2012-11-27



 闘牛場でモ~幸せ結婚式 (沖縄)

モ~幸せ 闘牛場で結婚式  
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大勢の友人や親族に祝福されながら、闘牛場で誓いの言葉を述べる伊波大志さん(左)と彩絵さん=うるま市石川多目的ドーム

 【うるま】
闘牛のメッカ、市石川多目的ドームで18日、闘牛づくしのユニークな結婚披露宴が行われた。会場には親族や友人ら600人以上が集まり、2人の門出を祝った。

 新郎は同市出身で闘牛実況アナウンサーの伊波大志さん(28)、新婦は佐賀県出身でマッサージやヒーリングの仕事をしている彩絵さん(31)。

 2人は3年前に知り合い、闘牛の話で意気投合した。大志さんは自分が実況する大会に彩絵さんを誘い、交際がスタート。
その後も大志さんは、会うたびに「結婚したい」と闘牛顔負けの猛アタックを仕掛け、ことし4月に婚姻届を出した。

 式典では、闘牛に先導されて新郎新婦が入場する驚きの幕開け。2人は「喜びを分かち合い、何事もともに乗り越え、生涯愛し続けることを誓います」と幸せいっぱいの笑顔で宣言し、指輪を交換した。

 余興では闘牛の対戦もあり、大盛り上がり。参列者もカチャーシーで喜びを分かち合っていた。

  沖縄タイムス

 弾薬積み訓練か (OKINAWA)

オスプレイ2機 弾薬積み訓練か
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 米軍普天間飛行場に強行配備されたオスプレイは26日、2機が那覇・浦添市上空を何度も通過する旋回訓練を実施し、訓練を激化させた。
2機は嘉手納基地にも着陸、作業員がトラックの荷台から小箱のようなものを複数、機内に運び込む様子が確認された=写真。

 機体番号「09」「10」のオスプレイは、午後0時51分から、同3時18分まで、旋回訓練を繰り返した。那覇、浦添の市街地上空を通過する訓練は10月15日以来2回目で、約15分間隔で繰り返し飛行した。

 翁長雄志那覇市長は「可能な限り市街地を避けるという決まりは本当に意味がない」と憤った。

 2機は午後4時29分ごろ、米軍嘉手納基地の北側滑走路に着陸。箱のようなものを機体に積み、同4時53分に沖縄市向けに離陸した。同6時10分にも番号不明の機体が同基地に着陸し、45分後に離陸した。

 米軍の環境レビューで、オスプレイは弾薬搭載のために同基地で年1200回運用される。この日は、同基地で初めて弾薬を積み、県内の訓練水域で射撃訓練をした可能性もある。 

 當山宏嘉手納町長は「嘉手納でも本格運用が始まったということか。なし崩し的に運用するつもりだろうが、断じて容認できない」と怒った。野国昌春北谷町長も「弾薬を積むと危険が倍増する。許せない」と批判した。

  沖縄タイムス
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categoryオスプレイ  time11:49

「琉球国之図」 (沖縄)

「琉球国之図」尚財団、タイムス社に複製寄贈
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尚財団から沖縄タイムス社に寄贈された「琉球国之図」

 琉球王朝時代の尚家の個人遺産を管理する尚財団(東京、小川武理事長)が26日、沖縄タイムス社に、同財団所蔵の「琉球国之図」のレプリカを寄贈した。12月に那覇市久茂地に移転する本社新社屋の完成記念。

 琉球国之図は1796年に高原親雲上(ぺーちん)が作製。
行政区画の間切(まぎり)ごとに色分けされ、離島の距離、方角なども記され、精密な測量に基づいて作られている。プルシャンブルーという人工顔料が使われているのも特徴。

 作製時期は、測量に基づいて初めて日本地図を作った伊能忠敬が調査を始める4年前とされる。

  沖縄タイムス

「悲劇ストップ」基地撤去訴え (OKINAWA)

