2012-12-18



安全は家庭から/お茶の間訪問(宮古島市・沖縄)

交通安全は家庭から/宮古島署と交安協上野支部
「お茶の間訪問」を実施

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飲酒運転根絶のため戸別訪問に出発する参加者たち
=17日、上野高田公民館

 宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)の上野支部員や宮古島署員、交通ボランティアが参加して17日、飲酒運転根絶「お茶の間訪問」作戦を実施した。
高田公民館に集合し、宮古まもる君に扮した3人を代表して同協会の上野支部員が出発宣言。参加者がグループに分かれ集落内を一軒一軒訪問し、交通安全のワンポイントアドバイスや訪問先の住民から飲酒運転根絶とシートベルト着用宣言の署名をもらった。

 出発式で宮里会長は「家族みんなで推進すれば、飲酒運転を根絶できる」、同協会上野支部の川田弘明支部長は「お茶の間作戦で交通マナーを守るように啓発し、宮古島から交通事故を根絶しよう」とあいさつした。

 宮古島署高田駐在所の砂川慎司巡査部長は「みんなで活動を推進し、上野から飲酒運転を追放しよう」と述べた。

 お茶の間訪問作戦はこの日の上野支部の活動を皮切りに、9支部で実施される予定。

 同作戦は21日から翌年1月4日までの年末年始の交通安全県民運動の一環として「交通安全は家庭から」をモットーに各集落の家庭を訪問し交通安全意識高揚と啓発を図ることを目的に実施されている。

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time10:13

北中吹奏楽部がクルスマス演奏 (宮古島・沖縄)

北中吹奏楽部が父母招いてクルスマス演奏
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クリスマスコンサートで演奏する吹奏楽部
=16日、 北中体育館

 市立北中学校吹奏楽部は16日、 同校体育館でクリスマスコンサート2012を行った。
来週から開催される県中学吹奏楽アンサンブルコンテストなどに向けて練習してきた楽曲をはじめ、 クリスマスソングや歌謡曲、 演歌などを演奏。 招待した父母や教職員らを楽しませた。

 これまでは部内で行っていた演奏を、 ことしは初めて聴衆を招いて開催。
アンサンブルコンテストに出場するクラリネットやサクソフォンの四重奏、 来年2月のソロコンテストに出場するトロンボーンやパーカッションの独奏を披露した。
第2部では3年生が引退して1・2年生による編成でクリスマスソングや松田聖子のメドレー、 津軽海峡冬景色などを演奏し、 飛び入りで歌う人もいて盛り上がった。

同部父母会の宇座美香会長は 「吹奏楽部は人に演奏を聞かせる機会が少ないので子どもたちには良い刺激になる。 練習期間は短く人数も少なくなったが、 和気あいあいと演奏できてとても良かった」 と話していた。


 宮古新報
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category沖縄観光  time10:07

多良間村公民館まつり、アルベルト講演 (宮古島。沖縄)

多良間村公民館まつり、アルベルト城間さん講演
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【多良間】多良間村公民館まつり (主催・同村教育委員会) の一環として15日夜、 同公民館でディアマンティスのアルベルト城間さんによる人権啓発講演会が行われた。
ペルーの3世として言葉や文化の違う日本での苦労、 音楽によって受け入れてくれた沖縄での体験などを通して人権の大切さを語った。
同バンドの曲や南米の音楽などの演奏も交えて賑やかで楽しい講演会になった。

 城間さんは 「日本の歌を唄いたい」 と20歳で歌手を目指して日本に来たが、 東京での生活に馴染めず沖縄でもアルバイト先の居酒屋では言葉が上手くしゃべれず苦労をしたという。
だが店でペルーの音楽を唄ったところ喜ばれ 「言葉が分からなくても僕の歌を受け入れてくれた。
自分の故郷のことを喜んでもらえ、 ペルー人であることが誇らしかった」 という。

  「イチャリバチョーデーという言葉は生きた言葉でウソはない」 と城間さん。
沖縄では 「祭りがあれば平和だということ。 大人や子どもが互いに顔を合わせる場所、 機会があることが人権を守れる機会だと思う」 と話し、 最後に 「第2の故郷を与えてくれた祖父母に感謝を込めて」 と 「片手に三線を」 を歌った。

