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2012-09-23
家族の絆描く 「見里発見伝」(沖縄)
家族の絆描く 29、30日「見里発見伝」

上演沖縄現代演劇協会に所属する各劇団の役者らが集まる
「見里発見伝」の稽古=13日、北谷町のちゃたんニライセンター
沖縄現代演劇協会の「合同公演Vol.4」が29、30の両日、北谷町のちゃたんニライセンターで行われ、「見里発見伝」(我那覇孝淳作、真栄平仁演出)を上演する。
29日の午後2時と午後7時、30日午後2時の計3回公演。両親の3年忌で久しぶりに顔を合わせたきょうだい8人が巻き起こす騒動を通し、現代沖縄の家族の絆を描く。
出演はダブルキャストも含め、「シアターテンカンパニー(仮称)」の田原雅之、國仲正也、金城太志、大山瑠紗、宮城愛未、「劇団O.Z.E(オゼ)」の新垣晋也、永田健作、又吉裕子、宮平明信、「演劇きかく『満福中枢』」の犬養憲子、「劇艶おとな団」の当山彰一。
演出の真栄平は「うちなーヤマトグチを使い、今の沖縄の家族をコメディータッチで表現する。
標準語で敷居が高いなどのイメージで演劇を見たことがない
人でも、見やすい作品」と来場を呼び掛けた。
入場料は一般2500円、学生1500円。
当日は各500円増し。
問い合わせは、ちゃたんニライセンター
(電話)098(936)3492。
琉球新報

上演沖縄現代演劇協会に所属する各劇団の役者らが集まる
「見里発見伝」の稽古=13日、北谷町のちゃたんニライセンター
沖縄現代演劇協会の「合同公演Vol.4」が29、30の両日、北谷町のちゃたんニライセンターで行われ、「見里発見伝」(我那覇孝淳作、真栄平仁演出)を上演する。
29日の午後2時と午後7時、30日午後2時の計3回公演。両親の3年忌で久しぶりに顔を合わせたきょうだい8人が巻き起こす騒動を通し、現代沖縄の家族の絆を描く。
出演はダブルキャストも含め、「シアターテンカンパニー(仮称)」の田原雅之、國仲正也、金城太志、大山瑠紗、宮城愛未、「劇団O.Z.E(オゼ)」の新垣晋也、永田健作、又吉裕子、宮平明信、「演劇きかく『満福中枢』」の犬養憲子、「劇艶おとな団」の当山彰一。
演出の真栄平は「うちなーヤマトグチを使い、今の沖縄の家族をコメディータッチで表現する。
標準語で敷居が高いなどのイメージで演劇を見たことがない
人でも、見やすい作品」と来場を呼び掛けた。
入場料は一般2500円、学生1500円。
当日は各500円増し。
問い合わせは、ちゃたんニライセンター
(電話)098(936)3492。
琉球新報
しまくとぅばで交通安全・駐在所(OKINAWA)
しまくとぅばで交通安全 久手堅駐在所の小渡巡査部長 
地域から信頼を寄せられている小渡錫幸巡査部長(右)と妻勝美さん=南城市知念の久手堅駐在所
【南城】
得意なしまくとぅばを生かして交通安全講話を各地で続ける一方、夫婦共に伝統行事に積極的に参加し、地域に溶け込む姿が信頼感を与え話題になっている警察官がいる。
与那原警察署地域課巡査部長の小渡錫幸さん(51)は3月に南城市知念の久手堅駐在所に妻勝美さん(52)と共に赴任。
同市具志堅区の大城元栄区長から、しまくとぅばで道路の渡り方などをお年寄りに教えてほしいと持ち掛けられ、5月に講話を行った。
「わたるめー なーちゅけーん みじひだり」と、しまくとぅばで話し、六つの標語を標準語と共に大きな紙に並列して掲げ、交通ルールを守る大切さを訴えた。分かりやすいと評判となり「わが方でもぜひ」との声が多かった。
市社会福祉協議会は各地で開かれる、ふれあいミニデイサービスの日を利用して交通安全講話を実施。11カ所のうち、5カ所の集落で終えた。10月まで残りの6カ所で小渡さんの「おじいおばあのための交通安全教室」を計画している。
首里出身の祖母が言葉遣いに厳しかったおかげで、幼少のころから身に付いたしまくとぅば。今では1年365日、暮らしの中で使う。唄三線の奏者として、うちなーぐちの普及に力を注いでいる比嘉光龍さんに師事、しまくとぅばに磨きをかけた。職場内での会話もほとんどしまくとぅばで交わす。
講話活動のほか、欠かせないのが児童らの登校時の交通安全指導。地域のことを知るにはまず家庭訪問からと、一軒一軒回って声を掛け、早く顔を知ってもらうことも日課にしている。
「今の仕事は天職のようなもの」と自任、区の行事にも率先して参加する。旧盆ウークイ翌日のヌーバレーには区民と共に舞台に立った。勝美さんも婦人会の会員らと踊り、慰労会にも夫婦そろって参加し交流を深め、喜ばれた。
区出身で市PTA連合会副会長の比嘉勇順さん(40)は「毎朝、街頭で交通整理を行い、児童らを見守ってくれて助かっている。諸行事にも率先垂範する腰の軽さは私たちにとって頼もしい助っ人だ」と夫婦の活躍ぶりをたたえている。
(知花幸栄通信員)
琉球新報