「悲劇ストップ」基地撤去訴え うるまで大会

 【うるま】オスプレイの配備撤回と、相次ぐ米兵事件に抗議するうるま市民大会が同市の石川会館で開かれた。石川では1955年に「由美子ちゃん事件」、59年には宮森小に、61年には川崎区にそれぞれ米軍の戦闘機が墜落している。大会実行委員長の島袋俊夫市長は「悲劇を繰り返さないためにも、日米に強く訴えていこう」と、650人の参加者に呼び掛けた。

 若者代表であいさつした大城永子さん(30)は、10月の女性暴行事件に対し「すでに私は、次の事件におびえながら暮らしている」と胸中を吐露。「国益のために、私たちの生活が壊されるのはおかしい。基地の根幹は暴力。無条件で撤去してほしい」と訴えた。

 オスプレイについても「県は配備反対の一方で、東村高江のヘリパッド建設は容認している」と指摘。「悪いのは政府だけではない。沖縄の一人一人がどんな社会を望むのかを考え、自分を変えることが大切だ」と力を込めた。

 石川・宮森630会の豊濱光輝会長は「私たちは67年間、『戦闘機を飛ばすな』と叫び続けていない。悲劇が繰り返されたのは、泣き寝入りしたからだ」と問い掛けた。「県民の意思が一つになった今こそ、もっと結束して警鐘を強く鳴らし続けよう」と訴えた。

 宮森小墜落のドキュメンタリーを作った石川高校放送部の根間夕維さんは「戦闘機の飛び交う沖縄、米国に言いなりの日本の風潮を未来に残したくない」ときっぱり。宮森小墜落の絵本の読み聞かせを続ける同校ユネスコ同好会の比嘉悠姫奈さんも「子どもたちに、オスプレイが飛ぶ沖縄の空は当たり前ではないと感じてほしい」と述べた。

 2人は声をそろえ「二度と犠牲者が出ないよう、将来を担う私たち若者が行動する」と決意を示した。

  沖縄タイムス

ハリケーンズに強力助っ人(OKINAWA)

車いすラグビー:ハリケーンズに強力助っ人
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練習試合で激しくボールを奪いに行く沖縄ハリケーンズの
ニック・スプリンガー(右)=サン・アビリティーズうらそえ
(當山学撮影)

 ウィルチェアー(車いす)ラグビーの第14回日本選手権(12月14~16日・千葉ポートアリーナ)で3連覇を目指す沖縄ハリケーンズに、アメリカ代表のニック・スプリンガー(27)が助っ人として加わった。

 スプリンガーは北京パラリンピックの金メダリストで、今年のロンドンパラはハリケーンズの仲里進が入った日本代表と銅メダルを争った。

 両手両足はないが体幹が強く、素早さと激しい守備が武器だ。友人でライバルでもある仲里の誘いで加入。約1カ月間、ハリケーンズのために戦う。

 24日、ロンドンパラに出場した官野一彦(千葉)ら日本代表クラスと浦添市内で対戦した練習試合では、仲里のロングパスに合わせて得点を決める攻撃パターンもピタリと決まっていた。

 スプリンガーは「仲里と一緒のチームでプレーできて、楽しい。できることは何でもしたい」と意欲。
仲里は「昨年より戦力が落ちているので、加入はすごく大きい。
ニックのストロングプレーが優勝に導いてくれる。3連覇の可能性は高い」と期待を寄せる。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time11:38

70年経て名誉 ロイ大城さん (OKINAWA)

70年経て名誉学士号 ロイ大城さんに
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卒業証書を持ち、喜びをかみしめるロイ大城昇さん
=うるま市

 【うるま】太平洋戦争前のカナダで、教師になる夢を抱きながら大学へ入学したロイ大城昇さん(91)=うるま市=は開戦後、「日系人=敵国人」として扱われ強制的に退学させられた苦しい経験を強いられたが、70年の時を経たこのほど、大学が当時の誤りを認め、大城さんを含む排斥した日系人76人に学士号と名誉学士号を授与した。
名誉回復を果たした大城さんは「このようなことは千年に一度しかない」と涙を見せながら喜びをかみしめた。

