写真。県系2、3世の市民ら約300人が訪れた。

 同展は県内の児童・生徒が創作活動を通して平和の心を発信する取り組み。移動展は沖縄の課題解決を海外と連携し研究する県の「海外政策形成課題研修」の一環で、今回初めて実現した。

 同館によると、沖縄戦で兄を亡くしたという来館者からは「兄や古里沖縄の住民が戦争でどんな目に遭ったのか。展示や作品を通して住民の様子などがよく分かった」などの感想が寄せられたという。

  沖縄タイムス
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categoryお知らせ  time10:01

[我ら“うちなーんちゅ”米ロス発]新城義道さん(OKINAWA)

[我ら“うちなーんちゅ”米ロス発](27)新城義道さん
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 数多くある北米沖縄県人会の活動の中で、最も多忙を極めるといわれるのが芸能部である。三味線、民謡、太鼓、舞踊などそれぞれのクラブを統括し、イベントを主催する。その芸能部の2013年度の部長に新たに就任したのが、社交ダンス教師を35年務めている名護市字源河出身の新城義道さんだ。

 新城さんが渡米したのは1971年。実業家での成功を夢見て、最初はボーディングハウス(宿泊施設)に身を寄せた。「当時は英語もできなければ、車も持っていませんでした。沖縄出身の先輩に迎えに来てもらって出かけるようになりました。ですから、県人会に入ったのは渡米してきた年です。社交ダンスも人に誘われて40年前に習い始めました」

 3年後の74年にはロサンゼルス近郊のガーデナ市でレストランをオープン。その後立て続けに3軒のレストランを手がけた。

 「一つのレストランでは、夜はカラオケとダンスを楽しんでいただきました。私も店の経営と並行してダンスを教えていましたが、84年にダンスに集中するためにレストランはすべて辞めました。以来ダンス教師一筋です」

 現在でも自らが所有するガーデナのダンススタジオを拠点に、各地のコミュニティーセンターで200人を超える生徒たちを教える忙しい日々を送っている。取材に訪れたガーデナの公的施設の教室では、午後1時の開始時間より前に30人ほどの生徒が集まっていた。

 「うちの生徒さんは平均年齢が80歳前後です。若くて70歳くらい。私が最初に教え始めたのが27歳の時でしたから、その時からずっと一緒に生徒さんと年を重ねているわけです。皆さん、ここが社交の場になっていて、途中で辞めることなく続いています。生徒さんたちがお休みするのはたまの風邪と旅行に行く時、それにお孫さんのベビーシッターを頼まれた時くらい」

 新城さんは教室だけでなく、さまざまな団体から依頼を受けてボランティアでもダンスを教えている。「私自身のダンスを披露することもありますが、基本的には皆さんと一緒にラインダンスを踊って楽しい時間を過ごします」

 積極的な奉仕活動が認められ、新城さんは過去にロサンゼルスのアントニオ・ビヤライゴーザ市長、さらにはカリフォルニアのアーノルド・シュワルツェネッガー州知事から特別功労賞を授与されている。

 奉仕精神のルーツはどこにあるのかを聞くと、「沖縄にいたころに青少年赤十字の活動に携わって、ボランティアのトレーニングを受けたことがあります。あれが奉仕に関しては最初の経験ですね。しかし、何よりアメリカに来てから、沖縄県人会の先輩方や、沖縄以外でもローカルの団体の方々に助けられていただいたことは、非常に大きかった。
過去にお世話になった分、私がダンスを通じて地元の日系社会に還元していきたいという気持ちがありますね」と明解に答えた。

 最後に新城さんはダンスを教えるやりがいについて「踊れるということは、つまり健康であるということです。それに尽きます」とコメントした。これからも多くの生徒と共にステップを踏みながら健康を実感しつつ、北米沖縄県人会の芸能部のさらなる発展に貢献していただきたい。

(ロサンゼルス通信員)

沖縄タイムス

 南米児童の劇を通したメッセージ (玉城優美・沖縄)

[ハイサイ・オーラ・オイ 南米児童の作文から]劇を通して伝えたかったメッセージ 玉城優美

 11月16日に学習発表会がありました。

 6・7・8年生が一緒に勉強している私たちのDクラスは、劇をしました。内容は、30年後の移住地がどうなっているかをみんなで話し合いながら考えました。

 私は、おばあさんの役をしました。せりふがほとんど方言だったので、覚えるのが大変でした。でも、本番では緊張しないでせりふを言うことができました。それは多分、衣装やかつらを着けていたので、おばあさんになりきることができたからだと思います。

 劇の最後には、みんなで三線を弾きました。その中で、私の作った琉歌を「てぃんさぐぬ花」の曲にのせて歌いました。私の考えた琉歌をみんなが声に出して歌ってくれたので、とてもうれしかったです。

 家に帰ってからお母さんに、「おばあの役とてもにあっていたさぁ」とほめられて、うれしかったです。私たちDクラスが、劇を通して伝えたかったメッセージ、それは、これからは私たちがこの自然が豊かですてきな移住地を守っていくということです。きっと、見てくれたみんなに伝わったと思います。(ヌエバ6年)

 学校から 趣味は読書で漢字が得意な女の子。日本語の勉強にもまじめに取り組んでいます。

プロフィル 移住地生まれの3世。父方祖父の出身地は糸満市。母方祖父の出身地は今帰仁村。

  沖縄タイムス

 世代超えて那覇市民忘年会 [アルゼンチン]OKINAWA

[アルゼンチン]那覇市民忘年会 
世代超えて交流 会食・福引き楽しむ

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元気よく乾杯する那覇市民会の会員たち=アルゼンチン

 【崎原朝一通信員】
那覇市民会の忘年会が、昨年12月9日、ブルサコ日本人会が所有する運動場の協和園で開かれた。

 1年の締めくくりの会は、好天も幸いし、米須トミ子さん、瀬底治誠さん・貞美さん夫妻、我如古貞さん、野原朝宗さん・初子さん夫妻、崎原美智子さんら残り少なくなった1世も顔をそろえた。

 2世の最年長者で、笠戸丸移民の又吉全政さんを父に持つ、又吉ドミンゴさん(86)も元気に出席した。

 瀬底エルネスト会長のあいさつの後、野原さんの音頭で乾杯、アサード(焼き肉)の会食に移った。久しぶりの歓談が続き、景品持ち寄りの福引きの抽選を楽しんだ。

  沖縄タイムス

EVの島沖縄、発進 (OKINAWA)

EVの島沖縄、発進 県開発推進協発足

 県内における電気自動車(EV)の開発や製造に関する関係機関の連携を強化し、産業振興を目指す県の「島しょ地域型電気自動車開発推進協議会」(会長・安里肇県商工労働部産業振興統括監)が19日、発足した。
県庁で初会合があり、EV製造を手掛ける事業者や自動車整備業、行政、学識経験者らが参加。
国が推進するEVなど超小型モビリティの認定制度に向けた課題やEV普及の可能性について意見を交わし、新たな産業の確立に向けて取り組むことを確認した。

 協議会では、沖縄の地域特性に適した地産地消型のEV開発や製造、今後普及が想定されるEVのメンテナンス技術の蓄積や向上、EV産業の振興と雇用拡大を目指す。

 県内でEV開発などに取り組んでいる各機関との連携を深め、情報共有を図ることで製造技術や人材育成などにもつなげていく方針だ。

 国は1月に、地域の手軽な移動手段として近距離輸送に活用される超小型モビリティ(長さ、幅、高さが軽自動車の規格内の三・四輪自動車、定格出力8キロワット以下など)について、一定の条件をつけて、安全の範囲内で公道を走行することが可能となる認定制度を施行した。地方公共団体やそれを含む協議会が地方運輸局に申請し、限定地域での走行が可能となる仕組み。

 認定制度について、国立沖縄工業高等専門学校の山城光教授は「EV専用レーンなど、インフラ整備を含めた議論も必要では」と指摘し、普及のための環境づくりを並行して取り組む必要性を挙げた。

 EVなど自動車のコンピューターシステム開発を手掛けるAZAPAの担当者は、大型車から超小型車が見えづらいなど安全性と運行面の課題に触れ「交通の流れに乗る加速度も必要」と技術面の対策を挙げた。

 今後のEV開発・製造振興について、琉球大学工学部の末吉敏恭准教授は「島しょ県の沖縄は、バッテリーの持ちを考えるとEVに適した場所。EVアイランド構想を立ち上げてはどうか」と提起。 中古車をEVに転換するコンバート製造も手掛ける長嶺自動車整備工場の長嶺明代表は「技術面では問題ないが、バッテリーの耐用年数に課題がある。製造法やバッテリーの研究を含め、ハードルは多いがEV製造の可能性は大きい」と述べた。

 ものづくりネットワーク沖縄の金城盛順理事長は「メーカーが製造した製品のメンテナンスをどう担うかなども含め、県内での技術構築とネットワークの仕組みづくりが必要」と呼び掛けた。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time09:36

2013-02-20

御冠船料理でおもてなし (識名園・沖縄)

御冠船料理でおもてなし 識名園でPR
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復元された御冠船料理を楽しむ旅行社の担当者ら
=那覇市・識名園(下地広也撮影)

 琉球王朝時代の宮廷料理と古典芸能などで、MICE(国際会議や報奨旅行など)の来県者をもてなす企画をPRする「蘇(よみがえ)る御冠船(うかんしん)料理 琉球王朝歓待の宴(うたげ)」(主催・かりゆし、徐葆光の道を歩もう会、共催・琉球放送、沖縄タイムス社)が19日、那覇市の識名園であった。

 御冠船料理は、琉球王国が中国の使者「冊封使」を歓待するのに振る舞われた宴席料理で、識名園は実際に冊封使の接待に使われた。参加者は県内外から招待された旅行社の担当者ら計約60人。心字池や六角堂を背景に琉球芸能を鑑賞した後は、御殿内の食卓で御冠船料理を味わった。

 かりゆしの當山智士社長は「単なる御冠船料理の復元ではなく、琉球王朝時代の時間と空間を受け継ぎ、世界遺産の識名園で伝えていくところに意義がある」と説明した。来年度以降、事業化につなげたい考え。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time18:41

「イヤサッサ踊らな!!」 (うるま・OKINAWA)

第2回結舞踊「イヤサッサ踊らな!!」inうるま/3月23日うるま市で開催null
第1回結舞踊「イヤサッサ踊らな!!」から

 沖縄から新たな舞踊を発信することを目的に、群舞の祭典「第2回結舞踊『イヤサッサ踊(もう)らな!!』inうるま」を開催します。
同名のテーマ曲を中心に、出場団体の生き生きとした創造性ある踊りを審査し、表彰します。どなたでも気軽に参加できる大会です。出場団体を募集します。

 沖縄から新たな舞踊を発信することを目的に、群舞の祭典「第2回結舞踊『イヤサッサ踊(もう)らな!!』inうるま」を開催します。同名のテーマ曲を中心に、出場団体の生き生きとした創造性ある踊りを審査し、表彰します。どなたでも気軽に参加できる大会です。出場団体を募集します。

【日時】3月23日(土)午前10時
【場所】うるま市石川体育館
【審査曲】各団体の自由曲(4分以内)は沖縄らしい曲で、踊って楽しい、奮い立つ曲や振り付けとする
【表彰】(1)結大賞(2)結ゴールド賞(3)結美らさ賞(4)結審査員賞(5)結奨励賞

【出場資格】老若男女を問わず踊りを楽しむ団体。1団体20人以上、上限なし(地域婦人会、レクリエーション関係団体、老人クラブ、保育園、職場チームなど)

【出場料・入場料】大人千円、中学生以下500円、
           保育園・幼稚園児は無料

【出場申し込み】所定の申込書に必要事項記入の上、
 2月12日(火)~3月8日(金)に出場料を添えて、
 〒900-0021、那覇市泉崎1の10の3、
  琉球新報社事業局へ申し込む。
 
 【問い合わせ】琉球新報社事業局内、 
   結舞踊事務局(電話)098(865)5255

主催 琉球新報社、結舞踊イヤサッサ踊らな実行委員会
共催 うるま市、うるま市商工会、うるま市観光物産協会、沖縄県婦人連合会、うるま市女性連合会、琉球新報販売店事業協同組合


  琉球新報

八重山農林生のバニラ研究 初発表(OKINAWA)

八重山農林生のバニラ研究 国際会議で初発表
バニラに関する研究を発表した県立八重山農林高校の
生徒たち=4日、本部町の海洋博公園

 【本部】
2~11日に本部町の海洋博公園で開催された「第11回アジア太平洋蘭会議・蘭展 沖縄大会」で、県立八重山農林高校アグリ・リサーチ部の生徒4人が、バニラの栽培に関する研究を発表した。各国の研究者からの質問にも英語で堂々と答えた。

 同大会事務局によると、高校生がオブザーバー参加したことはあるが、正式参加は初めて。

 生徒たちは八重山でバニラの栽培、花の交配、バニラビーンズ作りに挑戦し、バニラ苗の増殖には鹿沼土が適していることなどが判明。八重山での本格的なバニラ栽培とバニラビーンズの商品化に向けた一助となった。

 発表後、高西祥ニコール君(3年)は「研究者から『頑張って』と声を掛けてもらい自信につながった」と満足した表情を見せた。卒業後は岐阜県の朝日大学で情報技術を学び、将来、農業に生かしたいという。

 4月から県立農業大学校に進学する宮城正隆君(同)は
「大学校でもより深く栽培技術を学びたい」と意気込んだ。


   琉球新報
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categoryグルメ  time13:55

 沖縄国際映画祭、来月開幕 (OKINAWA)

笑顔の祭典 県民と共に 沖縄国際映画祭、
月23日開幕

null第5回沖縄国際映画祭をアピールする吉本興業のお笑い芸人や出演者ら
=19日午前、新宿区の吉本興業本部

 【東京】
3月23~30日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなどで開かれる第5回沖縄国際映画祭(同実行委員会主催)のプログラム発表会見が19日、東京都新宿区の吉本興業東京本部であり、県出身のガレッジセールら多数のお笑い芸人らがことしの特色を紹介した。
今回は「沖縄県民と一緒に作り、一層盛り上げる」をテーマに県民参加の企画が大幅に増えた。

 地域発信型プロジェクトの映画部門では、県内からガレッジセールのゴリさん監督の「税金サイボーグ・イトマン」(糸満市)など5作品を出品。地元を紹介するCM部門では県内の全41市町村から参加があった。
沖縄の披露宴の余興映像を集めた「にーびち映画祭」や沖縄が舞台の映画を特集上映する「ウチナー映画~ロケ地巡りの旅~」などが新設された。


  琉球新報
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category沖縄観光  time13:50

 アセスやり直し訴訟きょう判決 (OKINAWA)

意見陳述権が焦点 アセスやり直し訴訟きょう判決
 米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部での環境影響評価(アセスメント)手続きに不備があるとして、県内外の622人が国にアセスの方法書や準備書のやり直しと損害賠償を求めた訴訟の判決が20日午後、那覇地裁(酒井良介裁判長)で言い渡される。

 判決では、アセス手続きの中で住民の意見を述べる権利があるかどうかが焦点となる。

 判決によっては公有水面埋立法に基づき、沖縄防衛局が県知事に申請する埋め立て承認手続きに影響を与える可能性もある。

 住民側は環境影響評価法で「方法書や準備書に対して住民が意見を述べる権利が与えられている」と主張。その上で、今回のアセス手続きは法的根拠のない事前調査を実施し、環境を破壊したと批判している。その調査に基づき作成された方法書や準備書では資料の追加や修正を繰り返し、住民の意見を述べる権利が侵害されたことは違法として、アセス手続きのやり直しを訴えている。

 国側は、環境影響評価法に定める意見を述べる機会について「国民一般に期待したもので、個人の権利は認められない」と主張。法律で住民が訴えを起こす規定はなく、今回の訴えは「不適法」として却下を求めている。損害賠償については棄却を求めている。

<用語>環境影響評価(アセスメント) 
大規模な施設建設に当たり、開発事業が環境にどのような影響を及ぼすかを国や企業などの事業者自らが調査、予測、評価を行う制度。
飛行場や埋め立て、ダムなどの事業に義務付けられている。
その結果を公表して国民や地方自治体などから意見を聴き、それを踏まえ事業計画を作る。環境影響評価には方法書、準備書、評価書と段階があり、方法書と準備書までは知事だけでなく住民からも意見を集める。
これらを踏まえ、環境保全などをまとめて評価書となる。
評価書には住民は意見を述べられず、知事だけが意見を述べる。その後、評価書を補正して事業実施となる。


  琉球新報

北部 懐かしく 東村で写真展(OKINAWA)

復興期の北部 懐かしく 来月、東村で写真展null
1950年代とみられる名護十字路


国頭村との説明がある集落


湧き水のそばで遊ぶ子どもたち(場所不明)

 【東】
1950年代を中心に戦後復興期のやんばるを切り取った写真展「笑顔が戻ってきた日in東村」(主催・東村教育委員会、東村立山と水の生活博物館)が3月1日から同博物館で開かれる。

 写真を提供したNPO法人琉米歴史研究会の喜舎場静夫理事長は「やんばるでは初めての写真展。失われた美しい風景を子どもたちに見てもらいたい」と話している。

 今回は金武町、恩納村以北の写真350~400点を展示する。名護十字路や国頭村など場所が分かるものもあるが、参観者に年代や場所、人物に関する情報も募る。

 写真展はツツジ祭りに合わせて開催され、来館者には英語の絵本をプレゼントする。入場料大人200円、子ども100円。月曜日休館で午前10~午後6時。

 伊集盛久村長は「よみがえる風景に時代ごとのイメージも出てくるだろう」と期待した。

(写真はいずれも琉米歴史研究会提供)


  琉k流新報
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categoryフォトログ  time13:42

磯の香りギュ~ アーサ (南城・奥武・沖縄)

磯の香りギュ~ アーサ収穫 南城・奥武島null
春の風物詩、緑が鮮やかなアーサの収穫作業
=19日午後、南城市玉城奥武島(渡慶次哲三撮影)

 南城市玉城奥武島でアーサ(ヒトエグサ)を収穫する風景が見られた。1月初旬に1回目、この日は2回目の収穫作業だという。

 腰まで水に漬かり、作業に精を出す津波古初枝さん(79)は「昨年は1回しか採れなかったが、ことしは伸びがいいので3回は採れそう。豊作だ」と網に付いたアーサをはさみで切りながら笑顔を見せた。アーサは海水で丁寧に洗われた後、乾燥アーサ、のりつくだ煮などに加工され、島の店先に並ぶ。


  琉球新報
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categoryグルメ  time13:29

もしや、しも? (沖縄)

もしや、しも? 名護で17日早朝
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霜が降りたように表面が白く覆われた植物
=17日午前6時半ごろ
(田中大三さん提供)

 【名護】名護市名護の県立北部農林高校寄合原農場で17日早朝、植物が霜が降りたように白くなっているのを、同校教諭の田中大三さん(42)が見つけた。

 田中さんは宿直明けの同日午前6時半ごろ、芝生や周辺の植物が、白い粉がかかったように光っているのに気付いた。葉の表面は水分で覆われ、触ると冷たかった。5分ほどで一帯は緑色に戻った。

 農場がある場所は山に囲まれた、すり鉢状の地形になっている。田中さんは「霜なのか分からないがとても感動した。ミステリーですね」と声を弾ませた。

 沖縄気象台によると、同日午前5時すぎの名護市の最低気温は11・8度。天気はくもりだった。同気象台は「県内では気温10度前後での霜の観測記録がなく、判断が付かない」としている。(湧田ちひろ)

  沖縄タイムス

「模合するお年寄りほど健康」 (琉大・沖縄)

「模合するお年寄りほど健康」琉大白井氏調査
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地域組織の参加数と健康リスクの関連・模合参加
の頻度と健康リスクの関連

 「模合に参加するお年寄りほど健康」-。琉球大学人間科学科の白井こころ准教授(公衆衛生学)が今帰仁村の高齢者を対象に実施した調査で、模合など人とのつながりが多い人ほど健康状態が良い傾向にあることが分かった。白井准教授は「多くの人と交流することで健康情報が集まり、人とつながることで精神的にも良い影響を与えている可能性がある」と指摘している。
 (新崎哲史)

 同調査は、高齢者の健康づくりや介護予防に役立てようと2010年に全国の研究機関が分担して、北海道から沖縄まで31自治体で実施。白井准教授は沖縄独自のアンケート項目も盛り込み、病気の有無や飲酒などの生活習慣、地域との関わり具合を聞いた。今帰仁村で得られた1183人の回答を分析した。

 模合や老人クラブ、趣味の集まりなど地域組織の参加具合を「少ない」「中程度」「多い」の3グループに分け、病歴や自身の主観的な健康度を基準にした健康リスクを比較。「少ない」の健康リスクを1としたところ、「多い」は0・56でリスクが半減し、「中程度」も0・61と減少していた。

 模合に絞った分析では、「参加していない」に比べ「月2、3回以上」のグループのリスクが半減。「年に1~2回程度」は微減だった。

 また、模合タイプを「境遇が似た者同士」と「さまざまな人が参加」の二つに分けた比較では、「参加していない」に対し、「似た者同士」が0・7と3割減。「さまざまな人」は、0・38で6割も減少した。

 白井准教授は「地域活動以外にも『地域を信頼している』『助け合いたい』と思うグループの健康度が高く、健康情報の共有や頼れる仲間がいる安心感、生活の充実などが健康状態に作用しているのでは」と推察している。一方、「もちろん飲みすぎ食べ過ぎは逆効果。適度な飲食と付き合いで、健康を維持してほしい」とくぎをさした。

  沖縄タイムス

基地問題「身を捨てる覚悟」と那覇市長(OKINAWA)

基地問題「身を捨てる覚悟」と那覇市長
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2013年度の施政方針を示す翁長雄志市長
=19日午前、那覇市議会議場

 翁長雄志那覇市長は19日開会した市議会2月定例会で、
2013年度の施政方針を発表した。

 翁長市長はオスプレイの強行配備など県民の意思に反した米軍基地の負担増が続く一方で、基地と経済振興のリンク論について「本土と沖縄の間にある認識の壁と差別は、今や看過できないところまできている」と、厳しく批判した。

 その上で「(基地は)国の安全を守るための重要性は理解できる」としつつ、「基地は沖縄の発展の障害でしかない」と指摘。基地問題解決に向けて「身を捨てる覚悟で臨みたい」と強調した。

 1280億8800万円の新年度一般会計予算案や、沖縄の振興や発展を目指した一括交付金の事業展開、中核市移行に伴う保健所設置などの主要事業の概要も説明した。

 同定例会の会期は、3月26日までの36日間。

  沖縄タイムス

王朝時代の宮古上布復元 (宮古島・沖縄)

王朝時代の宮古上布復元
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「宮古の織物文化~未来へ向かって~ 展示会」で紹介された琉球王朝時代の御絵図柄を施した宮古上布
=宮古島市中央公民館

 【宮古島】「宮古の織物文化~未来へ向かって~展示会・シンポジウム」(主催・宮古の織物文化研究協議会ほか)が2、3の両日、市中央公民館であり、琉球王朝時代の貢納布だった御絵(みえ)図柄を施し、復元された宮古上布などが展示された。

 宮古の織物文化の情報発信と普及が目的の催し。文化庁の「文化遺産を活(い)かした観光振興・地域活性化事業」の一環で、宮古上布保持団体、宮古苧麻(ちょま)績み保存会、宮古織物研究会の3団体が連携。3年間の事業期間の最終年度にあたり、研究成果を披露した。

 展示では繊維である苧麻の系統別栽培や糸績み、試織による特性の検証のほか「地機」(ズバタ)の実物などを紹介。このうち、観賞性に富んだ図案で貢納布として作られていた御絵図柄を施した宮古上布の展示では、県立博物館や日本民芸館の資料から復元した6図柄が紹介され、来場者の注目を集めていた。

 3日に行われたシンポでは、各登壇者が宮古上布の今後の活用や普及について議論。「経済産業部門と文化教育部門で行政支援が異なっており、整理する必要がある」「宮古上布という『主役』のほか、異なる素材の『脇役』を作ることが必要だ」などの意見が出された。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time09:11

2013-02-19

迷鳥クロトキ飛来/宮古島池間・沖縄

迷鳥クロトキ飛来/池間島宮古では初確認
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地上で餌をついばむクロトキ

 県内にはまれに飛来する迷鳥クロトキ(トキ科)の若鳥が17日、池間島で確認された。青空をバックに飛翔し、草地に舞い降りて暖かい陽光を浴びていた。宮古では初確認した。

 クロトキは、中国東部などで繁殖し東南アジアなどで越冬するとされる。くちばしは黒くて下に曲がっている。成鳥の頭部から首、くちばしは黒いが、若鳥のくちばしの一部は茶色を帯びる。

 若鳥の大きな特徴は羽の先端が黒く、地上で羽を閉じると尾の上が黒く見える。さえずりは「グワッ」「グウッ」。成鳥の体長は68㌢ほど。

 クロトキの近縁種で日本の野生のトキ(トキ科)は、2003(平成15)年に亡くなり、日本のトキは絶滅した。翌年中国から日本に贈られたトキペアが、その後新潟県佐渡市で繁殖に成功した。成鳥は額から目の周りが赤い。鳴き声は「ターァ」「アーァ」。成鳥は体長77㌢。

 1918(大正7)年の学会誌『鳥』に発表・報告された「琉球産鳥類の方言」では、トキは「コーナー(鳴き声より取りたりと云ふ)」と表記されている。

.宮古毎日新聞

クリーン作戦で協力呼びかけ (石垣市・沖縄)

石垣市クリーン作戦で協力呼びかけ  
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新石垣空港の開港に向け、「石垣島を訪れて良かった、また来たい」と感じてもらえるよう、石垣島をクリーンに花いっぱいにする石垣市の「花と緑のクリーン作戦」が17日、島内全域で行われた。各地域の人たちが、計2万本の花や苗を沿道に飾った。苗を満開にするには水やりなどの管理が必要。市は「今後の管理を徹底し、開港に向けて大輪の花を咲かせよう」と協力を呼びかけている。

 用意された苗はプランター4500個(4本入り)と2000本の苗。うち苗1万2000本は、八重山農林高校と市シルバー人材センターがボランティアで育ててきた。

 市役所で同日午前9時から行われた出発式で、八重農の當間隼人さん(2年)、慶田嵩由さん(2年)が漢那政弘副市長らにプランターを贈呈。當間さんは「3月7日の開港をとても楽しみにしている。花の苗を一生懸命育てたので、大事に管理してもらいたい」と要望した。

 作業には各公民館、スポーツ少年団、県建設業協会八重山支部などの市民多数が全面協力。シルバー人材センターなど4カ所で用意された苗を、同支部所属のトラック35台が各集落まで運んだ。スポーツ少年団の子どもたちが清掃活動を行った。

 大浜公民館前の国道で草をとって整地し、苗の植え付けを行った大浜婦人会の前津朱美会長は「市から苗をもらって会員は喜んでいる。大浜地区の歩道は狭くて苦労するが、開港に向けてみんなで石垣島をきれにし、花いっぱいにしたい」、メーン通りとなるやいま大通り会の大城文博会長は「開港後も石垣島全体が花でいっぱいになるよう心を一つにして頑張りたいですね」と話した。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:03

2013-02-18

被災地の新1年生に手作りお守り (糸満・沖縄)

被災地の新1年生に手作りお守り 糸満
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手作りの琉球太鼓のお守り(中央)と、カサブランカの花と糸満市の空に「命どぅ宝」と書かれたしおり、塩せんべいなどお菓子のセット

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被災地へのお守り発送に向けて、仕上げの作業に励む
カサブランカを愛する市民の会のメンバーら=糸満市西崎町

 【糸満】市で栽培するカサブランカの花を平和行事に提供し、平和を願う活動をするカサブランカを愛する市民の会(大城美智子会長)は、東日本大震災の被災地の新1年生に、手作りの琉球太鼓のお守りと「命どぅ宝」のメッセージを添えたしおり約850セットを贈る。19日にも発送予定で、大城会長は「沖縄から思いを込めて贈りたい」と話す。

 きっかけは、会員に岩手県出身の比嘉みえ子さん(63)がいたこと。3月11日に東日本大震災から2年を迎えることから、会員同士で「何かできないか」と相談。会員の多くが市商工会の活動で作った経験のある太鼓のお守りを、4月に入学する被災地の新1年生に届けることに決めた。

