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2012-12-13
日本語お話大会 [ボリビア・OKINAWA]
[ボリビア]日本語お話大会 日頃の成果発表
移住地公民館で

【山城博明通信員】ボリビア日本語教育研究委員会(本多由美委員長)主催の「第22回お話大会」が10月13日、オキナワ第2移住地の地域公民館で開かれた=写真。
開会式で本多委員長は「日ごろの日本語学習の成果を発表してください」、来賓の中村侑史オキナワ日本ボリビア協会長も「たくさんの人の前で発表することは、非常に大切なこと。頑張ってください」と出場者を激励した。
発表者は第2移住地のヌエバ・エスペランサ校、オキナワ第1日ボ校、サンフアン日本人移住地のサンフアン学園、サンタクルス日本語普及学校、ラパス補習授業校の5校の児童生徒。小学低学年の朗読の部と小学高学年、中学生のお話の部に分かれて行われた。
第1日ボ校の中村麻衣さんは「ありがとう」をテーマに「『ありがとう』という言葉が、人を幸せな気分にさせることを知り、努めて感謝の気持ちを込めて『ありがとう』と言うようにしている」と話した。他の発表者もそれぞれの体験談などで会場の人たちを感動させた。
沖縄タイムス
移住地公民館で

【山城博明通信員】ボリビア日本語教育研究委員会(本多由美委員長)主催の「第22回お話大会」が10月13日、オキナワ第2移住地の地域公民館で開かれた=写真。
開会式で本多委員長は「日ごろの日本語学習の成果を発表してください」、来賓の中村侑史オキナワ日本ボリビア協会長も「たくさんの人の前で発表することは、非常に大切なこと。頑張ってください」と出場者を激励した。
発表者は第2移住地のヌエバ・エスペランサ校、オキナワ第1日ボ校、サンフアン日本人移住地のサンフアン学園、サンタクルス日本語普及学校、ラパス補習授業校の5校の児童生徒。小学低学年の朗読の部と小学高学年、中学生のお話の部に分かれて行われた。
第1日ボ校の中村麻衣さんは「ありがとう」をテーマに「『ありがとう』という言葉が、人を幸せな気分にさせることを知り、努めて感謝の気持ちを込めて『ありがとう』と言うようにしている」と話した。他の発表者もそれぞれの体験談などで会場の人たちを感動させた。
沖縄タイムス
センダン、青々と回復 (瀬喜田・沖縄)
センダン、青々と回復 9月の台風で被害Tweet

【名護】
市立瀬喜田小学校(伊差川安秀校長、児童58人)の市文化財に指定されているセンダンの木が、12月に入っても青々と葉を茂らせている=写真。
9月に相次いだ台風で葉は全て落ちたが、10月中旬から若葉が芽吹き始めた。樹齢104年のセンダンの回復力に、児童も「この木は強いんだよ」と自慢げだ。
センダンは1907年の学制改革を記念し、その翌年に同校の4、5年生が植樹。樹高約10メートルの木が伸ばす枝葉は大きな影をつくり、児童の遊び場などになっている。
9月末の台風17号では葉が全て落ち、枝をつるしているワイヤも切れた。
10月7日の運動会では、落葉後のようだったという。
野原樹さん(5年)、比嘉乙葉さん(4年)、尾渕由衣さん(同)は「この時期になると葉が落ちて掃除が大変だけど、ことしは珍しい。百歳を超えているのに強い」と話していた。
伊差川校長は「学校のシンボルのセンダンのように、子どもたちも、しなやかに強くたくましく育ってほしい」と、児童の成長と重ね合わせていた。
沖縄タイムス

【名護】
市立瀬喜田小学校(伊差川安秀校長、児童58人)の市文化財に指定されているセンダンの木が、12月に入っても青々と葉を茂らせている=写真。
9月に相次いだ台風で葉は全て落ちたが、10月中旬から若葉が芽吹き始めた。樹齢104年のセンダンの回復力に、児童も「この木は強いんだよ」と自慢げだ。
センダンは1907年の学制改革を記念し、その翌年に同校の4、5年生が植樹。樹高約10メートルの木が伸ばす枝葉は大きな影をつくり、児童の遊び場などになっている。
9月末の台風17号では葉が全て落ち、枝をつるしているワイヤも切れた。
10月7日の運動会では、落葉後のようだったという。
野原樹さん(5年)、比嘉乙葉さん(4年)、尾渕由衣さん(同)は「この時期になると葉が落ちて掃除が大変だけど、ことしは珍しい。百歳を超えているのに強い」と話していた。
伊差川校長は「学校のシンボルのセンダンのように、子どもたちも、しなやかに強くたくましく育ってほしい」と、児童の成長と重ね合わせていた。
沖縄タイムス
北谷で現代劇「丘の一本松」 (沖縄)
名作継承に期待と課題 北谷で現代劇「丘の一本松」

