2012-12-06



首里城森づくり始動 (東村・沖縄)

首里城森づくり始動 東村で児童らイヌマキ植樹
null
首里城古事の森づくり>イヌマキを植樹する児童ら
=11月30日、東村平良

 【東】首里城修復に使うイヌマキなどの森づくりを進める首里城古事の森育成協議会(照屋寛孝会長)は11月30日、東村平良の国有林にイヌマキ300本を植樹した。同協議会や東小学校4年生、東村関係者など約60人が参加した。

 同協議会はこれまで、伝統的な建築物や工芸品などに使われるイヌマキやイジュの植樹活動を国頭村安波の国有林で実施しており、森をさらに広げようと新たに東村でも植樹活動を実施した。

 森は0・68ヘクタールで、同日までにイジュ400本も植えられた。同協議会は来年、オキナワウラジロガシを植える予定で、今後は地元やボランティアと協力しながら手入れを進める。
植樹後、同小の児童が「首里城古事の森づくり」を宣言した。
比嘉のあさん(10)は「木を植えて疲れたけど楽しかった。大きくなって首里城の修理に使ってほしい」と語った。


  琉球新報
authorbbstaff  linkLink   
category地域情報  time13:43

コラボソーキそば人気集め完売 (徳島・南風原・沖縄)

コラボソーキそば人気集め完売 徳島で「南風原物産展」
null
「世界の踊りフェスティバル」で出展された南風原物産コーナー=11月23日、徳島市のアスティとくしま(藤原さん提供)

 【南風原】沖縄徳島県人会長の藤原政勝さん(72)=南風原町商工会地域観光まちづくり推進室長=ら有志が11月23日に徳島市で開かれた国民文化祭関連イベント「世界の踊りフェスティバル」に招かれ、南風原町物産コーナーを出展、沖縄と南風原町をPRした。

 5月に同町で全国徳島県人会連合会総会が開催されたことをきっかけに、徳島県美馬市の美馬商業高と豊見城市の南部農林高の生徒が10月にインターネット回線を使ったテレビ会議を開催。
両校の生徒が地元の農産物を生かした商品開発で意見交換し、美馬産の「みまからトウガラシ」を使った沖縄そばの麺作りを検討してきた。

 これを受け、南部農林高OBで「レストランしぐれ」を営む仲里文雄さん=南風原町=がトウガラシを沖縄そば麺に練り込み「みまからソーキそば」を試作。
藤原さんらが徳島県教育委員会に招かれたことから、南風原町物産コーナーで「みまからソーキそば」や「南風原かぼちゃそば」を美馬商の生徒らが販売した。

 会場では、200食が2時間で完売するほどの人気ぶりで、「辛さもちょうどよくおいしかった」などの声が寄せられたほか、南風原産の亀の子せんべいやクッキーなども売り切れた。

 藤原会長は「高校生の交流や町内の関係者の協力で徳島で南風原をPRできた。
飯泉嘉門知事からも若い世代の交流拡大を進めてほしいと言われており、来年度は中学校間の交流事業をスタートさせ、交流を進めたい」と話した。


  琉球新報
authorbbstaff  linkLink   
categoryグルメ  time13:37

マジックアワーRUNは4月20日 (今帰仁・沖縄)

マジックアワーRUNは4月20日Tweet
null
大会をPRする実行委員長の與那嶺幸人今帰仁村長(
左から3人目)=5日、今帰仁村総合運動公園体育館

 【今帰仁】古宇利島マジックアワーRUN大会実行委員会は5日、今帰仁村で会見を開き、第3回大会を来年4月20日に開催、今月10日からハーフ、10キロの2部門で参加者を募集すると発表した。

 夕日を眺めながら走る同大会は午後4時スタート。
同村総合運動公園を発着点に、古宇利大橋を渡り同島を折り返すハーフ(21・0975キロ)のコースは、日本陸連に公認を申請中。
ワルミ大橋を折り返すコースは、前回の11キロから10キロに短縮、変更した。会場に託児所を設置し、子育て世代の参加も促す。

 與那嶺幸人実行委員長(今帰仁村長)は「夕日が最も美しい時間帯『マジックアワー』を走り、今帰仁の魅力を堪能してほしい」とPRした。

 申し込みは専用用紙やインターネットで、来年1月25日まで    (当日消印有効)。ハーフ4千人、
   10キロ500人の定員になり次第締め切る。
    参加費5千円。
  大会問い合わせは事務局、 
    電話0980(51)5811。 
  宿泊に関する問い合わせは
    村観光協会、電話0980(56)1057。