 太鼓の材料となるペットボトルのふたを集め、1月から役員らが制作に当たった。太鼓の中には清めの塩を入れ、「命どぅ宝」を解説する文章もつけた。さらに、より沖縄らしさを感じてほしいと、大城会長が旧知の事業者から寄贈を受けた塩せんべいと黒糖をお守りに添えて贈ることにした。

 比嘉さんの知人のつてで、岩手県宮古市の新1年生に650セットを贈る。市内でカサブランカを生産する栄盛国人さん(27)の叔母が住む宮城県多賀城市にも、200セットを発送する。

 大城会長は「関わった皆さんに感謝したい。子どもたちには毎日、安全に通学してもらい、立派な1年生になってほしい」と願いを込めた。比嘉さんの長男で、包装作業を手伝った圭之介さん(33)は「ありがたく思う。子どもたちの心にも、何か残るものがあるはず」と語った。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time18:31

宮古出身2選手 開幕1軍へ照準 (OKINAWA)

千葉ロッテマリーンズ宮古出身2選手 開幕1軍へ照準/石垣キャンプ大詰め伊志嶺 紅白戦出場/川満 直球に磨き
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初紅白戦で順調な仕上がりをアピールした伊志嶺選手
=16日、石垣中央公園野球場

 【石垣市】石垣市で行われているプロ野球、千葉ロッテマリーンズの春季キャンプもいよいよ大詰め。16日には今キャンプ初の紅白戦も行われ、宮古島市出身の伊志嶺翔大選手は7番センターで先発出場し順調な仕上がりをアピールした。
下地出身で2012年ドラフト2位の川満寛弥投手は、感触を確かめながらブルペンで投球練習に励んだ。同球団は1日から石垣中央公園野球場(石垣市登野城)で1軍選手46人が精力的に練習メニューをこなしてきた。石垣島のキャンプは19日まで。

 伊志嶺選手は16日の紅白戦で4打数1安打1四球の成績。
四回に左翼前安打で出塁すると持ち前の俊足を生かし盗塁を決め、首脳陣にアピールした。

 伊志嶺選手は「今年は絶対にやってやるという思いが強い」と、昨年けがに泣いた悔しさをバネに今キャンプに臨

 「打撃もバランス良く力強く振れてきているし、体調面も順調」とキャンプの成果を話す。

 11年新人としては01年の赤星憲広以来10年ぶりとなる30盗塁を記録。今季は「し烈な外野守備争いに勝ち1軍定着と、盗塁の成功率向上を目指す。数字は自ずとついてくる」と目標を語った。

 同じ宮古島市出身の川満投手の加入について「後輩なので、お互い切磋琢磨して、同じグラウンドでプレーすることが宮古島のファンへの恩返しになると思う」と話した。


  ◇  ◇  ◇

感触を確かめながら投球練習をする川満投手
=16日、石垣中央公園野球場

 川満投手は16日、ブルペンでしなやかなフォームから繰り出される伸びのある直球を中心に、変化球の制球を確かめながら55球を投げ込んだ。

 肘の張りを感じ投球練習を5日間ほど控えていた。15日からブルペンに入った。「調整に少し遅れが出た。直球を磨くことを主体にこれからさらに取り組む」と話し、変化球の制球については「大分まとまってきている。開幕まではまだ日があるので、実戦やブルペンでしっかり調整していきたい」と焦りはない。
「開幕1軍を目指し、そこから波に乗り、チームにとっても自分にとっても良い成績を残したい」と力強く語った。

 宮古島のファンには「伊志嶺さんも同じ宮古島出身。2人でロッテを盛り上げて、それが宮古島の活性化にもつながれば良いと思っているので、応援よろしくお願いします」と話した。

 伊志嶺 翔大(いしみね・しょうた) 1988年5月12日生まれ。平良出身。沖縄尚学高校-東海大-千葉ロッテ。2011年ドラフト1位で入団。右投げ右打ち。背番号5


 川満 寛弥(かわみつ・ひろや) 1991年3月4日生まれ。下地出身。宮古総合実業高-九州共立大。2012年にドラフト2位で入団。左投げ左打ち。背番号36

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time18:26

方言で熱唱 (ミャークフツカラオケ大会 ・沖縄)

15組70人が方言で熱唱、ミャークフツカラオケ大会
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宮古方言で童謡を合唱する入江保育園の園児たち
=マティダ市民劇場


手拍子をするなどカラオケ大会を楽しむ市民ら

 宮古語 (ふつ) を通して島の心と言葉の大切さを再認識してもらおうと企画された、 「第2回ミャークフツカラオケ大会」 (主催・ミャーク思い (うむ) の会) が16日、 マティダ市民劇場で開催された。
3歳から95歳までの15組総勢70人余が童謡からポップス、 演歌など幅広いジャンルの歌をミャークフツで熱唱し、 会場を沸かせた。
最優秀賞 (美ぎあぁぐ賞」 は西原コーラスゆりの会が輝いた。 優秀賞 (あぁぐ賞) は池間英史さん、 審査員特別賞 (ザームツ賞) は湧川弘一さん、 サプライズ賞 (オゴェ賞) は森川真由子さんに贈られた。

 この大会はユネスコが2009年に宮古方言を世界絶滅危惧 (危険) 言語として指定したことを受け、 より多くの人がミャークフツにふれあえるよう、 歌詞をミャークフツに置き換えて歌い、 その魅力を再発見する目的で企画。 「市地域づくり支援事業補助金」 の助成を受け開催された。

 実行委員長の竹井太さんは 「伝統文化の根幹である 『ことば』 の存続が危機に瀕し、 消え去ろうとしていることは宮古地区のアイデンティティの危機。
カラオケでミャークフツの上手な先輩から聴き習い、 ミャークフツとふれあう地道な作業が言葉の伝承になると信じている。
心の底から楽しんでいただき、 ミャークフツの魅力を再発見してほしい」 とあいさつした。

 午後6時半からスタートしたステージでは、 「十九の春」 (田端義夫)、 「あんたの花道」 (天童よしみ)、 「幸せなら手をたたこう」 (坂本九) などが次々と披露された。
また入江保育園児が童謡 「むすんでひらいて」 「犬のおまわりさん」、 西原コーラスゆりの会が 「生きているということは」 (永六輔) を合唱したほか、 ゲストとして昨年大会最優秀賞を受賞した仲間昇さんが 「浪花節だよ人生は」 (細川たかし)を熱唱し、会場から大きな拍手がわいた。

 東日本大震災への復興支援を忘れない取り組みとして、 出演者、 来場者全員でNHK震災復興支援ソング 「花は咲く」 をミャークフツ版で合唱し、 被災地にエールを送った。

 出演者は次の通り。
 砂川徹雄▽坂西直子▽ぷからす・むぬゆん会▽斉藤昌也▽入江保育園児▽砂川松吉▽伊波里菜子&島尻聡子▽宮崎勝枝▽砂川朝賢▽加持岳志・砂川綾子▽長間三夫▽天久実希 (他4人) ▽湧川弘一▽森川真由子▽池間英史▽西原コーラスゆりの会▽仲間昇 (昨年大会最優秀)


  宮古新報
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category沖縄観光  time09:39

春節期間、香港・台湾から続々 (OKINAWA)

春節期間、香港・台湾から続々 中国客は大幅減
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春節の大型連休で来県する台湾客ら
=那覇市のパシフィックホテル沖縄

 「春節(旧正月)」の大型連休に入り、台湾や香港の観光客が続々と来県している。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)によると、春節期間(9~17日)は台湾の台南と高雄などから8便のチャーター便が運航され、1464人が来県した。

 那覇市のパシフィックホテル沖縄は17日までに、1階のロビーで春聯(れん)(春節の対句)や生け花などを飾り、春節期間に来県する台湾や香港客などを迎える。

 同ホテルによると、台湾の復興航空の新規就航により同期間の予約客は昨年より増え、約2千人が利用する予定という。
 2012年に台湾の復興航空と韓国のジンエアーの参入などにより、2月現在の定期便は前年同月比週2便増え、42便までに増加している。

 OCVBは「今年チャーター便が減って、尖閣諸島の問題で中国客も大幅に減少したため、前年を上回る可能性は低い」と分析した。


  琉球新報
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category沖縄観光  time09:28

「琉神マブヤー」一色 (OKINAWA)

「琉神マブヤー」一色 県内3ホテル、期間限定で特
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3月1日から提案する琉神マブヤーをテーマにした特別室

 全国で宿泊施設を展開するソラーレホテルズ&リゾーツ(東京)のグループホテルであるオキナワマリオットリゾート&スパ(名護市)とロワジールホテル&スパタワー那覇(那覇市)、チサンリゾート沖縄美ら海(本部町)で、3月1日からヒーローキャラクター「琉神マブヤー」をテーマにした客室を提案する。

 室内にはマブヤーを描いた抱き枕やクッション、縫いぐるみが置かれ、等身大パネルやポスターが展示されるなどマブヤー一色のキャラクタールーム。利用者にはホテルオリジナルのマブヤーグッズをプレゼントする。

 価格は2人1室1泊朝食付き2万7千円から。部屋数はオキナワマリオットリゾート&スパとロワジールホテル&スパタワー那覇が10室、チサンリゾート沖縄美ら海で2室。3月1日から9月30日までの期間限定で提供する。


  琉球新報
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category沖縄観光  time09:24

県へ「ふるさと納税」増 (OKINAWA)

県へ「ふるさと納税」増 特典付き証明書発行

 出身地や応援したい自治体に寄付する「ふるさと納税」の沖縄県分の受入額が伸びている。
昨年11月から開始したサポーター証の発行など観光客らに寄付を呼び掛ける新たな取り組みが効果を上げているようだ。
県の担当課は県外の沖縄ファンと沖縄をつなぐ新たな仕組みとしてさらに充実させ、単なる寄付制度ではなく、リピーターの増加や県産品の需要拡大などにもつなげたい考えだ。

 2012年1月~10月までの沖縄県への寄付は月平均で35万円(3・5件)程度と伸び悩んでいた。
このため、県は12年11月に、制度の周知などを目的に、ゆいレール千円分の乗車券を兼ねたサポーター証「美ら島ゆいまーるカード」を発行、寄付者への交付を始めた。
発行後は、11月が73万円(13件)、12月が257万円(48件)と大幅に増加しており、年明け以降も「寄付をしてみたい」といった問い合わせが増えているという。

 沖縄県の受入額は11年度に538万円と制度開始以来最高となったが、全都道府県と比較すると30位にとどまっていた。
そこで県が注目したのが滋賀県の取り組みだ。
11年度の受入額を見ると、東日本大震災の被災県を除くと全国トップの約8700万円。
ふるさと納税で集まった財源の使途を琵琶湖の保全などに特化。使い道を明確化することで寄付をしようとする人の理解を深め、実績を伸ばしているとみられている。

 これらを参考に沖縄県はサポーター証の発行に合わせて、新たに作成したパンフレットで、寄付金の活用例として「首里城や識名園など歴史的建造物の保全」「赤土流出対策やオニヒトデ駆除」「芝居、島唄など芸能活動の支援」など、これまで以上に使い道を具体的に表記し、寄付者への理解を求めている。

 ふるさと納税制度が導入される直前の07年に東京のNPOが全国の男女を対象に実施した調査では、ふるさと納税をしたい都道府県として、1位の北海道とともに他府県を大きく引き離して沖縄県が2位に入っている。今後の工夫によってはさらに受け入れが伸びる可能性がある。

 県もこれらのデータを念頭に寄付の拡大を目指す考えだが、
1度の寄付だけに終わらせず、寄付者との関係を強化していきたい考え。
今後は各施設での優待が受けられるようサポーター証の機能を充実させ、寄付者が希望した場合には、観光イベントや特産品の情報を送付することも検討する。
県税務課の呉屋陽慈・課税班長は「単なる寄付ではなくて、
沖縄を応援したいという人と沖縄とのつながりを太くしていける
仕組みにしていきたい」と話した。

(新垣和也)

<用語>ふるさと納税 
出身地などの自治体に寄付をすると居住地の住民税が控除される制度。2008年の地方税法の改正でスタートした。大都市に税収が偏ることを是正し、地域を活性化することが目的。


  琉球新報

初音ミクの琉舞 (沖国大・OKINAWA)

初音ミクの琉舞 沖国大の津波古さん作成
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琉球舞踊「四つ竹」を踊る初音ミク。
舞台の色や背景の紅型幕も工夫した
(津波古南斗さん提供)

 初音(はつね)ミクが琉球舞踊-。
仮想のアイドルキャラクターとしての人気の「初音ミク」が「四つ竹」や「鳩間節」など代表的な琉舞を踊る動画を沖国大産業情報学科4年の津波古南斗(みなと)さんが作成した。
指導した同大の又吉光邦教授は「初めての試みではないか」。津波古さんは「若い人に琉舞を知ってもらうきっかけになればと思う」と近く動画投稿サイトでの公開を予定している。
(真栄里泰球)


琉球舞踊を踊る初音ミクの動画を作成した津波古南斗さん
=宜野湾市・沖縄国際大学

 3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)ムービー制作ツール「MMD」を使い、キャラクターの関節の動きを一つ一つ設定。琉舞経験のある友人らの助言なども聞きながら調整した。
「四つ竹」は約6分。10秒の動画をつくるのに、約15分かかったという。

 津波古さんは「体の重心や両足の動きに気をつけた」。テンポのある「鳩間節」に対しゆったりとした「四つ竹」の動きを再現するのが難しかったという。舞台の色を首里城をイメージした赤にし、紅型幕を配したほか、カメラワークや衣装なども独自に工夫した。

 津波古さんは「友人から『なじみのあるキャラクターが踊っているのが楽しい』という感想があった」と手応えを話す。又吉教授は「コマーシャルへの展開なども考えられる」と評価している。



 沖縄タイムス
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category沖縄観光  time09:11

2013-02-16

小谷「KO狙う」 24日中城で試合(沖縄)

小谷「KO狙う」 24日中城で試合
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再起戦に向け練習に熱が入る小谷将寿=宜野湾市・琉球ジム
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試合に向けて最終調整をする翁長吾央

 プロボクシングの琉球ジム主催の「日本・東洋太平洋世界前哨戦」(24日の午後2時半、中城村民体育館)が迫る中、メーンイベントで出場する同ジムのスーパーフェザー級・小谷将寿(沖尚高出)と、スーパーフライ級2位で東洋太平洋11位の翁長吾央(沖尚高出、大橋)が、スパーリングなどで最終調整に入っている。

 ハードパンチャーの小谷は、昨年7月に東洋太平洋6位の相手に敗れた。勝って再起を期す。「今までとはひと味違う自分を見せる」と韓国フェザー級王者との戦いに意気込む。

 「左をしっかり当てて主導権を握る」と青写真を描く。12日のスパーリングでは、ジャブで相手をうかがう場面が多く見られた。これまで、勝ち試合は早いラウンドでのKO勝ちが目立ったが「後半でも倒せるところを見せたい。KOを狙うことは変わらないが、過程を見てほしい。きれいに相手を倒す自信がある」と力を込める。

 「日本王者になるぞ」と気勢を上げてミット打ちを始めた翁長は、タイ人選手と対戦する。11月の試合で2ラウンドTKO勝利と鮮やかな復活劇を見せた。年明けからは、所属する大橋ジムでミニマム級元世界王者の八重樫東とスパーリングを30ラウンドこなすなど準備は万全だ。「若い選手が多いので、僕は駆け引きと緊張感のあるボクシングで観客に喜んでもらいたい」と余裕の表情。「また日本タイトル戦ができるように、1試合ずつ結果を出してきたい」と静かに闘志を燃やした。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time18:15

4世代の三線共鳴 (伊江島・沖縄)

4世代の三線共鳴 伊江・儀間さん一家
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4代そろって三線で「伊野波節」を披露する(左2人目から右へ)儀間良治さんと良和さん、伊地逸美さん、七菜子さん、七月綺さん=伊江村農村環境改善センター

 【伊江】芸歴45年を迎える儀間良和さん(63)と儀間さん家族7人による記念チャリティー公演「4世代ふるさとにて歌う」が10日、伊江村農村環境改善センターで開かれた。村民をはじめ本島在住の郷友会員ら約400人が来場し、歌と踊りに酔いしれた。良和さんの父、娘、孫による4世代の三線演奏もあった。

 公演は同実行委員会(名嘉元甚勝会長)主催、村郷友会の共催。公演で良和さんは「仲村渠節」「干瀬節」「散山節」「述懐節」など古典音楽を独唱。妻節子さん(63)が「上り口説」を、次女の和沙さん(34)が「かぎやで風」「むんじゅる」などの舞踊を披露し舞台を彩った。

 圧巻は「伊野波節」。良和さんと父良治さん(92)、公演のため鹿児島県から帰郷した長女の伊地逸美さん(39)、孫の七菜子さん(11)、七月綺さん(9)の5人が息の合った独唱で歌い継ぐと、会場からは惜しみない拍手と目頭を押さえる人の姿が見られた。

 七菜子さんと七月綺さんは「いつも三線を教えてくれてありがとう。私たちがグランプリを取るまで元気に指導してください。良治ジージ、良和ジージ大好きだよ」と礼を述べると、会場から惜しみない拍手が送られた。

 村西崎区出身の良和さんは幼いころから祖父良顕さんの奏でる三線を聞きながら成長した。琉球大学では郷土芸能研究クラブに入会。ますます古典音楽に魅了され棚原忠徳師匠に師事。1970年の沖縄タイムス芸術選奨新人賞に選ばれ、2011年には大賞を受賞した。

 郷友会活動も積極的で、伊江島郷友音頭、百合祭り賛歌の作曲も手掛ける傍ら、県外の娘・孫二人に携帯電話で三線を指導し、12年度野村流古典音楽保存会賞の金賞に七菜子さん、銀賞に七月綺さんを導いた。

 本公演の収益金30万円は大城勝正村長に手渡され、村人材育成会に寄付された。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time18:08

サトウキビ収穫に挑戦、(伊良部 ・宮古島)

サトウキビ収穫に挑戦、伊良部中生徒が島の産業学ぶ
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 市立伊良部中学校 (平良善信校長) は15日、 サトウキビ収穫体験学習を行った。 全校生徒74人と職員らが参加し、 同校北側のほ場でサトウキビの収穫作業に取り組み、 島の産業を学びながら汗を流した。

 同体験学習はサトウキビの収穫を通して、 地域の産業や生活文化にふれる機会とし、 地域の人材を活用することで学校と地域との連携を図ることなどを目的に1年半に1度開催している。

 午後1時半から行われた開会式で上里珠里生徒会長が 「天候が悪く大変だと思うけど安全に、 協力しながらがんばろう」 と呼びかけた。 また宮古製糖伊良部工場の渡久山和男工場長も駆け付け、 生徒たちを激励した。

 作業は▽サトウキビを倒す▽葉を取る▽運ぶ▽まとめる―の工程で行われ、 生徒たちが互いに助け合いながら次々とサトウキビを収穫していった。

 玉元竜ノ介くん (1年) は 「1年ぶりくらいにサトウキビの収穫をしたが、 運んだり積んだりするのが大変だった」 と感想を語った。

 作業後は母親たちが調理した宮古そばが振る舞われ、 生徒たちがおいしそうに食べていた。


  宮古新報
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category地域情報  time18:02

SWALジェット就航へ (OKINAWA)

SWALジェット就航へ JTAが特別塗装機
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現空港への感謝込め
 日本トランスオーシャン航空(JTA、佐藤学社長)は3月5日から、懐かしいオレンジカラーの南西航空時代の塗装機「SWALジェット」を就航させる。

 1967年に県民の足として設立されたJTAの使命を再認識するとともに、現空港への感謝と新石垣空港への就航による八重山圏域と沖縄県の観光振興などに貢献するのが狙い。

 特別塗装機はボーイング737-400型機(座席数145席)1機。同型機の就航全路線で、3月5日から約5年間の就航を予定している。

 南西航空時代の機体は、南国的な明るいオレンジ色の流線形ストライプが入ったデザイン。78年12月のJTA初のジェット機ボーイング737-200型機就航と同時に導入され、93年の社名変更まで利用客に親しまれた。

 石垣空港への運航予定は現空港でのフライト最後となる3月6日と新空港開港日の7日に往復計12便が就航する。

 石垣空港へ運航する便は次の通り。

【3月6日】
 609便(午後1時35分着)
 614便(午後2時10分発)
 619便(午後4時45分着)
 622便(午後5時20分発)
 625便(午後7時50分着)
 628便(午後8時30分発)

【3月7日】
 609便(午後1時30分着)
 614便(午後2時05分発)
 619便(午後4時45分着)
 622便(午後5時20分発)
 625便(午後7時55分着)
 628便(午後8時30分発)

   八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time17:57

2013-02-15

余興に喝采 [アルゼンチン]OKINAWA

[アルゼンチン]多彩な余興に喝采 県人連合会が忘年会 null
盛大な忘年会で1年間を締めくくった沖縄県人連合会の
屋宜宣順会長(前列左から2人目)ら=アルゼンチン

 【崎原朝一通信員】
沖縄県人連合会の忘年会が12月22日、同会会館大ホールで催された。会員や理事、婦人部員、舞踊関係者など家族連れら多くが参加した。 

 所用で遅れた屋宜宣順会長に代わり、玉城智副会長があいさつ後、日本語、スペイン語、沖縄方言を交ぜて、「乾杯・サルー・カリー」と祝杯の音頭をとった。

 アサード(焼き肉)の会食の後、日本舞踊や子どもたちのカラオケ、タンゴダンス、バンドネオン演奏などの余興が続いた。

 県人会理事を兼ねる米須清文・日系団体連合会会長は「2013年9月、このブエノスアイレスでオリンピック委員会総会が開催される。その際、2020年度のオリンピック開催地が投票で決まるが、東京大会誘致について、日系社会の後押しをお願いしたい」と呼び掛けた。

   沖縄タイムス

全国椿サミット開幕 (OKINAWA)

全国椿サミット開幕 園芸・産業の可能性探る
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90品種・310点のツバキが紹介されている展示会
=本部町、海洋博公園熱帯・亜熱帯都市緑化植物園

 【北部】全国のツバキ愛好家や研究者らが集う「第23回全国椿サミット沖縄大会」(主催・同実行委員会)が15日、本部、大宜味、国頭の3町村で開幕した。初の沖縄開催。17日までの3日間、展示会やパネルディスカッションなどを通して交流し、園芸や産業分野でのツバキの可能性を探る。

 15日午前、本部町の海洋博公園熱帯・亜熱帯都市緑化植物園でツバキ展が始まり、特別研究セッションが行われた。ツバキ展には90品種・310点が並び、赤やピンク、白のツバキが来場者を楽しませていた。

 実行委員会は3町村、沖縄椿協会、沖縄美ら島財団、沖縄タイムス社などで構成。共催は日本ツバキ協会、全国椿サミット協議会。

 

  沖縄タイムス

人の縁 著書で祖母紹介 (糸満・沖縄)

本が結ぶ人の縁 著書で祖母紹介、孫と対面null
新聞記事を通じて対面した玉城弘康さん(右)と加藤久子さん
=糸満市西崎町の「糸満漁民食堂」建設地

 【糸満】
法政大学沖縄文化研究所国内研究員として、糸満の漁民文化を研究する加藤久子さん=横浜市=がこのほど来県し、糸満市内で漁民文化をコンセプトにしたレストランの開業を控える玉城弘康さん(34)=同市出身、豊見城市在住=と対面した。
加藤さんは昨年、糸満で魚屋を営んでいた玉城さんの祖母・金城芳子さん(84)を著書で紹介。玉城さんがこの本を読んでレストラン開業を決めた本紙の記事を加藤さんが目にして、今回の対面につながった。

 加藤さんは昨年3月、28年にもおよぶ糸満、八重山での聞き取り調査の成果をまとめた「海の狩人沖縄漁民―糸満ウミンチュの歴史と生活誌」(現代書館)を出版した。

 本の冒頭で、仲間3人で魚屋を営む芳子さんの日常を紹介。この本を読んだ玉城さんは「運命的なものを感じた」と言い、レストラン出店への思いを強くした。この経緯を報じる1月4日付本紙記事を読んだ加藤さんが、取材ノートに残る連絡先に電話して今回の対面が実現した。

 加藤さんは、現在入院中の芳子さんとも再会し、互いに喜んだという。加藤さんは「本が人と人とをつなげてくれた」と感慨深げに語る。

 玉城さんは、2月20日に市西崎町にレストラン「糸満漁民食堂」をオープンする。海人伝統の「魚汁」など、海人料理を現代風にアレンジして提供する。建物の外観は、古来、漁民がサンゴ石灰岩を積み、宅地を造成した歴史を踏まえ、石積みで建築した。

 加藤さんは「だんだん消えていく伝統を孫世代が継承してくれていることがうれしい」と話し、玉城さんにエールを送った。

 玉城さんは「市内に多くの『魚汁専門店』ができるくらいまで、魚汁を発信したい」と意気込んでいる。


   琉球新報
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categoryグルメ  time17:23

 オスマンさんが太鼓教室 (OKINAWA)

ガーナのリズム体感 オスマンさんが太鼓教室null
オスマンさん(左)の奏でる太鼓の響きを楽しむ園児ら
=7日、南城市大里のあおぞら保育園

 【南城】
園児の異文化交流を目的に、あおぞら保育園(仲原りつ子園長)で7日、ガーナ出身でプロのパーカッション演者のオスマン・オランドさんによるリズム教室があった。
同園やあおぞら第2保育園(竹千晶園長)の園児など約200人が、外国の太鼓の音色などを楽しんだ。

 オスマンさんはさまざまな種類の太鼓をたたき、園児らは手拍子や踊りで応えた。カラングという太鼓について「ヤギの皮で作った太鼓で、中には木の実などが入って音を奏でている」などと園児に分かりやすく説明した。

 ほかにも太鼓の音に合わせて、童謡の「シャボン玉」や「チューリップ」などを園児とともに歌った。


   琉球新報
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category音楽  time17:17

逆チョコに大喜び (宮國投手・ジャイアンツ)沖縄 

宮國投手の逆チョコにファン大喜び
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大勢の女性ファンに囲まれ、緊張した表情の(中央左から)
巨人・宮國椋丞、小山雄輝両投手
=14日、那覇市・沖縄セルラースタジアム那覇

 バレンタインデーの14日、巨人の宮國椋丞投手(糸満高出)と小山雄輝投手からファンへ〝逆チョコ〟をプレゼントするイベントが那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇であった。

 キャンプ見学に来た女性ファンから抽選で選ばれた100人に、2人が直筆サインとともにチョコレートを手渡した。ファンらは、記念撮影をしたり、握手をするなど、大喜び。

 宮國投手仕様のユニフォームを着てチョコをもらった高校3年生の上地彩花さん18はこの日のために友人と2人で宮古島から訪れた。「高校時代からファン。(チョコをもらえて)超うれしい。もったいないのでこのチョコは食べません」と、大喜びだった。

 大勢のファンを前に、宮國投手は「連覇を目指して頑張るので、応援よろしくお願いします」と、3年目の活躍を誓った。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time09:17

オリックス選手にチョコ (ミス宮古、沖縄)

ミス宮古、オリックス選手にバレンタインチョコ
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 「チョコレートを食べて優勝を」 ―。
バレンタインデーの14日、 オリックス・バファローズ (森脇浩司監督) の選手、 スタッフに食べてもらおうと、 ミス宮古 (サンゴ) の友利みちるさん (21) がチョコレートを贈呈した。

 正午ごろ、 選手会長の坂口智隆外野手にチョコレートを手渡した友利さんは 「宮古島は温かいので練習しやすい環境だと思う。 きょうはバレンタインということで、 チョコレートを食べて優勝目指して頑張ってほしい」 と手渡した。

 坂口選手会長は 「ありがとう」 と感謝し、 さっそくチョコレートを口にしていた。


   宮古新報
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categoryスポーツ  time09:13

宮古で全国フラ大会/今夏、(OKINAWA)

宮古で全国フラ大会/今夏、一括交付金活用し
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フラダンス全国大会が今夏、宮古島で開催される
(写真は昨年4月に福島県のスパリゾートハワイアンズ所属
のメンバーが来島した際のステージ)