頑固親父の渡久地の主(八木、右)へ反抗する息子の
良助(高宮城、中央)と見守るアンマー(真栄田)
=北谷町のちゃたんニライセンター
沖縄芝居の劇団大伸座公演がこのほど、昼と夜の2回、北谷町のちゃたんニライセンターで行われた。
北谷町自主文化事業実行委員会主催。現代劇「丘の一本松」(大宜見小太郎作、北村三郎演出)と歌劇「新汀間物語」
(上間正男作、北村演出)を上演した。90歳を過ぎても舞台に立ち続けた大宜見静子座長が亡くなって6日後の公演。名作の継承へ期待と課題を感じた。
夜公演を取材した。「丘の一本松」は頑固な親父・渡久地小の主(すー)(八木政男)はいつまでも息子・良助(高宮城実人)を子ども扱い。
主の妻アンマー(真栄田文子)が仲を取り持とうとするが、良助は家出する。主は連れ戻しに追い掛け、丘の一本松の下で息子への思いを語る。木の陰でこっそり聞いた良助は親の思いを知り、再会した2人は抱き合う。
静子氏が長く演じたアンマー役を務めた真栄田は過剰すぎず自然体で演じた。主の頑固さと子を思う両面を八木がベテランの味で表現。高宮城も父へ反発する前半から、終盤には親の心を知るまでの変化をめりはりをつけて演じた。
ただ、昨年も行われた同センターでの公演に比べ、見どころで舞台へ引き込む存在感は、やや物足りなく、客席との一体感がもっとほしいとも感じた。
実の夫婦でもある大宜見小太郎、静子の両氏が息の合ったスー、アンマーの役を演じ人気を博した「丘の一本松」。
千回以上も演じる中で深まってきた味わいを表現することは簡単ではないだろう。小太郎・静子夫妻が亡くなった今、舞台を重ねる中で名作の味わいが次代へ受け継がれていくことを期待したい。
(古堅一樹)
※注:高宮城の「高」は旧漢字
琉球新報

頑固親父の渡久地の主(八木、右)へ反抗する息子の
良助(高宮城、中央)と見守るアンマー(真栄田)
=北谷町のちゃたんニライセンター
沖縄芝居の劇団大伸座公演がこのほど、昼と夜の2回、北谷町のちゃたんニライセンターで行われた。
北谷町自主文化事業実行委員会主催。現代劇「丘の一本松」(大宜見小太郎作、北村三郎演出)と歌劇「新汀間物語」
(上間正男作、北村演出)を上演した。90歳を過ぎても舞台に立ち続けた大宜見静子座長が亡くなって6日後の公演。名作の継承へ期待と課題を感じた。
夜公演を取材した。「丘の一本松」は頑固な親父・渡久地小の主(すー)(八木政男)はいつまでも息子・良助(高宮城実人)を子ども扱い。
主の妻アンマー(真栄田文子)が仲を取り持とうとするが、良助は家出する。主は連れ戻しに追い掛け、丘の一本松の下で息子への思いを語る。木の陰でこっそり聞いた良助は親の思いを知り、再会した2人は抱き合う。
静子氏が長く演じたアンマー役を務めた真栄田は過剰すぎず自然体で演じた。主の頑固さと子を思う両面を八木がベテランの味で表現。高宮城も父へ反発する前半から、終盤には親の心を知るまでの変化をめりはりをつけて演じた。
ただ、昨年も行われた同センターでの公演に比べ、見どころで舞台へ引き込む存在感は、やや物足りなく、客席との一体感がもっとほしいとも感じた。
実の夫婦でもある大宜見小太郎、静子の両氏が息の合ったスー、アンマーの役を演じ人気を博した「丘の一本松」。
千回以上も演じる中で深まってきた味わいを表現することは簡単ではないだろう。小太郎・静子夫妻が亡くなった今、舞台を重ねる中で名作の味わいが次代へ受け継がれていくことを期待したい。
(古堅一樹)
※注:高宮城の「高」は旧漢字
琉球新報