  沖縄タイムス

PAC3石垣着、 (OKINAWA)

PAC3石垣着、発射機など設置
null
海自輸送鑑「くにさき」から石垣港に降ろされるPAC3車両
=5日、同港

 【石垣】北朝鮮によるミサイル発射に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ海上自衛隊の輸送鑑「くにさき」が5日午後2時20分すぎ、石垣港に到着した。発射機などを搭載した車両約30台は同艦から降ろされた後、石垣市街地を経由して展開地の埋め立て地「新港地区」に移動。航空、陸上自衛隊員らがレーダーや発射機の設置や宿営作業を開始した。

 石垣空港には同日、C1、C130両輸送機が計11回飛来し、隊員らが続々と石垣入りした。関係者によると、配備人数は前回発射時と同様の400~500人規模になるとみられる。

 PAC3の全車両は午後5時までに新港地区に入り、同地区海側には発射機2機が並んだ。市街地と唯一つながる「サザンゲートブリッジ」は午後3~5時の間、封鎖された。

 発射機を積んだ車両が市街地を通るのを見た市内の会社員男性(59)は「物々しい感じだ。落下するかどうかも分からないのに、ここまでしないといけないのか」と戸惑った表情を見せた。

 PAC3を搭載した輸送艦は6日、沖縄本島の中城湾港新港地区と宮古島市の平良港下崎地区にも到着する。

「危機対策」本部 宮古島市が設置

 【宮古島】
北朝鮮の事実上のミサイル発射に備え、宮古島市は5日、下地敏彦市長を本部長とする市危機管理対策本部を同市役所内に立ち上げた。

 同日の会議では、発射予定の期間中、情報収集のため自衛隊員が市役所に待機することが報告された。落下物などがあった場合、消防など関係機関の協力を得て確認作業を行うなどの対応を協議した。

那覇も本部設置
南城きょう立ち上げ

 那覇市でも5日、北朝鮮による事実上のミサイル発射予告を受けた市危機管理対策本部(本部長・翁長雄志市長)を設置し、市幹部らが発射時の対応について情報を共有した。

 情報伝達については、緊急情報を携帯電話に一斉配信する「エリアメール」が効果的だとし、県に対して一括送信の対応を要望した。市によると、発射予告の期間中に修学旅行で市内を訪れる予定の学校から、情報収集の方法などについての問い合わせがあったという。

 南城市は6日に危機管理対策本部を立ち上げる。


 沖縄タイムス

売り込め“沖縄MICE” (スペイン、台湾・OKINAWA)

売り込め“沖縄MICE” スペイン、台湾で説明会
null
欧州最大級「EIBTM2012」の日本・沖縄ブースを訪れた欧米の旅行関係者ら=スペイン・バルセロナのフィラ・グラン・ヴィア

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は海外誘客を強化するため、スペインのMICE(国内外企業の褒賞・研修旅行や国際会議など)見本市「EIBTM2012」(11月27~29日)で沖縄単独ブースを初めて設けたほか、台湾でも「沖縄MICEセミナーin台湾(台北・台中・台南・高雄)」(同26~29日)を初開催した。

 スペインの見本市は欧州最大級。昨年に続き2回目の参加だが、沖縄単独ブースは初の取り組み。OCVBのほか、MICEを誘致・開催するDMC沖縄とメルキュールホテル沖縄那覇が出展した。
82件の商談があり、科学技術系国際会議の開催や新婚旅行の沖縄への誘致などに関する問い合わせがあったという。

 一方、台湾のセミナーでは県のMICEの魅力や関連施設などを紹介した。
県内からJTB沖縄やサザンビーチホテル&リゾートなど4社が参加し、台湾側はMICEを扱う旅行会社など180社から279人が来場した。

 今年4~11月にまでOCVBが支援開催したMICEは国内外から計202件。そのうち国際会議が86件、褒賞・研修旅行が116件という。

 OCVBの担当者は「欧州は新規市場であり、今後もMICE誘致へ取り組んでいきたい」と述べた一方、「尖閣問題で訪日の中国客はいまだ低迷している。
訪日旅行を多く取り扱う台湾市場は現在の沖縄にとって重要な市場であり、今後台北以外の地方都市からMICEの誘致拡大を図りたい」と強調した。


 琉球新報
authorbbstaff  linkLink   
category沖縄観光  time10:35

PAC3が宮古島に到着(OKINAWA)