 宮古島市は今夏、同市でフラダンス全国大会を開催する。
一括交付金を活用し、新たな地域振興と観光の活性化につなげる。
舞台は海や自然を背景に野外で実施する予定で、県内外からも集客できるイベントとして継続していきたい考え。近日中にも実行委を立ち上げ、全国の愛好者に参加を呼び掛ける。

 フラ教室に通う生徒数は全国で約100万人ともいわれている。宮古でも主婦やOLを中心に複数のサークルが結成され、各種イベントでフラダンスを披露している。

 フラといえばハワイが有名で、カラフルな衣装とレイを着けて腰を振る独特のステップは南国の雰囲気にぴったり。沖縄本島では各ビーチなどで毎年イベントが開催されている。

 宮古島での全国大会は、姉妹都市ハワイ州マウイ島の伝統的な民族舞踊フラを通しての交流事業や観光誘客促進事業として取り組む予定だ。

 具体的な内容はこれからだが、市や関係者は南国リゾート地をアピールするため夏場のイベントとして開催したい方針。会場はトゥリバー地区や前浜ビーチ、パイナガマビーチ、市熱帯植物園などが候補に挙がっている。

 宮古島大会に向け準備を進めている「カギマナ実行委」の西里直樹委員長は「宮古で開催されているイベントは、本番とその前後の数日間で終わるのが多い。
フラ大会は1日だが、年間を通して関連性のあるアイデアや企画で『フラの島』のイメージを定着させていきたい」と抱負を語った。

 宮古島市でフラ教室を開校している「アイラナフラスタジオ」代表の中松陽子さんは「フラはきれいな衣装を着てどこででも踊れるし、ダイエットなど健康増進効果もある。
宮古での大会開催は喜ばしいが、まずはきちんとしたバンドメンバーを呼び、継続させていくことが大切」と話した。

.宮古毎日新聞

2013-02-14

那覇軍港移設反対を明言 (松本浦添市長・OKINAWA)

移設反対を明言 知事らと会談要望 那覇軍港で松本浦添市長 null

那覇軍港の浦添移設問題について「県知事、那覇市長と連携したい」と語る松本哲治浦添市長=11日、浦添市伊祖の事務所

 10日の浦添市長選で初当選した松本哲治氏(45)は11日、同市伊祖の後援会事務所で琉球新報のインタビューに応じ、今後の市政運営などについて語った。
松本氏は米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設問題への反対を明確にし、「浦添だけの問題ではない。
県や那覇と連携を取って話し合いたい」と、早期に仲井真弘多知事や、翁長雄志那覇市長と会談したい意向を示した。

 米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)沖合を埋め立て、産業振興を図る市西海岸開発は、今後の計画を見直す考えで「宜野湾にホテルや人工ビーチなどがすでにあり、浦添に自然海岸を残した方が地域全体として価値が上がると思う。検討したい」と説明した。

 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間配備は、騒音や墜落の危険性などを理由に反対を表明した。


   琉球新報

麩から医薬品原料 (沖縄)

麩から医薬品原料 甲南化工、でんぷんを泡盛粕発酵null
微生物発酵の機器や県産バイオマスの可能性に期待する楽隆生課長代理=うるま市の沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター

 食品添加物や医薬品製造を手掛ける甲南化工(大阪府、亀澤誠社長)は13日までに、沖縄伝統食麩(ふ)の副産物でんぷんから、医薬品や液晶などの原料として活用が見込まれる高機能化学物質を生産する技術を開発した。
「R-3-ヒドロキシ酪酸」という物質で今年春ごろから販売を計画。当面は試薬素材としての活用を見通し、年間1千万円の売り上げを目指す。

 県工業技術センターと共同で、泡盛蒸留粕(かす)やサトウキビの糖蜜、麩のでんぷんなど県内食品製造業にとって後処理が課題となっていた副産物を有用物質に変える研究開発に取り組み、実用化のめどがついた。県産未利用バイオマスの有効活用へ弾みとなりそうだ。

 活用する資源は麩の生産過程で不用となったでんぷん。糖化で生成したグルコース(ブドウ糖)を発酵処理し、生分解性プラスチック原料「ポリ(R-3-ヒドロキシ酪酸)」の製造に成功した。発酵処理では泡盛製造で廃棄される泡盛蒸留粕を使い、微生物発酵を実施した。

 さらに化学的な分解により高純度の「R-3-ヒドロキシ酪酸」を効率的に生産する技術を確立。液晶・農薬素材、化合物の誘導体、体外診断薬、抗生物質などへの用途が期待されている。甲南化工によると、副産物のバイオマスを原料にしていることから低コスト化が実現し、市場開拓も見込めるという。

 同社はうるま市の沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センタ
ーに入居し、県産業振興公社の「おきなわ新産業創出研究開発支援事業」の支援を受け研究を進めてきた。
研究開発では生分解性プラスチックの生産にも取り組んでいるが、生産能力や採算性などの課題に直面。プラスチックの商品化については大型のタンクが必要なことから共同事業者を探すなど継続して事業化を模索する。

 同社開発担当の楽隆生課長代理は「県産資源は有用な素材になる高い可能性を持っている。研究を進め、課題を解決し事業化につなげたい」と話した。


 (謝花史哲)


琉球新報

鳩山氏、「県外の真実」 (OKINAWA)

鳩山氏、20日に「県外の真実」講演

 「今語る!『県外移設』の真実」と題した鳩山由紀夫元首相の講演会が20日午後6時半から、宜野湾市民会館大ホールで開かれる。米軍普天間飛行場移設問題で「最低でも県外」と公言して民主党などへの政権交代を果たしながらその後、名護市辺野古へ回帰した背景などについて語ってもらう予定。
講演のほか、屋良朝博・元沖縄タイムス論説委員との対談もある。

 主催団体の事務局を務める県議会会派県民ネットの奥平一夫氏らは「基地移設問題で『国外、県外』と明言したのは歴代総理でも鳩山氏だけだ。なぜその考えに至ったのか、なぜ実現しなかったのかなどを、その間の官僚や政治家、メディアの動きを含めて明らかにし、歴史の一節としてとどめたい」と話し、多くの来場を呼び掛けている。

 入場料千円。

  問い合わせは講演会実行委員会、  
   電話098(866)2697。

   沖縄タイムス

「なでしこ」集結 INAC来県 (OKINAWA)

川澄・澤ら「なでしこ」集結 INAC来県

練習を終え、ファンにサインをする神戸の田中陽子(左)


リラックスした雰囲気で練習するINAC神戸の澤穂希(右から2人目)、川澄奈穂美(同4人目)ら=南城市玉城陸上競技場

 女子サッカーのなでしこリーグのINAC神戸レオネッサが13日、南城市玉城陸上競技場で強化合宿をスタートさせた。

 INAC神戸は澤穂希や川澄奈穂美など、多くの日本代表選手が在籍。昨季は無敗でリーグ連覇を果たし、皇后杯を3連覇した強豪だ。

 合宿には22選手が参加。初日はパスで相手守備陣を崩す練習や紅白戦で約2時間汗を流した。

 チームは同日に沖縄入り。16日まで同競技場で練習を行い、17日からは鹿児島で2次合宿を行う予定。

 日本代表中心選手の澤は「去年と変わらず、多くの歓迎を受けて感謝している。沖縄は暖かく、良い環境なので、開幕に向けてしっかり準備したい」と抱負。新主将の川澄は「代表選手も多く、開幕までメンバー全員が集まることが少ない。沖縄合宿でみんなとコミュニケーションを深めたい」と話した。

 またINAC神戸は3月17日に沖縄市陸上競技場で、米代表GKのホープ・ソロが所属する北米女子リーグのシアトル・レインFCとの練習試合開催も発表した。主催する県サッカー協会の具志堅朗会長は「両チームとも五輪選手が多く在籍し、好試合になると思う。県内の子どもたちに夢を与えてほしい」と期待した。

 昨季までINAC神戸でプレーしていた、県出身のMF高良亮子(小禄南小-鹿児島・神村学園中-同高出)は1月にベガルタ仙台レディースへと移籍。沖縄合宿には参加しておらず、県内のサポーターにとっては少し寂しい合宿となった。高良は2009年に神戸に入団。MFとDFのポジションをこなし、4年間で59試合に出場していた。

憧れの選手に列「オーラすごい」
地元の中学生ら50人
 
○…INAC神戸レオネッサの練習時間と近隣の学校の下校時間が重なり、南城市玉城陸上競技場には約50人のファンが集まった。

 川澄奈穂美、澤穂希の両選手からサインをもらった仲宗根千裕さん(玉城中1年)は「TVでいつも応援している選手に会えて、生まれて一番幸せ。選手たちはオーラがすごかった」と声を弾ませた。

 自身もサッカーをしているという上原隆聖君(船越小6年)は「皆、技術が高くてすごい」と驚いた様子。「僕も、将来は世界で活躍するプロ選手になりたい」と意気込んだ。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time18:42

弟へ ありがとうの手紙 (沖縄)

弟へ ありがとうの手紙 大城凪さん最優秀
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受賞を喜ぶ大城凪さん(左)と弟の祥太郎君

 身近な人に感謝の気持ちを伝える「ありがとうの手紙コンテスト2012」の最優秀賞に那覇市立高良小3年の大城凪さん(8)が選ばれた。
手紙には大好きな弟、祥太郎君(6)への思いをつづった。凪さんは「一番良い賞を取れてうれしい。妹の純鈴も一緒にずっと仲良しでいたい」と喜んだ。

 子どもたちの思いやりの心を育もうとファミリーマート(本社・東京都)が主催し、今年で4回目。小学生が対象で、応募数過去最多の4万4554人から21人に選出された。

 13日、同小で表彰式が開かれ、家族が見守る中、沖縄ファミリーマートの大城健一専務取締役から凪さんに賞状が手渡された。

 手紙=写真=は、虫取りが好きな弟のためにセミの形にして、羽を開くと文字が見えるようにするなど工夫も。4月から小学生になる祥太郎君も「凪と一緒に学校へ通うのが楽しみ」と笑顔。父親の義克さん(42)は「思いやりの気持ちを忘れずに育ってほしい」と、仲むつまじい2人の様子に目を細めていた。

  沖縄タイムス

本部半島の隠れ家スポット 夕覧舟(沖縄)

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  ブログ http://cafeyuransen.ti-da.net
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category沖縄観光  time18:00

大輪 華やか ツバキ祭り (国頭・沖縄)

大輪 華やか 国頭でツバキ祭り開幕 null
大輪のツバキが咲き誇っている国頭森林公園
=9日、国頭村辺土名

 【国頭】
第4回国頭村ツバキ祭り(同実行委員会主催)が9日、国頭村森林公園で開幕した。17日まで。公園内には230種、2万本のツバキがあり、赤や白の大輪が咲き誇っている。

 第23回全国椿サミット沖縄大会の国頭会場。ツバキの苗20鉢の無料配布もあり、多くの愛好家らが会場を訪れている。

 祭り期間中はツバキの盆栽などの展示、森林セラピー体験、ツバキ写真展、育て方の教室なども開催される。無料配布は毎日先着20人ほどでなくなり次第終える。

 展示にツバキを出品した奥原崇次郎さん(72)は「同じ木でも花はそれぞれ色などが違う。花の重みで落ちるかもしれないので、早めに見に来てほしい」と話していた。
祭りは午前10時~午後5時。入場無料。


   琉球新報
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categoryフォトログ  time10:06

 「負きてぇならん」 (石嶺中・OKINAWA)

戦後の奮闘、力強く 「負きてぇならん」石嶺中19人が熱演null
石嶺中の生徒19人が演技や音楽で生き生きとした舞台を作り上げた平和音楽劇「負きてぇならん」
=10日、那覇市のパレット市民劇場

 那覇市立石嶺中学校の生徒19人が出演した、同市舞台芸術体験事業・平和音楽劇「負きてぇならん」(同市芸術監督・安田辰也脚本演出)が10日、同市内のパレット市民劇場で上演された。
演劇と音楽を担当し、一体となって舞台を作り上げた生徒ら。
戦後の貧しさと苦しみの中、子どもを中心にたくましく生きた
県民の姿を生き生きと表現した。

 舞台は、同市在住の戦争体験者の実体験を基に、壕の中でのくず鉄拾いや街頭での靴磨きなど、戦後を生きた子どもたちの暮らしを中心に描かれる。民謡をアレンジした挿入歌も舞台を盛り上げた。

「おじさん」役を好演した同中2年の上原千佳さん(14)は「やりがいがあり、演じることで当時の空気を体感できた。
食べ物も家もない、戦後は大変な時代だったと実感し、今がどれだけ恵まれているかが分かる」と振り返った。

 観劇した東江弘子さん(53)=那覇市=は「情熱にあふれており、感激した。指導した大人の愛情を感じる」と話した。


  琉球新報
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category音楽  time10:01

9年間の給食に別れ (中城中3年生・沖縄)

体への気遣い感謝 中城中3年生、9年間の給食に別れnull
9年間親しみ、もうすぐ最後となる給食を仲良く食べる生徒
=1月28日、中城村立中城中学校

 【中城】
義務教育の9年間親しんだ給食に別れを告げる「給食感謝会」が1月28日、中城村立中城中学校で開かれた。
村学校給食共同調理場(給食センター)が用意したバイキング形式の給食を3年生が体育館に並べ、調理師や栄養士と共に味わった。生徒は調理師らに花束を贈呈し、感謝の言葉を述べた。

 同センターの新垣善浩調理主任は「給食は小学校入学から食べ続け、あと1カ月足らずで終わる。
今日はメニューを増やし、村内の野菜をふんだんに使った。
ぜひ完食してほしい」とあいさつ。生徒を代表し、喜舎場まりんさんが「工夫をこらしたメニューで私たちの体を気遣い、9年間、毎日ありがとうございました」と感謝した。


  琉球新報

本部町、民泊受け入れ (修学旅行・沖縄)

本部町、民泊受け入れ1万人 修学旅行、右肩上がり null
受け入れ民家にお土産を渡す生徒たち
=1月31日、本部町の旧本部小学校健堅分校

 【本部】
本部町で民泊する修学旅行生が増えている。
生徒を各民家に仲介する「民泊受入本部町推進協力会」によると、民泊を始めた2010年度に受け入れた生徒数は1校202人だったが、11年度は17校2300人に増加。
12年度は35校9108人を見込んでいる。
13年度は50校1万2570人の予約が入っており、
4年目にして1万人を超える勢いだ。

 本部町の民泊は36軒の民家が、伊江村などで民泊事業をしているTAMAレンタ企画(同村、玉城堅徳代表)と共に始めた。協力会の島袋吉徳会長は「多くの観光客が海洋博公園を訪れるが、町の中心地は素通りして恩納村などに宿泊する。
それを本部町にとどめたかった」と話す。

 12年4月には協力会が正式に発足。受け入れ民家は1月末現在で117軒に増加した。

 最初は島袋会長らが1軒1軒回り協力を求めていたが、次第に「生徒との交流が楽しい」と評判になり、増えていったという。

 受け入れ民家に入る料金や町内での消費といった経済効果だけではなく、交流事業としての効果も大きい。
島袋会長は「生徒の表情が来た時よりも明るくなる。
地域の生活や人の絆を知ってほしい」と強調する。

 1月31日には、岐阜県から訪れた県立坂下高校の2年生84人の受け入れ式が、旧本部小学校健堅分校で催された。
同高校は10年度に伊江島で民泊したところ、生徒の反応が良く、再び沖縄での民泊を決めたという。

 西尾学教頭は「地元の人と直接触れ合う機会はなかなかないので、沖縄の『イチャリバチョーデー』の心を知ってほしい。
本部町はフェリー欠航の不安がないのもいい」と話した。

 (伊佐尚記)


   琉球新報
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categoryフォトログ  time09:53

閉校跡に宿泊施設 旧本部小健堅

閉校跡に宿泊施設 旧本部小健堅分校 null
「分校跡を合宿や体験学習、地域の親睦の場として生かしていきたい」と話す仲栄真雅宏代表社員=1月31日、本部町の旧本部小学校健堅分校

 【本部】
2008年度に閉校した、旧本部小学校健堅分校の
跡地利用が進んでいる。
分校跡を管理する合同会社健堅は、本部町の一括交付金450万円を活用し、2月中に校舎1階の倉庫をシャワー室に改修する。3月にも簡易宿所営業の許可を取り、スポーツ合宿などの誘致を進める。

 分校跡は現在、幼稚園園舎に町婦人会と町青年団協議会の事務所が、小学校校舎1階には合同会社健堅の事務所などがある。
同社は13年度以降、校舎2階に60人程度が泊まれる
宿泊室も計画している。

 12年は数回、宿泊料を取らずにスポーツ合宿を受け入れた。シャワー室や宿泊室がないため、合宿を断ったことも10回ほどあり、同社は「設備が整えば年20回ほど利用されるのではないか」と期待を寄せる。

 体育館はスポーツ合宿だけでなく、民泊の受け入れ式や郷友会との懇親会にも使われている。
同社は体育館をさまざまな用途に使い稼働率を上げるとともに、登り窯など体験学習の設備も充実させていきたい考えだ。

 同社の仲栄真雅宏代表社員は「学校は地域のシンボルだった。使われないのは寂しいので、合宿や体験学習、地域の親睦の場として生かしていきたい」と話した。

 (伊佐尚記)


   琉球新報
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categoryスポーツ  time09:46

平和の詩5編を歌に (千葉の合唱団・沖縄)

平和の詩5編を歌に 千葉の合唱団
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沖縄の児童(右)の詩を基に作曲した合唱曲を初披露する合唱団はるかぜの太田幸子団長(左端)ら=8日、北谷町立北玉小学校

 【北谷】
県平和祈念資料館が実施している「児童・生徒の平和メッセージ」で入賞した児童、生徒の詩に、千葉県松戸市の東葛(とうかつ)合唱団はるかぜ(太田幸子団長)がこのほど曲を付けた。
はるかぜは5月の定期公演に向け練習を進めている。
6月には慰霊の日に合わせ来県し、詩を作った児童、生徒が在籍する小中学校で歌う。

 太田団長は「沖縄のために何ができるか、平和を願わなきゃいけないと思っていたとき、子どもたちの詩に出合った。
千葉でも沖縄戦の痛み、苦しみを伝えたい」と話した。合唱を通し、平和の尊さを訴えていくという。

 はるかぜの指導者で作曲家の安藤由布樹(ゆうき)さんを交えて選んだ詩は、比嘉琉愛(りのん)さん(2011年受賞、当時北玉小3年)、豊里凜さん(同)、山城日菜さん(同、当時白保小1年)、嘉味田朝香さん(同、当時仲西中2年)、照屋希之薫さん(10年受賞、当時真壁小6年)の5編。

 8日、北玉小と仲西中、潮平中を訪れた太田団長と安藤さん、田中則子さん=嘉手納町出身=の3人は重唱を初披露し、北玉小(山内たづみ校長)では詩を書いた比嘉さんと豊里さんを喜ばせた。

 約1年半前に作った詩が歌となり、豊里さんは「もっと聞きたい」とはにかみ、比嘉さんも「うれしい」と喜んだ。

 太田団長は「100人が練習し、歌が今育っている。また6月に会おう」と再会を誓った。


  琉球新報
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category地域情報  time09:41

米兵飲酒運転 規律守れない軍は危うい(OKINAWA)

米兵飲酒運転 規律守れない軍は危うい2013

 経験豊富で指導的立場にあるベテランが指導者の方針を守らないようでは、組織は立ち行かない。

 在沖米軍兵士と軍属が相次いで飲酒運転絡みの追突事故を起こし、逮捕された。いずれも40代の中堅だ。
またかという印象よりも、もうどうしようもないのかという諦念が先に立つ。あきれ返った県民が多かろう。

 仲井真弘多知事が「軍隊で決めていることの実効性はどうなっているのか」とぶちまけたが、規律が守られない軍隊ほど、危うい組織はない。

 基準値の6倍に及ぶアルコールが検出され、酒気帯び運転の容疑で逮捕されたのは空軍の41歳の先任曹長だ。
追突事故の発生時間は午前0時前で、深夜外出禁止令を破っていたことが濃厚だ。

 家で飲酒した上、通勤途中だったと供述している。
軍事優先に偏重する日米地位協定を字面通りに解釈すれば、
通勤時だったなら、公務中の飲酒運転となる。

 もう1人の46歳の軍属は、酒を飲んで白昼に追突事故を起こし、逃走した後、逮捕された。

 米本国で飲酒運転で検挙されれば、後ろ手錠で拘束される。母国なら、軍人が酒を飲んで車を持ち出し、勤務先に向かうだろうか。

 米兵の血であがなって獲得した島とみなし、県民の命を軽んじる、占領意識を帯びた意識が染み付いていないか。そんな疑念が浮かぶ。

 態度の乱れを正して厳格にすること-。
米軍事件・事故の度に繰り返される「綱紀粛正」の意味を広辞苑はこう記す。
沖縄の米軍関係者の「綱紀」が改まる兆しはなく、事件・事故に歯止めをかけることができない空虚な号令に映る。

 昨年10月の海軍兵による女性集団暴行致傷事件、住居侵入中学生傷害事件などを受け、在日米軍は深夜外出禁止令を敷いた。

 今回、逮捕された2人は、基地外に居住している。規律順守の目を擦り抜けやすい基地外居住者にどう決まり事をどう徹底させるかという問題点も照らし出している。

 飲酒運転撲滅は沖縄社会を挙げた課題である。県警は県民のみならず、米軍に対しても飲酒運転を絶つ働き掛けを強めている。

 これ以上、飲酒絡みの不祥事が続けば、県民は諸悪の根源は基地の存在そのものとみなすだろう。最低限の規律さえ全うできないなら、沖縄の米軍がこだわる「良き隣人」を掲げる資格はない。


 琉球新報

2013-02-12

オスプレイ、県外訓練 (OKINAWA)

オスプレイ、県外訓練「見通し立った」

 【中部】
米軍普天間飛行場に強行配備された垂直離着陸機MV22オスプレイについて、在沖米四軍トップの海兵隊中将、ケネス・グラック四軍調整官(沖縄地域調整官)は11日、「これまでは初期のさまざまな運用の訓練を行ってきたが、今後はより県外での訓練を増やしていく」との見解を示した。

 同日、面談した河井克行衆院外務委員長に述べ、河井氏が佐喜真淳宜野湾市長との懇談で明らかにした。

 河井氏が「沖縄の負担軽減のため、県外での訓練の比率を高めてほしい」と求めたことに対し、グラック氏も同様の見解を示したという。

 河井氏は同日、嘉手納基地第18航空団のマクダニエル副司令官(大佐)とも面談。同副司令官は、10日夜に発生した嘉手納基地所属の空軍兵による飲酒玉突き事故を謝罪した上で、「再発防止を一層厳粛にやっていく」と述べたという。

  沖縄タイムス

宮森の「ひまわり」上映 (うるま市・OKINAWA)

宮森の悲劇「ひまわり」上映に700人
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多くの人が映画「ひまわり」を見ようと駆け付けた
=10日午前11時ごろ、那覇市久茂地の沖縄タイムスホール

 映画「ひまわり~沖縄は忘れない、あの日の空を~」(及川善弘監督)の上映が10日、那覇市久茂地のタイムスホールであり、3回の上映に約700人が駆け付けた。11日も午前11時、午後2時、同5時に上映する。

 映画は、宮森小ジェット機墜落事故の悲劇を伝え米軍基地を抱える沖縄の現状を描いた。

 那覇市の宮里将征(まさゆき)さん(70)は「妻が石川高校出身で、当時の話をしながら見た。
基地のない平和な沖縄への思いをあらためて強くした」と感想。上間小3年の池宮城采(あや)さん(9)は「犠牲になった子を必死に捜す家族の姿が、印象的で忘れられない」と振り返った。

  沖縄タイムス

 旧正月準全島闘牛 (OKINAWA)

優武勝が初防衛 旧正月準全島闘牛
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〈中量級指名特番〉トラムクーパンダ(右)に押し込まれ、
一気に後退する一心力=うるま市石川多目的ドーム

旧正月準全島闘牛大会

 旧正月準全島闘牛大会(主催・石川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が10日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われた。人気牛や有望牛などが多数出場するビッグイベントとあって、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約2500人が詰め掛けた。次々に繰り広げられた10組の対戦に見入り、勝負がつく迫力場面ではどよめきや歓声が再三だった。

 大会の目玉だった全島一優勝旗争奪戦は、チャンピオンの東山優武勝が挑戦牛のそれいけ台風を下し、タイトル初防衛を果たした。

 両牛、対戦開始と同時に交角し、リング中央で一進一退の押し合い。互角の形勢が続き、持久戦に突入かとみえた5分すぎ、台風の足元が乱れた。ここを勝機とばかり優武勝がぐいと力強く前進。これで体勢を崩した台風はのけぞるように横跳びし、脱兎(だっと)のごとく敗走となった。これを優武勝が猛追し、柵際でとどめの腹取りを決め、完勝した。

 優武勝はデビュー以来無傷の10連勝を飾り、昨年11月に獲得した全島一(沖縄最強牛)の座を守った。

 今大会最も人気を集めた中量級指名特番は、トラムクーパンダが一心力に快勝し、5月春全島の中量級王座挑戦候補牛の最有力に躍り出た。

 長引けばトラムクー有利との見方があったが、予想に反してトラムクーは序盤から飛ばした。名うての速攻牛、一心力のお株を奪う形で、カケ技を一心力に決め、ぐいぐいと前進。体重で勝るトラムクーの怒とうの押し込みに一心力はあっという間に柵際へ。間髪を入れず、トラムクーが一心力に腹取りを決め、あっけなく勝負が決した。

 次回は24日午後0時30分(獅子舞演舞含む)から、うるま市石川多目的ドームで具志川大闘牛大会。

 (又吉利一通信員)

  沖縄タイムス
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category地域情報  time09:44

宮古馬の赤ちゃん誕生/「小春」(宮古島・沖縄)

宮古馬の赤ちゃん誕生
/荷川取牧場今年初、「小春」と命名

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生まれたばかりの宮古馬の赤ちゃん小春。
奥は母馬の美羅(ちゅら)=11日、荷川取牧場・平良山中

 平良山中の荷川取牧場で今年初めての宮古馬の赤ちゃんが誕生した。名前も「小春」に決定し、心地よい春風に栗毛を揺らして母親に寄り添う姿に、訪れた市民や観光客らは目を細めながら「かわいいね」と話している。

 飼い主の荷川取明弘さんによると、小春は9日の未明に誕生。午前8時過ぎに荷川取さんが牧場を訪れた際にはすでに母親の側で立っていたという。

 小春の父親は15歳の「大風(うぷかじ)」、母親は10歳の「美羅(ちゅら)」。母親の美羅のそばを片時も離れず母乳をせがむ姿は見る者を楽しませている。

 小春について荷川取さんは「母親と同じで全身がきれいな栗毛なので成長とともにどんどんきれいになると思う。母親同様にきれいに育ってたくさん子どもを産んでほしい」と話した。

 同牧場では、現在3頭の雌が妊娠中。荷川取さんによると、10歳の「結(ゆい)」が今月中にも出産見込みで、その他の2頭も3~4月ごろまでには出産を予定している。

 荷川取さんは「現在の頭数は35頭で今後、この牧場で3頭、ほかの牧場でも何頭か妊娠しているので今年初めて40頭台になるかもしれない」と述べ、増頭運動がスタートしてから初めての40頭台となることに期待を膨らませた。

 宮古馬は日本在来馬8馬種の一つ。貴重な在来馬を保存しようと、1985年に全島ぐるみの本格的な増頭運動がスタート。
目標頭数を50頭としている。

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time09:32

必殺技の応酬に歓声/旧正月奉納角力(宮古島・沖縄)

必殺技の応酬に歓声
/旧正月行事アツママ御嶽で奉納角力

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若者たちが豪快な技を見せた奉納角力
=11日、アツママ御嶽

 アツママ御嶽で11日、旧正月奉納角力が行われた。住民の健康を願う伝統行事には、子ども10人と大人4人が出場。訪れた市民らが、宮古角力ならではの豪快な技を堪能した。

 アツママ御嶽の神主平良豪浩さんによると、奉納角力は38年ほど途絶えていた。市に土俵を作ってもらい2010年に復活。昨年まで3年間は新正月に行ったが、今年は伝統に倣った。

