2012-11-30



夜間飛行米国を提訴 (嘉手納爆音の原告団・OKINAWA)

夜間飛行差し止め求め米国を提訴 嘉手納爆音の原告団
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対米訴訟に向けて横断幕を掲げて提訴に向かう第3次嘉手納爆音訴訟の原告団=30日、沖縄市の那覇地裁沖縄支部前

 米軍嘉手納基地周辺の住民約2万2千人による第3次嘉手納爆音差し止め訴訟の原告の一部144人が30日、米国政府を相手に夜間、早朝の米軍機の飛行差し止めと総額2億1600万円の損害賠償を求める「対米訴訟」を那覇地裁沖縄支部に提起した。

 対米訴訟は第2次訴訟で飛行差し止めを求めて以来2度目。損害賠償の請求は初めてとなる。新川秀清原告団長は集会で「当事者である米国を司法の場に引きずり出して基地被害の撤去を目指していこう」と訴えた。


 【琉球新報電子版】


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categoryフォトログ  time15:17

いっしょに読もう!新聞コン(沖縄)

小禄南小に学校賞 いっしょに読もう!新聞コン
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スクラップコンで学校賞に選ばれた小禄南小。
5年生は86点を応募した=那覇市小禄

 家族や友人らと新聞記事を読み、感想や意見などをまとめた作文を募集した「第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール」で、県内から那覇市立小禄南小(山城銀子校長)が学校賞に選ばれた。5年生を中心に99点を応募。学校ぐるみの取り組みが評価された。
我喜屋健(つよし)教頭ら関係者は「短い文(記事)の内容を読み取る力や、文章で表現する力が付いてきた」と新聞を活用した学習成果に手応えを感じている。

 同コンクールは、日本新聞協会が11月のNIE月間に合わせて実施。国外を含め2万5864点の応募があった。学校賞は小中高合わせ、小禄南小を含む10校が受賞した。

 小禄南小は朝の学習時間にNIEタイムを取り入れるなど新聞を積極的に活用してきた。

 5年生の前里周子(ちかこ)さん(11)は、県内の小中学生のダンスグループが世界大会で優勝した記事を取り上げた。「私と年がはなれていない子が頑張っていてすごいと思った。
(記事について)お母さんとお姉ちゃんと話し合って楽しかった」と笑顔。本紙の子ども新聞ワラビーを毎週楽しみにしているという。

 このほか県NIE推進協議会の会長賞・奨励賞に6人が選ばれた。

 【県NIE推進協議会表彰】(敬称略)

 ▽会長賞 照屋瑠(小禄南小5年)知花由佳(興南中3年)
   李英帆(名護高3年)

 ▽奨励賞 赤嶺佳名子(小禄南小5年)伊野波葵(興南中3    年)西平愛(名護高3年)

   沖縄タイムス
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categoryお知らせ  time13:53

水田に天然記念鳥 (羽地・沖縄)

冬の水田に天然記念鳥 羽地にヒシクイ4羽

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羽地ターブックヮに飛来したヒシクイ4羽=名護市川上

 【名護】
二期作の稲刈りを終えた名護市川上の「羽地ターブックヮ」と呼ばれる水田地帯に、国の天然記念物ヒシクイ4羽が飛来している。27、28日には、寄り添うように歩き、草などをついばんでいた。

 大型のガンの仲間で、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧2類に指定されている。夏にユーラシア大陸北部で繁殖し、冬になるとヨーロッパや中央アジア、朝鮮半島へ南下。沖縄では渡りのコースから外れた迷鳥が、まれに確認されるという。

 近くに住む男性(48)は「稲刈りが終わり、カモやガンの仲間が訪れるようになると、寒さが本番を迎える」と話していた。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time13:49

普天間「県外方針変えない」と(OKINAWA)

普天間「県外方針変えない」と知事
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記者の質問に答える仲井真弘多知事
=30日午前10時6分、県庁

 仲井真弘多知事は30日の定例会見で、米軍普天間飛行場移設問題に関し、「滑走路のあるところを中心に早く移してもらいたい」と県外移設を求める姿勢を強調した上で、「どういう政権が生まれても主張を変えずに、実現に向けて努力していく」と述べ、県外移設方針は衆院選の結果に左右されないとの考えを示した。

 在日米軍のアンジェレラ司令官が来月上旬にもオスプレイの本格運用を開始する考えを示したことについて、「オスプレイの危険性に対する不安は全く払しょくされていない」と強い不快感を示した。その上で「(本格運用の)内容の報告と説明を(日米両政府に)強く求めていく」と述べた。

 識名トンネル問題で、県監査委員が県に返還金の利息7千万円を補てんする措置を講じるよう求めたことについては、「(監査結果を)精査中だ」と述べるにとどめた。

  沖縄タイムス

「普天間の県外移設、主張変えない」 (OKINAWA)

「普天間の県外移設、主張変えない」 
仲井真知事定例会見
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衆院解散後、初めての定例記者会見で質問に答える
仲井真弘多知事=30日午前、県庁

 仲井真弘多知事は30日の定例会見で、米軍普天間飛行場の移設について、自民党本部が名護市辺野古への移設を進めると明言していることについて「どんな政権が生まれても私は(県外移設を求める)主張を変えず、実現に向け努力する」と述べた。仮に自民党が政権党になっても、公約である県外移設を求める姿勢を変えない意向を示した。


【琉球新報電子版】



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categoryフォトログ  time13:41

船旅の専門家認定 3人初(OKINAWA)

船旅の専門家認定 旅行社の3人、県内初
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県内初のクルーズコンサルタントに合格した前列左から
内間裕太さん、鎌田直美さん、小原和浩さん
=27日、那覇市の琉球新報社

 旅行会社社員を対象にクルーズ船旅行のスペシャリストを認定する資格「クルーズコンサルタント」に、県内から初めて3人が合格した。
認定されたのは、中央ツーリストイオン名護店の内間裕太主任、沖縄ツーリスト国内企画部の鎌田直美マネージャー、阪急交通社の小原和浩沖縄支店長の3人。

 同資格は2003年から、日本外航客船協会と日本旅行業協会のクルーズアドバイザー認定委員会が実施している。旅行会社社員が対象で、クルーズ旅行市場の拡充などを目的に始まった。現在全国の有資格者は約4千人おり上級のクルーズマスターは43人。
今年は全国で約900人が受講し500人が合格した。県内では2年前から受講者がいたが、昨年まで合格者はなかった。

 過去に鹿児島県の屋久島を巡る沖縄発着のクルーズ旅行企画に携わってきた鎌田さんは「もっともっと沖縄の人にクルーズの良さを伝えたい」と意気込みを語った。
内間さんは窓口業務でクルーズツアーの相談を受けながら、予約に結び付けられなかった経験から資格取得を志した。
「沖縄発のクルーズ発展に貢献したい」と話した。

 昨年初めて県内から北米クルーズツアーを販売した小原さんは「クルーズは自由に時間が使える。リピーターになりやすい。これからは普及していくとみている。気軽に参加してもらえるよう取り組みたい」と魅力を語った。


  琉球新報
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category沖縄観光  time09:42

舌鼓 うちなーいい肉の日(OKINAWA)

県産食肉に舌鼓 うちなーいい肉の日
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あぐー豚丸焼きを試食しようと列を作る来場者
=29日、与那原町・JAファーマーズマーケット与那原

 「いい肉の日」の29日、イベント「第6回うちなーいい肉の日」(主催・県食肉消費拡大推進協議会)が、与那原町のJAファーマーズマーケット与那原で催された。
試食会であぐー豚丸焼きや焼き鳥などがふるまわれ、来場者の舌を楽しませた。

 生産者を代表して県養豚振興協議会の我那覇明会長は「皆さんが県産食肉を食べることが、沖縄の経済や食文化を支えることにつながる。これからも県産食肉をよろしくお願いします」と呼び掛けた。

 県産食肉を妻と一緒に試食した粟国景文さん(69)=那覇市=は「おいしい」と笑顔。「肉を買うときはいつも県産、特に豚肉をよく買う」と話した。

 同協議会は引き続き県産食肉の消費拡大を目指し、県内量販店で来年3月までの毎月29日に試食販売をするほか、おきなわ和牛やあぐー肉の詰め合わせが抽選で計400人に当たるキャンペーンを29日から来月20日まで展開する。

  沖縄タイムス

久貝さん、生息地保全に尽力 (宮古島・おきなわ)

久貝さんに環境大臣賞、生息地保全に尽力
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 【那覇支局】
宮古野鳥の会顧問を務める久貝勝盛さん (70) が、 2012年度の野生生物保護功労者表彰 (主催・環境省、 日本鳥類保護連盟など) で環境大臣賞を受けた。
29日午後、 県庁で行われた表彰伝達式で久貝さんは 「野鳥の会のみんなでもらった大事な賞。 とてもうれしい」 と喜びをかみしめた。

 久貝さんは1972年に宮古野鳥の会の創設に携わった以降、 40年間にわたってサシバなどの鳥類調査、 生息地の保全活動に尽力する。 教員時代や市教育長、 博物館長などを務めた期間にも環境教育の発展に全力を傾注。
与那覇湾のラムサール条約湿地登録にも力を注いだ。 宮古野鳥の会事務局長を務めていた90年にも、 同功労者表彰で感謝状を受けている。

 現在は国際協力機構 (JICA) のシニア海外ボランティアとしてラオスに派遣され、 国立大学の教育学部生物学科で指導にあたる。 一時帰国し、 伝達式に出席した久貝さんは 「宮古に帰ったら報告し、 みんなで喜びを分かち合いたい」 と笑顔で話した。

 県の下地寛環境生活部長は受賞を祝福するとともに 「引き続き、 自然環境保全や鳥獣保護行政のために尽力をいただきたい」 と協力を求めた。
また与那覇湾内への環境学習などの拠点となる施設の整備について 「地元から要望があれば、 前向きに検討したい」 と久貝さんの要望に答えた。

 同功労者表彰は多年にわたり野生生物保護に関し、 優れた功績を積み重ねた個人や団体に贈られる。 本年度の受賞状況は、 最高の日本鳥類保護連盟総裁賞 (2個人) や、 これに次ぐ環境大臣賞 (6個人・団体) など各賞で計74個人・団体が選出された。 県内からの受賞は久貝さんのみ。
県によると、 県内の功労者表彰受賞はこれで51件となる。


    宮古新報
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category地域情報  time09:26

展示販売でハートフェア(宮古島・沖縄)

手工芸品など展示販売宮古病院でハートフェア
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利用者らの手工芸作品が展示販売された
=29日、宮古病院

 県立宮古病院の第9回ハートフェアが29日、同病院で開催された。利用者ら約80人の手工芸品が展示販売され、会場に訪れた病院関係者や一般市民が個性豊かな力作を買い求めた。そのほか、リサイクルバザーやバーチャルハルシネーション(幻聴・幻視体験)コーナーも設置され、多くの来場者が利用した。

 同フェアは、精神保健福祉普及月間の取り組みの一つで、精神保健に対する理解の促進を狙いに毎年開催されている。

 開会式で同病院の安谷屋正明院長は「この病院で行われるハートフェアは今年が最後。来年は新病院で行われる。きょうは楽しい1日をみんなで過ごしてほしい」とあいさつした。

 利用者を代表して下地いずみさんが「きょうのためにみんな頑張って作品を作ってきた。ゆっくり楽しみながら見てほしい」と呼び掛けた。

 会場にはデイナイトケアの活動を紹介する写真も掲示され、訪れた人たちはいろいろな活動に取り組む利用者たちの姿に見入っていた。

 また、トートバッグ、キーホルダーなど利用者の多彩な手工芸作品も展示販売され、来場者は気に入った作品を購入するとともに、利用者たちとのふれあいを通して精神保健福祉に対する理解を深めた。

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time09:22

車エビを初出荷/本土市場へ(宮古島・沖縄)

車エビを初出荷/宮古島漁協本土市場へ140㌔
/今期25㌧の生産見込む

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万歳三唱で活車エビの初出荷を見送る関係者ら
=29日、高野車海老養殖場
 東京都、京都府、愛知県、福岡県の公設市場への上場に向け、宮古島漁協(粟國雅博組合長)は29日、自営の高野車海老養殖場で育てている活車エビ計140㌔を初出荷した。

 今期の車エビ生産は25㌧を予想し、高値の維持で約9000万円以上の売上高を予想している。初出荷式典で、粟國組合長や県、市の関係者らは、きょう30日早朝の競りに掛けられることか
ら、安全輸送と高値で競り落とされることを願った。

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初出荷された新鮮な活車エビ

 車エビ養殖事業は今年で18年目。順調な生産で推移し、2002年度には34㌧の好調な生産量を達成した。07年度以降は安定的に20㌧以上を生産している。11年は26㌧、約1億円を売り上げた。

 初出荷した車エビは全長約15㌢。来年5月までの育成期中には、最大全長が20㌢余となる。化粧箱に詰められた車エビは木くずで覆われ、12度保冷で仮眠状態のまま出荷された。

 式典で、粟國組合長は「高野車海老養殖場から出荷される車エビは、東京都築地市場で高い評価を得ている。今後とも養殖事業を続けるためには、関係機関の指導協力が必要。贈答品、歳暮品にお願いしたい」とあいさつした。

 下地敏彦市長(代読)は「今期の車エビは順調に成育しており、昨年同様またはこれ以上の生産が期待できる。車エビは水産業の重要な品目。本日の初出荷を契機に車エビ養殖事業の発展を祈念する」と述べた。

 宮古農林水産振興センターの與那嶺宏明所長は「県としては、農林水産業の県外出荷に係る輸送コストの一部を補助する事業を推進していく」と語り、宮古の農林水産振興に意欲を見せた。

 車エビ料理の試食会では、参加者らは「新鮮で身が締まり、おいしい」と絶賛していた。

.宮古毎日新聞
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categoryグルメ  time09:16

2012-11-29

ウッドベリー、月間MVP (琉球キングス)

ウッドベリー、月間MVP bjリーグnull
   テレンス・ウッドベリー 
プロバスケットボールbjリーグは27日、2012―13シーズン11月の月間MVPに琉球ゴールデンキングスのテレンス・ウッドベリーを選出した。

 選考理由に(1)開幕から全勝しているチームで、11月の月間平均21・3得点と高いオフェンス力を発揮(2)2ポイントが62・9%、3ポイントが50%と精度の高いシュートを武器にチームを先導した―などが挙げられている。

 ウッドベリーは「このような素晴らしい賞をいただき、このチーム、リーグにいられることを光栄に思っている。いつも自分をプッシュしてくれるコーチ陣とチームメートに感謝したい」とコメントした。

 琉球新報

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categoryスポーツ  time18:07

「不屈館」 亀次郎さん資料展示(OKINAWA)

「不屈館」来年3月開館 亀次郎さん資料展示
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不屈館の開館準備を進める内村千尋さん(前列左)ら
=28日、那覇市若狭

 米軍支配に抵抗した政治家、故瀬長亀次郎さんの資料館「不屈館-瀬長亀次郎と民衆資料」が来年3月1日、那覇市若狭に開館する。
瀬長さんと親交があった研究者の遺族が新築マンションの1階を無償提供し、関係者の念願がかなった。
28日、同館で記者会見した運営委員会は「行政に頼らず、亀次郎らしく民衆に支えてもらう資料館にしたい」と広く支援を呼び掛けた。

 資料館の面積は約160平方メートル。瀬長さんと家族ぐるみの親交があった元琉球大学講師で、元沖縄人権協会理事の喜久山勲正(のりまさ)さん(2009年死去)の遺族が、資料館向けの設計にして提供した。

 現在は内外装がほぼ完成し、展示品を待つばかり。
蔵書や日記の一部のコピーを手に取って読めるようにする。
瀬長さんが米軍の弾圧による投獄から解放された時に身に着けていた背広、本土に渡るのに必要だったパスポートなどの実物も展示する。

 開館後は、復帰運動に関する写真などの提供を呼び掛ける。運営委メンバーで瀬長さんの次女の内村千尋さんは「亀次郎の資料だけでなく、民衆の資料も散逸しないよう後世に伝えていく。懐かしい、で終わっては意味がない。若い人が元気になれるような資料館にしたい」と話した。

 同席した仲山忠克弁護士は「民衆に支えられる資料館こそ、亀次郎さんの生き方にふさわしい。喜久山さんの遺族の篤志で開館できることになったが、さらに平和を愛する多くの方の協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 資料館は賛助会員(年会費3千円)、
 維持会員(年一口5千円)を募集している。

 問い合わせは
 事務局の内村さん、電話098(886)0277。

  沖縄タイムス

高江支援 広がる思い (OKINAWA)

高江支援 広がる思い ヘリパッド・オスプレイ「ノー」

 【東】
米軍北部訓練場の一部返還に伴い東村高江周辺で進められているヘリパッド建設工事、強行配備されたオスプレイの訓練に反対する住民や支援者が座り込む同村高江の現場に、全国各地からアーティストや首長が相次いで駆け付けている。
フェイスブックなど新たな表現で同問題を訴える若者など広い世代が関心を寄せる。
訪れた人々は「ノーオスプレイ」「ヘリパッドはいらない」と、住民らの思いを共有する。

 高江に住むヘリパッドいらない住民の会の石原岳さん(41)=東村高江=が企画して今月開かれた「高江音楽祭」には、バイオリニスト勝井祐二さんとSoRAさんの2人、シンガー・ソングライター七尾旅人さん、音楽家の遠藤ミチロウさんが相次いで訪れ、同訓練場ゲート前などで熱唱した。
他にも思いに賛同するアーティストらが多数訪れている。

 27日に高江でライブした遠藤さんは出身地の福島県と照らし合わせて語る。「基地も原発も一緒。そこに住む人間のことを考えずに強制的にやろうとしている。怒りが湧いてくる」

 6日のゲート前“演奏会”には「デモする村長」として知られる長野県中川村の曽我逸郎村長の姿もあった。
昨年2月に同村でのTPP参加反対デモの先頭に立ち、福島第1原発事故後は国会周辺や長野での脱原発デモなどに参加した。
高江の問題については「政府が住民の立場で交渉せず、米軍の意見だけを聞いているのではないか」と現状を憂えた。

 石原さんはフェイスブックやツイッターを使い、オスプレイ訓練や強行されるヘリパッド工事だけでなく、訪れたミュージシャンの情報なども発信し、高江の現状を広めている。

「いろんな人がいろんな角度で高江のことを取り上げたらいいと思う。それをきっかけにして高江に来て考えてもらいたい」と話した。


(仲村良太)


  琉球新報

音楽祭で友情育む、(宮古島・沖縄)

音楽祭で友情育む、宮原小と特別支援学校
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「人形の歌」 で宮里さん (中央) の美しいソプラノに
聴き入る児童たち=宮原小体育館

 宮原小学校 (屋嘉比邦昭校長) と宮古特別支援学校 (平良智枝子校長) の交流会が28日、 宮原小体育館で行われた。
今回は市内で音楽教室を主宰する上原留美子さん、 棚原俊平さん、 宮里敦子さん、 普天間健さんを招き 「みんな音も (お友) だちハッピーコンサート」 を開いた。
児童たちはマリンバやピアノ演奏、 歌などの音楽鑑賞のほか、 4人の演奏者が奏でる音楽のリズムに合わせて体を
動かしたりしながら楽しんだ。

 音楽会前半はピアノ奏者の棚原さん、 マリンバ奏者の普天間さんが、 運動会などでおなじみの 「天国と地獄」 や 「道化師のギャロップ」 などを演奏。 宮里さんはオペラ劇の一幕から 「人形の歌」 で美しいソプラノを披露した。

 後半は上原さんが 「今度はみんなで音楽を楽しもう」 と呼び掛け。 児童たちはピアノとマリンバの伴奏による 「ドレミの歌」 で音階ごとに振付を考え、 歌いながらリズムに乗って体を動かす楽しさを体験しながらお互いの友情を育んだ。 最後はみんなで輪になって 「今日から明日へ」 を合唱した。

 両校の交流会は、 障がいの有無にかかわらず誰とでもかけがえのない仲間として互いに協力し、 助け合いながら行動することができる児童育成を目的に、 3年前から行われている。



  宮古新報
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category地域情報  time13:13

県民バスケ2連覇/宮古体協3年ぶり優勝(宮古島)

県民バスケ2連覇を報告
/宮古体協3年ぶり優勝のバレーも

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体協の県民結果報告/誠

 宮古島市体育協会(本村博昭会長)と宮古バスケットボール協会(笠原渥会長)、宮古バレーボール協会(下地賢治会長)は28日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、県民体育大会における総合成績と両競技の優勝報告を行った。

 今年の県民体育大会は先島開催で、宮古島市は男女総合12位、女子総合は14位だった。報告した体育協会の本村会長は「8位入賞を目指したが届かなかった。一番悔しいのは選手の皆さん。来年大会はリベンジを果たすべく頑張っていきたい」と話した。

 バスケットボールとバレーボールは石垣市で開催され、バスケットは2連覇を達成、バレーボールは3年ぶりに全県を制覇した。

 バスケットボール協会の笠原会長は「前回優勝して研究されていたが、早い段階から取り組んできた成果が表れた。来年大会にも気を引き締めて臨みたい」と3連覇に向けて意欲を示した。

 バレーボール協会の下地会長は「選手が昨年敗れた悔しさを保ち続けたことが勝因だと思う。『勝つしかない』という気持ちだった。これからは連覇という新しい目標に向かって精進したい」と話した。

 報告を受けて下地市長は「バスケット、バレーボールともに他の市郡のターゲットにされる中での優勝は本当に素晴らしい。皆さんの努力を高く評価したい」と関係者の労をねぎらった。

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time13:05

「連覇に向けて頑張る」(八重山・沖縄)

「連覇に向けて頑張る」女子バレー
15年ぶり優勝に決意

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 第64回県民体育大会の女子バレーで優勝した八重山チームのメンバーと八重山バレーボール協会の仲地武会長が28日、市役所を訪れ、15年ぶり2度目の快挙を報告した。
松島理奈主将は「結果にこだわらず、楽しくやった結果が優勝につながった。応援に支えられてうれしかった。次は連覇に向けて頑張る」と決意を語った。

 山根治之監督は「八重山の皆さんの前で優勝できて喜んでいる。感動を与える試合ができたと実感している。これを次のバレーボーラーにつなげたい」と話した。

 対応した漢那政弘副市長は「私も応援したが、感動した。いい試合を郡民に見せてくれた。連覇に向けて応援したい」と期待した。

  八重山毎日新聞
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categoryスポーツ  time12:58

アミ族のタバラン校訪問 (台湾・与那国)

アミ族のタバラン校訪問
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 与那国町の小学6年生15人が28日午前、台湾花蓮県の小学校と交流するため、与那国を出発した。
児童たちは29日、台湾東部の花蓮県にある太巴■(タバラン)小学校を訪れ、先住民の伝統的な衣服を着る体験などを通じて交流を深めることにしている。
同町の小学生が訪台して現地の小学生と交流するのは2011年6月の久部良小6年生に続いて2回目。

 同校は花蓮市から約50キロ南にある光復郷にあり、日本統治下の1904(明治37)年、太巴■公学校として開校。
アミ族の子どもが多く通い、今回の交流では、アミ族の伝統工芸に挑戦するプログラムやアミ族の伝統的な家屋の見学なども盛り込まれている。
キックベースボールのようなレクリエーションによる交流も行う。

 与那国の小学6年生15人と付き添いの教職員ら合わせて22人は29日に那覇から訪台し、その日のうちに花蓮入り。30日に同校を訪問し、12月1日に台北市内を見学したあと、同月2日に与那国に戻る。

 児童たちは事前学習で自己紹介用の簡単な中国語を学んでおり、与那国小の仲本泰洋君(12)は「台湾の小学生と仲良く交流したい。台湾の言葉で会話できれば」と話す。
同校の岩下菜月さん(11)は「キックベースが楽しみ。
夜市でおいしいものを食べてみたい」と話した。

 与那国町と花蓮市は今年、姉妹都市締結から30周年。
今回の交流は、9月に花蓮市で開かれた30周年記念シンポで討論者を務めた花蓮高級女子中学(女子高校)の張宏達教諭の仲介によるもの。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time12:51

県系五輪選手と交流 (カリフォルニア・OKINAWA)

[米・カリフォルニア]県系五輪選手と交流
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ロンドン五輪で銀メダルに輝いた米国女子バレーボール代表のタマリ・ミヤシロさん(前列左から4人目)を囲んでの交流会
=アメリカ・カリフォルニア州

 【クリッシー・悦子通信員】
米カリフォルニア州の北米県人会は9月7日、ロンドン五輪で銀メダルに輝いた女子バレーボール米国代表選手で県系のタマリ・ミヤシロさんを招いて交流会を開いた。

 ミヤシロさんはハワイ出身で沖縄系の4世。
米代表は決勝でブラジルに敗れたが銀メダルを獲得。
ミヤシロさんは開会式に臨んだ時の感激や選手村での経験などを話した。
60人ほどが参加した集会では、参加者がミヤシロさんの銀メダルを胸にかけたり、重さを確かめるなどして感激を共有した。

 スポーツ一家に生まれたミヤシロさんは、中学、高校でバレーボール選手として活躍し、その後ワシントン大学に進学。
それまでのセッターから守備専門のリベロに転向し、実力を伸ばした。「いい選手になるためには厳しい練習に耐えること」と話し、参加した子供たちを激励した。

 講演の中でミヤシロさんは、幼いころに琉球舞踊を習っていたことや祖母が作ってくれた沖縄料理などについても触れ、県系人としてのアイデンティティーの強さも語った。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time09:55

街に真冬服 (OKINAWA)

街に真冬服 国頭奥で14・3度
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厚手の服やマフラーで寒さをしのぎ買い物をする人たち
=27日午後4時半、那覇市松尾の太平通り商店街

 沖縄地方は27日、前線が通過し、北から寒気が入り込んだため各地で気温が下がった。国頭村奥の14・3度が最も低く、南城市玉城糸数14・7度や渡嘉敷15・0度など県内12カ所で今季最低を記録した。

 那覇市松尾の太平通り商店街付近では、コートや厚手の上着を着込み、マフラーを首に巻き付けて寒さをしのぐ買い物客の姿が目立った。

 沖縄気象台によると、28日は、風が東向きに変わり、27日ほど気温は下がらない。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time09:30

ヤイトハタ種苗で効率アップ(八重山・沖縄) 

ヤイトハタ種苗生産で効率アップ
 6機関が研究成果を発表

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 八重山農林水産振興センター主催の地域農林水産業成果発表会が、27日午後2時から八重山合同庁舎で開かれ、組織内の各機関が耕種関係3題、畜産関係1題、水産関係2題の計6題を発表した。

 このうち水産海洋研究センター石垣支所の岸本和雄研究員は「地下浸透海水利用技術開発」をテーマに沿岸域に広がっている帯水層に浸透する海水(地下浸透海水)のヤイトハタの種苗生産や陸上養殖への利用に向けた取り組みの成果を発表。

 種苗生産への活用で、生存率が平均33.4%と、過去のろ過海水飼育平均9.1%の3倍以上の高い生産効率が得られたと発表した。

 また、大型シャコガイ類の飼育への利用で、ヒレナシジャコ母貝を冬季低水温期に同海水で飼育した結果、「通常産卵期の4月上旬より1カ月早い3月上旬に産卵させることができた」と報告。同季節での幼貝飼育で「ろ過海水飼育と比べ生存率、成長率ともに高い結果が得られた」と説明した。

 農林水産整備課技師の喜舎場みさき氏は「防風林整備で使用するポット苗」について発表。フクギ等のポット苗で根がポットの中でぐるぐるとトグロを巻く「根巻き」の実態を調査し「根巻き苗を植栽すると何年経過しても根巻きが解消されず、根系の浅い樹林を形成し、強風に耐えられる樹林となるか疑問が残る」と指摘。
根系の健全な防風林帯を形成するには「根巻きの発生していない1年未満の苗を植え付けることが望ましい」とし、小さな苗を定植するため「かん水等の保育が重要」と指摘した。

 このほか、家畜保健衛生課技師の寺島杏奈氏が「一致団結!JA石垣牛ブランドさらなる確立へ~血液検査および飼養管理からの検証と指導~」、農林水産整備課主任技師の牧野清人氏が「養殖モズクの安定生産と品質改善に向けた取り組み」、農業改良普及課技師の富村盛也氏が「与那国町ボタンボウフウ(長命草)拠点産地の育成」、農業研究センター石垣支所研究員の村山盛敏氏が「島ラッキョウ収穫と優良系統の選抜」を発表した。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time09:22

2012-11-28

五輪で新城幸也選手を応援(イギリス・OKINAWA)

[イギリス]五輪で新城幸也選手を応援
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メッセージが書き込まれた応援幕を掲げ、新城選手に声援を送ったユキ・太田・ラホさん(右)と美穂子・小川ヒギンズさん
=イギリス・ロンドン

 【ミラーメリア通信員】
ロンドン五輪の自転車男子ロードレースに出場した沖縄県出身の新城幸也選手を応援しようと、イギリス沖縄県人会のメンバーらはレースのあった7月28日、コースとなるロンドン市内とロンドン南西30キロにあるサリー州のボックス・ヒルの二手に分かれ、声援を送り続けた。

 ロンドン応援班は、6月に同市内で開催されたオキナワデー2012で、市内在住の日系・県系人たちに新城選手へのメッセージを書き込んでもらった応援幕と沖縄県旗を掲げ、大声援を送った。

 新城選手と同郷の石垣島出身のユキ・太田・ラホさんは「新城選手は石垣島の星。皆さんから頂いた声援を伝えるべく、一生懸命応援しました」と語った。

  沖縄タイムス

うるま園45周年 (アルゼンチン・沖縄)

[アルゼンチン]うるま園45周年で角力大会
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大会に出場した沖縄角力愛好家ら
=アルゼンチン・イトゥサインゴー

 【崎原朝一通信員】
うるま園購入45周年を記念した沖縄角力大会が9月23日、ブエノスアイレス市西部近郊のイトゥサインゴーにある沖縄県人連合会所有のうるま園で開催された。

 来賓として出席した屋宜宣順・県人連合会会長、うるま園購入当時の運動部長で市町村対抗体育大会提唱者の下条善徳さん、多和田真昭さんをはじめ、角力愛好者が土俵を囲み、取組を楽しんだ。

 参加したのは、日の出、安田、志伊良、後仲門、新垣空(くう)、仲村渠の6道場で、子供たちを含めて76人。志伊良道場など、遠くブエノスアイレス州チャカブコ市から、貸切バスで駆け付けた。

  沖縄タイムス

偏見捨てケアを (OKINAWA)

偏見捨てケアを 性犯罪 被害者支援強化へ null
性犯罪被害対策教室で県警担当者らの話に熱心に耳を傾ける学生ら=27日、与那原町の沖縄看護専門学校

 10月の米海軍兵による集団女性暴行致傷事件など女性への性的暴行事件が県内で相次ぐ中、事態を重くみた県警は27日、被害者ケアの一翼を将来担う看護師を志す学生を対象に、被害者との接し方などを学んでもらう性犯罪被害対策教室の取り組みを始めた。
性犯罪被害者への偏見をなくすことや被害者ケアの望ましい在り方を広めることなどが目的で、初めて開催した。

 27日、与那原町の沖縄看護専門学校で講話した県警担当者は「何があっても被害者に落ち度はない。偏見を捨て、非難せず責めないことを心掛け被害者に接してほしい」と呼び掛けた。

 犯罪被害者週間(25日~12月1日)の一環で、県警は今後、ぐしかわ看護専門学校や県立看護大学、浦添看護学校、北部看護学校でも同教室を開く予定で、充実した被害者支援の体制づくりを目指す。

 県警によると、ことし1月~10月末までに県内で発生した性的暴行事件は15件で、昨年同期に比べ7件増加した。強制わいせつ事件は63件。
女性暴行事件は過去10年間の統計では2004年の36件をピークに減少傾向にあるが、法務総合研究所が08年に実施した調査では、性犯罪の被害者が警察に被害届を出す割合は13・3%と低い。

 県警で被害者支援を担当する池原健治さんは「被害届は氷山の一角で、多くの被害者が今も泣き寝入りしている」と指摘した。

 同じく被害者支援を担当する県警の新垣幸正さんは「どこでどんな身なりをしていようが被害者に落ち度はない。
被害者を苦しめている偏見を払拭(ふっしょく)しなければならない」と話し「身近な人が被害に遭ったことを知った場合は早めに医療機関での診察や、警察・支援団体への相談をしてほしい」と促した。

 今回は沖縄看護専門学校3年生の約100人が参加。沖縄被害者支援ゆいセンターの田中しのぶさんも登壇し「女性暴行という事実は変えられないが、事件前の生活に戻ることはできる。
事件は裁判が終わったら一応の集結だが、被害者にとって終わりではない。
被害者が回復するまで支援しなければならない」と強調した。

 同校生徒の半嶺祥(さき)さん(30)は「米兵の性的暴行事件などはニュースで見ていたが、性犯罪を身近に感じたことはなかった。自分や友人が性犯罪に巻き込まれた時、すぐに病院に行くことや『被害者は悪くない』ことを伝えたい。今日の話を友人や家族にも広めていきたい」と話した。

 性的犯罪を含めた事件・事故に関する相談は

  県警(電話) 098(863)9110。


  琉球新報

善行表彰の砂川優莉奈(宮古島・沖縄)

善行表彰の砂川優莉奈さんが教育長に報告
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川満教育長に受賞報告を行った砂川さん (中)、宮国校長 (右) =市役所城辺庁舎

 2012年度善行児童・生徒表彰式 (主催・沖縄県退職校長会) がこのほど、 那覇市の若狭公民館で行われ、 宮古島市からは砂川優莉奈さん (福嶺中3年) が表彰された。
27日に川満弘志教育長に受賞を報告した砂川さんは 「ドラム部やボランティア活動などに3年間がんばってきたことで賞をもらうことができてうれしい」 と喜びを見せた。

 砂川さんは、 ドラム部を立ち上げ、 主将として部員とともに積極的に活動を行っている。 城辺地区の高齢者の介護施設などで演奏しているほか、 最近では中学校文化祭にも出演した。
宮国敏弘校長は 「主将としてがんばっており、 いろんなイベントに出ている。 また学校のリーダーとしてもボランティア活動を行っている」 などと紹介した。

 川満教育長は受賞を喜び、 「自分の事だけでなく、 自分プラス人の事をすることは大事なこと。 (ドラム演奏には) これまでなかったことで、 見る人を楽しませている」 と称えた。

 今年度の善行児童・生徒表彰式では、 個人12人 (小学校6人、 中学校6人)、 団体8校 (小学校3校、 中学校5校) が表彰された。



 宮古新報

「バイオ甲子園」出場へ (宮古高校生物部・沖縄)

宮古高校生物部が「バイオ甲子園」出場へ
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 宮古島の固有種 「ミヤコマドボタル」 の分布調査などに取り組んでいる宮古高校生物部 (川端俊一顧問) が、 12月1日に熊本県で開かれる 「バイオ甲子園2012」 と来年2月に長崎県で開催される 「九州高校生徒理科研究発表大会」 に出場することが決まり、 同校で27日に報告会が開かれた。

 バイオ甲子園では、 同部がおととしから昨年にかけて取り組んだ研究 「宮古島の海岸全域に広がるツヤオオズアリの巣は巨大単一コロニーか?」 を発表する。
九州高校生徒理科研究発表大会ではミヤコマドボタルの分布調査を発表する。
この調査は先日沖縄本島で行われた 「第59回高校生による生物科学展」 でも発表し、 優秀賞を受賞した。

 報告会で飯村百希部長 (2年) は 「アリやホタルは身近な生き物だが、 意外と生態が知られていない。 宮古島での生態を知ってもらうとともに、 自然を守っていくことの大切さを伝えたい。 自分自身、 初めての全国大会なので悔いの残らないように発表し、 良い結果を残したい」 と抱負を述べた。



  宮古新報

ハツラツと演技 (老人芸能大会・八重山)

134人がハツラツと演技 老人芸能大会
会場は超満員の観客null
 八重山地区老人クラブ連合会(嵩本安意会長)主催の第34回老人芸能大会は25日午後、市民会館大ホールで行われ、郡内12の老人クラブから134人が出演、会場は立ち見も出るほど盛況さで、観客はお年寄りたちの芸に惜しみない拍手を送った。

 健康で活力ある長寿社会づくりに貢献することを目的に毎年開催されており、今回の出演者の平均年齢は72歳、最高齢は83歳。ユニークな所作で会場の笑いを誘うなど、はつらつとした演技を披露した。

 このうち、県老人クラブ連合会創立50周年記念芸能の祭典に八重山地区代表として出演する祖納老人クラブ(那良伊知子さんら7人)は厳かな「仲良田節」を披露した。

 平得老人クラブ(東田盛正さんら16人)は、子守や田植えの昔の様子を再現しながらジラバを切々と歌い上げた。与那国町老人クラブ連合会(崎原一子さんら5人)は「上海の花売娘」に女装した男性も出演した。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time10:16

庭と舞台の芸能、(八重山・沖縄)

庭と舞台の芸能、2日間で63演目を奉納
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 【竹富】竹富島最大の祭事で国の重要無形民俗文化財に指定されている「種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が25、26の2日間、世持御獄で盛大に行われた。
会場には地域住民や郷友会、観光客など島内外から大勢の観客が詰めかけ、島は2日間の奉納芸能で祭り一色に染まった。

 種子取祭は農作物の豊じょうと島民の繁栄を祈願するもので約600年の歴史を持ち、1977年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 奉納芸能は「庭の芸能」と「舞台の芸能」に分かれて行われ、庭の芸能は2日間通して同じ演目が演じられるが、舞台の芸能は1日目の玻座間村に続いて2日目は仲筋村が演じ、狂言や舞踊など2日間で計63演目の芸能が奉納された。

 26日は、午後からあいにくの雨模様の天気となり、特設舞台の明かりが一時点かなくなるハプニングもあったが、出演者らは舞台の芸能を粛々と奉納した。

 狂言「伏山敵討」や「父子忠臣」の殺陣は子どもたちにも人気で、観客を巻き込んだこっけいな演技に拍手や歓声がわき起こり、来場者らは次々に繰り広げられる竹富ならではの伝統芸能を堪能した。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:03

2012-11-27

 闘牛場でモ~幸せ結婚式 (沖縄)

モ~幸せ 闘牛場で結婚式  
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大勢の友人や親族に祝福されながら、闘牛場で誓いの言葉を述べる伊波大志さん(左)と彩絵さん=うるま市石川多目的ドーム