地域から信頼を寄せられている小渡錫幸巡査部長(右)と妻勝美さん=南城市知念の久手堅駐在所
【南城】
得意なしまくとぅばを生かして交通安全講話を各地で続ける一方、夫婦共に伝統行事に積極的に参加し、地域に溶け込む姿が信頼感を与え話題になっている警察官がいる。
与那原警察署地域課巡査部長の小渡錫幸さん(51)は3月に南城市知念の久手堅駐在所に妻勝美さん(52)と共に赴任。
同市具志堅区の大城元栄区長から、しまくとぅばで道路の渡り方などをお年寄りに教えてほしいと持ち掛けられ、5月に講話を行った。
「わたるめー なーちゅけーん みじひだり」と、しまくとぅばで話し、六つの標語を標準語と共に大きな紙に並列して掲げ、交通ルールを守る大切さを訴えた。分かりやすいと評判となり「わが方でもぜひ」との声が多かった。
市社会福祉協議会は各地で開かれる、ふれあいミニデイサービスの日を利用して交通安全講話を実施。11カ所のうち、5カ所の集落で終えた。10月まで残りの6カ所で小渡さんの「おじいおばあのための交通安全教室」を計画している。
首里出身の祖母が言葉遣いに厳しかったおかげで、幼少のころから身に付いたしまくとぅば。今では1年365日、暮らしの中で使う。唄三線の奏者として、うちなーぐちの普及に力を注いでいる比嘉光龍さんに師事、しまくとぅばに磨きをかけた。職場内での会話もほとんどしまくとぅばで交わす。
講話活動のほか、欠かせないのが児童らの登校時の交通安全指導。地域のことを知るにはまず家庭訪問からと、一軒一軒回って声を掛け、早く顔を知ってもらうことも日課にしている。
「今の仕事は天職のようなもの」と自任、区の行事にも率先して参加する。旧盆ウークイ翌日のヌーバレーには区民と共に舞台に立った。勝美さんも婦人会の会員らと踊り、慰労会にも夫婦そろって参加し交流を深め、喜ばれた。
区出身で市PTA連合会副会長の比嘉勇順さん(40)は「毎朝、街頭で交通整理を行い、児童らを見守ってくれて助かっている。諸行事にも率先垂範する腰の軽さは私たちにとって頼もしい助っ人だ」と夫婦の活躍ぶりをたたえている。
(知花幸栄通信員)
琉球新報
自然、歴史学ぶ スリランカ中学生(渡嘉敷・OKINAWA)
渡嘉敷の自然、歴史学ぶ スリランカ中学生20人

水中遊覧船で渡嘉敷島の海を観察するスリランカ
の中学生ら=18日、阿波連ビーチ
【渡嘉敷】
渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家(佐藤良一所長)が開催する交流事業「アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト」(文科省委託事業)で、県内を訪れているスリランカの中学生男女20人と県内の大学生ら5人が17~19日、同村を訪れ、平和学習、文化交流、マリン体験などを通して、島への理解を深めた。
参加者らは18日、阿波連ビーチで水中遊覧船「イエローサブマリン」(国吉真之介船長)による海中観察やバナナボートを体験、きれいな海を満喫した。
その後、国吉船長による渡嘉敷島の観光産業と環境保全についての話を聞き、島の観光が海の恩恵を受けていることを学んだ。
アマンダーさん(15)は「スリランカも同じ島国で海がきれいだが、渡嘉敷の海はもっときれい。島の観光や海の保全についての大切さなどを知ることができた」と話した。
また、渡嘉敷島で起きた「集団自決(強制集団死)」についても学び、自国と他国の平和について理解を深めた。
メンバーらは渡嘉敷小中学校の視察や村民と
文化交流なども行った。
(米田英明通信員)
琉球新報

水中遊覧船で渡嘉敷島の海を観察するスリランカ
の中学生ら=18日、阿波連ビーチ
【渡嘉敷】
渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家(佐藤良一所長)が開催する交流事業「アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト」(文科省委託事業)で、県内を訪れているスリランカの中学生男女20人と県内の大学生ら5人が17~19日、同村を訪れ、平和学習、文化交流、マリン体験などを通して、島への理解を深めた。
参加者らは18日、阿波連ビーチで水中遊覧船「イエローサブマリン」(国吉真之介船長)による海中観察やバナナボートを体験、きれいな海を満喫した。
その後、国吉船長による渡嘉敷島の観光産業と環境保全についての話を聞き、島の観光が海の恩恵を受けていることを学んだ。
アマンダーさん(15)は「スリランカも同じ島国で海がきれいだが、渡嘉敷の海はもっときれい。島の観光や海の保全についての大切さなどを知ることができた」と話した。
また、渡嘉敷島で起きた「集団自決(強制集団死)」についても学び、自国と他国の平和について理解を深めた。
メンバーらは渡嘉敷小中学校の視察や村民と
文化交流なども行った。
(米田英明通信員)
琉球新報