 大人の部には、上野地区で一緒に稽古を積んでいる若者4人が出場した。最初から四つに組む宮古角力は、力感あふれる投げ技(ヌシ)や足技などが特徴。決勝は去年の宮古の重量級横綱宮国明彦さんと、軽量級の優勝経験者宮国哲次さんが対戦し、宮国明彦さんが得意技の「ヌシ」で優勝を決めた。子どもの部は、下地星慈君(南小4年)が優勝した。

 宮国さんは「幸先良いスタートが切れた。宮古では五つの大会がある。体づくりをして、今年も上位を目指したい」と気合いを入れた。

 奉納角力には県角力協会宮古支部(川満盛一支部長)が協力し、盛り上げている。閉会式で川満支部長は「きょうの奉納角力が、今年の幕開けになる。健康に留意し宮古角力を引っ張ってほしい」と若者たちを激励した。

 宮古角力はかつて、部落や市町村の行事などで行われファンが多かった。その後、宮古角力は時代とともに衰退し、見る影もなくなっていた。
津嘉山武さんや川満さんらが、6年前に支部を結成。今では若い愛好者が約60人に増えるまでに復活した。
競技力も上地博晃さんが昨年の県大会軽量級で優勝するなど、トップレベルまで向上した。

.宮古毎日新聞

新1年生に胸ワクワク (八重山・沖縄)

新1年生に胸ワクワク 園児と父母の集いにぎわう
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 第29回もうすぐ1年生園児と父母の集い(八重山毎日新聞社主催)が9日午後2時から、石垣市民会館大ホールで開かれ、郡内の保育園や幼稚園に通う園児と保護者など約1000人が参加した。真喜良小学校の大兼和佳子校長が入学前の心得を話したほか、くにぶん木の会(登野城ルリ子会長)の○×クイズ、クラウンにんにんのバルーンアートやマジックショー、お楽しみ抽選会など多彩な催しがあり、親子が4月から始まる新生活に胸を膨らませた。

 大兼校長は音読集会や入学式などの行事、マスコットキャラクター「キラリン」を紹介。
園児らに頑張ってもらいたいこととして▽あいさつをしっかりする▽履きものをそろえる▽「はい」と返事をする▽整理整頓、後始末▽「ありがとう」を言うなど10の約束を挙げ、園児らがキラリンに続いて復唱した。
保護者には▽早寝、早起き、朝ご飯▽家族だんらん▽自分のことは自分でなどを呼びかけ、「親が育てたように子どもは育つ。褒めて育てていこう」とアドバイスした。

 2部はくにぶん木の会のメンバー6人による「○△□何ができるかなお楽しみ」で幕開け。○△□がいろんな形に姿を変える様子に子どもたちは興味津々。生活習慣や交通ルールなどに関する○×クイズも行われた。クラウンにんにんのショーでは、普段見られないマジックやバルーンアートに園児らが大はしゃぎ。舞台前は子どもたちの歓声と笑顔であふれた。

 この後、くにぶん木の会のメンバーとともに園児らが舞台上で「ドキドキドン!1年生」を踊り、会場が一体となって盛り上がった。

 最後のお楽しみ抽選会では、結果に会場が一喜一憂。真喜良小入学予定の大宜見拓也君(6)は学習机が当たり、「びっくりしたけどうれしい。勉強やサッカーを頑張りたい」と大喜び。自転車が当たった上地芽依さん(同、石垣小入学予定)は「新しい友達がたくさんできるか楽しみ。国語、算数を頑張る」と話した。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time09:24

やまねこマラソン1621人が完走 (八重山・西表・沖縄)

やまねこマラソン第20回記念大会1621人が完走
男子、築山(神奈川)が2連覇
女子、平安名(登野城)が初優勝

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 【西表】「さわやかに西表島の大自然を走ろう」をテーマに9日午後、第20回竹富町やまねこマラソン大会(主催・町体育協会)が上原小学校を発着点に23、10、3キロの3コースで開かれた。レースの結果、23キロは築山慶裕(32)=神奈川県=が1時間20分59秒で2連覇、女子は八重山高校3年の平安名由莉(18)=登野城=が36分26秒で初優勝を飾った。大会には1688人が出場し、1621人が完走、完走率は96%だった。

 開会式では町観光大使委嘱状交付のあと、川満栄長町長が「皆さんに育てられて20回目を迎えることができた」と節目の20回を迎え、参加者に感謝した。

 中山義隆石垣市長の激励、特別参加選手の高橋勇市選手(アテネパラリンピック男子フルマラソン全盲の部で優勝)、伊藤舞選手(2011年世界陸上女子マラソン日本代表)の紹介のあと、20回連続出場の加勢本幸男さんと安里千代さんが選手宣誓。

 12時40分の号砲で23キロがスタートしたあと、10分間隔で10キロ、3キロもスタート。ランナーたちは山や海、川といった西表島の自然を満喫しながら各自のペースでゴールを目指した。

 23キロコースは、スタートから築山が独走しゴール。女子は平安名が15キロ地点で2位の松本久昌らをとらえ、初優勝を飾った。

 この日は、時折小雨が降る曇り空で正午時点の気温は18.8度(上原)とマラソン日和となり、コース沿道では大勢の住民や子どもたちがドラや太鼓を打ち鳴らして声援を送っていた。

 大会終了後は、中野わいわいホールで「ふれあいパーティー」が開かれ、恒例となっている刺し身が盛られたサバニの入場、船浮の池田卓のステージ、琉球國祭太鼓の演舞もにぎやかに披露された。フィナーレは、20回大会を記念した打ち上げ花火もあがり盛り上がりを見せた。

   八重山毎日新聞
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categoryスポーツ  time09:19

2013-02-09

 先人の姿熱演 (伊江小・沖縄)

復帰に尽力 先人の姿熱演 伊江小6年生
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劇中で「沖縄を返せ」を熱唱する児童たち
=伊江小学校体育館

 【伊江】伊江小学校と伊江幼稚園(玉城洋之校長)の学芸会が1月27日、「輝け!最高の舞台で主役は君だ!」をスローガンに同校体育館で開かれた。民俗芸能やオペレッタ、6年生の劇「復帰男 古堅宗憲」など、多彩な演目にたくさんの拍手が送られた。

 「復帰男~」は、本土復帰前の東京で、沖縄県人会の事務局長として沖縄返還に奔走するも、1969年に火災に巻き込まれて38歳の若さで亡くなった村出身の古堅宗憲さんを題材にした創作劇で、米軍統治下の沖縄であった土地の強制接収や宮森小学校ジェット機墜落事故などの悲惨な歴史を背景に、沖縄返還に尽力した古堅さんの功績を浮き彫りにした。

 古堅さんが上京する場面では、当時の通貨の米ドルを登場させ、パスポートも復帰前に発行された実物を小道具として使用するなど、沖縄が「異国」であった状況をリアルに表現。当時の佐藤栄作総理や屋良朝苗主席、沖縄返還で古堅さんと親交のあった著名人らも登場し、迫力ある劇となった。「沖縄を返せ」「一坪たりとも渡すまい」などを出演者全員で力強く合唱する場面では、当時を懐かしみ涙ぐむ観客の姿もあった。

 出演した蔵下佳樹君(12)は「沖縄の歴史を大きく変えた祖国復帰に深く関わった人が身近にいたことを、劇で初めて知り、誇りに思った。古堅さんの息子さんから激励の手紙も頂き、本当にうれしかった」と充実感にあふれる笑顔で話した。

 2000年度から同校の創作劇に関わっている内間常喜さん(47)は「児童劇作りは、何度経験しても毎回、新鮮で学びの連続。年末から手掛ける脚本の不十分さを、児童たちが演技力で見事にカバーしてくれる」とうれしそうに語った。(屋嘉比りさ通信員)


  沖縄タイムス

2013-02-08

北京路線5月再開へ (海南航空・OKINAWA)

北京路線5月再開へ 海南航空

 沖縄と中国・北京を結ぶ路線を持つ海南航空は運休している同路線について、5月2日の再開に向け、最終調整に入った。
同社の沖縄支店は5月の大型連休に向け、県内の海外旅行需要を見込み、6日までに再開を判断したという。
週2往復で、木・日に運航する予定。同社は尖閣諸島の国有化に対する反日デモなど一連の影響で、2012年9月から運休している。

 一方、同路線を運航する中国国際航空は6日までに、7月2日までの運休を決定した。

 また昨年の9月20日に沖縄―上海線を開設する予定だった吉祥航空は就航時期は未定で、今月の14日までに方向性を決める予定という。


  琉球新報
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category沖縄観光  time09:42

コザ十字路  「黒人街」友好の場に(OKINAWA)

コザ十字路 友好の場に 「黒人街」
歴史研究した池原さん

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住民たちから黒人街の歴史を聞く池原えりこさん(右端)
=2012年12月、沖縄市の照屋公民館

 【沖縄】
米カリフォルニア大学バークレー校の大学院に在籍する池原えりこさん(49)が、1月までの約3カ月、沖縄市照屋に滞在し、同地域に1950年代から76年ごろまであった「黒人街」の歴史を研究した。
滞在中、当時を知る住民たちと情報交換を重ねた池原さん。
米本国で黒人差別に対する公民権運動も激化していた当時、米軍統治下で同じく民衆が抑圧状態にあった沖縄社会で黒人街が形成された経緯を追い「照屋には普遍的で人類が大切にすべき何かがあったのではないか」と話した。

 池原さん自身もウチナーンチュの母と黒人兵の父の間に生まれ、少女時代を照屋で過ごした「黒人うちなー島ハーフ」(池原さん)。黒人街は自身のルーツでもある。

 滞在中、住民と一緒に地域の歴史を記録するプロジェクトとして、照屋公民館や付近のバー、銀天街商店街などで情報交換や交流を続けた。意見交換では、黒人街に隣接した銀天街などで、黒人兵が女性暴行や強盗などの事件を起こしたことを振り返る声もあった。
一方、沖縄に駐留する黒人兵が全軍労と一緒にベトナム戦争の反対運動を展開するなど、強者に対する異議申し立てでウチナーンチュとの結束が生まれた事例も紹介された。

 池原さんは「戦後のコザは(白人文化が色濃い)ロックの街のイメージはあるが、(黒人文化が色濃い)ソウルの街でもあった。しかし、その側面はあまり検証されていない。
犯罪など負のイメージも確かにあるが、差別される立場にあったウチナーンチュと黒人の間に、相通ずる部分もあったのではないか」と指摘。

 「歴史の検証は未来への一歩。当時沖縄に滞在した黒人兵の記憶もたどり、コザ十字路を沖縄と米国の友好の交差点にしたい」と話した。


   琉球新報

 ドアラが初参加 (北谷産業まつり・沖縄)

北谷産業まつり ドアラが初参加 県外ファンも多数
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  【北谷】
北谷の産業まつり(第61回北谷町産業総合展示会、第1回北谷町商工会フェア、主催・町、町商工会)が2、3の両日、北谷公園野球場前広場で開かれた。
町内中小企業や飲食店などが出展。初めて中日ドラゴンズが後援、マスコットキャラクター・ドアラの餅つき大会に県外のファンらも多数訪れた=写真。

 今回から中日のキャンプ会場に場所を移して開催。開会式には高木守道監督も駆け付け「北谷町が発展すればドラゴンズが強くなると思う」とあいさつした。
じゃんけん大会を自ら開き、勝った人に監督や選手のサインボールを数十個プレゼントした。

 町内に本社を置く千代田ブライダルハウスのファッションショーには、着飾った子どもたちが参加し、かわいらしい姿を見せた。


  琉球新報
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categoryスポーツ  time09:34

ガードレールで一休み (OKINAWA)

ガードレールで一休み ヤンバルクイナ
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ガードレールで休むヤンバルクイナ
=5日午後7時半すぎ、国頭村の県道70号
 (山城博明撮影)

 5日午後7時半すぎ、国頭村の県道70号のガードレールで国の天然記念物ヤンバルクイナ1羽が休んでいるのが目撃された。現場は、ライトをつけた車両が頻繁に往来する道路。

 乗用車で走行中、ヤンバルクイナが突然車のライトに浮かび上がってきた。ガードレールの高さは約80センチ。スピードを落として接近、約25メートル離れた車内から500ミリの望遠レンズで撮影した。
カメラのシャッター音に気付いてガードレールの上を移動する様子も見られた。

 野生動物の生態に詳しい「NPО法人どうぶつたちの病院沖縄」の理事長・長嶺隆さん(49)は「本来、ヤンバルクイナは木やガードレールなど安心して眠れる場所であれば、どこにでも休息する。ユニークな生態だ。
地元住民からの目撃情報はあるが、撮影されたのはまれだ」と話した。

 5日は、午前中小雨が残り、午後からは汗ばむ陽気となり、
夜は現場近くの道路ではヒメハブやアカマタなど6匹も道路を
横断していた。

 (山城博明)


  琉球新報
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categoryお知らせ  time09:26

初のチャーター便来県(韓国、OKINAWA)

韓国・ティーウエイ航空、初のチャーター便来県
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ティーウエイ航空の初チャーター便で来県した観光客ら
=7日、那覇空港国際線ターミナル

 韓国の独立系の格安航空会社(LCC)、ティーウエイ航空(ソウル、咸哲鎬最高経営責任者=CEO)が運航するソウル(仁川)―那覇の初チャーター便が7日午前、那覇空港に到着した。運航期間は3月3日までで、木曜日と日曜日の週2往復する。

 同社の仁川空港支店の鄭善敦(チョン・サンドン)支店長は「韓国のお客さんに冬場も楽しめる場所を提供するため、暖かい沖縄への就航を決めた。
チャーター便の搭乗率実績が双方で平均75%以上あれば、定期便を検討したい」と述べた。

 今回、初めて来県したという韓国人男性は「沖縄に3泊する。沖縄の観光地を巡り、特に暖かい所に行きたい」と笑顔を見せた。



  琉球新報
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category沖縄観光  time09:20

 配備撤回し安全を保障せよ 琉球新報社説

オスプレイ落下物 配備撤回し安全を保障せよ

 万が一の重大事故だけでなく、積載物の落下にもおびえないといけないのか。こんな危険な話は日本中どこを探してもあるまい。 米軍普天間飛行場から離陸した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが5日午後、滑走路南西側の基地外の宜野湾市民間地に個人用水入りボトルを落下させていたことが明らかになった。

 不幸中の幸いというべきか、人身への被害は報告されていない。だが、再び落下物事故が起これば住民にどんな被害が及ぶか分からない。

 オスプレイからの落下物事故は、先月17日に米カリフォルニア州サンディエゴでも発生したばかりだ。自動車修理店の屋根や車6台に被害を出し、あわや大惨事となるところだった。2011年にはアフガニスタンで乗員が機体から転落し、死亡している。

 オスプレイは飛行中、荷物搭載口を開放することが大半で、今回の事故もそこから落下した可能性が高い。積載物がこうも簡単に落下するのは、機体や飛行形態に構造的な欠陥があるとみていい。そのため、実効性のある事故防止策などを示せないのではないか。

 県民が日々、事故への不安を募らせているというのに、沖縄防衛局は事故発生当日に米軍から落下物の情報を受けていながら、公表しなかった。配備に反対する県民のさらなる反発を恐れたのかもしれないが、極めて遺憾だ。

 2日に来県した安倍晋三首相は、仲井真弘多知事に「住民生活への影響や不安の払拭(ふっしょく)に意を尽くしたい」と述べたが、では今回の防衛局の対応は何なのか。

 同局から連絡を受けていた県と宜野湾市も6日まで公表していなかった。これも理解に苦しむ。地元の自治体が事故の情報開示に消極姿勢では配備反対の説得力を欠く。オスプレイ情報は県民の大きな関心事であり、迅速な公表に万全を尽くしてほしい。

 空軍のCV22と合わせたオスプレイの墜落などの重大事故は1991年からこれまでに9件起きている。今回の落下事故は、重大事故が「対岸の火事」でないことを示している。

 これ以上、事故があってはならない。安倍首相は今こそ、オスプレイ配備撤回と普天間飛行場の即時閉鎖を決断する時だ。日米首脳会談では、オバマ大統領に「県民の生命と安全を守る」ときっぱり伝えてもらいたい。


   琉球新報

知事「話にならない」 (OKINAWA) 

知事「話にならない」 県が再発防止要請 
オスプレイボトル落下  


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米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイによる「水ボトル落下事故」を受け、県の古波蔵健基地防災統括監は7日、米軍キャンプ瑞慶覧や沖縄防衛局、外務省沖縄事務所を訪れ、原因究明と再発防止などを申し入れた。

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categoryフォトログ  time09:13

紫イモスイーツで甘く色鮮やかに (宮古島・沖縄) 

紫イモで甘く色鮮やかに スイーツ講座に関心高く
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 宮古島産紫イモを使ったスイーツ講座 (主催・市農政課) が6日、 市働く女性の家で行われた。
海藻を材料にしたパールアガーなどゲル化剤メーカー富士商事 (東京都) の名越恵二さんが同社商品を活用したプリンや羊かん、 水まんじゅう、 ゼリーなどの作り方を指導。
修学旅行民泊の受入れ農家をはじめ市給食センターや保育所の栄養士、 調理師ら37人が参加し、 甘く色鮮やかなデザートの作り方を勉強していた。

 同講座は子供の食育への活用や紫イモとの関わりの場を設けるきっかけづくり、 地元での消費拡大やブランド化を図るため行われた。 同社は食品添加物や製菓材料などの老舗メーカーであり、 パールアガーや柑橘類から抽出したペクチンを主原料にした素材を使ったデザートを教えた。
参加者は名越さんからゲル化剤の上手な使い方やデザート作りのコツなどを教わった。 宮古島産紫イモペーストの鮮やかな色にも感心していた。

 平良狩俣で修旅民泊を行っている手塚倶子さんは 「自宅の庭で紫イモを栽培しているので、 きちんとした講習を受けてみたかった。 自分で色々作ってみたがどうもしっくりしなかった。
紫イモは色がきれいなので高校生にも好評。
今はローゼルやパッションフルーツを使っているが、 紫イモも喜んでくれると思うので一緒にお菓子を作りたい」 と話した。

 また参加者全員に同市の加工場で製造した紫イモの餡の試供品が贈られた。



  宮古新報
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categoryグルメ  time09:09

製糖操業1カ月、品質順調に上昇 (宮古島・沖縄)

製糖操業1カ月、品質順調に上昇 収量も増産手応え
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 宮古島の2012/13年産サトウキビ製糖操業は8日で開始から1カ月を迎えた。
昨年9月末に接近した台風17号の影響で懸念されていた品質は、 沖縄製糖宮古工場が平均甘蔗糖度 (6日現在) 14・34度、 宮古製糖城辺工場が13・77度と操業開始当初に比べて約0・8度上昇しており、 8~9割が基準糖度帯 (13・2~14・4度) をクリア。
収量も当初予想を上回る増産が期待される。
また製糖期としては久々に天候に恵まれ、 ハーベスター収穫も順調に進んでいる。
今期は豊作が見込まれる一方、 新植夏植の発芽不良等から来期の不作が懸念されており、 春植・株出の面積拡大が必須となっている。

 沖糖宮古工場の原料搬入量は5万2735㌧と当初計画に対して40・5%を達成。 このうちハーベスター収穫率は45%。 品質は基準糖度帯が42・26%、 基準帯以上が46・69%、 基準帯以下が11・05%。 1㌧当たりの農家平均手取り額は2万1351円。 商品歩留は1月末で11・99%と目標を0・63ポイント上回っている。

 沖糖の砂川玄悠専務は 「台風の影響からサトウキビが回復している。 農家の肥培管理やハーベスター稼働率が向上し、 天候も味方している。
品質はもっと上がっていくと思う。 反収も予想より良い感じがする。 当初考えていたよりも良い操業になっている」 と手応えを話した。

 宮糖城辺工場の原料搬入量は4万5541㌧。 ハーベスターの収穫率は38%。 平均甘蔗糖度は操業開始当初に比べて0・8度上がり、 2月に入ってからは日計で14・20度まで上昇している。 基準糖度帯は53・26%、 基準帯以上は22・74%、 基準帯以下は24%。 農家平均手取り額は2万1125円。

 同工場は 「ほぼ14度手前と徐々に糖度は上がっている。 開始当初に比べればサトウキビの品質は悪くなく、 収量も予想より上回りそう。 11万㌧を超える感触」 と話した。 天候が良いためハーベスターから手刈りに変更する農家も目立つという。

 宮糖伊良部工場は搬入量2万1783㌧、 平均甘蔗糖度は14・45度、 基準糖度帯34・87%、 基準帯以上50・8%、 基準帯以下14・33%、 農家平均手取り額2万1814円。 宮糖多良間工場は搬入量7201㌧、 平均甘蔗糖度は14・11度、 基準糖度帯43・28%、 基準帯以上38・7%、 基準帯以下18・02%、 農家平均手取り額2万1449円。

 台風17号の大雨で新植夏植では大量に土砂が流入したほ場が多く、 発芽不良や分けつ阻害により来期の減産が危惧されており、 その対策として春植・株出でのカバーが求められている。 沖糖の砂川専務は 「来期の生産量を確保するには春植・株出の面積拡大が必要。 宮古全体の大きな課題であり、 農家の積極的な取り組みを促している」 と話した。


 宮古新報
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category地域情報  time09:03

2013-02-07

やえせ桜まつり (八重瀬町・沖縄)

やえせ桜まつり 綱引き熱戦
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町内外から大勢の参加者が集い、熱気に包まれた
「やえせの大綱引き」=八重瀬町富盛・八重瀬公園

 【八重瀬】第7回やえせ桜まつり(主催・同実行委員会)が3日、町富盛の八重瀬公園で開かれた。町老人クラブ連合会の華やかな集団演舞など多彩なステージが観客を魅了。昨年に続き、2回目となる「やえせの大綱引き」には町内外から訪れた多くの人々が参加し、熱気に包まれた。

 大綱は、町東風平から譲りうけたもの。綱引き前は、東風平、小城の両棒術保存会や、友寄獅子舞保存会の青年らが勇壮な演舞を披露。謝花昇や仲本稔など町にゆかりある人物が支度として登場し、熱気は最高潮に達した。東と西に分かれ力いっぱい引き合い、真剣勝負の初戦は西が制した。

 「やえせグルメグランプリ」には9店舗がエントリー。最優秀賞には、菊みそ加工所「夢工房」(平安名陽子代表)の「やえせ紅イモロール」が選ばれた。

 友人とウオークラリーなども楽しんだ白川小5年の仲座由稀さん(11)は「歌や踊りが楽しい」と笑顔を見せた。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time19:30

感謝込め記念碑建立 (星野集落・八重山)

感謝込め記念碑建立 星野集落
地域の生活支える水源地に
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 星野公民館(砂川光輝館長)の「森と水の碑」建立式典が6日午後、同集落西側にある水源地のファーナン川上流で行われ、神司が石碑(高さ約50センチ、周囲約150センチ)に「あがりから 命つなぐる 天のいと」と書き込み、長年、地域住民の生活を支えてきた水源地に感謝した。

 式典では、前館長の金城政男さん(58)が「先輩たちが苦労し、守ってきた水源を守ることが、私たちの責務。記念碑を建てられたことは感慨深い」とあいさつした。

 2010年に集落の入植60周年記念式典を行った際、地域の歴史をまとめたところ、年2回の水源地清掃はあったが、感謝の儀が行われていないことが分かり、感謝の気持ちを残そうと、碑文に「命の水がどれほど大事なものか」の意味を込め記念碑を建立することを決めた。

 星野集落は1950年、大宜味村などからの入植で形成され、
今年で63年を迎える。

 入植当時、水源の確保が集落の最重要課題として軍民両政府に対し、整備を陳情。1959年に弁務官資金4500ドル(当時の日本円で5、6000万円)を活用して水源地を確保した。

 飲料水などとして使用されてきたが、石垣市の簡易水道一元化にともない、2000年からは農業用水や雑用水として現在も利用されている。

   八重山毎日新聞
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category地域情報  time19:25

古典音楽の大家 屋嘉比朝寄(OKINAWA)

屋嘉比朝寄の厨子甕確認 古典音楽の大家null
屋嘉比朝寄の没年や唐名、親、洗骨年などの情報が書かれている厨子銘=6日、浦添市役所

 【浦添】
浦添市教育委員会は6日、2004年度に同市前田で見つかった、沖縄固有の骨つぼ「厨子甕(ずしがめ)」を調査した結果、琉球古典音楽の大家、屋嘉比朝寄(ちょうき)の甕だったと発表した。同時に妻・真伊奴(まいぬ)や子どもの厨子甕も発見され、これまで判明していなかった屋嘉比の家族構成が明らかになった。屋嘉比は、古典音楽の流派「野村流」と「安冨祖流」創設の流れをつくった人物。識者は「琉球古典音楽の歴史を研究する上でも意義深い発見」としている。

 甕は、文化財「前田・経塚近世墓群」内の屋嘉比家の墓に納められていた。区画整理に伴い、墓の移転が済んだ後、市教委が甕を本年度から本格的に調査。
甕の表面とふたに書かれた厨子銘の判読作業や考古学的検証などを行った結果、屋嘉比や妻、娘の甕と断定した。高さ58センチ、胴回り39センチの屋嘉比の甕に記載された厨子銘からは、屋嘉比の没年や親、さらに晩年は「朝儀」と名乗っていた新事実が明らかになった。

 屋嘉比は、現存する中で最も古い三線楽譜「屋嘉比工工四(くんくんしー)」を編さんした業績で知られる。
だが、その他の資料が限られており、家族構成などは明らかになっていなかった。

 沖縄の伝統芸能史を研究する大城学琉球大教授は「家譜がなく、これまでよく分からなかった屋嘉比の人物像の研究が進むことが期待される。琉球古典音楽の歴史を解明する意味でも意義深い」と話した。今回確認された屋嘉比の甕は、4月以降に市内で一般公開される予定。

<用語>屋嘉比朝寄 
1716年、玉川按司朝雄の四男として首里に生まれる。現存する最も古い三線楽譜「屋嘉比工工四(くんくんしー)」を編さん。
今日の琉球古典音楽継承の礎を築いた人物とされる。
現代にも残る古典芸能の流派「野村流」と「安冨祖流」も
屋嘉比の流れをくむ。
琉球王国での位階は親雲上(ぺーちん)。1775年没。


   琉球新報

食品残さ処理装置を開発(OKINAWA)

SBH社、食品残さ処理装置を開発
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低コスト、無排水の「完全循環型」食品残さ処理装置を開発したシャイニーボールホールディングス社の前田初雄技術顧問(左)ら=2012年12月26日、糸満市の同社

 環境機器メーカーのシャイニーボールホールディングス(SBH、糸満市)は、飲食店やホテル、食品製造業者などから排出された食品残さの産業廃棄物(動植物性残さ)を微生物発酵・分解によって短時間、低コスト、無排水で処理できる装置を開発した。
1月30日付で県の「産業廃棄物中間処理施設」の許認可を取得。機械装置を使った20トン規模の食品残さ処理施設としては県内唯一。
大量の食品残さを適切に処理できる許可施設は少なく、県内自治体や食品関連業界で導入が進む可能性がある。

(座安あきの)

 「SBH強制発酵乾燥装置」の名称で今月から装置の販売を始めた。用途や容量に応じて大きさや価格が異なるが、導入費は大手メーカーの3分の1、燃料代や電気代などの維持費は10分の1以下で稼働できるのが特徴という。

 水分率が90%前後ある食品残さは燃焼に時間と費用がかかり、一般の産廃施設では受け入れ困難な状況にあるという。
同装置では残さを微生物分解によって2~3時間で水分率50%まで乾燥処理し、そのまま栄養分の高い飼料や肥料として生まれ変わる。短時間の処理で燃費を抑えられるだけでなく、処理過程で出る廃液を同時に浄化処理し、施設内の空調などに再利用できる“完全循環型”の装置開発に成功した。

 SBH社は糸満市西崎の本社内に1日最大20トンを処理できるモデルプラントを設置し、今月から残さ受け入れ事業を始めた。処理後の飼料や肥料も農・畜産業者に販売する計画で、産廃処理事業で年間1億円の売上高を目指す。将来的には装置数を5機まで増やし、本島南部地区で排出される1日100トンの食品残さ処理を受け入れる計画。 