 【うるま】
闘牛のメッカ、市石川多目的ドームで18日、闘牛づくしのユニークな結婚披露宴が行われた。会場には親族や友人ら600人以上が集まり、2人の門出を祝った。

 新郎は同市出身で闘牛実況アナウンサーの伊波大志さん(28)、新婦は佐賀県出身でマッサージやヒーリングの仕事をしている彩絵さん(31)。

 2人は3年前に知り合い、闘牛の話で意気投合した。大志さんは自分が実況する大会に彩絵さんを誘い、交際がスタート。
その後も大志さんは、会うたびに「結婚したい」と闘牛顔負けの猛アタックを仕掛け、ことし4月に婚姻届を出した。

 式典では、闘牛に先導されて新郎新婦が入場する驚きの幕開け。2人は「喜びを分かち合い、何事もともに乗り越え、生涯愛し続けることを誓います」と幸せいっぱいの笑顔で宣言し、指輪を交換した。

 余興では闘牛の対戦もあり、大盛り上がり。参列者もカチャーシーで喜びを分かち合っていた。

  沖縄タイムス

 弾薬積み訓練か (OKINAWA)

オスプレイ2機 弾薬積み訓練か
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 米軍普天間飛行場に強行配備されたオスプレイは26日、2機が那覇・浦添市上空を何度も通過する旋回訓練を実施し、訓練を激化させた。
2機は嘉手納基地にも着陸、作業員がトラックの荷台から小箱のようなものを複数、機内に運び込む様子が確認された=写真。

 機体番号「09」「10」のオスプレイは、午後0時51分から、同3時18分まで、旋回訓練を繰り返した。那覇、浦添の市街地上空を通過する訓練は10月15日以来2回目で、約15分間隔で繰り返し飛行した。

 翁長雄志那覇市長は「可能な限り市街地を避けるという決まりは本当に意味がない」と憤った。

 2機は午後4時29分ごろ、米軍嘉手納基地の北側滑走路に着陸。箱のようなものを機体に積み、同4時53分に沖縄市向けに離陸した。同6時10分にも番号不明の機体が同基地に着陸し、45分後に離陸した。

 米軍の環境レビューで、オスプレイは弾薬搭載のために同基地で年1200回運用される。この日は、同基地で初めて弾薬を積み、県内の訓練水域で射撃訓練をした可能性もある。 

 當山宏嘉手納町長は「嘉手納でも本格運用が始まったということか。なし崩し的に運用するつもりだろうが、断じて容認できない」と怒った。野国昌春北谷町長も「弾薬を積むと危険が倍増する。許せない」と批判した。

  沖縄タイムス
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categoryオスプレイ  time11:49

「琉球国之図」 (沖縄)

「琉球国之図」尚財団、タイムス社に複製寄贈
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尚財団から沖縄タイムス社に寄贈された「琉球国之図」

 琉球王朝時代の尚家の個人遺産を管理する尚財団(東京、小川武理事長)が26日、沖縄タイムス社に、同財団所蔵の「琉球国之図」のレプリカを寄贈した。12月に那覇市久茂地に移転する本社新社屋の完成記念。

 琉球国之図は1796年に高原親雲上(ぺーちん)が作製。
行政区画の間切(まぎり)ごとに色分けされ、離島の距離、方角なども記され、精密な測量に基づいて作られている。プルシャンブルーという人工顔料が使われているのも特徴。

 作製時期は、測量に基づいて初めて日本地図を作った伊能忠敬が調査を始める4年前とされる。

  沖縄タイムス

「悲劇ストップ」基地撤去訴え (OKINAWA)

「悲劇ストップ」基地撤去訴え うるまで大会

 【うるま】オスプレイの配備撤回と、相次ぐ米兵事件に抗議するうるま市民大会が同市の石川会館で開かれた。石川では1955年に「由美子ちゃん事件」、59年には宮森小に、61年には川崎区にそれぞれ米軍の戦闘機が墜落している。大会実行委員長の島袋俊夫市長は「悲劇を繰り返さないためにも、日米に強く訴えていこう」と、650人の参加者に呼び掛けた。

 若者代表であいさつした大城永子さん(30)は、10月の女性暴行事件に対し「すでに私は、次の事件におびえながら暮らしている」と胸中を吐露。「国益のために、私たちの生活が壊されるのはおかしい。基地の根幹は暴力。無条件で撤去してほしい」と訴えた。

 オスプレイについても「県は配備反対の一方で、東村高江のヘリパッド建設は容認している」と指摘。「悪いのは政府だけではない。沖縄の一人一人がどんな社会を望むのかを考え、自分を変えることが大切だ」と力を込めた。

 石川・宮森630会の豊濱光輝会長は「私たちは67年間、『戦闘機を飛ばすな』と叫び続けていない。悲劇が繰り返されたのは、泣き寝入りしたからだ」と問い掛けた。「県民の意思が一つになった今こそ、もっと結束して警鐘を強く鳴らし続けよう」と訴えた。

 宮森小墜落のドキュメンタリーを作った石川高校放送部の根間夕維さんは「戦闘機の飛び交う沖縄、米国に言いなりの日本の風潮を未来に残したくない」ときっぱり。宮森小墜落の絵本の読み聞かせを続ける同校ユネスコ同好会の比嘉悠姫奈さんも「子どもたちに、オスプレイが飛ぶ沖縄の空は当たり前ではないと感じてほしい」と述べた。

 2人は声をそろえ「二度と犠牲者が出ないよう、将来を担う私たち若者が行動する」と決意を示した。

  沖縄タイムス

ハリケーンズに強力助っ人(OKINAWA)

車いすラグビー:ハリケーンズに強力助っ人
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練習試合で激しくボールを奪いに行く沖縄ハリケーンズの
ニック・スプリンガー(右)=サン・アビリティーズうらそえ
(當山学撮影)

 ウィルチェアー(車いす)ラグビーの第14回日本選手権(12月14~16日・千葉ポートアリーナ)で3連覇を目指す沖縄ハリケーンズに、アメリカ代表のニック・スプリンガー(27)が助っ人として加わった。

 スプリンガーは北京パラリンピックの金メダリストで、今年のロンドンパラはハリケーンズの仲里進が入った日本代表と銅メダルを争った。

 両手両足はないが体幹が強く、素早さと激しい守備が武器だ。友人でライバルでもある仲里の誘いで加入。約1カ月間、ハリケーンズのために戦う。

 24日、ロンドンパラに出場した官野一彦(千葉)ら日本代表クラスと浦添市内で対戦した練習試合では、仲里のロングパスに合わせて得点を決める攻撃パターンもピタリと決まっていた。

 スプリンガーは「仲里と一緒のチームでプレーできて、楽しい。できることは何でもしたい」と意欲。
仲里は「昨年より戦力が落ちているので、加入はすごく大きい。
ニックのストロングプレーが優勝に導いてくれる。3連覇の可能性は高い」と期待を寄せる。

  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time11:38

70年経て名誉 ロイ大城さん (OKINAWA)

70年経て名誉学士号 ロイ大城さんに
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卒業証書を持ち、喜びをかみしめるロイ大城昇さん
=うるま市

 【うるま】太平洋戦争前のカナダで、教師になる夢を抱きながら大学へ入学したロイ大城昇さん(91)=うるま市=は開戦後、「日系人=敵国人」として扱われ強制的に退学させられた苦しい経験を強いられたが、70年の時を経たこのほど、大学が当時の誤りを認め、大城さんを含む排斥した日系人76人に学士号と名誉学士号を授与した。
名誉回復を果たした大城さんは「このようなことは千年に一度しかない」と涙を見せながら喜びをかみしめた。

 「何一つ罪を犯していないのに、大学を追放された」。
旧具志川村(現うるま市)出身の両親の下、カナダで生まれた
日系2世の大城さんは1941年10月、幼いころからの夢だった教師になるため、カナダ・バンクーバー市のブリティッシュ・コロンビア大(UBC)に入学した。
しかし、同年12月、日本軍が真珠湾攻撃を開始し、太平洋戦争が勃発。それを受け、42年3月、カナダ政府は太平洋側に位置するブリティッシュ・コロンビア(BC)州沿岸部に住む2万1千人の日系人に「強制移住」を命じた。
大城さんは大学を追放された上、財産も全て没収された。

 一家は内陸部のアルバータ州に移動し、テンサイの農場で働いた。賃金は最低の水準だった。その後、同州最大の都市カルガリーの師範学校に通い、教員資格を取得。教師として働いている間に戦争は終結した。

 以前から関わっていたキリスト教の布教活動に本格的に取り組むため、50年からは神学校に通い、牧師になった。55年に沖縄に渡り、2006年まで両親の故郷、うるま市の教会で宣教師として勤めた。

 大城さんらの名誉回復に動いたのは、在バンクーバーの日系市民団体。米国では、同じように日系学生を排斥した複数の大学が戦後、その日系人に名誉学位を授与した事例がある。
市民団体はそれを挙げ、08年からUBCに要請活動を展開、
これにUBCが応え、ことし5月30日、特別卒業式が実現した。

 UBCを追放された当時の学生76人のうち、出席できたのは
大城さんを含む11人。70年ぶりに名誉学士号を授与された
大城さんは「民主主義の国なのに、まるで奴隷のように扱われ、涙が出るほど悔しかった。こういうことはもうあってはならない」と語った。

 また、カナダで生活していたころ、沖縄県系人は、
他の日系人からも差別を受けたという。
「嫌なことだったが、大きな経験になった」と振り返った。
しきりに「千年に一度しかない」と名誉回復を喜ぶ
大城さんの目からは涙がこぼれていた。

 (梅田正覚)


  琉球新報

エイサー博士  (沖縄市観光協・OKINAWA)

エイサー博士 養成 沖縄市観光協が検定
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エイサー検定の受験を呼び掛ける沖縄市観光協会の松茂良愛里さん(左)、渡久山環さん
=21日、沖縄市のエイサー会館準備室「エイサー家」

 【沖縄】市内で盛んなエイサーを生かした地域活性化に取り組んでいる沖縄市観光協会(仲村富吉会長)は27日から、エイサーの知識を試す「エイサー検定」を始める。
まずは「エイサーはどこの芸能ですか」など、小学生も挑める難易度が低い「3級」を始め、エイサーに興味を持ってもらう。
今後は難易度が高い級も順次設け、“エイサーマニア”を育てることで市内への観光客誘致にもつなげたい考え。

 検定は市の委託を受けて市観光協会が検定問題を作成、運用する。3級は受験料無料。インターネットで受験できる仕組み。
年度内に開設する2級、1級は合格すれば認定証も発行する。
さらに上の「特級」は沖縄市に来て受験する仕組みで、2千円程度の受験料を徴収。
エイサー体験などのメニューも盛り込むことを検討している。

 同協会の崎浜秀嗣事務局長は「現在は県外でもエイサーをする人が増えている。どうしても認定を受けたいのならば、最終的にはエイサーの盛んな沖縄市で受験してほしいということで、観光客誘致にも結び付けていきたい」と期待した。
同協会の比嘉祐子さんは「検定を通してエイサーファンを
拡大していきたい」と意気込んだ。


  琉球新報
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category沖縄観光  time09:59

オスプレイ全面運用へ (OKINAWA)

オスプレイ全面運用へ CH46、キンザーに移動
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米軍普天間飛行場から移動し、倉庫に入る米海兵隊のCH46中型ヘリ=26日午後0時21分、浦添市のキャンプ・キンザー

 【中部】米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備に伴い、在沖米海兵隊は26日、現行機CH46中型ヘリ4機を退役させるため普天間飛行場から浦添市・牧港補給地区(キャンプ・キンザー)に移した。
同日、海兵隊や沖縄防衛局が明らかにした。
CH46の移動は8月以来約3カ月ぶりで、計10機が移動を済ませた。防衛局によると、27日にも2機移動する予定。
これによりオスプレイとの交代を完了する。26日、オスプレイは昼すぎから夜にかけて少なくとも25回、普天間飛行場で離着陸や周回飛行を行った。県民の配備中止の訴えをよそに、オスプレイの全面配備・運用に向けた動きが着々と進んている。

 26日、CH46は普天間飛行場でタッチアンドゴーなどの訓練を行う一方、午前は2機、午後は2機がキャンプ・キンザーに移動した。浦添市は同日、防衛局から連絡を受けた。

 CH46の飛来で浦添市屋富祖の国道58号周辺ではプロペラの騒音が何度も響き、同市には「飛行場じゃないキンザーに、ヘリがなぜいるのか」という市民の戸惑いの声も寄せられた。

 海兵隊が作成した環境審査書には「既存のCH46Eを退役、武装解除、解体させ、キャンプ・キンザーで再利用のための加工を実施する」としている。

 この日は、上空を厚い雲が覆う悪天候だったものの、正午すぎから午後7時8分ごろまでオスプレイの訓練が確認された。

 2機がそれぞれ約15分間隔で普天間上空を飛来したほか、那覇市上空でも飛行が確認されたことから、管制官の情報を受けて飛行する「GCAボックス」と呼ばれる経路を周回する訓練が実施された可能性が高い。

 那覇市では午後1時から同7時ごろにかけて、新都心地域の上空などを頻繁に飛行。雲に隠れ、鈍い羽の回転音のみが響き渡ったり、低空で飛行したりする場面も見られた。
那覇市役所には市内上空を飛行するオスプレイの目撃情報が市民や職員から計約10件寄せられた。市民からは悪天候の空を飛ぶオスプレイに、不安の声もあったという。

 オスプレイが配備後初の日曜の飛行を実施した25日、県と市の騒音測定調査では、同市上大謝名公民館で午後3時30分ごろに91・1デシベルを記録した。


  琉球新報

ちむぐくる伝統継承に一役 (伊江・沖縄) 

伝統継承に一役 伊江・ちむぐくる開設1周年
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手作りの黒糖ピーナツをPRする「ちむぐくる」の
利用者と職員=14日、伊江村東江前の同事業所

 【伊江】NPO法人「いちゃゆん会」(玉城忍理事長)が運営する福祉サービス事業所「ちむぐぐる」(古堅守代表)が昨年10月に開所し、このほど1周年を迎えた。
同事業所は旧阿良公民館を活用し、障がいのある人が就労に向けさまざまな活動に取り組んでいる。
現在は職員3人と利用者6人が、村内のお年寄りからアダンの葉を利用した「指ハブ」などのおもちゃ作りを習い、製作販売している。
アダンの帽子も練習中で、消えつつある伝統工芸の継承も
事業の一つとしている。

 最近は東江上区の大城ナツさんの協力を得て、島の特産品である黒糖ピーナツの販売を始めた。
事業所で落花生の生産からパッケージまで行う。包装紙も事業所で製作し、サトウキビと月桃の葉を織り交ぜた手すき紙を使うなど、100%伊江島産のこだわり商品だ。
伊江港内の物産センターや城山(ぐすくやま)売店で
1個300円で販売している。

 古堅代表は「今後は利用者を増やし、少しずつ事業を展開していきたい。利用者も地域に貢献し、地元と共に生きる地域社会をつくりたい」と語った。

 (金城幸人通信員)


   琉球新報
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category地域情報  time09:49

手造り泡盛 ワイン酵母の香り(OKINAWA)

高専学生が手造り泡盛 ワイン酵母使い果実の香り
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全工程手造りの泡盛完成を喜ぶ沖縄高専の学生ら
=23日、名護市大中の津嘉山酒造所

 【名護】国立沖縄工業高等専門学校生物資源工学科の5年生36人が、仕込みから瓶詰めまで全工程を手造りした泡盛「香仙(こうせん)」が12月12日、県内酒販店で発売される。
昨年に続く取り組みで、今年は泡盛酵母の代わりに業界初となるワイン酵母を使い、フルーティーな香りを前面に出したのが特徴。学生らは「狙い通りの出来」と完成を喜んだ。

 23日は泡盛造りを指導した津嘉山酒造所(名護市)で学生6人が瓶詰め作業をした。
学生の泡盛造りは玉城康智准教授の提案で始まり、発酵に関する技術と知識を実践すると同時に地域ブランド創出が目的。
昨年は香り成分を生む黒麹(こうじ)菌1種に絞った泡盛を造ったが、今回は麹菌を種付けした後に加える酵母をワインで使うものに変えた。

 玉城准教授によると、ワイン酵母は6種類の候補を研究室で培養し、泡盛造りに活用できる1種を選んだという。
香り成分は華やかなアルコール系とフルーティーなエステル系があり、昨年のものに比べてエステル系が高いものができた。

 学生の真栄城克人さん(20)は「アルコールというより果物の香りが印象深い」とアピール。野口佳さん(19)は「来月20歳になる。早く飲んでみたい」と心待ちにした。

 43度の原酒は1・8リットルが4571円(360本限定、税別)、720ミリリットルが2190円(238本限定、同)。30度720ミリリットルが1600円(360本限定、同)。

  問い合わせは
 那覇酒類販売 (電話) 098(877)8018。


  琉球新報
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categoryグルメ  time09:42

キングス12連勝 (OKINAWA)

キングス12連勝 bjリーグ第12戦
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キングス―福岡 第3Q、力強いドリブルで攻め込む山内盛久
=25日、宜野湾市立体育館(渡慶次哲三撮影)

 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=11勝)は25日、宜野湾市立体育館でライジング福岡(同地区4位=8勝5敗)と第2戦(シーズン第12戦)を行い、81―75で勝利、開幕12連勝で首位を守った。
キングスは序盤、思うように波に乗れず、一時は福岡にリードを許す苦しい展開を強いられた。しかし山内盛久やテレンス・ウッドベリーらが粘り強く得点し、37―32で前半を折り返した。
後半も素早いパス回しでゲームをつくる福岡に苦しめられたが、キングスも持ち味の素早いバスケで引き離した。キングスの次戦は12月1、2の両日、大分県別府市のビーコンプラザで大分ヒートデビルズと対戦する。

琉球ゴールデンキングス(12勝)
81―75(20―16,17―16,19―19,25―24)
ライジング福岡(8勝6敗)

 【評】キングスが福岡との接戦を制した。立ち上がりは山内やマクヘンリーが連続で得点したキングスだが、福岡に連続で3ポイントシュートを決められリードを許した。
1ゴールを争う接戦になったが、ウッドベリーの活躍などで福岡に流れを渡さなかった。
後半も内外を効果的に使い分ける福岡に得点を奪われ、再びリードされる場面もあったが、キングスはリング下の堅い守りと素早い攻撃で逃げ切った。ただ、細かい連携ミスやシュートミスが見られ、次戦への改善点もあった。

(平安太一)

いろんなところが雑 
遠山向人HC(キングス)の話 ゲームに勝ったが、チームはいろんなところが雑になってきている。今日の状態を継続したら必ず負ける。危機感を持って、いろんな部分を丁寧にしなければいけない。今日の試合内容には満足していない。しっかり修正して次のステップに進む。

得ること多かった 
金澤篤志HC(福岡)の話 お互い死力を尽くした戦いだった。福岡としてはキングスと対戦して得ることが多く、勝利できなくてもチームとしてはステップアップできた。次のキングスとの対戦では、自分たちもさらにステップアップして臨みたい。

◆無敗続くもプレー粗く/「らしさない」表情は厳しく 
ホーム4連戦を勝利で締めくくり、12連勝を果たしたキングスだが、選手らの表情は厳しかった。第1クオーター(Q)と第3Qにリードを許し、終了間際には4点差まで迫られる薄氷を踏むような展開に、並里成は「キングスらしいバスケができていない」とつぶやいた。

 立ち上がりから困難な試合だった。ジャンプボールに成功し、山内盛久の連続得点などで先手を取ったが、福岡の3ポイントシュートが立て続けに決まり、逆転された。キングスも果敢な攻めを見せるが、シュートがリングにはじかれて思うように得点を奪えない。厳しい展開の中でチームを支えたのが、山内とテレンス・ウッドベリーだった。

 「昨日は自分のプレーに納得できなかったが、ヘッドコーチから『今日の試合は頼んだ』と言われて気合が入った」と山内。リードを許した場面で同点に追いつく3点弾を決め、福岡に流れが傾くのを阻止した。ウッドベリーは正確なシュートで得点し、「シュートを放つところまで持って行ったら確実に決められる」と自信を見せた。

 勝利をつかんだキングスだが、選手らは「次戦まで修正すべきことは多い」と口をそろえる。山内は「まだ思うようにスチールができてない。もっとディフェンスでチームに貢献したい」と自身の課題を挙げる。ウッドベリーは「今日の試合のミスから学んだことを、次の試合までに修正したい」と気持ちを切り替えた。

(平安太一)


  琉球新報
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categoryスポーツ  time09:35

宮原緑化 花木70本植樹 (宮古島・沖縄)

緑豊かな地域に─宮原緑化推進委が花木70本植樹
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緑化植樹作業で、 モモイロノウゼンの苗木を植え付ける子どもたち
=25日、 宮原水辺公園

 宮原水辺公園緑化推進委員会 (会長・平良博一宮原自治会長) は25日、 同公園で事業開始式と花木植樹を行った。 会員と宮原小児童・PTAらが参加し、 モモイロノウゼン約70本を植え付け、 緑豊かな地域づくりに期待を寄せた。

 この取り組みは、 県緑化推進委員会が民間団体等の主体的な緑化推進活動を支援するために実施する2012年度緑の募金公募事業の認可を受けたもので、 身近な生活環境の水辺公園を花いっぱいにし、 緑化思想の高揚を図ることなどを目的として実施した。

 午後2時からの活動では、 平良会長が事業の趣旨を説明しながら、 「事故の無いように注意して作業しよう」 などと呼びかけ。 地域内外から児童や保護者らが参加し、 モモイロノウゼンの苗木を植樹していった。 今後はツバキの植樹も行う予定だという。



  宮古新報
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categoryフォトログ  time09:24

50周年記念詩─(在沖久松郷友会 OKINAWA)

50周年記念詩の発刊祝う─在沖久松郷友会
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50周年記念誌発刊を祝して乾杯する在沖久松郷友会の会員ら=25日夜、 那覇市のパシフィックホテル沖縄

【那覇支局】在沖久松郷友会 (松原恒矩会長) は25日、 創立50周年記念誌の発刊祝賀会を那覇市内のホテルで開いた。
本島で暮らす会員や宮古島市から約250人が出席し、 これまでの歩みを振り返りながら結束を強め、 郷友会のさらなる発展を誓った。

 記念誌 「ひさまつ」 には、 郷友会設立に至る経緯やこれまでの活動内容のほか、 歴代会長による座談会の様子などが記されている。 また▽久松の成り立ち▽史跡・文化財▽産業の移り変わり▽風俗・習慣─などについて、 写真を用いるなどして分かりやすく紹介している。

 祝賀会で松原会長は 「記念誌発刊は会員各位の支援の結晶だ。 足かけ4年余り、 かなりの労苦を伴ったが、 編集委員の皆さんが無事に仕上げてくれた。 素晴らしい物ができて感謝している」 と礼を述べた。

 編集委員を代表してあいさつした下地栄一さんは 「作業に取り組んでいる中で会員同士のつながりや、 古里とのつながりを強く感じた。 記念誌が我々のハンドブックとして未来につながっていくものと確信している」 と語った。

 久貝自治会の与那嶺功治さんは 「久松のことが詳細に記されている歴史書になっている。 郷友会誌は皆さんと古里久松の連帯を、 さらに深めていくと確信している。 これからもますますの発展を願う」 と話した。

 祝賀会では歌や踊り、 漫談など多彩な余興が披露されたほか、 故・美空ひばりさんの 「ふるさとはいつも」 を合唱するなどして記念誌発刊を盛大に祝った。



 宮古新報


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category地域情報  time09:21

2012-11-26

自作菓子売ってネパール支援 (城南小・OKINAWA)

自作菓子売ってネパール支援 城南小
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大勢の客が詰め掛け、手作りちんすこうは勢いよく売れていった=23日、那覇市首里崎山町の同校

 那覇市の城南小(東健策校長)6年生79人が自作した首里織やちんすこうなどを販売する城南っ子祭り(同校PTA主催)が23日、同校で開かれた。収益金はネパールの小学校に贈られる。

 6年生は総合的な学習の時間に、身近な伝統文化や販売体験を学んでいる。祭りに向け、仮想の会社「ハイサイ!城南社」を立ち上げ、社長課やイベント課など六つの課に分かれ準備を進めてきた。

 商品開発課では首里らしいものを販売しようと、学校近くの新垣ちんすこうや那覇伝統織物事業協同組合から製作方法を習い、ちんすこう約100袋、首里織のコースターなど4種類の商品約300個を用意。1時間半程で完売し、約5万9千円を売り上げた。

 津波古崚惟(りょうい)くん(11)は、商品開発課でちんすこうを販売。「丁寧に作り方を教えてもらい、実際おいしかった。これでネパールの人たちが少しでも良くなればいい」とハキハキと話した。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time18:12

京浜急行が沖縄フェア (OKINAWA)

京浜急行電鉄が沖縄フェア開催 来年1月末まで
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「京急×沖縄フェア」をアピールする琉舞イベント
=24日、横浜市の京急線上大岡駅前

 【東京】京浜急行電鉄(東京)は沖縄の観光・物産展やイベントなどの「京急×沖縄フェア」を1月末まで展開する。

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の共催で22日から始まった。沖縄をPRする「イベント列車」の運行をはじめ、沖縄旅行が当たるキャンペーンや大野隆志さんの写真展など、グループ各社や羽田空港ターミナルなどで多彩なイベントを開く。

 横浜市の京急百貨店では地下1階の食品催事場で九州の特産品と合わせて「沖縄・九州うまいもの会」を28日まで開催。沖縄の島ラッキョウやモズク、海ブドウなどを紹介している。

 百貨店と連結した京急線上大岡駅前の特設会場では23~25日にエイサーや琉舞、空手などのイベントを開いており、ミス沖縄やOCVBマスコットキャラクターの花笠マハエちゃんらが登場した。


  琉球新報
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category沖縄観光  time18:00

かやぶきの技 「森の名人」(OKINAWA)

かやぶきの技紹介 「森の名人」大田さん講演
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リュウキュウチクを使ったかやぶきについて話す大田孝全さん
=21日、東村役場

 【東】県や北部地域の市町村の林業関係者でつくる北部林業研究会は21日、東村役場でかやぶき屋根職人として国土緑化推進機構が選定する「森の名手・名人」に本年度認定された大田孝全さん(82)=国頭村=の講演会を開いた。
関係者ら約25人が集まり、リュウキュウチクを使ったかやぶき造りを学んだ。

 講演会は森や山に関わる達人の優れた技を伝承しようと行われた。かやぶきの技術を父が作業する様子から見よう見まねで体得し、海洋博公園内の高倉や国頭村安田などの神アサギを造った大田さん。小さい模型のアサギや実際のリュウキュウチクを見せてかやのふき方などを説明した。

 2008年に国頭村で撮影された映画「ゲゲゲの鬼太郎」の「鬼太郎ハウス」のかやぶき屋根も手掛けており「窓を設置するのに苦労した」と振り返った。「後継者を残したいが(かやをふく)場所が少ない」と伝承の難しさを話した。

 講演会後、大田さんの妻吉子さん(78)がクロツグの葉を用いたバッタの作り方を教えた。


  琉球新報
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category地域情報  time17:56

上江洲さんが大臣賞 (OKINAWA)

上江洲さんが大臣賞 全国定通制生活体験発表
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厚生労働大臣賞の賞状を手に笑顔を見せる、
上江洲咲希さん(右)と長女の星奈さん
=25日、泊高校

 定時制や通信制高校の生徒が学校生活で感じた喜びや苦労を発表する第60回記念全国高校定時制通信制生徒生活体験発表大会が24日、東京都で開かれ、全国の代表58人の中から「小学生の娘と高校生の私」という題で発表した泊高校通信制1年の上江洲咲希さん(27)が最高位の厚生労働大臣賞に選ばれた。
上江洲さんは「大会に出られるだけでもありがたいが、賞に選ばれてとてもうれしい」と喜び、高校生活を支えてくれる長女の星奈さん(8)を抱き寄せた。

 上江洲さんは11年前、高校に通う意義が見いだせず退学したが、星奈さんの存在が高校に再び通うきっかけとなった。
視神経萎縮という病名で生まれつき目が見えない星奈さんとさまざまな障がい施設に足を運ぶうちに「障がいのある子どもたちや悩んでいる親の力になれる仕事に就きたい」と思うようになった。
児童デイサービスや特別支援学校などの職員になるには専門的な知識や資格が必要なため、目標への第一歩として、高校に再び通うことを決意した。

 家事と仕事、学業を両立させるのは楽ではなく、くじけそうになったときもあったという。そんなとき、勇気づけてくれるのが、母の日に娘がくれた点字の手紙だったという。

 手紙には「お仕事がお休みの月曜日に泊高校に行ってお勉強するママが、私は大好きです。ママ、これからもお勉強頑張ってね」と打たれていた。
「手紙を読み、たくさん涙があふれ『弱音なんか吐いていられない。頑張らなくちゃ』と奮い立たされました」と発表した。

 点字などを学ぶ星奈さんの努力する姿から「8歳の娘から人として生きる大切なことを、いつも教えられているような気がする。年齢は違えど同じ生徒同士、娘と励まし合い支えながら共に夢や目標に頑張りたい」という決意を発表の中で表した。
 
上江洲さんは「(発表が)同じ境遇の人やこれから定時制や通信制に通うか迷っている人にとって、一歩踏み出すきっかけになっててもらえればと思う。私は今、このまま卒業したくないくらい学校生活が楽しい」と充実した表情を見せ、夫や子どもたちの支えに感謝。
星奈さんは「今度、学校で賞状をもらうことがあったら、お母さんにプレゼントしたい」と、上江洲さんに顔を近づけながら、にっこり笑った。

 (当銘寿夫)


   琉球新報
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category徒然日記  time10:58

初代王者かけ疾走 (OKINAWA)

ツール・ド 小学生初代王者かけ疾走
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正式種目に格上げされた小学生レース10キロで、
元気よくスタートする子どもたち
=25日午前9時6分、名護市仲尾

 【ツール・ド・おきなわ取材班】ジュニア選手の育成を目的に今年から大会正式種目に「格上げ」された「小学生レース10キロ」。初代チャンピオンの座を懸け、県内外から過去最多の27人が白熱したレースを繰り広げた。

 「県勢チャンピオンの流れを守りたい」。普天間第二小6年の成海綾香さんはそんな思いで、小学校最後のレースに臨んだ。同レースが始まった2008年以降、県勢選手が優勝を飾り、成海さんの2人の兄もチャンピオンに輝いている。

 レースは、5キロ地点付近の上り坂で成海さんを含めた3選手の争いに。ゴール前のスプリント勝負までもつれ込み、成海さんはトップから1・7秒遅い15分27秒18のタイムで3位でゴールした。

 「記録を残したかったけど、スプリントでやられた。上位2人は1学年下で、1人はバイクも小さかった」と悔しさをにじませた。「中学からは距離も長くなる。さらに練習も重ねて、優勝したい」と意気込んだ。

 うるま市の沖縄アミークスインターナショナルでは9月、初レースの出場に向けて「チャリ部」が創設。休日に練習を重ね、10人が今大会に出場した。上位入賞者はいなかったが、全員が完走した。

 10月から週末に練習を重ねた4年生の城間一登君は「上り坂はしんどく、ついていけなかった。さらにトレーニングを積んで、来年は1位を目指したい」と決意を語った。

 レース後、ロンドン五輪日本代表で石垣市出身の新城幸也さんの講演会があった。新城さんは「高校まで、大会や部活など自転車を楽しめる環境がなかった。小さいころから自転車を楽しめる場は大切」と強調。「自転車の良さを知り、好きになって、目標をもって練習してほしい」と激励した。トップ選手からのアドバイスに若いライダーたちは目を輝かせ、「次は優勝する」と意気込んでいた。

  沖縄タイムス

伝統芸能 島華やぐ (種子取祭 ・八重山)

伝統芸能 島華やぐ 竹富・種子取祭
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人頭税に苦しみながら年貢を完納し、琉球国王に拝謁する機会を得た喜びを表現する踊り「ジッチュ」を披露する女性たち
=25日、竹富町竹富島の世持御嶽前広場

 【竹富島=竹富】
国の重要無形民俗文化財に指定されている竹富島最大の祭り「種子取祭(タナドゥイ)」の奉納芸能が25日、同島の世持御嶽(ユームチオン)で始まった。
庭の芸能と舞台芸能約70演目が26日までの2日間、繰り広げられる。多くの島民や観光客が訪れ、600年以上受け継がれている伝統芸能を堪能した。

 種子取祭(タナドゥイ)は、まいた種が無事に育つことを祈願する農耕行事で、旧暦9、10月に巡ってくる甲申(=トゥルッキ)を初日に、神事や奉納芸能を10日間にわたり行う。
奉納芸能は祭りのクライマックスで、島民や島出身者が総出で催す。

 祭りは午前9時半ごろから御嶽前の広場で始まり、棒術や太鼓、舞踊を披露。同10時半ごろからは舞台で狂言や踊りを神前に奉納した。


  琉球新報
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category地域情報  time10:37

復帰の意味問う (法政大・OKINAWA)

復帰の意味問う 法政大シンポで元県知事ら
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沖縄の本土復帰40年を振り返った(右から)大田昌秀、新川明、新崎盛暉、稲嶺恵一の4氏
=25日、東京都の法政大学

 【東京】沖縄本土「復帰」40周年記念シンポジウム「『復帰』40年、これからの40年」(法政大沖縄文化研究所主催)が25日、東京都内の法政大学で開かれた。
元県知事の大田昌秀、稲嶺恵一、ジャーナリストの新川明、元沖縄大学学長の新崎盛暉の4氏がパネリストとして参加。
戦前戦後の歴史や復帰から40年を迎えた沖縄の現状を振り返り、日米両政府による沖縄への構造的差別を指摘するとともに、自己決定権を確保する重要性や「復帰」の意味を問い掛けた。

 大田氏は「圧倒的多数を占める他府県選出の国会議員が、沖縄問題を自分の問題として取り組めば、解決が早い。
しかし、そうしてくれない。だから、沖縄人たちは構造的に差別されていると言っている」と基地問題が解決しない要因を語った。

 稲嶺氏は、鳩山由紀夫元首相が普天間飛行場の「県外移設」を打ち出したことについて「本土も、沖縄もけしからんとしているが、けしからんに微妙な差がある」と指摘。
「沖縄のけしからんは、少なくとも県外と言って、結果的にできなかったから、けしからんだ。普天間基地移設問題など沖縄の基地問題を国家的な課題として提起したことは間違いではない」と強調した。さらに、鳩山発言で、県外移設の意見が大多数となった沖縄の民意を変えることは難しいとした。

 1972年の復帰前後に「反復帰論」を提起した新川氏は、「自己決定権を100%確保することは、独立という形を取らないとできない。司法、行政、立法の3権そろい踏みで、地方の声を最終的に圧殺する」と述べ、自治権の拡大では限界があると指摘した。
 

  琉球新報

新里、下地さんの受賞祝う(宮古上布・OKINAWA)

新里、下地さんの受賞祝う
/宮古上布保持団体さらなる継承・発展に期待

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盛大な祝福を受ける新里さん(中央)と下地さん(左から2人目)ら=22日、ホテルサザンコースト宮古島

 宮古上布保持団体の新里玲子さんがこのほど第32回伝統文化ポーラ賞地域賞を受賞し、同じく下地達雄さんが全国重要無形文化財保持団体協議会功労賞を受賞したことを記念する祝賀会(主催・同団体)が22日夕、市内のホテルで開かれた。
参加者らは、盛大に祝い宮古上布のさらなる伝承と発展に期待を込めた。

 同地域賞は、地域において長年地道に努力し、優れた業績を残して今後も一層の業績が期待でき、後進の指導・育成に努めている個人または団体を顕彰する。一方、同功労賞は各保持団体で多大な功績があった者を表彰する。

 主催者を代表して保持団体の砂川猛代表代理は、2人の受賞をたたえ、宮古島市の支援・協力に感謝の意を表した。市教育委員会生涯学習部の平良哲則部長は「ポーラ賞地域賞は、受賞にはハードルが高く重みのある賞と認識している。
本人はもとより宮古上布の発展には大変な意義がある。下地さんの功労賞は、宮古上布を国内外にアピールできて良かった」と評価した。

 宮古上布の若い後継者らが、新里さんと下地さん、過去に同協議会功労賞を受賞した関係者らに花束を贈呈した。新里さんは「宮古上布に携わって40年。先輩たちに支えられての受賞。感激でいっぱい。今後とも宮古上布を織り、素晴らしさをアピールしたい」と決意を新たにした。


 下地さんも今後の活動に意欲を見せていた。

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time10:23

メダルラッシュ目指せ(宮古特支学校・沖縄)

メダルラッシュ目指せ/宮古特支学校きょう県体育大会
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出発式で決意を示す宮古特別支援学校の選手団
=24日、宮古空港

 宮古特別支援学校(平良智枝子校長)の中等部、高等部の生徒43人が24日、きょう25日に沖縄市で開催される県特別支援学校体育大会に出場するため宮古空港を出発した。
生徒たちは上位入賞を決意し、父母ら学校関係者はメダルラッシュに期待を込めた。

 大会は▽日ごろの練習の成果を試す▽各校の生徒との交流▽集団行動する力を養う-ことなどを目的に開催されており、県内の特別支援学校の生徒が各競技で力と技を競う。

 出発式が宮古空港で開かれ、平良校長は「生徒たちはこの日のために一生懸命頑張ってきた。その成果を表すとき。良い結果を報告したい」と話した。

 漲水・あけぼの学園の仲間貞教園長は「持てる力を最大限に発揮して頑張ってほしい。みんなで応援している」と激励。PTAの平良大雄会長は「宮特魂を発揮してたくさんのメダルを取り、笑顔で帰ってきてほしい」と話した。

 選手たちは大会での全力プレーを約束。気持ちを引き締めて出発した。

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time10:19

優良特産品などで表彰(離島フェア・宮古島)

優良特産品などで表彰/離島フェア宮古から4人受賞
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離島フェアで表彰された与儀さん、上地さん、宮城さん、赫さん(写真右から)=23日、奥武山公園内特設ステージ

