2013-01-31



沖縄で幻の作品  城への招待(OKINAWA)

沖縄で幻の作品 「VISION 2013 城への招待 null
8役を演じ分け、複雑な恋愛物語に来場者を引き込む篠井英介=26日、読谷村文化センター鳳ホール(崎原孫雄撮影)

null
物語と調和する演奏を聞かせた(左から)與那嶺理香、大城英明、澤村康恵=26日、読谷村文化センター鳳ホール
(崎原孫雄撮影)

 クラシック音楽と戯曲を組み合わせた舞台「VISION 2013 城(ぐすく)への招待」が26日、読谷村文化センター鳳ホールであった。
欧州で人気作ながら日本では現在ほとんど公演されない幻の作品を沖縄でよみがえらせ、1人で登場人物8人を演じ分けた篠井英介の“八変化”により、舞踏会で繰り広げられる悲喜劇に来場者を引き込んだ。

 「城への招待」はフランスの作家ジャン・アヌイの戯曲。
今回は欧州で上演された際のF・プーランクによる付随音楽とともに、與那嶺理香が書き起こした脚本によって演じられた。
演奏は與那嶺(バイオリン)、澤村康恵(クラリネット)、
大城英明(ピアノ)。

 篠井は、城の主であるデメルモルト婦人による語りを中心に城に住む双子の兄弟オラースとフレデリック、フレデリックの婚約者ディアナ、オペラ座の貧しい踊り子で美しいイザベルらをめまぐるしく演じ分ける。
オラースは城での舞踏会で芝居を仕組み、フレデリックにイザベルを接近させて婚約を失敗させるよう仕向ける。
しかし芝居に気付いたデメルモルト婦人の気まぐれで舞踏会は混乱。
最後は彼らの本当の思いに気付いた婦人の計らいで、意外な者たちの仲を取り持つことになる。

 篠井の巧みな演技と、ストーリーの転換点で効果的に挿入される音楽により、複雑に絡み合う人間関係を的確に描き出し、来場者を物語に引き込んだ。

 舞台装飾も独特の雰囲気を演出する。
背後で読谷山花織が存在感を示し、灯ろうとして使った焼き物の骨つぼから漏れる明かりが舞台をほのかに照らす。
ステンドグラスは物語に登場する、清濁を併せ持つ女たちの複雑に絡み合う人間模様を表現するように輝き、演奏と演技を引き立てた。

 (宮城隆尋)


   琉球新報
authorbbstaff  linkLink   
category音楽  time09:42

2013-01-24

モンパチがゲリラライブ (OKINAWA)

モンパチがゲリラライブ ファン2000人
null
ベスト盤CD発売記念ライブで会場を盛り上げたモンゴル800
=23日午後7時半、那覇市おもろまち
のサンエー那覇メインプレイス

 デビュー15周年を迎えた県出身のロックバンド、モンゴル800は23日、初のベストアルバム「800ベスト-シンプル・イズ・ザ・ベスト!!」の発売記念ライブを那覇市のサンエー那覇メインプレイスで開いた。

 場所の告知が当日だったにもかかわらず、約2千人のファンが詰め掛け、「あなたに」「小さな恋のうた」などの曲をメンバーとともに熱唱した。

 上江洌清作さんは「ずっと応援してくれた人も、初めての人も、感謝の思いでいっぱい。きょうは楽しみましょう」と盛り上げた。

 上江洌さんと儀間崇さん、高里悟さんが高校在学中の1998年に活動開始。2000年に発表した「あなたに」が注目を集め、沖縄を拠点に音楽活動を続けている。

  沖縄タイムス
authorbbstaff  linkLink   
category音楽  time18:41

「とうがにあやぐ」 (宮古島;沖縄)

「とうがにあやぐ」歌碑建立へ地鎮祭
)

 宮古で古くから歌い継がれてきた 「とうがにあやぐ」 の歌碑建立に向けた地鎮祭が23日、 市平良のカママ嶺公園で執り行われた。
沖縄宮古民謡協会 (天久勝義会長) の創立40周年記念事業の一環。 天久会長は 「古里の伝統文化の発展を願い計画した。 実現が近づき、 感無量。
完成後は 『とうがにあやぐ』 に関連するイベントを催し、 ミャークアーグ (宮古の歌) の良さを県内、 全国に向けて発信したい」 と完成を心待ちにした。