 「何一つ罪を犯していないのに、大学を追放された」。
旧具志川村(現うるま市)出身の両親の下、カナダで生まれた
日系2世の大城さんは1941年10月、幼いころからの夢だった教師になるため、カナダ・バンクーバー市のブリティッシュ・コロンビア大(UBC)に入学した。
しかし、同年12月、日本軍が真珠湾攻撃を開始し、太平洋戦争が勃発。それを受け、42年3月、カナダ政府は太平洋側に位置するブリティッシュ・コロンビア(BC)州沿岸部に住む2万1千人の日系人に「強制移住」を命じた。
大城さんは大学を追放された上、財産も全て没収された。

 一家は内陸部のアルバータ州に移動し、テンサイの農場で働いた。賃金は最低の水準だった。その後、同州最大の都市カルガリーの師範学校に通い、教員資格を取得。教師として働いている間に戦争は終結した。

 以前から関わっていたキリスト教の布教活動に本格的に取り組むため、50年からは神学校に通い、牧師になった。55年に沖縄に渡り、2006年まで両親の故郷、うるま市の教会で宣教師として勤めた。

 大城さんらの名誉回復に動いたのは、在バンクーバーの日系市民団体。米国では、同じように日系学生を排斥した複数の大学が戦後、その日系人に名誉学位を授与した事例がある。
市民団体はそれを挙げ、08年からUBCに要請活動を展開、
これにUBCが応え、ことし5月30日、特別卒業式が実現した。

 UBCを追放された当時の学生76人のうち、出席できたのは
大城さんを含む11人。70年ぶりに名誉学士号を授与された
大城さんは「民主主義の国なのに、まるで奴隷のように扱われ、涙が出るほど悔しかった。こういうことはもうあってはならない」と語った。

 また、カナダで生活していたころ、沖縄県系人は、
他の日系人からも差別を受けたという。
「嫌なことだったが、大きな経験になった」と振り返った。
しきりに「千年に一度しかない」と名誉回復を喜ぶ
大城さんの目からは涙がこぼれていた。

 (梅田正覚)


  琉球新報

エイサー博士  (沖縄市観光協・OKINAWA)

エイサー博士 養成 沖縄市観光協が検定
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エイサー検定の受験を呼び掛ける沖縄市観光協会の松茂良愛里さん(左)、渡久山環さん
=21日、沖縄市のエイサー会館準備室「エイサー家」

 【沖縄】市内で盛んなエイサーを生かした地域活性化に取り組んでいる沖縄市観光協会(仲村富吉会長)は27日から、エイサーの知識を試す「エイサー検定」を始める。
まずは「エイサーはどこの芸能ですか」など、小学生も挑める難易度が低い「3級」を始め、エイサーに興味を持ってもらう。
今後は難易度が高い級も順次設け、“エイサーマニア”を育てることで市内への観光客誘致にもつなげたい考え。

 検定は市の委託を受けて市観光協会が検定問題を作成、運用する。3級は受験料無料。インターネットで受験できる仕組み。
年度内に開設する2級、1級は合格すれば認定証も発行する。
さらに上の「特級」は沖縄市に来て受験する仕組みで、2千円程度の受験料を徴収。
エイサー体験などのメニューも盛り込むことを検討している。

 同協会の崎浜秀嗣事務局長は「現在は県外でもエイサーをする人が増えている。どうしても認定を受けたいのならば、最終的にはエイサーの盛んな沖縄市で受験してほしいということで、観光客誘致にも結び付けていきたい」と期待した。
同協会の比嘉祐子さんは「検定を通してエイサーファンを
拡大していきたい」と意気込んだ。


  琉球新報
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category沖縄観光  time09:59

オスプレイ全面運用へ (OKINAWA)

オスプレイ全面運用へ CH46、キンザーに移動
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米軍普天間飛行場から移動し、倉庫に入る米海兵隊のCH46中型ヘリ=26日午後0時21分、浦添市のキャンプ・キンザー

 【中部】米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備に伴い、在沖米海兵隊は26日、現行機CH46中型ヘリ4機を退役させるため普天間飛行場から浦添市・牧港補給地区(キャンプ・キンザー)に移した。
同日、海兵隊や沖縄防衛局が明らかにした。
CH46の移動は8月以来約3カ月ぶりで、計10機が移動を済ませた。防衛局によると、27日にも2機移動する予定。
これによりオスプレイとの交代を完了する。26日、オスプレイは昼すぎから夜にかけて少なくとも25回、普天間飛行場で離着陸や周回飛行を行った。県民の配備中止の訴えをよそに、オスプレイの全面配備・運用に向けた動きが着々と進んている。