 【那覇支社】離島フェア2012の表彰式が23日、奥武山公園内の特設ステージで行われ、優良特産品やポスター図案に選ばれた個人や団体などを表彰した。

 宮古島市からは優良特産品の優秀賞に農業生産マティダファーム(上野宮国、上地克冶代表)が考案したマンゴーと黒糖をブレンドした洋菓子「島のタルト」が選ばれた。

 特別賞には南国食楽Zu(平良下里、宮城正明社長)が考案した紫イモとマンゴーをブレンドした洋菓子「宮古島ガレット」、宮古木工芸(平良下里、与儀栄功代表)が製作した「三線立て(3丁立て)」がそれぞれ輝いた。

 ポスター図案の優秀賞には赫みづきさん(北中3年)の「美ら島」が選ばれた。

 表彰を受けた上地さんは「マンゴーやトウガンの規格外を有効利用することができた」と笑顔。宮城さんは「お客さまがおいしいと感じるものを作っていきたい」と決意を示した。

 与儀さんは「独創的な物を作り上げることに生き甲斐を感じる」と受賞に満足そう。赫さんは「宮古島の特産品を図案化した。ポスターになってうれしい」と話した。

.宮古毎日新聞

こころの健康フェスタ(宮古島・沖縄)

精神障害に理解を/こころの健康フェスタ
開催展示即売で交流

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各事業所の自慢の加工品や手作りの小物などが展示即売されたこころの健康フェスタ=24日、市中央公民館

 「こえてゆけ そのとびら 心のとびらを」をスローガンにしたこころの健康フェスタ(主催・宮古地区精神保健福祉普及月間実行委員会ほか)が24日、市中央公民館で開かれた。
精神障害者支援施設などの利用者が作製した製品などを展示即売。舞台発表や活動紹介などを通して、心の健康や精神障害者の地域支援について理解を深めた。

 今月1日から展開されている精神保健福祉普及月間の一環。会場には各施設の利用者たちが育てた野菜や手作りの小物、工芸品、加工品などを並べたり、各事業所の活動をパネルや写真で紹介。訪れた市民と交流を深めながら精神障害者への理解や啓発を推進した。

 舞台では、各事業所が歌や踊り、三線演奏など趣向を凝らした出し物を披露し盛り上げた。

 地域活動支援センター「やすらぎ」は利用者が栽培したダイコンやチンゲンサイなどの野菜を即売。市価より安く、無農薬とあって飛ぶように売れていた。平良清栄所長は「堆肥を使って育てた。環境にも良いと思う」と話した。

 就労移行支援事業所「くこりもや」は、利用者が開発した菓子やドレッシングなどを並べた。

 人気商品の一つ「らっきょ味噌」は、試食もできるとあって多くの市民が買い求めていた。

 利用者の与古田康友さんは「手作りの味はおいしいですよ」とPRに努めていた。

 友人と訪れた女性は「野菜は新鮮で、手作りの品も豊富。出展者と同じような施設に勤務しているので、取り組みを参考にしたい」と話した。

 実行委員長の松川英文さんは「交流や情報交換などを通して、心の健康や精神障害者の地域支援について理解が深まれば」と開催の意義を強調した。

.宮古毎日新聞
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categoryお知らせ  time10:12

県民大会陸上競技(宮古島・OKINAWA)

県民大会陸上競技/宮古、壮年が躍進
下地(走幅) 平良(円盤)優勝
一般女子走高、池間連覇

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各地の代表が健脚を競った一般男子1万㍍(右から2人目は宮古島市の與那嶺恭兵)=24日、宮古島市陸上競技場

 第64回県民体育大会は24日、陸上、軟式野球など計7競技を行った。宮古島市は陸上競技1日目で壮年選手が躍進。30代男子走幅跳で下地豊正、同円盤投で平良潤一が優勝したほか30代走高跳、50代砲丸投でも上位入賞し、壮年総合成績で全体の3位につけた。
一般女子走高跳では池間舞が優勝して連覇を達成した。石垣市で行われているバレーボール競技は男子が4強に進出している。きょう25日は陸上競技2日目ほか、ウエイトリフティング、剣道が宮古島市で行われる。

 今年の県民体育大会は宮古島市、石垣市を主会場に開催されている。24日は宮古で陸上と軟式野球、石垣でバレーボールやバドミントンの初日が行われた。

 メーン競技の陸上が宮古島市で開催されるのは10年ぶり。24日は24種目で決勝が行われ、県内各市郡の代表が健脚を競った。

 30代男子走幅跳を制した下地の記録は6㍍53、宮古記録を更新して優勝した。

 1回目に5㍍95を跳んだ後は4回目まで連続ファール。「せめて6㍍は跳んでおきたい」と挑んだ5回目に踏み切りをぴたりと合わせて会心のジャンプを見せた。「まさか6㍍50を跳んでいるとは…」と自身驚きの様子。それでも「優勝はうれしいし宮古島市のために貢献できた」と喜んだ。

 30代円盤投優勝の平良は2位に3㍍以上の差をつけて優勝した。34㍍89の記録について「納得できる記録ではないが、念願の優勝なのでうれしい。また、地元宮古島市の開催で優勝できて良かった」と話した。

 このほか壮年部門では30代走高跳で友利徳郎が1㍍79で3位、50代砲丸投では前泊保弘が11㍍33を投げて3位に入賞した。

 一般男子の部では1万㍍で與那嶺恭兵が31分39秒67で2位に入った。同女子走高跳で優勝した池間の記録は1㍍50。激戦を制して大会連覇を達成した。同砲丸投に出場した高橋空は11㍍72で3位に入賞した。

 初日を終えて一般男子の総合成績は出場14市郡中13位、同女子は12市郡中6位で壮年は14市郡中3位。25日の2日目では一般男子の巻き返しが期待される。

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time10:07

大木区が両部門優勝 (多良間村駅伝・宮古島)

大木区が両部門優勝 多良間村駅伝、小学は新記録
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 【多良間】
第45回多良間村駅伝競走大会 (主催・同村体育協会) が24日、 多良間小グラウンド発着で行われた。 小中学生、 一般ともに7区間で争われ、 両部門とも大木区が優勝。 小中学生の部は大会新記録を達成した。 区間記録は小中学生では5区の本村穂乃美 (嶺間) と7区の来間海都 (吉川)、 一般では4区の柳岡秀二郎 (大木) が大会新をマークした。

 開会式では同協会の野原賢一会長が 「選手の皆さん区間賞を目指し、 沿道で応援する住民に感動を与える走りをしてほしい」 とあいさつ。 前年優勝の大木区の塩川幸太郎が選手宣誓した。 小中学生の部は正午、 一般の部は午後2時からスタート。 各区対抗でタスキをつなぎ競い合った。

 結果は次の通り。
【小中学生】優勝=大木=1時間4分53秒=大会新▽準優勝=嶺間1時間5分21秒▽3位=吉川1時間5分47秒【一般】優勝=大木=2時間18分8秒▽準優勝=津川2時間21分33秒▽3位=嶺間2時間30分53秒
区間賞は次の通り。

【小中学生】1区1・5㌔=親里蓮音 (吉川) 6分27秒▽2区1㌔=垣花藍架 (嶺間) 4分1秒▽3区2㌔=知念勇伍 (大木) 7分22秒▽4区3㌔=比嘉飛翔 (吉川) 10分54秒▽5区2㌔=本村穂乃美 (嶺間) 8分4秒=大会新▽6区3㌔=西筋隆人 (大木) 10分56秒▽7区4㌔=来間海都 (吉川) 13分44秒=大会新

【一般】1区8㌔=佐久本洋平 (津川) 34分14秒▽2区3㌔=垣花昭 (嶺間) 13分16秒▽3区5㌔=屋嘉比達佳 (嶺間) 20分38秒▽4区5㌔=柳岡秀二郎 (大木) 19分40秒=大会新▽5区3㌔=古謝政一 (津川) 13分27秒▽6区4㌔=志堅原誠 (津川) 18分18秒▽7区4㌔=野原賢一 (大木) 16分44秒



  宮古新報
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category沖縄観光  time10:02

壮年が4位健闘 (県民大会陸上競技、宮古島)

壮年が4位健闘 県民大会陸上競技、一般はふるわず
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県民体育大会陸上競技の男子40代800㍍で力走する
砂川幸男 (左) =市陸上競技場
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県民体育大会陸上競技の男子30代円盤投げを制した
平良潤一の投てき

 第64回沖縄県民体育大会 (主催・県など) 陸上競技は25日、 市陸上競技場で競技2日目が行われ、 トラック・フィールド各種目で14市郡の代表選手が健脚を競い合った。
この結果、 一般男子は沖縄市が優勝。 壮年と一般女子で国頭郡が1位を獲得した。 宮古島市は壮年が4位と健闘したが、 男子12位、 女子9位となった。
この日は、 女子30代100㍍で入高島みゆき (八重山郡) が沖縄県新記録を樹立。 男子4×400㍍Rの名護市、 女子円盤投げの糸満みや (沖縄市)、 女子やり投げの島袋優美 (南城市) がそれぞれ大会新を記録した。

 成績は次の通り。
【一般男子】1位=沖縄市74点▽2位=国頭郡64・5点▽3位=名護市61点▽12位=宮古島市13点
【壮年】1位=国頭郡66点▽2位=八重山郡58・5点▽3位=島尻郡43点▽4位=宮古島市43点
【一般女子】1位=国頭郡39点▽2位=沖縄市36点▽3位=名護市33点▽9位=宮古島市14点
【一般男子】100㍍=①大城真悟 (南城市) 10秒87②与那国塁 (国頭郡) 10秒98③恒吉和輝 (名護市) 11秒04▽200㍍=①与那国塁 (国頭郡) 21秒45②森竹勇介 (名護市) 21秒76③大城真悟 (南城市) 21秒98▽400㍍=①森竹勇介 (名護市) 49秒73②山内孝太 (南城市) 50秒12③鮎川亮 (名護市) 51秒58▽800㍍=①桐原浩樹 (南城市) 2分2秒33②宮崎純一 (名護市) 2分2秒79③久高準 (国頭郡) 2分3秒0▽1500㍍=①上原ノーマン浩 (那覇市) 4分4秒13②仲村廣都 (国頭郡) 4分7秒08③久高準 (同) 4分7秒68▽5000㍍=①仲間孝大 (豊見城市) 15分18秒32②與那嶺恭兵 (宮古島市) 15分29秒18③上原ノーマン浩 (那覇市) 15分32秒08▽1万㍍=①仲間孝大 (豊見城市) 31分23秒10②與那嶺恭兵 (宮古島市) 31分39秒67③渡嘉敷宗土 (宜野湾市) 32分57秒54▽110㍍H=①小森翔 (名護市) 15秒16②大城新 (島尻郡) 15秒48③新垣聖太 (中頭郡) 15秒67▽400㍍H=①座安勝志 (豊見城市) 56秒13②高橋大治 (沖縄市) 56秒27③新崎一真 (沖縄市) 58秒73▽3000㍍障害=①今手亮 (うるま市) 9分43秒27②与那覇大二郎 (国頭郡) 10分9秒79③中山牧穂 (名護市) 10分12秒10▽4×100㍍R=①糸満市 (宜保、 菅野、 長嶺、 新垣) 41秒75②国頭郡 (嘉陽、 与那国、 新里、 渡久地) 42秒92③南城市 (諸見里、 大城、 新崎、 山内) 43秒41▽4×400㍍R=①名護市 (鮎川、 森竹、 恒吉、 平城) 3分20秒72=大会新②沖縄市 (高橋、 知念、 新里、 木村) 3分21秒95③国頭郡 (新崎、 与那国、 渡久地、 新里) 3分28秒37▽走り高跳び=①杉山潤 (豊見城市) 2㍍3②山内盛次郎 (沖縄市) 1㍍95③新崎宇宙 (南城市) 1㍍85▽走り幅跳び=①半下石泰樹 (沖縄市) 7㍍34②小森翔 (名護市) 7㍍18③大城裕弥 (国頭郡) 6㍍98▽棒高跳び=①平良勤 (うるま市) 4㍍60②与那嶺太一 (糸満市) 4㍍50③桃原傑 (島尻郡) 4㍍50▽三段跳び=①屋良太章 (沖縄市) 14㍍11②高嶺竜一 (名護市) 13㍍88③鳥田和太郎 (名護市) 13㍍32▽砲丸投げ=①知念雄 (沖縄市) 13㍍18②平良達哉 (同) 12㍍08③宇良宗松 (宜野湾市) 11㍍31▽円盤投げ=①知念豪 (沖縄市) 48㍍22②仲松美勇士 (国頭郡) 43㍍29③宇良宗松 (宜野湾市) 40㍍70▽ハンマー投げ=①知念雄 (沖縄市) 57㍍17②知念豪 (同) 56㍍17③小橋川栄大 (南城市) 47㍍89▽やり投げ=①大浜安輝 (八重山郡) 59㍍68②玉城太士 (南城市) 57㍍40③仲宗根幸栄 (国頭郡) 57㍍23
【女子】100㍍=①津波茜 (南城市) 12秒66②金城かんな (豊見城市) 12秒89③小橋川真希 (国頭郡) 13秒01▽200㍍=①津波茜 (南城市) 25秒33②金城かんな (豊見城市) 25秒98③石嶺ゆり (島尻郡) 26秒63▽400㍍=①糸数加奈子 (糸満市) 1分4秒34②呉屋清香 (中頭郡) 1分4秒72③知念美琴 (国頭郡) 1分6秒16▽800㍍=①前堂紗弥香 (うるま市) 2分23秒61②白川愛結美 (名護市) 2分26秒45③水戸由紀子 (同) 2分30秒08▽3000㍍=①外間美里 (糸満市) 9分50秒18②前堂紗弥香 (うるま市) 10分2秒30③安里真梨子 (豊見城市) 10分4秒60▽100㍍H=①小橋川真希 (国頭郡) 15秒36②兼子あさみ (名護市) 15秒81③川野毬菜 (同) 16秒33▽4×100㍍R=①国頭郡 (知念、 小橋川、 金城、 仲間) 51秒29②名護市 (中村、 川野、 兼子、 秋吉) 51秒92③中頭郡 (大里、 金城、 宮城、 上地) 52秒55▽走り高跳び=①池間舞 (宮古島市) 1㍍50②金城亜央依 (うるま市) 1㍍50③嘉弥真玲奈 (八重山郡) 1㍍50▽走り幅跳び=①豊里さより (沖縄市) 5㍍39②仲村優里 (うるま市) 5㍍30③島袋麻華 (那覇市) 5㍍21▽砲丸投げ=①知念梨子 (沖縄市) 12㍍96②糸満みや (同) 12㍍55③高橋空 (宮古島市) 11㍍72▽円盤投げ=①糸満みや (沖縄市) 49㍍15=大会新②知念莉子 (同) 45㍍87③山城美貴 (島尻郡) 43㍍09▽やり投げ=①島袋優美 (南城市) 45㍍34=大会新②比嘉奈美乃 (国頭郡) 39㍍81③宮平八重乃 (八重山郡) 39㍍23
【壮年男子】30代100㍍=①金城研 (国頭郡) 10秒86②山内昌也 (中頭郡) 10秒90③大城友喜 (島尻郡) 11秒05▽同1500㍍=①照屋貴之 (島尻郡) 4分16秒26②川満晃弘 (八重山郡) 4分17秒62③川場譲 (糸満市) 4分18秒51▽同走り高跳び=①花城伸治 (名護市) 2㍍2=沖縄新・大会新②福島大吾 (島尻郡) 1㍍79③友利徳郎 (宮古島市) 1㍍79▽同走り幅跳び=①下地豊正 (宮古島市) 6㍍53②源古剛 (うるま市) 6㍍49③金城勝志 (中頭郡) 6㍍46▽同砲丸投げ=①中原晋太郎 (うるま市) 12㍍56②仲松克夫 (名護市) 12㍍0③玉城良朗 (南城市) 11㍍22▽同円盤投げ=①平良潤一 (宮古島市) 34㍍89②中原晋太郎 (うるま市) 31㍍24③上林大介 (八重山郡) 30㍍98▽40代100㍍=①譜久里武 (島尻郡) 10秒79②上原充志 (豊見城市) 12秒04③島袋勝也 (国頭郡) 12秒05▽同800㍍=①金城康一 (島尻郡) 2分6秒92②神谷光明 (南城市) 2分10秒84③阿部知史 (八重山郡) 2分11秒45▽同走り高跳び=①漢那武司 (国頭郡) 1㍍65②宮城安則 (うるま市) 1㍍60③外間敬章 (豊見城市) 1㍍60▽同走り幅跳び=①高原直樹 (八重山郡) 5㍍81②仲間俊 (国頭郡) 5㍍76③仲尾雄次 (名護市) 5㍍75▽同砲丸投げ=①米盛博文 (八重山郡) 13㍍13②岸本兼次 (国頭郡) 11㍍89③佐和田勝彦 (宮古島市) 11㍍48▽同円盤投げ=①外間勝 (うるま市) 37㍍51②米盛博文 (八重山郡) 35㍍19③大城善広 (那覇市) 33㍍93▽50代100㍍=①森正也 (沖縄市) 12秒61②入高島利之 (八重山郡) 12秒82③下地春栄 (宮古島市) 12秒89▽同砲丸投げ=①玉城英吉 (浦添市) 11㍍62②前泊保弘 (宮古島市) 11㍍33③松田啓寿 (八重山郡) 10㍍97▽60代100㍍=①東江敏雄 (名護市) 12秒78②入高島一洋 (那覇市) 13秒07③平田輝男 (浦添市) 13秒36▽男子年代別4×100㍍R=①島尻郡 (大城、 譜久里、 平田、 伊山) 47秒52②国頭郡 (金城、 島袋、 島袋、 知念) 48秒13③中頭郡 (山内、 又吉、 與那覇、 儀間) 49秒01【壮年女子】30代100㍍=①入高島みゆき (八重山郡) 12秒69=沖縄新・大会新②山内美和 (国頭郡) 13秒22③我如古久美子 (中頭郡) 13秒50▽40代100㍍=①儀間由紀美 (中頭郡) 13秒06②仲村優子 (国頭郡) 14秒14③糸満貴志子 (同) 14秒19▽女子年代別4×100㍍=①中頭郡 (佐久本、 儀間、 天久、 我根古) 55秒88②国頭郡 (島袋、 山内、 糸満、 仲村) 56秒29③宮古島市 (小場、 下地、 古謝、 高里) 58秒31



  宮古新報

 下地中恒例の強歩大会 (宮古島・沖縄)

マイペースで47㌔完歩目指し 下地中恒例の強歩大会 null
強歩大会にチャレンジする下地中の生徒たち
=東平安名崎入口

 市立下地中学校 (宮国勝也校長)の「強歩大会」 が25日、 同校をスタートして東平安名崎を折り返す全長47・4㌔㍍のコースで行われた。 毎年冬の恒例行事となっており生徒107人をはじめ父母やOB、 地域住民ら約50人も参加。 フルマラソンを上回る長い道のりをそれぞれのペースで一歩一歩進んでゴールを目指した。

 出場者は午前8時に同校をスタート。 下地線から上野新里を経て城辺砂川を通り、 城辺小交差点から城辺線に入って一路東平安名崎を目指した。 ジョギングで走る生徒もいれば、 友達同士で歩いて前進する生徒もいた。 コース途中にはエイドステーションが設けられ、 父母や教職員が歩き続ける生徒を激励した。

 折り返し地点の東平安名崎ではおにぎりやミカン、 飲み物など昼食が準備され、 休憩をとる生徒もいればすぐに走りだす生徒もいた。 強歩大会に初めて参加する恩川淳之介くんと上地力くんは、 東平安名崎に1年生で最初に到着。
「疲れた。 最初は楽しそうだと思ったけどきつい。 東平安名崎まで着けたから完歩できると思う。 最後までがんばりたい」 と話した。


  宮古新報
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categoryフォトログ  time09:53

過疎打開へ第一歩 (宮古島宮原 ・沖縄)

過疎打開へ第一歩 宮原活性化協が初の主催行事
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 学校統廃合問題をきっかけにことし9月結成された宮原地域活性化協議会の初主催行事となる宮原まつりが24日夜、 とびとり会館野外特設ステージで開催された。
イベント等を通して地域に活気を取り戻し、 定住者を呼び込むことを目指している。
今回はまつりの実行委員に市街地などに住む30~40代の宮原出身者を加え、 地域を顧みる機会としてもらった。 学校統廃合から浮き彫りとなった深刻な過疎化の打開へ向けて最初の一歩を踏み出した。

 同協議会の根間玄喜会長 (52) は結成の理由について 「一番は学校の統廃合。 ただ反対と言っているではいけない。 地域として何ができるか。 地域を活性化すれば人が戻ってくるのではないか」 と話す。
隣接する鏡原や市街地に住む出身者は多く、 イベントなどで地元を訪れることで現状に目を向けてもらい 「その子や孫の世代でも良い。 いつか戻って住んでほしい」 と望んでいる。

 まつりには地元住民だけでなく市街地など他地域からも大勢が来場。 特設ステージはジョルジュさんのライブや星野京子さんの歌謡ショー、 風の神太鼓の演舞、 婦人会の踊り、 中高生のブレイクダンス、 カラオケ大会などで盛り上がり、 実行委員会による屋台の綿がしには子供たちの行列ができた。
北風の冷たい夜となったが会場では最後まで手拍子や歓声が鳴り響いていた。

 実行委員会で副会計を担当した高野出身の久貝英樹さん (41) は、 まつりの準備を通して 「久しぶりにお世話になったおじさんやおばさんに会った。
世代の離れた先輩、 後輩でも宮原出身という共通点で話ができる。 地元に目を向ける良い機会になった」 と感想。 まつりの運営や屋台など地域外に住む青壮年世代が中心を担った。
現実としてすぐにUターンできる訳ではないものの、 学校の統廃合に危機感を抱いたメンバーも少なくなかったという。 「気付かないうちに学校の児童数が減っていた。 まつりが地元を再認識するスタートになったと思う」 と話した。

 市教育委員会が提示した学校規模適正化基本方針素案では、 2015 (平成27) 年度までに宮原小を鏡原小に統合するとしている。
統合に向けた推進委員会を設置するスケジュールも示されている。 残された時間はわずかしかない。 初の行事に根間会長は 「こんなに集まるとは思わなかった。 手応えを感じている。 これを機に多くの人が宮原に関心を持ってくれれば。 今後も色々なイベントで盛り上げたい」 と意気込んだ。

  宮古新報



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category地域情報  time09:50

70周年の節目を祝う (八重山高校・沖縄)

70周年の節目を祝う 八重山高校
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歴代校長らに感謝状卒業生ら多方面で活躍  
八重山高校(新垣治男校長、生徒707人)の創立70周年記念式典が24日午後、同校体育館で開かれ、大勢の関係者が節目を盛大に祝った。
式典では歴代校長や歴代PTA会長、多年勤続功労者など57人2団体に感謝状を贈り、さらなる発展を願った。午後6時からは市内ホテルで祝賀会も催された。

 同校は1942(昭和17)年に開校した県立八重山中学校と県立八重山高等女学校を前身として47(同22)年の学制改革により創立。これまで1万7千人余の卒業生を社会に送り出している。

 式典では、校歌斉唱のあと、新垣治男校長が「校是『師弟同行』のもと、『学徳・進取・雄飛』の気概を持つ生徒の育成、夢実現に向けて誠心誠意努めていきたい」とあいさつ。

 記念事業期成会の石垣久雄会長が「教職員や父母、同窓生、地域の方々が人材づくりに熱心に取り組んでおり、誠に喜ばしい」と式辞を述べ、歴代校長や歴代PTA会長などに感謝状を手渡した。

 県教育委員会の大城浩教育長(仲間靖県立学校教育課長代読)、八重山市町会会長の中山義隆石垣市長、姉妹校の盛岡第四高校の須貝竹志校長がそれぞれ祝辞を述べた。

 最後は記念事業で今年8月に完成した旗頭を生徒たちがサプライズで披露し、式典に花を添えた。

 受賞者は次の各氏。

 歴代校長=吉川英治、宮良行雄、仲盛広伸、玉津博克
 歴代教頭=東盛稔、島村賢正
 11代事務長=新城由利子
 歴代PTA会長=加屋本洋子、登野城徹、長浜信夫、平田勝男、浦内克雄、伊良皆高信
 歴代尚志会長=宮良雅夫、瀬名波長宏
 多年勤続功労=岡山睦子、宮良勝博、長崎政雄、石垣進、宮良たい子、松下康子、新城富士子
 功労者=石垣繁、名嘉真國夫、糸洌長章、宮里あんこ(故人)、當間武三(同)、新城幸也、小浜光次郎、伊良皆高吉、三木健、牧野浩隆、安室肇、波照間永紘、桃原用昇、中野吉三郎、仲宗根用英、小浜清志、新城弘志、登野城旗頭会、上島一敏
 高額寄付者=仲山忠亨、仲舛勲、石垣久雄、吉川英治、宮良行雄、仲盛広伸、玉津博克、新垣治男、新城雅行、小川喜美江、宮良善雄、新村政昇、福里重盛、新崎和治、宮良マサ、学校法人KBC学園、与那覇朝弘、出盛允敬

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time09:43

 BBQ大会が開幕 (八重山・沖縄)

石垣牛を内外にPR BBQ大会が開幕
 新石垣空港開港プレイベント「石垣牛大バーベキュー大会
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八重山の宴」(同実行委員会主催)が24日、石垣市中央運動公園で開幕。会場には大勢の家族連れや観光客、県民体育大会の出場者らも多数訪れ、石垣牛に舌鼓を打った。
同イベントは、来年3月7日に開港する新石垣空港開港プレイベントとして、八重山の農林水産物の消費拡大や観光PRを目的に昨年に続いて2回目。

 市営陸上競技場で行われたオープニングセレモニーで、実行委員長の中山義隆石垣市長は「昨年のギネス挑戦の大会同様、石垣牛を国内外にPRできるブランド牛として育てることで地域の活性化につなげたい。多くの皆さんに楽しんでほしい」とあいさつ。

 市営球場と陸上競技場の間には、長さ7メートルの焼き台6基が設置され、石垣牛や野菜を購入した参加者らが思い思いにバーベキューに舌鼓を打ち、「少し肌寒かったが、焼きたての石垣牛を食べて温まっている」と笑顔。

 またこの日は、市総合体育館で行われた県民体育大会バレーボール競技の試合を終えた選手たちも訪れ「石垣島で本場の石垣牛を食べられるとは思っていなかったのでラッキー」と喜んでいた。

 また、会場に設けられた特設ステージでは高校生バンドライブや現代組踊「オヤケアカハチ」のメンバーによる演舞などがにぎやかに演じられた。

 最終日の25日は午後6時から、地元旗頭パレードやお楽しみ抽選会、歌と踊りで八重山絵巻を繰り広げる「八重山の宴」が催され、夜の部にはケントス沖縄のダイナマイツライブ、エンディングは花火も打ち上げられる。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:11

石垣島は石垣方言、白保方言(八重山・沖縄)

石垣島は石垣方言、白保方言、宮古方言、
沖縄方言が…


 石垣島は石垣方言、白保方言、宮古方言、沖縄方言が混在し共通語は方言の影響を受けている▼大勢を占める石垣方言は、新川、大川、登野城、平得、真栄里、大浜、宮良、桴海、川平で広範に話されている。白保の方言は波照間の方言が変化した独自な言葉。宮古方言も沖縄方言も移住で入ってきたが石垣方言同様、出身地で微妙に違う▼石垣島は、沖縄本島や宮古島、竹富町、与那国町の島々のみならず、最近では、46都道府県からの移住者も増え、電話帳をめくると本土で多い佐藤さん、鈴木さん、中村さん、山口さん、渡辺さんが並んでいる▼その子どもたちが島の子どもたちとの交わりで相互に影響を受け始めている。本土からの移住者の多い学校の子どもたちが話す共通語は訛りが減り標準語に近くなった。そんな島の状況を知ってか知らずか、最近の八重山を題材にしたテレビドラマの会話は作為的過ぎて奇異に感じる▼田舎訛りで雰囲気を醸すのは分かるが、島を特定しクローズアップしているのに、そこでは普段口にしない、よその地域の言葉を使うので、とても気になり落ち着いて見ていられない。だから自分は見ないことにしているという人も▼出演者、ロケ、宣伝にも力が入っているのにもったいない。島の共通語の名誉のためあえて小言を。

  (仲間清隆)

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:07

ぴてぃしチームが最優秀 (キッズ八重山)

ぴてぃしチームが最優秀 キッズ野菜料理コンテスト
大人顔負けの4品 12月の県大会へ派遣  
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子どもたちが野菜など地元の食材を使って料理の腕を競う第5回JAおきなわキッズ野菜料理コンテスト地区予選大会が23日、石垣市健康福祉センターで開催された。
4組13人の小学生がチャレンジし、大人顔負けの料理に仕上げ、審査員らをうならせた。審査の結果、白保小4年生4人の「ぴてぃしチーム」が最優秀賞を射止めた。県内各ファーマーズマーケットがある9地区の代表が出場する県大会(12月8日)に派遣される。

 地区予選は2回目。コンテストは小学3~6年の児童が90分の制限時間で調理し、地元食材の使用、創造性、美的感覚、味覚など7項目(70点満点)の総合点を競った。食材はJAが5000円分を負担した。

 最優秀賞の料理はヘチマやオクラ入りの茶碗蒸し、ゴーヤやピバーツ(葉)をトッピングしたピザ、パパイアやドラゴンフルーツを使ったデザート、カラシナを混ぜ込んだご飯に石垣牛をのせたおむすびの4品。
味付けはもちろん、盛り付けにも工夫を凝らした品々は見栄えも彩りも高い評価を得た。4人の審査員から266点(280点満点)を獲得した。

 メンバーは茶碗蒸し担当の赤嶺丈次(たけつぎ)君、ピザ担当の上地瑞姫(みずき)さん、おむすび担当の板東篤磨(とくま)君、デザート担当の加屋本明華(てりは)さん。
「島の野菜をなるべく使うようにした。料理が上手にでき、優勝できてうれしい」と喜び、「県大会ではきょうよりももっと上手に料理ができるよう練習したい」と抱負を語った。
 他の3チームは優秀賞だった。

 孫の調理を見守り、各チームの料理を試食した加屋本則子さん(63)は「味付けも盛り付けも上手。子どもたちがここまでできるとは驚き。私も見習いたい」と舌を巻いた。

 審査講評した学校給食栄養士の當銘ゆりえさんも「見ていて感心し、料理もとてもおいしかった。給食にも出せたらいいな」とたたえた。JA八重山地区本部の下地義次本部長は「去年の県大会では準優勝だったが、今年は優勝を目指して」と期待を込めた。

  八重山毎日新聞
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categoryグルメ  time09:02

離島フェア開幕、(八重山・沖縄)

離島フェア開幕、八重山から42業者出店
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 【那覇】「大好き!島のスペシャリティー」をテーマにした離島フェア2012(同実行委員会主催)が23日午前、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。離島の産業振興を目指すフェアには、八重山3市町から42業者の出店があり、会場は初日から買い物客でにぎわった。特設ステージでは、八重山の伝統芸能も予定されており、25日まで開催される。

 離島フェアは、離島と都市地域の交流を促進し、新たな地域資源を発掘するのが目的。
今年は八重山3市町を含む18離島市町村から104のブースが出店し、958品目の商品が並ぶ。

 大会実行委員長で県離島振興協議会会長の外間守吉与那国町長は「離島フェアは今年で24回目。開催するたびに盛況になってきている。多くの特産品を本土にアピールできる場所で、好評を得ている」と話した。一緒に会場を見て回った仲井真弘多知事も「フェアの特産品は全国各地からアプローチがあり、良い方向に進んでいる」と語った。

 八重山は、石垣市から25業者、竹富町から8業者、与那国町から9業者が出店。それぞれ買い物客に声をかけながら特色ある特産品をPRしていた。

 このうち、石垣市のかみやーき小かまぼこ店(大城弘代表)の大城敦子さんは「会場のお客さんが楽しく、笑顔で過ごせるイベント。新商品も持ってきたのでPRしていきたい」と話していた。
 また、離島フェアの一環として行われている特産品表彰は今年八重山からの該当者はなかった。

  八重山毎日新聞

2012-11-23

健康食品用素材開発へ(OKINAWA)

独自培養技術で健康食品用素材開発へ
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「シフォナキサンチン」の培養技術で化粧品・健康食品向け
素材開発に取り組むサウスプロダクトの伊波匡彦社長(右)
と楠本利行・理学博士=22日、うるま市の同社

 バイオベンチャー企業のサウスプロダクト(うるま市、伊波匡彦社長)は、緑藻に含まれるカロテノイドの一種「シフォナキサンチン」を培養する独自技術を使って、健康食品や化粧品向けに素材製品の開発を始める。3年後の製品化が目標。
シフォナキサンチンには肥満予防効果や白血病に対する抗腫瘍(しゅよう)作用があることが研究で明らかになっており、同社は素材開発を通して機能性の認知を広め、国内外での新市場創出を目指す。

 同じカロテノイドの仲間としてはトマトに含まれるリコピンやカボチャに含まれるベータカロテン、モズクに含まれるフコキサンチンが知られている。これらには抗酸化作用や抗肥満作用があり、多くの化粧品やサプリメント商品に使われている。
最近では、アスタキサンチンという新しい活性素材の認知が
広まり、高機能化粧品や健康食品の有効成分として市場が
急速に拡大している。

 シフォナキサンチンは海ブドウやモツレミルなど一部の緑藻類とプランクトンが持つ希少なカロテノイド。モズクのフコキサンチンと同じような生理活性を持ちながら、その強さはシフォナキサンチンの方が高いという研究報告もあり、効率よく採取する技術の確立が課題だったという。

 サウスプロダクトは沖縄近海の緑藻30種の中からモツレミルを選抜。独自の培養技術で、シフォナキサンチンの含有量が緑藻から直接抽出する場合の10倍に増えることが実証された。

 培養技術を確立したのは世界でも同社のみといい、大量に培養できる技術やシフォナキサンチンの純度を上げる分離精製法の開発に成功すれば、幅広い分野で新たな市場が切り開けるとみている。
伊波社長は「1カ月間で100倍の量に増やせる培養技術が
強み。原料を安定的に安く提供できる体制ができれば、
アスタキサンチンの市場拡大と同じようなビジネスモデル
を築くことができる」と意気込みを語った。

  沖縄タイムス
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categoryフォトログ  time19:45

離島の特産品盛りだくさん フェア開幕

離島の特産品盛りだくさん フェア開幕
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県内離島の特産品を一堂に集めた「離島フェア2012」。
目当ての商品を買い求める来場者
=23日午前、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇

 県内離島に鹿児島県奄美市を加えた19市町村の特産品を盛りだくさんに集めた「離島フェア2012」が23日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。
「大好き!島のスペシャリティー」をテーマに、25日までの
3日間(午前10時から午後7時まで)、104社・団体、958品目の展示即売や食堂、島々の伝統芸能公演や島くとぅば紙芝居の披露など多彩な物産や行事が用意されている。

 18離島市町村や県などでつくる実行委員会の主催で、今年で24回目。

  沖縄タイムス

ヤギ当選に大拍手 (今帰仁村・沖縄)

ヤギ当選に大拍手 今帰仁村総合まつり
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ビンゴゲームでヤギを当てた来場者
=10月28日、今帰仁の駅そーれ横広場

 【今帰仁】第3回今帰仁村総合まつり(同実行委員会主催)が10月27、28の両日、今帰仁の駅そーれ横広場を中心に開催された。村内外からの来場者が多彩な催しを楽しんだ。

 生きたグルクンをいけすに入れた「ちびっこ活魚つかみ取り大会」が初めて行われ、悪戦苦闘する子どもたちに保護者らから熱い声援が送られた。

 「大ビンゴゲーム大会」では豪華景品がそろい、目玉の
山原ヤギ生産組合が提供したヤギが当選者に渡されると、
笑いと大きな拍手が起こった。

 (新城孝博通信員)


  琉球新報
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category地域情報  time19:37

普天間の米兵脱走 逃走中、 (OKINAWA)

普天間の米兵脱走 逃走中、地元通知まで

 外務省北米局日米地位協定室によると、在日米軍は22日までに、同省に対し米軍普天間飛行場から米兵1人が脱走し、米軍が県警に逮捕要請をしたと通知した。
23日午前0時までに、米軍から兵士の身柄を確保したとの連絡はない。米軍は脱走の認定から1週間後の16日に外務省に通知しており、地元市町村まで情報が伝わるには認定から12日を要した。米兵事件が相次ぎ、住民の不安が高まる中、地元への周知の在り方が問題化しそうだ。

 外務省によると、米軍は今月9日に米兵の脱走を認定し、16日に同省に伝えた。同省は19日に渉外関係主要都道県知事連絡協議会(渉外知事会)に情報提供し、渉外知事会が20日、構成都道県に伝達。県が21日、宜野湾市など関係市町村に知らせた。

 外務省から渉外知事会に伝えられた情報には、脱走の発生日や脱走の状況、脱走と認定した理由は含まれておらず、脱走の詳細な状況については明らかになっていない。

 2008年3月に神奈川県横須賀市で、米海軍横須賀基地の脱走兵がタクシー運転手を刺殺する事件が発生。
日米両政府は在日米兵の脱走が判明した場合、米側が直ちに都道府県警に逮捕を要請し、情報を提供することで合意した。

 県基地対策課によると、外務省が渉外知事会を通じて県に提供した情報で、08年以降の米兵の脱走は今回を除いて4件6人に上る。そのうち2人は身柄を確保していない。
今回の米兵脱走も含め、米軍の綱紀粛正に実効性がないとの批判がさらに高まりそうだ。


  琉球新報

米兵を逮捕 「遊ぶ目的で入った」(OKINAWA)

米兵を侵入容疑逮捕 「遊ぶ目的で入った」

 うるま署は22日、うるま市天願にある軍用地等地主会会館の敷地内に無断で侵入したとして、建造物侵入の疑いで、キャンプ・コートニー所属の一等兵(20)を逮捕した。
同署によると、同容疑者は「遊ぶ目的で入った」などと話しているという。また同容疑者は同基地内居住だという。

 逮捕容疑は、22日午後2時15分ごろ、うるま市天願にある軍用地等地主会会館の敷地内に無断で侵入した疑い。
同署などによると、通行人から「不審な外国人がいる」と110番通報があり、署員が現場に駆け付けたところ、同会館近くの県道を歩いていた米兵を発見し、緊急逮捕した。
目撃者情報によると、同容疑者は建物に設置されている配水管によじ登っていたという。また、同地主会は警察に被害を訴えているという。

