2012-11-02



沖尚、九州制覇 (OKINAWA)

【電子号外】沖尚、九州制覇 神宮大会出場へ
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 【長崎県で石川亮太】
来春の選抜大会出場への重要な選考資料となる高校野球の秋季九州大会(第131回九州大会)決勝は2日、長崎県営球場(ビッグNスタジアム)で行われ、沖縄尚学が5―0で済々黌(熊本)を破って秋季大会初優勝を飾った。同校の九州大会制覇は2005年春以来、7年ぶり。

 決勝進出で県勢3年ぶりの選抜大会をほぼ確実にしている沖尚は、九州Vでさらに弾みをつけた。

 沖尚は九州地区代表として、明治神宮大会(10日~)に出場する。

 沖尚は0―0の九回表、済々黌の好投手大竹耕太郎から3四死球で満塁とすると、7番平良勇貴が中越えの3点適時打で先制。その後も連打を浴びせ、打者一巡の猛攻で一挙5点を入れて勝負を決めた。

 投げては、先発宇良淳が6回を3安打無失点に抑えると、七回から継いだエース比嘉健一朗もピンチを迎えながらも要所を締め、零封した。

▽決勝
沖 尚 000000005|5
済々黌 000000000|0


 沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time17:24

サンゴの再生可能に (八重山・沖縄)

サンゴの再生可能に 水産総合研究センター
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増殖技術を開発、幼生の平均生存率18%

 独立行政法人水産総合研究センターは1日、「人工的に生産した造礁サンゴの幼生を高い確率で着生・生育させる増殖技術を開発した」と発表した。
八重山など沖縄のサンゴ礁は、海水温上昇による白化現象やオニヒトデ食害などで厳しい状況にあり、再生が急務の課題とされている。だが、これまでの増殖研究では、自然環境下での生存率が1%程度にとどまっていた。
それが今回、世界で初めて平均生存率18.1%に高められた。この技術により、岩盤の乏しい砂地やガレ場のような海底でも「手間をかけずにサンゴ群集を修復・造成することが可能」としている。

 研究は石垣市内の西海区水産研究所亜熱帯研究センターと、国内大手グレーチングメーカーの(株)ダイクレが、2007年から共同で行った。

 サンゴの移植は生き残りが極めて低く、大規模に実施するにはダイバーの人件費もかさんで効果が疑問視されている。
これに対してサンゴの幼生を利用した増殖技術は一度に大量の幼生を運ぶことができ、海底への接着はサンゴ自ら行うため、大規模な修復向きとして期待されている。

 しかし、幼生の着生に成功しても、半年後には1%程度しか生存せず、実用化が困難だった。

 今回の共同研究は、枝状のミドリイシ属サンゴを主な修復対象とし、着生した直後の稚サンゴが生き残りやすい増殖用基盤の開発に取り組んだ。

 生存率を高める方策として(1)幼生の最適な密度
(2)基盤の2段重ね(3)格子間隔などの改良を行い、
昨年5月に小浜島南に設置したところ、着生から約1年3カ月後に平均18.1%の生存を確認した。

 これまで水槽で移植用種苗を生産する試験では、生存率約60%という報告例もあるが、実際に海で手を加えずに実験した増殖サンゴが10%以上生存していたのは世界で初めて。

 この技術は今月22日から東京大学で行われる日本サンゴ礁学会で発表される。

 八重山ではサンゴ礁の減少で魚類の資源枯渇も深刻化
しており、再生技術の進展が期待される。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time15:41

琉球舞踊で交流 シンガポール(OKINAWA)

琉球舞踊で交流 シンガポールミレニア校生
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鮮やかなヌチバナを首にかけて南風原高の生徒から
琉球舞踊を習うミレニア校の生徒=1日、県立南風原高校

 2日に沖縄市民会館で開かれる「高校生国際文化交流フェスティバル」に参加するシンガポールのミレニア・インスティテュート校の生徒15人が1日、県立南風原高校(山田保校長)を訪れ、郷土文化コースの生徒から琉球舞踊を習うなど交流を深めた。

 ミレニア校の生徒は、安里屋ユンタに合わせて踊る琉球舞踊に挑戦した。
生徒らは、花をあしらった鮮やかなヌチバナを首にかけ、「ヒーヤ」や「サーユイユイ」の掛け声とともに笑顔で踊りを練習した。ハヤシ・ヨシヒト君(19)=ミレニア校1年=は「シンガポールのダンスと比べて、掛け声があってリズムに乗りやすい。
とても楽しかった」と笑顔を見せた。
熱心に踊りを教えていた呉屋龍君(16)は=同コース1年=は「一緒に踊ることができてよかった」と交流会を振り返った。同フェスティバルは沖縄本土復帰40周年を記念し県高文祭の一環で催される。午後1時に開会する。


  琉球新報
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category地域情報  time13:04

紅茶でアイス 香り生かした味(OKINAWA)

名護産紅茶でアイス 香り生かし濃厚な味
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紅茶の香りを生かしたアイスと原料の茶葉

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新商品アイスを紹介する(左から)比嘉猛代表、
杉島律子代表、水田正明社長=1日、名護市伊差川

 【名護】金川製茶(名護市、比嘉猛代表)が生産する無農薬紅茶を使ったアイスクリーム「琉球ロイヤルミルクティー」が1日、ブルーシール(浦添市、水田正明社長)から発売された。
シングル1万5600個分の数量限定販売。紅茶の香りを生かした濃厚な味わいが特徴だ。同日、名護市伊差川の茶畑で会見した関係者は「県産紅茶振興につながれば」と期待した。