 従来の食品残さ処理の許可施設では処理容量が小さい上に燃費効率の悪さから受け入れを停止している許可事業者もあり、泡盛やビール、豆腐メーカー、漁業関連などの各事業者が処理施設の不足で課題を抱えている。
SBH社にはすでに複数の自治体や企業から引き合いがあり、装置販売で年間8億円の売上高を見込んでいる。

 同社技術顧問の前田初雄氏は「生ごみの運搬業者は数多くいるが、最終処分場の不足が大きな課題だった。
焼却による二酸化炭素排出や排水処理の課題も同時にクリアできる環境に配慮した装置。沖縄から全国、海外に広めていきたい」と話した。

 同社は、浄水機器や排水処理装置の製造技術で特許があり、国内のほか韓国やベトナム、フィリピンなどでも販売実績を上げている。今回開発した産廃処理装置の海外展開と併せ事業規模を拡大していく。

  沖縄タイムス

FC琉球、鳥栖と1-4(OKINAWA)

FC琉球、鳥栖と練習試合1-4
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サガン鳥栖の選手と競り合うFC琉球の
棚橋雄介(手前右)ら=読谷村陸上競技場

 日本フットボール(JFL)のFC琉球は6日、読谷村陸上競技場で、昨季J1で5位のサガン鳥栖と練習試合をし、1-4だった。
ミスから4失点したが守備を崩される場面はなく、薩川了洋監督は「選手の体力面は順調」と、3月10日の開幕戦に向けて手応えを見せた。

 琉球は鳥栖に対して、全体的に下がり、人数をかけて守備。速さや強さでは劣ったが、体を張って守った。簡単なパスミスで4失点したが、新加入のDF伊藤竜司などが、強く当たって守り決定機はつくらせなかった。ボランチで90分出場した國仲厚助は「ミスは反省材料だが、守りは通用した」と納得の表情。

 しかし攻撃に関しては、攻め手を欠きチャンスをつくれず。前にパスをつなげずシュートを打てず課題を残した。

 薩川監督は「まだ戦術の確認はしていないので、攻めきれないのは仕方がない。今は土台づくりの段階で、これからチーム戦術を植え付けていく」と、12日から本部町で始まるキャンプで、本格的に戦術練習をする考えだ。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time10:29

集落(スマ)を歩く ⑱ 上野新里 (宮古島・沖縄)

集落(スマ)を歩く ⑱ 上野新里
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「明和の大津波」 後に現在地に移った新里の集落
=上野字新里

 上野字新里は、 宮古島の東南海岸平野に発生した古い集落の一つ。 14世紀に船着の便利な地域にあった新里は、 近隣の宮国、 砂川、 友利とともに外国との交易で発達したと見られる。

これらの元島からは土器や青磁などが見つかっている。 新里の海岸丘陵地にある 「アパナギミャーカ」 の古墳墓群は14、 15世紀頃の宮古の墓の形式で、 現在の横穴式墓に移る以前のものという。

 海岸沿にあった集落 (新里元島) は、 1771 (明和8) 年に発生した 「明和の大津波」 を境に現在の高台に移った。

 宮古島庶民史 (稲村賢敷著) には 「明和8 (1771) 年3月10日、 友利、 砂川、 新里、 宮国の4カ村および多良間島に前代未聞の大津波あり。 波の高さ12、 3丈に達し、 遭難者2548人を出す。 その他船舶76隻破損、 牛馬斃死641頭に及び家屋は倒壊し、 田畠は押し流されて惨状を呈した。 当時の遭難死体は与那覇南浜に合祀し慰霊碑を建てた」 とある。

 新里元島は、 東元島と西元島の二つの集落によって形成されていたが、 津波から命からがら逃げた人たちは一つにまとまって、 現在の地で更生の第一歩を踏み出したという。 大津波後、 新しく村立 (すまだて) をしたので 「新里 (あらだてぃ)」 としたのではないか言われている。

 大津波では、 当時希少価値で家宝だった石臼について、 次のような記した文面がある。 「人々は津波だと言って逃げたが、 石臼が惜しくて、 とてもそのまま逃げるにはしのびないほど臼に愛着を持った女性がいた。 しかもその女性は妊娠中の身重であるにも関わらず臼を両脇に抱えてエッサ、 エッサと高台地のバルキャまで運んできた」。 その臼は現在まで残っている。

 これらの歴史などは、 自治会が発刊した 「あらさと誌」 に収められている。 発刊にあたっては 「現代 (今) を中心にし、 過去を振り返り、 未来を大きく展望し、 創造していく意図を込めてまとめた」 と記している。

 現在地の新里は、 自治会を中心に青年会、 婦人会、 老人会、 子ども会など組織がまとまった活動を行って発展してきた。 その拠点となる新里構造センターは1994年に落成し、 同年には新里公園内のゲートボール場のコート開きもあり、 高齢者の健康づくりや交流の場として利用されている。
元島があった海岸線には本土企業によるホテルやゴルフ場などが建ち、 リゾート地として生まれ変わっている。

 (文・写真 伊佐次郎、 毎月第1・3木曜日掲載)


 宮古新報
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category地域情報  time10:23

スポーツ振興で39個人・団体表彰(宮古島・沖縄)

市体育協会がスポーツ振興で39個人・団体表彰
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 宮古島市体育協会 (本村博昭会長) 主催の2013年宮古スポーツ振興表彰式が6日、 市立北小体育館で行われた。
本村会長が昨年中に宮古地区や県、 九州、 全国大会で活躍した選手や監督らを表彰し、 今後のさらなる活躍に期待を寄せた。 今回は優秀競技者や優秀チーム、 優秀指導者の3部門で総勢39個人・団体が表彰を受けた。
同7時からは懇親会が市内のレストランで開かれ、 関係者が競技振興に決意を新たにしながら親睦を深め合った。

 午後5時半から行われた表彰式では、 はじめに本村会長が 「受賞おめでとう。 みなさんの活躍が市民に夢・勇気・感動を与え、 島を元気にしてくれる。 今後もさらなる進化を図り、 高みを目指してがんばってほしい」 と受賞者をたたえ、 さらなる活躍を祈念した。
さらに優秀指導者に向けて 「一意専心アスリートの人生に種を捲き、 苗を育て強い根っこを育てて花を咲かせてほしい。 自らの専門知識とスキルコミュニケーションで有望な選手を育成してほしい」 と呼びかけた。

 続いて、 祝辞を述べた下地敏彦市長 (代読) が 「今後も健康に留意し、 各分野で精進してなお一層活躍してほしい」、 平良隆市議会議長が 「今後も研鑚を重ねて競技力向上に貢献し、 活力ある健全な社会の形成に寄与してほしい」 とそれぞれ祝辞を述べた。

 このあと、 受賞者代表で県民体育大会バレーボール男子代表主将の中村靖さんが 「3年ぶりの優勝を達成し、 スポーツは技術も大事だが、 目に見えない心の部分も大事だということを実感できた。 バレーボール男子はまだ連覇をしたことが無いので、 この受賞を機に悲願の連覇を達成して来年もまたこの受賞の場に立ちたい」 と意気込みを語った。



 宮古新報
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categoryフォトログ  time10:15

ジンベエジェットかっこいい/ちゅうりっぷ保・OKINAWA

ジンベエジェットかっこいい/
ちゅうりっぷ保JTAが見学会に招待

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「ジンベエジェット」をバックに記念写真を撮影する園児たち
=6日、宮古空港

 日本トランスオーシャン航空(JTA)宮古支社は、沖縄美ら海水族館で人気のジンベエザメを機体にデザインした「ジンベエジェット」の見学会を6日、宮古空港にちゅうりっぷ保育園(上地玲子園長)の園児を招いて開催した。園児たちは機体に触れたり、同機をバックに記念撮影を行ったりした。

 「ジンベエジェット」は昨年12月から全国の路線で運航。JTA宮古支社は宮古島の園児たちに同機を間近で見て体感してもらう見学ツアーを企画し、その第1回として、ちゅうりっぷ保育園3、4歳児クラスの園児16人を招いた。

 飛行機を駐機するエプロンに入場した園児たちは、ジンベエジェットが着陸するのを見ると「かっこいい」と拍手を送った。停止後の同機に近づくと、同支社職員の説明を聞きながら機体下部に描かれた2匹のコバンザメを見たり、職員に抱え上げてもらって機体を触ったり、同機をバックに記念写真を撮影した。

 その後、空港の送迎デッキに移動し、那覇へ向け飛び立つ同機を見送った。

 漢那桜子ちゃん(5)は「ジンベエジェットを見るのは楽しかった。飛行機の機体は触ってみると冷たかった」と感想を語った。

 同機は今後5年間の運航が予定されていて、同支社では今後も保育園、幼稚園の園児などを招いての見学会開催を予定している。

.宮古毎日新聞
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category沖縄観光  time10:12

甘いヨ 美らキャロット (糸満特産、沖縄)

甘いヨ 美らキャロット 糸満特産、出荷が本格化null
糸満市特産の「美らキャロット」を収穫する園児
=1日、糸満市喜屋武

 【糸満】
ニンジンの本格出荷時期を迎え、糸満市農業戦略産地連絡協議会(花城宗順会長)は1日、市特産のニンジン「美(ちゅ)らキャロット」の収穫祭を市喜屋武で実施した。
市内外の園児や小学生、保護者ら約500人が参加し、実際に畑で泥んこになりながらニンジンを収穫した。
園児からは「大きい」「葉っぱだけが抜けた」などと、にぎやかな歓声が上がった。収穫後、喜屋武公民館では、ニンジンを使った餅や肉まん、ケーキが配られ、子どもたちがおいしそうに頬張っていた。

 同市は県内一のニンジン生産地。美らキャロットは、普通のニンジンより甘いことが特徴だ。市内でも喜屋武、照屋、米須の3地区を中心に生産している。収穫祭は、2月3日の「ニンジンの日」にちなんで、毎年実施している。

 あいさつした花城会長は「美らキャロットは、年々出荷量が減っている。地産地消を進めるなど、全員が連携を取って(生産拡大に)頑張りたい」と意気込んだ。

 一生懸命、ニンジンを引き抜いた糸満南幼稚園の國吉千優(ちひろ)ちゃん(5)は「たくさん取れた。ニンジンはあんまり好



琉球新報
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categoryグルメ  time10:05

17人全員 新聞載った!(伊平屋村・沖縄)

17人全員 新聞載った!
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新聞投稿で、全員の意見などが掲載された
伊平屋小学校6年生17人=同校

 【伊平屋】
新聞を取り入れた授業に取り組んでいる伊平屋小学校6年生が投稿した17人全員の意見や主張が、1月までに沖縄タイムスなどに掲載された。

 昨年4月からNIEアドバイザーで同小6年生担任の佐久間洋教諭のもと、自由題材で作文用紙1枚程度に自分の意見などを書き、投稿してきた。児童らは自ら体験したことや、新聞などを通して知った世の中の事象に対する考えや意見を書いた。

 大見謝美夢さんは「新聞を使った授業のおかげで文章がたくさん書けるようになった。作文が新聞に載った時は、とてもうれしかった」と笑顔で話した。

 佐久間教諭は、新聞教育で世の中に対する関心が高まり、新聞を読む量が増加したことなどの効果を指摘。「男子と女子が自分の考えで意見するようになり、よく話をするようになった」と継続の大切さを伝えた。

 6年生は、自宅でも親子のコミュニケーションを図り、双方の考えを知る機会をつくることを目的に、気になった新聞記事を取り上げ、意見や考えなど思ったことをノートに書くなど、さまざまな場所で新聞を取り入れた学習を行っている。(國吉由美通信員)

   沖縄タイムス
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category地域情報  time10:00

オスプレイ、離陸直後に水筒落下(OKINAWA)

オスプレイ、普天間離陸直後に水筒落下
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住宅地上空でヘリモードに転換し、普天間飛行場への着陸態勢に入るオスプレイ=5日午後6時25分すぎ、北中城村喜舎場から撮影

 米海兵隊のオスプレイが5日午後、普天間飛行場を離陸直後に機内から水筒1個を落下させていたことが6日、分かった。
落下場所は同飛行場の南西側の基地外とみられ、水筒は見つかっていない。
住民や建物への被害は確認されていない。米軍は6日夜、落下させた機種がオスプレイだと明らかにしたが、当初は沖縄防衛局や本紙の照会に対して確認を避けていた。
また、丸1日たっても落下時間や水筒の大きさや重量など詳細を公表していない。県は、落下させたという事実に加えて、米側の情報提供の遅さを問題視している。

 在沖海兵隊基地政務外交部(G7)が5日午後4時半ごろ、沖縄防衛局に落下の事実を通知。防衛局が同5時ごろ、県と宜野湾市に連絡した。
県と同市からの申し入れを受けて防衛局は落下に関する詳細を海兵隊に問い合わせている。政府関係者は水筒の材質について「米側からスチール(鋼鉄)製ではなく、ペットボトルだと聞いている」とした。

 海兵隊は6日夕、沖縄タイムスの取材に「通常訓練のため普天間を離陸し、個人用の水筒1個が機体の外に出た。水筒はまだ見つかっていない。落下場所は正確には分からない。水筒以外の落下物はない」と回答した。再発防止策を取ったとしている。

 防衛局と外務省沖縄事務所は5日夕、「重大な事故につながる可能性がある」としてG7に抗議し、原因究明と再発防止を求めた。

 佐喜真淳宜野湾市長は6日、「再発防止は再三申し上げている。安全管理上あってはならないことが起きた。水筒だから良いという話ではない。厳正に対応してほしい」と述べた。

 オスプレイからの落下事案は、1月16日に米サンディエゴのミラマー基地を離陸直後、洗浄液の入った容器が落下。民間地の建物の屋根を突き破り、車6台が損傷する被害が出ている。

  沖縄タイムス

2013-02-06

「ゼロ回答に等しい」(読谷・OKINAWA)

読谷の怒り「ゼロ回答に等しい」
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米兵による住居侵入事件に対する抗議決議文を
立ち上がって読み上げる読谷村の石嶺傳實村長
=5日、外務省(山内徳信事務所提供)

 【東京】
読谷村の石嶺傳實村長ら20人は5日、外務省の河邉賢裕日米地位協定室長を訪れ、昨年11月に村内で発生した米兵による住居侵入と傷害事件に抗議、日米地位協定の抜本的改定などを求めた。
村民の怒りや不安を訴え、地位協定の改定に踏み込んだ回答を求めた村長や元村長の山内徳信参院議員。
だが河邉室長は「政治レベルの話で、私から明確な発言はできない」との説明に終始。
一行は「ゼロ回答に等しい」と失望した。

 会談は非公開で開かれた。予定していた30分をオーバーし、1時間続いた。県関係国会議員らも同行した。

 会談後、一行からは「私が申し上げられる範囲は限られている」「発言する立場にない」と繰り返した外務省の実務担当者の回答に落胆の声が上がった。

 村観光協会会長の小平武さん(71)は「沖縄の心は聞きたくないという印象すら受けた」と怒り心頭。
村労働組合連絡協議会会長の山城明男さん(40)は「室長は個人的な気持ちすら聞かせてくれなかった。
道のりは長いが地位協定の改定まで、闘いを続けるしかない」
と話した。

 村内5千人以上の児童・生徒を預かる村教育委員会の松田平次教育長は「人材をもって資源となす教育方針にはいい環境が必要。
よそから(環境を)崩されるのは最悪だ」と、米兵の事件や事故が安全な教育環境を脅かしていると批判。
国に交通マナーの順守を米側に働きかけるよう求めた。
石嶺村長は、日米地位協定は「米軍優位で特権的」として、見直しを求めた。
要請団は6日、防衛省や首相官邸、駐日米大使館にも
同様に抗議する。

  沖縄タイムス

琉球士族の「家譜」(OKINAWA)

琉球士族の「家譜」寄贈 5月公開
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県立博物館・美術館へ寄贈された「新参蔡姓家譜」

 琉球王国時代に士族が有した家系に関する記録「家譜」の一つ、「新参蔡姓家譜」がこのほど県立博物館・美術館(白保台一館長)に寄贈され、5日、マスコミ向けに公開された。南城市の渡具知清さん(61)から贈られた。

 同館は「近世琉球期の那覇士族の出仕パターンや位階制度、家督の継ぎ方など政治・社会史な事柄を知ることができる貴重な資料」としている。5月開催予定の新収蔵品展で一般公開される。

 近世琉球で王府から認められた家譜は、王朝末期には3千冊あったといわれているが、現在その原本は500冊ほどしか確認されていないという。

 新参とは、王府が士族に家譜を提出させた1690年以降に勲功や分家などにより士族として認められたものを指し、93年生まれの3世から王朝末期の9世までが記録されている。

 家譜作成により沖縄独特の門中意識が高揚したとされ、士農分離を完成させた。これまで同館が収蔵した家譜原本は9冊あり、順次修復が進んでいるという。

  沖縄タイムス

アーサの収穫始まる (伊平屋、沖縄)

アーサの収穫始まる 伊平屋、手作業で丁寧に
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アーサを収穫する村民ら=1月27日、伊平屋村

 【伊平屋】
伊平屋村の海産物で、モズクに次ぐ村の特産品、アーサの収穫が行われている。海岸線には緑色のアーサが広がり、村民らが丁寧に収穫している。

 収穫は手作業で行う。干満に合わせて行う作業は約4時間。1日に約25キロ~30キロを収穫する。洗浄、選別を行い、納品作業に入る。

 漁業権を持つ村民らが、2012年9月中旬から株出しのためにアーサ用の網を何層にも重ねて海中に張る床下ろしを行い、11月後半から12月中旬にかけて一枚一枚「畑」と呼ばれる漁場に張っていく本張りが行われた。毎年1月には、海岸沿いに緑色のアーサが広がる。

 1月27日に収穫した宮城笑美子さんと伊礼弘子さんは「アーサが色落ちしない2月中までに収穫を終える予定だけど、人手が足りないから大変さ。
自然は待ってくれないからね」と広がるアーサ漁場を見渡しな
がら笑った。
アーサは村漁業協同組合の加工施設でさらに選別され、
生と乾燥の商品として出荷される。

 (野甫英芳通信員)

  琉球新報



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categoryグルメ  time15:38

宮古牛20㌔を贈呈/「優勝目指して」(沖縄)

宮古牛20㌔を贈呈
/JTA大城支社長「優勝目指して」

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森脇監督に宮古牛20㌔を贈呈したJTAの大城支社長(左)
=5日、宮古島市民球場

 日本トランスオーシャン航空(JTA)宮古支社(大城善信支社長)が5日、オリックス・バファローズに宮古牛20㌔を贈った。大城支社長は「基本は優勝、最低でもクライマックスシリーズ進出を目指して頑張ってほしい」と話し、オリックスの活躍に期待した。

 贈呈式は宮古島市民球場で行われ、大城支社長がオリックスの森脇浩司監督に直接宮古牛を手渡した。

 森脇監督は春季キャンプを取材する報道陣のリクエストに応えながら宮古牛を手に笑顔を見せた。

 大城支社長は「今年は天気に恵まれて最高のスタートを切った。オリックスのキャンプは宮古の球児に刺激を与える。甲子園への夢も広がる。オリックス、宮古の高校球児の両方にとって良い年になることを願っている」と話した。

 オリックスは今月1日にキャンプイン。市民球場で練習しているA組は22日まで滞在する。

.  宮古毎日新聞
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category沖縄観光  time15:07

ロッテに石垣牛贈る (八重山・沖縄)

ロッテに石垣牛贈る JTA八重山支社
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 日本トランスオーシャン航空八重山支社(名渡山秋彦支社長)は5日午前、石垣島キャンプ中の千葉ロッテに石垣牛21.8キロを贈った。
名渡山支社長らがキャンプ地の石垣市中央運動公園野球場を訪れ、伊東勤監督に石垣牛を手渡した。

 名渡山支社長は「石垣牛を食べて、力を付け、ぜひ日本一を勝ち取ってほしい」とエールを送った。

  八重山毎日新聞
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categoryグルメ  time15:00

赤馬主の墓 17世紀の横穴式墓 (八重山・沖縄)

赤馬主の墓を文化財指定 17世紀後半の横穴式墓
3所有者に指定書
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 八重山を代表する民謡の一つ「赤馬節」の作詞者とされる赤馬主(あかんましゅー)の墓=石垣市宮良ナーバカ1131の41=が5日、石垣市の文化財(建造物の部)に指定された。
17世紀後半、緩斜面に露出する礫(れき)岩につくられた方形状の墓口をもつ横穴式の墓。意匠的に優秀なものと認められた。

 宮良村誌では、赤馬主の飼育していた赤馬が琉球王府に献上されたが、王府の調教師に従わなかったため、赤馬主は首里へ召喚されることに。出発前、死を覚悟して出発前に墓をつくったとされている。旧暦7月7日には赤馬主の子孫が供養祭祀(さいし)を行っている。

 所有者は高良文雄、宇根底師淳、宇根底智生の3氏=いずれも宮良在=。先祖からは「赤馬は幻のような馬。赤馬主は杯を持って乗っても酒がこぼれなかったという話を聞いており、赤馬主はあこがれの人」などと伝えられているという。

 市民会館中ホールで行われた指定書の交付式には宇根底両氏が出席。玉津博克教育長から指定書を受けた両氏は「指定を受けたことで墓に対する思いがさらに強くなる。清掃や美化を行うなど、墓を守り抜くためになお一層努力したい」と決意を述べた。
 玉津教育長は「指定によって八重山と馬の歴史が語り継がれていくきっかけになれば」、前津栄信文化財審議会委員長も「宮良、ひいては八重山の誇りとして活用されることを願う」と期待した。

    八重山毎日新聞
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category地域情報  time14:55

太鼓勇壮 ダンスに華 [アルゼンチン]OKINAWA

[アルゼンチン]太鼓勇壮 ダンスに華 「夢海渡」メンバー 屋宜さんら参加null

ドゥガンダンサの公演に出演した屋宜さん(右から4人目)とナルダさん(左から4人目)=アルゼンチン・沖縄県人連合会会館

 【崎原朝一通信員】
アルゼンチンの現代ダンスグループ・ドゥガンダンサの創作ダンス「蝶(ちょう)の橋」に、アルゼンチンで活動する夢海渡太鼓のメンバーで県系3世の屋宜ナタリアさんとアルゼンチン人のナルダ・ゴメス・グティエレスさんが加わった公演が昨年11月15日、ブエノスアイレス市内レティロ地区の英国芸術センター内小劇場で開かれた。

 この日の公演は日系団体や日本文化愛好者、支援者に向けたもので、夢海渡太鼓の初期メンバーや友人、三線グループのメンバーなど、日系人の顔もかなり見えた。

 創作ダンスは、幼虫からさなぎを経て蝶に変貌していく成長過程をたどる内容。
動きの激しいモダンダンスで、緩やかな動きの日本の舞踏と正反対だが、その中にも相通じる、突きつけてくるイメージ、暗喩があった。
小道具の旗や布、粘着テープ、さまざまな色彩の糸など視覚に強く働き掛けた。そうしたダンスの進行の中で、屋宜さんとナルダさんの太鼓の音がはさまる。

 舞踊家、振付師、演劇監督、照明家、衣装家の肩書を持つ主宰のテレサ・ドゥガンさんによると「合成された音楽がつくり上げたものが、話し掛けてくる言語である」「現代と伝統、夢と現実、西洋と東洋という二つのスタイルの共存に興味があった」。

 夢海渡太鼓は、沖縄留学した若者たちが1998年に結成したアルゼンチン最初の太鼓グループ。激しい打音は海を渡る移民たちの大きな夢とつながる。今ではメンバーに非日系人も交じっている。

 こうした「夢」が時代、そして次世代の手を経てアルゼンチンと日本、沖縄の文化と融合していこうとしている。

 沖縄タイムス

ポルトガル語版 移民100年史完成 [ブラジル]OKINAWA

[ブラジル]ポルトガル語版 移民100年史完成 
県人会「意義深い」
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ポルトガル語版の「県人移民100年史」を手にするブラジル沖縄県人会の与那嶺真次会長=ブラジル

 【堀江剛史通信員】
ブラジル沖縄県人会(与那嶺真次会長)は「県人移民100年史」(298ページ、3千部)を昨年末に刊行、会員らに配布した。ポルトガル語による沖縄移民の歴史全体を扱った書籍は初めて。

 移民90周年史「ブラジル沖縄県人移民史-笠戸丸から90年」(2000年刊行)を翻訳し、移住100周年を迎えた08年までの記録を追記した。

 同史が00年度沖縄タイムス出版文化賞の特別賞を受けたことをきっかけにポルトガル語版の出版計画が立ち上がり、05年から本格的な作業を開始した。

 移住の始まった経緯、戦前、戦中、戦後の沖縄コミュニティーの状況、県人会の歴史、県人らによる座談会など10章で構成されている。

 編纂(へんさん)委員会の垣花輝明実行委員長は「沖縄留学生OBでつくる『うりずん会』の若いメンバー含め、延べ30人以上が関わった。校正には苦労したが無事完成し良かった」と話した。

 昨年12月にあった出版記念会には、会員ら約150人が出席。与那嶺会長は「ブラジル移民史上でも重要な沖縄県人の歴史を、後の世代に分かる形で残せたことは本当に意義深い」と満足の表情を見せていた。

  沖縄タイムス

弁当作り サポステなは(沖縄)

職業訓練で弁当作り サポステなはnull
2月からの本格販売に向け、弁当作りの予行演習に取り組むサポステなはの訓練生ら=1月25日、那覇市安里のコミュニティーカフェ「Ji&Ba」

 若者の職業的自立を総合的に支援する「地域若者サポートステーションなは」(サポステなは)が2月から、弁当作り・販売を通した職業訓練に取り組む。NPO沖縄シニアの会がさまざまな世代の「チャレンジ」を応援する場にしたいと、提供を始めたコミュニティーカフェ「Ji&Ba(じぃあんどばぁ)」の調理施設を活用する。訓練生らが献立の決定から仕入れ、調理、販売を一貫して体験する取り組みだ。

 厚生労働省委託事業としてサポステなはを運営するNPO法人なはまちづくりネットの大城喜江子代表理事は「NPOがそれぞれの良さを生かし、体験の場を自分たちでつくりながら関わる人みんなにメリットがある活動にしたい」と話す。
NPO同士の横のつながりを生かした新たな取り組みが注目されそうだ。

 サポステなははこれまで地域貢献と職業訓練を連携させた独自の活動を実施してきた。訓練生は地域の清掃活動や高齢者の畑での農作業体験、繁多川自治会との交流など、人と人が支え合う活動に参加しながら自立を目指している。

 現在は20~30代の9人が週4日の職業訓練に参加中だ。
ビジネスマナーなどの座学のほか、2~3月の毎週金曜はオリジナルの「チャレンジ弁当」作りと販売に挑戦する。

 予行演習に参加した糸満市の男性(32)は「初めての料理で難しいがみんなでやると楽しい」と笑顔で話し、調理手順を細かくメモしていた那覇市の女性(20)は「作業分担は少し難しかったが調理はスムーズにできた」と語った。

 シニアの会は、高齢者の働く場所づくりを目指して弁当製造に使っていた場所を昨年12月、コミュニティーカフェに衣替えした。今木ともこ事務局長は「若者のチャレンジの場に使ってもらえてよかった。今後はシニアの会会員との交流ができるようになるといい」と期待を込めた。


  琉球新報
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categoryグルメ  time09:36

 読谷村実行委が外務省に抗議  (米兵中学生傷害・OKINAWA)

地位協定改定を 読谷村実行委が外務省に抗議 
米兵中学生傷害
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外務省の河辺賢裕日米地位協定室長(右)に対し、米兵事件の再発防止と地位協定改定を求める決議文を手渡す石嶺伝実読谷村長(左)=5日、外務省

 【東京】
読谷村で起きた米空軍兵による住居侵入中学生傷害事件に対する緊急抗議村民大会実行委員会の石嶺伝実委員長(読谷村長)ら20人は5日、外務省の河辺賢裕日米地位協定室長を訪ね、事件の再発防止と日米地位協定の抜本的な改定を求める岸田文雄外相宛ての大会決議文を手渡した。 
石嶺村長によると、河辺室長は「事件については政府として許し難い。ルース駐日米大使に抗議した」と述べるにとどめ、地位協定改定について、具体的な発言はなかったという。