 同署などによると、米兵の体内からアルコールは検知されていない。同署は今後、当時の詳しい状況などについて調べを進める方針。


  琉球新報

嘉手納爆音 米も提訴 (OKINAWA)

嘉手納爆音 米も提訴 新法施行後で全国初

 国に対して夜間、早朝の米軍機の飛行差し止めと損害賠償を求めている第3次嘉手納爆音訴訟団は22日、沖縄弁護士会館で記者会見を開き、日本政府に対する訴訟に加えて米国政府に対して飛行差し止めと総額2億1600万円の損害賠償を求めることを明らかにした。
今月30日に那覇地裁沖縄支部へ提訴する。対米訴訟は2000年の飛行差し止めを求めた第2次訴訟以来2度目。

 今回の対米訴訟では、09年に施行された外国政府などに対して主権免除(裁判権からの免除)されない場合を規定した「外国等に対するわが国の民事裁判権に関する法律」を法的根拠とし、騒音被害と飛行差し止めを求めていく。
同法施行以降、全国の爆音訴訟で対米訴訟を起こすのは初。

 同訴訟団によると、対米訴訟には第3次訴訟の原告約2万2千人の中から144人が参加。基地周辺に住む住民で耳鳴りや難聴、高血圧などの健康被害を訴え、米政府に対して夜間、早朝の米軍機の飛行差し止めと損害賠償を訴える。

 2000年の対米訴訟では米国側へ訴状が送達されず、弁論が一度も開かれないまま05年に「外国国家の主権的行為については、民事裁判権は免除される」とする主権免除の原則により、訴えが却下されている。


  琉球新報

アグーをDNA (OKINAWA)

アグーをDNA識別 1月システム完成
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アグーブランド豚肉識別システムの導入イメージ

 県畜産研究センター(今帰仁村、庄子一成所長)は、アグーブランド豚肉のDNA解析による識別システムの開発を進めている。他品種との区別を明確にすることで、ブランドの産地保護や偽装抑止を強化する。
来年1月にシステムを完成予定。県が豚肉の物流履歴を確認するため、本年度から整備に着手したトレーサビリティー事業と併せて推進する。

 県畜産研究センターは、県の産業振興重点研究推進事業の一つ「アグーブランド豚識別技術の確立」(2010~12年事業)を活用し、アグーブランド豚肉と西洋品種のDNA情報の解析を進めてきた。これまでに全体で約700頭のサンプルデータを蓄積し、両品種の識別技術を確立した。

 同センターは現在、サンプルデータを数値化したプログラムを作成中。完成すれば、調査対象の豚肉の数値化したDNA情報をプログラムに入力するだけで、品種の識別が可能になる。

 同センターの研究員は「生産者から消費者まで流通する中で、定期的にチェックする。その体制を県の事業と連携して構築していく」と話した。

 システム完成後は、特許取得も視野に入れ、チェック業務を希望する企業への民間委託を考えている。

 県は本年度から沖縄振興一括交付金を活用した「県産食肉ブランド国内外流通対策強化事業」を開始。3年をめどにトレーサビリティー体制の確立を目指しており、その一環として識別システムを活用する。

 県畜産課は「全国でも豚肉のトレーサビリティーは少ない。識別システムと併せ、今後のアグーブランド力の強化、消費者の信頼の確保につなげたい」と意気込みを語った。


 (長嶺真輝)


  琉球新報
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categoryグルメ  time14:28

湛水流の神髄 披露 (沖縄)

湛水流の神髄 披露 伝統保存会、東京で公演
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上里平三会長、平光雄名誉会長らによる湛水流斉唱
「ぢゃんな節」
=18日、東京都墨田区の江戸東京博物館内ホール

 【東京】琉球古典音楽の湛水流伝統保存会(上里平三会長)が創立30周年記念の東京公演を18日、東京の江戸東京博物館で開いた。創設者の山内盛彬(1890~1986)が湛水流全曲を伝えた最後の個人伝承者で横浜在住の平光雄・名誉会長のカジマヤー(97歳)記念を兼ね開催した。

 王朝時代に朗唱されていた儀礼・祭礼用の古謡「王府おもろ」を盛彬から直接伝授された安仁屋真昭が実行委員長を務めた公演。17世紀後半に確立され、「琉球古典音楽の源流」とされる湛水流独特の奏法や唱法を首都でアピールした。

 幕開けを飾った上里や平らによる「ぢゃんな節」斉唱など、盛彬が採譜した湛水流歌曲・琉舞のほか、安仁屋率いる男性12人の「謡(ふ)きゅる保存会」による「王府おもろ」や、同じく王府時代の女性歌謡「クェーナ」(首里クェーナ保存会)の朗唱もあり、感嘆の声が漏れた。

 感謝状を贈られた平は、湛水流は三十数年前は消滅の危機にあったとして「盛大な会を本土で催せるとは山内先生も夢にも考えなかったと思う。本当にうれしい」とあいさつした。


  琉球新報
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categoryお知らせ  time14:25

沖縄を思い出の地に (北海道・沖縄)

沖縄を思い出の地に 北海道から挙式で来県
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沖縄リゾートウエディング協会の関係者から記念品を
受け取る照井亮介さん(中央)と伊藤加奈恵さん
=22日、那覇空港国内線旅客ターミナル

 県内の結婚式関係企業など37社でつくる沖縄リゾートウエディング協会(小川義昭会長)は「いい夫婦の日」の22日、北海道からリゾートウエディングを挙げるため来県した夫婦と家族14人の歓迎式を那覇空港国内線旅客ターミナルで開き、花束や記念品などを贈呈した。

 新婦の伊藤加奈恵さん(25)は「沖縄の海がきれいで、みんなと違う挙式をしたかったから、ここで結婚式を挙げることを決めた」と喜んだ。24日に読谷村で挙式する予定。

 同会はリゾートウエディングで来県する人を歓迎するため、昨年6月から毎月22日に那覇空港で歓迎式を開いている。今回で16回目となる。

 同会は歓迎式のほか、毎年1月に東京などで沖縄ブライダルフェアーを開催するなど、県への誘客に力を入れている。


  琉球新報

地下ダムに関心 (宮古島・沖縄)

地下ダムに関心 全国土地改良区大会、宮古島視察
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 第35回全国土地改良大会沖縄大会 (主催・同事業団体連合会など) の関連行事として宮古島事業視察が22日、 城辺福里の地下ダム資料館などで行われた。
全国各地の土地改良事業団などから240人が来島し、 地下ダムをはじめ関連する施設や基盤整備事業を視察した。 参加者たちは、 本土にはない地下ダムを活用した農業振興に強い興味と関心を示していた。

 このうち地下ダム資料館では午前11時過ぎから、 バスに分乗した参加者が次々と訪れ、 地下ダムの構造や工法、 建設経緯などの説明を受けていた。
参加者側からも 「地下ダムの供用開始で生産性はどれぐらい上がったか」 「賦課金はいくらか。 運営は賄えるのか」 「自然生態系への影響は」 をはじめ、 サトウキビの施肥量や肥料の種類、 連作障害、 病害虫対策など専門的な質問を出していた。

 地下ダム資料館の他、 城辺仲原で行われている地下ダム止水壁の工事現場、 平良西原のほ場整備地区などを視察。 水土里ネット愛知から参加した早川清春さんは 「本土にはないもの。 自然の地形を農業に利用した先人の考え方が今なお生きており、 とても良いと思う」 と感想を話した。

 また同資料館では宮古土地改良区が黒糖やサータアンダギー、 モズク天ぷら、 泡盛など特産品で歓迎。 今回の視察は県内5地域で行われたが宮古への参加者が最も多く、 同改良区の仲間克理事長は 「目的はもちろん地下ダムや農業振興だが、 観光にも役立つものだと思う。 今後の観光にもつながるよう海の良さなども案内したい」 と話した。


  宮古新報
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category地域情報  time14:14

紫イモのデザート発売 (宮古島・沖縄)

紫イモのデザート発売 沖縄ファミリーマート
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 沖縄ファミリーマート (本社・那覇市、糸数剛一社長)は、このほど宮古島産ブランド紫芋「ちゅら恋紅」を使った手作りデザート 「ちゅら恋紅 紫芋モンブランタルト」(240円)、「ちゅら恋紅 紫芋Wクリームケーキ」(210円)を県内の215店舗で発売した。

 同社は、 地元沖縄企業として沖縄を元気に、 沖縄から元気を発信する 「地域に愛される企業」 を目指して沖縄の地元に密着した様々な商品を展開している。
紫イモのペーストを使った商品は宮古島市農林水産部、 南国食楽Zuとの農林水産物使用推奨品第1弾として出した。 発売期間は11月16日から12月14日まで。

 モンブランタルトは、 アーモンドクリームを重ねたタルトに黒糖クリーム、 スポンジ、 紫イモを使用したクリームを絞り、 アーモンドダイスがアクセントとなっている。
クリームケーキは紫イモを使用したムースとバニラムースの間にチョコスポンジを重ね、 上にはホイップクリームと紅イモクリームをソフトクリームにように絞った。

 20日に宮古新報社を訪れ、 商品をピーアールした営業部スーパーバイザーの嶋村基さん、 同部宮古エリアサブマネージャーの小濱友章さんは 「20代、 30代の女性を中心に好評をいただいている。 宮古島で開催された九州市長会にも提供したところ、 九州でも取り扱いができないかとの問い合わせもあった」 と話した。

 商品への問い合わせは

 沖縄ファミリーマートブランディング推進室
  (098・867・2084)。


  宮古新報
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categoryグルメ  time14:09

多彩な演目を熱演 (西表・沖縄)

多彩な演目を熱演 上原地区青年会が芸能発表
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西表島
 【西表】上原地区青年会(池村研二会長)主催の第32回芸能発表会が18日、中野わいわいホールで開かれた。

 「赤馬節」の座開きに続いて舞踊「デンサー節」「鳩間節」が踊られ、男子会員による力強い「満月太鼓ばやし」と続いた。

 小山明上原地区連合公民館館長は青年会の歴史に触れ、「これからまた新しい歴史と思い出をつくってほしい」と激励した。

 今回は「秘境!西表島」をテーマに西表を紹介する自主制作ビデオを公開。青年が仮装したパインの妖精や、ウミガメの産卵シーンに会場から笑いや歓声がわき起こった。

 勇壮な鳩間島の棒術や劇「高那村の山三郎」が面白おかしく演じられた。「船浦口説」が厳かに踊られると、上原青年会名物のエイサーが登場。一糸乱れぬ切れのある動きで、大きな拍手を受けていた。

 フィナーレのモーアシビーでは会場と一体となって「チョンチョン節」「繁盛節」「マミドーマ」を楽しく踊った。

 この日は小雨が降る肌寒い天気にもかかわらず会場は地域住民で満員、その熱気で暖かいほどだった。

 (西表西部通信員)

八重山毎日新聞

いつまでもお幸せに (八重山・沖縄)

いつまでもお幸せに「いい夫婦の日」
4組が市役所に婚姻届出

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 「いい夫婦の日」の11月22日、石垣市役所では
4組が「いい夫婦になろう」と婚姻届を出した。

 開庁後、一番に提出したのは佐川鉄平さん(33)と甲斐清香(さやか)さん(32)=石垣市白保=。「覚えやすいから」とこの日を選び、出勤前の午前8時半すぎに訪れた。

 千葉出身の佐川さんと東京出身の甲斐さんは大学の研究室で知り合い、交際を開始。佐川さんが4年前、甲斐さんが3年前に移り住んだ。2人とも大学時代はサンゴに関する研究を行っており、移住後もサンゴにかかわる仕事をしている。

 互いの良いところを聞くと「彼女は人あたりがよく、しんもしっかりしている」「私は理屈っぽいが、彼は最後まで話をきいてくれる。2人で何でも話し合える」と照れ笑い。「大好きな石垣の人と自然に囲まれて明るい家庭をつくりたい」と話した。

 「いい夫婦の日」は財団法人余暇開発センター(現日本生産性本部)が1988年に提唱。「いい夫婦の日」をすすめる会が99年から「パートナー・オブ・ザ・イヤー」を選出するなどして普及を図っている。

  八重山毎日新聞

2012-11-22

“100歳トリオ”が自慢の作品 (沖縄)

“100歳トリオ”が琉歌、編み物、自慢の作品展示
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自分で作った展示物の思いを語る(右から)又吉ツルさん、
屋宜ツルさん、北村登美さん
=14日、八重瀬町伊覇の沖縄銀行八重瀬支店

 【八重瀬】南城市玉城の通所介護施設「かふぇてりあ愛日和」(荷川取尚樹代表所長)は12日から、デイサービスの高齢者が作った編み物や絵、工作物の展示会を八重瀬町伊覇の沖縄銀行八重瀬支店で催している。
14日、出品した又吉ツルさん(99)と屋宜ツルさん(99)、北村登美さん(100)の3人合わせて、およそ300歳の元気な“お年寄りトリオ”が同支店を訪れ、自身の作品に込めた思いを語った。展示会は22日まで。

 高齢者が趣味を通して、生きがいを持ってほしいと企画。「文化祭」と称して、ほかのお年寄りの絵や作文など約30点も銀行内のブースに展示されている。

 「みんなを楽しくさせたい」と日ごろから琉歌を詠んでいる北村さんは、デイサービスに通う楽しさを表現する歌を詠んだ。
「私は恥ずかしいけど、みんなを笑わせたらいいことだから、思いついたらすぐ詠むよ」と笑顔で話す。

 屋宜さんは同施設で教わり色とりどりのバッグやマフラー、帽子などを作った。「毎日楽しみで、デイサービスで頑張っている。色は自分のお気に入り。孫にあげようかね」と毎日が充実している。

 編み物を製作した又吉さんは、「いつも手編みで『いたずら』している。誰か欲しい人がいたらあげたいね」とにっこり。

 荷川取代表所長は「高齢者に活躍の場を提供したい。こういう活動を通して『自分たちはまだまだできる』と自信をつけてもらい、これからも元気に毎日を過ごしてほしい」と話した。

 (梅田正覚)


※注:屋宜さんの「宜」は、ワカンムリ


  琉球新報
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category地域情報  time18:18

闘牛場で愛を誓う (OKINAWA)

闘牛場で愛を誓う 披露宴、700人祝福
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闘牛も披露された伊波大志さんと彩絵さんの結婚披露宴
=18日、うるま市の石川多目的ドーム

 【うるま】闘牛大会の会場となることが多い、うるま市の石川多目的ドームで18日、開設以来初めて結婚披露宴が開かれた。普段は牛の雄たけびや勢子(せこ)の掛け声が響く場内には、約700人が駆け付け、新たな門出を迎えた新郎新婦への祝福の言葉があふれた。
 
披露宴を行ったのは、闘牛大会で会場実況などを務める伊波大志さん(28)と佐賀県出身の彩絵さん(31)の2人。
市石川出身の大志さんは、幼いころから闘牛に親しんでおり、闘牛場での披露宴は「夢だった」という。

 演目も闘牛にこだわった。ケーキには牛型のチョコレートが飾られ、お色直し後、2人は闘牛運搬用のトラックに乗り再入場した。大志さんの父盛明さんの愛牛も参加して、実際の闘牛が2番披露された際には、結婚披露宴とは異なる異様な熱気が漂った。

 大志さんの夢実現を手伝ったのは、自身が役員を務める「石川青年連合 舞天会」のメンバーと闘牛関係者だ。大志さんは「彼らがいなかったら形にならなかった」と感謝した。

 彩絵さんの友人で奈良県から訪れた米澤由絵さん(33)は「どんな披露宴になるか想像できなかったけど、予想を超えたもてなしと演出で素晴らしい」と笑顔で話した。大志さんの友人の長濱勇樹さん(28)は「大志は昔から面白いことを考え、実行する人。彼らしい披露宴」と祝福した。

 彩絵さんは「たくさんの人が楽しんでくれてうれしい。やったぞという気持ち」と満面の笑みを見せ、大志さんは「自分の好きな闘牛と石川という地域を盛り上げたいとこの披露宴を考えた。
それについてきてくれてありがたい」と彩絵さんを見詰めた。

 (銘苅つばき)


  琉球新報

島ことばDVDを発売 (宮古島・沖縄)

ぱんだる50㏄が島ことばDVDを発売
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 方言ラジオ体操でおなじみのぱんだる50㏄がこのほどDVD 「宮古島 島ことば」 (製作・fプロジェクト) を発売した。
宮古島方言の日常会話や実用的な感嘆表現、 ことわざを紹介しており、 テレビCMを機に作られた 「むむまっふぁ体操」 も収録されている。
工房CABASU、 ココストアパイナガマビーチ前店、 ネットショップ宮古島のパリ (畑) 留学などで販売している。

 DVDは2作目。 文字では伝わりにくい方言のイントネーションをぱんだる50㏄らしく紹介している。
日常会話は 「キュウヤ、 パリンカィ ブーギスヌ パァ カキスガ (きょうは畑にキビの葉を取りに行く)」 などの例文にしており、 感嘆表現では 「あばっ」 「おごえ」 「うりっ」 「がふっ」 「わいー」 などの使い方を教えている。

 また、 ぱんだる50㏄は沖縄テレビ 「ゆがふぅふぅ」 (月曜日午後7時~、 11月下旬~12月末放送予定) の方言札コントに出演する。




  宮古新報

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category音楽  time09:51

人命救助で感謝状 (宮古島・沖縄)

人命救助で感謝状/東急リゾート、
池間の救難所に宮古島海上保安署

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山中署長(前列中央)から感謝状を受けた皆さん
=15日、平良港湾合同庁舎

 宮古島海上保安署(山中洋署長)は15日、漂流したウインドサーファーを救助した宮古島東急リゾート救難所員と、八重干瀬の浅瀬に乗り上げたヨットの乗組員を救助した池間救難所の所員らに、人命救助に多大に貢献したとして、感謝状を授与した。

 授与された人たちを代表して、東急リゾート救難所の豊見山浩副所長は「初めて感謝状をもらった。大変重い責任を改めて感じる。これからも救助活動に貢献したい」と話した。

 9月26日、ウインドサーファーの男性が風と波の影響で流され、宮古島海上保安署に救助を求めた。同署が現場に近い東急リゾート救難所に救助を依頼。救難所員がウォータージェットで救助し、ウィンディー前浜に待機していた救急車に引き渡した。

 米国籍のヨット(乗組員6人)は10月26日、池間島の北北東約7㌔の海域で八重干瀬の浅瀬に乗り上げた。海上保安署からの救助要請を受けた池間救難所が現場海域に向かい、ヨットを離礁させ、荷川取漁港まで先導し救助した。
 感謝状を受けたのは次の皆さん。(敬称略)

 【宮古島東急リゾート救難所】
佐藤友康(所長)▽豊見山浩(副所長)
▽チャサネス・リマ・ダニエル

 【池間救難所】
長嶺巌(所長)▽勝連見治(部長)▽勝連浩佳(救助長)
▽山里玄隆▽勝連宗明▽新崎康成

.宮古新報

健康料理学ぶ (宮古島・沖縄)

油・塩分減らした健康料理学ぶ、市食改推進協議会
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 宮古島市食生活改善推進員協議会主催による 「健康食メニュー料理教室」 が21日、 下地保健福祉センターで行われた。 同協議会3班 (宮城好子班長) の推進員らが、 参加した市民18人に 「ゴボウ入りハンバーグ」 など4品の作り方をアドバイスした。

 料理教室は、 同協議会が考案した料理のレシピ普及事業で実施。 宮城班長は 「今回の料理は油を減らし、 カルシウム強化、 塩分控えめが特徴。 普段作るハンバーグとどういう風に違うのか学んでほしい」 と呼びかけた。

 メニューはハンバーグのほか 「柿入り三色なます」、 「バランスたて汁」、 「アフ」。

 ハンバーグはゴボウやニンジン、 ヒジキを細かく刻み、 スキムミルクとともにひき肉と混ぜ合わせた。 またたて汁はカツオ削り節、 乾燥ワカメをフードプロセッサーで細かくし、 味噌と混ぜ合わせ味噌玉を作った。

 参加者らは推進員からアドバイスを受けながら協力して調理に臨んだ。 料理が完成すると、 全員で試食しおいしくヘルシーな味に舌鼓を打っていた。

 参加した荷川取敬子さん (34) は 「7月に宮古に来たばかりで宮古の料理に興味があった。 作り方を学べてよかった」 と感想を話していた。



宮古新報
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categoryグルメ  time09:27

「小雪」 (宮古島・沖縄)

きょう「小雪」、サトウキビが出穂
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 ○…きょう22日は 「小雪 (しょうせつ)」。
24節気のひとつでわずかながら雪が降り始める頃。 北海道や東北では初雪が観測されたが、 宮古島でも冬の訪れを告げるようにサトウキビの穂が各地で出始めている。
これから北風の冷たさが増すとともに銀色の穂が島中を覆っていく。

 ○…出穂 (しゅっすい) が見られるのは、 まだごく一部のほ場。 サトウキビは穂を出せば成長が終わり、 収穫を待つのみとなる。 今期のサトウキビ生産は台風被害があったものの、 前年に比べて大幅な回復となる30万㌧以上が予想されている。

 ○…11月下旬に入ってすっかり寒くなった。 気象台によると向こう1週間は気圧の谷や気流の影響で曇りや雨の日が多いもよう。 最低気温は週末から20度を下回ることもあるという。



  宮古新報
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category徒然日記  time09:26

2012-11-21

「首里城明け渡し」上演へ (OKINAWA)

「首里城明け渡し」上演へ 
那覇市文化協会20周年公演

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「首里城明け渡し」の稽古に励む(右から)玉木伸、春洋一、与座朝惟、前川守賢、嘉陽田朝裕ら
=13日、浦添市の国立劇場おきなわ

 明治政府による「琉球処分」を題材にした沖縄芝居の琉球史劇「首里城明け渡し」(作=山里永吉、演出=与座朝惟、演技指導=玉木伸)が12月2日午後5時、那覇市民会館で上演される。沖縄俳優協会が1988年に同会館で上演して以来、約24年ぶり。米軍基地問題を念頭に、「第三の琉球処分」とも表現される今の沖縄の状況も重なる数々の名言が盛り込まれた史劇の大作として注目される。

 那覇市文化協会が創立20周年記念特別公演として主催し那覇市、沖縄俳優協会、琉球新報社が共催する。

 物語は、明治政府が琉球王国へ首里城明け渡しを迫る。親日本派の大和党・宜湾親方(玉木伸)と親中国派の支那党・亀川親方(春洋一)、さらに若者らが集う花染党の三つに分かれての争いが激化。
処分官・松田道之(普久原明)が武力的威圧の下で廃藩置県を通達し尚泰王(与座朝惟)は断腸の思いで首里城を明け渡す。出演は他に瀬名波孝子、伊良波冴子ら。

 同作は30年に初演されて人気を博し、1カ月余の長期にわたって上演された。戦後は松竹梅の三劇団合同で上演し、74年、88年などにも上演された。

 城を明け渡す際に尚泰王が唱えるつらね「戦世(いくさゆ)ん終(し)まち 弥勒世(みるくゆ)んやがて 嘆(なじ)くなよ臣下 命(ぬち)どぅ宝(たから)」は有名。「命どぅ宝」は平和を希求する沖縄の心を表す言葉として知られる。

 尚泰役の与座は「当時の国王の心を表現したい」と思いを語る。宜湾・亀川が議論する場面は当時の葛藤が浮かぶ。
玉木は「大宜見小太郎先生ら先輩方の演技を念頭に演じたい」、春は「史劇のせりふ使いを若手へ伝えるためにも、残したい作品」と強調した。

 「新むんじゅるー」(泉賀寿子演出)も上演。泉、島袋ゆかり、具志清健、高宮城実人が出演する。

 入場料は3千円。問い合わせは
  那覇市文化協会(電話)098(861)1909。

※注:高宮城実人の「高」は旧漢字


  琉球新報
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category沖縄観光  time19:17

来月23日に「うまんちゅ大行動」 (OKINAWA)

来月23日に「うまんちゅ大行動」 オスプレイ、米兵
 
普天間基地周辺で1万人規模のデモ行進を行う「オスプレイ撤去! 米兵による凶悪事件糾弾! 怒りの御万人(うまんちゅ)大行動」が12月23日に実施される。
実行委員会準備会は20日、那覇市の教育福祉会館で会合を開き、日時を決めた。普天間基地へのデモ行進と集会を計画している。

 沖縄平和運動センターなどは「かつてない規模のデモ行進だ」と話している。29日に実行委員会の結成総会を行う。

 準備会には約40人が参加。同センター、普天間爆音訴訟団、嘉手納爆音訴訟団、平和市民連絡会、命どぅ宝・さらばんじの会、中部地区労、全国平和フォーラムが世話人団体となり、実行委への参加をさまざまな団体に呼び掛けている。

 「大行動」は当日、午前11時から宜野湾海浜公園屋外劇場でプレイベント、正午から集会を開く。その後、大山ゲートまでデモ行進し、ゲート前で抗議集会を開催する。

 当初、県民大会実行委の東京要請行動と同じ12月16日に実施する計画だったが、衆院選投開票日と重なることから日程を変更した。23日は3連休の中日に当たるため「県外からも参加しやすい」としている。


琉球新報

「基地撤去は米兵のため」 (OKINAWA)

「基地撤去は米兵のため」イラク帰還兵共闘訴え
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軍隊の構造的暴力について語るヒューズさん(左)と
ウールソンさん(右)=20日、那覇市・県立博物館・美術館

 イラク戦争に従軍した退役米兵らでつくる「反戦イラク帰還兵の会」のメンバー、アーロン・ヒューズさん(30)とアッシュ・ウールソンさん(31)が20日、那覇市の県立博物館・美術館で講演した。
米軍普天間飛行場のゲート封鎖を挙げ、「沖縄の強い意志は必ず勝利する。米兵がわが家に帰って人間性を回復するには、基地撤去による解放しかない」と、基地内外の共闘を呼び掛けた。

 イラク駐留米軍の装備は劣悪で、ヒューズさんが運転するトラックには地図も通信機器もなかったという。
「軍は末端の兵士のことなど気にも掛けない。攻撃されたのに、助けを呼ぶことさえできなかった」と告発。
「オスプレイに乗る米兵は危険を知っている。彼らも助けを求めているのではないか」と案じた。

 兵士も軍隊の構造的暴力の被害者だとして、「寛容と共感だけが、非人間化教育を打ち砕く。共に軍事占領を終わらせよう」と訴え。海兵隊の合言葉を引用し、米兵に「常に忠実であれ。上官の命令でなく自分の良心に」と求めた。

 講演後、相次ぐ事件について「兵士は責任を取るべきだ」とする一方で、「イラクや沖縄の人々を人間と見ないよう訓練されることで、自分自身も人間と考えられなくなっている」と指摘した。

 ウールソンさんは「今は米国人のほとんどが沖縄を知らない。基地が撤去され、兵士ではなく観光客として訪れるしかなくなれば、この美しい島は米国でも有名になるだろう」と期待した。

 講演を聞いた那覇市の大村博さん(71)は「事件は許せない。だが、洗脳の被害者である兵士の苦しみを共有し、解放してあげることが敵味方を問わず刻銘する平和の礎の精神、ウチナーンチュの心だと思った」と話した。

  沖縄タイムス

金武上空を低空旋回 (金武・OKINAWA)

オスプレイ:金武上空を低空旋回
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重低音を響かせ、米軍普天間飛行場を離陸するオスプレイ
=20日午後12時13分

 【中部・北部】米軍普天間飛行場に強行配備されたオスプレイは20日午前8時54分から午後3時45分の間に3機が離陸し、本島北部で激しい訓練を繰り返した。
金武町では病院や住宅上空をヘリモードで低空旋回飛行
する姿が確認された。

 同町では同日午後1時すぎから同3時半ごろにかけて、機体番号「11」が低空飛行。目撃した国立病院の女性職員は「きょうは訓練が特にひどい。騒音で、電話の話し声も聞こえず中断するくらいだ。どうにかしてほしい」と訴えた。

 「08」は名護市久志のキャンプ・シュワブ内着陸帯で午前10時17分から約30分間、9回の離着陸を実施。目撃した大城敬人市議は「これまでにない回数の多さだ」と話した。「03」は同日午前10時ごろ、国立沖縄高専近くの着陸帯で離着陸訓練した。

 名護市はこの日初めて、久辺小学校に騒音測定器を設置、来週まで測定する。

 この日、夜間訓練はなかったが、普天間飛行場では午後10時を過ぎてもエンジン調整が続き、周辺に重低音が響いた。また同飛行場には午前8時42分、山口県の岩国基地所属とみられるFA18戦闘攻撃機が飛来した。

  沖縄タイムス

使おうウチナーグチ 全校に冊子 (那覇市・OKINAWA)

使おうウチナーグチ 那覇市教委が全校に冊子

 那覇市教育委員会は市内小中学校54校に対し、ウチナーグチの小冊子(約3万4千冊)を年度内に制作し、来年4月にも市内の全小中学生約3万人や教職員らに配布する方針を決めた。若者を中心にウチナーグチ文化の衰退が懸念される中、学校現場でのウチナーグチの普及・啓発につなげたい考えだ。
県内自治体初の試み。市教委は「子どもたちがウチナーグチを
学ぶ入り口になってほしい」と話しており、ウチナーグチの普及活動に本格的に乗り出す。

 那覇市は市議会11月臨時会初日の20日、一括交付金を活用した事業として986万円を計上した予算案を提案した。

 制作予定の小冊子には「ハイサイグスーヨーチューウガナビラ」(皆さんこんにちは)や「ニフェーデービル」(ありがとうございます)、給食時などに使う「クワッチーサビラ」(いただきます)など、学校生活で使う身近な言葉を中心に掲載する方針だ。
内容検討に当たっては市教委内に検討委員会を設けるほか、市文化協会などにも助言を求めていく考え。
小冊子は国語や総合学習の時間のほか、子どもたちが生活の中で気になった言葉を自ら調べるなどの活用法を想定している。

 那覇市文化協会うちなーぐち部会の名嘉山秀信事務局長は「学校教育にウチナーグチを取り入れてほしいというのが願いだったので歓迎する。継続的に取り組んでほしい」と喜んだ。

  (知念征尚)


  琉球新報

 自然の豊かさが充満(八重山の民話・沖縄)

『なぜなぜ八重山の民話』 自然の豊かさが充満
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『なぜなぜ八重山の民話』大石直樹再話
 沖縄自分史センター・1600円

 民話は本来、本で読むものではなく誰かが語るのを聞くものであった。だから、1973年以降の県内民話調査で7万3千話もの話が記録されたと知っても、それを聞いたのは調査に参加した人々であり、ほとんどの県民はその内容を知らない。その豊かさを知らない。

 そんな民話伝承事情の中で、希有(けう)な民話集が出版された。再話者の大石直樹さんは、家族から多くの民話を聞いた体験を持つ。そのことがどれほど貴重なことか、この本を読んで実感した。

 「神様は、人間が好きだったわけさあ」。彼に話をしたおじいさんの口癖だったというが、本に書かれる話もやさしく、愛情深く語られている。話ごとにアンガマのウシュマイとンミーのコメントがあり、実際に語りかけられたように温かい気持ちになる。

 先日、ある集会で、本物の火、炎を見たことが無い小学生が増えていると聞いた。最近はガスコンロでなくても料理ができる。「火は、熱いの、痛いの」そう聞かれて、便利さの中で子ども達に伝わってないこと、伝えてないことが多いことに気づきがくぜんとした。

 だから今こそ、この本を読んでほしい。子ども達に読み聞かせてほしい。便利さとは無縁だけれども、私達を取り巻く自然の豊かさが充満している。

 八重山だけでなく、まだ沖縄中でニヌファ星(北極星)もムリ星(昴)も見られるし、元は牛だったというクジラに会うこともできる。話に登場する草木も動物も魚達も、まだ身近に見ることができる。子どもも大人も「ああ、そうか、そうだったんだ」納得する話がいっぱいだ。これこそ子ども達に伝えたい。

 本の最後にかなり詳しい登場物の説明と、神様、人間、動植物の相関図が描かれている。子どもの時に聞いた話を「なぜ、なぜ」と思いながら調べ続け、出来上がったのだろうと思うと、これを見るのも楽しい。

 (大田利津子・沖縄県子どもの本研究会事務局長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 おおいし・なおき 1960年、竹富町小浜島に生まれる。八重山毎日新聞記者を務め、書籍編集者。詩人。「詩集 八重山讃歌」で第31回山之口貘賞受賞。


  琉球新報
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categoryお知らせ  time09:29

伊良部地区三校合同学習発表会 (宮古島・沖縄)

伊良部地区中高一貫三校合同学習発表会
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 「今輝く、 三つの夢が この時間 (とき) から」 をテーマに、 中高一貫三校合同学習発表会が20日、 伊良部公民館で開催された。
伊良部中、 佐良浜中、 伊良部高校の生徒たちが学校生活を通して学んだことや、 この日のために練習してきた合唱など表現活動の成果を発表した。

 この取り組みは 「夢実現」 を育む中高一貫教育のもと、 連携して教育活動を展開するなかで3校の生徒たちが日ごろから学習していることを発表し、 互いの活動の良さを知る目的で開催しているもの。

 全校生徒で合唱を披露した伊良部中の生徒たちは 「白いライオン」、 「道」 の2曲で74人の心を一つに歌い上げて、 美しいハーモニーを会場いっぱいに響かせた。

 佐良浜中の生徒たちは書道パフォーマンスを披露。 音楽に合わせて筆を走らせ、 希望に満ちた未来にむけて 「躍進」 の2文字を完成させた。

 伊良部高校の自然クラブは伊良部におけるオキナワキリギリスの分布調査研究を発表し、 「伊良部地区におけるオキナワキリギリスの分布は下地島のみに限られている。 サトウキビなどの農薬の影響と形態的な特徴から、 下地島が生息するのに適した環境であるといえる」 と結論付けた。

 このほか 「第32回全国豊かな海づくり大会作文コンクール」 で環境大臣賞を受賞した伊良部中3年の池間かおりさんによる弁論 「海の道」 など、 各校代表生徒による発表や地域学習での取り組みなどが紹介された。 最後は3校の生徒全員で 「翼をください」 を合唱し、 発表会を締めくくった。


  宮古新報

TPP阻止へ1000人結集 (宮古島・OKINAWA)

サトウキビ農家ら、TPP阻止へ1000人結集
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 【那覇支局】
環太平洋連携協定 (TPP) 交渉参加阻止とサトウキビ政策確立を目指した県農業代表者集会 (主催・県さとうきび対策本部など) が20日、 豊見城市立中央公民館で行われた。
宮古など各地区の生産農家ら約1000人 (主催者発表) が結集し、 拳を突き上げて反対をアピール。
地域経済へ壊滅的な打撃を与えかねないと懸念し、 政府に対して参加断念を強く求めた。

 同対策本部の小那覇安優本部長 (JA沖縄中央会長) は、 野田佳彦首相が同日の日米首脳会談で日本側の参加表明を見送った一方、 依然として推進する姿勢を崩さない状況を非難。
「沖縄の農業を守るため、 交渉への正式参加を断固として反対する。 サトウキビ生産者が安心して取り組める政策を強く求める」 と訴えた。

 集会ではこのほか、 仲井真弘多知事や県議会の喜納昌春議長があいさつに立ち (ともに代読)、 政府への要請に全力を傾注する方針を伝えたほか、 県選出の国会議員らも登壇して団結を呼びかけた。

 宮古地区からも農家ら約30人が参加した。 下地昌明多良間村長は、 TPP参加による離島経済への悪影響を懸念。 「今のままで参加すれば、 離島での経済活動は成り立たないことが十分に考えられる。 どういう対策を講じるのか、 政府の具体的な説明もない」 と危機感を募らせた。

 城辺地区さとうきび生産組合の照屋秀雄組合長は 「TPPによって宮古の農家は壊滅的なダメージを受ける。 生産者みんなの考えは一致している。 団結をアピールし、 阻止実現に向けて取り組んでいきたい」 と言葉に力を込めた。

 集会では
▽TPP交渉への参加阻止
▽糖価調整制度の堅持と財源確保
▽甘味資源作物交付金水準の引き上げ
▽基金制度による新たな増産対策事業の創設
などを求める決議が満場一致で採択された。
年内又は年明けの早い時期にも上京し、 関係各所へ
要請を行う。


  宮古新報
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category地域情報  time09:16

ワーガニ回しなど盛況 ( 城辺地区運動会、宮古島)

城辺地区運動会、ワーガニ回しなど盛況
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4学区の住民が参加して各種競技を通して交流を深めた
=18日、 城辺陸上競技場

 城辺地域づくり協議会 (饒平名健次会長) 主催の第2回城辺地区運動会が18日、 城辺陸上競技場で行われ、 城辺、 福嶺、 西城、 砂川の4学区から多数の老若男女が参加し、 リレーや玉入れ、 綱引きなどの各種競技を通して親睦を深め合った。

 城辺地区に住む住民同士の親睦を深め、 結束を固めることで地域力を育むことが目的。 市町村合併後、 城辺地区では、 「ふれあいまつり」 と並ぶ一大イベントの一つに数えられている。

 開会式では饒平名会長が 「家族で楽しめるプログラムを用意した。 最後までがんばろう」 と主催者あいさつ。 来賓の長濱政治副市長が参加者を激励した。 ラジオ体操で体をほぐした後、 各種競技が行われた。

 競技は、 小学生男女によるなかよしリレーを皮切りにスタート。 スウェーデンリレー、 お菓子ひろい、 牧草ロール回し競走、 ワーガニ回し競走、 自転車競走、 竹馬競走などのユニークな競技も行われ、 会場を沸かせた。

 午後からは65歳以上のお年寄りたちによる玉入れ競技、 女子綱引き、 男子綱引きなどを展開。 最後は全員でクイチャーを踊り、 盛会のうちに幕を閉じた。



  宮古新報
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category地域情報  time09:11

2012-11-20

 ももココロさん、夢語る (OKINAWA)

感性豊かに視野広げて ももココロさん、夢語る
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漫画の描き方や夢について語るももココロさん
=2日、今帰仁村立天底小学校

 【今帰仁】今帰仁村立天底小学校(座間味靖校長)は2日、同校体育館で、琉球新報で4コマ漫画「がじゅまるファミリー」を連載しているウチナー漫画家のももココロさんを招いたワークショップと講演会を開いた。

 ワークショップでは、「がじゅまるファミリー」の吹き出しを消し、児童たちが言葉を考えてオリジナルのストーリーを作った。
思いも寄らない言葉が多く飛び出し、かわいらしいものから現実的なもの、ユーモアあふれるものまでいろいろな作品が仕上がった。