 城間さんは、 ペルー民謡の 「コンドルは飛んでいく」 やディアマンティスの曲を演奏。 「琉神マブヤー」 を歌うと子供たちは大喜びではしゃいでいた。 会場からのリクエストも歌い、 握手やサイン、 記念撮影にも快く応じていた。


  宮古新報
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category地域情報  time10:01

 衆院当選者座談会 (OKINAAWA)

国防軍に全員反対 衆院当選者座談会
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国政での活躍を誓い合う衆院選の県内当選者
=17日午後、那覇市久茂地・沖縄タイムス社

 第46回衆院選の投開票から一夜明けた17日、沖縄タイムスは沖縄選挙区・比例区の当選者7人を那覇市久茂地の本社に招き座談会を開いた。
全員が米軍普天間飛行場の県外・国外を求める考えを示した上で、防衛省が年明けにも提出する名護市辺野古移設に向けた埋め立て申請に、仲井真弘多知事は応じるべきではないとする意見が相次いだ。
憲法を改正し自衛隊を国防軍と位置づける自民党の政権公約には、全員が反対か慎重な立場を示した。

 名護市を選挙区に抱える比嘉奈津美氏(自民・新)は「県外移設ということで戦ってきた。県外移設は県民の民意」と自身の立場を強調した上で、埋め立て申請を承認するか拒否するかは知事自身の判断との考えを示した。

 国場幸之助氏(同)は「そういう事態を起こさないようにするのが闘いだ」と、党内でまず強く反論する考えを示した上で「(知事は)拒否すべきだ」との考えを示した。

 また、宮崎政久氏(同)は「県外を求める県民の意思を国民が受け取ってほしい、これがわれわれの思いだ」として、知事は受け入れないとの見方を示した。

 西銘恒三郎氏(自民・元)は「私たちは知事と同じように『県外が早い』という立場だ」とした上で「現実(埋め立て申請)が来たら大変に苦しむ。実際に出た時に判断する」と回答を保留した。

 照屋寛徳氏(社民・前)は「県民の意向に照らして毅然(きぜん)として拒否すべきだ」とし、玉城デニー氏(未来・前)も「知事はぶれずに拒否すべきだ」と指摘。赤嶺政賢氏(共産・前)は「欠陥だらけのアセスと評価書で、手続き上、不備なものを出そうとしているから断固拒否すべきだ」とした。


  沖縄タイムス

 熱く持論、対決姿勢も (OKINAWA)

衆院当選7氏 熱く持論、対決姿勢も
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質問に対し、カードで賛否を示す当選者
=17日午前、那覇市久茂地・沖縄タイムス社

 当選から一夜明けた17日、沖縄タイムスの座談会にそろった7氏は、晴れやかな表情を見せた。しかし、政策論になると、和やかムードは一変。同じ選挙区で戦った者同士、論争になる場面もあった。

 マルかバツかで答える基地問題の質問には、自民党の3氏が「そんなに単純じゃない」と困惑。カードの表と裏を交互に示したり、どちらも見えないように、カメラに向かって垂直に示したりする場面があった。

 新人3氏はそれぞれ、得意分野をアピール。「小泉チルドレン」など2期目の鬼門を乗り切れない例を聞かれ、
歯科医でもある比嘉奈津美さん(54)は「私は医療のプロ。専門分野がしっかりあるので、やっていける」と堂々と答えた。

 宮崎政久さん(47)は「新人だが、県の顧問弁護士として振興新法に関わった」と強調。基地問題で党本部とねじれた場合、離党も覚悟するかと聞かれ、「適切な質問じゃない」と法廷のように“異議あり”を申し出た。
国場幸之助さん(39)は、「前回負けてから有権者と会った数があり、交わしてきた言葉がある」と自信を見せた。

 一方、返り咲きとなった西銘恒三郎さん(58)は「生まれ変わったような感じ。大暴れしたい」と腕まくり。
4選の照屋寛徳さん(67)は「ウチナーの未来はウチナーンチュが決める」と、決めぜりふを披露した。

 国場さんが「与那国には警官の拳銃2丁だけ」と自衛隊配備に賛成したのに対し、同じ1区の赤嶺政賢さん(64)は「その2丁で何もなかった」と突っ込んだ。論争は司会に取りなされたが、「巨大与党と対決していく」と決意を示した。

 「ブービー賞でした」と笑いを誘ったのは玉城デニーさん(53)。全国で最後から2番目に議席を確保し、「沖縄のために身を賭して頑張る」と力を込めた。

  沖縄タイムス