 要請の冒頭、石嶺委員長が決議文を読み上げた。決議文は、県警の本格捜査が始まらない時点で、官房長官が身柄の引き渡し要請を考えていないとしたことに、「米国優位の日米地位協定を優先し、弱い立場である子どもの人権を無視するという政府の姿勢を示している」と指摘。
(1)加害者への謝罪・補償(2)再発防止策の公表(3)日米地位協定の抜本的改定-などを求めた。

 要請後、石嶺村長は「(米兵が)事件を起こせば、日本の法律で裁かれるという自覚があることが一番大切だ。
米軍優位の特権的な協定になっていることが過去の事件事故で確認されている」と述べた。今後は、地位協定改定に向け、全県的な取り組みの中で動いていきたいとした。

 新垣修幸読谷村議会議長は「(地位協定の)運用改善では限界がきている。抜本的に改定し、国民の命を大事にしないといけない。きょうの回答を聞いてがっかりした。
改正すると一言もなかった」と述べ、外務省の対応を批判した。

 松田平次教育長は「米兵の交通ルールがなっていない」
 と訴えた。



  沖縄タイムス

「ハワイ化するよりも沖縄化を」(OKINAWA)

「ハワイ化するよりも沖縄化を」

 訪日外国人の受け入れを専門にしているJTBグローバルマーケティング&トラベル(GMT、東京)の座間久徳社長が4日、那覇市内で講演し、欧州からのインバウンド戦略について(1)沖縄の魅力のブランド化(2)顧客ターゲットを絞った戦略(3)景観整備-などを提案。独自の文化を持った沖縄は、潜在的な可能性が高いことなどを挙げ「ハワイ化するよりも沖縄化を目指すべきだ」などと話した。

 座間社長は沖縄のブランド化について、沖縄の認知度はまだ低く、独自の魅力が伝わるネーミングで世界へ地道に発信し続ける必要があると指摘。アジアを重視しつつ、欧米からも誘客を進めた方が持続発展に期待できるとして、文化・習慣の違いに応じた国ごとの細かな市場戦略が必要と提起した。

 欧州人に観光だけで3泊4日の旅行をする感覚はなく、滞在型の長期休暇を主目的に観光を組み合わせることを好むとアドバイス。景観の整備はフランス南東部のニースを例に「空港や空港から市街に続く道で、沖縄に降り立ったことを実感できる見せ方に工夫があるといいのではないか」などと述べた。

 講演はJTB協定旅館ホテル連盟沖縄支部の人材育成セミナー。

   沖縄タイムス
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category沖縄観光  time09:18

2013-02-05

宮沢・大城さん 沖縄音楽を熱唱[アルゼンチン]OKINAWA

[アルゼンチン]宮沢・大城さん 沖縄音楽を熱唱


 【崎原朝一通信員】ミュージシャンの宮沢和史さん、県系アルゼンチン2世の大城クラウディアさんらの「ブエノスアイレス・リサイタル」が昨年11月17日夜、沖縄県人連合会会館大ホールで催された=写真。

 聴衆は開演前から長い列をつくり、会場は満員に。
水上正史大使、有吉勝秀公使夫妻、武田浩幸・国際協力機構事務所所長をはじめ、盆踊りやのど自慢大会など芸能が盛んな、60キロほど離れたコロニア・ウルキーサからも大勢駆け付けた。

 舞台から「沖縄には戦前、戦中、戦後と常に歌があり、歌が生活に根付いている」と語り掛ける宮沢さん。今回はそうした古里のぬくもりを伝えるための南米公演だった。

 第1部では「風になりたい」、妹の美和さんとのデュオでタンゴの唄、「さがり花」などを歌った。地元の各舞踊研究所・道場の協力もあった。
第2部では「芭蕉布」や演歌の「塩屋岬」「ションガネー節」など、最後は琉球國祭り太鼓アルゼンチン支部の演舞を加えた「島唄」でにぎやかに盛り上げた。

 凱旋(がいせん)公演となった大城さんは、レゲエダンスも披露。南米的な要素と、小さい時に習ったバレエなどが生きている。最近は沖縄でテレビコマーシャルなどにも登場するようになり、一歩ずつ階段を上っていくプロ歌手の様子をみせていた。

  沖縄タイムス
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category音楽  time19:28

着物の魅力を紹介 押元さん【アメリカ】OKINAWA

【アメリカ】着物の魅力を紹介 押元さん、ショーで解説null
フィナーレであいさつする押元末子さん(前列右から2人目)
=米アラスカ州アンカレッジ大学

 日本とアメリカの友好の証しとして、日本は100年前、ワシントンDCに6040本の桜の苗木を寄贈した。
100年たった今でも、ポトマック河畔の桜並木は世界の名所の一つになっている。
その寄贈100周年を記念して開催されたのが「日米桜寄贈100周年記念 着物レクチャー&ファッションショー」だ。着物ファッションショー、デモンストレーション、着物に関するレクチャーがこのほど、アラスカ州アンカレッジ大学で開催された。

 カリフォルニア州ハリウッドを拠点に、着物コスチュームデザイ
ナーとして活躍する「末広着物エイジェンシー」の押元(旧姓・上間)末子さん(51)=北中城村安谷屋出身=がレクチャーを担当した。

 イベントの最初に行われたファッションショーでは、アラスカアンカレッジ大学で日本語を専攻している学生をモデルに、毎日着の小紋をはじめ、訪問着、黒留袖が登場。アンサンブル、黒紋付羽織袴に身を包んだ男性モデルも自慢の決めポーズで会場を沸かせた。

 色鮮やかな振り袖モデルが姿を見せると、会場からは感嘆の声が上がった。押元さんオリジナルデザインの、着物とヴィクトリアンドレスをうまく融合させた着物ドレスや、白塗りの芸者まで登場し、見応え十分だった。

 その後のデモンストレーションでは、押元さんのマネージャーでステージディレクターの寺内健太郎さんが振り袖の着付けを披露。
押元さんが各所に分かりやすい解説を入れながら、着付けのポイントや各小物の役割などを細かく説明した。
「ヘアー&メイクアップ」担当の野村知加さんと、その他7人が自己負担でアラスカへ駆け付けショーを手伝った。

 またレクチャーは、着物の歴史や基礎知識をモデルさんの着物を例に挙げながら実施した。途中、プロジェクターに映し出されたチャリティー着物ショーの写真を見て、押元さんが涙ぐむ場面もあった。

 来年は、ブラジル・サンパウロで着物コスチュームデザインに関するレクチャー講演を予定している。


(当銘貞夫通信員)


  琉球新報



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categoryお知らせ  time19:21

150人出場し空手古武道大会【アルゼンチン】OKINAWA

【アルゼンチン】150人出場し空手古武道大会null
前列左端が池田紘子指導員。その隣が野原耕栄会長。後列左から2人目がビンセンテ・カリーディ館長=アルゼンチンのコルドバ州コルドバ市

 第1回沖縄-アルゼンチン空手古武道選手権大会が10月末、アルゼンチンのコルドバ州コルドバ市で開催された。
大会には沖縄空手道小林流竜球館会長の野原耕栄さん(範士九段)や大宮支部道場館長の戸田守さん(二段)、竜球館ロンドン支部道場館長のクレイグ・フィンチさん(六段)が10月24日にアルゼンチンのコルドバ市に到着し、コルドバ支部道場館長のビンセンテ・カリーディさんの道場で門下生に沖縄の伝統空手を直接指導、10月27日にはオープンセミナーを実施した。

 10月28日には第1回沖縄-アルゼンチン空手古武道選手権大会を150人の選手の出場の下で開催した。形の部、古武道の部、ポイント組手の部、沖縄ノックダウン組手(フルコンタクトの部)で、それぞれ競技が行われ、フルコンタクトの部で大宮から出場した戸田守さんが第3位の成績を収めた。
大会の休憩時間を挟んで、コルドバ沖縄県人会(池田紘子指導)が沖縄伝統のエイサー舞踊を披露した。


(大城リカルド通信員)


琉球新報


被災地支援 結の心で バンクーバー友愛会・OKINAWA

被災地支援 結の心で バンクーバー友愛会が慈善公演 null
バンクーバー沖縄県友愛会主催の東日本大震災チャリティコンサート「ちむぐくる」=カナダ・バンクーバー

 バンクーバー沖縄県友愛会主催の東日本大震災チャリティーコンサート「ちむぐくる」がこのほど、カナダ・バンクーバー市に隣接するバーナビー市のマイケル・ジュニア・フォックスシアターで開催された。
沖縄の太鼓グループ「鼓衆若太陽(ちぢんしゅうわかてぃーだ)」、歌手の日出克(ひでかつ)さん、美音(みおん)さん、友愛会琉球太鼓が加わるバンクーバー太鼓ソサエティーのうち7団体のメンバーが出演した。

 「鼓衆若太陽」は、浦添市を拠点とし、国内では神宮球場でのヤクルトスワローズ応援のパフォーマンスや歌手のケツメイシライブなど各地でいろんなイベントに出演しており、昨年の世界エイサーコンテストではジュニア部門でグランプリを受賞している。
国外ではマカオや香港、また2007年からアメリカ・シアトルでも2年に1度コンサートを開催し、海外でも活躍しているグループ。

 エイサーで始まったコンサート第1部は、あでやかな衣装とともに次々と雰囲気が変わり、美音さんの高く澄んだ唄声による「てぃんさぐぬ花」や日出克さんの三線の音に沖縄や日本を思い出して涙を流す人も見掛けられた。
 第2部は日出克さんと友愛会琉球太鼓のコラボ・ミルクムナリから、バンクーバー太鼓ソサエティ、震災地出身の松本こずえさんの琴と共に「Taiko For Tohoku」のパフォーマンスで始まった。

 日出克さんのソロ、美音さんとのデュエット、獅子舞など盛りだくさんの内容を経て、最後のカチャーシー「唐船ドーイ」では会場の観客全員が立ち上がり、老若男女、人種を超えて大盛況のうち、幕を閉じた。

 主催者のバンクーバー沖縄県友愛会、花城正美会長は「鼓衆の子どもたちから『何かカナダでもチャリティー活動をしたい』という言葉をもらい、それでは東北地方の震災・津波で被災された方々のために、共に頑張りましょうと今回のコンサートが実現した。被災された人々の心に寄り添い、支援、応援したい気持ちと、また先祖供養、念仏踊りであるエイサーで亡くなった人々のご冥福をお祈りしたい」と述べた。

 コンサートで集まった義援金、49万8686円は、災害遺児の教育・精神面を支援する、あしなが育英会「東北レインボーハウス」建設事業に寄付された。
一行はバンクーバー沖縄県友愛会会員宅で3日間ホームステイし、友愛会による歓迎会、小学校での太鼓指導、観光などを経験して帰国した。

 (奥間ひとみ通信員)


  琉球新報

「琉球の古典」CD発売 ラジオフランス・OKINAWA

【フランス】「琉球の古典」CD発売 ラジオフランスnull
フランス国営放送ラジオフランスのレーべルから発売された「琉球の古典音楽と宮廷音楽」

 フランス国営放送ラジオフランスのレーべルから琉球古典音楽のCDがこのほど発売された。「琉球の古典音楽と宮廷音楽」と題されたこのアルバムはラジオフランス制作側完全選曲となっており、実際には琉球古典音楽のみならず「安里屋ユンタ」や「てぃんさぐぬ花」も収録されている。

 「とにかく、先入概念にとらわれず、沖縄の歌を初めて聞くヨーロッパ人にとって面白い、と思ってもらえるような選曲、構成にした」と語るプロデューサー、セルジュ・ノエル―ラナイエヴォ氏は、ワールドミュジック系の専門家として多くの民族音楽を知るエキスパート。

 昨年10月にパリのラジオフランスで行われた録音で、人間国宝の照喜名朝一氏、県立芸術大学名誉教授の喜瀬慎仁氏、県立芸術大学准教授の山内昌也氏が参加。「素の形で歌が強調される録音としたい」というプロデューサーの意向で他の楽器伴奏のない歌三線のみでの録音となった。

 このCDは楽曲収録のみにとどまらず、リール第三大学音楽学教授のアラン・デジャック氏の詳細な解説がフランス語と英語で記載されている。今後このCDはフランスのみならずヨーロッパを中心に発売される。


(大城洋子通信員)

琉球新報



「カラカラ」パリで 上映前は「沖縄ライブ」【フランス】

【フランス】「カラカラ」パリで試写会 上映前は「沖縄ライブ」null
「カラカラ」のクロード・ガニヨン監督(左)とケベック州プロデューサーのフランソワ・マセロナ氏(右)=フランス・パリのフォーラムデイマージュ

 パリにあるフランス国立文化施設、フォーラムデイマージュでこのほど開催されたカナダ・ケベック映画特集で、沖縄オールロケ長編映画「カラカラ」の試写会が行われた。

 監督は国際的に評価の高いクロード・ガニヨン氏、プロデューサーは県出身の宮平貴子さん。この作品は先だって行われた第36回モントリオール世界映画祭で観客賞と世界に開かれた視点賞に選ばれた。

 本来であればこのパリでの試写会は、作品選定時期にはまだ完成していなかった「カラカラ」は招聘(しょうへい)予定はなかったが、作品を見て気に入った今映画特集のプロデューサーの肝いりで急きょ、実施された。

 上映直前にはフランス在住の琉球舞踊家・久高さおりさん、そして沖縄で活動する音楽グループ「ラコルド」のコラボレーションが行われ、観客を一気に沖縄の空気に包んだ後、試写が始まった。作品はロ-ドムービー。
主人公は誰もがある年齢に達した時に経験するであろう人生の問いに向き合っており、その迷いや悲しみに寄り添うように、美しく輝く海や風景は印象的で、ガニヨン監督ならではの「沖縄」が鮮やかに切り取られていた。

(大城洋子通信員)

琉球新報



催し会場で三線披露 「チョーデェーグァ」【ワシントンDC】OKINAWA

【ワシントンDC】催し会場で三線披露 DCの「チョーデェーグァ」 null
 米ワシントンDCの沖縄三線グループ「チョーデェーグァ」は9日、バージニア州のフェアファックス市で行われたジャパニーズ・アメリカン・ケアファンドのバザーで歌、三線を披露した=写真。

 ケアファンドは1999年に日本人や日系人のために創設され、助けを必要としている人をサポートする互助組織。
高齢者や病人の介助、育児や離婚のサポート、一人暮らしの人
の訪問など米国生活一般の相談から、生け花、図書の貸し出しなどのコミュニティーサービスなどを実施している。

 舞台に立ったチョーデェーグァのメンバーは「てぃんさぐぬ花」「安里屋ユンタ」など6曲を演奏し、花を添え、会場を和ませた。

 このグループはデニス・アサトさんの指導の下、週1回練習を重ね、老人ホームなどを訪問し演奏活動を行っている。
デニスさんは初心者の指導に力を注ぎ、その懇切丁寧な教え方は定評があり人気。会場には買い物客がしばし足を止め、ステージに注目し聞き入った。

 (鈴木多美子通信員)


  琉球新報

北米で肝心 ウチナーグチクラス【ロサンゼルス】OKINAWA

【ロサンゼルス】北米で肝心育む ウチナーグチクラス10周年null
ウチナーグチクラスの10周年の発表を終え、ケーキで祝う生徒ら。前列中央が比嘉朝儀講師=北米沖縄県人会ヤマウチビル

 比嘉朝儀さん(72)がウチナーグチクラスを開講して10年目の11月25日、北米沖縄県人会の山内ビルでウチナーグチ開講10周年記念発表会と祝賀昼食会が盛大に催された。

 日常会話での使用が減り、消え行く危険にさらされている言語「ウチナーグチ」の保存育成へのうねりが沖縄で盛んに叫ばれるようになり、ここ北米にもその波が押し寄せてから久しい。

 「言葉は一度失ったら簡単には復活できない。絶やしてはいけない。先祖から受け継がれてきた島々の言葉を北米で広めよう、そして沖縄の肝心(チムグクル)を北米で育てよう」

 こうした思いから、比嘉さんはクラスを開講した。

 駆け付けた聴衆は約120人。沖縄から応援に来た前田ちか子ウチナーグチ審査委員も飛び入りでプログラムに参加。
各自が持ち寄った沖縄料理や豚の丸焼きなどに舌鼓を打ちながら生徒らの発表を聞いた。

 発表会では、各生徒が英語で作成したシナリオを比嘉講師がウチナーグチに翻訳、修正や校正を経た言葉が使われた。

 在ロサンゼルス日本国総領事館勤務のジュリアン・イーリーさんが日本語、英語、ウチナーグチの三言語で司会を担当。
プロジェクターを駆使し、生徒らがウチナーグチであいさつした。寸劇では那覇の市場(マチヤーグワァー)でのやり取り、“ジョン万次郎”や紙芝居などが大スクリーンに映し出された。

 比嘉講師から2012年度のクラスを終えた10人の生徒らに受講証書が贈られた。
生徒一同から比嘉講師に10年間のたゆまぬ努力をねぎらい、感謝の盾と記念品、県人会から感謝状が贈呈された。

  琉球新報

リーフのチヌが好調 (OKINAWA釣り)

リーフのチヌが好調

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2月3日、残波でスマガツオ43センチ、1.05キロほか
計8尾とイラブチャーを釣った金城英孝さん
(釣匠会・GFG沖縄)

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1月29日、西崎海岸で2.92キロのアオリイカ
を釣った上原心さん(チームJogo)

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1月27日、熱田海岸で60.5センチ、1.5キロ
のコチを釣った中村博文さん

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1月25日、北谷海岸で2.4キロのアオリイカ
を釣った稲嶺盛勇さん

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2月2日、塩屋でミナミクロダイの50.2センチ、
2.11キロを釣った大城有輝さん

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1月24日、石川海岸で71.5センチ、5.1キロ、
69.3センチ、4.7キロのタマンと67.3センチ、
4.7キロのガーラを釣った(左から)大嶺彪馬君、
大嶺夏美さん、上杉みらいさん、上杉修土君

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1月26日、中城湾でイトヒキアジ93センチ、7.9キロ、
カンパチ85センチ、6.2キロほかを釣った川上睦さん

各地でチヌが好調に釣れているが、与那原海岸でもチヌが
好調に釣れていると、釣り具店ユウトクの屋良さんから連絡が
入り、1月29日に与那原東小学校裏リーフへ取材に出掛けた。

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1月29日、与那原東小学校裏で中型チヌを釣った
大城一浩さん、渡慶次一也さん、屋良朝浄さん

潮が引くのを待って午前10時半ごろからリーフの先端へ行き、チヌ釣り開始。コマセをまき、仕掛けを入れると、すぐに屋良さんにヒット。35センチほどのチヌを釣り上げた。11時54分に渡慶次さんが32センチを釣り上げると、午後0時58分に屋良さんにヒツトし、37センチのチヌを釣り上げた。その後ガーラやビタローなどを追加して午後3時に納竿した。

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1月29日、湧川でチンシラーの53.2センチ、
3.09キロを釣った島袋初雄さん

与那原東小学校裏から板良敷海岸のリーフはチヌのほか、尾長グレが釣れた実績もあり、北風に強いポイントで、身近なマル秘ポイントとなっていて、ひそかに通う釣り人も少なくない。潮の干満に注意して安全に釣りを楽しもう。

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1月31日、安謝港で67.5センチ、5.53キロ
のマクブをウキ釣りチヌ竿1.25号ハリス2.5号
で釣った与儀実政さん(チーム三平)

  与那原東小学校裏は工事中で駐車スペースがないので、ユウトクでエサや仕掛け等を購入がてら同店駐車場に車を止めて歩くのもよい(無断駐車禁止)。また、ごみなどは各自で確実に持ち帰るようにしよう。

 ユウトクは0982756。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)


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categoryスポーツ  time17:14

県外2年、沖縄で正社員 (OKINAWA)

県外2年就労、沖縄で正社員 人材派遣ATSnull
「県外版人材育成システム」の説明をするATSの
中家輝勝社長=琉球新報社

 人材派遣のATS(エイティエス、那覇市、中家輝勝社長)は、就職先の決まらなかった高校生らを対象に契約社員として県外で2年間採用し、その後正社員として県内で採用する機会を与える「県外版人材育成システム」を展開している。

 既卒者は給料15万円をもらいながら、ATSの契約企業で働き、研修や資格講座などを受講できる。住居費や最初の航空費、講座の受講費などは同社が負担する。ビジネスマナーや社会人としての基礎を学びながら働くことができる。

 2012年度の応募は12人。03年から同システムを始め、初年度は18人、次年度から30~40人ほど採用。リーマン・ショック後は受け入れ先の企業が激減したが、学生から応募があれば採用していた。
スタート時から約100人近くが同システムに応募し、30人ほどが就職先を見つけ巣立ったという。

 中家社長は「若者が進学も就職もせずアルバイトだけで空白の時間を過ごすのはもったいない。新しい経験をさせ、人材が育つことが結果的に沖縄、日本全体の経済力を上げることにつながる」と話した。

 機内食サービスのTFK(千葉)で働く田場周弥さん(19)=うるま市出身=は「沖縄を離れて初めて学んだこともあった。この経験を沖縄に戻っても生かしたい」と話した。


  琉球新報
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category地域情報  time16:09

ロシア空手家 沖縄で (OKINAWA)

ロシア空手家 本場沖縄で稽古
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ロシアからの劉衛流門下生が日本代表メンバーらと
稽古に励んだ=浦添市民体育館

 空手道・劉衛流でロシアから来た門下生の8歳から50歳代まで32人が3日までに沖縄入りし、日本代表メンバーの喜友名諒(沖縄国際大)らと合同稽古に励んでいる。
劉衛流龍鳳会会長の佐久本嗣男氏らに指導を受けながら、9日にうるま市である沖縄劉衛流選手権大会に出場するため、12日まで浦添市民体育館などで汗を流している。

 ロシアに3カ所ある劉衛流の道場の一つで師範をしているモクリャコヴ・ヴラディミールさんは、「トップアスリートと一緒に稽古できて幸せに思う。楽しいです」と声を弾ませた。

 模範演武の披露や指導をした喜友名は「子どもでも基本がしっかりできていて、びっくりした。一生懸命打ち込む姿を見て、本場にいる自分たちももっと技術を磨いていかないとと思った」。
佐久本氏は「伝統空手の本質を教えていきたい。交流を深めながら思い出になれば」と話した。

   沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time11:58

戦後教育の記録8万点 (読谷村・おきなわ)

戦後教育の記録8万点 読谷村へ
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「愛の教具」とみられる跳び箱で遊ぶ子どもたち。
跳び箱に貼られた白いラベルには「西原小中校」とある
(撮影日不明、沖教組提供)

 県教職員組合(沖教組、山本隆司委員長)が保管する沖縄の戦後教育や復帰運動を記録した写真や文書など約8万点の資料を、読谷村(石嶺傳實村長)が引き取ることになった。
人手不足と財政難で保管が徹底できず、沖教組が引き取り手を探していた。前身の「沖縄教職員会」会長を務めた元県知事の故・屋良朝苗さんの故郷でもある同村が手を挙げ、関係者は「沖縄の戦後史にとって重要な資料を引き取ってもらってありがたい」と喜んでいる。

(國吉聡志)

 きっかけは昨年6月24日、同村教育委員会で村史編集を担当する泉川良彦さん(58)が、那覇市久茂地の沖教組事務所1階の資料室を訪れたことにある。
村や県の歴史を学ぶフィールドワークの一環で、村民約20人と事務所を訪ねた際、沖縄の教育復興を訴える声明文や復帰闘争などの資料が黒いひもなどでつづられ、雑然と戸棚に置かれているのを見た。

 その中に、屋良さんら教職員が結成した「沖縄戦災校舎復興促進期成会」が53年、全国の高校や大学などを回って集めた約6千万円を元手に図書や教材などを購入、県内に配布した「愛の教具」を分類する教職員とみられる写真や期成会の議事録などを見つけた。

 「他の図書館や大学にもない貴重な資料だ」と感じた泉川さんは翌日、沖教組の宮城淳書記長に借用を申し出た。
すると「全ての資料を村に寄託できないか」と逆提案された。
沖教組は加入組合員が伸び悩むなどして苦しい財政運営が続き、管理が行き届かず、引き取り手を探していた。

 泉川さんはすぐに当時教育長だった比嘉源勇さんに相談。
石嶺村長も資料の貴重性を理解し、引き取りを決めた。

 村は今年中に資料を移動させる予定で、現在、沖教組と資料の移送方法を話し合っている。山本委員長は「資料が本土や海外に出てしまったら、沖縄にとって大きな損失になっていた」と、感謝した。
泉川さんは「県民や研究者に広く見てもらえるよう、これからじっくり考えたい」と、一般公開に向けた保管方法を検討する予定だ。

  沖縄タイムス

「まちなかバス」試運行(宮古島・沖縄)

「まちなかバス」試運行、市民ら買い物などに利用
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 宮古島市は、 4日から市内の一定のコースを循環するコミュニティバス 「まちなかバス」 の実証試験運行を始めた。
南、 北、 空港線の3コースで行われており、 初日から買い物客など市民らが利用している。 この運行の結果は伊良部大橋開通後のバス路線のあり方を探りながら、 将来の宮古島市の交通体系を考えていく基礎資料とする。 乗車は無料で17日まで。 市では多くの利用を呼びかけている。

 コミュニティバスは、 交通空白地帯などで住民の移動手段を確保するために自治体が運行するもので、 全国各地で導入されているという。 同市では、 バス対策協議会 (議長・長濱政治副市長) を設置し、 地域住民の生活交通の確保などのための 「生活交通ネットワーク計画」 の策定を進めている。

 初日の午前10時30分発の 「南ルート」 のバスには高齢者、 小学生、 「公共マナーを守る体験」 をする花園幼稚園児と保育士らが乗り込んだ。 バスはスムーズに運行し、 イオンタウンでは小学生が降りたあと男性が乗車し、 市役所平良庁舎で降りた。

 80代の女性は 「新聞を見て、 体験しようと乗った。 普段の買い物では遠いスーパーにはタクシーを使っており、 このようにバスが走ると助かる」 と話した。 平良庁舎で降りた男性も 「とてもいい試みである」 と歓迎していた。

 実証試験運行の時間は午後1時台を除く、 午前8時から午後6時までで、 「南ルート」 が毎時30分、 「北ルート」 は同0分に市役所平良庁舎、 「空港線」 は毎時30分に宮古空港、 同0分に平良港をそれぞれ出発する。

 コースは 「南ルート」 が市役所平良庁舎前を出発し、 マティダ市民劇場―公設市場前―サンエーオリタ―岡村歯科前―宮古野球場南―おおはらクリニック前―運輸事務―徳洲会病院北―イオンタウンマックスバリュ―もりお歯科―共和マンション―奥原ストアー―むつみ薬局前―宮古高校東―宮古郵便局北―宮古病院―サンエー前―北給油前を結ぶ。

 「北ルートは」 は市役所平良庁舎前を出発し、 八千代バスターミナル―西仲団地―北保育所―北県営団地―花園幼稚園―東小―市陸上競技場南―宮古工業高校前―東団地北―かねひで入口―もりた歯科―宮古郵便局北―宮古病院東―のひなアパート前―ジロー工業前―福祉保健所前―サンエー北―北給油所前を通過する。 また 「空港線」 は平良港―市役所平良庁舎―サンエー前―宮古病院―宮古空港を結んでいる。

    まちなかバスに関する問い合わせは、
     市商工物産交流課 (73・2690)。



 宮古新報




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category地域情報  time11:44

野原でサティパロウ「ホーイホーイ」(宮古島・沖縄)

野原でサティパロウ/国指定重要無形文化財
「ホーイホーイ」と練り歩く

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子供パーントゥを先頭に集落内を払い清めた参加者ら
=4日、上野地区野原集落

 国指定の重要無形文化財「サティパロウ(里払い)」が4日、上野地区野原集落で行われた。子供パーントゥらを先頭に後方の女性たちが「ホーイホーイ」と唱えながら集落内を練り歩き、厄除・招福した。

