2012-09-09



踊るシンカ 弾む囃子 青年まつり (OKINAWA)

踊るシンカ 弾む囃子 沖縄市青年まつり
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青年に交じって子どもたちも熱演した安慶田青年会の演舞
=8日、沖縄市(城間陽介撮影)

 【沖縄】
第57回沖縄全島エイサーまつり(主催・同実行委員会)は2日目の8日、沖縄市コザ運動公園陸上競技場で「第34回沖縄市青年まつり」があった。
市内の15青年会が出場し、「イーヤーサーサー」と威勢よい
囃子(はやし)と力強いバチさばきで観客を魅了していた。

 2010年7月に青年会が30年余ぶりに復活した中の町青年会は、昨年からまつりに参加している。町田裕介会長(31)は「2度目のことしは縦、横、斜めの陣形を意識して昨年より良い演舞ができた」と笑顔。

 女性たちは「赤田首里殿内」をうたいながら踊るのが中の町の特徴だ。踊り手14人をまとめた宮城絵里香さん(29)は「冬場も週1回練習を重ねてきたので出来栄えが良かった」と胸を張った。

 ほか、比屋根や安慶田など各青年会がそれぞれ地域で継承する踊りを披露した。

 最終日の9日は午後3時から。池原や園田など市内5青年会や、うるま市平敷屋青年会(東)など県内各地の伝統エイサーが舞われる。

  沖縄タイムス

大阪・大正区で大綱曳 (沖縄)

大阪・大正区で与那原大綱曳
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県出身者や地元・大阪市大正区の人々も一緒になって引き
合い、熱気に包まれた与那原大綱曳=8日、同区・千島公園
グラウンド

 【大阪市大正区で内間健】
県内三大綱曳(ひき)の一つに数えられる伝統の与那原大綱曳が8日、大阪市大正区の千島公園グラウンドで行われた。
与那原町からも112人の派遣団が参加。延べ2800人(主催者発表)が2度にわたり、今年の与那原大綱曳で実際に使用された長さ90メートル、重さ5トンの大綱を引き合った。
会場は世代を超えた県出身者ら1万8千人の人出でにぎわい、沖縄の伝統文化一色に包まれた。

 「ハーイヤ」のかけ声も勇壮に、雄綱と雌綱が会場に登場。
鉦(かね)やホラ貝の音が響き渡り、旗頭のガーエーやメーモーイ(前舞い)も競演、辺りは本場同様の熱気で満ちた。

 同区は人口約6万8千人のうち、4分の1は沖縄にルーツを持つ。名護市出身の玉城長幸さん(90)は、「与那原大綱曳はものすごく意義がある。感動しました。趣味の油絵で描きたい」と堪能。支度の1人として、綱の上に乗った島袋優斗君(11)は
「沖縄の伝統の綱の上に乗れるなんて、めったにないこと。
感動した」と声を弾ませた。

 与那原町から駆け付けた石川清敏綱曳実行委員長は「責務は果たせた。与那原町と大正区が綱曳で一つになった」と話した。

 同区での開催は、2004年に沖縄出身者でつくる「がじまる会」が招致して以来、2度目。今回は、区が区制80周年や沖縄復帰40周年を記念して招聘(しょうへい)。同実行委員会や区が主催する「綱・ちゅら・エイサー祭~与那原大綱曳in大正区」の一環で実施された。

  沖縄タイムス

県民大会決議全文

県民大会決議全文

 我々は、本日、日米両政府による垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ強行配備に対し、怒りを込めて抗議し、その撤回を求めるためにここに集まった。

 沖縄県民は、米軍基地の存在ゆえに幾多の基地被害をこうむり、1972年の復帰後だけでも、米軍人等の刑法犯罪件数が6,000件近くに上るなど、米軍による事件・事故、騒音被害も後を絶たない状況である。

 1995年9月に、米海兵隊員3人による少女暴行事件が起こり、同年10月には事件に抗議する県民総決起大会が行われ、8万5千人もの県民が参加し、米軍に対する怒りと抗議の声を上げた。県民の強い抗議の声に押され、日米両政府は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)により米軍普天間基地の全面返還の合意を行った。

 しかし、合意から16年たった今日なお、米軍普天間基地は市街地の真ん中に居座り続け、県民の生命・財産を脅かしている。

 そのような中、日米両政府は、この危険な米軍普天間基地に「構造的欠陥機」であるオスプレイを配備すると通告し、既に山口県岩国基地に陸揚げがなされている。さらに、オスプレイは米軍普天間基地のみでなく、嘉手納基地や北部訓練場など、沖縄全域で訓練と運用を実施することが明らかとなっており、騒音や墜落などの危険により、県民の不安と怒りはかつてないほど高まっている。

 オスプレイは開発段階から事故をくり返し、多数に上る死者を出し、今年に入ってからもモロッコやフロリダ州で墜落事故を起こしている構造的欠陥機であることは、専門家も指摘しているところであり、安全性が確認できないオスプレイ配備は、到底容認できるものではない。