 「夢」と題した講演で、ももさんは「学生のころ投稿をきっかけに漫画家を志した。一度は挫折し諦めた夢だったが、またチャンスが訪れた」と話した。
また「日常生活は面白い出来事が必ずある。感性豊かに視野を広げ、相手の気持ちを考えてみると楽しくなる」と話し、日々の生活が漫画に生かされていることを説明した。

 生徒を代表して大城龍之介君(6年)が「僕もプロ野球の夢に向かって頑張ります」とお礼を述べた。座間味校長は「皆さんも夢をかなえられるよう自分の道を自分で切り開こう」と語り掛けた。
(新城孝博通信員)


 琉球新報
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categoryモブログ  time19:35

20円で国際貢献 (名桜大 ・OKINAWA)

20円で国際貢献 名桜大生がTFT実践
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TFTを表す「T」の字を手で示し、国際貢献を呼び掛ける
学生ら=15日、名桜大

 【名護】先進国と途上国の「食の不均衡」を解消する運動「TFT」(Table For Two=2人の食卓)を県内で初めて実践しようと、名桜大の学生50人が12月1、2日に開かれる名桜祭での出店準備を進めている。
アフリカの子どもの給食1食分に当たる20円が食事の料金に含まれており、わずかな金額で国際貢献できる。

 TFTは特定非営利活動法人「TABLE FOR TWO International」(東京)が2007年から活動を開始。
これまで企業の社員食堂やコンビニエンスストアの商品に導入されている。支援に充てる20円はルワンダ、ウガンダ、エチオピア、マラウイの非政府組織を通し、給食だけでなく耕作地開発など自立支援にも使われる。

 名桜大では中島あすみさん(1年)らが呼び掛け、1年生を中心に10月から活動を始めた。
第1弾としてメンバーで名桜祭への出店を企画した。名桜祭では支援の20円を含む1食200円で豆乳シチューと豆腐パンケーキを販売する。

 中島さんらは「世界の人口70億人のうち、途上国の10億人が飢餓で苦しむ一方、先進国の10億人は肥満など食事に起因する生活習慣病に悩む現実がある」と指摘。
身近なところからできる国際貢献として活動を始めたという。
中島さんは「給食率が上がると、就学率が上がるというデータもある。身近でできる貢献から世界に目を向け、健康にも目を向けてほしい」と話した。


 琉球新報

住宅地でヘリ飛行 (OKINAWA)

オスプレイ、住宅地でヘリ飛行
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那覇市から浦添市の上空を通過するオスプレイ
=19日午後2時44分(那覇市天久の琉球新報社から撮影)

 在沖米海兵隊のオスプレイは19日、3機が飛行訓練し、那覇市や浦添市など人口密集地の上空をヘリモードに近い状態で飛行しているのが確認された。日米合同委員会の合意では、住宅地上空のヘリモードや転換モードでの飛行が制限されているが、訓練で合意に違反する飛行が続いている。

 3機は正午を挟んで普天間飛行場を離陸。1機は金武町の米軍キャンプ・ハンセンの施設内で離着陸し、同町上空をヘリモードで旋回。その後、宜野座村側の着陸帯で旋回を繰り返した。

 午後2時半以降は、複数の機体が浦添市や那覇市上空を通過。県庁や那覇新都心の上空では、騒音が増加するヘリモードに近い状態で飛行しているのが確認された。3機はその後、午後2時46分以降から午後3時にかけて、同飛行場付近をヘリモードで飛行しながら着陸した。


  琉球新報

中国ロケ 県内24人エキストラ(おきなわ)

徐葆光の映画、中国ロケ 県内24人エキストラ
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冊封使が皇帝から命令書を受け取るシーンに臨む
沖縄からのエキストラ出演者ら
=浙江省東陽市「横店影視城」

 【浙江省東陽市=上間昭一】
徐葆光が見た琉球・映画製作委員会(嶺井政治会長)の中国ロケ隊は19日、浙江省東陽市の映画村「横店影視城」で、中国皇帝が琉球王国へ派遣する冊封使に命令書を渡す場面を撮影した。
20日は御冠船の見送りシーンなどを撮影する。映画には、沖縄から久米崇聖会会員を中心に一般公募された24人がエキストラ出演。
総合監修の〓揚華さんや本郷義明監督が指揮し、映画村と江蘇省蘇州市で冊封料理を復元し、撮影する。ロケ隊団長は津嘉山朝祥・徐葆光の道を歩もう会会長、副団長は久米崇聖会の神村光二理事長。

 冊封副使・徐葆光役を務めた仲井真正峰さんは琉球王国の三司官蔡温を祖先に持ち、ロケでは清時代の官服を着用。「歴史的に意義のある映画に出られて光栄です」と喜んでいた。

※(注=〓はへんが「烏」でつくりが「おおざと」)

  沖縄タイムス

両陛下、万座毛も訪問 (OKINAWA)

両陛下、大学院大を視察 万座毛も訪問
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万座毛の遊歩道を歩かれる天皇、皇后両陛下。
右は石川哲夫恩納村教育長=19日午後、恩納村恩納

 「第32回全国豊かな海づくり大会」のため来県している天皇、皇后両陛下は19日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学を視察した。サンゴのゲノムや白化現象、ロボットを用いた脳内の仕組みを解析する研究に取り組んでいる教授らから報告を受け、激励した。

 9月に開学した同大学には、18カ国・地域から34人の1期生が学んでいる。両陛下は、学生と懇談し、研究内容や沖縄での暮らしなどを質問。「よい研究になるといいですね」と声をかけた。

 同大で学ぶエストニア出身のマルト・トーツさん(26)は数年前、両陛下がエストニアを訪問したときに、妻が歓迎の歌を披露したことを紹介。「お目にかかれて名誉なことだ」と述べた。

 両陛下は、同村の万座毛も訪れ、県の天然記念物に指定されている万座毛石灰岩植物群落などを観察した。案内した同村の石川哲夫教育長に、恩納ナビィの琉歌や恩納岳、伊江島などについて質問した。

  沖縄タイムス

バスケ男子連覇─( 宮古島市・沖縄)

宮古島市、バスケ男子連覇─県民体育大会
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 第64回沖縄県民体育大会のバスケットボール競技は17、 18の両日、 石垣市総合体育館などで行われた。
男子の部は、 宮古島市が決勝で那覇市を83―80で破り2連覇を果たした。
女子の部では宮古島市は2回戦まで進んだが、 宜野湾市に61―89で敗れた。 ボウリング競技では、 宮古島市は団体総合 (2人チーム戦、 3人チーム戦、 6人チーム戦、 個人総合) で6位となった。

 結果は次の通り。
【バスケットボール競技男子の部】1回戦=宮古島市110―51南城市▽2回戦=宮古島市89―65中頭郡▽準決勝=宮古島市86―66糸満市▽決勝=宮古島市83―80那覇市【同女子の部】1回戦=宮古島市61―52中頭郡▽2回戦=宮古島市61―89宜野湾市

【ボウリング競技】2チーム戦=宮古島市B (知念光弘、 川満寛一) 7位▽3人チーム戦=宮古島市A (川上真吾、 友利実、 知念光弘) 6位▽6人チーム戦=宮古島市 (川上真吾、 川満カツ子、 友利実、 下地淳一、 川満寛一、 知念光弘) 6位▽個人総合=知念光弘 (宮古島市) 5位



  宮古新報
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categoryスポーツ  time10:21

被災地と社協支援で演奏 (宮古島・沖縄)

被災地と社協支援で演奏/高橋晴美さんコンサート
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高橋晴美さん
 チャリティー演奏会「宮古島・愛・EyeコンサートVol.3~高橋晴美の世界と共に~」が17日夜、マティダ市民劇場で開かれた。第1部では沖縄本島や宮古島の音楽グループが出演。第2部では作詞・作曲家でありピアニストの高橋氏率いるアンサンブルが、高橋氏作詞・作曲の楽曲を披露した。

同コンサートは、東日本大震災被災地支援と宮古島市社会福祉
協議会活動資金の造成を目的に開催された。

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合唱団との共演も披露した高橋晴美アンサンブル
=19日、マティダ市民劇場

 第1部では、指笛王国おきなわや宮古高校吹奏楽部、宮古島市社会福祉協議会視覚部民謡サークル・ぷからす三味線の会などが登場。第2部では、高橋氏がピアノを担当するアンサンブルが「星降る夜に」や「少年」など高橋氏の作品を演奏したほか、東京や山形、福島、沖縄の合唱団との共演も披露した。フィナーレは出演者全員による大合唱で締めくくった。


 3年前に初来島し、宮古島にほれ込んだと語る高橋氏。今回、宮古島でのコンサート開催を「うれしく、光栄に思う」と笑顔を見せた。

.宮古毎日新聞
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category沖縄観光  time10:17

“ヤギ”で認知症ケア (OKINAWA)

“ヤギ”セラピーで認知症ケア
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メェ~と鳴き声をあげるヤギ(ヒージャー)に囲まれる認知症のお年寄りら。普段は歩かない人が歩きだしたり、表情がこわばった人が笑顔をみせたりしていた=那覇市天久の天久台病院

 沖縄ならではの身近な生き物ヤギ(ヒージャー)をアニマルセラピー(動物介在活動)として活用する珍しい取り組みが県内で始まった。
犬をはじめとする動物との触れ合いを心のケアに生かす活動で、今回はヤギを介することから「ヤギセラピー」。
家畜として親しみ、祝いの場で食した認知症のお年寄りも多く、触れ合いを通して歩きだしたり、表情を取り戻す効果も挙げている。

(福井悠介)

 「メェ~」。今月7日の昼すぎ、那覇市天久の病院中庭。16頭のヤギが、認知症などでデイケアに通うお年寄りらから、餌になる草をもらっていた。

 「普段は自分がどこにいるか分からず混乱している人が、ヤギをヤギとして認知している。現実とつながった瞬間です」。ヤギセラピーを発案した天久台病院の作業療法士、東江悟さん(40)は、少し体を前にかがめながらヤギをなでる男性を見て喜んだ。

 「かわいい。昔は食べました」「畑から餌持ってきて。芋のつるをやったりした」。認知症のお年寄りも昔を思い出して会話が弾み、表情も普段より緩んだ。じっとしてばかりいたのに、ヤギを見て歩きだす人もいる。

 東江さんは「ヤギのつぶし方でも何でも、昔のことを思い出す時間が1分でも1秒でも長くあった方が、認知症の進行を遅らせることができる」という。

 この日はデイケアの利用者ら100人以上がヤギと触れ合った。認知症以外にも、うつ病や統合失調症の患者にも効果があるか、定期的にヤギセラピーを続けていく予定だ。

 いつも東江さんが散歩に出掛ける那覇市識名の大石公園で、ヤギが飼われているのを見て、セラピーを思いついた。協力を申し出た飼い主で大石公園ヒージャー愛好会の大城永一会長(65)は、笑顔でヤギと触れ合うお年寄りを見て「涙が出るほどうれしい。沖縄にはヤギ文化がある。病と闘う方に少しでも役立てればいい」と喜んでいる。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time10:09

 白保ゆらてぃく祭り (八重山・沖縄)

多彩な演目でにぎわう 白保ゆらてぃく祭り
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 第8回白保ゆらてぃく祭り(白保公民館主催)が18日、同公民館で開催され、出店や多彩な催し物でにぎわった。
同祭りは白保地域の資源や自然環境、伝統文化を活用することで、地域の活性化を図る目的で毎年開かれている。例年、公民館に隣接する「ゆらてぃく広場」で開かれているが、今年は雨のため、屋内に変更された。

 オープニングセレモニーでは旗頭の入場、豊里友伸公民館長のあいさつ、来賓祝辞に続き、「ゆらてぃく憲章」が朗読された。

 会場では、ピミジャーエンダラシ(闘山羊大会)などで盛り上がり、舞台では白保の小中高生や地域住民によるダンスや舞踊、棒術など盛りだくさんの演目が披露された。

 また、白保の誇る情歌「夏花節」の大会や白保をテーマにした図画作文・写真コンクールの表彰も行われた。

 この日は、あいにくの雨にかかわらず、白保地区は終日、多くの人出でにぎわった。

 入賞者は次の皆さん。 
【白保小唄作詞の部】▽優良賞=金嶺作▽努力賞=東川平澄▽特別賞=白保青年会

 【第1回夏花節大会】▽最優秀賞=世持麻希▽優秀賞=慶田花貞吉▽優良賞=豊里友文

 【図画の部】
 ▽公民館長賞=あかみねじん(しらほ幼ばらぐみ)、奥谷野歩(白保小2年)▽ゆらてぃく賞=まえもりるい(しらほ幼ばらぐみ)、小浜藍(白保小5年)▽魚湧く海賞=ふくちあさと(しらほ幼ももぐみ)、又吉優菜(白保小3年)

 【作文の部】
 ▽公民館長賞=喜舎場瑞葉(白保小6年)、波照間大輝(白保中2年)▽ゆらてぃく賞=山川美優(白保小3年)、迎里愛羅(白保中1年)▽魚湧く海賞=うえちありさ(白保小1年)、坂東夏帆(白保中3年)

 【写真の部】
 ▽公民館長賞=米盛英博(白保中3年)▽魚湧く海賞
 =坂東夏帆(同)

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time10:04

全国で離島観光PRへ (八重山・宮古・沖縄)

全国で離島観光PRへ 八重山・宮古が
初キャラバン出発

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 JTB八重山会(高嶺良晴会長)の全国誘致キャラバン出発式が19日午前、石垣空港で行われた。
キャラバンには八重山から30人、宮古から15人が参加し、全国100カ所で先島をPRする。八重山と宮古のみの合同キャラバンは今回が初めて。

 高嶺会長は「観光地の沖縄は全国でも有名だが、離島についてはまだまだ周知されていない。来年3月には新石垣空港が開港するのでしっかりPRしていきたい」と話した。

 キャラバンは19日から22日まで、10班編成で北海道から九州まで誘致活動を行う。

 また、観光客に那覇から離島まで足を伸ばしてもらうため、全日本空輸の那覇・宮古・石垣線による周遊コースも周知していく。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time10:00

2012-11-19

「モズクゼリー」味わって (伊江島・OKINAWA)

「モズクゼリー」味わって 伊江に新たな特産
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伊江島モズクゼリーをPRする大城勝正村長(左)と八前隆一組合長=10月31日、伊江村役場

 【伊江】伊江漁協(八前隆一組合長)はこのほど、フコイダンエキスの入った「伊江島モズクゼリー」を完成させた。10月31日に八前組合長が伊江村役場に大城勝正村長を訪れ、商品の完成報告とPRをした。

 同漁協は昨年から村内で収穫されるモズクの需要と持続性の高い商品開発を目指し、健康増進にも期待できるゼリーの開発に取り組んだ。ことし3月には村内3学校で試作品を提供し、児童生徒から良い反応があった。

 八前組合長は「試行錯誤を繰り返し、フコイダンや食物繊維も多く入った食べやすい商品になった」と紹介。試食した大城村長は「パイン風味でサイズもちょうどいい。幼児からお年寄りまで幅広く好まれる味に仕上がっている」と満足し笑顔を見せた。1日には3学校の給食で試食された。

 モズクゼリーは1袋10個入り360円。売り上げの一部は村内の芸術活動などに使われる村青少年教育活動資金に寄付される。

 1日から発売を始め、同漁協や伊江港内の伊江島物産センタ
ーで販売されている。10日に行われた村産業まつりや離島フェアーの会場でも販売した。

 (金城幸人通信員)


  琉球新報
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category地域情報  time19:09

竹富の文化と芸能を学ぶ (八重山・OKINAWA)

竹富の文化と芸能を学ぶ 
星砂の島文化講演会

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 【東京】
「星砂の島文化講演会」(全国竹富文化協会、国学院大学折口博士記念古代研究所共催)が11日、同大常磐松ホールで開かれた。同大の渡邊欣雄教授が「沖縄の風水の歴史と民俗」をテーマに講演し、沖縄国際大学の狩俣恵一副学長と八重山古典民謡保存会関東支部の東玉盛靖修支部長が「節歌の継承を考える―実演を中心に」のテーマで演奏と解説を行った。

 渡邊教授は、風水を測るための「羅盤」(らばん)や「唐尺」(からしゃく)などの道具を紹介しながら、「福禄寿や地域振興を目的とした風水は官公庁による環境アセスメントだった」と説明。

 八重山や竹富島の写真や古い資料などを用いながら、風水の考え方が生かされているケースを紹介した。

 東玉盛支部長は東京竹富郷友会のメンバーとともに「安里屋節」、「仲筋ぬヌベーマ」などおなじみの歌を、八重山古典民謡などによる演奏方法と竹富島での演奏方法で披露。

 狩俣氏は解説で、時代の変化とともに、歌の内容や歌い方が変わってきたことを示しながら、古典民謡の形成過程や竹富島本来の節歌、庶民的な文化の背景などを掘り下げた。

 (黒島安央東京通信員)

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time09:26

 童話・お話・意見発表大会(八重山・沖縄)

八重山代表6人が決定 童話・お話・意見発表大会
12月14日の県大会に出場
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与那国島

 【与那国】八重山地区小中学校第52回童話・お話・第53回意見発表大会(八重山地区PTA連合会主催)が17日午後1時から、与那国町の比川小学校体育館で開かれ、3市町代表の小学校男女12人、中学校男女6人が熱弁を振るった。
その結果、小学校低学年男子は鬚川敏晴君(新川小3年)、同女子は大道あかりさん(八島小2年)、小学校高学年男子は磯部まつり君(真喜良小6年)、同女子は伊良部愛さん(海星小4年)、中学校意見発表の部男子は比屋定賢弥君(大浜中1年)、同女子は福濵早希子さん(与那国中2年)が最優秀賞を獲得した。

 大会は、児童生徒の意見発表の活動を通して表現力の育成や、情操教育につなげることを目的に毎年開かれており、地区大会を勝ち抜いた3部門代表18人が出場した。

 小学校低学年の部では、好きな童話や民話を身ぶり手ぶりを交えて表情豊かに発表。高学年、中学校の意見発表の部では、家族や自分自身のこと、学校生活や命などをテーマに意見を発表した。

 各地区代表とあって、全員、落ち着いた態度で発表。会場の父母や友人から盛んな拍手を受けていた。

 各部門の男女最優秀は、12月14日に那覇市で開催される県大会に派遣される。

 結果は次の通り。

【男子の部】
(小学校低学年)
 最優秀賞=鬚川敏晴(新川小3年)
 優秀賞=前外間大悟(与那国小3年)、大城虎徹(大原小2年)

(小学校高学年)
 最優秀賞=磯部まつり(真喜良小6年)
 優秀賞=上地輝星(大原小4年)、池田竜聖(与那国小6年)

(中学校)
 最優秀賞=比屋定賢弥(大浜中1年)
 優秀賞=伊盛良海(与那国中2年)、前迎隆博(波照間中3年)

【女子の部】
(小学校低学年)
 最優秀賞=大道あかり(八島小2年)
 優秀賞=島仲美好(黒島小3年)、小島南帆(久部良小2年)

(小学校高学年)
 最優秀賞=伊良部愛(海星小4年)
 優秀賞=相田理央(与那国小6年)、甲斐文優女(上原小6年)

(中学校)
 最優秀賞=福濵早希子(与那国中2年)
 優秀賞=新城愛梨(竹富中3年)、平良カナエ(石垣第二3年)

  八重山毎日新聞

個性キラリ、舞台で躍動/中学校総合文化祭伝統芸能、創作ダンスなど発表

個性キラリ、舞台で躍動/中学校総合文化祭伝統芸能、
創作ダンスなど発表

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久松中の生徒総勢60人が息の合った踊りを披露した「Love&Peach~久松KARAの少女時代~」
=16日、マティダ市民劇場

 第18回宮古地区中学校総合文化祭(主催・宮古地区中学校文化連盟)の舞台発表の部が16日、マティダ市民劇場で行われた。各校の生徒が伝統芸能や自らアレンジした創作ダンス、三線演奏、意見発表、楽器演奏、落語などを披露し、日ごろの学習の成果を発表した。

 この日の舞台発表は午前と午後の部に分けて行われた。午前、午後とも複数の学校の生徒による三線合同演奏で幕開けした。

 郷土芸能部門では、下地中による「与那覇のヨンシー」のほか、西城中が「吉田の八木節」、上野中が「新里の棒ふり」をそれぞれ披露した。

 創作ダンスの部では各校とも、息の合ったダンスで観客を魅了。久松中60人によるダンスは舞台いっぱいに広がった生徒たちがダンスフェスティバルグランプリの踊りで会場から大きな拍手を受けた。

 また、宮古特別支援学校の生徒16人による手話ソングのほか、コント、現代風創作落語、書道パフォーマンスなど趣向を凝らした演目も訪れた人たちを楽しませ、文化祭を盛り上げた。

 主催者を代表して同連盟の宮国敏弘会長は「舞台で頑張る生徒たちの姿を見て、感動し、大きな拍手を送って楽しいひとときを過ごしてほしい」とあいさつした。

 そのほか、県宮古教育事務所の儀間裕芳所長、市教育委員会の川満弘志教育長も激励のあいさつを行った。

 今回の舞台発表の内、来月8日に行われる県大会への派遣校は今後発表される。

.宮古毎日新聞
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category沖縄観光  time09:16

元気いっぱいおゆうぎ(宮古島・沖縄)

東保育所園児ら、元気いっぱいおゆうぎ披露
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 市立東保育所 (黒島由美子所長) の 「おゆうぎ会」 が17日、 隣接する東小学校体育館で開かれた。
ゼロ歳~4歳児の102人が元気いっぱいに踊りを披露し、 詰めかけた父母や祖父母らを楽しませた。

 プログラムはひまわり組園児らによる 「宮古島まるこちゃん」 で始まり、 ちゅうりっぷ組が 「ドコノコノキノコ」、 ひまわり組が 「かさじぞう」、 さくら組が 「ヒヤミカチ節」 など次々と披露した。 最後は全員で 「にじ、 明日も晴れる」 を披露し、 会を締めくくった。

 保護者らは元気いっぱい踊る園児たちの様子に目を細めながら、 成長の姿を写真やビデオカメラに収めていた。

 黒島所長は詰めかけた保護者らに 「子どもたちはきょうのために一生懸命練習してきた。 演技を終えた子どもたちに温かい拍手を送ってほしい」 と呼びかけた。


  宮古毎日新聞
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category地域情報  time09:11

2012-11-16

沖縄の魅力教えて (琉大付小、沖縄)

沖縄の魅力教えて 琉大付小、観光客に調査
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観光客に沖縄の魅力や琉球絣の認知などを尋ねる
琉大付小児童=13日、那覇空港

 観光客が沖縄のことをどのように見ているか知ろうと、琉球大学付属小学校4年生38人は13日、那覇空港にいる観光客に声を掛け、「沖縄を訪ねるのは初めてか、リピーターか」「なぜ沖縄に来たくなるか」「どんな土産を買ったか」などをたずねるアンケートを実施した。
事前の授業で琉球絣(かすり)について学んでいた児童は「思ったより伝統工芸品の琉球絣を土産品に買っている人は少ない。もっと観光客に知ってもらえる工夫が必要だと感じる」などと調査を通し、沖縄の観光の課題を実感していた。

 調査では、観光客が沖縄のどんなところに魅力を感じているかや、事前の授業で学んだ伝統工芸品、琉球絣の認知度や土産品として購入されているかなどを調べた。

 同小児童は、那覇空港にいた観光客に声を掛けて調査の協力を求めた。初めは声を掛けるだけでも緊張した表情を見せていたが、回数を重ねるうちに和らいだ表情になり、協力してくれた観光客に「ありがとうございました」と元気いっぱいにお礼の言葉を述べていた。

 ペアを組んで調査をしていた親川英里樺さん(9)と平良早環さん(9)は「最初は慣れなくて声を掛けづらかったが、みんなアンケートに答えてくれた。琉球絣を知っている人が少なかったので、もっと知ってもらえるよう工夫が必要だと思った」と感想を語った。

 アンケートに答えた箱崎美佐江さん(48)=長野県=は「沖縄には年に2回程度訪れているが、ミンサーは知っていても、琉球絣は知らなかった。子どもたちが、自分の住むところが客観的にどう見られているか知ろうとするのはいいことだと思う」と語った。

 同日の調査結果は23日に同校で開かれる
公開発表会で発表される。

  琉球新報
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category沖縄観光  time20:08

108歳をお祝い (OKINAWA)

108歳を108人でお祝い 
宮城朝輝さん、自ら三線披露

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「茶寿」を迎え、家族らとカチャーシーを踊る宮城朝輝さん
(左から2人目)=15日午後4時すぎ、那覇市首里汀良町のJAおきなわ首里城下町支店ホール

 那覇市の男性最高齢で、県内でも男性長寿2位の宮城朝輝さん=同市首里=が15日に108歳の「茶寿」を迎え、同日午後、同市首里汀良町のJAおきなわ首里城下町支店ホールで誕生会が開かれた。

 年齢にちなんで家族や友人ら108人が参加し、宮城さんの健康長寿を喜んだ。

 宮城さんは日ごろ、那覇市首里赤平町の小規模多機能型居宅介護施設「うまんちゅ首里」を利用しており、宮城さんの「友人や家族100人を集めてお祝いしたい」との希望を実現しようと、同施設職員らが開催した。

 この日、宮城さんは羽織はかま姿で登場すると、幕開けに歌三線で「かぎやで風」「恩納節」「御縁節」を披露。年を感じさせない快活さに会場からは大きな拍手が上がった。

 宮城さんは「とても光栄で、本日はどうもありがとうございます」と感激した様子で誕生会を喜び、「次の宴会もよろしくお願いします」と笑顔で話した。


琉球新報

八重干瀬・石垣島津波石群、(OKINAWA)

八重干瀬・石垣島津波石群、国天然記念物に
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宮古島市の「八重干瀬」(宮古島市教育委員会提供)

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「石垣島東海岸の津波石群」の安良大かね
(石垣市教育委員会提供)

 文化審議会(宮田亮平会長)は16日、宮古島市の
「八重干瀬やびじ」を国の名勝及び天然記念物に、
石垣市の「石垣島東海岸の津波石群」を国の天然記念物
にどちらも新指定するよう、田中真紀子文科相に答申した。
官報報告を経て正式指定となる。

 宮古島市の「八重干瀬」は、同市池間島の北方約5キロ~22キロに位置する国内最大のサンゴ礁群。毎年春から夏にかけての大潮の時期に、海面上に高さ約1メートルもの巨大な姿を現すことで知られる。

 「石垣島東海岸の津波石群」は1771年の明和の大津波で移動したとされる4つの巨石。最も大きな「津波大石」は横幅約12メートル、推定従量約1千トンとされ、津波の威力を想像するに十分な迫力を有す。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time20:00

108歳の誕生日 (OKINAWA)

108歳の誕生日 108人で祝う
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花束を受け取り、喜びの表情でお礼を述べる宮城さん
=15日、那覇市・首里JA城下町会館

 那覇市内最高齢の宮城朝輝さんが15日で108歳となり、誕生会が自宅近くの首里JA城下町会館で開かれた。
親族や友人ら108人が長寿を祝った。宮城さんも壇上で
三線を演奏し、元気な姿を見せた。

 首里出身の宮城さんは戦前、地元の泡盛酒造所で杜氏(とうじ)を務めた。営業で奄美大島まで出かけたほか、酒だるを積んだリヤカーを南城市まで引いて歩いたという。
沖縄戦で長男を失い、慰霊の日には毎年、糸満市摩文仁
の方角へ向かって、静かに手を合わせるという。

 誕生会は宮城さんが利用する小規模多機能型居宅介護施設「うまんちゅ首里」が企画。「母親のカジマヤーを祝った時と同じ場所で開きたい」と、本人が会場を選んだ。

 108歳は「茶寿」のため、参加者はお茶で乾杯。
地元老人会の後輩や自治会長らが、ウチナーグチを交えて
祝辞を述べた。「110歳の誕生日には、ぜひ那覇署の1日署長を」という声も上がった。近年の元気な姿を撮った写真が、スライドで数多く紹介された。
宮城さんはひ孫から花束を受け取ってケーキのろうそくの火を勢いよく吹き消し、「あと2年頑張ります」と笑顔でお礼を述べた。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time19:57

無農薬野菜の通年出荷へ (石垣島・沖縄)

無農薬野菜の通年出荷へ 石垣島工場で実証実験
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点滴栽培を導入コスト削減、安定供給も

 無農薬野菜の通年出荷を可能とする液肥を用いた「点滴栽培」実証実験が石垣島で行われている。
付加価値の高い農業を目指し、点滴栽培技術を本土から導入した沖縄農業技術企業化協同組合(平良善光組合長、宮城弘岩代表)の指導を受け、同組合に加盟する(株)仲間商店(仲間重昭代表取締役)が「石垣島野菜工場」(字石垣)で生産、8月から出荷も始めた。
同社は「365日出荷できるようにしたい」と話している。

 組合は今年3月、野菜の県内自給率の向上と高付加価値農業の構築を目的に仲間商店など6農業法人で設立された。連合組織にすることで点滴栽培の技術を広く普及する狙いがある。最初の取り組みを石垣島でスタートさせた。

 同栽培は、液肥をポンプアップして自然流下という方法をとるため、電気代がかからないという。石垣島工場では約830平方メートルのハウスでサニーレタスを生産。
種まきから収穫まで40日。8月2日に初収穫を行った。ファーマーズマーケットとCocoストアに出荷している。1株260グラムに成長した。現在、336株可能な栽培用の棚を12枚確保、18枚になれば通年出荷が可能になるという。

 仲間社長は「組合があるので素人でもできる」と特徴を挙げ、「地元で生産するので流通コストを削減できる。安定的に供給し、365日、24時間の出荷可能な農業を目指す。確実に採算ベースにのせていきたい」と意気込む。

 平良組合長は「従来型の農業では自給率の向上は難しく、組合には点滴栽培技術を普及させる役割がある」と強調、宮城代表は「露地栽培の10倍の生産性があり、儲かる農業にしていきたい」と話した。

  問い合わせは
 仲間商店(松竹辰雄総務部長080-1088-9666)。

  八重山毎日新聞
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categoryグルメ  time19:50

2012-11-15

【集落(スマ)を歩く】 (身や阿古島・沖縄)

【集落(スマ)を歩く】 17・下地川満─下
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 川満集落の 「川満マングローブ」 にはオヒルギ、 メヒルギ、 ヤエヤマヒルギなどマングローブが群生している。
自然なものから植栽したマングローブ林、 その他木々がつくりあげている空間は訪れる人たちに心のやすらぎを与えてくれる。
またいろんな野鳥や海面からは魚を見ることが出来る。

 マングローブは、 陸から流れ込む泥や土、 栄養分をたくさん含んだ水を受けとめるフィルターのような役割を持っている。
同時に荒い波で海岸が削り取られるのを防ぐ役割もある。

 入り口には駐車場が整備されており、 マングローブ林は旧下地町時代に隣接する川満漁港整備事業の一環として整備された木製の遊歩道を歩くことができる。
途中には野鳥観察のための展望デッキや休憩所があり、 ゆっくりと散策できるようになっている。 今では多くの観光客らが訪れている。

 入り口付近には 「ウプカー御嶽」 がある。 看板には 「長い干ばつにも枯れることのないウプカーの湧水は、 川満集落の生活を支え、 また平良へ往来する人々の休憩の場や渇きを潤す給水の場でもあった。
ウプカーには泉源が2カ所あり、 昭和30年代頃までは飲料及び水浴や洗濯、 牛馬の給水や水洗いに利用されてきた」 と書かれている。

 この御嶽は水の神として知られ、 日照りが続くと雨乞いが行われる。 ユークイは喜佐真御嶽の次に行われ、 旧暦2月と6月にヤフダミ、 2月には水ダミの祭祀行事が行われる。

 川満漁港前広場では、 川満自治会 (砂川肇会長) と宮古島環境クラブ (下地邦輝会長) が共同主催する川満の 「緑の朝市」 が開催されている。

 同クラブでは、 川満漁港とマングローブ遊歩道を使った観察プログラムを実施しており、 朝市では緑の産物を手に入れ、 多くの人が集まることでミニワークショップを行い、 交流や体験、 情報や技術を得る場として開催している。 2010年7月19日に第1回が行われ、 毎回多くの人が詰めかけている。 今月18日には第9回を迎える。

 18日は午前9時から正午まで開催される。 サガリバナ鉢植え教室 (3年で花が咲く)、 投網教室、 野菜類や衣類、 食器、 小物類などの販売、 アロエベラ教室、 竹馬であそぼう 「どんぐり 遊びもやるよ」 などが予定されている。

(文・写真 伊佐次郎、 毎月第1・3木曜日掲載)
 ※おことわり=12月は休み、 来年1月から再開します。


  宮古新報
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category地域情報  time18:48

2012-11-14

重箱作った 主婦ら手ほどき(読谷・沖縄)

木更津東高、重箱作った 主婦ら手ほどき
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読谷の女性たちから沖縄の郷土料理を教わる
木更津東高校の生徒ら=読谷村大木・ふれあい市

 【読谷】千葉県から修学旅行で沖縄を訪れた木更津東高校家政科の生徒37人が12日、地産地消の体験学習を通して、村民と交流した。
生徒らは村の婦人会卒業メンバーがつくる「大木ふれあい市」と楚辺公民館婦人会の2カ所で、村内の女性たちと一緒に沖縄の郷土料理に挑戦。
同校は初の試みに「沖縄の人と直接ふれ合い、沖縄の気候と風土を取り入れた料理を体験することで、食生活や食文化を学べる」と意義を語った。

 ふれあい市では、沖縄の年中行事でおなじみの重箱料理に挑んだ。地元の女性たちから手ほどきを受けながら、読谷特産の紅イモや豆腐、魚の天ぷらを揚げ、昆布を結び、ゴボウを煮込んだ。

 ふれあい市代表の牧門(まきじょう)澄子さん(72)は「みんな動きもいいし、考えながら、ちゃんと作ってくれた」と生徒たちを褒めた。

 苅込千紗花(かりこみちさか)さん(17)は「初めて作ったおもちが面白かった」と笑顔。岡本理沙さん(16)は「初めてゆし豆腐を見た。おばあちゃんたちの会話が楽しかった」とうれしそうだった。

 ふれあい市では調理場に隣接する牧門さんの自宅で試食。トートーメーにみんなで手を合わせて、沖縄の生活習慣も体験した。

 楚辺婦人会では会長の高安美和子さん(62)らが楚辺ポーポーやソーキ汁、ニンジンシリシリーなどを指導した。

 担任の進藤和枝教諭は「おもてなしの心が温かかった。成果を持ち帰って家政科の授業や調理実習に生かしたい」と話していた。

  

  沖縄タイムス
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category地域情報  time12:30

平和願い大作キルト (OKINAWA)

平和願い大作キルト 沖大できょうまで公開
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3年がかりで制作したキルト三部作「連なる命」の内容を説明するキルト作家の内田富美子さん(左)=13日、沖縄大学

 構想から33年。大阪在住のキルト作家、内田富美子さん(70)は、沖縄の平和を願い制作したキルト3部作「連なる命」を13日から、県内で初めて沖縄大学で公開している。
復帰を求め北緯27度線で開かれていたかがり火集会、米軍普天間飛行場の移設先として揺れる名護市辺野古の海など、沖縄の歴史と今が描かれている。
一針一針に思いを込めた幅2・85メートル縦1・35メートルの大作に、内田さんは「私の命であり言葉がこの作品。命の大切さを知ってほしい」と学生らに語りかけた。14日まで。
(與那覇里子)

 作品は、祖国復帰闘争を描いた「辺戸の祈り」をはじめ、「集団自決(強制集団死)」がテーマの「ガマ」、沖縄の大地の恵みを表現した「さとうきび畑」の3部構成。

 制作のきっかけは1980年、初めて訪れた沖縄の辺戸岬で見た祖国復帰闘争の碑文と、3歳の時に体験した戦争の記憶がつながったことだった。「戦争中の飢餓や空襲で目の当たりにした遺体など、戦争への恐怖心と平和への願いが重なり、衝撃を受けた」と振り返る。

 その後、何度も沖縄に足を運び、構想を練った。「沖縄の問題は、日本人、人類みんなで考えないといけない」と言い聞かせ、布を探し、縫い変えを重ねた。制作期間は3年に及んだ。

 作品は、大阪で沖縄の基地撤去などを訴える「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会大阪」が、同大で13日から開いているイベント「遊び庭」で展示されている。

 作品を前に同大4年の七海ハーリンさん(22)は、「戦争の放棄や平和を願う気持ちが伝わってくる」とうなずき、「県民も一人一人が沖縄の歴史を継承していかないといけない」と語った。

 イベントでは、ジュゴンを“救う”の言葉をもじり、ジュゴンのぬいぐるみを竹ざおで“すくう”コーナーや、宮森ジェット機墜落のDVD上映などもある。

  沖縄タイムス
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categoryお知らせ  time12:26

シガヤーダコ最盛期 (OKINAWA)

シガヤーダコの最盛期

シガヤーダコは和名で「ウデナガカクレダコ」で、亜熱帯域から熱帯の西太平洋海域にかけて広く分布していて、遠浅の干潟や砂浜、岩の割れ目を住み処(か)としている。
沖縄本島では「シガヤー」とか「シガイ」「ンヌジ」、八重山では「ウムズナー」など、地方によっていろいろな呼び名がある。
周年捕れるが、9月~12月がシーズンとされている。

 シガヤーダコの捕り方は「ンヌジグヮーユーベー」と呼ばれるマダライモガイを数個ロープに装着した仕掛けを投げて、シガヤーダコを抱き付かせたり、誘(おび)き寄せて手づかみしたりする方法がほとんどだった。
最近はエギを使った釣り方も人気が出ていて、シガヤーダコ
専用のエギも販売されるようになった。

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11月11日 泡瀬海岸でシガヤーダコ
30杯を捕った宮平誠さん(オーパFC)

 エギでの釣り方は簡単で、浅瀬のポイントでエギを投げて、根掛かりしたようなアタリがあると、穴に潜られないように素早く巻き上げる。
底に張り付かれた場合は、糸を緩めないように近づき手づかみで捕る。コツを覚えれば20~30杯は捕れるが乱獲は避け、安全を第一に楽しみたい。