 毎年旧暦12月の最後の丑の日に執り行われる悪霊払いの伝統行事で、起源は明確でない。

 仮面をかぶった子供パーントゥと小太鼓を叩く子供、ホラガイを吹く子供らが一緒に並んで先頭を歩いた。
後ろからは女性たちがクロツグ(方言名マーニ)とセンニンソウ(同タドゥナイ)で組んだ草冠をかぶり、草帯を腰に巻き、両手に悪霊払いのヤブニッケイ(同ツッザギー)の枝葉を持って続いた。

 道路の四辻では二重の円をつくり、外側の女性たちが内側の子供パーントゥらを見守った。女性たちは、内側に向かって「ウルウルウルウル」と唱えた。

 再び子供パーントゥらが一番先に歩き、後続の女性たちと一緒に払い清め、福を招いた。

 パーントゥ役を2年連続務めた上野小6年の久高要太君は「良い思い出となり、とても楽しかった」と感想を話した。

.宮古毎日新聞
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category沖縄観光  time11:31

満開の花で開港迎えよう (八重山・沖縄)

満開の花で開港迎えよう 苗2万本、市民に配布へ
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17日に一斉清掃も計画
 新石垣空港開港後に訪れる観光客らを花で迎えようと、石垣市が準備を進めている花いっぱい運動は、2万本の花で沿道を飾る計画だ。
石垣市シルバー人材センターと、八重山農林高校などで苗づくりが進められている。市は4日、多くの市民の参加を目的に「島まち美しゃ」(花と緑とクリーン作戦)実行委員会(委員長・中山義隆市長、委員32人)を結成、2月17日に苗の配布と一斉清掃を行うことを決めた。

 花の維持管理は自治会など配布先に行ってもらうことにしており、市は8日午後6時から公民館、婦人会、プロパーらを対象に説明会を開催する。3月2日の開港式典から7日の開港日に合わせて花を満開にするには適切な維持管理が欠かせない。市は説明会で管理の方法を伝え、協力を求める考えだ。苗の配布と清掃は17日午前9時から正午にかけて行う。

 花はマリーゴールドやインパチェンス、サルビアの3種を用意。4鉢入りのプランター4500個、路地植用2000鉢を用意し、市内全域の主要道路に配置する。

 石垣市シルバー人材センターではマリーゴールド1万本の苗が栽培されている。昨年12月13日に種まきしたもので、現在はシルバーの会員がつぼみを選定して開花調整を行っている。

 副委員長で石垣市民憲章推進協議会会長の桃原由紀子会長は「客を迎えるときはまず掃除から。そういう意味で今回の事業は意義がある。これを契機に美しいまちづくりを定着させていきたい」と話した。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time11:25

南三陸町のポスト漂着 (八重山・沖縄)

南三陸町のポスト漂着 東日本大震災で流される
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 西表島北東部のユチン川河口付近の海岸に郵便ポストが漂着し、4日夕、日本郵便局株式会社沖縄支社職員が回収した。ポストには「セブン 歌津」の文字があった。
このため同社東北支社に確認したところ、2011年3月11日に発生した東日本大震災で宮城県南三陸町から流されたものだと分かった。ポストの中には何も入っていなかった。

 同沖縄支社の島仲貞克総務・経営管理担当係長によると、ポストは昨年12月28日に住民が発見。西表島で沖縄県の回収事業などに携わっている日本エヌ・ユー・エス(株)が保管していた。

 漂着したポストは高さ約60センチ、幅約33センチ、奥行き約45センチ、重さ約20キロ。塩害防止の塗装がされた柔鋼製。

 宮城県本吉郡南三陸町歌津字管の浜のセブンイレブン宮城歌津店に設置されていた。ポストが置かれていた場所の周辺は現在、さら地になっている。

 島仲係長は「これまで皆さんの思いや絆などの思いが詰まった手紙を受けてきた郵便ポストが、遠く離れた沖縄の地に漂着したことは感慨深いものがある」と話した。

 東日本大震災で宮城県と福島県から253本のポストが流され、過去には北海道の三石町でも発見されている。

 今回見つかったポストは東北支社に送られ、同社などでの展示を検討しているという。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time11:20

2013-02-04

肝硬変に再生医療 (OKINAWA)

肝硬変に再生医療 ハートライフが臨床研究

 ハートライフ病院(中城村、奥島憲彦院長)は、進行した肝硬変の患者から、さまざまな細胞に分化する「ヒト幹細胞」を採取し、患者に再び戻すことで肝硬変を治療する最先端の再生医療を開始した。
アルコールや肥満など生活習慣病による肝硬変を対象にした臨床研究では国内初の取り組み。安全性などが確認されれば、生体肝移植以外に治療法がないといわれる肝硬変の有力な治療法として注目される。

(新崎哲史)

 ヒト幹細胞は人工的に作ったiPS細胞などと同様、さまざまな細胞に分化し、安全性が問われるため、臨床研究では、厚生労働省の厳格な審査が必要。再生医療は他の疾患でも進んでおり、厚労省が研究を承認した民間病院としては全国2例目。

 ハートライフは先月18日、肝硬変の50代男性に対し治療を開始。腰の骨から採取した骨髄液を分離してヒト幹細胞の「単核球」を取り出し、それを再び男性に点滴で投与した。

 単核球の投与で、機能しなくなった肝臓部分を溶かし、肝硬変が改善するメカニズムを想定。山口大学などで先行研究があり、C型肝炎の進行性肝硬変でウイルス消失など19例の回復事例がある。

 治療時間は6~7時間と短時間で、費用も移植手術の10分の1程度と患者負担が少ない。自身の細胞を使うため免疫拒絶もないとされる。一方、手術には肝臓がんや他のがんがない、など十数項目の条件に適合することが必要だ。

 1日に県庁で会見した同病院の佐久川廣副院長は「今後、2年かけて10症例の治療と改善具合を検証する。沖縄に多い生活習慣病の肝硬変治療法として安全性や有効性を追究したい」と話した。

 県の「先端医療技術産業化研究事業」を同病院が受託し、2010年度から施設整備や検査技術向上に取り組んでいた。事業費は3年で約6億円。

[ことば]

 肝硬変 アルコールやウイルスにより肝細胞が壊れ、再生せず肝機能が低下した状態のこと。肝がんや消化管出血などを合併する。全国的にはB、C型肝炎ウイルスを原因とするものが7割を超えるが、県内は生活習慣病原因が5~6割に上る。ハートライフ病院の患者統計ではアルコール原因37%、肥満関連15%。県内では男女とも20代の早い時期に飲酒が習慣化し、30~40代で進行性肝硬変となる患者もいる。

  琉球新報

「直売所」 6次産業へ(西原町・沖縄)

「直売所」西原で始動 6次産業へ農商工連携
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4日のオープンを前に来店を呼び掛けるJAおきなわ
西原支店の新川善勝支店長(中央)ら=1日、西原町嘉手苅

 西原町は、JAおきなわ、西原町商工会などと連携し、農産物の付加価値向上を図る「直売所構想」を本格始動する。
6次産業化を柱にしたもの。
JA西原支店に併設する購買店舗内に、加工品販売も兼ねた農産物直売所「やさい市場」を4日オープンさせる。
同町が2014年度の着工を目指す大規模直売所の設置に向け、町内の生産体制確立や経営ノウハウの蓄積を図っていく。

 構想は町の農業振興を目的に10年に始動。連携団体は町内の耕作放棄地解消に向け11年に農業生産法人「西原ファーム」を設立し、農地管理や新規就農者の育成を進めている。

 同ファームの玉那覇純教社長は「大規模直売所設置に向け準備段階に入る。JAの支援を受けて農家の意識高揚やソフト面を整え、大型化にもすぐに対応したい」と力を込めた。

 オープンするやさい市場の面積は165平方メートルで、月間売上高目標は300万円。夏季にカボチャやオクラ、冬春期には葉野菜やパッションフルーツなどをそろえる。現在出荷会員は約50農家だが、1年以内に300農家を目指していく。

 同市場の入り口には加工品の販売店を設置し、町産シマナーを活用したそばやサーターアンダギー、青汁などを販売。シマナーそばはオキコ(西原町)が加工し、4月にスーパーのサンエーでも発売する予定だ。

 町が設置を構想している直売所には加工施設やレストランを併設し、町の農業振興や情報発信の拠点に据える。伝統的島野菜を重点的に生産し、特産品開発により観光客誘致を目指す。

 JA西原支店の新川善勝支店長は「やさい市場では新鮮で安全な町産野菜をそろえる。今後1次、2次、3次産業までを巻き込み展開したい」とPRした。

   問い合わせは
  同支店(電話)098(945)5225。(長嶺真輝)


  琉球新報
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category地域情報  time15:15

 沖縄伝統競馬復活へ (OKINAWA)

「ウマハラセー」復活へ 70年前途絶えた沖縄伝統競馬null
ウマハラセー独特の「側対歩」の練習に励む沖縄こどもの国のヨナグニウマ、サイシュウウマ=1日、沖縄市の沖縄こどもの国

 【沖縄】沖縄こどもの国は、戦争の影響で約70年前に途絶えた沖縄の伝統競馬「ウマハラセー」を復活させる。
現在、飼育員が昨年10月から園のヨナグニウマやサイシュウウマに、ウマハラセー独特の走行法を訓練しており、3月2日、10日に同園でウマハラセーを開催する。
同園の比嘉源和園長は「ウマハラセーは人間と家畜の共存を示し、生活から派生した貴重な伝統文化だ。観光資源としても価値がある」と話し、復活と定着に意欲を燃やしている。

 ウマハラセーは琉球王朝時代に士族が始めたとされるが、廃藩置県後に「屋取(ヤードゥイ)」で地方に進出した士族を通して全県に広がり、農民などの庶民にも広がったとみられている。
在来種の小型馬で行われていたが、第1次世界大戦以降、軍馬の需要が増し、在来馬の去勢法が施行。
大型改良馬の造成が進むとともに在来種が駆逐され、ウマハラセーも途絶えた。

 旧暦3月3日の「浜下り」、4月15日の「アブシバレー(虫払い)」、8月15日の「十五夜」などの祭事に伴い開催されたウマハラセー。
当時、競争馬を所有し、勝利することは門中にとって繁栄の象徴だったという。

 沖縄市知花で開催されたウマハラセーでは、乗り手も国の伝統工芸品に指定されている知花花織を「晴れ着」として着用した。3月の大会では、乗り手がこの日のために織られた知花花織の衣装を着用する。

 ウマハラセーの一番の特徴は馬の走行法。
速さを競わず、1対1の並走で走りの美しさ、足並みを競う。
右前脚と右後脚、左前脚と左前脚を同時に動かし、小走りをするような「側対歩」で競争した。

 比嘉園長は「『側対歩』だと、馬の背中の揺れが抑えられる。石畳の上でも、馬に乗せた荷物が荷崩れしないように、馬にとっても山や谷を歩く負担を減らすための知恵として定着したのではないか」と指摘した。


  琉球新報
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category地域情報  time15:08

にんじんの日PR (ゆらてぃく市場・沖縄)

にんじんの日PR ゆらてぃく市場
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ジュースなど振る舞う 大勢の客で盛況

 JAファーマーズマーケットゆらてぃく市場(幸喜英信店長)は「にんじんの日」の3日、同店で石垣産ニンジンを使った料理の試食・販売を行った。

 「にんじんの日」は県産ニンジンの地産地消と販売促進を目的に県が制定したもので、同市場では約50キロのニンジンを使い、食育ソムリエ資格を取得したスタッフが「にんじんジュース」や「にんじん入りかき揚げ」「にんじん入りサーターアンダギー」を買い物客に無料配布した。

 大勢の客がニンジンジュースの甘さに驚き、にんじんかき揚げやサーターアンダギーを味わいながら、地元産ニンジンを買い求めていた。

 幸喜店長は「石垣産ニンジンは5月ごろまでおいしい時期なので、多くの人に食べてほしい」と県産ニンジンをアピールするとともに、先着100人に調理用のスライサーをプレゼントした。

  八重山毎日新聞
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categoryグルメ  time15:01

ロッテが少年野球教室 (八重山・沖縄)

ロッテが少年野球教室 憧れの選手らが指導
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 千葉ロッテの石垣島キャンプ初の週末となった3日、石垣島マリーンズボールパーク(石垣市中央運動公園)には観光客や市内の少年野球チーム、一般市民ら約1300人(球団発表)が訪れた。午後には、ロッテ選手らによる少年野球教室が行われ、児童たちが憧れの選手たちから手ほどきを受けた。
また、オフの4日は、新人3選手が新石垣空港を見学することにしている。

 今年はキャンプ初日から好天に恵まれ、3日目のこの日も朝から晴天。選手たちは暖かい日差しを浴びて連日のメニューを消化している。キャンプはこの日で第1クールが終了、4日のオフを挟み、5日から第2クールが始まる。

 午後から行われた少年野球教室には、市内の少年野球チームから約180人が参加。ロッテの選手らが子どもたちを投手、内野手、外野手に分けて熱心に指導した。

 唐川侑己投手から指導を受けた少年アカハチの仲間空君(大浜小5年)は「唐川投手の教え方が分かりやすく、いい勉強になった」と感想。同じく少年アカハチの我喜屋星隆乃介君(同5年)は「投手としての基本を教えてもらった。教わったことを意識して練習したい」と話した。

 大松尚逸外野手らからノックを受けた少年赤馬の玉代勢英寿君(宮良小5年)は「憧れの大松選手に会えたし、(身体が)大きかった。大松選手のようなプロの選手になりたい」、少年荒鷲の東宏一郎君(石垣小2年)は「ほめられたときはうれしかった。
来年も参加したい」とそれぞれ話した。

  八重山毎日新聞
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categoryスポーツ  time14:56

特別支援学校が生産物即売会 (宮古島・沖縄)

学習の「実り」盛況、特別支援学校が生産物即売会
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大勢の買い物客でにぎわった生産物即売会
=宮古特別支援学校内

 県立宮古特別支援学校 (平良智枝子校長) の学習発表会及び生産物即売会が2日、同校内で行われた。
即売会では中・高等部の生徒が実習で作った野菜や花き、 手芸品、 木工品、 陶器など学習の成果を販売。 父母や地域住民ら大勢が訪れ、 すぐに売り切れる商品もあるなど大盛況だった。
学習発表会では合唱や演劇、 就業体験の報告などが行われた。

 今回は 「宮特の笑顔でつながる友情 みんなのきずな」 がテーマ。 即売会の開会式では平良校長が 「皆さんが心を込めて育てた野菜や花木、 手芸品などを販売する。
家族や地域の人も待ち望んでいた。 将来の就労に向けた体験学習でもあるので頑張ろう」 と激励した。 生徒を代表して漢那和輝くん (高等部3年) が 「きょうのため各班で準備してきた。 今までの成果を大いにPRしよう」 と呼びかけた。

 会場には開始前から行列ができ、 午後1時20分のホラ貝の合図とともに一斉に商品を買い求めていた。
農産物は白菜やジャガイモ、 ニンジン、 レタス、 玉ネギ、 ミニトマトを販売。 大根は畑から直接引き抜いて土の付いた新鮮なものを売った。 ビニール袋詰め放題も賑った。 開始10数分でほぼ売り切れた野菜もあり、 栽培を担当した生徒は 「育てたものが売れて嬉しい」 と笑顔を見せた。

 また体育館では作品展示も行われ、 児童生徒たちの木版画や絵画、 工作、 書道などの学習成果を紹介していた。


  宮古新報
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category地域情報  time09:33

 基地跡地提案コンペ(普天間・OKINAWA)

普天間に行政集約 基地跡地提案コンペ
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「トラム&グリーン・リンケージ沖縄21」提案資料から作成

 米軍再編計画で返還が合意された嘉手納基地より南の6基地の跡地利用計画提案コンペが2日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターであり、最終審査に残った5者の中から、トラム&グリーン・リンケージ沖縄21(藤原敏雄代表)が賞金100万円の最優秀賞に選ばれた。

 トラムはいずれも東京にある大成建設や交通コンサルタントのライトレール、都市計画コンサルのニライ・カナイ研究所の有志で構成。「万国津梁の島(くに)-新しい沖縄の実現」と題して発表した。

 提案では6基地の跡地を那覇港湾、普天間、牧港、桑江南・瑞慶覧・第一桑江の4カ所の都市エリアに再編。
県庁など広域行政中枢機能を那覇から普天間に移転集約した上で、水と緑豊かなセントラルパークを整備し那覇中心部を再生するほか、環境に優しい路面電車LRTを軸にした街づくりを描いた。

 藤原代表は「(神奈川県の)相模原や座間、横浜などにも基地が街の発展を阻害しているケースがあり、跡地の再編整備を考える手掛かりになった」と話した。

 最終審査ではこのほか、緑創出のため県民が1人1本のオーナーとなる「フクギ銀行」や、那覇港湾と牧港に都市型リゾートや先端医療拠点を、普天間以北に農業や自然エネルギー生産拠点を置く案など多彩なアイデアが出された。

 コンペは県の本土復帰40周年記念事業の一環で、県内外から79作品の応募があった。「中学生サミット」では、鏡原、普天間、山内、仲西、北谷、北中城の6中学校の生徒たちが、それぞれ練った地元の基地跡地利用計画を発表した。

 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)

 【優秀賞】
“麗しの海の邦”と“まちづくりマネジメント”(日本設計+泉設計)▽アジアの成長を呼び込み、域内産業を形成する沖縄新社会資本戦略的整備(琉球大学都市計画研究室有志)

【佳作】沖縄が目指すべき『アジアにひらかれた成熟地域社会』を実現する10の提案!(鎌田誠史+山岸豊)
▽記憶が残る街・住み続けられる街・寄り道したくなる街

 (金城正紀)

  沖縄タイムス

首相、辺野古「進める」 (OKINAWA)

首相、辺野古「進める」 訪米前申請は見送り
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会談する安倍晋三首相(左)と仲井真弘多知事(右)
=2日午後0時50分、那覇市・ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー
(田嶋正雄撮影)

 安倍晋三首相は2日来県し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた公有水面埋め立て承認申請の提出について、2月下旬の訪米前は見送る方針を表明した。
那覇市内のホテルで仲井真弘多知事との会談後、記者団の質問に答え「(訪米前の申請は)考えていない」と明言した。
県外移設を求める県民感情を考慮し、手続きを慎重に進める必要があると判断したとみられる。

 知事は会談で、普天間移設について「県民はなるべく県外に出し、一日も早い移設、返還、跡利用を、という強い願いがある」と述べ、昨年12月の就任後、安倍首相に初めて県外移設を要望。首相は「普天間の固定化は絶対あってはならない。
米国との合意の中で進めていきたい」と述べ、辺野古移設を進める意向を示し、平行線だった。

 オスプレイ配備について、知事は「県民の不安感の払拭(ふっしょく)に力を入れてほしい」と求め、首相は「安全確保は当然だが、住民生活への影響、不安の払拭に意を尽くす」としつつ、「訓練をなるべく県外に移すことにも努力したい」と応じた。

 知事は、嘉手納より南の施設・区域返還に関し「なかなか実行されない。きちっと計画して返還を実現してほしい」と述べ、負担軽減の必要性を強調した。首相は「嘉手納以南の返還の統合計画策定を加速させることを含め、負担軽減に全力を尽くす」と述べた。

 首相は来年度政府予算案で、沖縄振興予算3001億円を計上し、那覇空港第2滑走路の工期を5年10カ月に短縮したことなどを説明。「(民主党政権の)3年間に国と県民との信頼関係が壊れた。まずは信頼を構築することから始める」と述べた。
知事は県側の要求に沿った予算確保に謝意を示した。

 会談は冒頭だけ記者団に公開。その後、首相と知事の2人だけで昼食を交えながら約30分間会談した。首相によると、埋め立て申請の話はせず、振興策の在り方について意見交換したという。

 安倍首相は会談と前後して、糸満市摩文仁の平和祈念公園、恩納村の沖縄大学院大学などを訪問したほか、航空自衛隊那覇基地や第11管区海上保安本部を訪れた。

 沖縄タイムス

 琉大、韓国と交流促進へ(OKINAWA)

木浦大と協定締結 琉大、韓国と交流促進へ
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協定締結後、握手を交わす高錫珪総長(左)と岩政輝男学長
=1月24日、西原町の琉球大学

 韓国の木浦(もっぽ)大学校(高錫珪(コソッキュ)総長)と琉球大学(岩政輝男学長)は1月24日、西原町の琉球大学で、大学間の国際交流に関する協定を締結し、両大間の学生交流に関する覚書に署名した。今後、両大は研究者や学生の交流、共同研究などを活発に進める。

 両大はこれまでにも、研究者や学生の交流を重ねてきた。2011年8月31日には、木浦大学校島嶼(しょ)文化研究院と琉大国際沖縄研究所の部局間交流協定を締結している。今回の大学間の国際交流に関する協定の締結で、両大学の学術研究などをさらに推進する狙いがある。

 協定締結後、岩政学長は「両大学の交流を通し、沖縄と韓国の友好関係がますます発展することを期待している」とあいさつした。高総長は「これからは学生や研究者の交流を通じ、実りの多い交流が実現できればいい」と期待した。


  琉球新報

23人夢舞台へ 、10年ぶりダンスフェス(OKINAWA)

23人夢舞台へ 沖縄高等特別支援校、10年ぶりダンスフェスnull
夢の舞台に向け意気込む県立沖縄高等特別支援学校の
生徒たち=1月29日、うるま市田場の同校

 【うるま】
2012年度学校ダンスフェスティバルが2日、うるま市石川会館で開かれる。
県立沖縄高等特別支援学校から約10年ぶりに生徒23人が出場する。「この大会に出るのが1年生のころからの夢だった」と語るキャプテンの恩納五樹(いつき)君(3年)を中心に、寄宿舎生活で培った絆を舞台上で表現しようと意気込んでいる。

 恩納君は、ダンスの得意な、いとこに憧れ、高校入学後、ダンスサークルを設立した。同級生の山城和志君は「五樹の踊っている姿がかっこよくて」、一緒に踊るようになった。

 人数が少なかったため、部活ではなくサークルとして活動した。生徒の多くが生活する寄宿舎で、日々練習を重ねた。

 後輩が入学し、人数が増えると、恩納君のキャプテンとしての悩みも増えた。振り付けや生活態度について、意見がぶつかることが増えたためだ。それでも話し合いを重ね、一緒に踊ることで心を通わせてきた。泣きながら話し合ったこともあったという。

 フェスティバルを前に當山詩織さん(1年)は「心一つに踊る姿を見てほしい」、當銘一真君(同)と西平雄太君(同)は「自主練も頑張ったのでぜひ注目してほしい」と自信に満ちた表情で語った。

 恩納君は「最初で最後の夢舞台。練習を積むことで深まった僕たちの絆やダンスの楽しさが伝えられればうれしい」と目を輝かせた。

(銘苅つばき)

琉球新報



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category地域情報  time09:04

2013-02-03

760人“汗走”  (とかしき島・沖縄)

760人“汗走”  とかしき島一周マラソン
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スタートの号砲とともに一斉に飛び出すハーフマラソンのランナー=2日、渡嘉敷小中学校前(渡慶次哲三撮影)

 【渡嘉敷】
第8回鯨海峡とかしき島一周マラソン大会(主催・同実行委員会、共催・渡嘉敷村、村教育委員会、独立行政法人国立沖縄青少年交流の家、村商工会、村体育協会、琉球新報社)が2日、同村で行われた。

 島をほぼ一周するハーフマラソン(21・0975キロ)をはじめ、10キロ、5キロ、3キロトリムの計4種目に761人が出場し、760人が完走した。
完走率は99・87%。ハーフマラソンは男子が下地由祐(沖国大、浦添市)が1時間15分48秒、女子は中村和子(佐賀)が1時間35分45秒で、それぞれ初優勝を果たした。

 沖縄気象台によると、那覇市では、平年の同じ時期に比べて6・2度高い最高気温25・2度を記録。
汗をにじませながらゴールを目指すマラソン参加者の姿も多く見られた。
懸命に送られる沿道のボランティアや島民からの声援も完走を後押しした。


  琉球新報
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category沖縄観光  time18:54

太陽の恵み、ずらり (OKINAWA)

太陽の恵み、ずらり 花と食のフェス始まる
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彩り豊かな県産野菜が並ぶ「おきなわ花と食のフェスティバル2013」=2日、那覇市の県立武道館

 「てぃだサンサン 食べたらがんじゅう 沖縄産!」をキャッチフレーズに、おきなわ花と食のフェスティバル2013(同推進本部主催)が2日、奥武山総合運動公園で開幕した。
3日まで。新鮮な県産青果や肉、魚の試食販売、花きや野菜の品評会など多彩なイベントが催されている。初日は晴天にも恵まれ、会場は家族連れなど多数の来場者でにぎわった。

 「地産地消」をテーマに、畜産物を集めたまーさん市場や水産コーナーなどに過去最多の150団体が出展。来場者はアグー豚やモズク、島野菜など豊富な県産品や加工品に舌鼓を打った。

 県立武道館では県産花きや野菜の品評会などのほかフラワーデザインコンテストも開かれ、会場全体を豊かな色彩が埋め尽くした。

 武道館前で開かれたフラワーガーデニング教室に、宮里郁子さん(55)=那覇市=は娘の風葵(ふうき)さん(26)と参加。「毎年楽しみにしている。家に飾りたい」と自作の鉢を手に笑顔を見せた。

 会場メーンステージでは、県の農林漁業の経営改善、技術の近代化などに対する功績をたたえる「県農林漁業賞」の表彰式があった。
14の個人・団体を代表して、土地改良部門で表彰を受けた久米島町具志川土地改良区の山里昌伸理事長は「若者に支持される仕事ナンバーワンを目指したい」とあいさつした。


   琉球新報
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category沖縄観光  time18:50

本部観光は運転手付き (本部町、沖縄)

本部観光は運転手付き 町、タクシー会社連携
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もとぶ観光タクシーをPRする運転手と町の担当者
=1月30日、本部町役場

 【本部】
本部町はタクシー会社などと連携し、町内の観光地を巡る「もとぶ観光タクシー」を運行する周遊観光実証調査事業を始めた。1月21日から2月末まで無料の試験運行をしている。海洋博公園だけでなく、国指定天然記念物「塩川」などの“穴場スポット”や中心街に観光客を引き込み、町内の滞在時間と経済効果を増やすことが狙い。

 もとぶ観光タクシーは事前に予約し、海洋博公園と町内の各ホテルから発着する。コースは、普段入れない八重岳頂上などを巡る「大自然満喫コース」と「本部の桜お花見&タンカン狩りコース」の二つ。運転手は事前に研修を受け、ガイドや写真撮影もする。

 同事業は2012~16年度の5カ年計画。今後は事務局を設置し、予算面で町の支援を受けながら乗客からも利用料をもらい運行する。

 17年度以降は事務局の独立採算による運行を目指す。12年度の事業費は約1千万円で一括交付金を活用した。

 もとぶ観光タクシーは、ボンネットとドアに目印のステッカーを貼っている。1月31日までに延べ18台が稼働した。
利用者へのアンケートでは「知らなかった観光地を知ることができ、良かった」などの感想が寄せられているという。

  もとぶ観光タクシーの申し込みは、
  セルリアン・ブルー (電話)098(941)6828。


  琉球新報
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category沖縄観光  time18:47

首相「オスプレイ持ち帰って」 (OKINAWA)

抗議の声、首相直撃「オスプレイ持ち帰って」
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安倍首相が乗った車の列に「オスプレイ反対」を訴えるメンバー=2日午後4時46分すぎ、宜野湾市の嘉数高台近く

 就任後初めて来県した安倍晋三首相は2日、慌ただしく県内を回った。那覇市のホテル内で会った仲井真弘多知事とは振興談議に花を咲かせ、友好ムード。
しかし外では、オスプレイ配備や普天間飛行場県内移設の撤回を求める県民の抗議に直面した。

 【宜野湾】
「安倍総理、オスプレイはあなたの地元、山口県の岩国基地へ持って行ってください」-。2日午後4時55分ごろ、嘉数高台公園の展望台から普天間飛行場を視察する安倍晋三首相に対し、県外移設を求める「カマドゥー小たちの集い」の上原美智子さんが拡声器を使って訴えた。

 公園の一部が立ち入り禁止となったため、オスプレイ配備の撤回を求める市民らは、高台のふもとからシュプレヒコールを上げて抗議した。上原さんはコールをいったん止めさせ、「総理が県民の声に耳を傾けると言うから、私は来た。自分の地元だけ大事にする姿勢は、総理としておかしい」と話し始めた。