 沖縄県民はこれ以上の基地負担を断固として拒否する。そして県民の声を政府が無視するのであれば、我々は、基地反対の県民の総意をまとめ上げていくことを表明するものである。

 日米両政府は、我々県民のオスプレイ配備反対の不退転の決意を真摯に受け止め、オスプレイ配備計画を直ちに撤回し、同時に米軍普天間基地を閉鎖・撤去するよう強く要求する。

 以上、決議する。

2012年9月9日

オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会

沖縄タイムス
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categoryオスプレイ  time17:02

県民大会決議全文(English)

県民大会決議全文(English)
 We are gathered here today to protest with indignation against the forceful deployment of the vertical take-off and landing transport aircraft, the MV-22 Osprey, and to call for the withdrawal of its deployment plans.

 Due to the presence of the US forces’ bases, the citizens of Okinawa prefecture have been imposed with a multitude of damages related to military facilities. Looking just at the years since the reversion of Okinawa to Japan in 1972, the number of criminal cases involving US military personnel and/or other related persons has reached close to 6,000. At present, incidents, accidents, and noise damage related to the US forces still continue.

 With the abduction and rape of a local schoolgirl by three US servicemen in September of 1995, The Okinawan People’s Rally was held in October of the same year where 85,000 citizens gathered to voice their anger and protest against the US forces. In response to the strong protest by the people, the Special Action Committee on Okinawa (SACO) was established, and both governments of Japan and the United States agreed to the full return of MCAS Futenma.

 However, it has been 16 years since the agreement was concluded and MCAS Futenma still remains in the middle of a densely populated urban area and continues to threaten the lives and assets of the Okinawan people.

 Against this background, the United States government gave notice that the “structurally defective” Osprey aircraft is going to be deployed to the dangerous facility of MCAS Futenma, and these aircraft have already been unloaded at MCAS Iwakuni in Yamaguchi Prefecture. Furthermore, it has become apparent that the Osprey would be in operation not just at MCAS Futenma, but also in training at Kadena Air Force Base and at the Northern Training Area. With the risks of crashes, accidents, and noise issues resulting from the training and operation of the Osprey which spans throughout all of Okinawa, the concern, anxiety and indignation of the citizens have risen to unprecedented levels.

 The Osprey has had repeated accidents since its development stages and has caused a large number of fatalities. We have even seen this year, the crashes in Morocco and in the State of Florida. Experts are citing its structural deficiencies and thus, we cannot accept the Osprey deployment without sound confirmation of its safety.

 The citizens of Okinawa adamantly oppose further burdens imposed by the military bases. Moreover, if the national government ignores the calls of the people of the prefecture, we declare that we will work to unite the general consensus of the prefecture’s citizens opposing the bases.

 We strongly urge both governments of Japan and the United States to take seriously and sincerely the indomitable resolve of the citizens against the Osprey deployment and to immediately withdraw the deployment plans, and to close and remove MCAS Futenma.

The above is resolved as stated on this 9th day of September, 2012.

The Okinawa Prefectural Citizens’ Rally Against Osprey Deployment

 OKINAWATAIMUSU
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categorynewcat7  time17:00

民主主義を足蹴 (OKINAWA)

【特別寄稿 ガバン・マコーマック氏】
民主主義を足蹴 立場超えた先例なき抵抗

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ガバン・マコーマック氏

 9月9日のオスプレイ配備反対の県民大会には大きな期待がかかっている。過去何十年も繰り返し、沖縄をだまし、差別し、裏切ってきた日本政府は、またしても沖縄の人々が我慢の限界を超えるまで挑発するつもりのようだ。

 沖縄の人々が安全でないものは受け入れないと再三主張しているのに、オスプレイ配備を進め、権威主義を振りかざし民主主義を足蹴(あしげ)にしている。

 宜野湾市の新城嘉隆さん(市自治会長会会長)は、我慢強い沖縄の精神文化も限界にきているとして、「ニジティン、ニジティン、ニジララン(耐えようとしても耐えられない)」と述べたが、その言葉に苦渋に満ちた沖縄の歴史が凝縮されている。

 政府か沖縄の人々のどちらかが引かなければならない時だ。政府はもちろん沖縄の人々に対して巨大な力を持っているし、政府が沖縄の意思を踏みにじる可能性は大きい。
しかし、20年近く沖縄の人々は追い詰められながらも日米政府の計画を次々と挫折させてきた。
今回のオスプレイ配備で日米政府はかつてないほどの賭けを仕掛けてきている。配備反対運動が日本の民主主義に与える影響は大きい。

 冷戦の終焉(しゅうえん)以来20年が過ぎた。ワシントンの後押しを受けた東京と沖縄の関係は冷戦最中のモスクワとブダペスト、ワルシャワの関係に酷似する。かつてモスクワがハンガリーやポーランドの意見を軽視したのと同じように、東京は沖縄の考えを尊重していない。