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11月3日、大山海岸で46センチ、1.71キロ
のカーエーを釣った与那覇孝亘さん(TEAM ZERO)

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11月4日、本部海岸で65センチ、5.38キロ
のミーバイを釣った島袋聖丸さん

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11月4日 山原海岸で70センチのウムナガー
を釣った新垣健二さん(写真はお子さんの美空ちゃん)

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11月4日、石垣一文字で60センチ、4.2キロ
の石垣鯛を釣った新垣健太さん(フィードマン)

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11月9日、沖釣りで89センチ、12.3キロ
アーラミーバイを釣った山内昌浩さん

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11月6日、西崎一文字で115センチ、19.8キロ
のロウニンアジを釣った宮城秀吉さん

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10月9日、久米島字真謝のさーた橋でテレピア
を釣った伊関海さん

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11月3日、読谷海岸で70.9センチ、4.8キロ
のタマンを釣った高良恒男さん

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11月9日、クイゾネで72.3センチ、4.66キロ
のスマガツオを釣った池味薫さん



   琉球新報 
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categoryスポーツ  time09:35

2012-11-13

 多彩な料理で交流(沖縄)

農家と飲食店が連携 多彩な料理で交流
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やんばるの食材を使った多彩なメニューに舌鼓を打った
「秋の香祭」=本部町備瀬

 【本部】生産農家と飲食店などが連携し、共同で地域資源の活用や地産地消に取り組む「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」のメンバーは4日、町備瀬区内で「秋の香祭」と銘打った交流会を開いた。来場者は、やんばるの食材にひと手間かけた珍しい料理に舌鼓を打った。

 プロジェクトのスタートから約1年半、賛同する応援店は北部地区を中心に、22店舗に増加。

 店舗スタッフも含めて、プロジェクトの趣旨を再確認してもらうため、その家族や関係者らが参加。「豚のしっぽと豆の煮込み」、母牛の肉質を改善した「バンジャー」を使ったローストビーフなど、多彩なメニューが並んだ。

 店舗間の交流も進み、レシピや料理方法を指導し合う試みも行われている。他店舗のシェフから技術指導を受けた黒田奨さん(27)は「プロジェクトのつながりがあるからこそ、技術を教えてもらえる。物も技術も地域で循環できるのではないか」と期待していた。

 同プロジェクトは、全国各地の「食」の取り組みを紹介する「フード・アクション・ニッポンアワード2012」(2日)で審査委員特別賞を受賞した。プロジェクトの芳野幸雄代表は「応援店同士でしっかりコンセプトを共有し、今後も楽しみながら、前進していきたい」と話していた。

  沖縄タイムス
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categoryグルメ  time18:37

ダライ・ラマ 沖縄の現状懸念 (OKINAWA)

ダライ・ラマ「基地集中は差別」 沖縄の現状懸念
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沖縄滞在を終え、会見を開くダライ・ラマ14世
=12日、ザ・サザンリンクスリゾートホテル

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は12日、駐留米軍基地の過重な負担に苦しむ沖縄の人々が取り得る手だてについて「沖縄の人々は教育を受け、人権や経済問題などを学んでいる。
感情に流されるのではなく、あるがままの現実を冷静な目で見て、人権が尊重されていないことや差別があるということを、記事などを通して伝えていくことが大切だ」と述べた。

 訪問先の沖縄で特別講演主催者らと会見し、琉球新報の富田詢一社長の質問に答えた。

 14世は「小さな島の沖縄に(在日米軍専用施設の)74%が置かれている扱いを(沖縄の人々が)差別と思うのは当然だし、私もそう思う」と指摘。
その上で「アカデミックに考える人々のいる日本国内の大学や研究機関などに対し、人権や平等の問題を説いていくことも必要だろう」と強調した。

 これに先立ち、14世は同日午前9時から八重瀬町内のホテルで会見した。尖閣諸島をめぐり領土権を主張し合う日中の緊張関係打開に向けて「中国は日本を必要としており、日本は中国を必要としている。その現実を両者が正しく把握することが必要ではないだろうか」と話した。


 琉球新報

イレブン凱旋、盛大に祝福 (宮古島・沖縄)

宮古イレブン凱旋、関係者ら盛大に祝福
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優勝旗を手に笑顔で凱旋する宮古イレブン
=11日、 宮古空港

 サッカーの第91回全国高校選手権沖縄県大会決勝で、 南風原を1―0で下して優勝した宮古高校イレブンが11日、 優勝旗、 トロフィーを手に凱旋した。
宮古空港到着ロビーには宮古高校の生徒や保護者、 宮古サッカー協会関係者などが大勢詰めかけ、 「優勝おめでとう」 の横断幕を手に祝福し、 選手たちの活躍をたたえた。
また、 12日には市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね優勝報告を行った。 下地市長も優勝を喜び、 全国での活躍に期待を寄せた。
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下地市長 (手前) を表敬し優勝を報告する (前列左から)
川満校長、 洲鎌キャプテン、 上間監督ら=市長室
 選手たちが午後1時40分ごろに優勝旗を手にロビーに姿を見せると、 詰めかけた関係者が盛大な拍手で出迎えた。
同校の川満健校長は「優勝おめでとう。宮古の多くの方々が応援し、 自分のことのように喜んでいる。 全国では沖縄県代表として全国の強豪と戦う。 チーム力をアップし、 全国でも活躍してほしい」 と祝福した。

 また宮古高校サッカー部父母会長の徳嶺薫さんは 「優勝おめでとう。 全国大会に向け父母会一同応援している。 全国でのプレーを楽しみにしている」 と今後の活躍に期待を寄せた。

 宮古サッカー協会の宮国敏弘会長は選手たちの活躍をたたえるとともに、 「全国でもアララガマ魂を発揮してほしい」 と述べ、 「バンザイ三唱」 した。

 上間良哉監督は 「みなさんの支えが力強い。 宮古の大きな支えがありサッカーができる。 感謝の気持ちでいっぱい」 と感謝した。

 洲鎌勝汰キャプテンは 「優勝できたのはみなさんの支えがあったからこそ。 全国大会は新たなスタートライン。 ここからしっかりと練習し、 県の代表として恥じないプレーを国立で見せたい」 と意気込みを語った。

 12日午前には宮古高校体育館でも優勝報告会が行われ、 イレブンが全校生徒の前で選手権大会での活躍を誓った。 また、 午後4時ごろには下地市長を表敬。
下地市長は 「優勝おめでとう。 すばらしい試合だった。 選手が一致団結した結果だと思う。 今後もしっかり練習して県代表としてしっかりとプレーしてほしい」 と激励した。



 宮古新報
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categoryスポーツ  time09:54

2012-11-12

問題調べた 美東中で学習発表会(OKINAWA)

オスプレイ、問題調べた 美東中で学習発表会
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オスプレイについて調べたことを発表する生徒たち
=11日、沖縄市立美東中学校

 【沖縄】沖縄市立美東中学校の学習成果発表会が11日、同校であり、1年5組が米軍普天間飛行場に配備されたオスプレイについて調べたことを壁新聞や紙芝居、パワーポイントなどを使って発表した。

 8グループごとに登壇。壁新聞グループは、従来の輸送ヘリよりも速く遠くまで飛べるが操縦が難しく、墜落の可能性が高くて、事故が起きると住宅地への被害が大きくなる-などオスプレイの特徴を調べ、まとめた記事を読み上げた。

 紙芝居グループは、普天間飛行場そばの小学校に通う子どもが祖父からオスプレイの危険性を聞き、関心を持つようになった話を紙芝居にして発表した。

 生徒からは「墜落の可能性が高いのになぜ配備したのか分からない」「落ちるのが怖いと反対する人もいるが、配備は沖縄を中国から守るためだから賛成という人もいる」などさまざまな意見が上がった。

 オスプレイ墜落の映像などを用いてパワーポイントで発表した西銘良騎君(13)は「オスプレイに反対する人が多いのに押し切ってまで配備する理由があるのか疑問に思った。本土の人はもっと関心を持って考えてほしい」と話していた。

  沖縄タイムス

宮古高校サッカー部、全国大会へ (宮古島・沖縄)

宮古高校サッカー部、12年ぶり全国大会へ
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前半23分、 決勝弾となるロングシュートを決める宮古の
善平和⑩=沖縄市、 県総合運動公園陸上競技場

【那覇支局】サッカーの第91回全国高校選手権県大会の決勝が10日午後、 沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で行われ、 宮古が1―0で南風原を破り、 12年ぶり2度目の頂点に輝いた。 宮古は12月30日から東京・国立競技場で開幕する全国大会に出場する。

 宮古は前半23分、 ハーフウエーライン付近でパスを受けたMF善平和がロングシュート。 前へ飛び出したゴールキーパーの頭を超える鮮やかなループシュートで先制点を奪取した。

 後半はシンプルなパスワークで攻撃を仕掛けるが、 シュートまで持ち込めない時間帯が続いた。 素早いパス回しなどから南風原に決定機をつくられる場面も多々あったが、 守備陣が最後まで集中力を切らさず無失点におさえた。

 決勝弾を決めた善平は 「狙って打ったが、 うまくいくとは思わなかった。 チームを元気づける1点だった」 と笑顔。 大会を振り返りながら 「やっと国立に行くことできる。 個人やチームがレベルアップして、 全国に挑みたい」 と語った。

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12年ぶり2度目の優勝を果たし、 ガッツポーズで
喜ぶ宮古高校イレブンら

 献身的な守備でチームの勝利に貢献したDF長浜真吾は 「自分のプレースタイルはとにかく走ることだが、 後半は足がつってしまった。 これでは全国では戦えない。 宮古に帰ったら、 一から鍛え直したい」 と力を込めた。

 粘り強い守備でイレブンを鼓舞したDF洲鎌勝汰主将は 「宮古から沖縄の代表になった。 目標は先輩たちを超えること。 沖縄の代表として恥じないよう、 がんばりたい」 と全国大会での初戦突破に意欲を燃やした。

 上間良哉監督は 「前半にああいう形で1点が取れたことは上出来。 良いゲームだった。 粘り強いディフェンスができたことも大きい。 全国では一戦一戦を大事に勝負したい」 と述べた。

 結果は次の通り。
 宮古1 (1―0、 0―0) 0南風原


  宮古新報
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categoryスポーツ  time12:20

 全九州高校新人空手 (OKINAWA)

前原男子 組手4強 全九州高校新人空手
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全九州トーナメント準々決勝 中段突きを打ち込む大将の
松元翔也=11日、沖縄市体育館(桑原晶子撮影)

 空手道の第32回全九州高校新人大会兼全国選抜大会予選会は11日、沖縄市体育館で行い、前原が男子団体組手で九州南ブロック4強入りし、全国選抜大会(3月、和歌山)の出場権を手にした。前原は南北各ブロックの上位4校が出場する全九州新人大会トーナメントでも初戦を勝ったが、続く準決勝で敗れた。同トーナメント女子個人組手では新垣夏紀(浦添)が1回戦を突破、準々決勝で敗れた。

大将が活躍、強豪撃破 
九州南北ブロックの4強以上が出場する全九州大会トーナメント初戦(準々決勝)、南3位の前原は、北1位の芦北(熊本)と対戦。1勝1敗2引き分けで勝敗は大将戦に持ち込まれた。

 前原の大将は松元翔也。「ずっと体を動かして自分で気持ちを高めていた」といい、必勝の気迫で試合に臨んだ。

 ガードを固め、間合いを取りながら、相手の動きに合わせて攻めた。「得意のワン・ツーで中段(突き)を取れたらと思ったが、それができた」と松元。8―4で白星を挙げ、チームに勝利を呼び込んだ。

 前原は南ブロックに続き、全九州でも4強入りを果たした。

 全国選抜の出場権を獲得した南ブロック予選でも、積極的に攻める姿勢が目立った。エースの宮里康太は「後ろに下がらずに攻めてポイントを取ることを意識した」と話した。

 一方で、リードしている試合で、試合終了間際にポイントを奪われ、勝てない試合もあり、田村正人監督は時間の使い方に触れて、「勝ちにこだわる精神力」を課題に挙げた。

 南ブロック、全九州ともに決勝には進めず、前堂大樹主将は「気持ちで負けていた」と反省しきり。
だが、全国選抜出場を決めたことは大きな前進。3月の大会へ向け、さらに鍛錬を重ねる考えだ。

 (宮里努)


  琉球新報
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categoryスポーツ  time10:52

味を競うC―1グルメバトル (OKINAWA)

石垣牛ハンバーグ3連覇 北谷の味を競う
C―1グルメバトル

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こだわりの新メニューで上位入賞を果たした3店舗の代表者ら
=11日午後、北谷公園野球場前広場

 【北谷】
北谷町の飲食店30店舗が出品した新メニューを競う「第3回C―1ちゃたんグルメバトル」(主催・北谷町観光協会、共催・琉球新報社)の最終日が11日、北谷公園野球場前広場で開催された。
来場者による投票の結果、カフェレストラン&バー ダブルデッカーの「石垣牛の煮込みハンバーグ」がグランプリに輝き、3連覇を果たした。

 2日間の来場者は3万人(主催者発表)で、各店舗自慢の新メニューを堪能した。
表彰式であいさつした町飲食業組合の棚田貴義組合長は「来年も、ことし以上にレベルアップさせて盛り上げたい。これからも北谷の食べ物を満喫してほしい」と述べた。

 2位にはタコライスcafeきじむなぁデポアイランド店の「オムタコカレー味inとろ~りチーズ」、
3位にはBOLLYWOOD DREAMSの「バターリッチチキンカレー&ナン」が入賞した。

  琉球新報
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category沖縄観光  time10:48

 ママチャリ熱戦 (沖縄)

老若男女668人 ママチャリ熱戦
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全力でママチャリをこぐ参加者。向かい風が強く、
ペダルが重い=豊見城市・豊崎海浜公園

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人気漫画「ワンピース」のキャラクターや「琉神マブヤー」の
コスプレで挑んだ参加者。子どもたちから声援を受けていた

 最近、自転車に乗っていますか? 子どものころや学生時代、自転車が好きだったという人も、社会人になると疎遠になりがち。
そんな中、誰もが気軽に乗れる、かご付き自転車「ママチャリ」を使ったレースが4日、豊見城市の豊崎海浜公園と豊崎美らSUNビーチを舞台に開かれた。その名も「美ら島ママチャリ耐久レース」(主催・同実行委員会)。1台のママチャリをチームメートで乗り継ぎながら、ひたすらこぎ続けるレースに記者も挑んだ。

「きつい」でも「楽しい」 アニメヒーローも全力疾走
 ことしで2回目となる大会。1台の自転車を最大10人で乗り継ぎながら、1周約1・8キロのコースを5時間ひたすらこぎ続け、周回数を競う。ママチャリを使用するため、子どもからお年寄りまで年齢に関係なく参加できるのが魅力だ。

 今回は県内外から80チーム、668人が熱戦を展開。
 人気アニメのキャラクターや県産ヒーローの「琉神マブヤー」になりきって風を切るライダーもいた。

   ◇    ◇

 記者は、高校時代の友人たちとその家族で結成された8人の男女混成チーム「チーム町田家」で参戦。スタート前、1回の乗車で最低3周するとのチーム内ルールを確認した。しかし、「ママチャリをなめていた」と、後で思い知らされることになる。

 午前9時、80台のママチャリがスターティンググリッドに着き、5時間の長いレースが幕を開けた。

 わがチームは、普段からロードバイクに乗る男性がトップバッター。順調な滑り出しでいきなりの4位と、まずまずのポジションにつける。4周走ったところでピットイン。次の走者にバトンタッチした。

 しかしここから、当初の計画がもろくも崩れ去る。2周を走り終えると、次々とピットインしてくるチームメートたち。口々に「きつい」「しんどい」と発して倒れ込む。

 「ママチャリでしょ。まさか」と思いながら、1回目の走行へ。
しかし予想とは裏腹に、全力疾走のママチャリはきつい。
周回コースの前半は、東シナ海からの強い向かい風で想像以上にペダルが重い。こいでもこいでも進まない。
コーナーで一息ついたのもつかの間、直線ではスピードを出すために、ひたすらこぎ続けなければならず、息をつく暇もない。
2周走り終えたころには倒れ込んでいた。足はパンパン、息も絶え絶えできつい。しかし思いのほか楽しい。

 レースが進むにつれ、チームにも一体感が生まれた。勝手に隣のピットのチームをライバル視し、全員がレースに没頭。
最終的には60周(約110キロ)を走り切り、27位でフィニッシュした。運動不足の体にはこたえる体験だったが、ママチャリレースの奥深さを体感できた。

 健康維持にもつながる自転車。今から練習を積んで、来年は皆さんも走りませんか。

文・屋良朝輝 写真・大島千佳

  沖縄タイムス

熱闘 秋の全島大会 (OKINAWA)

猛牛26頭、熱闘 秋の全島大会
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4000人の大観衆が見守る中、東山優武勝(右)が20分を
超える長期戦を制し、新王者に輝いた
=11日午後、うるま市石川多目的ドーム
(勝浦大輔撮影)

 【うるま】第98回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が11日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。県内各地から選ばれた猛牛26頭が熱戦を展開、詰め掛けた約4千人の闘牛ファンをうならせた。

 県内最強牛を決める全島一優勝旗争奪戦は、5度目の防衛が懸かる荒風号と、デビュー以来8戦全勝で上がってきた挑戦牛の東山優武勝が激突。東山優武勝が24分43秒の長期戦を制し、新王者に輝いた。

 中量級全島一は、闘将ハヤテが古堅モーターズ号を5分28秒で破り、初防衛に成功。軽量級全島一は、闘将☆メカが金功重機白王を激闘の末12分59秒で下し、タイトルを守った。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time09:48

現職の翁長氏、4選 (OKINAWA)

那覇市長選:現職の翁長氏、大差で4選
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4期目の当選を決め、長女・志織さん(手前右)から花束を受け取り笑顔を見せる翁長雄志氏
=11日午後8時3分、那覇市牧志の選対事務所

 任期満了に伴う第20回那覇市長選挙は11日投票、即日開票され、無所属で現職の翁長雄志氏(62)=自民、公明、民主、新党改革推薦=が7万2475票を獲得し、無所属新人の村山純氏(64)=共産推薦、社民、社大支持=に5万1692票差をつけて4選を果たした。当選者と次点の得票差としては、1976年に次いで過去2番目の大差となった。

 翁長氏は選挙戦で3期12年の市政運営の実績をベースに、行財政改革の継続と「協働のまちづくりの総仕上げ」を訴え、市政運営の手腕に信任を得て圧勝した。

 政治団体代表の石田辰夫氏(60)は2670票だった。

  沖縄タイムス

 翁長氏が4期目当選確実 (OKINAWA)

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【電子号外】
那覇市長選 翁長氏が4期目当選確実  任期満了に伴う第20回那覇市長選挙が11日実施され、現職の翁長雄志氏(62)=無所属・自民、公明、民主、新党改革推薦=が4期目の当選を確実にした。新人の村山純氏(64)=無所属・共産推薦、社民、社大支持=、政治団体代表の石田辰夫氏(60)は及ばなかった。


  琉球新報

サッカー県大会南風原を下し優勝(宮古島・沖縄)

宮高、12年ぶり全国へ/サッカー県大会南風原を下し優勝
善平がスーパーロング弾

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県高校サッカーで12年ぶり2度目の優勝を果たした宮古高校イレブン=10日、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場

 【那覇支社】
サッカーの第91回全国高校選手権大会沖縄県大会は10日、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で決勝が行われ、宮高が南風原を1-0で破り、2000年以来、12年ぶり2度目の優勝を飾った。
宮高は12月30日に東京の国立競技場で開幕する全国高校サッカー選手権大会に県代表として出場する。
宮高は前半23分、善平和がロングシュートを決めると、南風原の猛攻を全員が体を張って守り抜き栄冠を手にした。

 前半開始早々、宮高は南風原の猛攻を受けたが、ゴールキーパー神里美勇士の好セーブで切り抜けた。

 追い風を受けて攻める宮高は、宮国泰吾が相手ゴールキーパーの動きを見てロングシュートを放つが惜しくも外れた。

 しかし23分、今度は善平が放ったセンターライン付近からのロングシュートが相手のゴールネットを揺らし貴重な先制点を奪った。

 その後は、一進一退の攻防が続いたが、1-0のリードで前半を終了した。

 2年連続で決勝に勝ち上がり、3年ぶりの全国出場を目指す南風原は、後半に入って波状攻撃をかけたが、宮高は堅い守りで応戦。ゴールに攻め込まれ危ない場面もあったが、自分たちのサッカーで、前半に挙げた1点を死守し優勝を勝ち取った。

 上間良哉監督の話 相手は個人技が高いので、1人に対し2、3人で対応するようディフェンスを徹底した。その中でチャンスを見つけ、それを逃さず攻撃に転じた結果が、前半の1点となった。
九州大会の課題を克服しつなげることができたので百点満点の試合。常に地域の人たちに育てられてきたチーム。全力プレーで全国につなげることができた。地域の人たちに感謝したい。

 洲鎌勝汰キャプテンの話 試合が終わってしばらくしてから国立にいけるのだと実感が沸いてきた。ピンチになっても落ち付いてプレーするよう一人一人に声を掛けて試合をした。全国大会までには、チームと個人のレベルアップを図り臨みたい。

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time09:37

多良間路を満喫/一周マラソン(宮古島・沖縄)

340人が多良間路を満喫/一周マラソン
最長24㌔は平良2連覇

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93人が出場した最長Aコースのスタート。
それぞれ多良間島の自然を満喫しながらレースを楽しんだ
=10日、多良間村役場前

【多良間】
「楽しく走ろう 歴史が見える島 多良間島」をテーマに第15回たらま島一周マラソン大会(主催・多良間村)が10日、同村役場前を発着点に島内一円で開催された。
4部門合わせて337人が参加し、島の自然を満喫しながらマイペースで完走を目指した。最長Aコース24・3㌔は宮古島市の平良国治さんが1時間46分31秒で優勝した。レース後はふれあいパーティーが開かれ、参加選手と同村のボランティアスタッフが交流を深めた。

 今年の参加者はAコース93人、B10㌔34人、C3㌔155人、D5㌔55人。島内外9都道府県からエントリーがあった。

 正午にAコースがスタートし、順次別のコースも出発した。

 最長Aコースの選手たちは島をほぼ一周するコースに繰り出し、海岸線から見える真っ青な海や島の緑豊かな自然を楽しみながら距離を刻んだ。総合優勝は平良さん、女子は千葉県の染谷久美子さんが制した。記録は2時間2分32秒。

 B、C、Dコースの選手もそれぞれのペースで力走した。この日の多良間島の気温は正午に27・6度まで上昇、選手たちはこまめに水分を取りながら自分に合ったペースでゴールを目指した。

 沿道では多くの村民が声援を送って全選手をサポート。水や軽食を手渡して完走を目指す選手の背中を後押しした。

 ふれあいパーティーも大盛況。選手とボランティアスタッフがレースを振り返りながら交流し、楽しいひとときを過ごした。

.宮古毎日新聞
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categoryスポーツ  time09:31

2012-11-09

テングノハナが満開 (石垣島・沖縄)

テングノハナが満開 石垣島固有の貴重種
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 石垣市大浜の前津栄信さん(77)の畑でテングノハナが
満開している。

 テングノハナはハスノハギリ科テングノハナ属のつる性植物。日本国内では石垣島にしか生育しておらず、非常に貴重な植物となっている。

 茎は淡紫色で長さは10メートルに達する。花は雌しべと雄しべがある両性花。午前中に淡い紅色や赤紫色の花を咲かせ、昼すぎにはしぼむ。

 前津さんによると、花は10月中旬から咲き始め、12月までは満開の花が楽しめるという。
 前津さんは石垣市内の海岸で8年前にテングノハナを見つけ、枝を切り取って畑に植栽。5年前から花が咲くようになったという。

 貴重な植物だけに徐々に数を増やし、これまで石垣市教育委員会や市民会館などに苗を提供している。

 前津さんは「今後は石垣市内の公共団体や学校などにも苗を提供し、普及を図りたい。子どもたちの良い教材にもなると思う」と話した。

   八重山毎日新聞
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category地域情報  time15:06

配備撤回削除の修正案、九州市長会(宮古島OKINAWA)

オスプレイ配備撤回削除の修正案可決、九州市長会

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臨時理事会を終え、 安堵した表情で会場を後にする島袋うるま市長 (左) =ホテルアトールエメラルド宮古島

 7日に宮古島市内のホテルで開かれた総会で 「沖縄県への新型輸送機オスプレイ配備の撤回を求める決議案」 の採択を見送った九州市長会 (会長・釘宮盤大分市長) は8日、 臨時理事会を開き、 決議案のタイトルを 「沖縄県への過重な基地負担の軽減を求める」 に改め、 文中の 「配備撤回を求める」 とした文言も 「配備は到底容認できない」 に弱めて採択した。
当初の趣旨から大きく後退する内容となったが、 同会理事の島袋俊夫うるま市長、 古謝景春南城市長は 「基地問題を全国民の問題として取り上げてもらいたいという我々の願意は通った」、 「同じ思いを共有できた」 と一定の評価を下した。

 同理事会事務局は、 前日の総会直後から決議案の修正に着手し、 この日のうちに作業を終え、 各県市長会に修正内容を伝えた。

 臨時理事会は8日午前8時過ぎから市内ホテルで非公開で行われたが、 事前に各市長の意思確認作業を済ませていた関係で、 20分ほどで閉会。 新聞・テレビ各社の取材陣に、 修正案が全会一致で決議されたことが伝えられた。

 修正案は、 県市長会が求めたオスプレイ配備撤回の文言を削除した内容。 沖縄の現状について 「米軍航空機による騒音は日常的に繰り返され、 負担軽減を図るという約束は形骸化している状況」 と理解を示しつつも、 オスプレイの配備撤回に関しては 「安全性に大きな懸念を抱いており、 は到底容認できない」 に弱まり、 即時撤回の要求運動の広がりを求める県市長会の考えとは隔たりを感じさせる内容に替わった。

 決議文は 「九州市長会は沖縄県民の声を真摯に受け止め、 政府に対し、 沖縄県に負担を押し付けることがないよう強く求める」 と締めくくった。

 理事会後、 報道陣の質問に答えた島袋うるま市長は、 文言が大幅に修正決議されたことについて 「復帰40周年の節目とオスプレイ配備を契機に、 沖縄の基地問題を九州全域に問題提起し、 全国民の問題として取り上げてもらいたいという我々の願意は通ったと思う」 と感想。
さらに 「沖縄の基地問題は140万県民の声だけでは、 九州はおろか全国には遠く、 結束して叫んでいかなければならないと感じた。 今回、 そのスタートラインに九州市長会として立てたことを高く評価したい」 と話した。

 古謝南城市長も 「他県が合同提出した議案に、 オスプレイの訓練飛行について、 安全が確保されるまで直ちに中止せよという文言がある。 それからするとオスプレイ配備撤回もまったくの同意語。 同じ気持ちを共有できた」 と評価した。

 一方で、 「 (総会で) 国防は国の専権事項という話も出たが、 主権は国民にあるという観点からすれば、 国の暴走を国民が声を上げて止める、 軌道修正することが地方分権の意味するところと考える。 地方分権はしたが国に対しては物が言えないというのは矛盾した考え方」 とも主張した。


 宮古新報

みどりの遠足(水彩サビラ)

みどりの遠足
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うるま市照間やたるはじ  「照間風景」 水彩f5


ようやく アタイの野菜たちが生長し
畝畝に緑の列が出来 園児たちの遠足のよう

人参 ミックレタス 葱に香菜
虫鳥の難を逃れて 成育は順調

畑廻りの足取りも軽く
ミズナは間引きして食す その青臭さが嬉しい

哀れ マメ科二種は未だ寒冷紗の中


  (画 金城明一 )
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category徒然日記  time10:14

傾ぐ (水彩サビラ・沖縄)

傾ぐ
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 「スリッパ」 鉛筆f0

ハキモノは如実に身体の具合を映すものらしい

一人夜のレディオを聴きながら
ふと 足元のスリッパを見ると
左右とも右に傾いでいる

右利きの私の身体は 長い使用の間に
左右の筋肉量の差か 背骨の歪みか
どうやらアンバランスのようである

生活習慣で 例えば
毎日の椅子の座り方ひとつ
立ち方ひとつにも 人にはクセがあるもの

 水彩サビラ (金城明一)

http://suisaisabira.ti-da.net/
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categoryフォトログ  time10:09

「光と影」展示 (カンボジア・OKINAWA)

カンボジアの「光と影」展示 県博で写真展

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カンボジア国立博物館に現存する6世紀の石仏の写真パネルを来場者に解説するソコンティビさん(中央)=8日、那覇市の県立博物館・美術館

 那覇市の県立博物館・美術館で8日、写真展「カンボジア王国の光と影」が始まった。
本年度から同館で研修中のカンボジア国立博物館と同国立トゥール・スレン虐殺博物館の職員計4人が、史料の選別から展示作業までを担った。栄華を誇ったアンコール王朝へ至る古代の「光」と、1970年代のポル・ポト政権下であった住民の大量虐殺という「影」を、約60点の写真パネルで紹介している。
25日まで。

 研修生は平和文化の創造を目指す国際協力の一環で、10月上旬から1カ月間、県博で展示技術や博物館運営の手法を学んでいる。写真展は研修の成果を発表するために企画。4人で1週間かけて準備した。

 会場には、前アンコール王朝時代の6世紀に制作された砂岩製の仏像や、ヒンドゥー教の主要神の一つ「ブラフマー神」を彫った7世紀の座像など国立博物館が所蔵する文化財の写真を掲げた。一方、75~79年のポル・ポト政権時代に、都市住民が農村への移住と重労働を強いられる様子や、無数に並ぶ犠牲者の遺骨を撮った写真など、虐殺博物館の史料も展示した。

 開会式では、国立博物館の課長補佐オウン・ソコンティビさん롹42が「沖縄戦を経験した県民がいかに平和を愛し、世界に発信しているかを知った。
母国の光と影を次世代に正しく継承したい」とあいさつ。
関係者とのテープカット後、来場者に内容を説明した。

  沖縄タイムス

白と深紅鮮やかに (宮古島・沖縄)

白と深紅鮮やかにローゼル咲く
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 近年、 ハーブティーの材料として宮古でも栽培されているローゼルが開花と収穫の時季を迎えている。
燃えるような深紅の蕾や枝の中に咲くクリーム色の花がひときわ目立つ。
ことしは台風の接近が多く、 被害を受けた場所も目立ち
出荷が遅れているようだ。

 蕾の萼 (がく) や苞の部分を煎じると鮮やかな
ルビー色のお茶になる。
クエン酸が多くビタミンC、 アントシアニン、 鉄分なども含むため疲労回復に良いとされている。 宮古では蕾を乾燥させたお茶やジャムなどの商品が増えている。

 城辺花切で蕾を収穫していた栽培農家は 「ことしは台風で多くの木がやられた。 遅く植えたものだけが、 いま収穫できている」 と話していた。



  宮古新報
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categoryお知らせ  time09:28

女子上位? (宮古島・沖縄)

女子上位?のクラス/西辺小学校
1年1組男子5人・女子5人

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西辺小学校1年1組

 学校を訪ねると、隣接した畑で、ジャガイモとサツマイモの植え付け作業が始まるところだった。
全児童が参加、土をならし、肥料を施し、間隔を置き、ていねいに苗を植え付ける作業に取り組んだ。一年生は土に触れることが楽しそうで「間が狭いよ」「ゆがんでいるよ」「深く埋めれ」とにぎやかに植え付けを学んだ。
後は水を与え成長を待つが、収穫はさぞ大にぎわいとなる
ことだろう。

 作業後に校庭で、1年生担任の池間彩里先生の見守る中、1年生に入学後半年間の様子を聞いたが、作業の興奮と「皆、校庭で遊ぶのが大好きで、休み時間ともなると一斉に校庭に飛び出していきます」とのことで、全員テンションが高く、一つの質問に全員が競うように答えてきた。
中でも女子に勢いがあり「うるさい」と男子の声をさえぎると、とたんに男子は静かになる。そんな女子上位の光景を前に池間先生は「校区外から通学している児童が多く、みんなが集まる学校が楽しくてしょうがないんでしょうね」と元気あふれるクラスを語ってくれた。

【男子】▽いけま・りゅうき▽よなは・こう▽なかま・こうき▽ながた・りゅうと▽かわみつ・そうひ

【女子】▽かわみつ・あいか▽そなん・あいり▽たから・あり▽たから・きらり▽ともり・るり

【担任】池間彩里先生

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time09:24

2012-11-08

収穫伸ばしニーズ対応 (沖縄)

【キーツの秋(とき)】② 収穫伸ばしニーズ対応
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 今帰仁村のマンゴー農家・大城幸治さん (63) は、 少しでも長く沖縄ブランドを味わってもらいたい一心で、 キーツの栽培に力を入れる。
市場のニーズに応えるため、 知恵を絞って栽培方法を工夫。 「風通しを良くし、 涼しい場所で育てる」 を原則に、 収穫するタイミングを遅らせ、 時間をかけてじっくりと栽培することで品質の向上も図っている。

 大城さんが所有する農園は約65㌃。 マンゴーの出荷量はこれまでの平均で約8㌧ (アーウィン5㌧、 キーツ3㌧)。 キーツを作り始めた当初の出荷量は400㌔ほどだったが、 現在では全体の4割程度を占めており、 キーツだけを栽培するハウスもある。

 キーツの収穫は9月から始まり、 台風など気象状況にもよるが例年、 10月上旬まで取り入れる。 直射日光を避けるための遮光ネットをうまく活用し、 収穫時期を調整することで他農家よりも 「10日以上は遅らせている」 という。

 具体的には強烈な夏の日差しを防止するため、 梅雨が明ける6月中旬以降に遮光ネットを設置。 ハウス内の風通しをさらに良くするため、 ハウスのビニールは全てはずし、 周囲は細かい網状のシートで覆う。
梅雨明けから収穫までの約2カ月余は室温が38度以上にならないよう細心の注意を払いながら作業を進める。

 大城さんは 「着果してから、 少なくても150日以上は置きたい。 私の経験だが、 収穫までの間が長いほど糖度が増して味も良くなる。
アーウィンも同じで品質の高い物ができると考えている」
と説明した。

 1年おきに豊作と不作を繰り返す隔年結果に陥るリスクがあるため、 収穫時期はこれ以上伸ばさない。
それでも県産マンゴーを少しでも長く扱いたい小売店の要望に応えることとなり市場の信頼も集まっている。
「農家によって作り方は違う。 絶えず情報を収集し、
沖縄マンゴーのブランド価値が下がらないように努めたい」
と気を引き締めた。

 (那覇支局・大城直也)


   宮古新報


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categoryグルメ  time18:42

沖縄基地負担軽減決議可決(OKINAWA)

九州市長会、沖縄への基地負担軽減求める決議可決
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「沖縄県への過重な基地負担の軽減を求める決議案」が全会一致で承認された九州市長会の緊急理事会=8日、宮古島市平良・アトールエメラルド宮古島

 【宮古島】沖縄への「新型輸送機オスプレイ配備撤回」決議案の採決を見送った九州市長会(会長・釘宮磐大分市長)は8日午前、宮古島市内で臨時理事会を開き、表題を「沖縄県への過重な基地負担の軽減を求める決議案」と修正した上で、沖縄県市長会提案の決議案本文から「オスプレイ配備反対」「配備撤回」を削除した決議案を全会一致で承認した。

 決議は当初決議案にあった「オスプレイの配備は到底容認できるものではない」との表現を維持し、「政府に対し、これ以上、沖縄県に負担を押しつけることがないよう強く求める」としている。

 同市長会は7日の総会で同決議案の取り扱いを理事会に
一任していた。

  沖縄タイムス

「世界大会でも優勝を」 小学生チーム (OKINAWA)

「世界大会でも優勝を」 タヒチアンダンス小学生チーム 
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優勝報告をした「タヒチタマリィぎのわん」のメンバー
=2日、宜野湾市役所

 【宜野湾】6月のタヒチアンダンス日本大会で優勝し、来年3月にハワイで開かれる世界大会の出場権を獲得した宜野湾市の小学生ダンスチーム「タヒチタマリィぎのわん」のメンバーが2日、佐喜真淳市長らに優勝報告した。

 代表で宜野湾小PTA会長の諸喜田徹さんは「5月にチームを結成し、メンバーは厳しい練習を乗り越えてきた。
本番では会場の人が身震いするほど素晴らしい演技を見せてくれた」と報告。

 指導する堀内プアラニ保子さんは「子どもたちを世界に連れて行きたいという思いを持ってきた。子どもたちの可能性を外へ出していきたい」と協力を呼び掛けた。

 佐喜真市長は「世界大会への出場おめでとう。これからも目標をしっかりと持って、サポートしてくれる人に感謝しながら頑張ってほしい」と激励。宮城茂雄教育長は「5月の結成で優勝したのは驚異的だ。世界大会でもこれまで以上の情熱を爆発させてほしい」とたたえた。

 チームを代表し、キャプテンの伊禮真琉さん=大謝名小5年=は「ハワイでの大会でも優勝したい。
応援をお願いします」と元気よくあいさつした。

 (小那覇安剛)


  琉球新報
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category地域情報  time13:31

オスプレイ 反対見送る/「沖縄」特記に異論(OKINAWA)

オスプレイ配備 反対決議見送る/九州市長会総会「沖縄」特記に異論/きょう理事会で再協議
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都市財政の拡充強化など15議案を決した九州市長会
=7日、ホテルアトールエメラルド宮古島

 九州118市で構成される九州市長会(会長・釘宮磐大分市長)の第111回総会が7日、宮古島市内のホテルで開催され、都市財政の拡充強化を求める議案など各県提出の15議案を可決した。
一方、沖縄への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備に反対する決議の採択は見送った。
沖縄県に限定したオスプレイ配備の反対や安全保障の観点から異論があり、全会一致の結論には至らなかった。きょう8日に開く臨時理事会で文言を修正する方針だ。

 オスプレイ配備に関する反対決議文で、うるま市の島袋俊夫市長は「オスプレイの配備に対する撤回の意思を確認し、国に対して安心を求める声を発信していきたい」と述べ、各県市長に賛同を求めた。

 これに対して発言者のほとんどが「沖縄の過重負担は認識している」としながらも、一部の市長は配備反対が「沖縄」に特記されていることや、国防の観点から「ここで議論することなのか」と述べ、決議に賛同しかねる見解を示した。