 「『沖縄差別ではない』と言うなら行動で示すべきだ。岩国基地で引き取れば、あなたはおじいさん(故岸信介氏)を超える政治家になれる」。上原さんの声は展望台まで届いたが、安倍首相が気にするそぶりはなかった。

 一方、市民らは、展望台に向かい「沖縄を返せ」や反戦歌「ウィー・シャル・オーバーカム」などを合唱。安倍首相を乗せた車の列に「オスプレイを持って帰れ」と要求した。

 元教諭の小橋川共行さんは、2メートルを超える手作りのかかしを持って抗議行動に参加した。かかしの胸には「総理は人でなし」との言葉をしたためた。「こんな言葉は使いたくなかったが、人間でないかかしにまで『人でなし』と言われてるよと、アピールしたかった」と語る。

 「宮森小墜落の遺族や、読谷村の米軍トレーラー落下で亡くなった少女の無念さを、総理は少しでも考えたことがあるのか。オスプレイ配備を撤回し、人間の心を取り戻してほしい」と力を込めた。

友好ムード強調 首相・知事会談 
カメラ目線でのにこやかな握手、和やかな思い出話、那覇空港新滑走路への期待…。那覇市内のホテルで開かれた安倍首相と仲井真知事の会談は、友好ムードが濃厚に演出された。

 会談冒頭、本土メディアのカメラマンから「握手してもらえませんか」と要請された2人は快諾し、笑顔で両手を握り合った。知事が「沖縄で2月にこういう良い天気はめったにない」と切り出すと、首相は「私わりと晴れ男で、(隣席の)山本沖縄担当大臣も晴れ男です」と笑顔で応じた。

 首相が那覇空港第2滑走路の工期短縮をアピールすると、知事は佐藤栄作元首相が7年8カ月にわたり長期在任したことを引き合いに「完成時には総理として乗っていただいて」と持ち上げた。

 首相は席に浅く腰掛け、前傾姿勢で「傾聴」を演出。知事からオスプレイに対する県民の不安払拭(ふっしょく)や米軍基地の負担軽減を求められた際は、口を真一文字に結び、神妙に何度もうなずいた。一方、振興策に話題が移ると表情が緩んだ。国の来年度予算案の沖縄振興一括交付金額を「3001億円。昨年度より四十数億円増やした」と強調した際は、両腕を広げるなど盛んに身ぶりを交え、冗舌に語った。

  

  沖縄タイムス

花と食 満喫 フェス (OKINAWA)

花と食 満喫 フェスきょうまで
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 県農林水産物の消費拡大と生産振興を図る「おきなわ花と食のフェスティバル2013」(主催・同推進本部)が2日、那覇市の奥武山総合運動公園で開幕した=写真。

汗ばむ陽気の中、多くの来場者が生産者が丹精込めて育てた農林水産物を味わったり、買い求めたりしていた。3日まで。



  沖縄タイムス
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categoryフォトログ  time18:38

刺さった記憶展感想 (OKINAWA)

「沖縄犠牲に生きてきた」刺さった記憶展感想
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「刺さった記憶」展来場者のアンケート


東京で開かれた「刺さった記憶」展。来場者は沖縄の現状を食い入るように見ていた=1月27日、有楽町朝日ギャラリー

 オスプレイの配備撤回を求める東京行動に合わせ、沖縄タイムス社は1月25日から27日まで、東京の有楽町朝日ギャラリーで「刺さった記憶」展(協賛・朝日新聞社)を開いた。来場者約600人のうち、2割に当たる131人が感想を残した。一部を紹介する。

 「戦後も復帰後も、犠牲を沖縄の人々に強いることで私たち本土の民衆は生きてきたのですね」。都内の男性(62)は書いた。「政府とそれを支えている私たちの罪は大きいと反省しました」

 静岡県の男性(76)も、「海兵隊を沖縄に移転させて以来、本土の人間は米軍の横暴な振る舞いを忘れ去ってしまったのか」と自戒を込めた。

 都内に住む県出身の女性(24)は「上京して6年目。沖縄のことを話すと、よく嫌な気持ちにさせられました」という。「伊波普猷の言った『一大塹壕(ざんごう)』(大きな溝)は今も根深くあると痛感しています」とつづった。

 栃木県の男性(54)は、子どもが沖縄国際大学に通っているという。「本土では沖縄の事件や事故は正確に伝わらない。沖縄の歴史を学びたいと入学した子どもを見習い、勉強していくつもりです」

 北海道で本紙を購読している男性(69)は沖国大ヘリ墜落事故後、自身の選挙区出身の町村信孝外相が「操縦がうまかった」と述べたことを批判。「映画『ひまわり』を一人でも多くの人に語り、観(み)てもらいます」と約束した。

 福島第1原発事故の影響が残る福島県いわき市の男性(30)は、原発、基地問題の両方で地元が声を上げる必要性を説いた。「いつか必ず基地の近くで事実をしっかりこの目に焼きつけます」とした。

 都内の男性(87)は「棄民という言葉の実感が湧く」。若い世代でも、都内の別の男性(22)が「展示を見て住民の反発と抗議が少しだけ身近に感じられた」とペンを執った。

 会場には、子どもの姿も。都内に住む10歳の女の子は「自分がもしこのようなたいけんをしたらいやだなと思った」と、あどけない字で感想を残した。

 一方で、「オスプレイ賛成」などと写真展開催を批判する記述もあった。千葉県の女性(60)は「日本人として誇りを持って防衛に当たってください。私たちも感謝しています」とした。



沖縄タイムス

2013-02-01

キャンプ一斉スタート プロ野球、(OKINAWA)

キャンプ一斉スタート プロ野球、県内で8球団
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ランニングなどで汗を流す阪神タイガースの選手
=1日午前、宜野座村野球場

 プロ野球の春季キャンプが1日午前、一斉に始まった。県内各地のキャンプ地では、阪神タイガースなど8球団が日本一を目指して始動。

阪神の藤浪晋太郎投手、千葉ロッテマリーンズの川満寛弥投手、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手ら注目のルーキーを一目見ようと、熱心なファンが朝早くからキャンプ地に詰め掛けて声援を送った。


【琉球新報電子版】



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categoryフォトログ  time12:32

「カラベジ」食べ 商品獲得 (八重瀬町・沖縄)

「カラベジ」食べ 商品獲得 24日までスタンプラリー
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自慢の一品をPRするスタンプラリー参加店舗の代表者
=1月22日、八重瀬町

 【八重瀬】八重瀬町産の農産物を使った食事を食べてスタンプを集めると賞品が当たる「八重瀬カラベジを食す スタンプラリー」が町内飲食店8店舗で開催されている。
各店舗で提供される対象メニューを食べ、4店舗分のスタンプがたまると、食事券や町の物産詰め合わせが16人(総額8万円)に当たる抽選会に応募できる。

 応募は何度でも可能で、2月24日まで。

 町産の彩り豊かな農産物「カラフルベジタブル(カラベジ)」を活用した飲食メニューを通じて、町をPRする狙い。

 参加店舗は、K’sCAFE(伊覇)、しらかわファーム(上田原)、菊みそ加工所夢工房(当銘)、パンとケーキの店デゼレト(東風平)、かまちー食堂(高良)、アグー専門店南国亭(仲座)、珈琲三昧ポエム(安里)、茶房いなよ~家(新城)―の8店舗。

 各店舗は、町産の野菜をふんだんに使ったそばやデザート、定食などを提供。専用のスタンプ帳が置かれている。

 町商工会の新里司事務局長は「おいしい野菜が食べられるグルメのまちを発信したい」と強調した。


  琉球新報

 「海人自慢のもずく丼」 (読谷村・沖縄)

第2弾は大人向けの味 「海人自慢のもずく丼」
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新商品をPRする読谷村の石嶺伝実村長(左から3人目)ら
=31日、県庁

 読谷村漁業協同組合(比嘉松市組合長)や村役場などは1日、共同開発した「海人自慢のうま辛!もずく丼」を発売する。
同村の養殖モズクを活用した「海人自慢のもずく丼」シリーズの第2弾。31日、県庁で会見した読谷村の石嶺伝実村長は「前回よりもバージョンアップし、大人向けの味になった」とPRした。

 2008年2月に発売した第1弾は当初目標の月5千パックを大きく上回り、月8千パックを販売。12年12月までに47万パック、1億円以上を売り上げ、その7割が県外だった。

 今回も第1弾に続き沖縄ハム総合食品(読谷村)が加工。
化学調味料を使わず、唐辛子で辛味を出し、とろみも付けている。

 コープおきなわ各店で先行発売し、他の量販店にも順次拡大する。1パック180グラムで税込み248円、販売目標は月5千パック。賞味期限は冷凍で180日、冷蔵で60日。読谷村漁協に併設している直営店でも丼定食として同500円で販売している。

 問い合わせは同漁協(電話)098(956)1640。


  琉球新報
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categoryグルメ  time10:45

 プロ野球きょうキャンプイン (OKINAWA)

県勢活躍に期待 プロ野球きょうキャンプイン
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  プロ野球キャンプ情報2013

 プロ野球は2月1日、12球団が宮崎と沖縄の両県でキャンプインする。
各チームは1月31日までにキャンプ地入りし、セ、パ両リーグ同時開幕の3月29日に向け、強化に努める。
3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の山本監督も視察のために沖縄に入った。
県内には8球団が集まり、宜野座村で始動する阪神のドラフト1位の藤浪(大阪桐蔭高)は緊張した表情で全体ミーティングに参加。パ・リーグ2連覇を狙う日本ハムのドラフト1位の大谷(岩手・花巻東高)は名護での全体ミーティングに参加後、2軍キャンプ地の国頭村に入った。
ロッテの伊東新監督は石垣島で練習施設を視察し、オリックスの森脇新監督は宮古島入り。
宮崎県内では昨季日本一の巨人の原監督らが宮崎神宮で必勝を祈願した。
2月15日からはWBC日本代表の合宿が宮崎で行われ、23日からはオープン戦がスタート、県内で10試合が行われる。

 県内では、日本ハム、オリックス、楽天、ロッテ、中日、ヤクルト、阪神、横浜の8球団が始動。巨人の沖縄キャンプは13日から始まる。

 県勢選手は、ロッテのルーキー川満寛弥投手(宮古総実高―九州共立大)と3年目の伊志嶺翔大外野手(沖尚高―東海大出)、7年目の大嶺祐太投手(八重山商工高出)の3人が1軍スタート。4年目の翔太内野手(同)は2軍で調整する。

 ヤクルトで2年目のシーズンを迎える比屋根渉(沖尚高―城西大―日本製紙石巻)も1軍で始動。
仲井真中出身の2年目川上竜平内野手(青森・光星学院高出)は2軍での参加となる。

 日本ハムの糸数敬作投手(中部商高―亜大出)は名護の1軍キャンプで7年目をスタートさせる。
ドラフト6位の新人屋宜照悟投手(中部商高―国士舘大―JX・ENEOS)と、4年目の運天ジョン・クレイトン投手(浦添工高出)は、国頭で2軍から始動することになった。

 楽天は、6年目の伊志嶺忠捕手(北谷高―東京情報大出)は1軍でスタート。
ルーキー島井寛仁外野手(西原高―ビッグ開発ベースボールクラブ―熊本ゴールデンラークス)が2軍で調整する。
8年目の西村弥内野手(沖尚高―東京情報大出)は手術後のリハビリのためキャンプ不参加となった。

 オリックスの比嘉幹貴投手(コザ高―国際武道大―日立製作所)は、1軍で4年目のシーズンを始動させる。

 横浜は、西原町出身で6年目の大田阿斗里投手(帝京高出)、育成選手の佐村・トラヴィス・幹久投手(浦添商高出)が、7日からの嘉手納キャンプに参加する。

 13日からの那覇でキャンプを行う巨人は、3年目のシーズンを迎える宮国椋丞(糸満高出)が1軍キャンプにメンバー入りしている。

<県内のオープン戦>
【2月23日(土)】
▼名護 13時 日ハム―阪神
▼北谷 13時 中日―ロッテ
▼宜野湾 13時 横浜―オリックス
▼浦添 13時 ヤクルト―楽天
▼那覇 13時 巨人―広島
【2月24日(日)】
▼名護 13時 日ハム―広島
▼北谷 13時 中日―オリックス
▼宜野湾 12時半 横浜―ロッテ
▼浦添 12時半 ヤクルト―阪神
▼那覇 13時 巨人―楽天


  琉球新報
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category沖縄観光  time10:30

8球団 キャンプイン プロ野球 (OKINAWA)

8球団始動 県内でキャンプイン プロ野球
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多くの報道陣やファンに囲まれて、沖縄入りした北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手
=1月31日、那覇空港到着ロビー(渡慶次哲三撮影)

 プロ野球は1日、12球団がキャンプインする。
うち8球団が沖縄に集結、県内各地でトレーニングを行う。
31日、北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズ、東北楽天ゴールデンイーグルスの3球団が相次いで沖縄入りした。

 北海道日本ハムファイターズが到着する時間には、ドラフト1位ルーキー大谷翔平投手(花巻東高)の姿をひと目見ようと、観光客やファン、報道陣など200人を超える人が集まり、那覇空港到着ロビーは大混雑、注目度の高さをうかがわせた。
栗山英樹監督らには、次々と「めんそーれ」の言葉や指笛が響き、周囲は歓迎ムードに包まれた。

 「歓迎 日ハム大谷投手」という手作りの幕を掲げて大谷投手を出迎えた、在沖岩手県人会「美ら・めんこい会」の菊地稔さん(72)=那覇市=は「大谷君は岩手の星。日ハムで頑張って、被災地に元気と夢を与えるプレーをしてほしい。2日は県人会の皆で国頭まで行き、声援を送りたい」と笑顔で話していた。


  琉球新報
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category沖縄観光  time10:24

横浜FCにオフセット証明書 (宮古島・おきなわ)

横浜FCにオフセット証明書/カーボンオフセット制度CO2削減を確認/市と環境活動で連携
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横浜FCの宮本さん(左)にカーボンオフセットの証明書を授与する下地市長=31日、市前福多目的広場

 宮古島市の下地敏彦市長は31日、プロサッカーチームの横浜FCに、カーボンオフセットの証明書を授与した。
横浜FCの選手やスタッフが、東京羽田-宮古間を飛行機で移動した際に発生したCO2(二酸化炭素)排出量を、宮古森林組合と日産レンタリース沖縄のCO2削減活動で埋め合わせたことを両者で確認した。
今後、両者は協力関係を維持しながら環境活動を展開する。

 カーボンオフセットは環境省、経産省、農水省が合同で取り組む制度で、CO2を排出する活動を削減する活動でオフセット(埋め合わせる)し、この活動を通して国民のCO2削減意識を高め、全体の排出量を抑えるという仕組みだ。

 今回、横浜FCの選手らの移動で排出されたCO2は22㌧。この排出量を宮古森林組合の植樹および育林活動で削減した10㌧と、日産レンタリース沖縄の電気自動車によって削減した12㌧を合わせて相殺、埋め合わせたことを確認した。

 これを受けて、横浜FCは今後、ホームページなどを使って宮古島市のCO2削減活動を支援する。

 下地市長は「宮古島市は環境モデル都市として、CO2をなるべく減らそうと取り組んでおり、今回の横浜FCの協力は本当にありがたい」と述べ、これらの活動を通してCO2削減意識が一層高まっていくことに期待を込めた。

 証明書を受けて、横浜FCチーム統括部強化部長の宮本和弥さんは「カーボンオフセット制度を通して宮古島市と協力関係になることは何かの縁」と話し、宮古島市とともにカーボンオフセット制度を推進していく考えを示した。

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time10:19

7月の阪神-中日戦 (OKINAWA)

7月の阪神-中日戦 8日から前売り
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プロ野球公式戦をPRする阪神・和田豊監督(左)と琉球放送の八幡均常務=読谷村・沖縄残波岬ロイヤルホテル

 プロ野球公式戦、阪神-中日が7月9、10の両日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われる。主催する琉球放送の八幡均常務や阪神の和田豊監督が30日、読谷村内で記者会見し、概要を説明した。

 1日から宜野座キャンプに入る阪神の和田監督は「お世話になっている沖縄の皆さんに、公式戦を見てもらえるのは楽しみ。高いレベルで競争しながら強いチームをつくっていきたい」と意欲。

 琉球放送は2010年から4年連続で公式戦を主催。八幡常務は「セ・リーグ屈指の人気、実力を兼ね備えた両球団で展開される真剣勝負は、野球好きの県民に、この夏一番の話題を振りまいてくれると思う」と話した。

 両日とも午後7時試合開始(同5時開門予定)。前売り券は、2月8日から、ファミリーマート(イープラス)、デパートリウボウ、琉球放送事業推進部(車いす席のみ)で販売する。

  問い合わせは同部、電話098・988・5000 
         (平日午前10時~午後5時)。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time10:13

基地跡地コンペ (OKINAWA)

基地跡地コンペ あす各賞選出

 米軍再編計画で返還が合意された嘉手納基地より南の米軍6施設の跡地利用計画提案コンペの最終審査が2日午後1時半から5時まで、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター会議棟で開かれる。
応募79作品から第1次審査を通過した5者が、大規模基地返還を見据えた、それぞれの跡地利用案を提示。
賞金100万円の最優秀賞など各賞を選出する。入場無料で、
定員500人。

 また「中学生サミット」と題し基地が所在する6市町村から普天間や鏡原、北中城など6中学校の生徒が、数回のワークショップを経て練り上げた跡地利用計画を発表。跡地利用に関するパネル展示もある。

 コンペは、県の本土復帰40周年記念事業の一環。
県はコンペで募った作品などを、県が取りまとめている「中南部都市圏駐留軍用地跡地利用広域構想」案などの参考にしたい考えだ。

  問い合わせは県企画調整課跡地利用対策班内、
           電話098(866)2108。

  沖縄タイムス

助産師の宮城さん、表彰 (宮古島・おきなわ)

助産師歴45年の宮城さん、厚労大臣表彰
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 宮古島で長年、 助産師として活動する宮城育子さん (67、 奥平産婦人科勤務) =市下地上地=がこのほど、 田村憲久厚生労働大臣から表彰された。
22歳で助産師の道に進み、 45年間で取り上げた赤ちゃんの数は3500人以上という大ベテラン。
周囲から 「達人の域」 と称えられるが、 本人は 「みんなの協力のおかげ」 と謙遜し、 「赤ちゃんの笑顔、 陣痛を乗り切った母親の笑顔、 母子を囲む周囲の笑顔に支えられてここまで続けてこれた」 と物やわらかな笑顔で喜びを表した。

 先月22日、 厚労省中央合同庁舎 (東京) で2012年度産科医療功労者厚生労働大臣表彰式が行われ、 個人の部は47都道府県から41人、 県内からは宮城さん1人が表彰された。

 旧上野村出身。 上野中、 県立宮古農林高校 (現・宮古総合実業高校) 卒。 一度就職したが、
看護師の道を諦めきれず那覇看護学校 (現・県立看護大学) に進み、 助産学を学んだ。 卒業後は沖縄赤十字病院で約20年間勤務。 現在、 奥平産婦人科に勤務している。

 助産師の道を選んだ動機について宮城さんは 「赤ちゃんが大好きだから」 と話し、 「陣痛の苦しみを乗り越えて出産した我が子を見て微笑む母親の笑顔、 母子を囲む家族の笑顔に立ち会った瞬間の喜びが忘れられず続けてきた。
今も私の原動力」 とにこやかに答えた。 これまでに取り上げた赤ちゃんは3500人以上。
「私が取り上げた赤ちゃんに最近、 孫が誕生したと聞いた」 と幸せそうに話した。
表彰を受けたことについては 「私ひとりの力じゃない。 みんなの協力のおかげ」 と感謝した。

 陣痛の苦しみで声を発することができない妊婦との意思疎通のために体得したという手話の技能を社会に役立てようと、 手話サークル 「がじゅまるの会」 を仲間と立ち上げ、 社会奉仕活動にも取り組んでいる。

 31日には市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、 受賞を報告。 下地市長は 「長年の功績が認められて良かった。 社会奉仕活動に取り組んでいることも承知している。 今後ますますの活躍を期待している」 と宮城さんの大臣表彰を共に喜んだ。



  宮古新報
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category地域情報  time09:48

昔の遊び伝える (来間小・中学校 宮古島)

地域の先輩、昔の遊び伝える─来間小・中学校
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 市立来間小中学校 (乾麗子校長) は31日、 児童に昔のおもちゃを体験してもらおうと竹トンボづくり教室を行った。
同校学校評議員で方言も教えている長間盛史さんが指導。
愛用の鎌1本で材料を削り、 竹トンボを作っていく様子を児童たちは目を丸くして見入っていた。
完成した竹トンボで誰が一番長く飛ばせるか遊んでいた。

 地元の先輩から昔の遊びを学ぶため、 地域教育資源を活用した生活科や総合的な学習として、 幼稚園児から小学6年を対象に行われた。
長間さんは 「中学ぐらいまでは竹トンボでよく遊んだ。 今はテレビゲームなどがあるが、 昔は大人に教わって自分でおもちゃを作って遊んだ」 とあいさつ。
「カッターは使わない」 とよく使い込んだ鎌だけで工作し、 材料の形をよく観察して加工するようアドバイスしていた。

 竹トンボが出来上がると子どもたちは早速、 飛ばし方を教わって遊んでいた。
このうち古波蔵恵太くん (6年) は 「すごく飛んだ。 初めて作った。 意外と上手にできたので家でも作ってみたい」 と感想を話した。 また児童会長の伊礼二千花さん (5年) は 「6年生にとっては小学校最後の思い出になった。 竹トンボで遊んでとても楽しかった」 と長間さんに感謝した。

 今回の教室について乾校長は 「手間ひまをかけて自分でおもちゃを作り、 ものの大切さや先人の知恵を学んでほしい」 と話した。
長間さんは 「竹トンボづくりを子どもに教えるのは初めて。
子どもたちが楽しいと喜んでくれることが一番」 と話していた。


   宮古新報
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category地域情報  time09:35

墓地アンケート、関心高く(宮古島・沖縄)

墓地基本計画アンケート、関心高く55%が回答
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 宮古島市環境保全課はこのほど、 「墓地基本計画」 の策定業務に関するアンケート調査結果をまとめた。 調査は無作為に抽出した20歳以上の市民1600人に行った結果、 884人 (55・25%) が答えた。
墓の所有状況は 「市内に持っている」 が約半数の51・6%、 「持っていない」 が35・9%。 持っていない人で墓を取得する意向を示した人は31%あり、 今後墓地需要が発生する。 所有形態では 「家が所有する土地」 が37・9%、 「市町村が管理する墓園・墓地」 が34・6%に大きく分かれた。 調査結果は市墓地基本計画策定委員会 (委員長・長濱政治副市長) の第2回委員会で説明された。

 同調査は市墓地基本計画を策定するにあたって、 墓地については地域における習慣や宗教観などが大きく影響することから住民の意見を把握し計画に反映するために実施された。
行政連絡員らを通して調査書を配布した結果、 884人が回答し、 地区別には平良498人 (58・59%)、 城辺132人 (52・80%)、 下地63人 (42%)、 上野81人 (54%)、 伊良部110人 (55%) が答えた。 県内でこのような調査回収率は約30%ということで、 約55%は高いという。

 質問は▽所有墓の有無▽所有墓の設置場所▽所有墓の利用形態▽所有墓の種類▽所有墓の利用意向▽公共墓地への移転意向▽取得した場合の後継者の有無▽新設墓の設置場所・規模・予算・種類▽今後の墓地設定場所の規制▽公共墓地の場所と規模▽望ましい墓の形態▽自宅周辺の墓地の問題点―など53項目を聞いた。

 墓の所有状況は 「宮古島市内に持っている」 が51・6%、 「宮古島市外の県内に持っている」 が1・9%、 「宮古島市外の県外に持っている」 が3・6%、 「利用できる墓を持っていない」 が35・9%などとなった。 利用できる墓を持っていない」 と答えた人のうち、 今後の取得意向は 「今のところ取得するつもりはない」 が58%で最も多く、 半数以上が決めていない。 「近い将来取得したい」 は31・9%だった。

 墓を新たに作ることになった場合の望ましい大きさは 「3~4坪」 が29・9%、 「1~2坪」 が26%、 「5~9坪」 が18・3%などと回答し、 約7割が既存墓地の平均に比べかなり小さい規模の墓を希望していることが分かった。

 新規墓地の所有形態については、 「家 (本人又は家族) が所有する土地」 が37・9%、 「市町村が管理する墓園・墓地」 が34・6%、 「部落 (集落) や地区が所有・管理する墓地」 が12・3%、 「親類などが所有・管理する土地」 が3・2%、 「宗教法人や財団法人などが管理する墓園・墓地」 が3・1%などとなった。

 公共墓地整備の設置場所と規模については、 「地区ごとを対象とした地区レベル規模のものが望ましい」 が46・2%、 「市全体を対象とした市地域レベル規模のものが望ましい」 が19・7%、 「墓地とされている場所ごとに小規模なものが望ましい」 が19・2%などとなり、 身近な地域レベルでの整備を希望する割合が高かった。



  宮古新報
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category地域情報  time09:27

キャンプイン/オリックスバファローズ(宮古島)

きょうキャンプイン/オリックスバファローズ
糸井外野手が会見


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会見で今季への抱負などを話す糸井外野手(左)
=31日、ホテルプリーズベイマリーナ

 プロ野球、オリックス・バファローズの2013年春季宮古島キャンプが1日、スタートする。今季のキャッチフレーズは「速α(スピード・アルファ)2013」。
キャンプイン前日の31日、北海道日本ハムファイターズから移籍した糸井嘉男外野手は宮古島の宿舎で会見し「新しい仲間とできるのは楽しみ。盛り上がってくる気持ちがある。監督を胴上げしたい」と今季への意気込みを語った。

 森脇浩司新監督が掲げる今季のテーマは「スピード」。足の速さや球速だけでなく、スイングスピードや次の塁を奪う速さ、ボールの落下位置までの到達速度や判断、理解、対話や進化のスピードに至るまで、すべてにおいて「スピード」を求める。

 日ハムから移籍した、糸井外野手や八木智哉投手、福岡ソフトバンクホークスから移籍した馬原孝浩投手らを加えたA組は市民球場で22日まで、B組は下地球場で22日まで行い、23日から市民球場に移動、3月3日までキャンプを行う。

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time09:18

千葉ロッテ あすからキャンプイン (石垣・沖縄)

千葉ロッテが石垣入り あすからキャンプイン
大嶺投手、2年ぶり1軍参加
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 2月1日からの石垣島キャンプ(2月19日まで)に向けて30日夕、千葉ロッテマリーンズの選手46人、監督、コーチら総勢83人が石垣入りした。
石垣空港では千葉ロッテ石垣島協力会や市内の少年野球チームなど多くの地元ファンが詰めかけ、ナインらを歓迎した。
今キャンプには、2年ぶりに1軍キャンプに参加する大嶺祐太投手や宮古島市出身でドラフト2位で入団した川満寛弥投手(九州共立大学)、同郷の伊志嶺将大外野手らが参加。日本一に向けて石垣からチームが始動する。

 ナインらはこの日、日本トランスオーシャン航空機で午後5時15分すぎ、石垣空港に到着。同協力会の漢那政弘副市長をはじめ、児童ら約100人が出迎え、歓迎セレモニーが開かれた。

 セレモニーでは、ミス八重山南十字星の宮良美寿々さん、真喜良サンウェーブの仲間あゆむ君(5年)、少年オリオンズの田本涼君(5年)から中村家國球団社長と伊東勤監督、成瀬善久選手会長に花束が贈られた。

 漢那副市長は「ようこそ石垣へ」と歓迎。「来年は優勝パレードができることを期待し、今キャンプを頑張ってください」と激励した。

 中村社長は「またキャンプができsることに感謝したい。昨年は不本意な結果に終わった。シーズンに向け今キャンプを頑張りたい。地元出身の大嶺投手も参加しているので、グラウンドに来て多くの声援をお願いします」とあいさつした。

 ナインらは、2月1日から石垣市中央運動公園野球場でキャンプインする。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:07