 26日、CH46は普天間飛行場でタッチアンドゴーなどの訓練を行う一方、午前は2機、午後は2機がキャンプ・キンザーに移動した。浦添市は同日、防衛局から連絡を受けた。

 CH46の飛来で浦添市屋富祖の国道58号周辺ではプロペラの騒音が何度も響き、同市には「飛行場じゃないキンザーに、ヘリがなぜいるのか」という市民の戸惑いの声も寄せられた。

 海兵隊が作成した環境審査書には「既存のCH46Eを退役、武装解除、解体させ、キャンプ・キンザーで再利用のための加工を実施する」としている。

 この日は、上空を厚い雲が覆う悪天候だったものの、正午すぎから午後7時8分ごろまでオスプレイの訓練が確認された。

 2機がそれぞれ約15分間隔で普天間上空を飛来したほか、那覇市上空でも飛行が確認されたことから、管制官の情報を受けて飛行する「GCAボックス」と呼ばれる経路を周回する訓練が実施された可能性が高い。

 那覇市では午後1時から同7時ごろにかけて、新都心地域の上空などを頻繁に飛行。雲に隠れ、鈍い羽の回転音のみが響き渡ったり、低空で飛行したりする場面も見られた。
那覇市役所には市内上空を飛行するオスプレイの目撃情報が市民や職員から計約10件寄せられた。市民からは悪天候の空を飛ぶオスプレイに、不安の声もあったという。

 オスプレイが配備後初の日曜の飛行を実施した25日、県と市の騒音測定調査では、同市上大謝名公民館で午後3時30分ごろに91・1デシベルを記録した。


  琉球新報

ちむぐくる伝統継承に一役 (伊江・沖縄) 

伝統継承に一役 伊江・ちむぐくる開設1周年
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手作りの黒糖ピーナツをPRする「ちむぐくる」の
利用者と職員=14日、伊江村東江前の同事業所

 【伊江】NPO法人「いちゃゆん会」(玉城忍理事長)が運営する福祉サービス事業所「ちむぐぐる」(古堅守代表)が昨年10月に開所し、このほど1周年を迎えた。
同事業所は旧阿良公民館を活用し、障がいのある人が就労に向けさまざまな活動に取り組んでいる。
現在は職員3人と利用者6人が、村内のお年寄りからアダンの葉を利用した「指ハブ」などのおもちゃ作りを習い、製作販売している。
アダンの帽子も練習中で、消えつつある伝統工芸の継承も
事業の一つとしている。

 最近は東江上区の大城ナツさんの協力を得て、島の特産品である黒糖ピーナツの販売を始めた。
事業所で落花生の生産からパッケージまで行う。包装紙も事業所で製作し、サトウキビと月桃の葉を織り交ぜた手すき紙を使うなど、100%伊江島産のこだわり商品だ。
伊江港内の物産センターや城山(ぐすくやま)売店で
1個300円で販売している。

 古堅代表は「今後は利用者を増やし、少しずつ事業を展開していきたい。利用者も地域に貢献し、地元と共に生きる地域社会をつくりたい」と語った。

 (金城幸人通信員)


   琉球新報
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category地域情報  time09:49

手造り泡盛 ワイン酵母の香り(OKINAWA)

高専学生が手造り泡盛 ワイン酵母使い果実の香り
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全工程手造りの泡盛完成を喜ぶ沖縄高専の学生ら
=23日、名護市大中の津嘉山酒造所

 【名護】国立沖縄工業高等専門学校生物資源工学科の5年生36人が、仕込みから瓶詰めまで全工程を手造りした泡盛「香仙(こうせん)」が12月12日、県内酒販店で発売される。
昨年に続く取り組みで、今年は泡盛酵母の代わりに業界初となるワイン酵母を使い、フルーティーな香りを前面に出したのが特徴。学生らは「狙い通りの出来」と完成を喜んだ。