 沖縄の各市長は「私たちはこれ以上の負担は耐えられないということを言っているだけだ。どうか理解をいただきたい」と全会一致の決議を求めたが、意見は平行線をたどった。

 最終的に文言を修正して理事会に一任することを確認。
きょう8日に開かれる臨時理事会でまとめる。

 九州市長会総会の宮古島市開催は初めて。この日は71市の市長が参加した。

 総会では、開催地を代表して下地敏彦市長が「景気低迷、災害に対する不安など、昨今の地方自治体を取り巻く環境は厳しい」と指摘。
「知恵を出し合いながらさまざまな課題に対して議論の上、解決に向けた実り多い会議になることを期待する」と歓迎を込めてあいさつした。

 議案審議の行財政関係では
▽都市財政の拡充強化
▽合併市町村に関する支援策の充実
▽日米地位協定の見直し▽米軍航空機による低空飛行訓練およびオスプレイ飛行訓練の安全性について-を可決した。

 新規のオスプレイ関連議案では
①十分な説明がないままの低空飛行訓練を直ちに中止すること②住民への影響等について、関係自治体に対する納得のいく詳細な説明なしに飛行訓練を強行しないこと-を求める。

 きょう8日は意見交換会や行政視察を行う。

.宮古毎日新聞

「現代の名工」に 加工卓越 (OKINAWA)

桑名さん「現代の名工」に ロープ加工卓越
<現代の名工>
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熟練の技を継承しようと、後進の指導・育成に
意欲を見せる桑名勝俊さん
=10月29日、那覇市のミヤギロープ

 厚生労働省は7日、伝統工芸や工業技術などで優れた技能や業績を持つ150人を2012年度の「現代の名工」に選んだと発表した。
県内からはミヤギロープ(那覇市)の代表取締役を務める
桑名勝俊さん(68)が選ばれた。
県内からの「現代の名工」は46人目。桑名さんはワイヤロープ加工や素線メッキの技能に卓越しており、国家技能検定制度の普及促進に尽力。
技術講習の開催や県綱索技能士会の発足など、県内の技能士育成にも貢献した。表彰式は8日に東京都内で行われる。

 ワイヤロープはクレーンで重量物をつり上げるときなどに用いられるが、用途によって加工法はさまざまだ。
桑名さんは「丁寧に仕事すること、お客さんのニーズに応えること」を心掛け、社員に徹底するよう教えている。

 作業の効率化とコスト削減を同時に実現した独自の加工法「セミロングスプライス」は業界から高い評価を得ており、特許も取得した。「技術が褒められたときはうれしい」と笑顔を見せる。

 福岡出身の桑名さんは中学卒業後、ワイヤロープの素線にメッキを施す職人として大阪で働いた。ワイヤロープの端末加工の技術も習得し、1970年、大阪で桑名綱索所を創立した。

 技術講習の講師として沖縄を訪れたことがきっかけで、04年にミヤギ産業から土木商品部門を譲り受け、ミヤギロープを設立した。

 現在、泉北産業の取締役会長も務める。同社の本社がある大阪、支店がある大分、そして沖縄を飛び回る。

 「これからも自分の技術を教え続けたい。それが自分の元気の源」。熟練の技を余すところなく伝えようと、情熱を注いでいる。

  琉球新報

健康長寿いつまでも 合同カジマヤー (うるま市天願)

健康長寿いつまでも うるま市天願、合同カジマヤー 
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カジマヤーのパレードで笑顔を見せる神田幸治さん
(後部座席左)、玉栄カマドさん(同右)
=10月28日、うるま市天願公民館前

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カジマヤーを迎え、住民の祝福を受ける前堂盛徳さん
=10月28日、うるま市天願公民館前

 【うるま】うるま市天願区は10月28日、数え97歳の長寿を祝う合同のカジマヤーパレードと祝賀会を天願公民館などで開いた。
カジマヤーを迎えた前堂盛徳さん、神田幸治さん、玉栄カマドさんの3人をオープンカーに乗せ、家族や親族、青年会や婦人会などが共に集落内を練り歩いた。

 公民館前では三線や太鼓に合わせ、若者たちが棒術などを披露。あげな中学校吹奏学部の演奏に合わせ、3人は晴れ晴れしく車上から沿道に手を振った。

 かつては嘉手納基地の消防士で「沖縄一の牛主」だったという前堂さんは、訪れた住民の握手に笑顔で応じていた。

 元具志川農協組合長で、現在も新聞でニュースとなった場所を実際に見に行く“行動派”の神田さん。「楽しむことが長生きの秘訣(ひけつ)」と話した。

 沖縄戦で夫を失い、女手一つで5人の子どもを育てた
玉栄さん。普段は手芸が趣味だといい、
「健康でみんなにお祝いされて上等」と無邪気に笑った。


  琉球新報
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category地域情報  time10:40

電動バイクの県内普及に力(OKINAWA)

ワールド社とテラ社、電動バイクの県内普及に力

 自動車修理工具などのネット販売を手掛けるワールドワイド&カンパニー(那覇市、仲村成昭社長)は7日、電動バイクメーカーのテラモーターズ(東京都、徳重徹CEO)と業務提携したと発表した。中国にあるテラ社の海外生産工場から直接沖縄にバイクをコンテナ輸送し、ワールド社が県内でメンテナンス・販売を行う。

 同日、県庁で会見した仲村社長は「電動バイクは認知度の低さや本土からの輸送コストがかかることで普及が進まなかった。業務提携により一括して仕入れることができ、普及につなげたい」と話した。県内の取引先における整備拠点も増やしていく予定。

 テラ社の電動バイクは、ガソリン二輪車の50ccスクーターと同様のタイプで、バッテリーと電気モーターで走る。家庭用の100ボルトコンセントで充電が可能。同社は関東地区を中心に国内で年間約3千台を販売しており、電動バイクの国内シェアは約40%。

 沖縄県内での販売は初めてで、初年度は300~500台の売り上げを目指す。今後は、ホームセンターや観光関連業などでの販売網も拡大し、沖縄を拠点にアジアへの販路拡大も視野に事業展開も検討していくという。

 徳重CEOは「沖縄には電動バイクのニーズがあると思う。排ガスがなくクリーンな乗り物で、観光地にマッチする。リゾート地でのレンタルバイクとしての需要もあり普及の可能性がある」とPR。来春にはEV三輪(5人乗り)の販売も予定している。

  沖縄タイムス
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category地域情報  time10:19

認知症に理解を (OKINAWA)

認知症に理解を クリスティーンさん講演
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クリスティーン・ブライデンさん
=3日、名護市・名桜大学ホール

 認知症当事者として世界中で認知症の本来の支援のあり方を訴えるクリスティーン・ブライデンさん(63)=豪州在住=がこのほど初来沖し、「認知症とともに生きる」と題して講演した。過去に「痴呆症」と侮蔑的な名称で呼ばれた認知症の人々は、今も多くの誤解にさらされている実情を報告。社会が認知症当事者の声に耳を傾ける必要性を訴えた。クリスティーンさんの講演要旨を紹介する。

■本人へ支援なく
 私が認知症と診断されたのは1995年。46歳だった。当時は最初の夫と離婚したばかりで3人の子を一人で育てていた。そんなとき医師から認知症を発症していると告げられた。

 支援を求めて認知症協会へ問い合わせをすると「本人向けの支援はない」と。この経験が私の活動のスタートとなった。私たちを意思のない抜け殻とみなし、認知症に関する活動に当事者は一切関わっていなかったのである。正しい支援を受けるため声を上げようと思った。

 認知症について勉強すると、あまり知られていないことに気づいた。高齢化のプロセスと考える人も多く、病だと認識されていない。知識のなさからくる無理解や恐怖で当事者が排除されていた。それが当事者をさらに苦しめていることを訴える活動を進めた。

 発症後夫のポールと出会い、私の行動範囲はぐっと広がった。国際的な認知症ネットワーク(DASNI)を設立。2001年ニュージーランドで開催されたアルツハイマー病の国際会議では当事者として初めて開会演説をした。

 この演説は日本での私の活動のきっかけとなった。当時認知症を公に話す日本人はいなかった。しかし04年京都での国際会議で日本人当事者が初めてスピーチ。当事者による活動が日本で始まった。それにより私たちは徐々に「痴呆症の老人」から「認識機能のある人」と理解されるようになった。

■「脳の休養時間」 
「認知症とともに生きる」とはどんなことなのか。私たちが普段通りにみせかけている裏には大きなもがきがあるのだ。

 私の場合、午前中は比較的うまく過ごせるが、午後には疲れ切ってしまい、はっきりと思考できなくなる。夕方にはすっかり落ち着きがなく「何かをしよう」とせわしなく動き回る。そんな時、ポールはやさしく「リラックスしよう」とうながしてくれる。

 脳の疲れを取るための静かな時間を私たちは「脳の休憩時間」と呼ぶ。視覚・聴覚的な刺激が多いところで長時間過ごすと疲れ切ってしまい、怒りっぽくなってしまう。ポールは、私がどんな苦労をしているか理解してくれる一人。私のニーズを察知し、失敗する前に支援してくれる彼を、私は「イネブラー」と呼ぶ。

 例えば「選ぶ」ことは、選択肢を覚えられない私にとって大変だ。そんな時ポールは選択肢を二つ程度まで狭めてくれる。

 ポールといれば、私自身が「落ちこぼれてしまった」と感じることはない。散歩中に私がふらりと消えてしまっても、ポールは「徘徊(はいかい)した」とは言わない。「ウインドーショッピングに行ってたんだよね」と声をかける。心配を表面上に出さず、私と再会できたことを心から喜んでくれる。

 なじみのないところでは二人で手をつなぐ。私は床にがらがあるとつまずきやすく、階段の上り下りも難しい。認識機能の低下から体が不安定になるためだ。衰えた認識能力では、周囲を素早く把握できない。視界に入ったことを把握するのに時間がかかる。

 最近は単語も文法も間違っていることが多くある。考えを脳から言葉という形で送り込むことが難しくなっている。

■十分な時間必要
 認知症はコミュニケーションの病気。認知症の人が起こすいわゆる「問題行動」は非言語的コミュニケーションである。もしかしたら不快に感じ、苦しんでいるのかもしれない。その多くが見過ごされてはいないだろうか。

 ゆとりをもって接してほしい。話していることを消化するための十分な時間を与えてほしい。さまざまに私を支援するポールは私の人生に意味を与えてくれるイネブラー。家族、友人、医師や介護者がその役割を果たすこともあるだろう。

 今でもオーストラリアでは支援を必要としてる認知症当事者の1割しか、支援を受けることができない。日本でも状況は変わらないのではないか。当事者こそ本当の専門家だ。認知症の治療薬ができるまで、また認知症の人が過ごしやすい社会ができるまでの間、声を上げていきたいと思う。

[ことば]
 イネブラー(enabler) 英語で「可能にする」の意味である「enable」から来ているクリスティーンさんの造語。認知症当事者の残された能力を最大限に引き出し、その人らしく生きることを可能にしてくれるパートナーのことを指す。

沖縄タイムス


2012-11-07

ゆるキャラ発表(南風原・宜野座)

南風原・宜野座がゆるキャラ発表
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はえるん(南風原町)
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ぎ~のくん(宜野座村)

カボチャ頭におしゃれな絣
 【南風原】町は4日、公認イメージキャラクターを発表した。デザインは兵庫県のイラストレーター野々宮ゆきさん(25)、愛称は那覇市の会社員、具志堅千穗さんの「はえるん」に決定した。

 町は着ぐるみやぬいぐるみに活用できる「ゆるキャラ」をイメージしたデザインを条件に全国公募。175点から選抜された7点のうち、町在住者などを対象にした投票で決まった。

 「はえるん」は南風原の自然の中で太陽の光を浴びて育った明るく元気な子どものキャラクター。カボチャや絣といった町の特産物や町章もデザインに取り入れている。

 城間俊安町長は「町の小学生にも投票してもらい、子どもの目線も結果に反映されている。地域イベントなどで積極的にPRしていきたい」と話した。

 各部の審査員特別賞は次の通り。(敬称略)

 幼稚園・諸見謝ひまり▽小学生・諸見謝きらり▽中学生・比嘉尚哉

パインのズボン おへそに注目
 【宜野座】村マスコットキャラクター「宜野座・ぎ~のくん」が10月27日に開かれた第21回村祭りのオープニングセレモニーでデビューした。全国から応募のあった184点の中から、大阪市在住のデザイナー、福添あゆみさん(36)の作品が最優秀賞に選ばれた。

 「ぎ~のくん」は元気な男の子。水と緑と太陽の里を頭の部分で表現し、ズボンはパイナップル、チャームポイントのへそは沖縄の真ん中の同村を表現したという。全国に宜野座の魅力を伝える普及広報活動をする「宜野座村ふるさと大使」にも任命された。

 授賞式に参加できなかった福添さんは手紙で「村民に親しまれ、愛される『ゆるキャラ』になるよう期待する」と村民に伝えた。

 東肇村長は「ぎ~のくんに特別住民票第1号を交付する。これからは村民としてみんなから親しまれるよう、いろいろな行事などに参加する」と元気なマスコットの登場を喜んでいた。(仲地暁通信員)

沖縄タイムス
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category地域情報  time17:37

シークヮーサーから化粧品 全国大会入選(OKINAWA)

沖縄高専、シークヮーサーから化粧品
 先端研究が全国大会入選

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美白化粧品の研究で入選した(左から)宮里春奈さん、
島袋友美さん、服部暉さん、山里洸佑さん
=10月30日、名護市辺野古の沖縄高専

 【名護】国立沖縄工業高等専門学校生物資源工学科2、3年生の研究グループが、捨てられるシークヮーサーの種子から化粧品をつくる研究成果をまとめ、全国規模の大会で入選した。
やんばるの資源を生かした研究に、指導した同校技術支援室副技術長の藏屋英介さんは「最先端の研究の一端を学生が担っている」と評価した。

 沖縄高専と共同研究する勝山シークヮーサーが、県産業振興公社の「OKINAWA型産業応援ファンド事業」に採択され、機能性化粧品素材の開発を進めている。学生の研究もその一環として進められた。

 メンバーは2年の宮里春奈さん、3年の服部暉(あきら)さん、山里洸佑(こうすけ)さん、島袋友美さん。
国立大学53工学系学部長会議と読売新聞社が主催する工学フォーラム2012(10月、名古屋市)高校部門に応募し、会場でポスター発表する10校に選ばれた。

 研究は果汁を搾った後に捨てられるシークヮーサーの種子から美白効果があるとされる物質「チロシナーゼ」を抽出。
香り成分などを加えてハンドクリームを試作した。
従来使われてきた美白成分は発がん性が示唆され、一時使用が中止されたが、チロシナーゼは天然に由来するもので安全の面でも高評価という。

 メンバーのうち宮里さんは「全国の人にシークヮーサーを知ってもらう機会になった」と喜んだ。服部さんは「沖縄の特産品を研究し、県外でも広めたい。
もっと沖縄に注目してもらいたい」と研究の進展を誓った。


  琉球新報

豊かな自然、 奥間川で観察会 (やんばる)

豊かな自然、保護訴え 奥間川で観察会
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奥間川の豊かな水生生物について説明する
佐藤文保館長(手前右)=10月28日、国頭村の奥間川

 【国頭】NPO法人「奥間川流域保護基金」は10月27、28の両日、国頭村の奥間川で自然観察会を催した。
久米島ホタル館の佐藤文保館長が講師を務め、子どもらに奥間川の水生生物の豊かさについて説明。「将来、やんばるが世界遺産になれば奥間川周辺はその中核になる大切な場所だ」
と保護を訴えた。

 佐藤さんは「大国林道ができた90年代は、奥間川は赤土で染まり生物も減っていた。この十数年で赤土が雨で流され、川が回復しつつある」と指摘。一方、「赤土は川から海に流れ、海は今でも(汚染が)大変だ。きれいになるには今後100年、200年かけないといけない」と推測した。

 観察会では、絶滅危惧種で沖縄本島固有種のカラスヤンマとオキナワミナミヤンマのヤゴが見つかった。佐藤さんは「オタマジャクシなど餌が豊富にあることを示している。貴重なトンボが沖縄にいることを知っていてほしい」と語り掛けた。

 観察会は5月から始まり、今回が4回目。「かいぎん環境貢献基金」の助成を受けた。

 浦添市から参加した長嶺隆さん(39)は「子どもと一緒に来たが、大人の方が楽しんでいる。川にこんなにたくさんの種類の生物がいるとは知らなかった」と話した。


  琉球新報
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category地域情報  time17:25

 大学生「家事力」アンケート 直撃 (沖縄)

琉流×Shiny 大学生「家事力」
アンケート 男女200人直撃

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今時の大学生は、家事はどの程度できるのか? 
そもそも日ごろ家事はやっているのだろうか? 
素朴な疑問からスタートした今回の調査は、男女大学生各100人に直撃した「家事力アンケート」。その結果から、意外にも(?)男女に大きな差は見られず、それなりに掃除、洗濯、料理とこなしている様子がうかがえました。
学生団体「Shiny」が、調査を通して大学生の素顔に迫ります!

あなたの得意な家事は?
家事も仕事も「互いに協力」が理想


井出美和子さん(19)=宜野湾市、沖国大1年 卵料理なら負けません。得意な料理はオムライス。親子丼もよく作ります。コツはきれいな鍋を使うことと、卵そのままの味を生かすこと。将来は専業主婦になって、家で旦那さんと子どもの帰りを待ちたい。

 諸見安晃さん(19)=西原町、沖国大1年 おなかがすいたとき自分で作れたらいいなと思って始めたのがきっかけです。夜バイトから帰宅して、自分で夕飯を作ることが多いです。将来のパートナーに家事力は求めません。料理が苦手な人でも教えたりしながら一緒にできたらいい。

 風間佑介さん(20)中城村、琉大1年 今日も洗濯ものを干してから学校に来ました。洗濯ものを干す時のポイントは日当たり! 自宅のベランダの日当たりがいいところに、厚手の洋服を干すなど、日当たりを考えて干すこと。お勧めの洗剤はボールドの柔軟剤入りダウニーの香り♪

 崎濱貴美香さん(18)=中城村、琉大1年 中華レストランでバイトをしていて、バイト先のスタッフの料理の仕方を見よう見まねで作ったのがきっかけです。鍋をひっくり返して、全部中身を落としてしまった失敗経験も(笑)。次は、キムチチャーハンに挑戦したいです♪

 金元千賀子さん(20)=宜野湾市、沖国大3年 得意な家事は洗濯です。ポイントは1回目洗剤のみで洗って2回目に洗剤と柔軟剤を混ぜて洗濯機を回すこと。母親ゆずりの方法なのですが、母のようにふかふかに仕上げるのは難しいです。お勧めの柔軟剤はダウニー。

 比嘉諒輔さん(19)=北中城村、琉大1年 最近よく作るのはティラミス。高校時代はクラスメート全員へシュークリームを作ったりもしました。きっかけは、クラスの男子でホワイトデーに女子へ手作りをしようとなり、その時に初めてお菓子作りをしました。将来パートナーに求める家事は、料理以外。料理は好きなので自分でやりたいですね。

 坂本大河さん(21)=西原町、琉大3年 1人暮らしで友だちをよく家に招くので、部屋はきれいにするようにしています。部屋をきれいに保つコツは、掃除の時、使うか使わないか分からないものは捨てること。将来のパートナーにも家事力は求めないですね。文句とか言ったらけんかになりそうだし(笑)

 大城真里亜さん(19)=那覇市、琉大2年 家族で家事を分担していて、小学2年の時から、毎日お皿洗いが担当。音楽を聴きながら楽しみながらやっています。将来の旦那様にはできる範囲で家事を手伝ってくれたらうれしいです。でも家事力よりは愛情を求めます(笑)


  琉球新報

キス釣りが最盛期 (okinawa)

キス釣りが最盛期
 小さい体の割に引きが強いので、小さな巨人とも呼ばれるキスは周年釣れるが、数と型共に安定して釣れるのが9月末から12月。今週は最盛期を迎えた各地のキス釣りの状況をお伝えしよう。
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屋我地ビーチのボート釣り風景

まず、キス釣りの本場、屋我地周辺の状況から。屋我地ビーチの情報によると、例年なら9月末から釣れ始めるキスが10月末になって安定して釣れるようになった。ボート釣りで15センチから24センチが多い人で20~30尾程度、最多で60尾が最近の釣果。県内では唯一、手漕(こ)ぎボートで釣りが楽しめるとあって、この時期は毎週のように釣り大会が開催される。

屋我地ビーチ(電話) 0980(52)8123。

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10月21日、マリンタウンで20センチのガクガク
を釣った新里マリナさん

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11月4日、うるま市海岸で51・5センチ、2・67キロ
のチンシラーを釣った園田茂一さん

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10月21日、慶良間の磯で2・3キロのカツオや
グルクン等を釣った大城朝経さんと杉本良太さん

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10月28日、浜比嘉島でタテシマフエフキ20センチ
を釣った新垣二衣菜、光輝、結衣菜

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10月27日、宜野湾海岸で0・6~1メートル
の太刀魚を釣った末吉正宗君

次に中部で釣れているのが泡瀬周辺やハンビー海岸で、特に泡瀬漁港周辺は数釣りが期待できる。型は15~23センチといったところだが、泡瀬漁港内では30センチ前後の大型も釣れている。南部でも糸満市役所裏、タクシー会社裏、与根漁港で15~23センチが釣れている。

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10月29日、宮城島で1・02キロのアオリイカ
を釣った宮里真矢さん

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10月28日、前兼久港で4・1キロのクブシミ
を釣った水野健司さん

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11月3日、西崎漁港内で2・06キロのカニ
を釣った當山清貴さん

 数釣りのコツは仕掛けを投げ込んだら、ゆっくりと誘いをかけながらリールを巻き取る。扇状に投げて釣れなくなったら次々にポイントを移動する等、広範囲にポイントを探ると良い。この時期は格安なセット竿での、ちょい投げでも楽しめるので、釣りを始めたい方や、ファミリーにもお勧めの釣りだ。

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11月1日、石垣島観音堂で95センチ、10・1キロ
のロウニンアジを釣った東恩納盛人さんとタマン
を釣った下里肇さん(フィードマン)


(おきなわ釣王国社・仲栄真修)


琉球新報


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categoryスポーツ  time12:27

パイン イノシシ被害(八重山・沖縄)

パイン農家ショック 嵩田地区でイノシシ被害
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 石垣市嵩田地区のパイン畑約60アール余りで4日、苗の芯がイノシシに食べられていることに生産農家2人が気付き、5日、市に被害を届け出た。嵩田地区では現在、猟銃を使ったイノシシの駆除は行われていない。

 東金三さん(60)は、今年9月以降に苗を植え付けた畑3筆合わせて約50アールがほぼ一面にわたって被害に遭っており、「イノシシに少しずつ食べられることはあったが、畑全体が被害を受けるのは初めて」と話す。

 隣接する畑約30アールは植え付けに備えて整地を済ませた状態だが、「イノシシがいるため、苗を植えても被害が繰り返されるのではないか。しかし、植え付けが遅れれば遅れるほど、根付きが悪くなってしまう」と苦慮。

 約15アールが被害を受けた廣田和男さん(53)は、去年植え付けたあと、1年以上育ててきたパインが被害を受け、「このショックは、被害に遭った農家にしか分からない」と肩を落とした。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time09:16

 ヨットで石垣~花蓮往復 (八重山・おきなわ)

花蓮市長に親書 ヨットで石垣~花蓮往復
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 中山義隆石垣市長(八重山市町会会長)の親書を台湾・花蓮市の田智宣(ティエン・チシュエン)市長に届けた八重山高校の掘井紗らさん(1年)と三上季沙さん(同)が5日午後、ヨット八重山号(前田博船長)で石垣漁港内ヨットハーバーに帰港した。

 今回の航海は、親書を届け、両市の友好を深めようと企画された。今月1日に石垣を出発した掘井さんと三上さんらは2日に花蓮市に到着。

 田市長に親書を手渡した後、地元の花蓮女子高校の生徒たちとの交流やヨットセーリング、観光を楽しんだ。高校生たちの歓迎のアトラクションに対しては、中国語で「涙そうそう」を歌って応えた。4日午前には花蓮市を出港し、石垣へ向かった。

 掘井さんは「ヨットでの移動は大変だったけど、地元の高校生との交流が楽しかった」、三上さんは「中国語は片言しか話せなかったので、もっと勉強してまた交流したい」とそれぞれ話した。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:13

2012-11-06

琉球國祭り太鼓、30周年 (OKINAWA)

琉球國祭り太鼓、音市場で30周年式典
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創立30周年式典で演舞を披露する琉球國祭り太鼓
=沖縄市上地・ミュージックタウン音市場

 【沖縄】「琉球國祭り太鼓」は4日、市上地のミュージックタウン音市場で、結成30周年記念式典を開いた。メンバーはダイナミックな演舞を、100人以上の観客に披露。
祭り太鼓のモットーである「迎恩」の心を、さらに県内外や海外へ打ち響かせていくことを誓い合った。

 祭り太鼓は1982年11月3日、市泡瀬の若者を中心に結成。現在、県内に10、県外に34、北米や南米などの海外に10の支部がある。総勢約2500人の太鼓集団に発展し、国際的にエイサーを普及する活動を展開している。

 蔵根尚美会長は「1千人規模で大太鼓を打ち鳴らしたいという若者の夢から、祭り太鼓は始まった。
沖縄を愛し、伝統文化に誇りを持って活動する若者たちは、さらに若者を触発していった」と感慨深げ。
「夢を持てぬ若者が多い中、エイサーの感動を広めたいと活動するメンバーの信念は素晴らしい。大胆な発想とパワーで、さらに発展していきたい」と力を込めた。

 来賓の東門美津子市長は「私たちの祖先は武器を持たず、文化の風に乗って荒波を越えてきた。
最近、日本をめぐる国際情勢は平和の道を遠ざけるような懸念もあるが、祭り太鼓の活動が国と国を結び、平和の懸け橋になることを期待したい」とエールを送った。

   沖縄タイムス

グリーン・ノート・コースター (沖縄)

グリーン・ノート・コースター 初アルバム7日発売
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グリーン・ノート・コースターの右から佐々木皓太、
金城美織、田中秀樹

 2011年10月に大阪で開かれたコンテスト「ミュージシャングランプリOSAKA2011」で、全国559組の頂点に立ったグリーン・ノート・コースターの初アルバム「ピーシズ・オブ・ザ・ライト」(ビレッジ・アゲイン)が7日、リリースされる。
12月13日午後8時から、北谷町モッズでリリース記念ライブも予定。メンバーは「この先も期待してもらえるような、いいライブを披露したい」とやる気満々だ。

 グリーン・ノート・コースターはボーカルの佐々木皓太と金城美織、ギターの田中秀樹のスリーピースバンド。同じバンドで活動していた佐々木と金城が2010年に結成した。

 初アルバムには、「シング・ライク・ア・バード」「アイ」「スターズ」などオリジナル作8曲を収めた。

 「大阪でグランプリを受賞してから、『来年にはCDを出そう』と決心した。でも力みはない。等身大の自分たちの音」と金城。勢いのある自分たちの「現在形」が凝縮された一枚に自信をのぞかせた。

 ライブ入場料は前売り2千円、当日2500円。

    問い合わせはモッズ、
    電話098(936)5708。

   沖縄タイムス
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category音楽  time17:14

 ミス(美寿)北中城に3人(OKINAWA)

80歳以上が対象 ミス(美寿)北中城に3人
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2013ミス(美寿)きたなかぐすくに選ばれた(左から)
桃原峰子さん、山内春子さん、城間春子さん。
=北中城村中央公民館

 【北中城】80歳以上の女性を対象とした2013「ミス(美寿)きたなかぐすく」の選考委員会がこのほど開かれ、
「ミスちむじゅらさ(清い心)」に桃原峰子さん(90)=村大城、
「ミスさらばんじ(真っ盛り)」に山内春子さん(80)=村安谷屋、「ミスがんじゅう(元気)」に城間春子さん(84)=村熱田
=が選ばれた。

 3人には10月27日に村中央公民館で開かれた第4回「村福祉まつり」(主催・同実行委員会)で、新垣邦男村長から認定証と祝いの記念品が贈られた。

 12年のミスの伊波セツさん、喜納春子さん、船越文子さんが「少し寂しいですが、頑張ってください」とそれぞれにタスキを渡した。

 「ちむじゅらさ」の桃原さんは「アッサミヨウと驚いた。長生きして良かったよ」と喜びのあいさつをした。

 新垣村長は「本村は女性長寿日本一。ミスの皆さんは体力に応じて村のイベントに参加して盛り上げてください」と祝福の言葉を述べた。(翁長良勝通信員)

  沖縄タイムス

ラジオ「沖縄へ行こう!!」(OKINAWA)

鳩間、ラジオで活躍 「沖縄へ行こう!!」ネット配
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首都圏で好調なラジオ番組から生まれた「沖縄へ行こう!!」
を歌うサカノケン(左)とカーナ・トロピカルこと鳩間可奈子
=沖縄タイムス社

 民謡歌手の鳩間可奈子がパーソナリティーを務める首都圏向けラジオ番組「OKINAWA LIFE~楽園日和」が好調だ。

 「番組を聞いて沖縄に行ったというメールも来る」と手応えを語る。9月には番組パーソナリティーでバンドを結成し、デビュー曲「沖縄へ行こう!!」のネット配信を始めた。

 「FM NACK5」(埼玉県)が毎週土曜日の午後12時30分~55分に放送。2010年10月以来、紫芋、離島、島マース、A定食などを特集し、沖縄の魅力を伝え続けている。首都圏の男女(35~49歳)の聴取率ではAM・FM局を合わせ第2位を獲得している。

 鳩間のパートナーは埼玉県出身のサカノケン。「沖縄初心者」だったが、「食べ物もおいしくて、人が温かい。時間の流れも魅力的だ」と語る。

 「沖縄へ行こう!!」はサカノ、カーナ・トロピカル(鳩間)、寺岡5で結成した「カナケン5バンド」が歌う。沖縄民謡やロック、パンクなどのテイストをチャンプルーした楽曲だ。鳩間は「音楽を通じて沖縄を伝えていきたい」と話した。

  沖縄タイムス
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category音楽  time17:07

上陸 物々しく 日米統合演習初日 (OKINAWA)

上陸 物々しく 日米統合演習初日 ホワイトビーチ
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日米共同統合演習で、波しぶきを立たせないようにかいをこぐ米兵ら=5日午後4時34分、うるま市のホワイトビーチ

 【うるま・名護】自衛隊と米軍の2012年度日米共同統合演習(実動演習)が5日、県内で始まった。
うるま市勝連の米海軍ホワイトビーチでは、佐世保基地(長崎県)に配備されている米海軍強襲揚陸艦ボノム・リシャールなど米軍艦3隻のほか海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」など8隻が集結した。

 自衛隊から約3万7400人、米軍から約1万人参加する。防衛省統合幕僚監部によると、最大規模だった2010年度の前回演習と同規模。

 ホワイトビーチでは、ボノム・リシャールから水陸両用艇が頻繁に出入りし、上陸と離岸を繰り返し、ゴムボートに乗った米兵が上陸訓練を重ねた。自衛隊の艦船からは、複数の小型ボートに乗った隊員らが同ビーチに上陸した。

 名護市辺野古沖では、演習に参加するとみられる佐世保基地所属のドック型揚陸艦「デンバー」が午前中に停泊し、水陸両用車15台を降ろした。水陸両用車は辺野古の海岸から上陸し、キャンプ・シュワブ内に入った。


  琉球新報

また制限時間外飛行 (OKINAWA)

オスプレイ、また制限時間外飛行
 午後11時超え

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午後10時を30分以上過ぎて米軍普天間飛行場に着陸する
MV22オスプレイ=5日午後10時31分、宜野湾市
(田嶋正雄撮影)

 米軍普天間飛行場に配備された米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイは5日、これまでで最も夜遅くまで飛行を続け、午後10時31分に同飛行場へ着陸した。
騒音防止協定で制限されている午後10時以降の着陸は先月
30日以来2回目。また、訓練飛行をしたのとは別の機の整備が午後11時8分まで続き、騒音が周辺の住宅街に響いた。

 この日は、日が落ちてから訓練が本格化。午後6時46分~同59分、午後8時12分~9時、午後9時36分~10時31分の3回、夜間飛行を繰り返した。

 2回目の飛行では、午後8時半ごろから金武町のブルービーチ内ヘリパッドで5回ほど離着陸するのが目撃された。
3回目の飛行でも午後10時すぎ、4回離着陸。低空飛行するオスプレイに向け、砂浜から米軍関係者が合図のようにライトを
点滅させた。キャンプ・ハンセンの上空では、午後10時前まで
旋回飛行。スピードを上げながら低空で5周した。

 県の又吉進知事公室長は5日夜、取材に「今後夜間訓練が増え、騒音など住民の負担が増すことが懸念される。市町村と連携を取りながら(訓練実態の)データを収集し、地元への負荷を明らかにしたい」と述べた。

  沖縄タイムス

宮高男女3位、九州へ(宮古島・沖縄)

宮高男女3位、九州へ/県高校駅伝
北山がアベック優勝

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3位でゴールする宮高男子のアンカー・川満穂鷹
=4日、市陸上競技場

 男子第60回、女子第30回の県高校駅伝競走大会が4日、宮古島市陸上競技場を発着点とする男子7区間42・195㌔、女子5区間21・0975㌔の同競技場付設公認マラソンコースで行われ、男子は北山が2時間19分6秒で優勝、女子も北山が制し、記録は1時間19分3秒だった。
宮古勢は宮高が男女3位に入賞。18日に福岡県で開催される九州大会の出場権を獲得した。

 大会には男子23校、女子14校が出場。女子は午前10時、男子は午後0時分にスタートした。

 女子1区6㌔は八重山が飛び出し、北山、宮高と続いた。2区に入ると優勝候補の北山が逆転、その後は1度もトップを譲ることなくゴールし、都大路(京都)の切符を手にした。2位は名護、3位は宮高。

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宮高女子の宮國実香子。3位でゴールした
=4日、市陸上競技場

 男子は北山、宮高、コザが優勝争いを展開した。
1区10㌔は北山が制したが3区8・1075㌔で宮高が逆転。
しかし、続く4区で再び北山が前に出てそのまま逃げ切り、
6年ぶりに優勝した。2位はコザ、3位には宮高が入った。

 県高校駅伝が宮古島市で開催されるのは2001年以来11年ぶり。全国大会の舞台となる都大路を目指し、各校の代表選手が健脚を競った。沿道では多くの市民が声援を送った。

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time09:55

ユークイ大司母先頭に「ユーンティル」(宮古島・沖縄)

御嶽に五穀豊穣を感謝/西原で伝統のユークイ
大司母先頭に「ユーンティル」

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五穀豊穣を感謝する女性たち=5日、西原地区

 西原地区で5日、伝統行事「ユークイ(富乞い、世乞い)」が行われた。フゥヅカサンマ(大司母)ら3人が参加。ンマヌハ(南の方)御嶽では、先輩や友人の女性たちが踊りに参加し奉納した。

 神女役の3人は、白装束で着飾り、キャーン(和名シイノキカズラ)の草冠をかぶり、大司母が神の杖と称する杖を持って払い清めた。

 各御嶽へ移動する道中では、大司母を先頭に「「ユーンティル(富を満ちてください」と唱え、悪霊を払って招福した。

 3人は、各御嶽で旧年中の五穀豊穣に感謝し、向こう一年間の豊作を祈願した。 

 大司母は今年(旧暦)卒業するとされ、ンマヌハ御嶽では見守っていた女性らが大司母を胴上げして祝した。


  宮古毎日新聞

.宮古毎日新聞
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category地域情報  time09:18

ユークイ 地域の安泰を祈願(宮古島・沖縄)

平良西原でユークイ 地域の安泰を祈願
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伝統祭祀「ユークイ」で神歌を歌いながら集落内を巡る
白装束姿の神女=5日、宮古島市・平良西原

 【宮古島】宮古の豊年祈願の伝統祭祀さいし「ユークイ」が旧暦の9月吉日に合わせて4日から3日間、宮古島市の平良西原集落で開かれている。
5日午前、前日から地域のウパルズ御嶽に一晩こもった神女3人が、白装束姿で集落内の御嶽を回り、地域内の安泰を祈願した。

 ユークイは、豊かさを招き寄せるという祭祀。ユークインマなどと呼ばれる神女が、地域の聖地であるウパルズ御嶽で夜を徹して祈りをささげ、神歌を歌って後、地域内を巡る。

 ウパルズ御嶽から出て来た3人の神女が、両手に手草(テフサ)を持ち、頭にシイノキカズラで編んだ草冠(カウス)をまとった白装束姿で地域内を巡拝。
豊かさが満ちるようにという意味を込めて「ヨーンテール、ヨーンテール」と神歌を歌い、集落内を歩いた。

 この祭祀は近年、神女の担い手が減少する傾向にあり、存続が危ぶまれている。

  沖縄タイムス

2012-11-05

県警、米兵を5日中に聴取 (OKINAWA)

県警、米兵を5日中に聴取 住居侵入と傷害容疑 

 読谷村のビル3階の住居で2日未明、中学2年の男子生徒が侵入した男に殴られるなどした事件で、県警は5日、住居侵入や傷害などの疑いで、米兵を同日中に任意で事情聴取することを明らかにした。

 県警によると、米兵は米軍嘉手納基地(嘉手納町など)所属。ビル1階の居酒屋で酒を飲んだ後の2日午前1時ごろ、3階の女性会社員(41)宅に侵入、息子の生徒を殴り1週間のけがをさせた疑いが持たれている。

 米兵はその後3階から転落し、肋骨を折るなどの重傷を負って米海軍病院に入院していた。
(共同通信)

琉球新報

オスプレイ初の放水訓練 (OKINAWA)

オスプレイ:シュワブ内で初の放水訓練
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名護市のキャンプ・シュワブ内で放水訓練を行うオスプレイ
=30日午後4時15分ごろ

 オスプレイは30日、名護市のキャンプ・シュワブ内で初めて、放水訓練を実施した。
機体番号「09」が午後2時15分から午後4時20分の間に3回に分けて同基地に飛来。機体につり下げた赤い消火バケツで同基地内にある農業用ダムの水をくんだ後、高い位置で前進しながら広い範囲へ放水する訓練を繰り返した。

 6月に公表された環境審査報告書で米軍は消火活動を「オスプレイの重要な機能の一つ」と強調している。名護市の男性(70)は「来年には機体数が増えるといわれており、訓練は増加するだろう。低周波音の体への影響も不安で、この先が思いやられる」と語った。