 商品企画を手掛ける美ら花(沖縄市、杉島律子代表)の提案で実現。紅茶用の品種「べにふうき」をパウダー状にして原料に混ぜ、加熱して香りを出した。
比嘉代表は「紅茶の香りを引き出してくれた。生産者として感謝したい」と味に満足。水田社長は「好評なら増産も考える。名護の紅茶を活用して新たな産業創出につながれば」と期待した。

 会見には日本茶業技術協会の武田善行会長も同席し「酸性土壌で育つ茶はやんばるに適している。紅茶が産業として根付くきっかけにして」と話した。ブルーシールの直営店、パーラー30店舗で販売される。価格はシングル1個300円(税込み)。


  琉球新報
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categoryグルメ  time13:01

港川人、故郷に戻る (OKINAWA)

港川人、故郷に戻る 八重瀬で里帰り展
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初めて里帰りした港川人の化石を鑑賞する関係者ら
=10月23日、八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館

 【八重瀬】
約1万8千年前の化石人骨「港川人」を発見した故大山盛保さんの生誕100周年に当たり、その功績と港川人発見の意義を考える企画展やシンポジウムが開催されている。
県立博物館・美術館に保管されている港川人の化石の里帰り展が、化石が出土した八重瀬町の具志頭歴史民俗資料館で10月23日から開幕した。

 県立博物館・美術館と同資料館合同の企画展「大山盛保生誕100年記念・発見への情熱」の一環。
比較的保存状態の良い実物の港川人3号、4号のほか、1号の模型を展示している。初の里帰り展で、来年1月20日まで開催する。

 実業家だった大山さんは1967年、購入した石材からイノシシの化石を発見したことをきっかけに、八重瀬町港川の採石場で調査を始めた。68年には人骨化石を発掘。
この発見を契機に学術調査が実施され、ほぼ全身を含む5~9体分の人骨が見つかった。同人骨群は、旧石器時代の人類の特徴を研究する上で世界的にも貴重な資料とされている。

 23日、企画展開幕を記念して式典が催され、日本人類学会の金澤英作会長は「大山さんの発見は人類学においても最高峰の業績。展示会に多くの人が訪れ、人類学の面白さを感じてほしい」と呼び掛けた。

 里帰り展のほか、11月3日には、シンポジウムが八重瀬町立中央公民館で開かれる。県立博物館・美術館では、12月7日~1月20日まで企画展が催される。


   琉球新報

外国人向けMMを発信 ジェンさん(八重山・沖縄)

外国人向けMMを発信 国際交流員のジェンさん
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 石垣市は10月から、市内在住の外国人向けメールマガジンを発信している。
中国語と英語で市内のイベント情報などを月1回のペースで配信するもので、市企画部秘書広報課の国際交流員、ジェン・マーサ・キューさんは在住外国人や中国語、英語に興味のある市民に登録を呼びかけている。

 同事業は、市民間の情報サービス格差低減が目的。電子メールの登録アドレスに市政、地域行事、生活に重要な情報を自動配信するもの。
 市内には、9月末現在で33カ国から265人の外国人が居住しており、ジェンさんは「これまでは3カ月に一度、ニュースレターを発行していたが、イベント情報は毎月、細かく出した方が伝えることができるかと思い、メールマガジンをスタートした。要望があれば日本語版も考えていきたい」と話し、メールマガジンの登録を呼びかけている。

 登録は石垣市ホームページの秘書広報課(http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/100000/100300/index.htm)からアクセスできる。問い合わせは同課(82—1243)。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:32

船浮校運動会に… 児童は2人ですが(八重山・沖縄)

船浮校運動会に100人余 児童は2人ですが…
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近隣4校が船で駆けつけ

 【西表】船浮小中学校(松原健蔵校長、児童2人)の運動会が10月28日、同校運動場で開かれた。
同校の児童は5年生の石垣大陽君(11)と2年生の池田元氣君(8)のみ。テーマには2人の名前にちなみ、「太陽サンサン 元気もりもり 運動会 がんばるぞ!」が掲げられた。
プログラムはエイサーや総力リレー、玉入れなど多彩で、ほとんどの演目に地域住民が参加可能。あいにくの雨模様にもかかわらず100人もの近隣住民が海を渡り、極小規模校の運動会に駆けつけた。
(松井弥恵子記者)

 同校は1924年、船浮部落学校として設立。児童・生徒数は安定しておらず,幾度となく廃校の危機にさらされてきた。

 運動会には西表小中、上原小、白浜小、鳩間小からも教職員や児童生徒らが参加。近隣の住民も大勢駆けつけ、同校の一大イベントを盛り上げた。

 プログラムでは石垣君や池田君、同校教職員らの「エイサー」や保護者や地域住民も加わった「ダイナミック船浮」など多彩な演目を次々に繰り広げた。

 フォークダンスでは、懐かしのメロディーに合わせて老若男女
が顔を見合わせながら和やかな時間を満喫。昼休みには、地域住民や同校教職員らが丹精込めて作った「いのししそば」が振る舞われ、参加者たちが舌鼓を打った。

 白浜小で教員を務めている孫を応援しにきたという佐々木恵美子さん(80)=名古屋市在住=は「本土ではこんな運動会はあり得ない。離島の良さを感じる温かい運動会だね」と笑顔。

 白浜から来たという宮国勝枝さん(67)は「なかなか会えない人との再会も楽しみで毎年来ているよ」と語った。

 石垣君は「朝は雨が降ってどうなるかと思ったけど、運動会が大成功してとてもうれしい」、池田君は「2年男子のかけっこで1番になれたのがうれしかった。来年もエイサーを頑張りたい」と感想。

 松原校長は閉会式で「たった2人だが、100人分以上の頑張りを見せてくれた。今後の学校生活に生かしてほしい」と激励した。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time09:27