 23日は泡盛造りを指導した津嘉山酒造所(名護市)で学生6人が瓶詰め作業をした。
学生の泡盛造りは玉城康智准教授の提案で始まり、発酵に関する技術と知識を実践すると同時に地域ブランド創出が目的。
昨年は香り成分を生む黒麹(こうじ)菌1種に絞った泡盛を造ったが、今回は麹菌を種付けした後に加える酵母をワインで使うものに変えた。

 玉城准教授によると、ワイン酵母は6種類の候補を研究室で培養し、泡盛造りに活用できる1種を選んだという。
香り成分は華やかなアルコール系とフルーティーなエステル系があり、昨年のものに比べてエステル系が高いものができた。

 学生の真栄城克人さん(20)は「アルコールというより果物の香りが印象深い」とアピール。野口佳さん(19)は「来月20歳になる。早く飲んでみたい」と心待ちにした。

 43度の原酒は1・8リットルが4571円(360本限定、税別)、720ミリリットルが2190円(238本限定、同)。30度720ミリリットルが1600円(360本限定、同)。

  問い合わせは
 那覇酒類販売 (電話) 098(877)8018。


  琉球新報
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categoryグルメ  time09:42

キングス12連勝 (OKINAWA)

キングス12連勝 bjリーグ第12戦
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キングス―福岡 第3Q、力強いドリブルで攻め込む山内盛久
=25日、宜野湾市立体育館(渡慶次哲三撮影)

 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=11勝)は25日、宜野湾市立体育館でライジング福岡(同地区4位=8勝5敗)と第2戦(シーズン第12戦)を行い、81―75で勝利、開幕12連勝で首位を守った。
キングスは序盤、思うように波に乗れず、一時は福岡にリードを許す苦しい展開を強いられた。しかし山内盛久やテレンス・ウッドベリーらが粘り強く得点し、37―32で前半を折り返した。
後半も素早いパス回しでゲームをつくる福岡に苦しめられたが、キングスも持ち味の素早いバスケで引き離した。キングスの次戦は12月1、2の両日、大分県別府市のビーコンプラザで大分ヒートデビルズと対戦する。

琉球ゴールデンキングス(12勝)
81―75(20―16,17―16,19―19,25―24)
ライジング福岡(8勝6敗)

 【評】キングスが福岡との接戦を制した。立ち上がりは山内やマクヘンリーが連続で得点したキングスだが、福岡に連続で3ポイントシュートを決められリードを許した。
1ゴールを争う接戦になったが、ウッドベリーの活躍などで福岡に流れを渡さなかった。
後半も内外を効果的に使い分ける福岡に得点を奪われ、再びリードされる場面もあったが、キングスはリング下の堅い守りと素早い攻撃で逃げ切った。ただ、細かい連携ミスやシュートミスが見られ、次戦への改善点もあった。

(平安太一)

いろんなところが雑 
遠山向人HC(キングス)の話 ゲームに勝ったが、チームはいろんなところが雑になってきている。今日の状態を継続したら必ず負ける。危機感を持って、いろんな部分を丁寧にしなければいけない。今日の試合内容には満足していない。しっかり修正して次のステップに進む。

得ること多かった 
金澤篤志HC(福岡)の話 お互い死力を尽くした戦いだった。福岡としてはキングスと対戦して得ることが多く、勝利できなくてもチームとしてはステップアップできた。次のキングスとの対戦では、自分たちもさらにステップアップして臨みたい。

◆無敗続くもプレー粗く/「らしさない」表情は厳しく 
ホーム4連戦を勝利で締めくくり、12連勝を果たしたキングスだが、選手らの表情は厳しかった。第1クオーター(Q)と第3Qにリードを許し、終了間際には4点差まで迫られる薄氷を踏むような展開に、並里成は「キングスらしいバスケができていない」とつぶやいた。

 立ち上がりから困難な試合だった。ジャンプボールに成功し、山内盛久の連続得点などで先手を取ったが、福岡の3ポイントシュートが立て続けに決まり、逆転された。キングスも果敢な攻めを見せるが、シュートがリングにはじかれて思うように得点を奪えない。厳しい展開の中でチームを支えたのが、山内とテレンス・ウッドベリーだった。