  沖縄タイムス

中学生殴打で読谷村が抗議決議(OKINAWA)

中学生殴打で読谷村議会が抗議決議
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米兵による住居侵入傷害事件に抗議する意見書と
決議を全会一致で可決した読谷村議会=5日午前

 【読谷】読谷村古堅で発生した米軍嘉手納基地所属の米兵による住居侵入・傷害事件で、読谷村議会(新垣修幸議長)は5日、臨時議会を開き、事件への抗議と、身柄の日本側への引き渡しなどを求める意見書と決議を全会一致で可決した。
同日中に米兵が所属する嘉手納基地や沖縄防衛局、在沖米国総領事館、外務省沖縄事務所へ抗議行動する。

 意見書と決議では「村議会が2米兵暴行事件で怒りの抗議を行った直後の蛮行で、断じて許すことはできない」と指弾。
「深夜、いきなり住居に不法侵入し、就寝中の生徒に暴力を振るい、不安と恐怖のどん底に陥れた蛮行は、沖縄がいまだに米軍の占領意識丸出しの無法地帯と言っても過言ではない」と批判した。

 さらに「深夜の外出禁止令や綱紀粛正が、何ら抜本的な解決策になり得ていないことが証明された」と指摘。
被害者への謝罪と完全補償、日本側への早急な身柄引き渡し、抜本的な再発防止策の公表、日米地位協定の抜本的改定を求めている。

  沖縄タイムス

多彩な舞台パフォーマンス (石垣島まつり・沖縄)

多彩な舞台パフォーマンス満喫 
「飛翔」テーマに石垣島まつり

きょう市民大パレード
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 石垣市制施行65周年第48回石垣島まつり2012(同実行委員会主催)は3日、真栄里公園で始まった。朝から曇天で雨が心配されたが、午後からは晴れ間ものぞく祭り日和。
初日は1万7000人(主催者発表)が訪れ、会場いっぱいに並んだ出店や多彩な舞台発表を満喫した。まつりのハイライト、市民大パレードは4日午前11時から新川小学校をスタートする。2273人が参加する予定。

 今年のまつりは、来年3月の新空港開港を控え、「飛翔」がテーマ。午前11時に白保公民館の獅子舞で幕開けしたオープニングセレモニーで実行委員会会長の中山義隆市長が「明日への創造と地域振興に寄与することを目的に開催したい」と述べ、市商工会の我喜屋隆会長の開会宣言で幕開けした。

 稚内市、岡崎市、犬山市商工会など石垣市と関係の深い都市の代表者らも出席し、まつりを祝った。

 会場は36の出店のほか、芝生広場には友好都市物産、地産地消展示即売、福祉関係団体展の各コーナーも。
各コーナーで購入すると、500円ごとにアトム通貨50馬力が配布され、隣接の「ぱいーぐるの杜」で抽選ができる。訪れた人たちは1等の「石垣~台湾往復航空券」(2組4人)を狙って一喜一憂した。

 出店はおもちゃコーナーが子どもたちに人気。射的、金魚すくい、くじ、シャボン玉釣りに夢中だった。

 舞台では一般公募団体、ゲストによる多彩なパフォーマンスがあった。

 一般公募で初出演の「妙RUNズ」は女性のゴスペルコーラスグループ。4~70歳までの女性が笑顔で元気いっぱい歌声を披露し、会場を活気づけた。
代表の高良和美さん(45)は「歌を歌って自分たちが元気になり、みんなも励ましたい」と声を弾ませた。舞台のとりは、子どもたちにも大人気の石垣島出身従兄弟ユニット「きいやま商店」。
会場の盛り上がりは最高潮に達した。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time15:26

最高潮 まつり最終日(石垣島・沖縄)

市民大パレードで最高潮 石垣島まつり最終日
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市制施行65周年を祝う友好都市も花添える

 第48回石垣島まつり2012は最終日の4日、ハイライトの市民大パレードが市役所通りで行われ、50近い団体から2000人以上が参加した。
前半はあいにく雨天となったが、沿道には大勢の見物客が詰めかけ、雨にぬれながら演舞をする人たちに温かい拍手と声援を送った。真栄里公園は郷土芸能の舞台発表や石垣市の65歳の誕生会で盛り上がった。
パレードを含めた来場者は延べ3万人(主催者発表)。フィナーレは、約350発の打ち上げ花火が夜空を彩った。

 パレードは午前11時、新川小学校をスタート。横断幕に続き、今年は石垣第二中学校マーチングバンドが先導した。市内8小学校の鼓笛隊やエイサー、13団体の旗頭、各団体の趣向を凝らした演舞が次々と繰り広げられた。

 友好都市の北海道稚内市から訪れた市民交流団のメンバーら60人は創作ダンス「南極おどり」を披露。「稚内にもお越し下さい」とPRした。参加した男性は「稚内は9度くらいなので暑いくらいです」と話し、南国の暖かさに動きも軽快。愛知県犬山商工会議所の「夢っ娘」、岡崎市のグレート家康公「葵」武将隊、岩手県盛岡市の「さんさ好み」もパレードに花を添えた。

 県建設産業団体連合会と台湾の復興航空は飛行機の模型を行進させ、新石垣空港への期待を表現。石垣市民踊愛好会は「新空港は夢ひらく」の曲に乗せて新空港の開港に夢を託した。最後は総勢100人余の琉球國祭り太鼓が勇壮な舞いでパレードを締めくくった。

 一方、真栄里公園では親善友好都市芸能団の演技、大工哲弘さんのライブ、郷土芸能の夕べ特別公演があり、会場の人たちも踊ったり、手拍子を送ったりして舞台芸能を満喫した。
 打ち上げ花火のカウンダウンを前に司会と中山義隆市長の音頭で「誕生日のうた」を合唱、くす玉を割って市制施行65周年の節目を祝った。打ち上げ花火には、何度もどよめきと拍手が起きた。

  八重山毎日新聞

「NO」撮る 比嘉さん (OKINAWA)

「NOオスプレイ」撮る 比嘉さん(浦工)金賞
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復帰40周年企画県高校生フォトコンテストで比嘉さんが
金賞を受賞した作品「NOオスプレイ」
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       比嘉緩奈さん
 復帰40周年企画県高校生フォトコンテストでこのほど、
9月30日の米軍普天間飛行場野嵩ゲート前で、市民の抗議運動を撮影した比嘉緩奈さん(17)=浦添工業高2年=の作品「NOオスプレイ」が金賞を受賞した。
4日、表彰式があった。同コンテストは県高校総合文化祭の写真部門大会として実施、テーマは「復帰40年目のオキナワ」。
怒号や悲鳴が飛び交い、市民と警官隊がぶつかり合う中、
撮影した比嘉さんは「話をして、写真を撮らせてくれた方々
に感謝したい」と受賞の感想を話した。

 9月30日の朝、比嘉さんは新聞を読み、普天間飛行場の
ゲートが封鎖されたと知った。
「何が起きているんだろう」。比嘉さんはカメラを持ち、自宅近くの佐真下ゲートまで行った。座り込みをする男性に恐る恐る声を
掛けた。「撮っても良いですか」。
おじさんは高校生だと分かると「いいよ」と笑顔で答えたという。

 佐真下、大山、野嵩、三つのゲート前を回った比嘉さん。
大山、野嵩ゲート前では緊迫感のある現場に尻込みしそうに
なった。「県民を守るのが警察だろ」「なんでアメリカーを守るのか」。ゲート前に止められた車、座り込む人々を警察が排除しようとしている。
比嘉さんは、緊迫感のある現場に尻込みしそうになりながらも、必死でシャッターを切り続けた。

 翌日、抗議の声は届かずにオスプレイは沖縄へ配備された。今でも座り込みを続ける人々に比嘉さんは心を痛める。「どうなるかは分からないけど、今後も写真を撮って、自分なりに考え続けたい」と話した。


  琉球新報
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category取材裏話  time10:56

奄美・琉球世界遺産化(OKINAWA)

奄美・琉球世界遺産化でシンポ

 「奄美・琉球諸島」の世界自然遺産登録に向けたシンポジウムが4日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた。環境省は来年1月、登録の前提となる暫定リストの掲載を予定しており、シンポを機に地元の合意形成、対象地域の国立公園化などを本格化させる。

 シンポは環境省が県、琉球大学と主催。日本各地の世界自然遺産登録に関わった国際自然保護連合(IUCN)のレスリー・モロイさんを招き、鹿児島県でも事前に開いた。

 那覇会場で、モロイさんは「奄美・琉球の生物多様性は顕著な普遍的価値があり、その条件は満たせる」と指摘。その上で、「希少種の生息地が公有地でないこと、法的保護がないことが大きな課題だ」とした。

 終了後、参加者が米軍北部訓練場の存在を質問したのに対し、「軍事基地は平和の象徴である世界遺産になじまない。基地周辺を登録するにしても、緩衝地帯などの工夫が必要になるだろう」と答えた。

 環境省は西表島、やんばる、奄美大島・徳之島の3カ所を国立公園化し、世界遺産に登録したい考え。シンポには県内の関係4首長も出席し、「生活や産業と共存共栄になれば理解、協力を得られる」などと発言した。

  沖縄タイムス
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category沖縄観光  time10:48

ピカリャークッキー発売 ネコのゆるキャラ (八重山・西表)

ピカリャークッキー発売 
イリオモテヤマネコのゆるキャラ

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ピカリャークッキーをPRするピカリャーと川満栄長町長
=1日、竹富町役場

 【竹富】イリオモテヤマネコをモチーフにした竹富町のゆるキャラ「ピカリャー」のデザインを使用した「ピカリャークッキー」が1日、発売された。

 町は新たな土産品として期待している。ピカリャーは竹富町が開催するイベントに登場し、特技のモーヤー(カチャーシー)を披露するなど、町内では人気を博している。
開催中のゆるキャラグランプリ2012にもエントリーし、全国各地のゆるキャラと人気を争っている。

 これまでに携帯ストラップ、缶バッジ、手拭いの商品が発売されており、クッキーはピカリャー商品の第4弾。

 クッキーは町観光協会と菓子店の八重山南風堂(石垣市、長濱光江社長)がコラボした商品。バター風味の丸いクッキーにピカリャーの顔や全身が描かれている。

 1箱24枚入りで値段は1050円(税込み)。石垣市、竹富町の土産品店などで販売するため、八重山以外で購入することはできない。

 観光協会事務局は「ピカリャーの全国的な知名度はまだまだ。クッキー発売を機会に竹富、八重山を盛り上げ、日本を元気にしたい」と意気込んだ。川満栄長町長は「クッキーはおいしいので、あとはどうPRするかが課題だ。行政としても各地へ出向く際のお土産にして一役買いたい」と話した。


  琉球新報

外来魚釣って味わう (久米島、沖縄)

外来魚釣って味わう 久米島、環境保全へ120人参加
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思い思いの場所へ糸を垂らし、外来種を釣る参加者
=10月21日、久米島町のカンジンダム

 【久米島】農業用ダムの水質浄化と外来種の駆除を目的に、県対米請求権事業協会の助成を受けて「外来魚を釣って食べよう~ハッピー・エコ・リュクス」(NPOホタルとサンゴの島から主催、與儀大志理事長)が10月21日、カンジンダム南棚田で開催された。子どもから大人まで約120人が参加した。

 與儀理事長は「島内外の釣り人と協力して今年で6回目の開催。島の自然を守りながら楽しめることを知ってもらい、より高度な地域活性化につなげたい」と話した。

 参加者は、あらかじめ用意された外来魚の天ぷらを食べた後、思い思いの場所へ糸を垂らし、生態系に影響を及ぼす外来魚のテラピアやブルーギルを、同じく外来種であるグッピーやジャンボタニシを餌に釣りを楽しんだ。

 大物賞1位の宮里雄朔君(仲里小3年)は「28センチのテラピアを釣った。
2年連続で優勝できた」と喜び、数釣り賞1位の伊関海君(仲里中1年)は「たくさん釣れてとても楽しかった」と話した。

 (盛長容子通信員)


  琉球新報
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categoryグルメ  time10:08

公開ソフトウエア アジア会議 沖縄で初開催(OKINAWA)

公開ソフトウエア 13日にアジア会議 沖縄で初開催

 インターネット上の公開プログラム、オープンソースソフトウエア(OSS)の普及を図る「第11回北東アジアOSS推進フォーラム」(主催・日本OSS推進フォーラム)本大会が13日、那覇市のホテル日航那覇グランドキャッスルで開かれる。
日本、中国、韓国の持ち回りで、今回は県内で初開催する。
参加無料。

 同フォーラムは日中韓のOSS推進フォーラムで構成し、国内で4回目の開催。沖縄がIT振興に力を入れ、地理的に中国と韓国に近く連携の可能性があることから開催が決まった。本大会は各国フォーラムの代表や「技術開発・評価」「人材育成」など四つのワーキンググループが活動報告する。

 14日は人材育成に関する講習「トレーニングキャンプ」を予定。12日にはレセプションディナーも開かれる。共催のフロム沖縄推進機構は「日中韓の関係者が一堂に集う貴重な機会。ぜひ参加して」と呼び掛けた。問い合わせは同機構(電話)098(859)1831。


  琉球新報

米兵中学生傷害事件 身柄求めずに怒り(OKINAWA)

米兵中学生傷害事件 
地位協定に不満噴出 身柄求めずに怒り
 

読谷村で起きた米空軍兵とみられる男による住居侵入中学生傷害事件は、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備強行、米海軍兵による集団女性暴行致傷事件でかき立てられた県民の怒りを一層強めた。
日米両政府と米軍が再発防止を誓っても後を絶たない米兵事件の続発と、日米地位協定の改定に背を向けた政府の姿勢に対し、「基地の全面撤去運動になる」(新垣修幸読谷村議会議長)など、基地撤去を求める声が強まり始めた。

 藤村修官房長官は米側が捜査に全面協力する姿勢を示していることを挙げ、起訴前の身柄引き渡しを米側に求めない考えを示した。一方、10月に起きた米海軍兵による集団女性暴行致傷事件を受け、米側が深夜外出禁止措置を講じてからわずか2週間で今回の事件が起きた。
県内からは厳しい態度で身柄を要求すべきだとの不満の声が噴き出している。

 日米地位協定第17条5項(C)は米軍人の容疑者の拘禁について、身柄が米国にあるときは日本側の起訴まで米側が引き続き身柄を確保することを明記している。
一方、殺人や強姦などの凶悪な犯罪の場合は米側の好意的な考慮で起訴前に日本側に身柄を移すことで日米が合意している。

 今回の事件は凶悪犯罪に当たらないが、県幹部は藤村氏が身柄を求めない考えを示したことに対し「(米側への)悪しきメッセージになる」と日本側が厳しい姿勢で臨むことを求める。
「一つの害の軽重でなく、連続して事件が起きていることを重大視すべきであって、日本政府が引き渡しを求めないのはおかしい」と、発生当日に地位協定への波及を抑えようした動きを厳しく批判する。

 在日米軍は、集団女性暴行致傷事件を受け、10月19日から日本にいる全ての軍人を、午後11時~午前5時の深夜外出禁止とする再発防止策を始めているが、再発防止につながらないことが浮き彫りになった。

 沖縄対外問題研究会顧問の宮里政玄氏(元琉球大学教授)は、「沖縄は米国が占領していたところであり、植民地というように見ている態度の表れではないか。
同じような状況は米本土では起きない」と、沖縄を軽んずる米軍の本質的な問題であると指摘する。併せて日本本土の沖縄への「蔑視感情」も問題が解決しない原因に挙げる。

 一方、外務省は、起訴前の身柄引き渡しの必要性がないとの姿勢だ。同省幹部は「ルース大使は捜査に全面的に協力することを明確にしている。捜査上の必要性や犯人逃亡の恐れがあるかどうかで判断するが、この点から今回は身柄引き渡しを要請する必要はない。捜査当局からも求めがない」と説明する。凶悪事件でない今回のような事件で、過去身柄引き渡しの要請をしたことがない先例も強調する。

 政府内は、今回の事件で日米地位協定見直しの声が高まることを懸念する。別の外務省幹部は「今回の事件は、米側が決めた外出禁止のルールが守られていないということが問題だ。地位協定は直接関係ない」と地位協定見直し論をけん制した。


 (内間健友、問山栄恵)


  琉球新報

2012-11-04

古式ゆかしく古都行進 (OKINAWA)

古式ゆかしく古都行進 王朝祭り
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総勢300人が首里城周辺を練り歩いた第47回
琉球王朝祭り首里「古式行列」=3日、那覇市首里金城町

 第47回琉球王朝祭り首里「古式行列」(首里振興会主催)が3日、那覇市の首里城周辺で行われた。琉球王朝時代に国の安泰と農作物の豊作を祈願した儀式を再現。
古式ゆかしい衣装をまとった総勢約300人が首里城から
龍潭(りゅうたん)通りを練り歩いた。

 首里城正殿で摂政や三司官らに迎えられた国王と王妃は守礼門をくぐって御轎(ウチュウ)と呼ばれるみこしに乗り、行列が始まった。周囲は見物客でごった返した。

 香港から初めて沖縄を訪れ、熱心に写真撮影していた麥翠文(マッチュイメン)さん(32)と碧心(ピクサム)さん(30)姉妹、友人の馮彦加(ファンインカ)さん(37)は「中国の文化に似ている。街並みと衣装の雰囲気が合っていて素晴らしい」と喜んだ。


琉球新報
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category沖縄観光  time16:56

2012-11-02

沖尚、九州制覇 (OKINAWA)

【電子号外】沖尚、九州制覇 神宮大会出場へ
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 【長崎県で石川亮太】
来春の選抜大会出場への重要な選考資料となる高校野球の秋季九州大会(第131回九州大会)決勝は2日、長崎県営球場(ビッグNスタジアム)で行われ、沖縄尚学が5―0で済々黌(熊本)を破って秋季大会初優勝を飾った。同校の九州大会制覇は2005年春以来、7年ぶり。

 決勝進出で県勢3年ぶりの選抜大会をほぼ確実にしている沖尚は、九州Vでさらに弾みをつけた。

 沖尚は九州地区代表として、明治神宮大会(10日~)に出場する。

 沖尚は0―0の九回表、済々黌の好投手大竹耕太郎から3四死球で満塁とすると、7番平良勇貴が中越えの3点適時打で先制。その後も連打を浴びせ、打者一巡の猛攻で一挙5点を入れて勝負を決めた。

 投げては、先発宇良淳が6回を3安打無失点に抑えると、七回から継いだエース比嘉健一朗もピンチを迎えながらも要所を締め、零封した。

▽決勝
沖 尚 000000005|5
済々黌 000000000|0


 沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time17:24

サンゴの再生可能に (八重山・沖縄)

サンゴの再生可能に 水産総合研究センター
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増殖技術を開発、幼生の平均生存率18%

 独立行政法人水産総合研究センターは1日、「人工的に生産した造礁サンゴの幼生を高い確率で着生・生育させる増殖技術を開発した」と発表した。
八重山など沖縄のサンゴ礁は、海水温上昇による白化現象やオニヒトデ食害などで厳しい状況にあり、再生が急務の課題とされている。だが、これまでの増殖研究では、自然環境下での生存率が1%程度にとどまっていた。
それが今回、世界で初めて平均生存率18.1%に高められた。この技術により、岩盤の乏しい砂地やガレ場のような海底でも「手間をかけずにサンゴ群集を修復・造成することが可能」としている。

 研究は石垣市内の西海区水産研究所亜熱帯研究センターと、国内大手グレーチングメーカーの(株)ダイクレが、2007年から共同で行った。

 サンゴの移植は生き残りが極めて低く、大規模に実施するにはダイバーの人件費もかさんで効果が疑問視されている。
これに対してサンゴの幼生を利用した増殖技術は一度に大量の幼生を運ぶことができ、海底への接着はサンゴ自ら行うため、大規模な修復向きとして期待されている。

 しかし、幼生の着生に成功しても、半年後には1%程度しか生存せず、実用化が困難だった。

 今回の共同研究は、枝状のミドリイシ属サンゴを主な修復対象とし、着生した直後の稚サンゴが生き残りやすい増殖用基盤の開発に取り組んだ。

 生存率を高める方策として(1)幼生の最適な密度
(2)基盤の2段重ね(3)格子間隔などの改良を行い、
昨年5月に小浜島南に設置したところ、着生から約1年3カ月後に平均18.1%の生存を確認した。

 これまで水槽で移植用種苗を生産する試験では、生存率約60%という報告例もあるが、実際に海で手を加えずに実験した増殖サンゴが10%以上生存していたのは世界で初めて。

 この技術は今月22日から東京大学で行われる日本サンゴ礁学会で発表される。

 八重山ではサンゴ礁の減少で魚類の資源枯渇も深刻化
しており、再生技術の進展が期待される。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time15:41

琉球舞踊で交流 シンガポール(OKINAWA)

琉球舞踊で交流 シンガポールミレニア校生
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鮮やかなヌチバナを首にかけて南風原高の生徒から
琉球舞踊を習うミレニア校の生徒=1日、県立南風原高校

 2日に沖縄市民会館で開かれる「高校生国際文化交流フェスティバル」に参加するシンガポールのミレニア・インスティテュート校の生徒15人が1日、県立南風原高校(山田保校長)を訪れ、郷土文化コースの生徒から琉球舞踊を習うなど交流を深めた。

 ミレニア校の生徒は、安里屋ユンタに合わせて踊る琉球舞踊に挑戦した。
生徒らは、花をあしらった鮮やかなヌチバナを首にかけ、「ヒーヤ」や「サーユイユイ」の掛け声とともに笑顔で踊りを練習した。ハヤシ・ヨシヒト君(19)=ミレニア校1年=は「シンガポールのダンスと比べて、掛け声があってリズムに乗りやすい。
とても楽しかった」と笑顔を見せた。
熱心に踊りを教えていた呉屋龍君(16)は=同コース1年=は「一緒に踊ることができてよかった」と交流会を振り返った。同フェスティバルは沖縄本土復帰40周年を記念し県高文祭の一環で催される。午後1時に開会する。


  琉球新報
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category地域情報  time13:04

紅茶でアイス 香り生かした味(OKINAWA)

名護産紅茶でアイス 香り生かし濃厚な味
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紅茶の香りを生かしたアイスと原料の茶葉

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新商品アイスを紹介する(左から)比嘉猛代表、
杉島律子代表、水田正明社長=1日、名護市伊差川

 【名護】金川製茶(名護市、比嘉猛代表)が生産する無農薬紅茶を使ったアイスクリーム「琉球ロイヤルミルクティー」が1日、ブルーシール(浦添市、水田正明社長)から発売された。
シングル1万5600個分の数量限定販売。紅茶の香りを生かした濃厚な味わいが特徴だ。同日、名護市伊差川の茶畑で会見した関係者は「県産紅茶振興につながれば」と期待した。

 商品企画を手掛ける美ら花(沖縄市、杉島律子代表)の提案で実現。紅茶用の品種「べにふうき」をパウダー状にして原料に混ぜ、加熱して香りを出した。
比嘉代表は「紅茶の香りを引き出してくれた。生産者として感謝したい」と味に満足。水田社長は「好評なら増産も考える。名護の紅茶を活用して新たな産業創出につながれば」と期待した。

 会見には日本茶業技術協会の武田善行会長も同席し「酸性土壌で育つ茶はやんばるに適している。紅茶が産業として根付くきっかけにして」と話した。ブルーシールの直営店、パーラー30店舗で販売される。価格はシングル1個300円(税込み)。


  琉球新報
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categoryグルメ  time13:01

港川人、故郷に戻る (OKINAWA)

港川人、故郷に戻る 八重瀬で里帰り展
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初めて里帰りした港川人の化石を鑑賞する関係者ら
=10月23日、八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館

 【八重瀬】
約1万8千年前の化石人骨「港川人」を発見した故大山盛保さんの生誕100周年に当たり、その功績と港川人発見の意義を考える企画展やシンポジウムが開催されている。
県立博物館・美術館に保管されている港川人の化石の里帰り展が、化石が出土した八重瀬町の具志頭歴史民俗資料館で10月23日から開幕した。

 県立博物館・美術館と同資料館合同の企画展「大山盛保生誕100年記念・発見への情熱」の一環。
比較的保存状態の良い実物の港川人3号、4号のほか、1号の模型を展示している。初の里帰り展で、来年1月20日まで開催する。

 実業家だった大山さんは1967年、購入した石材からイノシシの化石を発見したことをきっかけに、八重瀬町港川の採石場で調査を始めた。68年には人骨化石を発掘。
この発見を契機に学術調査が実施され、ほぼ全身を含む5~9体分の人骨が見つかった。同人骨群は、旧石器時代の人類の特徴を研究する上で世界的にも貴重な資料とされている。

 23日、企画展開幕を記念して式典が催され、日本人類学会の金澤英作会長は「大山さんの発見は人類学においても最高峰の業績。展示会に多くの人が訪れ、人類学の面白さを感じてほしい」と呼び掛けた。

 里帰り展のほか、11月3日には、シンポジウムが八重瀬町立中央公民館で開かれる。県立博物館・美術館では、12月7日~1月20日まで企画展が催される。


   琉球新報

外国人向けMMを発信 ジェンさん(八重山・沖縄)

外国人向けMMを発信 国際交流員のジェンさん
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 石垣市は10月から、市内在住の外国人向けメールマガジンを発信している。
中国語と英語で市内のイベント情報などを月1回のペースで配信するもので、市企画部秘書広報課の国際交流員、ジェン・マーサ・キューさんは在住外国人や中国語、英語に興味のある市民に登録を呼びかけている。

 同事業は、市民間の情報サービス格差低減が目的。電子メールの登録アドレスに市政、地域行事、生活に重要な情報を自動配信するもの。
 市内には、9月末現在で33カ国から265人の外国人が居住しており、ジェンさんは「これまでは3カ月に一度、ニュースレターを発行していたが、イベント情報は毎月、細かく出した方が伝えることができるかと思い、メールマガジンをスタートした。要望があれば日本語版も考えていきたい」と話し、メールマガジンの登録を呼びかけている。

 登録は石垣市ホームページの秘書広報課(http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/100000/100300/index.htm)からアクセスできる。問い合わせは同課(82—1243)。

  八重山毎日新聞
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category沖縄観光  time09:32

船浮校運動会に… 児童は2人ですが(八重山・沖縄)

船浮校運動会に100人余 児童は2人ですが…
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近隣4校が船で駆けつけ

 【西表】船浮小中学校(松原健蔵校長、児童2人)の運動会が10月28日、同校運動場で開かれた。
同校の児童は5年生の石垣大陽君(11)と2年生の池田元氣君(8)のみ。テーマには2人の名前にちなみ、「太陽サンサン 元気もりもり 運動会 がんばるぞ!」が掲げられた。
プログラムはエイサーや総力リレー、玉入れなど多彩で、ほとんどの演目に地域住民が参加可能。あいにくの雨模様にもかかわらず100人もの近隣住民が海を渡り、極小規模校の運動会に駆けつけた。
(松井弥恵子記者)

 同校は1924年、船浮部落学校として設立。児童・生徒数は安定しておらず,幾度となく廃校の危機にさらされてきた。

 運動会には西表小中、上原小、白浜小、鳩間小からも教職員や児童生徒らが参加。近隣の住民も大勢駆けつけ、同校の一大イベントを盛り上げた。

 プログラムでは石垣君や池田君、同校教職員らの「エイサー」や保護者や地域住民も加わった「ダイナミック船浮」など多彩な演目を次々に繰り広げた。

 フォークダンスでは、懐かしのメロディーに合わせて老若男女
が顔を見合わせながら和やかな時間を満喫。昼休みには、地域住民や同校教職員らが丹精込めて作った「いのししそば」が振る舞われ、参加者たちが舌鼓を打った。

 白浜小で教員を務めている孫を応援しにきたという佐々木恵美子さん(80)=名古屋市在住=は「本土ではこんな運動会はあり得ない。離島の良さを感じる温かい運動会だね」と笑顔。

 白浜から来たという宮国勝枝さん(67)は「なかなか会えない人との再会も楽しみで毎年来ているよ」と語った。

 石垣君は「朝は雨が降ってどうなるかと思ったけど、運動会が大成功してとてもうれしい」、池田君は「2年男子のかけっこで1番になれたのがうれしかった。来年もエイサーを頑張りたい」と感想。

 松原校長は閉会式で「たった2人だが、100人分以上の頑張りを見せてくれた。今後の学校生活に生かしてほしい」と激励した。

  八重山毎日新聞
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category地域情報  time09:27

2012-11-01

[有釣天]タチウオ 「マズメ」狙い目 3時間で9匹をゲット

[有釣天]タチウオ 「マズメ」狙い目 
3時間で9匹をゲット 
 名嘉山博

 磯から釣れる大多数の魚は朝夕の「マズメ」と呼ばれる時間帯に食いが集中する。マズメの中でも特に、朝日や夕日が水平線を通過するころ、分単位で周囲の明るさが変化していく時間帯にはウキ・カゴ・打ち込みとジャンルを問わず、魚信が出る可能性が高い。

 「今年もそろそろかな?」とソワソワする釣り人も多いタチウオ釣り。どうやら各地で釣れ始めているようだ。フィシュイーターで小魚などを追って漁港や汽水域で群れになって行動する魚。朝夕のマズメに入れ食いする。

 北中城村の金城和樹さんは一月前から浦添市牧港川河口でタチウオを狙ってテストフィッシング。13日には午前6時からスタートして30分後に80センチクラスをヒットさせた後、午前9時30分までに9匹。13日、20日にもタチウオをヒットさせている。ワームと呼ばれるゴム製の疑似餌を、針とオモリがセットになったジグヘッドにセットしてキャストする。鋭いタチウオの歯でボロボロになるが、8個前後入っているので傷ついたら交換する。「寒くなるこれからが本番です」と金城さんは教えてくれた。

 内湾の砂泥地を好むチヌ、潮ハケが良く透明度が高い場所に多いタマン、回遊性の魚で動く餌を追っていることの多いオニヒラアジ。いずれも、ベテランが狙いを絞るポイントは全く異なる3種の魚。季節の変わり目かな? それとも台風の影響かな? 3種の魚が同じ場所で釣れ話題となっている。

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13日、浦添市牧港川の河口で73・5、73、71センチ
のタチウオなど9匹を釣った金城和樹さん。6フィートの
ロッド、道糸PE1・5号、ママワーム(オレンジ/ピンク)

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21日、泡瀬漁港で40・3センチ、1・06キロ
のチヌを釣った島袋武士さん。餌はエビ

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21日、本部海岸で42・5センチのミーバイ
を釣った宮里一眞君(左)

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11日、恩納村瀬良垣の海岸でチン、タマン、オニヒラアジ
を釣った知名優佑さん。道糸PE8号、リーダー30号、
ハリス12号

 11日、うるま市の知名優佑さんは、いつもタマン狙いで訪れる恩納村瀬良垣の海岸水深1メートル前後を望む護岸からシガヤーダコの餌を10メートル先にチョイ投げ。台風の余波でリーフエッジは白波で騒がしい。北北西の風を背にした状態で海面を確認すると強い濁りで何かが釣れそうな予感。すると、午後1時に意外な魚のヒット、恩納村ではあまり数釣れないチヌの40センチ弱だ。取り込み後に同じ場所にシガヤーダコを送り込むと、5分後に55センチ、1・9キロのオニヒラアジが釣れた。午後4時には2・78キロのタマン、全く同じ場所で、珍しい三者の共演。こんなことがあるから釣りは面白い。

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21日、那覇市三重城の海岸で50.4センチ
のカマスを釣った仲田健人さん

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20日、うるま市の天願海岸で42・1センチ、1・2キロ
のチヌを釣った城間啓二さん  


 (釣りPower)


  沖縄タイムス
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categoryスポーツ  time18:24

 デザインマンホール模型 (OKINAWA)

手作りから機械加工へ デザインマンホール模型 
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デザインマンホール模型製作の代替技術について説明する
沖縄鋳鉄工業の新城祐功専務=31日、西原町の同社

 県内各市町村の特徴を描いたデザインマンホールの鉄ふたを製造する沖縄鋳鉄(ちゅうてつ)工業(西原町、真志喜実社長)は鉄ふた部分の模型製作で、コンピューターを使った設計支援システム(CAD)など先端技術を取り入れた代替技術の確立に成功した。沖縄発祥というデザインマンホール。
同社は県内唯一の製造元で、従来は技術者一人が手作業で製作してきた。代替技術が確立したことで県内生産のさらなる継続が期待されている。

 デザインマンホールは1977年、那覇市が魚をデザインした
マンホールのふたを導入したことに始まる。
それらマンホールデザインの模型の製作者が「現代の名工」に選ばれた神山寛盛さん(83)で、デザイン画のみを基にアルミニウム板から糸のこで切り出していた。

 マンホールは溶けた鋳鉄を、かたどられた専用の砂に流し込み製造する。その砂の形を作るために、デザイン模型を使う。
模型を押し込み、砂を崩さずに引き抜くには模型の彫り込みを斜めにし抜けやすくする必要がある。

 沖縄鋳鉄工業では、糸のこに代わる切断法として、ワイヤ加工機やレーザー加工機の利用を考えてきたが、勾配を付け加工する必要があるため、加工物に対し垂直に動く両機器では対応が難しいと判断。そこで金属を削る工作機による切削法に着目し、CADなどと組み合わせて使い、技術面とコスト面の課題を解決した。

 神山さんは同社を定年退職後も嘱託として作業を請け負ってきた。デザインマンホールの製品化は神山さんの高い技術力に支えられていた。
一方で同社はデザインマンホール製造を年間約2千枚受注。
模型は4千~5千回の押し込みで摩耗する。技術者の高齢化に伴い代替技術の確立が急務となっていた。

 同社は県工業技術センターと連携。県の支援も受け技術開発に取り組んできた。
新城祐功専務は「これで技術を残していける。技術者が引退するまでは、継続して担当してもらうが、その先も模型の更新や新規発注に対応していけるだろう」と話した。

 (謝花史哲)


  琉球新報
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category地域情報  time16:54

騒音最大97・3デシベル (OKINAWA)

騒音最大97・3デシベル オスプレイ配備1カ月

 【宜野湾】
オスプレイが米軍普天間飛行場に配備後、周辺の住宅地を通過時の騒音は最大97・3デシベルを記録したことが31日、県と宜野湾市の調べで分かった。
市の1カ月間の目視調査では、同飛行場での離陸・着陸・通過が少なくとも計112回に達した。1日で配備されて1カ月がたつが、夜間飛行やヘリモードでの飛行を制限する日米合同委員会の合意に反し、住民生活に悪影響を及ぼす訓練が続いている。

 防音工事が施されている普天間第二小学校の教室内では、人に不快感をもたらす低周波音が窓を閉め切った状態でも国の基準値(普天間飛行場の辺野古移設に向けて作成した環境影響評価での基準値)を大きく上回ったことも分かった。琉球大学の渡嘉敷健准教授(環境工学・騒音)が29日に実施した調査で明らかになった。

 渡嘉敷教授は児童への影響を懸念した上で「一般の住民にはより影響が大きいと予想される」と話した。
29日午後6時19分、オスプレイの離陸時に50ヘルツの周波数帯で87・7デシベル(基準値78)を記録した。体感レベルでは基準値の2倍に迫る値で、強い不快感が想定される。

 県と市の調査では、19日午後1時50分、滑走路南端に近い上大謝名地区で着陸時に97・3デシベルを記録した。
29日午後3時52分には96・1デシベル、翌30日には飛行が制限される時間帯の午後10時23分に88・5デシベル(騒々しい工場内に相当)を記録した。いずれもオスプレイの着陸時だった。

 オスプレイは10月1日の配備初日から基地外の上空をヘリモードで飛行しているのが確認され、日米合意がほごにされた運用が常態化。
10月下旬からは訓練の回数・内容も激化した。23日には夜間飛行が始まり、30日には日米の騒音防止協定で飛行が制限される午後10時以降に飛行した。
伊江島や本島北部の施設を中心につり下げ訓練も実施され、飛行ルート下の住民をはじめ県民に不安や反発が広がっている。


 (増田健太)


  琉球新報

沖尚決勝進出、センバツ濃厚  (沖縄 )

沖尚が決勝進出、センバツ濃厚 九州高校野球
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沖尚-創成館 1回沖尚1死満塁 久保柊人の中前適時安打で二塁からホームに生還する名嘉昇司
=1日、長崎県営野球場

          1 2 3 4 5 6 7 計
沖縄尚学     4 1 0 0 1 1 1 8
創成館(長崎) 0 0 0 0 0 1 0 1 (7回コールド)



 来春の選抜大会の参考資料になる高校野球の第131回九州大会は1日、長崎県営野球場で準決勝を行い、沖縄代表の沖縄尚学が8―1で創成館(長崎)にコールド勝ちし、決勝進出を決めた。沖尚の選抜大会進出はさらに濃厚となった。 沖尚は初回、創成館の先発・大野拓麻の立ち上がりを攻め、四死球と連続安打で4点を先制した。2回と5回にも打線がつながり、1点ずつを追加。6回と7回にもさらに1点ずつを加え、創成館を引き離した。投げては比嘉健一朗と宇良淳の継投で逃げ切った。


【琉球新報電子版】


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categoryフォトログ  time16:42

海洋実習出発─宮古総実 (沖縄)

2年生21人、海洋実習出発─宮古総実高校
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 県立宮古総合実業高校 (下地盛雄校長) 海洋科学科2年生21人の2012年度第7次沿岸航海実習が31日から始まった。 同日午後4時半から乗船式が行われ、 代表で譜久村勝彦くん (海洋技術コース) が 「不安や期待でいっぱいだが、 一緒に勉強しながらがんばり、 心も体も一回り大きくなって帰ってくる」 と決意を述べた。

 今回の実習は、 11月21日までの22日間。 船上で様々なことを学びながら東京湾、 神戸港を巡ったあと那覇港に入港し、 産業教育フェアー見学も予定している。
乗船式では、 在校生が安全祈願の 「ゴーヘイスタンバイ」 を披露したあと、 下地校長が 「宮古、 沖縄の水産業を担う者に求められることを自覚して生活し、 心も体も鍛えて帰って来てほしい」と激励。
海邦丸五世の金城勝船長が 「船上での生活に早く慣れ、
1つでも多く船のことを学んでほしい」 と呼びかけた。


  宮古新報




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category地域情報  time09:26