 とうがにあやぐは、 「宮古人魂 (気質) を如実にあらわす唄」、
「座開きの唄」 として古くから祝宴の席などで歌われてきた。
今回、 実行委員会 (宮国喜効委員長) を中心に 「先人が残した古謡を、 国内外に響し (とぅゆまし)、 古里の伝統芸能の継承発展と宮古島の一層の繁栄、安泰」を願って歌碑建立を計画した。

地鎮祭では、 同協会と宮古民謡協会 (本村博昭会長)、 宮古民謡保存協会 (友利元誠会長) の会員らが三線を手にとうがにあやぐを合唱。 天久会長と古波蔵和夫沖縄宮古郷友連合会長、 同協会と連合会両方の顧問を務める兼島恵孝さんがくわ入れを行い、 工事の安全を祈願した。 場所提供などの面で支援した宮古島市の下地敏彦市長も出席した。

 歌碑は石材に御影石を使用。 大きさは高さ1・2㍍、 幅2㍍になるという。 3番までの歌詞と、 台座には歌碑建立の趣旨、 協賛者・団体の名前が刻まれる。

 3月4日の 「サンシンの日」 に除幕式を予定。 当日は歌碑前でテレビ中継を通じて 「とうがにあやぐ」 の生演奏の様子を県内外に発信することにしている。


 宮古新報
authorbbstaff  linkLink   
category音楽  time09:47

2013-01-23

サンサナー 仏で人気 (OKINAWA)

サンサナー「民謡メドレー」 仏で人気
null
フランスのケーブルテレビ局で人気のサンサナー
(インプレス提供)

 沖縄ポップスユニット「サンサナー」が歌う「沖縄民謡メドレー」が、日本文化を紹介するフランスのケーブルテレビ局のJポップランキング番組で人気だ。
最新1月10日から1週間の視聴者投票のランキングでは11位と健闘。ボーカルの金城優里英は「沖縄の音楽が評価されて
うれしい。いつかフランス公演も実現したい」と声を弾ませた。

 フランスのケーブルテレビ局「NOLIFE(ノライフ)」は日本のマンガやアニメ、ゲーム、音楽を放映しており、月の視聴者数は約140万人で、10代から30代の若い世代がメーンだ。

 同局にはレコード会社がサンサナーの音源を提供。2012年にはアップテンポの「MOLE MOLE(モーレ・モーレ)」が最高6位となり、7週連続20位以内に入った曲として「殿堂入り」も果たしている。

 今回、ラルクアンシエルやパフィーなど有名アーティストと競いながら上位入りした「民謡メドレー」は、「てぃんさぐぬ花」「豊年音頭」などをベースにした楽曲。金城は「いっしょに踊れるような雰囲気が受けているのかも」と話した。

 サンサナーは11年にメジャーデビュー。メンバーは金城、西山朝子、上地美妃の県出身の3人。県内外での活動のほか、台湾の音楽イベントなどにも出演している。

(玉城淳)

沖縄タイムス
authorbbstaff  linkLink   
category音楽  time09:52

2013-01-22

次世代交え初公演 (シュガーホール・沖縄)

次世代交え初公演 シュガーホールオーケストラ null
南城市の子どもたちとともに繰り広げる演奏で来場者を引き込んだシュガーホールオーケストラ=20日、南城市文化センター・シュガーホール

 南城市文化センター・シュガーホールを拠点に活動するプロ演奏家集団「シュガーホールオーケストラ」の初めてのコンサート「運命」(指揮・大勝秀也)が20日、同ホールであった。おきでんシュガーホール新人演奏会オーディションの歴代入賞者をはじめ、県内外の演奏家が巧みな演奏技術を結集し、地元の子どもたちが参画したプログラムを繰り広げた。
同ホールは県内唯一の音楽専用ホールとして開館して19年。次代を担う者たちとともに歩む、新たな船出を印象づけた。

 コンサートは南城市の中学生がオーケストラを体験するプロジェクトの一環。子どもたちはベートーベンの交響曲第5番「運命」を題材としたワークショップや、リハーサルを開放した現場体験に参加。コンサート当日も演奏家たちがオーケストラで使う楽器を音色とともに来場者に紹介したほか、子どもたちは合唱で演奏に加わった。