 「昨日は自分のプレーに納得できなかったが、ヘッドコーチから『今日の試合は頼んだ』と言われて気合が入った」と山内。リードを許した場面で同点に追いつく3点弾を決め、福岡に流れが傾くのを阻止した。ウッドベリーは正確なシュートで得点し、「シュートを放つところまで持って行ったら確実に決められる」と自信を見せた。

 勝利をつかんだキングスだが、選手らは「次戦まで修正すべきことは多い」と口をそろえる。山内は「まだ思うようにスチールができてない。もっとディフェンスでチームに貢献したい」と自身の課題を挙げる。ウッドベリーは「今日の試合のミスから学んだことを、次の試合までに修正したい」と気持ちを切り替えた。

(平安太一)


  琉球新報
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categoryスポーツ  time09:35

宮原緑化 花木70本植樹 (宮古島・沖縄)

緑豊かな地域に─宮原緑化推進委が花木70本植樹
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緑化植樹作業で、 モモイロノウゼンの苗木を植え付ける子どもたち
=25日、 宮原水辺公園

 宮原水辺公園緑化推進委員会 (会長・平良博一宮原自治会長) は25日、 同公園で事業開始式と花木植樹を行った。 会員と宮原小児童・PTAらが参加し、 モモイロノウゼン約70本を植え付け、 緑豊かな地域づくりに期待を寄せた。

 この取り組みは、 県緑化推進委員会が民間団体等の主体的な緑化推進活動を支援するために実施する2012年度緑の募金公募事業の認可を受けたもので、 身近な生活環境の水辺公園を花いっぱいにし、 緑化思想の高揚を図ることなどを目的として実施した。

 午後2時からの活動では、 平良会長が事業の趣旨を説明しながら、 「事故の無いように注意して作業しよう」 などと呼びかけ。 地域内外から児童や保護者らが参加し、 モモイロノウゼンの苗木を植樹していった。 今後はツバキの植樹も行う予定だという。



  宮古新報
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categoryフォトログ  time09:24

50周年記念詩─(在沖久松郷友会 OKINAWA)

50周年記念詩の発刊祝う─在沖久松郷友会
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50周年記念誌発刊を祝して乾杯する在沖久松郷友会の会員ら=25日夜、 那覇市のパシフィックホテル沖縄

【那覇支局】在沖久松郷友会 (松原恒矩会長) は25日、 創立50周年記念誌の発刊祝賀会を那覇市内のホテルで開いた。
本島で暮らす会員や宮古島市から約250人が出席し、 これまでの歩みを振り返りながら結束を強め、 郷友会のさらなる発展を誓った。

 記念誌 「ひさまつ」 には、 郷友会設立に至る経緯やこれまでの活動内容のほか、 歴代会長による座談会の様子などが記されている。 また▽久松の成り立ち▽史跡・文化財▽産業の移り変わり▽風俗・習慣─などについて、 写真を用いるなどして分かりやすく紹介している。

 祝賀会で松原会長は 「記念誌発刊は会員各位の支援の結晶だ。 足かけ4年余り、 かなりの労苦を伴ったが、 編集委員の皆さんが無事に仕上げてくれた。 素晴らしい物ができて感謝している」 と礼を述べた。

 編集委員を代表してあいさつした下地栄一さんは 「作業に取り組んでいる中で会員同士のつながりや、 古里とのつながりを強く感じた。 記念誌が我々のハンドブックとして未来につながっていくものと確信している」 と語った。

 久貝自治会の与那嶺功治さんは 「久松のことが詳細に記されている歴史書になっている。 郷友会誌は皆さんと古里久松の連帯を、 さらに深めていくと確信している。 これからもますますの発展を願う」 と話した。

 祝賀会では歌や踊り、 漫談など多彩な余興が披露されたほか、 故・美空ひばりさんの 「ふるさとはいつも」 を合唱するなどして記念誌発刊を盛大に祝った。



 宮古新報


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category地域情報  time09:21