PAC3が宮古島に到着
null
海上自衛隊佐世保基地を出港するイージス艦「みょうこう」
(手前)と「こんごう」(右)
=6日午前8時26分、長崎県佐世保市で共同通信社ヘリから

 北朝鮮が予告したミサイル発射に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が6日朝、宮古島の港に到着した。ミサイルの一部が日本の領域に落下した場合、迎撃できる態勢を取る。

 防衛省は4月の発射時と同様、宮古島のほか、石垣島、航空自衛隊那覇基地(那覇市)や知念分屯基地(南城市)の沖縄県内4カ所に空自のPAC3部隊を配備する予定で、既に石垣島には5日に配備されている。

 また海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載をする海上自衛隊イージス艦「みょうこう」「こんごう」「ちょうかい」も6日朝、展開先の東シナ海や日本海に向け、長崎県佐世保市の佐世保基地を出港した。小雨が降る中、タグボートに引かれ護衛艦とともに基地をゆっくりと離岸した。

(共同通信)


沖縄タイムス


トウガン出荷始まる (宮古島・沖縄)

トウガン出荷始まる/JA12年期作主産地の上野皮切りに
null
表皮がつややかなトウガンがずらりと並ぶ
=5日、JAおきなわ上野集荷場

 JAおきなわ宮古地区営農振興センターの取り扱う2012年期作トウガンの県外出荷が、主要産地の上野地区で始まった。宮古地区全体の出荷量は、前期実績より174㌧(19・5%)多い1070㌧を計画。上野がこのうちの800㌧(75%)を占める。

 今期のトウガンは9月下旬に植え付けを開始し、肥培管理を経て、出荷となった。表皮の緑が濃く、品質は上々。出荷は来年6月中旬ごろまで続く。

 宮古は全国でもトウガンの主産地とされ、冬場は宮古産の独壇場になるという。ブランド化の条件となる「定時、定量、定品質」出荷体制がほぼ整い、平均キロ単価は200円前後と安定した。関係者の中には「宮古のトウガンはブランド品になった」とみる向きもある。

 11年期作トウガンのJA出荷量は前期より177・5㌧(24・7%)多い895・5㌧、販売金額が1億6912万円(同比1474万円、9・5%増)。平均キロ単価は189円だった。

 12年期の地区別出荷は平良30㌧(540万円)、城辺60㌧(1080万円)、上野800㌧(1億4400万円)、下地が180㌧(3240万円)-を計画した。

 地区別10㌃当たり出荷計画は、上野が16・6㌧と他3地区の10㌧より群を抜いて多い。上野では、支部会員同士が栽培技術について密に情報交換し、互いに切磋琢磨しているからだという。

 トウガンは07年2月に拠点産地品目に認定されてから、5年目。今期は①市場や消費者から信頼される産地づくり②選果・選別の徹底③低温対策(花粉保存の実施)-などに重点的に取り組む。

.宮古毎日新聞
authorbbstaff  linkLink   
category地域情報  time09:41

上院、在沖海兵隊の移転費削除(OKINAWA)

上院、在沖海兵隊の移転費削除 

 【平安名純代・米国特約記者】
米上院は4日の本会議で、国防予算の大枠を定める2013会計年度(12年10月~13年9月)国防権限法案を全会一致で可決した。在沖米海兵隊のグアム移転関連費は、オバマ政権が要求した新規計上を認めず、日本政府が過去に拠出した費用の執行も認めないと定めた原案通り、2年連続で政権側の要求額全額を削除した。

 下院は、政府が要求した2600万ドル(約21億円)を全額計上しており、週内に始める両院協議で内容を最終確定し、法案を一本化する見通し。

 同法案は、日米両政府が今年4月に合意した在日米軍再編見直しを受け、国防総省にアジア太平洋地域の米軍の態勢に関する包括的な計画を提出するよう要求。その内容を踏まえた上で、予算計上の可否を判断するとしていた。

 グアム移転費の2年連続凍結について、複数の米議会筋は本紙の取材に対し、「予算凍結解除の条件として、国防総省に米軍再配置構想の提出を求めていたが実現しておらず、在沖海兵隊のグアムやハワイなどへの分散移転計画についても、日米両政府は実施期限や基本的な戦略構想を示していない」と指摘。「多くの不確実性が伴う計画は、海兵隊の即応能力に悪影響を及ぼす」との見解を示した。

 米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する現行計画については、「代替施設建設計画の見直しは不可欠」との見解をあらためて示した。

 同法案には、尖閣諸島は日米安全保障条約5条の適用対象と明記した条項も盛り込まれた。

  沖縄タイムス