 コンサートは、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲で幕を開く。「運命」は、鮮烈に鳴り響く冒頭の情熱的なリズムで来場者を引き込む。起伏に富んだ旋律はドラマチックで、大勝のしなやかな指揮の下で各楽器の特徴的な音色が引き出され、その調和によって作品世界を豊かに彩った。

 第2部は中学生たちのリクエストで選曲されたポップソングをオーケストラ編曲し、演奏した。GReeeeN「愛唄」(編曲・潮平大作)はセンチメンタルな旋律が印象的なラブソング。「運命」と同じドラムセットのない古典的な編成で、音色の柔らかい導入部からスケール感のある展開までを聞かせた。

 湘南乃風「炎天夏」は壮大な演奏で炸裂するエネルギーを表現。杉本竜一「BELIEVE」は佐敷中学校の生徒たちや、シュガーホールジュニアコーラスなどの合唱と共演。未来へ向けた希望の光を描いて幕を下ろした。

(宮城隆尋)


  琉球新報
authorbbstaff  linkLink   
category音楽  time11:02

79歳でCDデビュー (沖縄)

自分の道は自分で開け~♪ 
小禄さん、79歳でCDデビュー
null
79歳でCDデビューした小禄玄信さん
=那覇市国場の自宅

 那覇市国場の小禄玄信さんは昨年、79歳にしてCDデビューを果たした。自らの信念や歩みが表現された「人生男道」と、母親への思いを切々と歌う「母のぬくもり」の2曲が収録され、日本クラウンから発売された。

 2008年に直腸がんを患い、きつい闘病生活を送った小禄さん。家庭裁判所調査官を定年退職した後、更生保護施設「がじゅまる沖縄」の設立運営に奔走していた日々でストレスがたまっていたことに気付いた。
「これからはリラックスして前向きに生きよう」と健康維持も兼ねてボイストレーニング教室に通い始めた。

 もともと歌は得意だったといい、教室で指導する仲宗根健さんの提案で、CD制作をすることに。小禄さんの経歴資料や聞き取りを基に、仲宗根さん作詞、作曲家の宮川つとむさん作曲で「人生―」が完成した。

 〈港カモメが見送る船に 大志を抱いて俺は行く 自分の道は自分で開け〉

 小禄さんが信条としている「根気と忍耐、おのずと開く」との思いが込められ、歌っているときは、生まれ故郷の宮古島を離れて那覇に出てきたころのことも思い返されるという。

 「母の―」は沖縄市文化協会歌謡部の中みちるさんが作詞。小禄さんの柔らかな歌声と優しく呼び掛けるような歌詞が調和し、妻の昌子さん(74)の友人ら女性に評判がいいという。

 CDはほとんど友人や知人の手に渡った。小禄さんは「まだ恥ずかしい気持ちのほうが大きいが、『俺もやってやろう』と若い連中の励みになれば」と笑う。


  琉球新報
authorbbstaff  linkLink   
category音楽  time10:45

2013-01-21

福島に届け(OKINAWA)

ロックの絆、福島に届けTweet
null
出演者全員と客席が手を取り合ったアンコール
=20日、沖縄市のミュージックタウン音市場
(「風とロックLIVE福島 キャラバン日本」実行委員会提供)

 【沖縄】東日本大震災や原発事故の復興支援イベント「風とロック沖縄」(主催・福島民報社など実行委員会)が20日、沖縄市のミュージックタウン音市場で開かれた。モンゴル800の上江洌清作さんは「ラブソングばかりを歌いたいが、そうはいかない(福島や沖縄の)事情がある」と述べ、力強い歌声を披露した。

 斉藤和義さんは英語で「核は終わった」と刺しゅうされたギターのストラップを「言いたいことはこの通り」と指さし、超満員の観客から拍手を受けた。

 ツアーは今後、全国9カ所を回る。福島県出身のクリエーター、箭内(やない)道彦実行委員長は「福島のためにありがとう。全国で愛を集め、福島に届けたい」と、感謝の気持ちを客席に伝えた。

  沖縄タイムス
authorbbstaff  linkLink   
category音楽  time18:03