 基地と闘い続けてきた沖縄では、与野党の区別はない。
自治体の首長も県議会も、住民も反対で固まっている。
保守の沖縄県知事は「(オスプレイが)それほど安全なら日比谷公園か新宿御苑(ぎょえん)みたいなところに持って来ては」と突き放した。官も民も、左も右もそろって国に「ノー」と抵抗したことは、もはや一県の反対運動を超えており、日本の歴史に先例がない。

 オスプレイ配備にとどまらない重要な問題がかかっている。
オスプレイ反対の沖縄の運動は辺野古の普天間代替施設建設反対であり、高江のヘリパッド反対に直結する。
反対運動の行方は、相互協力の名の下で米軍と自衛隊が一体となって、南西諸島を軍事化して、日中対立の最前線にすることと、与那国島に自衛隊の新基地を建設し、下地島と鹿児島県の馬毛島を軍事基地にするなどのさまざまな構想に影響することは当然だ。

 民主党が2009年の選挙時の公約を次々とほごにし、自民党のクローンと化し、日本本土が政治への絶望感で覆われる中、沖縄は新たな闘争へのエネルギーを再燃させている。
地方自治体選挙結果と2010年の県民大会は沖縄県民の決意の表明であった。

 ウィキリークスのさまざまな暴露や沖縄返還時の密約の露見で、国家と日米安保体制の本質が明らかになった。
復帰時に約束された「核抜き、本土並み」の欺瞞(ぎまん)から始まり、さまざまな法律、特に環境保護法の操作、適用逃れを何年も続けていることや野田政権の欺瞞的な「負担軽減」の約束に至るまで一貫した沖縄差別の背景には、安保体制がある。

 民主党政権は自民党政権以上に米国従属と沖縄に強硬な
態度を取るようになった。
野田首相の「配備自体は米国の方針で、どうしろ、こうしろという話ではない」という発言は、日本の属国性そのものを示した。
しかし、オスプレイを沖縄だけでなく、全国に展開する米国防総省の計画を日本政府が支持を表明、これが日本全国に「沖縄的」抵抗精神の覚醒を促すことになった。

 オスプレイ反対が全国的基地反対、安保反対運動に拡大し、安保自体を危うくする可能性を恐れ、ワシントンに忠実で安保支持の人々の間にも、オスプレイ配備を遅らせるべきだという声が上がっている。
政府は今後オスプレイの安全性を調査の上、国民に説明すると約束したが、最終的には日米政府の計画を強行しようという魂胆に変わりはない。

 いずれにせよ、2011年以来、福島原発事故問題にしても
沖縄問題にしても、日本政府の信用は地に落ちてしまった。
日本政府がやるべきことはもっと上手に詳しく説明することではなく、謝罪し、オスプレイ計画を撤回させることである。

 沖縄の闘争は日本の国の政治がどう行われるべきかを問う根源的な闘いである。米国が経済、道徳面で権威を失墜し、世界が急速に変化している中で、日本があくまでも米国の属国であり続け、軍事化を進めることがどんな国益になるのか。

 沖縄の軍事反対の闘争は日本の良心を刺激し、
本土の市民を勇気づける貴重な存在なのである。

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 GAVAN McCORMACK 1937年オーストラリア生まれ。
オーストラリア国立大学名誉教授。東アジア近現代史、主に日本近現代史。「ジャパン・フォーカス」代表編集者。同活動で2008年に琉球新報が創設した池宮城秀意記念賞受賞。
著書に『空虚な楽園 戦後日本の再検討』(みすず書房)、
『属国 米国の抱擁とアジアでの孤立』(凱風社)など。


  琉球新報

オスプレイ配備撤回を 10万人 (OKINAWA)

オスプレイ配備撤回を 県民大会に10万人
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 「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」(主催・同実行委員会)が9日、宜野湾海浜公園多目的広場で開かれ、参加人数は主催者発表で10万1000人だった。
大会事務局によると、復帰後に開かれた米軍関係の県民大会
としては過去最大規模。

 同時開催された宮古大会は1500人、八重山大会は500人だった。  大会では、オスプレイについて、米軍普天間飛行場への配備を即時撤回するよう求める決議を採択。「世界一危険」な米軍普天間飛行場の閉鎖・返還も日米両政府に強く求めた。

沖縄タイムス

【号外】オスプレイ拒否、怒り結集(OKINAWA) 

【号外】オスプレイ拒否 配備反対、怒り結集 
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 「オスプレイ配備に反対する県民大会」(主催・同実行委員会)が9日午前11時から宜野湾海浜公園で開かれた。
墜落事故が相次ぐ垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの県内配備を許さない沖縄の民意を発信するため、一般県民や労働組合、経済界など県内外から数万人が集まり会場を埋め尽くした。10月の本格運用開始を強行しようとする日米両政府に、党派を超えて配備計画の撤回を求める歴史的大会と位置付けられる。オスプレイ配備計画の撤回と普天間飛行場の閉鎖・撤去を要求する決議を採択する。

  琉球新報
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categorynewcat6  time16:33